JPH0734026Y2 - 缶蓋の切り出し送り装置 - Google Patents

缶蓋の切り出し送り装置

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JPH0734026Y2
JPH0734026Y2 JP5635591U JP5635591U JPH0734026Y2 JP H0734026 Y2 JPH0734026 Y2 JP H0734026Y2 JP 5635591 U JP5635591 U JP 5635591U JP 5635591 U JP5635591 U JP 5635591U JP H0734026 Y2 JPH0734026 Y2 JP H0734026Y2
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博 宮川
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンベヤによって立位
状態で密着して棒状に連なって搬送される缶蓋を、一枚
ごと切り出して計数して所定枚数毎に搬送するための缶
蓋切り出し送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶蓋は、缶蓋製造ラインで所定枚数づつ
棒状に積み重ねて包装した状態で出荷される。そのた
め、缶蓋製造ラインでは製造された缶蓋を、シュート、
丸ベルト、フィードロール等(以下、コンベヤと総称す
る)によってパネル面が搬送面に対して垂直状態(立位
状態)に密着して棒状に連なった状態で搬送し、缶蓋計
数部で1枚づつ切り出して計数し所定枚数ごとに分離し
て、次の袋詰め工程に搬送している。そのための従来の
缶蓋切り出し送り装置として、図5に模式的に示すよう
なものが知られている。図5において缶蓋16が蓋外面
側を前にして棒状に連なって連続的に搬送される缶蓋搬
送路20の両側に、蓋のカール部外周に噛み合うピッチ
の歯22を有するフリーのカウントギア21が配置さ
れ、缶蓋のカール部が該カウントギアに噛み合うことに
よって、カウントギア21は蓋の搬送圧力によって1ピ
ッチづつ回転し、その回転をセンサー23で検知し、所
定枚数計数するとカウントギア23にブレーキがかか
り、その間に切り出された一定枚数の缶蓋列をプッシャ
ー24等適宜の送り手段で送って分離し、次工程に搬送
するようになっている。
【0003】上記装置において、缶蓋を正確に計数する
ためには、搬送される缶蓋が搬送路に対して完全に垂直
状態で両側のカウントギアに確実に噛み合い、抜けがな
く1枚1枚が正確に送り出されることが条件であるが、
缶蓋は立位状態で搬送されるため不安定であり、缶蓋が
完全に密着してないと搬送路に対して垂直状態を維持し
て搬送することができなくなり、両側のカウントギアに
正確に噛み合わなくなり、計数ミスが生じる。そのた
め、従来カウントギアの上流側にゴムローラ等の送りロ
ーラで搬送方向に強い圧力をかけて搬送し、缶蓋が垂直
状態でカウントギアに噛み合うようにしている。
【0004】しかしながら、缶蓋を強い圧力で送るとカ
ール部が強く押されてカールつぶれや傷が発生し易く、
不良品発生の原因となっている。一方、缶蓋の種類によ
っては、例えばイージーオープン蓋のプルタブの先端が
浮き上がっているような場合等、搬送圧力を強くしても
蓋同士が完全に密着することができず、隙間ができてい
わゆる蛇腹状またはアコーデオン状と称される状態で搬
送されるものがある。このような場合は、上記のような
従来のカウントギアでは、正確に缶蓋が歯に噛み合うこ
とができず、正常な切り出しは基本的に不可能であり、
計数誤差が生じ正確な計数はできない。また、従来の計
数装置の場合、計数送り速度を高速化することが困難で
あり、700〜800枚/分程度が限度であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この出願の考案は、従
来の缶蓋切り出し送り装置の上記のような問題点を解消
するために創案されたものであって、缶蓋のカールつぶ
れや傷の発生が無く、且つ缶蓋列が蛇腹状の搬送状態等
従来の切り出し送り装置では困難であった性状の缶蓋で
も正確に切り出して計数でき、しかも設備が小型で且つ
高速化が可能な缶蓋切り出し送り装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに種々研究した結果、蓋切り出し手段としてセパレー
トローラを用い、該セパレートローラに強い押圧力をか
けなくても安定して缶蓋を接触させることができる手段
として負圧を利用することを見出し本考案に到達したも
のである。即ち、上記課題を解決する本考案の缶蓋の切
り出し送り装置は、缶蓋を立位状態で連なって搬送する
缶蓋搬送路に沿って、外周部に缶蓋のカール部と噛み合
う送り溝が形成されたセパレートロールを配置すると共
に、缶蓋を該セパレートロールの送り溝入口部に吸い付
くように付勢する吸引装置を配置したことを特徴とする
構成を有する。そして、セパレートロールで切り出され
る缶蓋を検知して計数する計数装置を配置すると共に、
前記セパレートロールの下流側に、セパレートロールで
切り出された缶蓋が所定枚数に達したら該缶蓋群を一斉
に下流に移送するための送り装置を設けることによっ
て、缶蓋計数の一層の高速化と切り離された缶蓋列の次
工程への搬送が容易である。
【0007】
【作用】搬送コンベヤによって立位状態で連なって搬送
される缶蓋は、セパレートロールに近付くにつれて負圧
のため、セパレートロール側に吸い寄せられてセパレー
トロールの送り溝入口部に均一に接触し、セパレートロ
ールの送り溝にカール外周部が嵌合し、セパレートロー
ルが1回転する間に送り溝に案内されてセパレートロー
ル上流端から下流端に急速に送られて、上流側の缶蓋列
から1枚づつ切り離される。缶蓋はセパレートロールで
分離して送られる間に、センサーで検知され、その枚数
が所定枚数に達するとカウントアップし、セパレートロ
ールの回転が停止すると共に早送り装置が下流側に移動
して1袋分の蓋列を所定距離下流側に一斉に送る。
【0008】従って、上流側から強い圧力をかけなくて
も、安定してセパレートロールに缶蓋を送り込むことが
でき、従来のような強い押圧力による缶蓋のカール部の
潰れや傷の発生が少ない。そして、蓋切りは、セパレー
トロールで1枚つづ切り出して所定距離早送りするもの
であり、従来のカウントギアの場合のように抜けが生じ
るおそれがなく、正確に計数できる。また、従来のカウ
ントギア装置では蓋切りが困難であった蛇腹状態の蓋列
であっても、正確に蓋を切り出して計数することができ
る。さらにセパレートロールで1個づつ強制的に切り離
すので従来と比べて飛躍的な高速化が可能である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は本実施例装置において、吸引ダクトを省略し
た状態での概略正面図であり、図2は吸引ダクトを装着
した状態での要部概略図、図3は図1のA−A断面図で
ある。図4は、その作用を判り易くするために画いた模
式図である。図中、1が缶蓋の搬送コンベヤで構成され
る缶蓋搬送路であり、缶蓋16は図1において左側から
立位状態で連なった状態で搬送される。2はセパレート
ロールであり、図2(b)に示すように搬送路を搬送さ
れる缶蓋16のカール部17の外周に3方から噛み合う
ようにして120度間隔で3個配置されている。該セパ
レートロール2の外周部には、缶蓋のカール部に噛み合
うことができる送り溝3が形成され、該セパレートロー
ル2が1回転する間に缶蓋16をその端部から他端部に
送り込み、缶蓋を切り出して送ることができるようにな
っている。4は3個の該セパレートロール2を同期駆動
するためのモータであり、本実施例ではクラッチとブレ
ーキ付きギャードモータを採用し、間欠高速回転ができ
るようになっている。また、図示されていないが、セパ
レートロール2で切り出される缶蓋16を検知して計数
するための計数装置のセンサーが取り付けられている。
【0010】5は基端部が図示しないブロワー等のバキ
ューム装置に連結されたバキュームダクトであり、前記
セパレートロール2が配置されている部分を包囲するよ
うに配置され、その吸引ノズル6がセパレートロール間
の缶蓋外周部に面して、上流から搬送されてくる缶蓋を
搬送方向に付勢するように吸引している。それにより、
缶蓋を3個のセパレートロール2の送り溝入口部7に均
等に吸い寄せ、強い圧力をかけなくても送り溝入口部に
安定して送り込まれるようになっている。10は缶蓋が
セパレートロール2で切り離されて図に於て右側に一定
枚数送られた時にその缶蓋列群をさらに下流側に一斉に
早送りするための早送り装置であり、缶蓋に係合する爪
11を搬送ロッド12の端部に有し、該搬送ロッドをシ
リンダ装置14で搬送路1に沿って往復動されるように
なっている。前記搬送爪11は、図4に模式的に示すよ
うに、上流側から蓋に押されると引っ込んで蓋を通過さ
せ、押圧が解除されると突出して蓋に係合するように搬
送ロッド12に出入自在に設けられている。13はセパ
レートロール2の下流側の搬送路に沿って設けられた蓋
の前倒れ防止のための案内部材であり、案内面が缶蓋の
外周部に接して缶蓋が立位状態を維持しながら搬送路に
沿って移動できる程度の適度の摩擦力を有するゴムで形
成されている。なお、15は早送りされた所定枚数の缶
蓋列を次工程に搬送するための送り装置である。
【0011】本実施例の缶蓋切り出し送り装置は、以上
のように構成され、次のように作動する。前工程から送
られてきた缶蓋16は、搬送路1を立位状態で連なって
送られ、セパレートロール2に近付くにつれてバキュー
ムダクト5の吸引ノズル6からの排気による負圧のた
め、セパレートロール2側に吸い寄せられ、120°間
隔で配置され同期回転する3個のセパレートロールの送
り溝入口部7に均一に接触する。なお、上記セパレート
ロール2は、120間隔の3個に限定されるものではな
い。缶蓋16は、セパレートロール2の送り溝3にカー
ル部17が嵌合することによって、セパレートロール2
が1回転する間に送り溝に案内されてセパレートロール
2上流端から下流端に急速に送られて、上流側の缶蓋列
から1枚づつ切り出される。セパレートロール2から切
り出された缶蓋16は、早送り装置10の送り爪11を
乗り越えて送り爪の下流側に案内部材13に案内されて
蓄積される。缶蓋はセパレートロールで分離して送られ
る間に、図示しない缶蓋計数装置のセンサーで検知さ
れ、その枚数が所定枚数に達するとカウントアップし、
セパレートロール2の回転が停止すると共にシリンダ装
置14が作動して、送りロッド12が下流側に移動して
1袋分の蓋列を所定距離だけ下流側に一斉に送る。下流
側に搬送された缶蓋群は、プッシャー等適宜の移送装置
15で次工程に送り出される。缶蓋列を所定距離送ると
早送り装置10は、素早く元の位置に復帰し、次の缶蓋
群の計数に備えると共に、セパレートロール2は回転し
次の缶蓋群のための切り出しを開始する。
【0012】以上のような本実施例装置は高速切り出し
が可能であり、2000枚/分の高速で切り出して缶蓋
の計数を行なっても、蓋抜けの発生はなく正確な計数が
でき、しかも缶蓋のカールつぶれや傷の発生は殆どなか
った。また、蛇腹状蓋列の切り出し送りも確実にでき、
前記目的を達成することができた。なお、本考案は上記
実施例に限らず、種々の設計変更が可能である。例え
ば、セパレートロールで切り出された缶蓋列の先頭蓋の
前倒れを防止する手段として、前記のようにゴムからな
る案内部材の他に、下流側から缶蓋パネル面にエアーを
吹き付けるか、シリンダで受けるか又はそれらを複合し
て採用する等適宜の手段が採用できる。また、缶蓋搬送
路は水平状態に限らず、傾斜状態の缶蓋搬送路にも本考
案が適用できることは言うまでもない。
【0013】
【考案の効果】本考案は、以上の説明から明らかなよう
に次のような格別の効果を奏する。缶蓋は負圧によりセ
パレートロールに安定して供給されるから、缶蓋の搬送
圧力を軽減することができ、従来のような強い押圧力に
よる缶蓋のカール部の潰れや傷の発生が少ない。そし
て、従来のカウントギア装置では蓋切りが困難であった
蛇腹状態の蓋列であっても、確実に切り出しができ正確
な計数ができる。蓋の切り出しは、従来のカウントギア
の場合のように抜けが生じるおそれがなく、正確に計数
できる。またセパレートロールで1個づつ強制的に切り
離すので従来と比べて飛躍的な高速化が可能である。さ
らに、装置が小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸引ダクトを省略した状態での本考案の缶蓋切
り出し送り装置の概略正面図である。
【図2】吸引ダクトを装着した状態でのその要部概略図
である。
【図3】図3は図1のA−A断面図である。
【図4】その作用を判り易くするための模式図である。
【図5】従来の缶蓋切り出し送り装置の模式図である。
【符号の説明】
1 缶蓋搬送路 2 セパレートロール 3 送り溝 5 バキュームダクト 6 吸引ノズル 7 送り溝入口部 10 早送り装置 13 案内部材 16 缶蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶蓋を立位状態で連なって搬送する缶蓋
    搬送路に沿って、外周部に缶蓋のカール部と噛み合う送
    り溝が形成されたセパレートロールを配置すると共に、
    缶蓋を該セパレートロールの送り溝入口部に吸い付くよ
    うに付勢する吸引装置を配置したことを特徴とする缶蓋
    の切り出し送り装置。
  2. 【請求項2】 前記セパレートロールで切り出される缶
    蓋を検知して計数する計数装置を配置すると共に、前記
    セパレートロールの下流側に、セパレートロールで切り
    出された缶蓋が所定枚数に達したら該缶蓋群を一斉に下
    流に移送するための送り装置を設けた請求項1記載の缶
    蓋の切り出し送り装置。
JP5635591U 1991-06-25 1991-06-25 缶蓋の切り出し送り装置 Expired - Fee Related JPH0734026Y2 (ja)

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JPH051735U JPH051735U (ja) 1993-01-14
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