JPH0734018B2 - 連続化学分析方法 - Google Patents
連続化学分析方法Info
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- JPH0734018B2 JPH0734018B2 JP24598787A JP24598787A JPH0734018B2 JP H0734018 B2 JPH0734018 B2 JP H0734018B2 JP 24598787 A JP24598787 A JP 24598787A JP 24598787 A JP24598787 A JP 24598787A JP H0734018 B2 JPH0734018 B2 JP H0734018B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野) 本発明は、化学分析方法に関し、特に、酵素活性、酵素
反応速度等その他化学反応速度に基づく化学分析を複数
の分析試料について行う連続化学分析方法に関する。
反応速度等その他化学反応速度に基づく化学分析を複数
の分析試料について行う連続化学分析方法に関する。
本発明は、液体試料、特に血液、血漿、血清、リンパ液
等の体液、尿等の排泄物、胃液、膵液、胆汁、唾液、汗
等の分泌液、腹水、胸水、関節腔液等の穿刺液などの検
体についての自動化学分析装置に関する。また、本発明
は、自動化学分析装置、特に、反応キュベット等の反応
容器と測定装置が、夫々、独立の回転装置によって回転
される形式の自動分析装置による連続化学分析方法に関
する。
等の体液、尿等の排泄物、胃液、膵液、胆汁、唾液、汗
等の分泌液、腹水、胸水、関節腔液等の穿刺液などの検
体についての自動化学分析装置に関する。また、本発明
は、自動化学分析装置、特に、反応キュベット等の反応
容器と測定装置が、夫々、独立の回転装置によって回転
される形式の自動分析装置による連続化学分析方法に関
する。
(ロ)従来の技術 ターンテーブル方式のシングルマルチ自動化学分析装置
は、間欠的回転駆動及び連続回転駆動可能のターンテー
ブルに反応キュベット等の反応容器を取り付けて、ター
ンテーブルの回転時に、固定されている測定装置によっ
て反応容器内容物を順次測定し、続いて、ターンテーブ
ルを停止して、夫々の反応容器を続く分析作業領域に配
置し、検体分注、試薬分注、攪拌、反応、洗浄、乾燥等
の操作を逐次行い、再びターンテーブルを回転させて測
定を行っている。しかし、この方式では、逐次操作段階
で測定を行うことができないために、多くの検体につい
て多項目に亘って分析する場合、分析項目が制限される
ことになり問題であった。といって、このような分析項
目について分析を行うには、頻繁に測定作業を割込ませ
る恰好となって、検体処理能力が低下することになり問
題である。また、ターンテーブルの停止時間を短くする
と、反応キュベットの洗浄が充分に行われないことにな
り、キュベットの汚染に基く分析精度の低下をきたして
問題である。
は、間欠的回転駆動及び連続回転駆動可能のターンテー
ブルに反応キュベット等の反応容器を取り付けて、ター
ンテーブルの回転時に、固定されている測定装置によっ
て反応容器内容物を順次測定し、続いて、ターンテーブ
ルを停止して、夫々の反応容器を続く分析作業領域に配
置し、検体分注、試薬分注、攪拌、反応、洗浄、乾燥等
の操作を逐次行い、再びターンテーブルを回転させて測
定を行っている。しかし、この方式では、逐次操作段階
で測定を行うことができないために、多くの検体につい
て多項目に亘って分析する場合、分析項目が制限される
ことになり問題であった。といって、このような分析項
目について分析を行うには、頻繁に測定作業を割込ませ
る恰好となって、検体処理能力が低下することになり問
題である。また、ターンテーブルの停止時間を短くする
と、反応キュベットの洗浄が充分に行われないことにな
り、キュベットの汚染に基く分析精度の低下をきたして
問題である。
そこで、ターンテーブルの停止時に、ポリクロマチック
フォトメータ等の測定装置が、反応キュベットの列の周
囲を廻って、各反応キュベット内の内容物について測定
できるように、ターンテーブル及び測定装置を、互に独
立の回転装置に連結させた自動分析装置が提供されてい
る。
フォトメータ等の測定装置が、反応キュベットの列の周
囲を廻って、各反応キュベット内の内容物について測定
できるように、ターンテーブル及び測定装置を、互に独
立の回転装置に連結させた自動分析装置が提供されてい
る。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、このように測定装置を回転させると、電源用及
び信号用等のコードや恒温槽の加熱媒体用のチューブ等
が回転により捩れるために、従来自動分析装置により化
学反応速度による分析を行う場合には、測定装置を、36
0℃以下の回転角で回転させて、例えば吸光度を測定し
た後、測定装置を逆方向に回転させて元の位置に戻し
て、コード等の捩れを解いている。そのために、測定後
逆回転させて捩れを戻す分、時間及び動力を多く要し、
処理能力の向上をはかる上で問題である。
び信号用等のコードや恒温槽の加熱媒体用のチューブ等
が回転により捩れるために、従来自動分析装置により化
学反応速度による分析を行う場合には、測定装置を、36
0℃以下の回転角で回転させて、例えば吸光度を測定し
た後、測定装置を逆方向に回転させて元の位置に戻し
て、コード等の捩れを解いている。そのために、測定後
逆回転させて捩れを戻す分、時間及び動力を多く要し、
処理能力の向上をはかる上で問題である。
本発明は、測定後の測定装置の逆回転による時間の損失
に係る問題点を解決することを目的としている。
に係る問題点を解決することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、測定装置を回転させて測定後、測定装置を元
の位置まで逆方向に回転させることによる時間の無駄を
少なくして、酵素活性、酵素反応速度等の化学反応速度
の測定により化学分析を行うことができる連続化学分析
方法を提供することを目的としている。
の位置まで逆方向に回転させることによる時間の無駄を
少なくして、酵素活性、酵素反応速度等の化学反応速度
の測定により化学分析を行うことができる連続化学分析
方法を提供することを目的としている。
本発明は、円周上に所定の間隔で配列されている複数の
分析試料を、同時に、該円周上に、該円周の中心に対し
て360/n度(ここでnは2以上の整数を意味する。)の
角度に一試料分をプラス又はマイナスした移動行程で、
間欠的に移動させて、分析試薬分注順位順に、前記複数
の分析試料について分析試料を一個宛分析試薬分注ステ
ーションに送り、そこで分析試料に分析試薬の分注を行
うと共に、前記円周上に停止する分析試料列の一部に沿
って、該円周の中心に対して360/m度(ここでmは2以
上の整数であって、nの整数分の一の値を意味する。)
の角度で測定装置を正転移動させ、前記複数の分析試料
の一部の試料について測定を行った後、該測定装置を反
転移動させてもとの位置に戻すことを特徴とする連続化
学分析方法である。
分析試料を、同時に、該円周上に、該円周の中心に対し
て360/n度(ここでnは2以上の整数を意味する。)の
角度に一試料分をプラス又はマイナスした移動行程で、
間欠的に移動させて、分析試薬分注順位順に、前記複数
の分析試料について分析試料を一個宛分析試薬分注ステ
ーションに送り、そこで分析試料に分析試薬の分注を行
うと共に、前記円周上に停止する分析試料列の一部に沿
って、該円周の中心に対して360/m度(ここでmは2以
上の整数であって、nの整数分の一の値を意味する。)
の角度で測定装置を正転移動させ、前記複数の分析試料
の一部の試料について測定を行った後、該測定装置を反
転移動させてもとの位置に戻すことを特徴とする連続化
学分析方法である。
本発明において、連続的に分析される複数の分析試料
は、測定位置又は測定領域において、移動する測定装置
により、その総てが同一条件下で測定できるように、測
定装置の回転軸線を中心とする同一円周上に配設され
る。
は、測定位置又は測定領域において、移動する測定装置
により、その総てが同一条件下で測定できるように、測
定装置の回転軸線を中心とする同一円周上に配設され
る。
本発明は、円周上に配列されるキュベット等の直接測定
可能の分析容器内に分析試料を収容して連続的に行われ
る。したがって、本発明においては、複数の分析容器列
の周囲には、試料分注器を備える試料分注ステーショ
ン、試薬分注器を備える試薬分注ステーション、攪拌器
を備える攪拌ステーション、恒温槽を備える反応ステー
ション及び測定装置を備える測定ステーションが設けら
れ、夫々、試料分注器による分析容器への試料分注、試
薬分注器による試薬分注、攪拌器による攪拌、恒温槽の
恒温加熱下による反応、分析試料を収容する分析容器列
すなわち、分析試料列に沿って移動される測定装置によ
る測定が行われる。これらの各ステーションにおける分
析操作は、前記複数の分析容器の停止時に行われる。
可能の分析容器内に分析試料を収容して連続的に行われ
る。したがって、本発明においては、複数の分析容器列
の周囲には、試料分注器を備える試料分注ステーショ
ン、試薬分注器を備える試薬分注ステーション、攪拌器
を備える攪拌ステーション、恒温槽を備える反応ステー
ション及び測定装置を備える測定ステーションが設けら
れ、夫々、試料分注器による分析容器への試料分注、試
薬分注器による試薬分注、攪拌器による攪拌、恒温槽の
恒温加熱下による反応、分析試料を収容する分析容器列
すなわち、分析試料列に沿って移動される測定装置によ
る測定が行われる。これらの各ステーションにおける分
析操作は、前記複数の分析容器の停止時に行われる。
本発明においては、測定後の測定装置を逆回転させて戻
す行程を少なくするために、測定時における測定装置の
回転は、mを2以上の整数として、360/m度の回転角で
行われる。測定時におけるこのような測定装置の小さい
回転角にもかかわらず、複数の分析試料の総てが、均等
に測定領域に送られて、同一測定回数で測定されるよう
にnを前記mの整数倍で2以上の整数として、360/n度
の回転角に、一試料分、すなわち1ピッチ分をプラス又
はマイナスした移動行程で、前記複数の分析試料の総て
を前記円周上を、間欠的に移動させる。
す行程を少なくするために、測定時における測定装置の
回転は、mを2以上の整数として、360/m度の回転角で
行われる。測定時におけるこのような測定装置の小さい
回転角にもかかわらず、複数の分析試料の総てが、均等
に測定領域に送られて、同一測定回数で測定されるよう
にnを前記mの整数倍で2以上の整数として、360/n度
の回転角に、一試料分、すなわち1ピッチ分をプラス又
はマイナスした移動行程で、前記複数の分析試料の総て
を前記円周上を、間欠的に移動させる。
本発明において、n及びmの値を大きくすると、測定回
数がその分減少して、処理能力を増加できるが、一定の
測定時間内で、できるだけ測定回数の増加をはかるため
に、n及びmの値は、共に2とされるのが好ましい。n
及びmの値を大きくすると、逆回転による戻しの行程が
小さくなり、測定回数が減少するので、測定される分析
項目に対応して測定回数が所望の回数に収まるように、
n及びmの値が選択される。もとより、n及びmの値
は、円周上に配列される分析試料が一試料分すなわち1
ピッチで間欠的に移動させる時の移動行程に対して遥か
に大きい行程にする関係上、その上限値は6とするのが
好ましい。
数がその分減少して、処理能力を増加できるが、一定の
測定時間内で、できるだけ測定回数の増加をはかるため
に、n及びmの値は、共に2とされるのが好ましい。n
及びmの値を大きくすると、逆回転による戻しの行程が
小さくなり、測定回数が減少するので、測定される分析
項目に対応して測定回数が所望の回数に収まるように、
n及びmの値が選択される。もとより、n及びmの値
は、円周上に配列される分析試料が一試料分すなわち1
ピッチで間欠的に移動させる時の移動行程に対して遥か
に大きい行程にする関係上、その上限値は6とするのが
好ましい。
(ホ)作用 本発明は、円周上に配列された複数の分析試料を、総て
同時に、その円周上を、360/n度(ここでnは2以上の
整数を意味する。)の回転角に、一試料分すなわち1ピ
ッチ分をプラス又はマイナスした行程で移動させて停止
するように間欠駆動を行い、また測定時、測定装置を、
円周上の分析試料列に沿って、その周囲を、360/m度
(ここでmは2以上の整数を意味し、nの整数分の一つ
値を意味する。)の回転角で移動させるので、円周上に
配列された複数の分析試料は、総て同時に、その円周上
を、360/n度の回転角に一試料分プラス或はマイナスし
た行程分移動し停止するといった間欠駆動される。この
間欠駆動の停止時に、試料分注ステーションでは、移送
されたキュベット等の直接測光可能の分析試料容器に試
料分注を行い、試薬分注ステーションでは、試薬分注を
行い、また、洗浄及び乾燥ステーションでは、分析試料
容器の洗浄及び乾燥を行い、測定ステーションでは測定
装置を移動させて測定を行う。
同時に、その円周上を、360/n度(ここでnは2以上の
整数を意味する。)の回転角に、一試料分すなわち1ピ
ッチ分をプラス又はマイナスした行程で移動させて停止
するように間欠駆動を行い、また測定時、測定装置を、
円周上の分析試料列に沿って、その周囲を、360/m度
(ここでmは2以上の整数を意味し、nの整数分の一つ
値を意味する。)の回転角で移動させるので、円周上に
配列された複数の分析試料は、総て同時に、その円周上
を、360/n度の回転角に一試料分プラス或はマイナスし
た行程分移動し停止するといった間欠駆動される。この
間欠駆動の停止時に、試料分注ステーションでは、移送
されたキュベット等の直接測光可能の分析試料容器に試
料分注を行い、試薬分注ステーションでは、試薬分注を
行い、また、洗浄及び乾燥ステーションでは、分析試料
容器の洗浄及び乾燥を行い、測定ステーションでは測定
装置を移動させて測定を行う。
したがって、本発明においては、測定後の測定装置の逆
回転による戻し行程及びその時間を小さくして、酵素活
性、酵素反応速度等の化学反応速度の測定を行うことが
できる。
回転による戻し行程及びその時間を小さくして、酵素活
性、酵素反応速度等の化学反応速度の測定を行うことが
できる。
(ヘ)実施例 以下、添付図面を参照して、本発明の実施の態様の例を
説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何
ら制限を受けるものではない。
説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何
ら制限を受けるものではない。
図は、本発明の一実施例を説明するための概略の工程図
であり、キュベット数48でn及びmが共に2である場合
の一事例についての工程の概略を示すものである。
であり、キュベット数48でn及びmが共に2である場合
の一事例についての工程の概略を示すものである。
円周上に位置する分析試料容器配置位置1〜48には、試
料容器が配列されて試料容器列Aを形成しており、この
試料容器列Aは、矢印Bの方向にCを回転の中心として
180゜の回転角と一試料分プラスした分を移動行程とし
て、間欠的に移動する。一方、本例において、測定装置
は、分析試料容器列Aの内側に例えば光源部を有し、外
側に測定部を有するタイプのもの(図示されていな
い。)であり、測定開始点Dから矢印Eの方向に回転角
180゜移動して、その移動下に測定を行い、測定終了点
Fで測定を終了して停止し、測定終了後、矢印Gの方向
に回転して測定開始点Dに戻る。
料容器が配列されて試料容器列Aを形成しており、この
試料容器列Aは、矢印Bの方向にCを回転の中心として
180゜の回転角と一試料分プラスした分を移動行程とし
て、間欠的に移動する。一方、本例において、測定装置
は、分析試料容器列Aの内側に例えば光源部を有し、外
側に測定部を有するタイプのもの(図示されていな
い。)であり、測定開始点Dから矢印Eの方向に回転角
180゜移動して、その移動下に測定を行い、測定終了点
Fで測定を終了して停止し、測定終了後、矢印Gの方向
に回転して測定開始点Dに戻る。
本例においては、分析容器列Aの間欠駆動の停止時に、
図中1の位置にある本試料容器に検体分注器により検体
分注(S)を行い、分析容器列Aを180゜の回転角プラ
ス1ピッチの回転駆動を行い、本試料容器を2の位置に
移動させる。この2の位置に移動された試料容器に試薬
分注器により第一試薬分注(R−1)行う。この間に測
定装置をD〜Fに移動させて、測定領域Hの分析試料の
吸光度を測定する。次いで、分析容器列Aを回転駆動さ
せて、2の位置にある本試料容器を3の位置に移動させ
る。3の位置に移動された本試料容器の内容物は第一攪
拌機により、攪拌される(STR−1)。この間に測定装
置をD〜Fに移動させて、本試料容器の位置する側とは
反対側の、つまり、測定領域Hの側にある分析試料の吸
光度を測定する。続いて、分析容器列Aの間欠駆動を12
回繰り返して、3の位置の本試料容器を、4から16の位
置に順次間欠的な回転駆動により移動させ、この間に、
4,6,8,10,12及び14の位置で測定装置により、本分析試
料について測定される。16の位置に移送された本試料容
器には、第二試薬分注器により、第二試薬分注(R−
2)が行われ、この間に測定装置をD〜Fに移動させ
て、本分析試料を含めて、測定領域Hの位置にある分析
試料の吸光度を測定する。次いで、分析容器列Aを回転
駆動させて、本試料容器を17の位置に送り、第二攪拌機
により攪拌させる(STR−2)。この間に測定装置をD
〜Fに移動させて、本分析試料を含めて、測定領域Hの
位置にある分析試料の吸光度を測定する。次いで、分析
容器列Aの間欠的な回転駆動を25回行って、本試料は、
その間19,21,23,25,27,29,31,33,35,37,39及び42の位置
で測定装置により測定される。次いで、分析容器列Aの
回転駆動を行い、本試料容器は、位置43に送られ、そこ
で本試料容器中の内容物が排出される(Dr)。その間測
定装置はD〜Fに移動して、本試料容器とは反対側の測
定領域Hの位置にある分析試料の吸光度の測定を行う。
分析容器列Aは回転駆動され、本試料容器は、44の位置
に送られて洗浄液により洗浄される(WSH)。この間、
測定装置はD〜Fに移動して、本試料容器を含めて、測
定領域Hの位置にある分析試料の吸光度の測定を行う。
次いで、分析容器列Aは回転駆動されて、本試料容器
は、45の位置に移送され、水分注器により、水が分注さ
れる(W)。この間に、測定装置により、測定領域Hの
位置にある分析試料の吸光度の測定を行う。次いで、分
析容器列Aの回転駆動を行い、本試料容器は、46の位置
に送られる。そこで、測定装置による測定領域Hの試料
容器の測定の際に、46の位置に送られた試料容器は、水
ブランクが測定される(WB)。分析容器列Aを回転駆動
し、本試料容器を47の位置に送り、該容器内の水が排出
される(DS)。この間に、測定装置は、測定領域Hの位
置にある分析試料について吸光度の測定を行う。次い
で、分析容器列Aは回転駆動されて、本分析容器は48の
位置に送られ乾燥されて(DR)、清浄となる。この間
に、測定装置は測定領域内位置にある分析試料について
吸光度の測定を行う。このように清浄となった容器は、
次の分析容器列Aの回転駆動により、1の位置に送られ
て、再び測定に供せられる。
図中1の位置にある本試料容器に検体分注器により検体
分注(S)を行い、分析容器列Aを180゜の回転角プラ
ス1ピッチの回転駆動を行い、本試料容器を2の位置に
移動させる。この2の位置に移動された試料容器に試薬
分注器により第一試薬分注(R−1)行う。この間に測
定装置をD〜Fに移動させて、測定領域Hの分析試料の
吸光度を測定する。次いで、分析容器列Aを回転駆動さ
せて、2の位置にある本試料容器を3の位置に移動させ
る。3の位置に移動された本試料容器の内容物は第一攪
拌機により、攪拌される(STR−1)。この間に測定装
置をD〜Fに移動させて、本試料容器の位置する側とは
反対側の、つまり、測定領域Hの側にある分析試料の吸
光度を測定する。続いて、分析容器列Aの間欠駆動を12
回繰り返して、3の位置の本試料容器を、4から16の位
置に順次間欠的な回転駆動により移動させ、この間に、
4,6,8,10,12及び14の位置で測定装置により、本分析試
料について測定される。16の位置に移送された本試料容
器には、第二試薬分注器により、第二試薬分注(R−
2)が行われ、この間に測定装置をD〜Fに移動させ
て、本分析試料を含めて、測定領域Hの位置にある分析
試料の吸光度を測定する。次いで、分析容器列Aを回転
駆動させて、本試料容器を17の位置に送り、第二攪拌機
により攪拌させる(STR−2)。この間に測定装置をD
〜Fに移動させて、本分析試料を含めて、測定領域Hの
位置にある分析試料の吸光度を測定する。次いで、分析
容器列Aの間欠的な回転駆動を25回行って、本試料は、
その間19,21,23,25,27,29,31,33,35,37,39及び42の位置
で測定装置により測定される。次いで、分析容器列Aの
回転駆動を行い、本試料容器は、位置43に送られ、そこ
で本試料容器中の内容物が排出される(Dr)。その間測
定装置はD〜Fに移動して、本試料容器とは反対側の測
定領域Hの位置にある分析試料の吸光度の測定を行う。
分析容器列Aは回転駆動され、本試料容器は、44の位置
に送られて洗浄液により洗浄される(WSH)。この間、
測定装置はD〜Fに移動して、本試料容器を含めて、測
定領域Hの位置にある分析試料の吸光度の測定を行う。
次いで、分析容器列Aは回転駆動されて、本試料容器
は、45の位置に移送され、水分注器により、水が分注さ
れる(W)。この間に、測定装置により、測定領域Hの
位置にある分析試料の吸光度の測定を行う。次いで、分
析容器列Aの回転駆動を行い、本試料容器は、46の位置
に送られる。そこで、測定装置による測定領域Hの試料
容器の測定の際に、46の位置に送られた試料容器は、水
ブランクが測定される(WB)。分析容器列Aを回転駆動
し、本試料容器を47の位置に送り、該容器内の水が排出
される(DS)。この間に、測定装置は、測定領域Hの位
置にある分析試料について吸光度の測定を行う。次い
で、分析容器列Aは回転駆動されて、本分析容器は48の
位置に送られ乾燥されて(DR)、清浄となる。この間
に、測定装置は測定領域内位置にある分析試料について
吸光度の測定を行う。このように清浄となった容器は、
次の分析容器列Aの回転駆動により、1の位置に送られ
て、再び測定に供せられる。
以上のように、本例においては、測定装置は、半周分回
転移動して同じ距離を戻るように移動されるので、例え
ば4秒間、測定のための回転が行われ、2秒間で戻すこ
とができ、6秒周期となり600テスト/時間となる。こ
れに対し、従来の自動分析方法においては、およそ300
゜の回転角で測定され、同じ行程を戻されるので、例え
ば8秒で回転して4秒で戻ることになり、300テスト/
時間の処理能力となる。このように、本例においては、
従来の自動分析方法と同様の周期で測定でき、テスト数
の増加を行うことができる。
転移動して同じ距離を戻るように移動されるので、例え
ば4秒間、測定のための回転が行われ、2秒間で戻すこ
とができ、6秒周期となり600テスト/時間となる。こ
れに対し、従来の自動分析方法においては、およそ300
゜の回転角で測定され、同じ行程を戻されるので、例え
ば8秒で回転して4秒で戻ることになり、300テスト/
時間の処理能力となる。このように、本例においては、
従来の自動分析方法と同様の周期で測定でき、テスト数
の増加を行うことができる。
(ト)発明の効果 本発明は、円周上に配列された複数の分析試料を、総て
同時に、その円周上を、360/n度(ここでnは2以上の
整数を意味する。)の回転角に、一試料分すなわち1ピ
ッチ分をプラス又はマイナスした行程で移動させて停止
するように間欠駆動を行い、また測定時、測定装置を、
円周上の分析試料列に沿って、その周囲を、360/m度
(ここでmは2以上の整数を意味し、nの整数分の一の
値を意味する。)の回転角で移動させるので、従来の装
置に比較して、測定装置の戻り時間の無駄を少なくで
き、テスト数を増加でき、延いては、試料処理能力の増
加をはかることができる。
同時に、その円周上を、360/n度(ここでnは2以上の
整数を意味する。)の回転角に、一試料分すなわち1ピ
ッチ分をプラス又はマイナスした行程で移動させて停止
するように間欠駆動を行い、また測定時、測定装置を、
円周上の分析試料列に沿って、その周囲を、360/m度
(ここでmは2以上の整数を意味し、nの整数分の一の
値を意味する。)の回転角で移動させるので、従来の装
置に比較して、測定装置の戻り時間の無駄を少なくで
き、テスト数を増加でき、延いては、試料処理能力の増
加をはかることができる。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための概略の工
程図である。 図中の符号については、1〜48は円周上に位置する分析
試料容器配置位置、Aは分析試料容器列、Bは矢印、C
は回転の中心、Dは測定開始点、Eは矢印、Fは測定終
了点、Gは矢印、Hは測定領域、R−1は第一試料分
注、R−2は第二試薬分注、Sは検体分注、STR−1は
第一攪拌、STR−2は第二攪拌、Wは水、WBは水ブラン
ク、Drは容器内の内容物の排出、DSは容器内の水の排
出、DRは乾燥である。
程図である。 図中の符号については、1〜48は円周上に位置する分析
試料容器配置位置、Aは分析試料容器列、Bは矢印、C
は回転の中心、Dは測定開始点、Eは矢印、Fは測定終
了点、Gは矢印、Hは測定領域、R−1は第一試料分
注、R−2は第二試薬分注、Sは検体分注、STR−1は
第一攪拌、STR−2は第二攪拌、Wは水、WBは水ブラン
ク、Drは容器内の内容物の排出、DSは容器内の水の排
出、DRは乾燥である。
Claims (1)
- 【請求項1】円周上に所定の間隔で配列されている複数
の分析試料を、同時に、該円周上に、該円周の中心に対
して360/n度(ここでnは2以上の整数を意味する。)
の角度に一試料分をプラス又はマイナスした移動行程
で、間欠的に移動させて、分析試薬分注順位順に、前記
複数の分析試料について分析試料を一個宛分析試薬分注
ステーションに送り、そこで分析試料に分析試薬の分注
を行うと共に、前記円周上に停止する分析試料列の一部
に沿って、該円周の中心に対して360/m度(ここでmは
2以上の整数であって、nの整数分の一の値を意味す
る。)の角度で測定装置を正転移動させ、前記複数の分
析試料の一部の試料について測定を行った後、該測定装
置を反転移動させてもとの位置に戻すことを特徴とする
連続化学分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24598787A JPH0734018B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 連続化学分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24598787A JPH0734018B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 連続化学分析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6488232A JPS6488232A (en) | 1989-04-03 |
JPH0734018B2 true JPH0734018B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=17141788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24598787A Expired - Fee Related JPH0734018B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 連続化学分析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734018B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR930011213B1 (ko) * | 1989-08-25 | 1993-11-29 | 미쯔비시덴끼 가부시끼가이샤 | 와이어 방전가공 방법 및 그 장치 |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP24598787A patent/JPH0734018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6488232A (en) | 1989-04-03 |
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