JPH0555175U - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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Publication number
JPH0555175U
JPH0555175U JP11231891U JP11231891U JPH0555175U JP H0555175 U JPH0555175 U JP H0555175U JP 11231891 U JP11231891 U JP 11231891U JP 11231891 U JP11231891 U JP 11231891U JP H0555175 U JPH0555175 U JP H0555175U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
name
image
cloth
printing surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP11231891U
Other languages
English (en)
Inventor
克巳 松永
Original Assignee
日栄興産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日栄興産株式会社 filed Critical 日栄興産株式会社
Priority to JP11231891U priority Critical patent/JPH0555175U/ja
Publication of JPH0555175U publication Critical patent/JPH0555175U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば注文者のオーダによって作成された名
前を含む画像を簡単に布地の表面に形成することができ
るようにする。 【構成】 ホットメルトタイプの糊剤からなり、その一
方の面が印刷面2aとされた接着剤層2と、同接着剤層
2の他方の面に貼着された剥離紙層3とを備え、接着剤
層2の印刷面2aには、コンピュータで入力されモニタ
に表示された少なくとも名前を含む画像が反転された状
態で被転写画像として印刷されている。使用に際して
は、所望とする大きさの被転写画像を切り取り、その印
刷面2a側を布地にあて、アイロンなどで加熱すること
により、その被転写画像を接着剤層とともに布地側に転
写する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、熱転写シートに関し、さらに詳しく言えば、例えばコンピュータ によってモニタ上で作成された氏名などが逆文字として印刷されていて、それを 布地などに熱転写する際に用いられる熱転写シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図柄が形成された布製のシールを胸のパッチや膝当てなどに使用するために当 該布の一方の面に図柄を形成し、他方の面に熱溶融性のいわゆるホットメルトタ イプの接着剤層を設け、その接着剤層を接着位置に当て、図柄形成側からアイロ ンなどを当てて接着剤を溶かして針で縫うことなくパッチや膝あてを付けること は従前から行われている。
【0003】 しかしながら、その用途はもっぱら補修用で、ある程度の厚みと強靭さが必要 とされていることから、特に薄手のシャツや下着などに付けられる名前入りのタ グなどへの適用は困難であった。
【0004】 そこで、例えば幼稚園に入園するにあたって、その持ち物に名前を記入すると きには、ペンで布地に直接書き入れたり、刺繍をしたり、名前を書き込んだ布き れを糸で止めたりするなどの方法が採られているが、その書き入れ数が数十にも およぶため、大変面倒がられている。
【0005】 このような面倒さを解決するため、例えば特開昭62−250242号公報に おいては、コンピュータシステムと電子ジャガード織機との結合により、予め指 定され、かつ、デザイン化された文字書体や絵模様と、名前、学年、組、電話番 号、血液型などのオーダ情報とを注文に応じて選択的に組み合わせて織りネーム に織り込むようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、あくまで織り込みによるものであるため、織り込む対象が限定 されるとともに、コストも当然高くなってしまう。
【0007】 また、この織りネームを洋服や靴下などに取り付けるにしても、最終的には針 と糸を使用しなければならず、結局のところ手数が掛かってしまうという問題が 残されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記従来の欠点を解決するためになされたもので、その構成上の特 徴は、予め設定された温度下での加熱によって溶融する糊剤からなり、その一方 の面が印刷面とされた接着剤層と、同接着剤層の他方の面に貼着された剥離紙層 とを備え、上記接着剤層の印刷面には、氏名などを含む画像を反転させてなる複 数の被転写画像が相似状に異なる大きさをもって形成されていることにある。
【0009】
【作用】
まず、例えばコンピュータで図柄を選択し、もしくは図柄を作成するとともに 、注文者からの氏名と字体を選択し、その氏名を図柄の傍、もしくは図柄の中に 入れて所望とする画像を形成する。
【0010】 その際、図柄の大きさおよび個数を指定して、大きさが同じものおよびその大 きさが相似状に異なるものを複数個作成することが好ましい。
【0011】 この氏名を含む図柄は、コンピュータで反転させられて接着剤層の印刷面に被 転写画像として印刷される。すなわち、同印刷面には氏名が逆文字として印刷さ れることになる。
【0012】 使用に際しては、この転写シートから適当な大きさのものを切り取り、印刷面 を布地にあて、剥離紙層の上からアイロンなどにて加熱する。
【0013】 これにより、氏名などを含む図柄が接着剤層とともに、その布地側に正転した 状態で転写される。その後、剥離紙層が剥離される。
【0014】
【実施例】
図1にはこの考案の一実施例に係る熱転写シートの断面図が示されている。こ れによると、この熱転写シート1は、予め設定された温度下での加熱によって溶 融するホットメルトタイプの糊剤からなり、その一方の面が印刷面2aとされた 接着剤層2と、同接着剤層2の他方の面に剥離可能に貼着された剥離紙層3とを 備えている。
【0015】 印刷面2aには、図2に例示されているように、長方形、楕円形および円形の 各枠内にキャラクター的な図柄とともに氏名を逆文字にて配置した被転写画像4 が印刷されている。
【0016】 この場合、楕円形および円形の枠に関しては、その大きさは同一とされている が、長方形の枠は、名前を付ける箇所を考慮して、その大きさが相似状に異なる 4種類のものが用意されている。
【0017】 これらの図柄および名前は、コンピュータによって入力された画像を反転して カラープリンタによって印刷面2aにプリントアウトすることができる。
【0018】 この実施例では、コンピュータによって所望とする画像をモニタ画面上で作成 し、同画像をフレームメモリに記憶させてプリントする公知のビデオプリンタに よっている。ただし、その出力を反転させるため、フレームメモリに記憶させる 際、あるいはフレームメモリから出力する際に反転回路を通し、左右反転させて いる。
【0019】 画像は使用する者もしくは所有する者の名前が異なることから、注文者の要求 に応じて適宜作成される。具体的には、図柄は何々、名前は図柄に対してどの位 置に入れ、大きさはどの位で、個数は幾つというような注文に応じてオペレータ ーがコンピュータ入力を実行し、モニタ画面上で確認して、転写シート1の印刷 面2aに印刷する。
【0020】 この場合、印刷面2aへの印刷は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー (Y)などのインクを領域別に塗布した面順次形インクリボンを使用した公知の カラープリンタを用いることができるため、特別なプリンタを用意しなくともコ ストが安く綺麗な多色印字が可能である。
【0021】 また、プリンタとしてはインクジェットプリンタなどの公知のプリンタも使用 できることはいうまでもない。
【0022】 なお、図柄は予めコンピュータ側に記憶させたサンプルを用意しておき、その サンプルから適宜注文者に必要な図柄を選択させることもできるし、コンピュー タグラフィックの手法により、図柄を任意に作成することもできる。
【0023】 さらには、自分で描いた図柄や名前をシール化することも当然容易である。こ の場合は、スキャナで予め注文者が用意したものを読み取っても良いし、X−Y 入力装置によって書き込んでも良い。その他、公知のコンピュータの入力手段が すべて採用される。このようにすることによって個性のある、その人独自の名前 シールが作成できる。
【0024】 上述のようにして作成された転写シート1は、図2に示す各図柄ごとに切り取 られてシール化される。すなわち、このシールを名前を付けたい部分、例えば布 製の靴袋の任意位置に、その印刷面2a側を当て、剥離紙層3の上からアイロン を中温にして140゜〜160゜程度の温度でしっかりと約10秒程度押さえる 。これによって、印刷面2aの被転写画像4が接着剤層2とともに布地側に転写 され、かつ、定着する。このようにして布地の靴袋に図柄と名前を確実に入れる ことができる。
【0025】 このように構成された転写シートは、例えば幼稚園や小学校への進学や進級に 際しての名札付けに大いに活用できる。なお、通常の場合、これらに記入するの は名前だけなので、画像を名前とともに記入できるということは、字が読めない 幼稚園児や保育園児にとっては自他の識別のため非常に有効であり、持ち物の紛 失や間違いを防ぐ効果は多大である。
【0026】 なお、この考案は注文に応じて任意に図柄や名前を作成し、これを簡単に布地 に転写できることを特徴にしているが、普遍的な名字や名前であれば、印鑑と同 様にして予めこれらの名字もくしは名前、あるいは名字と名前の組み合わせを作 成しておいて、レディメイドとして販売できることはいうまでもない。
【0027】
【考案の効果】
これまでの説明で明らかなように、上述のように構成されたこの考案によれば 、コンピュータによって任意に形成した名前と絵柄などの画像を布地の表面に加 熱によって転写して定着させることが可能となり、個性に富んだ名前入れが簡単 にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る熱転写シートの構造
を示す断面図。
【図2】同熱転シートの表面図。
【符号の説明】
1 熱転シート 2 接着剤層 2a 印刷面 3 剥離紙層 4 被転写画像

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された温度下での加熱によって
    溶融する糊剤からなり、その一方の面が印刷面とされた
    接着剤層と、同接着剤層の他方の面に貼着された剥離紙
    層とを備え、上記接着剤層の印刷面には、氏名などを含
    む画像を反転させてなる複数の被転写画像が相似状に異
    なる大きさをもって形成されていることを特徴とする熱
    転写シート。
JP11231891U 1991-12-25 1991-12-25 熱転写シート Pending JPH0555175U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11231891U JPH0555175U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 熱転写シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11231891U JPH0555175U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 熱転写シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0555175U true JPH0555175U (ja) 1993-07-23

Family

ID=14583672

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JP11231891U Pending JPH0555175U (ja) 1991-12-25 1991-12-25 熱転写シート

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51150414A (en) * 1975-06-17 1976-12-24 Koukichi Sakakibara Method of producing transferable sticken

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51150414A (en) * 1975-06-17 1976-12-24 Koukichi Sakakibara Method of producing transferable sticken

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324