JPH073433Y2 - 画像尾引き防止回路 - Google Patents

画像尾引き防止回路

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JPH073433Y2
JPH073433Y2 JP539088U JP539088U JPH073433Y2 JP H073433 Y2 JPH073433 Y2 JP H073433Y2 JP 539088 U JP539088 U JP 539088U JP 539088 U JP539088 U JP 539088U JP H073433 Y2 JPH073433 Y2 JP H073433Y2
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resistor
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inductor
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正 中島
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はCRT等の画像表示装置上でラスタスキャンに起
因する画像の尾引きを防止するための画像尾引き防止回
路に関する。
「従来の技術」 CRT等の画像表示装置では、映像信号を入力してこれを
増幅し画像の表示を行っている。このような画像表示装
置では、矩形波等のように立ち下がりの急峻な信号を映
像信号として入力すると、リンギングが発生し、これが
画像の尾引きの原因となるという問題があった。
第2図はこのような問題点の指摘された信号増幅回路の
一例を表わしたものである。映像信号11は、抵抗12を介
して信号増幅用トランジスタ13のベースに供給されるよ
うになっている。このトランジスタ13のエミッタは、抵
抗14と高域補償用コンデンサ15からなる並列回路を介し
て接地されている。コレクタは、高域補償用インダクタ
16と抵抗17からなる直列回路を介して定電圧源E(V)
に接続されている。増幅後の映像信号18はトランジスタ
13のコレクタから取り出される。
第3図は、一例として矩形波が入力された場合における
第2図に示した回路の波形特性を表わしたものである。
入力された矩形波の立ち上がり部分はその波形がなま
り、立ち下がりの部分ではリンギングが発生している。
リンギングは、映像信号増幅用のトランジスタの高周波
特性の低さや、映像信号の伝達経路の不整合等を原因と
して発生する。リンギングが生じると、その部分で画像
の尾引きが生じて高品位の画像を得ることができなくな
る。そこで、従来から画像の尾引きを防止するための回
路が提案されている。
第4図はこのような提案による信号増幅回路の一例を表
わしたものである。この第4図に示す回路で第2図に示
した回路と同一部分には同一の符号を付している。
この提案の回路では、抵抗12、14、17、トランジスタ1
3、コンデンサ15およびインダクタ16からなる第2図に
示した回路に、クランプ回路からなる画像尾引き防止回
路を付加したものである。ここでクランプ回路は、定電
圧源E(V)側にアノードを接続したダイオード21と、
このダイオード21のカソードとトランジスタ13のコレク
タの間に2段に接続されたツェナーダイオード22、23の
直列回路によって構成されている。
第4図に示した信号増幅回路では、映像信号11が抵抗12
を経てトランジスタ13のベースに供給され、抵抗14、コ
ンデンサ15、インダクタ16および抵抗17で決定される増
幅率で増幅される。増幅された信号は、トランジスタ13
のコレクタ側に現われる。この回路では、画像の尾引き
を防止するために2つの抵抗14、17の抵抗値の比率を変
えて増幅率を大きく設定している。そして、これと共に
高域補償用インダクタ16と抵抗17からなる直列回路に並
列にダイオード21およびツェナーダイオード22、23から
なる直列回路を接続して、定電圧源E(V)との間で生
じる電位差の増大を防止している。
第5図は、この第4図に示した回路を使用した場合の特
性を表わしたものであり、第3図に対応するものであ
る。この第5図で実線で示した波形は画像尾引き防止回
路が存在する状態におけるものであり、破線で示した波
形は参考的に画像尾引き防止回路が付加されていない状
態における場合を表わしたものである。
この第5図の実線で示した波形では、点Aから画像尾引
き防止回路によるクランプが開始するので、点Bの付近
で破線で示した波形のように波形の極端な盛り上がりが
なくなる。これにより、問題とされた画像の尾引きが解
消する。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、この提案の画像尾引き防止回路によると、ダ
イオード21および2つのツェナーダイオード22、23によ
るクランプによって、点Aの部分で波形の変化が急激に
生じ、多量の不要輻射が放出されるという2次障害が発
生した。この不要輻射は、電子機器に雑音を及ぼした
り、誤動作を生じさせるおそれがある。
そこで本考案の目的は、不要輻射を抑えることのできる
画像尾引き防止回路を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本考案の画像尾引き防止回路では、抵抗を介して接地さ
れたトランジスタのベース側に映像信号が供給され、こ
のトランジスタのコレクタが少なくとも抵抗を介して定
電圧電源に接続された信号増幅回路において、この定電
圧電源と前記したトランジスタのコレクタとの間にクラ
ンプ用ダイオードおよびツェナーダイオードと高周波電
流制限用のインダクタとからなる輻射抑制用直列回路を
接続した。
ここで輻射抑制用直列回路はクランプ用ダイオードと高
周波電流制限用のインダクタからなる回路部分と、クラ
ンプ用ツェナーダイオードからなる回路部分によって構
成され、これらの回路部分の接続点とアースとの間に高
周波電流制限用のコンデンサが接続されていることが好
ましい。
また、映像信号の波形を急峻にするためには、トランジ
スタのエミッタに接続された抵抗と並列にコンデンサを
接続したり、このトランジスタのコレクタと定電圧電源
の間に接続された抵抗と直列にインダクタが接続するこ
とが好ましい。
すなわち本考案では、画像尾引き防止回路に輻射抑制用
直列回路を接続し、高周波電流を制限して不要輻射の発
生を抑えることを可能にした。
「実施例」 以下実施例につき本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例の画像尾引き防止回路が取り
付けられた信号増幅回路を表わしたものである。第4図
と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明
を適宜省略する。
この第1図の回路では、トランジスタ13のコレクタとイ
ンダクタ16の接続点31にクランプ用のダイオード32のカ
ソードが接続されている。このダイオード32のアノード
は、高周波電流制限用のインダクタ33の一端に接続され
ている。このインダクタ33の他端は2つのツェナーダイ
オード22、23の直列回路の一端とコンデンサ34の接続点
35に接続されている。コンデンサ34の他端は接地されて
おり、2つのツェナーダイオード22、23の直列回路の他
端は、定電圧電源E(V)に接続されている。なお、回
路によっては一方の接続点31にインダクタ33の一端が接
続され、その他端と他の接続点35との間にクランプ用の
ダイオード32が接続されていてもよい。
この実施例の画像尾引き防止回路では従来例として示し
た回路と同様に2つのツェナーダイオード22、23を使用
しているが、これは定電圧電源E(V)とトランジスタ
13のコレクタ間の電位差が比較的高い所定の電圧でクラ
ンプを行うためである。すなわち本実施例の回路の場合
には、定電圧電源E(V)が約50V(ボルト)の電圧に
保たれており、コレクタの電位が十数Vまで低下した時
点で定電圧源E(V)側から電流が流れ、これによりコ
レクタ側の電圧がクランプされることになる。
さて、この画像尾引き防止回路ではクランプ時に急激に
流れようとする電流が、インダクタ33の存在によって抑
制されると共に、コンデンサ34に電荷が蓄積される。こ
れら両方の作用によって、先の第5図で点Aから画像尾
引き防止回路によるクランプが開始されたとき、急激な
電圧変化を緩和し、不要輻射の発生を低減させることが
できる。
「考案の効果」 このように本考案によれば画像尾引き防止回路に高周波
電流制限用の回路を付加したので、特に高周波特性のよ
いトランジスタを信号増幅用に使用しなくても画像の尾
引きと不要輻射の発生を効果的に抑制することができ、
回路を安価に製作することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例における画像尾引き防止回路を
使用した信号増幅回路の回路図、第2図は従来使用され
た信号増幅回路の回路図、第3図はこの第2図に示した
回路の特性図、第4図は画像尾引き防止回路を付加した
形の従来提案された信号増幅回路の回路図、第5図はこ
の第4図に示した回路の特性をそれ以前の回路の特性と
対比して示した特性図である。 13……トランジスタ、14、17……抵抗、15、34……コン
デンサ、16、33……インダクタ、22、23……ツェナーダ
イオード、32……ダイオード。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗を介して接地されたトランジスタのベ
    ース側に映像信号が供給され、このトランジスタのコレ
    クタが少なくとも抵抗を介して定電圧電源に接続された
    信号増幅回路において、 この定電圧電源と前記トランジスタのコレクタとの間に
    クランプ用ダイオードおよびツェナーダイオードと高周
    波電流制限用のインダクタとを直列に接続した輻射抑制
    用直列回路を接続したことを特徴とする画像尾引き防止
    回路。
  2. 【請求項2】輻射抑制用直列回路はクランプ用ダイオー
    ドと高周波電流制限用のインダクタからなる回路部分
    と、クランプ用ツェナーダイオードからなる回路部分に
    よって構成され、これらの回路部分の接続点とアースと
    の間に高周波電流制限用のコンデンサが接続されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    画像尾引き防止回路。
  3. 【請求項3】トランジスタのエミッタに接続された抵抗
    と並列にコンデンサが接続され、このトランジスタのコ
    レクタと定電圧電源の間に接続された抵抗と直列にイン
    ダクタが接続されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の画像尾引き防止回路。
JP539088U 1988-01-21 1988-01-21 画像尾引き防止回路 Expired - Lifetime JPH073433Y2 (ja)

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JPH01111295U JPH01111295U (ja) 1989-07-26
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