JPH10267849A - 撹拌装置 - Google Patents
撹拌装置Info
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- JPH10267849A JPH10267849A JP9087260A JP8726097A JPH10267849A JP H10267849 A JPH10267849 A JP H10267849A JP 9087260 A JP9087260 A JP 9087260A JP 8726097 A JP8726097 A JP 8726097A JP H10267849 A JPH10267849 A JP H10267849A
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- rotary shaft
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- horizontal plane
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Abstract
(57)【要約】
【課題】試験管等の容器に収容された検査試料を検査結
果に悪影響を及ぼすことなく且つコストの上昇を招来す
ることなく撹拌することのできる撹拌装置を提供する。 【解決手段】モータ11の回転軸12を水平面13に対
してθの角度で傾斜させるとともに、容器保持体16に
容器8を回転軸12に対して90°−θの角度で保持す
る保持部17を設けたことを特徴とする。
果に悪影響を及ぼすことなく且つコストの上昇を招来す
ることなく撹拌することのできる撹拌装置を提供する。 【解決手段】モータ11の回転軸12を水平面13に対
してθの角度で傾斜させるとともに、容器保持体16に
容器8を回転軸12に対して90°−θの角度で保持す
る保持部17を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撹拌装置に係り、特
に血清や尿等の検査試料を分析検査する場合に用いられ
る撹拌装置に関するものである。
に血清や尿等の検査試料を分析検査する場合に用いられ
る撹拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血清や尿等の検査試料を分析検査する方
法として、例えば比色法と称される分析検査方法が従来
から知られている。この種の分析検査方法は検査試料が
分注された試験管等の容器内に試薬を添加し、この試薬
と検査試料とを反応させてこの反応液を比色測定し、検
査試料中の被測定物質濃度を定量測定する方法であり、
試薬と検査試料との反応を促進させるとともに混合液
(試薬と検査試料)を均一化するために容器内の検査試
料を試薬とともに撹拌する工程が不可欠となっている。
なお、分析項目によっては、比色測定以外に蛍光量や発
光量を測定したり、複数の試薬を用いて多段階の反応を
行うものもある。
法として、例えば比色法と称される分析検査方法が従来
から知られている。この種の分析検査方法は検査試料が
分注された試験管等の容器内に試薬を添加し、この試薬
と検査試料とを反応させてこの反応液を比色測定し、検
査試料中の被測定物質濃度を定量測定する方法であり、
試薬と検査試料との反応を促進させるとともに混合液
(試薬と検査試料)を均一化するために容器内の検査試
料を試薬とともに撹拌する工程が不可欠となっている。
なお、分析項目によっては、比色測定以外に蛍光量や発
光量を測定したり、複数の試薬を用いて多段階の反応を
行うものもある。
【0003】ところで、容器内の液体を撹拌する方法と
しては、図8に示すように容器1内の液体2を撹拌棒3
で撹拌する方法が従来から周知であるが、このような方
法を上述した検査試料の分析検査に適用した場合には、
撹拌後に撹拌棒3を洗浄する必要があり、撹拌棒3の洗
浄が不完全であると、撹拌棒3に付着した検査試料や試
薬が次の検査試料中に混入し、検査結果に悪影響を及ぼ
す虞がある。
しては、図8に示すように容器1内の液体2を撹拌棒3
で撹拌する方法が従来から周知であるが、このような方
法を上述した検査試料の分析検査に適用した場合には、
撹拌後に撹拌棒3を洗浄する必要があり、撹拌棒3の洗
浄が不完全であると、撹拌棒3に付着した検査試料や試
薬が次の検査試料中に混入し、検査結果に悪影響を及ぼ
す虞がある。
【0004】そこで、血清等の分析検査に適した撹拌装
置として、図9に示すような撹拌装置が考案されている
(特開昭59−35145号公報参照)。図9におい
て、4は水平面に対し傾斜した傾斜軸、5は上記傾斜軸
4を中心として回転する回転筒、6は上記回転筒5の外
周に取付けられたリング状の反応管ホルダであり、この
反応管ホルダ6には検査試料7を収容した複数個の円筒
形状の容器8が反応管ホルダ6の周方向に沿って保持さ
れている。
置として、図9に示すような撹拌装置が考案されている
(特開昭59−35145号公報参照)。図9におい
て、4は水平面に対し傾斜した傾斜軸、5は上記傾斜軸
4を中心として回転する回転筒、6は上記回転筒5の外
周に取付けられたリング状の反応管ホルダであり、この
反応管ホルダ6には検査試料7を収容した複数個の円筒
形状の容器8が反応管ホルダ6の周方向に沿って保持さ
れている。
【0005】このような撹拌装置では、まず、検査試料
7に対して試薬を分注した後に、傾斜軸4を中心として
回転筒5を回転させると、反応管ホルダ6に保持された
容器8が上下方向に変位しながら回転筒5と一体に回転
するので、容器8に収容された検査試料7を容器8の上
下変位と遠心力とにより撹拌することができる。これに
より上述した従来技術のように撹拌棒を用いる必要がな
いので、検査結果に悪影響を及ぼす虞はないが、次のよ
うな問題を有していた。
7に対して試薬を分注した後に、傾斜軸4を中心として
回転筒5を回転させると、反応管ホルダ6に保持された
容器8が上下方向に変位しながら回転筒5と一体に回転
するので、容器8に収容された検査試料7を容器8の上
下変位と遠心力とにより撹拌することができる。これに
より上述した従来技術のように撹拌棒を用いる必要がな
いので、検査結果に悪影響を及ぼす虞はないが、次のよ
うな問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した従
来の撹拌装置では、反応管ホルダ6に保持された容器8
に検査試料を分注したり、あるいは試薬を添加したりす
る場合にノズル9を傾斜軸4に沿って進退駆動しなけれ
ばならないため、ノズル9を進退駆動する駆動部の構成
が複雑となり、コストの上昇を招来するという問題を有
していた。
来の撹拌装置では、反応管ホルダ6に保持された容器8
に検査試料を分注したり、あるいは試薬を添加したりす
る場合にノズル9を傾斜軸4に沿って進退駆動しなけれ
ばならないため、ノズル9を進退駆動する駆動部の構成
が複雑となり、コストの上昇を招来するという問題を有
していた。
【0007】また、攪拌効果を高めるために、回転速度
を大きくすると、部分的に遠心力で飛散し易くなる箇所
が生じるので、充分な攪拌効果の向上は望めない。本発
明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は
試験管等の容器に収容された混合すべき複数の分析用液
体を検査結果に悪影響を及ぼすことなく且つコストの上
昇を招来することなく有効に撹拌することのできる撹拌
装置を提供せんとするものである。
を大きくすると、部分的に遠心力で飛散し易くなる箇所
が生じるので、充分な攪拌効果の向上は望めない。本発
明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は
試験管等の容器に収容された混合すべき複数の分析用液
体を検査結果に悪影響を及ぼすことなく且つコストの上
昇を招来することなく有効に撹拌することのできる撹拌
装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、複数の容器を保持する容器保持
体と、この容器保持体を回転駆動する回転軸を有する回
転駆動手段とを具備した撹拌装置において、前記回転軸
を水平面に対してθの角度で傾斜させるとともに、前記
容器保持体に前記容器を前記回転軸に対して90°−θ
の角度で保持する保持部を設けたことを特徴とするもの
である。
に、請求項1の発明は、複数の容器を保持する容器保持
体と、この容器保持体を回転駆動する回転軸を有する回
転駆動手段とを具備した撹拌装置において、前記回転軸
を水平面に対してθの角度で傾斜させるとともに、前記
容器保持体に前記容器を前記回転軸に対して90°−θ
の角度で保持する保持部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記容器保持体は、駆動プーリと従動プーリとの間
に掛け渡されたエンドレスベルトに保持されていること
を特徴とするものである。
て、前記容器保持体は、駆動プーリと従動プーリとの間
に掛け渡されたエンドレスベルトに保持されていること
を特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記容器は、回転時の遠心力が斜め下方に向かって
作用するように前記保持部に保持されていることを特徴
とするものである。
て、前記容器は、回転時の遠心力が斜め下方に向かって
作用するように前記保持部に保持されていることを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施形態を示しており、図中11は回転駆動手段としての
モータである。このモータ11の回転軸12は水平面1
3に対しθの角度で傾斜しており、その先端部には回転
テーブル14が取付けられている。なお、モータ11は
撹拌装置本体の取付板15に取付けられている。
を参照して説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施形態を示しており、図中11は回転駆動手段としての
モータである。このモータ11の回転軸12は水平面1
3に対しθの角度で傾斜しており、その先端部には回転
テーブル14が取付けられている。なお、モータ11は
撹拌装置本体の取付板15に取付けられている。
【0012】前記回転テーブル14は円板形状をなして
おり、その周縁部には複数の容器保持体16…が回転テ
ーブル14の周方向に等間隔で取付けられている。前記
容器保持体16…は予め検査試料7を収容した容器8を
保持するものであり、これらの容器保持体16…には、
回転テーブル14の中で最も低い位置に位置する容器8
を水平面13に対してθ1 (=90°−2θ)の角度で
保持する保持部17がそれぞれ設けられている。ここ
で、θ1は、回転テーブル14の中で最も高い位置に位
置する容器8を鉛直方向に正立させるように設定されて
いる。
おり、その周縁部には複数の容器保持体16…が回転テ
ーブル14の周方向に等間隔で取付けられている。前記
容器保持体16…は予め検査試料7を収容した容器8を
保持するものであり、これらの容器保持体16…には、
回転テーブル14の中で最も低い位置に位置する容器8
を水平面13に対してθ1 (=90°−2θ)の角度で
保持する保持部17がそれぞれ設けられている。ここ
で、θ1は、回転テーブル14の中で最も高い位置に位
置する容器8を鉛直方向に正立させるように設定されて
いる。
【0013】このように構成される本発明の第1の実施
形態では、モータ11の回転軸12が回転すると、回転
テーブル14に取付けられた容器保持体16…が上下方
向に変位しながら回転軸12と一体に回転する。このと
き、図2に示すように水平面13に対して容器8の傾斜
角度が、一周する間にθ1(=90°−2θ)とθ2
(=90°)との間で変化する。したがって、容器8の
傾斜角度がθ2=90°となる位置の上方にノズル9を
配置するとともに、図示せぬ制御部によって回転テーブ
ル14上の各容器8をノズル9の下方で間欠停止させる
ことにより、ノズル9の向きを変位させたり、ノズル9
を回転軸12の傾斜に沿って動かさなくても容器8に試
薬を分注することが可能となるので、ノズル9を進退駆
動する駆動部の構成が複雑となるようなことがない。
形態では、モータ11の回転軸12が回転すると、回転
テーブル14に取付けられた容器保持体16…が上下方
向に変位しながら回転軸12と一体に回転する。このと
き、図2に示すように水平面13に対して容器8の傾斜
角度が、一周する間にθ1(=90°−2θ)とθ2
(=90°)との間で変化する。したがって、容器8の
傾斜角度がθ2=90°となる位置の上方にノズル9を
配置するとともに、図示せぬ制御部によって回転テーブ
ル14上の各容器8をノズル9の下方で間欠停止させる
ことにより、ノズル9の向きを変位させたり、ノズル9
を回転軸12の傾斜に沿って動かさなくても容器8に試
薬を分注することが可能となるので、ノズル9を進退駆
動する駆動部の構成が複雑となるようなことがない。
【0014】ノズル9により全ての容器8に試薬が分注
されると、図示せぬ制御部によって、回転テーブル14
が連続的に回転されるようにする。このとき、回転速度
は、容器8から液がこぼれない程度に設定されている。
このようにして、容器8の上下変位と回転時の遠心力以
外にも、容器8の傾斜変化によって容器内で液の流れが
生じることにより撹拌されるので、特開昭59−351
45号公報に記載された撹拌装置よりも効率良く容器8
に収容された検査試料7及び試薬を検査結果に悪影響を
及ぼすことなく撹拌することができる。
されると、図示せぬ制御部によって、回転テーブル14
が連続的に回転されるようにする。このとき、回転速度
は、容器8から液がこぼれない程度に設定されている。
このようにして、容器8の上下変位と回転時の遠心力以
外にも、容器8の傾斜変化によって容器内で液の流れが
生じることにより撹拌されるので、特開昭59−351
45号公報に記載された撹拌装置よりも効率良く容器8
に収容された検査試料7及び試薬を検査結果に悪影響を
及ぼすことなく撹拌することができる。
【0015】また、この実施形態では、回転テーブル1
4の最も高い位置の容器8が正立状態となるので、公知
の試薬容器を保持する試薬テーブル(図示せぬ)を、最
も高い位置の容器8の高さに合わせて配置することで、
その他の回転テーブル14上の容器8の殆どを試薬テー
ブル等の処理部の下方に効率良く配置できるので装置全
体を小型にする。
4の最も高い位置の容器8が正立状態となるので、公知
の試薬容器を保持する試薬テーブル(図示せぬ)を、最
も高い位置の容器8の高さに合わせて配置することで、
その他の回転テーブル14上の容器8の殆どを試薬テー
ブル等の処理部の下方に効率良く配置できるので装置全
体を小型にする。
【0016】次に、本発明の第2の実施形態を図3及び
図4を参照して説明する。図3は本発明の第2の実施形
態に係る撹拌装置の平面図であって、検査試料と試薬と
を反応させるための容器8は取付用の金具21によりエ
ンドレスベルト22に固定された複数の容器保持体16
…に保持されている。
図4を参照して説明する。図3は本発明の第2の実施形
態に係る撹拌装置の平面図であって、検査試料と試薬と
を反応させるための容器8は取付用の金具21によりエ
ンドレスベルト22に固定された複数の容器保持体16
…に保持されている。
【0017】前記エンドレスベルト22は、図に示す通
り、互いに離間した駆動プーリ23と従動プーリ24と
の間に長円形状に掛け渡されており、駆動プーリ23は
回転駆動手段としてのモータ11(図4参照)の回転軸
12に取付けられている。なお、これら一対のプーリ2
3,24は必ずしも同一の半径でなくてもよい。
り、互いに離間した駆動プーリ23と従動プーリ24と
の間に長円形状に掛け渡されており、駆動プーリ23は
回転駆動手段としてのモータ11(図4参照)の回転軸
12に取付けられている。なお、これら一対のプーリ2
3,24は必ずしも同一の半径でなくてもよい。
【0018】前記回転軸12は水平面13に対してθの
角度で傾斜しており、前記容器保持体16…には、図4
に示すように容器8を回転軸12に対してθ1 (=90
°−θ)の角度で保持する保持部17が設けられている
点は、第1実施形態と同様である。
角度で傾斜しており、前記容器保持体16…には、図4
に示すように容器8を回転軸12に対してθ1 (=90
°−θ)の角度で保持する保持部17が設けられている
点は、第1実施形態と同様である。
【0019】このように構成される本発明の第2の実施
形態では、モータ11の回転軸12が回転すると、エン
ドレスベルト22が駆動プーリ23と従動プーリ24と
の間を循環する。そして、エンドレスベルト22が駆動
プーリ23と従動プーリ24との間を循環すると、エン
ドレスベルト22に取付けられた容器保持体16…が上
下方向に変位しながら回転軸12と一体に回転する。こ
のとき、容器8に収容された検査試料7は第1の実施形
態と同様に、効率良く撹拌することができる。
形態では、モータ11の回転軸12が回転すると、エン
ドレスベルト22が駆動プーリ23と従動プーリ24と
の間を循環する。そして、エンドレスベルト22が駆動
プーリ23と従動プーリ24との間を循環すると、エン
ドレスベルト22に取付けられた容器保持体16…が上
下方向に変位しながら回転軸12と一体に回転する。こ
のとき、容器8に収容された検査試料7は第1の実施形
態と同様に、効率良く撹拌することができる。
【0020】また、本発明の第2の実施形態では、モー
タ11の回転軸12が回転すると、図4に示すように水
平面13に対する容器8の傾斜角度がθ1(=2θ−9
0°)とθ2(=90°)との間で変化する。したがっ
て、駆動プーリ23と従動プーリ24との間の掛け渡さ
れた直線範囲における複数の容器8の傾斜角度がθ2=
90°となる位置の上方に複数のノズル9を配置するこ
とができるので、ノズル9を回転軸12の傾斜に沿って
動かさなくても容器8に検査試料や試薬を分注すること
が可能となるので、ノズル9を進退駆動する駆動部の構
成が複雑となるようなことがなく、これにより容器8に
収容された検査試料7をコストの上昇を招来することな
く撹拌することができる。
タ11の回転軸12が回転すると、図4に示すように水
平面13に対する容器8の傾斜角度がθ1(=2θ−9
0°)とθ2(=90°)との間で変化する。したがっ
て、駆動プーリ23と従動プーリ24との間の掛け渡さ
れた直線範囲における複数の容器8の傾斜角度がθ2=
90°となる位置の上方に複数のノズル9を配置するこ
とができるので、ノズル9を回転軸12の傾斜に沿って
動かさなくても容器8に検査試料や試薬を分注すること
が可能となるので、ノズル9を進退駆動する駆動部の構
成が複雑となるようなことがなく、これにより容器8に
収容された検査試料7をコストの上昇を招来することな
く撹拌することができる。
【0021】さらに、本発明の第2の実施形態では、容
器保持体16がエンドレスベルト22に保持された長円
形ラインの直線部分で複数の容器8が正立した姿勢と傾
いた姿勢とを繰り返すので、容器8の分析検査のための
複数の処理部(分注部、洗浄部、測定部等)を異なる処
理位置に配置した場合の全自動化のための搬送手段とし
ても利用することができるとともに、第1の実施形態と
同様にして処理部の下方にエンドレスベルト22を効率
良く配置できる。
器保持体16がエンドレスベルト22に保持された長円
形ラインの直線部分で複数の容器8が正立した姿勢と傾
いた姿勢とを繰り返すので、容器8の分析検査のための
複数の処理部(分注部、洗浄部、測定部等)を異なる処
理位置に配置した場合の全自動化のための搬送手段とし
ても利用することができるとともに、第1の実施形態と
同様にして処理部の下方にエンドレスベルト22を効率
良く配置できる。
【0022】図5は図3及び図4に示した第2の実施形
態を血液検査装置に適用した一例を示す図であり、図中
25は血液検査装置の本体を示している。この本体25
の上面には未測定試料を収容した試料容器26が載置さ
れており、この試料容器26に収容された試料はサンプ
ルプローブ27により容器保持体16に保持された容器
8に分注される。
態を血液検査装置に適用した一例を示す図であり、図中
25は血液検査装置の本体を示している。この本体25
の上面には未測定試料を収容した試料容器26が載置さ
れており、この試料容器26に収容された試料はサンプ
ルプローブ27により容器保持体16に保持された容器
8に分注される。
【0023】サンプルプローブ27により試料が分注さ
れた容器8はエンドレスベルト22により所定位置に搬
送され、試薬プローブ28a,28bにより試薬が添加
される。そして、試薬が添加された容器8はエンドレス
ベルト22によりレンズ29と回析格子30との間に搬
送される。このとき、容器8に分注された試料は回析格
子30に対向して設けられた複数個の光検出器31によ
り測光される。なお、図中32は試料が分注された容器
8にレンズ29を介して照明光を照射するランプを示し
ている。
れた容器8はエンドレスベルト22により所定位置に搬
送され、試薬プローブ28a,28bにより試薬が添加
される。そして、試薬が添加された容器8はエンドレス
ベルト22によりレンズ29と回析格子30との間に搬
送される。このとき、容器8に分注された試料は回析格
子30に対向して設けられた複数個の光検出器31によ
り測光される。なお、図中32は試料が分注された容器
8にレンズ29を介して照明光を照射するランプを示し
ている。
【0024】次に、本発明の第3の実施形態を図6を参
照して説明する。この実施形態では、前記回転軸12は
水平面13に対してθの角度で傾斜しており、前記容器
保持体16…には、図6に示すように回転テーブル14
上で最も高い位置に位置する容器8を回転軸12に対し
てθ1(=2θ−90°)の角度で保持するとともに最
も低い位置の容器8を鉛直方向に正立させるように保持
部17が設けられている点を除いて第2の実施形態と同
様の構成を有する。
照して説明する。この実施形態では、前記回転軸12は
水平面13に対してθの角度で傾斜しており、前記容器
保持体16…には、図6に示すように回転テーブル14
上で最も高い位置に位置する容器8を回転軸12に対し
てθ1(=2θ−90°)の角度で保持するとともに最
も低い位置の容器8を鉛直方向に正立させるように保持
部17が設けられている点を除いて第2の実施形態と同
様の構成を有する。
【0025】なお、回転テーブル14の回転速度は、第
2の実施形態における検体試料と試薬の攪拌工程で、図
示せぬ制御部によって、第2の実施形態よりも速くなる
ように設定されている。このように構成された本発明の
第3の実施形態では、図6に示すように回転時の遠心力
Fが容器8に対して常に斜め下方に作用するので、容器
8が水平面13に対し傾いても容器8内の検査試料7が
遠心力により容器8から飛散することを防止されるの
で、高速遠心で攪拌力を有効に高めることができる。
2の実施形態における検体試料と試薬の攪拌工程で、図
示せぬ制御部によって、第2の実施形態よりも速くなる
ように設定されている。このように構成された本発明の
第3の実施形態では、図6に示すように回転時の遠心力
Fが容器8に対して常に斜め下方に作用するので、容器
8が水平面13に対し傾いても容器8内の検査試料7が
遠心力により容器8から飛散することを防止されるの
で、高速遠心で攪拌力を有効に高めることができる。
【0026】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されず、当業者が容易とする範囲または当業者の設計事
項となる範囲において種々の変更が可能である。例え
ば、上述した第1の実施形態では、予め検査試料を容器
に収容させたが、容器の傾斜がθ2=90°となる位置
の上方で、2本のノズルを交互に位置決めするようにし
て、検査試料及び試薬を順次分注する構成にしてもよ
い。また、分注順序は、試薬の次に検査試料を分注して
もよい。また、回転テーブルの回転を1周プラスマイナ
ス1容器分とすることにより、試料等の各分注の間に攪
拌が行われるようにしてもよい。また、上述した第1乃
至第3の実施形態では容器8を容器保持体16に1つず
つ保持するようにしたが、図7に示す第4の実施形態の
ように複数個の容器8をラック33と共に容器保持体1
6で保持するようにしても良い。また、上述した説明で
は、全て検査試料と試薬の混合について述べたが、多段
階の反応を行うものでは第1試薬と第2試薬の混合につ
いても、同様に本発明を適用できる。また、検査試料を
所要の濃度に希釈するために、検査試料と適宜の希釈液
を混合する場合にも、本発明を適用できる。
されず、当業者が容易とする範囲または当業者の設計事
項となる範囲において種々の変更が可能である。例え
ば、上述した第1の実施形態では、予め検査試料を容器
に収容させたが、容器の傾斜がθ2=90°となる位置
の上方で、2本のノズルを交互に位置決めするようにし
て、検査試料及び試薬を順次分注する構成にしてもよ
い。また、分注順序は、試薬の次に検査試料を分注して
もよい。また、回転テーブルの回転を1周プラスマイナ
ス1容器分とすることにより、試料等の各分注の間に攪
拌が行われるようにしてもよい。また、上述した第1乃
至第3の実施形態では容器8を容器保持体16に1つず
つ保持するようにしたが、図7に示す第4の実施形態の
ように複数個の容器8をラック33と共に容器保持体1
6で保持するようにしても良い。また、上述した説明で
は、全て検査試料と試薬の混合について述べたが、多段
階の反応を行うものでは第1試薬と第2試薬の混合につ
いても、同様に本発明を適用できる。また、検査試料を
所要の濃度に希釈するために、検査試料と適宜の希釈液
を混合する場合にも、本発明を適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、試験管等の容器に収容された検査試料を検査結
果に悪影響を及ぼすことなく且つコストの上昇を招来す
ることなく撹拌することができる。
よれば、試験管等の容器に収容された検査試料を検査結
果に悪影響を及ぼすことなく且つコストの上昇を招来す
ることなく撹拌することができる。
【0028】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、容器の搬送手段としても利用することができ
る。請求項3の発明によれば、請求項1の発明に加え
て、容器が水平面に対し傾いても容器内の検査試料が遠
心力により容器から飛散することを防止できる。
に加えて、容器の搬送手段としても利用することができ
る。請求項3の発明によれば、請求項1の発明に加え
て、容器が水平面に対し傾いても容器内の検査試料が遠
心力により容器から飛散することを防止できる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撹拌装置の平面
図。
図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る撹拌装置の縦断
面図。
面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る撹拌装置の平面
図。
図。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態を分析検査装置に適用
した一例を示す平面図。
した一例を示す平面図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る攪拌装置の縦断
面図。
面図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る撹拌装置の側面
図。
図。
【図8】従来の撹拌方法を説明するための図。
【図9】従来の撹拌装置の斜視図。
7…検査試料 8…容器 11…モータ 12…回転軸 13…水平面 14…回転テーブル 16…容器保持体 17…保持部 22…エンドレスベルト 23…駆動プーリ 24…従動プーリ
Claims (3)
- 【請求項1】複数の容器を保持する容器保持体と、 この容器保持体を回転駆動する回転軸を有する回転駆動
手段とを具備し、 前記回転軸を水平面に対してθの角度で傾斜させるとと
もに、前記容器保持体に前記容器を前記回転軸に対して
90°−θの角度で保持する保持部を設けたことを特徴
とする撹拌装置。 - 【請求項2】前記容器保持体は、駆動プーリと従動プー
リとの間に掛け渡されたエンドレスベルトに保持されて
いることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。 - 【請求項3】前記容器は、回転時の遠心力が斜め下方に
向かって作用するように前記保持部に保持されているこ
とを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9087260A JPH10267849A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9087260A JPH10267849A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 撹拌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10267849A true JPH10267849A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13909814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9087260A Withdrawn JPH10267849A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 撹拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10267849A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002316031A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-29 | I K S:Kk | シリンジ用攪拌・脱泡装置、及び攪拌・脱泡装置に用いるシリンジ用アダプター、及び該シリンジ用アダプターを用いた攪拌・脱泡方法 |
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JP2018159684A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-11 | 株式会社Jvcケンウッド | 検出対象物質捕捉ユニット及び抽出装置 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP9087260A patent/JPH10267849A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|
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