JPS60115499A - 転写捺染布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は転写捺染布に関する。更に詳しくは、いわゆる
昇華転写捺染法と刺しゅうの技術を組み合わせて、深み
と立体感のある美しい絵柄を形成した転写捺染布に関す
る。

昇華転写捺染法と刺しゅうの技術を組み合わせて従来に
ない美しい捺染布を製作しようという試みは、例えば、
特開昭４８−９２６７３号公報に知られている。この方
法は、織布等に白糸で刺しれた刺しゅう模様を得るもの
である。従ってこの方法では、刺しゅう模様と転写柄は
一致している必要があり、仮に一致していないとすると
、刺しゅうの施されていない部分を含めて、一様に転写
柄が捺染されるばかりであった。

そこで、本発明者等は、この白糸に代えて金糸もしくは
銀糸を用いて織物や編物等の布地に刺しゅうを施し、こ
の刺しゅうを施した部分を含めてその周辺にも昇華転写
捺染を施すと、この刺しゅう部分とその周辺ではその色
彩が異なり、深みと立体感のある美しい絵柄が得られる
ことを発見して、本発明を完成した。

本発明に係る金糸あるいは銀糸は任意のもので良いが、
例えば無色透明又は着色透明のプラスチックフィルムに
金属蒸着し、これを糸条に断裁したものが簡便である。

また布地は織物でも編物でも良いが、昇華転写捺染づ゛
きる素材でなくてはならない。このようなどがある。

また、本発明でいう昇華転写捺染は、紙やプラスチック
フィルム等の基体シート上に、昇華、気化、もしくは溶
融移行性の染料を含むインキで印刷して転写シートとし
、この転写シートの印刷面と布地等の被転写体とを重ね
て、熱圧によって染料を被転写体に転写浸透させる方法
であって、例えば上述の特開昭４８−９２６７３号公報
にあるように公知である。

以下、図面を参照して本発明を説明する。図面はいずれ
も本発明の実施例を示している。

図面の第１図（ａｌ　（ｂｊは、刺しゅうの施された布
地の平面図及びその部分断面図である。

図から分るように、この布地（１）は、その刺しゅう部
分の裏面に不織布（３）を重ね、この不織布（３）ごと
金糸又は銀糸（２＋により刺しゅうが施されている。

不織布（３）は、昇華転写捺染の際の熱によって金糸又
は銀糸（２）が収縮するのを防ぐためのものである。

また、刺しゅう柄は、これだけで画像を形成するもので
はないので、特別精密なものでなくても良い。

この実施例の転写シート（４）の平面図は第２図に示さ
れている。第２図の絵柄は植木鉢等の器に猫が入ってい
るもので、この器は茶色又はこげ茶色をしているが、こ
のような場合には金糸を用いるのが良い。この転写シー
ト（４）の画像は、目的とする転写捺染布の柄とは左右
が逆になっている。

この転写シート（４）の器の部分と、布地の刺しゅう部
分との見当が合うように両者を重ね、熱圧により染料を
転写して得られた転写捺染布（１）の平面図を第３図に
示す。図からは必ずしも明らかではないが、器の部分囚
は黒みがかった茶色であり、刺しゅう部分は金色に光っ
ている。このため、刺しゅう部分は浮き上がって見え、
立体感に富んだ深みのある美しい絵柄となっている。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例を示し、第１図（ａｌ　
ｆｂｌは刺しゅうを施された布地の平面図及び部分（１
）・・・布地　（２）・・・金糸又は銀糸　（３）・・
・不織布　（４）・・・転写シート 特許出願人 第１図（α） 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）織物、編物等の布地に金糸又は銀糸による刺しゅう
   を施し、この刺しゅうを施した部分及びその周辺に昇華
   転写捺染を施して成ることを特徴とする転写捺染布。 ２）織物、編物等の布地の裏面に不織布を重ね、不織布
   ごと刺しゅうを施すことを特徴とする特許請求の範囲第
   １）項記載の転写捺染布。