JP3348754B2 - 増幅回路、陰極線管駆動装置および表示装置 - Google Patents

増幅回路、陰極線管駆動装置および表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、増幅回路、陰極線管駆
動装置および表示装置に関し、特にコンピュータの出力
する画像を表示する陰極線管を駆動する場合に用いて好
適な増幅回路、陰極線管駆動装置および表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】陰極線管駆動装置は、ビデオ信号を増幅
して、陰極線管のカソード、または第1グリッドに供給
する回路であり、数十Hz乃至数十MHzの帯域、場合
によってはさらに200MHzまでの広帯域幅と、30
V乃至100Vの広い電圧振幅特性が要求される。
【0003】これらの条件を満足する増幅回路として、
図5に示す回路が知られている。この例においては、N
PNトランジスタ32のコレクタに、NPNトランジス
タ37がカスコード接続されている。NPNトランジス
タ32のエミッタは、抵抗33により接地されていると
ともに、抵抗34とコンデンサ35によっても接地され
ている。NPNトランジスタ37のコレクタは、抵抗3
8を介して所定の電圧源(75V)に接続されている。
NPNトランジスタ32のベースには、信号入力端子3
1からビデオ信号が入力され、NPNトランジスタ37
のベースには、端子36から一定の電圧(12V)が供
給されるようになされている。
【0004】NPNトランジスタ37のコレクタは、カ
ップリングコンデンサ39と抵抗40を介して、陰極線
管のカソード41に接続されている。陰極線管のカソー
ド41と抵抗40の接続点には、放電ギャップ42が設
けられている。また、抵抗40とコンデンサ39の接続
点には、クランプダイオード43と、クランプ電圧を規
定する、調整自在な電圧源44が接続されている。
【0005】さらに、NPNトランジスタ37のコレク
タには、カソード41自身の容量の他、放電ギャップ4
2、クランプダイオード43、保護用ダイオード、陰極
線管ソケット、その他のパターン(図示せず)などの浮
遊容量が負荷容量45として接続されている。この負荷
容量の値CLは、十数PFにおよぶことが多い。
【0006】この例においては、信号入力端子31より
入力されたビデオ信号が、NPNトランジスタ32と3
7により構成されるカスコードアンプにより増幅され、
コンデンサ39と抵抗40を介して、陰極線管のカソー
ド(R用のカソード)41に供給される。
【0007】この回路をRのカラー信号用とすると、他
のG,Bのカラー信号も同様の増幅回路により、対応す
るカソードに供給される。
【0008】また、負荷容量45の値が大きいため、図
6に示すように、特にビデオ信号が低レベルから高レベ
ルに急激に大きく変化する場合、その波形がなまる(立
上り特性が劣化する)課題があった。
【0009】図5の増幅回路は、負荷容量45の値CL
が大きいため、NPNトランジスタ37のコレクタより
出力されるビデオ信号の周波数が高くなると、負荷容量
45のインピーダンスが小さくなり、カソード41にビ
デオ信号を供給することが困難になる。すなわち、広帯
域化(特に高い周波数を伸ばす広帯域化)が困難にな
る。そこで、広帯域を要求される高精細度の表示装置に
おいては、負荷抵抗としての抵抗38の抵抗値RLを小
さくすることにより要求を満足するようにしているもの
もあるが、そのようにすると消費電力が大きくなり、発
熱が著しくなる。
【0010】そこで、例えば図7に示すように、NPN
トランジスタ37の後段に、バッファを付加した構成も
提案されている。この例においては、NPNトランジス
タ37のコレクタにPNPトランジスタ63のベースが
接続され、PNPトランジスタ63のコレクタは接地さ
れている。そして、PNPトランジスタ63のエミッタ
は、抵抗65と64を介して、NPNトランジスタ62
のエミッタに接続されている。NPNトランジスタ62
のコレクタは、電圧源75Vに接続されており、ベース
は抵抗38の一端に接続されている。
【0011】抵抗38の一端と、NPNトランジスタ3
7のコレクタには、ダイオード61が2個接続されてい
る。すなわち、NPNトランジスタ62とPNPトラン
ジスタ63が、コンプリメンタリのプッシュプル回路を
構成している。抵抗64と65の接続点が、コンデンサ
39と抵抗40を介して、カソード41に接続されてい
る。その他の構成は図5における場合と同様である。
【0012】この増幅回路においては、NPNトランジ
スタ37のコレクタより出力された信号が、プッシュプ
ル接続されているNPNトランジスタ62とPNPトラ
ンジスタ63により増幅され、出力される。これによ
り、負荷容量45への充放電動作が高速化され、広帯域
化を図ることができる。
【0013】またこの増幅回路は、図8に示すように、
ビデオ信号が急激に立ち下がる時間tfも、急激に立ち
上がる時間trも、実線で示す理想波形に近い良好なも
のとなる。コンピュータ用の17インチ以上の高解像度
モニタは、図7に示すような増幅回路をハイブリッドI
C化して用いている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、図7の例
においては、プッシュプル接続されたNPNトランジス
タ62とPNPトランジスタ63により、負荷容量45
に対する充放電動作を高速化し、広帯域化を図っている
のであるが、負荷抵抗38に並列に、NPNトランジス
タ62の帰還容量Creだけでなく、PNPトランジスタ
63の帰還容量Creも接続される。その結果、この帰還
容量に起因して、広帯域化にも限度がある課題があっ
た。
【0015】また、この図7に示す増幅回路は、コンプ
リメンタリのプッシュプル回路を構成するため、PNP
トランジスタ63が必要となる。しかしながら、PNP
トランジスタは、一般的に、高耐圧で、しかも高周波特
性のよいものを作ることが、技術的、経済的に困難であ
る。このためPNPトランジスタは、ハイブリッドIC
に単体のトランジスタとして組み込むようにしている。
このため高価となる課題があった。
【0016】モノリシックIC化を図るようにすれば、
コストを低減することが可能であるが、そのためにはト
ランジスタを全てNPNトランジスタへ置き換える必要
がある。
【0017】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、より低コストで広帯域化を図ることができ
るようにするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の増幅回路は、信
号入力端子より入力された信号が供給される第1の能動
素子と、第1の能動素子にカスコード接続され、信号入
力端子より入力された信号を増幅して出力する第2の能
動素子と、第2の能動素子より出力された信号を増幅し
て出力する第3の能動素子と、第3の能動素子に接続さ
れ、信号入力端子より入力された信号の高周波成分に対
応して変化する成分を含む定電流を発生する定電流源と
して動作する第4の能動素子とを備えることを特徴とす
る。
【0019】第1乃至第4の能動素子は、同一の接合タ
イプ、例えばすべてNPNトランジスタとすることがで
きる。
【0020】第4の能動素子には、第3の能動素子から
信号入力端子より入力された信号の高周波成分が供給さ
せたり、信号入力端子から、そこに入力された信号の高
周波成分が供給させることができる。
【0021】本発明の陰極線管駆動装置は、ビデオ信号
を増幅し、陰極線管のカソードまたは第1グリッドに供
給する陰極線管駆動装置において、信号入力端子より入
力されたビデオ信号が供給される第1の能動素子と、第
1の能動素子にカスコード接続され、信号入力端子より
入力されたビデオ信号を増幅して出力する第2の能動素
子と、第2の能動素子より出力されたビデオ信号を増幅
して出力する第3の能動素子と、第3の能動素子に接続
され、信号入力端子より入力されたビデオ信号の高周波
成分に対応して変化する成分を含む定電流を発生する定
電流源として動作する第4の能動素子とを備えることを
特徴とする。
【0022】本発明の表示装置は、画像を表示する陰極
線管と、ビデオ信号を増幅し、陰極線管のカソードまた
は第1グリッドに供給する増幅回路とを備える表示装置
において、増幅回路は、信号入力端子より入力されたビ
デオ信号が供給される第1の能動素子と、第1の能動素
子にカスコード接続され、信号入力端子より入力された
ビデオ信号を増幅して出力する第2の能動素子と、第2
の能動素子より出力されたビデオ信号を増幅して出力す
る第3の能動素子と、第3の能動素子に接続され、信号
入力端子より入力されたビデオ信号の高周波成分に対応
して変化する成分を含む定電流を発生する定電流源とし
て動作する第4の能動素子とを備えることを特徴とす
る。
【0023】
【作用】請求項1に記載の増幅回路、請求項6に記載の
陰極線管駆動装置および請求項7に記載の表示装置にお
いては、カスコード接続されている第1の能動素子と第
2の能動素子により増幅された信号が、第3の能動素子
によりさらに増幅され、出力される。第3の能動素子に
接続されている第4の能動素子の定電流は、信号の高周
波成分に対応して変化するように制御される。したがっ
て、立ち上がり特性および立下り特性、さらに高周波特
性の良好な装置を実現することが可能になる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の増幅回路を応用したモニタ
装置の構成例を表している。この実施例においては、コ
ンピュータ1は発生したR,G,Bのカラー信号を、そ
れぞれコンピュータ1のD/A変換器1R,1G,1B
に供給し、D/A変換した後、振幅調整回路(プリアン
プ)11R,11G,11Bに入力されるようになされ
ている。振幅調整回路11R,11G,11Bは、入力
されたR,G,B信号の相互のバランスを調整したり、
輝度調整を行って出力する。振幅調整回路11R,11
G,11Bより出力されたR,G,B信号は、増幅回路
12R,12G,12Bで増幅され、陰極線管13のカ
ソード13R,13G,13Bに供給されるようになさ
れている。コンピュータ1には、キーボード2を操作し
て、所定の指令を入力することができるようになされて
いる。また、コンピュータ1は、所定のデータなどをハ
ードディスク3に適宜記録し、またこれを読み出すよう
になされている。
【0025】図2は、増幅回路12Rの構成例を表して
おり(増幅回路12G,12Bも同様に構成されてい
る)、図5および図7における場合と対応する部分には
同一の符号を付してある。
【0026】この実施例においては、NPNトランジス
タ32と、これに対してカスコード接続されたNPNト
ランジスタ37のコレクタに、エミッタフォロアとして
のNPNトランジスタ81のベースが接続されている。
NPNトランジスタ81のコレクタは、抵抗82を介し
て電圧源75Vに接続され、そのエミッタは、定電流源
として動作するNPNトランジスタ83のコレクタに接
続されている。NPNトランジスタ83のベースには、
端子36より供給された定電圧(12V)が、抵抗87
と88で分圧して印加されており、そのエミッタは抵抗
84で接地されるとともに、抵抗85とコンデンサ86
の直列回路によっても接地されている。
【0027】またNPNトランジスタ83のベースは、
NPNトランジスタ81のコレクタに、抵抗89とコン
デンサ90を介して接続されている。
【0028】すなわちこの実施例は、図7におけるコン
プリメンタリのプッシュプル接続されたNPNトランジ
スタ62とPNPトランジスタ63、したがってそれに
付属するダイオード61と抵抗64,65が省略された
構成とされている。そして、その代わりにNPNトラン
ジスタ81と、その負荷としてのNPNトランジスタ8
3が接続された構成となされている。その他の構成は、
図7における場合と同様である。
【0029】次に、その動作について説明する。コンピ
ュータ1が出力したR,G,Bのカラー信号は、D/A
変換器1R,1G,1Bにより、それぞれD/A変換さ
れた後、振幅調整回路11R,11G,11Bにより振
幅調整が行われる。振幅調整されたR,G,B信号は、
増幅回路12R,12G,12Bにより増幅され、陰極
線管13のカソード13R,13G,13Bに供給され
る。これにより陰極線管13には、コンピュータ1より
出力した画像が表示される。
【0030】増幅回路12Rにおいては、D/A変換器
1Rより出力された信号が、信号入力端子31よりNP
Nトランジスタ32のベースに供給される。したがっ
て、このビデオ信号は、NPNトランジスタ32と、こ
れに対してカスコード接続され、カスコードアンプを構
成しているNPNトランジスタ37により増幅され、N
PNトランジスタ37のコレクタより、NPNトランジ
スタ81のベースに供給される。エミッタフォアとして
のNPNトランジスタ81は、この信号を増幅し、コン
デンサ39、抵抗40を介して、陰極線管13のカソー
ド41(図1におけるカソード13Rに対応する)に供
給する。このNPNトランジスタ81の存在により、出
力ビデオ信号の主に立ち上がり特性が改善される。
【0031】NPNトランジスタ81のコレクタより出
力された信号が、抵抗89とコンデンサ90を介して、
NPNトランジスタ83のベースに供給されるが、この
信号の周波数が比較的低い場合、コンデンサ90のイン
ピーダンスが大きくなり、この信号成分は、NPNトラ
ンジスタ83のベースに実質的には供給されない。その
結果、NPNトランジスタ83のベース電圧は、端子3
6から印加された電圧12Vを、抵抗87と88により
分圧した一定電圧となり、NPNトランジスタ83は定
電流源として動作する。
【0032】一方、信号の周波数が高い場合において
は、コンデンサ90のインピーダンスが小さくなり、N
PNトランジスタ83のベースには、抵抗89とコンデ
ンサ90を介して、信号成分が印加される。その結果、
NPNトランジスタ81のエミッタより出力される信号
の立下り特性が改善される。
【0033】NPNトランジスタ81のエミッタより出
力されるビデオ信号のレベルが電圧源44で設定する電
圧より大きくなったとき、クランプダイオード43がオ
ンし、そのレベルがそれ以上に大きくなることが防止さ
れる。
【0034】また、カソード41に所定量以上の静電気
が蓄積したような場合においては放電ギャップ42によ
り、放電が行われ、静電気による誤動作、あるいは損傷
が防止される。
【0035】このように、この実施例においては、NP
Nトランジスタ81が、負荷容量45に対する充電を高
速化し、NPNトランジスタ83が、負荷容量45の放
電を高速化する。
【0036】さらに、図2に実施例においては、負荷抵
抗38に並列に接続される容量成分としては、NPNト
ランジスタ81の帰還容量Creだけとなる。上述したよ
うに、図7における場合においては、NPNトランジス
タ62の帰還容量Creだけなく、PNPトランジスタ6
3の帰還容量Creが存在する。したがって図2に示す実
施例の場合、帰還容量Creが図7に示す場合に比べて、
1/2となる。
【0037】このようなことから、帰還容量Creによっ
て、広帯域化が阻害されることが防止され、負荷容量4
5の充放電の高速化により、広帯域化を図ることが可能
となる。
【0038】図3は、NPNトランジスタ81のエミッ
タより出力され、カソード41に出力されるビデオ信号
の波形を表している。同図に示すように、立ち上がり時
間trは、実線で示す理想波形に近い良好な特性となっ
ている。
【0039】これに対して、抵抗89とコンデンサ90
を設けない場合(NPNトランジスタ83を常に定電流
源として動作させる場合)、波形がなまり、立下り時間
tfが長くなる。しかしながら、抵抗89とコンデンサ
90を介して、高周波成分をNPNトランジスタ83の
ベースに印加するようにすると、立下り時間tfが短く
なり、理想波形に近い特性を実現することができる。
【0040】図2の実施例においてはまた、従来回路に
比べて同等の回路消費電力で、より優れた高周波特性を
実現することができ、従来回路と同等の高周波特性とす
る場合においては、より低電力化を図ることが可能とな
る。
【0041】さらに、この図2の実施例は、全て同一の
接合タイプのトランジスタで構成されるため、製造が容
易となる。特にNPNトランジスタだけで構成できるた
め、モノリシックIC化が可能となり、低コスト化が可
能となる。
【0042】図4は、他の実施例を表している。この実
施例においては、NPNトランジスタ83のベースに信
号入力端子31が抵抗89とコンデンサ90を介して接
続されている。すなわち、信号入力端子31より入力さ
れた信号が、抵抗89とコンデンサ90を介して、NP
Nトランジスタ83のベースに直接供給されるようにな
されている。このため、NPNトランジスタ81のコレ
クタから、NPNトランジスタ83のベースに信号の高
周波成分を印加する経路は省略され、NPNトランジス
タ81のコレクタに接続されている抵抗82も省略され
ている。その他の構成は、図2における場合と同様であ
る。
【0043】この実施例においても、NPNトランジス
タ83のベースに対する入力信号の高周波成分のフィー
ドフォワードの経路が違うだけで、図2における場合と
同様の動作が実行され、同様の効果を奏することができ
る。
【0044】なお、以上においてはコンピュータ用のモ
ニタ装置に、本発明を適用した場合を例としたが、本発
明は通常のテレビジョン信号を表示するモニタ装置や、
テレビジョン受像機においても適応することが可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上の如く本発明の増幅回路、陰極線管
駆動装置および表示装置によれば、カスコード接続した
第1の能動素子と第2の能動素子により増幅した信号
を、第3の増幅素子で増幅するとともに、第3の能動素
子に接続されている第4の能動素子を、信号の高周波成
分に対応して変化する成分を含む定電流を発生する定電
流源として動作させるようにしたので、低コストで、帰
還容量による影響を軽減して広帯域化を図ることが可能
となる。
【0046】請求項2に記載の増幅回路によれば、第1
乃至第4の能動素子を同一の接合タイプとしたので、構
成を簡略化し、製造が容易となる。
【0047】請求項3に記載の増幅回路によれば、第1
乃至第4の能動素子を全てNPNトランジスタで構成す
るようにしたので、モノリシックIC化が可能となり、
低コスト化を図ることができる。
【0048】請求項4に記載の増幅回路によれば、第3
の能動素子から信号の高周波成分を第4の能動素子に供
給するようにしたので、第4の能動素子に、確実に信号
の高周波成分に対応して変化する定電流を発生させるこ
とが可能となる。
【0049】請求項5に記載の増幅回路によれば、信号
入力端子から信号の高周波成分を第4の能動素子に供給
するようにしたので、第4の能動素子に信号の高周波成
分に対応して変化する定電流を、確実に発生させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の増幅回路を適用したモニタ装置の構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1の増幅回路12Rの構成例を示す回路図で
ある。
【図3】図2の増幅回路12Rの特性を示す波形図であ
る。
【図4】図1の増幅回路12Rの他の構成例を示す回路
図である。
【図5】従来の増幅回路の構成例を示す回路図である。
【図6】図5の例の特性を示す波形図である。
【図7】従来の増幅回路の他の構成例を示す回路図であ
る。
【図8】図7の例の特性を示す波形図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 キーボード 3 ハードディスク 4 モニタ装置 1R,1G,1B D/A変換器 11R,11G,11B 振幅調整回路 12R,12G,12B 増幅回路 13 陰極線管 13R,13G,13B カソード 32,37 NPNトランジスタ 41 カソード 45 負荷容量 62 NPNトランジスタ 63 PNPトランジスタ 81,83 NPNトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/30 H04N 5/14 H04N 5/68

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号入力端子より入力された信号が供給
    される第1の能動素子と、 前記第1の能動素子にカスコード接続され、前記信号入
    力端子より入力された信号を増幅して出力する第2の能
    動素子と、 前記第2の能動素子より出力された信号を増幅して出力
    する第3の能動素子と、 前記第3の能動素子に接続され、前記信号入力端子より
    入力された信号の高周波成分に対応して変化する成分を
    含む定電流を発生する定電流源として動作する第4の能
    動素子とを備えることを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記第1乃至第4の能動素子は、同一の
    接合タイプであることを特徴とする請求項1に記載の増
    幅回路。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第4の能動素子は、すべて
    NPNトランジスタであることを特徴とする請求項2に
    記載の増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記第4の能動素子には、前記第3の能
    動素子から前記信号入力端子より入力された信号の高周
    波成分が供給されることを特徴とする請求項3に記載の
    増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記第4の能動素子には、前記信号入力
    端子から、そこに入力された信号の高周波成分が供給さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の増幅回路。
  6. 【請求項6】 ビデオ信号を増幅し、陰極線管のカソー
    ドまたは第1グリッドに供給する陰極線管駆動装置にお
    いて、 信号入力端子より入力された前記ビデオ信号が供給され
    る第1の能動素子と、 前記第1の能動素子にカスコード接続され、前記信号入
    力端子より入力された前記ビデオ信号を増幅して出力す
    る第2の能動素子と、 前記第2の能動素子より出力された前記ビデオ信号を増
    幅して出力する第3の能動素子と、 前記第3の能動素子に接続され、前記信号入力端子より
    入力された前記ビデオ信号の高周波成分に対応して変化
    する成分を含む定電流を発生する定電流源として動作す
    る第4の能動素子とを備えることを特徴とする陰極線管
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 画像を表示する陰極線管と、 ビデオ信号を増幅し、前記陰極線管のカソードまたは第
    1グリッドに供給する増幅回路とを備える表示装置にお
    いて、 前記増幅回路は、 信号入力端子より入力された前記ビデオ信号が供給され
    る第1の能動素子と、 前記第1の能動素子にカスコード接続され、前記信号入
    力端子より入力された前記ビデオ信号を増幅して出力す
    る第2の能動素子と、 前記第2の能動素子より出力された前記ビデオ信号を増
    幅して出力する第3の能動素子と、 前記第3の能動素子に接続され、前記信号入力端子より
    入力された前記ビデオ信号の高周波成分に対応して変化
    する成分を含む定電流を発生する定電流源として動作す
    る第4の能動素子とを備えることを特徴とする表示装
    置。
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