JPH0733929B2 - 自動湯張り装置 - Google Patents

自動湯張り装置

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JPH0733929B2
JPH0733929B2 JP1245982A JP24598289A JPH0733929B2 JP H0733929 B2 JPH0733929 B2 JP H0733929B2 JP 1245982 A JP1245982 A JP 1245982A JP 24598289 A JP24598289 A JP 24598289A JP H0733929 B2 JPH0733929 B2 JP H0733929B2
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filling
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スイッチの操作に応じて浴槽内へあらかじめ
設定された条件で湯張りを行う自動湯張り装置に関す
る。
[従来の技術] 自動湯張り装置を利用する場合、毎回ほぼ同じ温度で、
しかも同じ水位になるようにすることが多いため、湯張
りの水位と温度とをあらかじめ設定しておき、通常で
は、湯張りスイッチを操作すると自動的に設定どおりの
湯温および水位になるように湯張りを行うものがある。
また、通常の湯温や水位とは異なった設定で湯張りを行
いたい場合に、改めて設定を行わなくても希望する設定
ができるとともに、その後、通常の設定に戻さなくても
よいようにするために、あらかじめ設定された湯温や水
位に対して、変更の指示のみを与えるようにする幾つか
の付加機能スイッチを設けて、通常の湯温よりやや高い
湯温あるいはやや低い湯温や、通常の水位より高くして
浴槽内の湯量を多くするように湯張りを行うようにする
ものがある。
この場合、湯張りスイッチを操作した後に、これらの付
加機能スイッチを追加操作することによって各機能を付
加することができる。
一方、湯張り装置として用いられる給湯器等において、
湯温の設定や水位の設定等を行うための操作部であるリ
モコンには、できる限り少ないスイッチでしかも簡単な
操作によって、多くの機能が得られることが望まれる。
そのため、こうした付加機能スイッチは、自動湯張りに
おいては湯張りの設定状態を変更するために用いられる
とともに、浴槽内に湯張りが行われている場合には、浴
槽内の湯に対してさらに他の条件を追加するためにも用
いられ、例えば、自動湯張りにおいて設定温度をやや高
めに変更するスイッチが、湯張り終了後には、湯温を高
くするための追焚きを指示するスイッチとして用いられ
ている。
しかし、浴槽内に湯張りが行われていないと追焚きがで
きないため、このスイッチが単独で操作されたとき、浴
槽内に湯水がある場合に限って追焚きが行われ、浴槽内
に湯水がない場合には、追焚き不能状態として操作エラ
ーとなり、運転が停止する。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来では、浴槽内に湯がない場合に、勘違
いによって付加機能スイッチを操作してしまうと、機器
が作動しなくなり、その都度、機器をリセットしなけれ
ばならないため、不都合であった。
本発明は、操作部に設けられた各スイッチに対する操作
のための条件をなくし、簡単に使用できる自動湯張り装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、浴槽へ連絡する給湯器の出湯管に湯張り弁を
備え、湯張りスイッチの操作に応じて前記湯張り弁を開
いてあらかじめ設定された水位、温度等の所定の湯張り
条件に基づいて前記浴槽への湯張りを行なう湯張り制御
手段を有する自動湯張り装置において、前記湯張りスイ
ッチに従属して操作可能に設けられ、前記湯張り条件の
変更あるいは該湯張り条件の変更に関連した追加動作を
指示するための従属スイッチと、該従属スイッチが操作
されたとき、前記湯張りスイッチが前記従属スイッチの
操作に先行して操作されている場合に、前記従属スイッ
チに応じて前記湯張り制御手段における前記所定の湯張
り条件を変更する湯張り条件変更手段と、前記従属スイ
ッチが操作されたとき、前記湯張りスイッチが前記従属
スイッチの操作に先行して操作されていない場合に、前
記湯水判別手段により前記浴槽内の所定の湯水の有無を
判別する湯水判別手段と、該湯水判別手段の判別の結
果、前記浴槽内に前記所定の湯水がある場合には、前記
浴槽内の湯水に対して前記湯張り条件の変更に関連した
追加動作を行う追加動作制御手段と、前記湯水判別手段
の判別の結果、前記浴槽内に前記所定の湯水がない場合
には、少なくとも前記所定の湯張り条件に基づいた前記
湯張り制御手段による湯張りを開始させる湯張り開始指
示手段とを具備することを技術的手段とする。
[作用] 本発明では、従属スイッチが操作されたとき、すでに湯
張りスイッチが先行して操作されていて、従属スイッチ
が湯張りスイッチに従属して操作された場合には、その
従属スイッチに応じて、例えば、設定温度をあらかじめ
設定された温度より高くするなど、水位、温度等の湯張
り制御手段における所定の湯張り条件が変更される。こ
の結果、変更された湯張り条件に基づいて湯張り制御手
段による湯張り動作が行われる。
一方、湯張りスイッチが先行して操作されておらず、従
属スイッチのみが操作された場合には、浴槽内に所定の
湯水があるか否かが湯水判別手段によって判別される。
判別の結果、所定の湯水が浴槽内にあれば、従属スイッ
チによる湯張り条件の変更に関連した追加動作、例え
ば、従属スイッチが設定温度を高くするものであれば、
浴槽内の湯水の温度を高くする動作としての追焚き等
が、追加動作制御手段によって行なわれる。
また、浴槽内に所定の湯水がない場合には、追加動作は
行なわれず、湯張り開始指示手段によって、少なくとも
所定の湯張り条件に基づいた湯張りの開始が指示される
ため、湯張り制御手段によって湯張りが行われる。
[発明の効果] 本発明では、浴槽内に湯水がないときに、湯張りの際の
条件を変更する従属スイッチを湯張りスイッチを操作し
ないまま操作した場合には、少なくとも湯張りが自動的
に行われ、操作ミスによるエラーを生じない。
この結果、使用者の必要に応じた最低限の運転として、
設定条件に応じた湯張りが行われるため、スイッチに対
する操作ミスの不安をなくすことができるため、誰にで
も簡単にしかも安心して操作できる。
また、すでに湯張りが終わっている場合には、従属スイ
ッチの操作によって追加動作を行なうことができるとと
もに、湯張りスイッチに従属して従属スイッチを操作す
れば、湯張り条件を変更することができるため、湯張り
前、湯張り後のいずれの場合であっても、浴槽内の湯水
の状態を、同一の従属スイッチの操作によって必要に応
じた水量、温度に簡単に変更することができ、同一の目
的のためのスイッチ類が増加しない。
従って、従来に比べて操作しやすい湯張り装置とするこ
とができる。
[実施例] 次に本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に示すガス給湯風呂システム1は、自動湯張り機
能および追焚き機能等の機能を備えた複合給湯システム
であって、上水道等の水供給源と接続された水管10を通
過する水を加熱して、幾つかの給湯口Aおよび浴槽Bへ
給湯するための主加熱器2と、浴槽B内の湯水を循環さ
せて加熱するための風呂加熱器3と、これら各加熱器
2、3、給湯口Aおよび浴槽Bを接続して水回路を形成
する幾つかの配管とからなる。
水管10には、通過する水の流量を検出するための流量セ
ンサ31と、供給される水の温度を検知する給水温サーミ
スタ32とが備えられ、水管10はこれらの下流で分岐し
て、一方は主加熱器2の主熱交換器11と接続され、他方
は、主熱交換器11を迂回するバイパス管12となってい
て、バイパス管12には必要に応じて開状態にされるバイ
パス電磁弁13が備えられている。
主熱交換器11とバイパス管12とが合流した出湯管14に
は、流出する湯量を制限するために、ギャドモータによ
って弁体が駆動される電動式の湯量サーボ15と、出湯温
度を検知する出湯温サーミスタ33が備えられ、出湯管14
はこれらの下流で分岐して、一方は各給湯口Aへの給湯
管16となり、他方は、風呂加熱器3への接続管17となっ
ている。
接続管17には、湯張り量を検出するための水量センサ3
4、断水時等に浴槽の湯水が逆流しないように給湯回路
を大気に開放するバキュームブレーカ35、湯張りを行う
ときに開状態にされるボール弁からなる湯張り弁18、浴
槽Bの湯水の逆流を防止する2つの逆止弁19、19aが設
けられている。
接続管17は、風呂加熱器3の上流で2つに分岐して、一
方は浴槽Bへの湯張り管20となっていて浴槽Bと接続さ
れ、他方は風呂加熱器3の風呂熱交換器21の一方の側と
接続されている。
風呂熱交換器21の他方の側は、浴槽Bからの湯水を循環
させるために、湯張り管20と同様に浴槽Bと接続された
循環用配管22となっていて、循環用配管22には、浴槽B
側から順に、水位センサ36、ポンプ23、開閉弁24、水流
スイッチ37、風呂サーミスタ38が設けられている。
水位センサ36は、シリコンあるいはゲルマニウム等の半
導体による単結晶基板に、拡散により導電層を形成し、
結晶に力を掛けて歪ませたときに導電層の電気抵抗が変
化するピエゾ抵抗効果を利用した半導体拡散抵抗型の圧
力センサを、一方が循環用配管22と連通し他方が大気に
開放されたダイヤフラム室に組み込んだもので、浴槽B
の水位に応じた抵抗値を検出できるものである。
ポンプ23は、通電されると一定回転で回転して、浴槽B
内の湯水を循環用配管22から汲み上げて風呂熱交換器21
へ送り込み、湯張り管20から再び浴槽Bへ循環させる。
開閉弁24は、湯水がどちらかの方向へも通過できるパイ
プ状の弁体をサーボモータによって駆動するロータリ弁
で、開状態のときに浴槽Bを介して循環用配管22と湯張
り管20とから風呂循環路を形成するとともに、水位セン
サ36による水位の検出を行うために、ポンプ23の停止時
に循環用配管22を塞ぐためのものでもある。
また、主加熱器2による湯張り時に開状態となって、湯
張り室20のみでなく循環用配管22からも湯張りをできる
ようにする。
水流スイッチ37は、ポンプ23が作動したときに、循環用
配管22内を湯水を通過しているか否かを検知するための
もので、湯水の通過方向が逆になる湯張り時には、水流
を検知しない。
風呂サーミスタ38は、ポンプ23を作動させたとき、浴槽
B内の湯の温度を検知する。
主加熱器2は、水管10内を水が通過するとき給湯バーナ
4により燃焼を行って主熱交換器11を加熱する。
給湯バーナ4への燃料管40には、すべての燃料供給を停
止するための元電磁弁40aが設けられ、その下流には、
必要加熱量に応じて燃料供給量を調節するガバナ比例弁
41と、給湯バーナ4の全バーナのうち使用するバーナ数
を制御する電磁弁42、43が設けられ、給湯バーナ4は、
これらの弁によって調節される燃料ガスを、給湯送風機
44により供給される燃焼用空気と混合して燃焼を行う。
風呂加熱器3は、燃料管40から分岐した風呂燃料管45か
ら供給される燃料ガスを、風呂送風機46により供給され
る燃焼用空気によって風呂バーナ5で燃焼して、風呂熱
交換器21を加熱する。
なお、風呂燃料管45には供給ガス圧力を一定にするガバ
ナ47と燃料供給を司る風呂電磁弁48が、また、風呂バー
ナ5には使用するバーナ数を制御するために電磁弁49が
それぞれ備えられている。
以上の構成からなるガス給湯風呂システム1は、第2図
に示す制御装置50によって制御される。
制御装置50は、マイクロコンピュータを中心として構成
され、その機能構成は、主加熱器2および水回路を制御
する給湯制御部51と、風呂加熱器3を制御する風呂燃料
制御部56と、全体のシーケンスを制御するシーケンス制
御部57とに大別され、他にキッチンや浴室内にそれぞれ
設置されるメーンリモコン60とフロリモコン70とを備
え、各リモコン60、70との通信のための通信インターフ
ェース58を有している。
各リモコン60、70は、制御装置50から供給される電力に
より作動する小能力のマイクロコンピュータをそれぞれ
備えており、電力供給と信号伝送とを兼用した2本の電
線で制御装置50と接続されている。
フロリモコン70は、主として自動湯張りおよび湯張り後
の操作を簡単に行うことができるようにしたもので、フ
ロリモコン70には、第3図に示すとおり、運転スイッチ
70aの他に、給湯温度の設定を行うための2個の給湯温
度設定スイッチ71、湯張りによる沸きあがり湯温を設定
するための2個の沸きあがり湯温設定スイッチ72、浴槽
B内の水位を設定するために沸きあがり湯温設定スイッ
チ72の動作モードを変更する水位設定スイッチ73が予備
操作のための設定スイッチとして設けられている。
操作とともに動作が行われる動作スイッチとしては、上
記の各設定スイッチ71、72によって設定された設定条件
に応じて自動湯張りを行うための全自動スイッチ74、自
動湯張りのときあらかじめ設定されている設定温度より
湯張り温度を所定温度だけ高くするためのあつ湯スイッ
チ75、あるいは低くするためのぬる湯スイッチ76、自動
湯張りのときあらかじめ設定されている設定水位より所
定水位だけ高い水位にするように湯張り量を多くするた
めのたっぷりスイッチ77がある。
これらの動作スイッチ75、76、77は、全自動スイッチ74
の操作に従属して操作されて、上記の各設定内容を変更
した湯張りに変更するとともに、それぞれ単独で操作さ
れた場合には、浴槽B内に湯水があるか否かに応じて異
なった指示を与えるものであり、浴槽B内に湯水がない
場合には、各動作スイッチ75、76、77は、いずれも全自
動スイッチ74と同等の作用をして、設定された湯温、水
位に応じた自動湯張りを行うための指示を与える。
浴槽B内にすでに湯水がある場合については、スイッチ
操作に応じて以下に説明する追加動作が行われる。
あつ湯スイッチ75は、浴槽B内の湯温を高くするための
追焚きの指示を与え、3分間だけ風呂バーナ5を作動さ
せる。
ぬる湯スイッチ76は、浴槽B内の湯温を低くするための
指示を与え、浴槽B内へ水を10供給させる。
たっぷりスイッチ77は、浴槽B内の水位をさらに高くす
るための指示を与え、設定条件に応じた温度で、20の
湯を追加供給させる。
他に、メーンリモコン60に対して、優先使用するための
切替スイッチ78と、開閉蓋79内には、自動湯張りによる
沸き上がり時間を設定するための図示しない予約スイッ
チがある。
また、フロリモコン70には、設定状態や現在時刻等を表
示するための液晶表示部70Aと、湯張り終了時に作動す
る図示しないブザーがある。
各リモコン60、70の各予備操作スイッチによる設定内容
は、設定操作がある毎に、リモコン内のマイクロコンピ
ュータによって所定の搬送方式で変調された伝送信号が
送出され、その設定内容が温度情報あるいは水位情報と
して制御装置50内に記憶される。
制御装置50の給湯制御部51は、通信インターフェース58
を介して伝送される操作信号に応じて、主加熱器2を作
動させて、給湯制御あるいは自動湯張り制御を行う。
給湯制御は、運転スイッチ70aが操作された場合に行わ
れ、給湯管16に接続された給湯口Aが開かれ、流量セン
サ31によって通水が検知されると、給湯バーナ4の燃焼
を行い、通水が停止すると燃焼を停止する。
自動湯張り制御は、全自動スイッチ74が操作されたとき
に、湯張り弁18を開いて通水を開始することによって給
湯バーナ4の燃焼を行い、浴槽B内への所定水位の湯張
りが終了すると通水を停止させ、給湯バーナ4の燃焼を
停止する。
以下、給湯制御部51を、各機能部毎に説明する。
検知データ処理部52は、水管10、接続管17等の各配管に
備えられた各センサからの検知信号を、有効な情報とし
て利用するために、所定の補正を行う部分で、例えば、
流量センサ31や水量センサ34からの発せられるパルス信
号のパルス間の時間を平均化して、その平均値に基づい
て水量値を算出して、他の機能部の処理に用いる。
あるいは、各サーミスタの検知遅れを考慮して、検知温
度の変化状態から実際の温度を推定し、検知温度の変化
時の加熱量の応答遅れを少なくするために用いる。
温調制御部53は、検知データ処理部52で所定の処理が施
された給水温サーミスタ32、出湯温サーミスタ33、流量
センサ31に基づく各補正データと、あらかじめ通信イン
ターフェース58より伝送されて記憶されている各リモコ
ンによる設定温度データとから、給湯バーナ4による必
要加熱量を算出する。
燃焼制御部54は、流量センサ31に基づいた通水情報に応
じて給湯送風機44、元電磁弁40a、電磁弁42、43、給湯
バーナ4に備えられた点火電極4aを所定のシーケンスで
制御して給湯バーナ4の点火制御を行うとともに、通水
停止情報に基づいて消火制御を行う。また、給湯バーナ
4の燃焼中には、温調制御部53により算出された必要加
熱量に基づいて給湯送風機44、ガバナ比例弁41、電磁弁
42を制御して、給湯バーナ4の燃焼量制御をする。
ここでは、給湯送風機44の作動が回転数により検出され
ていて、必要加熱量に応じて給湯送風機44を制御し、回
転数により検出される給湯送風機44の作動に応じて、ガ
バナ比例弁41を制御する。
なお、燃焼中には、給湯バーナ4に備えられたフレーム
ロッド4bによって炎検知を行い、失火の場合には、元電
磁弁40a等の各電磁弁を閉じて燃料供給を停止し、燃焼
を停止する。
これら検知データ処理部52、温調制御部53および燃焼制
御部54の各機能は、給湯制御、自動湯張り制御の区別な
くそれぞれ同じように行われる。
水量制御部55は、給湯制御時および湯張り制御時におい
て、給湯バーナ4の最大燃焼量によっても、出湯温度が
設定温度に達しない場合に、湯量サーボ15の開度を小く
して、給湯流量あるいは湯張り流量を制限するととも
に、給湯バーナ4の燃焼量に余裕がある場合には、湯量
サーボ15の開度を大きくして、給湯流量あるいは湯張り
流量を多くする。
この場合、湯量サーボ15を速やかに目標開度に駆動し、
かつ水圧に対して十分な駆動トルクが得られるようにす
るために、湯量サーボ15のギャドモータへの印加電圧は
一定に保ち、流量センサ31で検出した流量が目標流量に
対する所定範囲内の流量になるまでは、連続して電圧を
印加し、所定範囲内になったら同じ電圧のパルスを間隔
をおいて印加することによって、徐々に目標流量に変更
する。
また水量制御部55は、給湯時、湯張り時ともに、特に設
定温度が比較的低く給湯量が多く必要な場合などには、
バイパス電磁弁13を開いて未加熱の水を出湯管14へ導く
とともに、給湯バーナ4の加熱能力を活かしてできるだ
け大きな燃焼量で燃焼することによって、短時間に多量
の給湯を行う。
自動湯張り制御においては、設置工事を終えた場合等の
初めての湯張りの場合には、所定の湯張り水量算出制御
を行って、設定水位に対応した給湯量Waを各浴槽に応じ
て算出して記憶する。
また、一旦設置されて湯張り水量算出制御が終わってい
て、浴槽Bに応じた給湯量Waが記憶されている2回目以
降の湯張りの場合には、リモコンから湯張りの指示が与
えられたとき、湯張り弁18を開いて浴槽Bへの湯張りを
開始するとともに、設定された水位に応じた所定の給湯
量Waになるまでの間、湯張り量Wを水量センサ34によっ
て積算し、所定の給湯量Waになった後は、水位センサ36
によって実際の水位を検出して設定水位に達したか否か
を検知して、設定水位になるまで湯張りを継続し、設定
水位になったとき湯張り弁18を閉じる。
この湯張り制御においては、特に給湯能力に余裕がある
場合には、湯張り時間を速くするために、開閉弁24を開
いて循環用配管22からも湯張りを行う。
この場合、開閉弁24は、保温中を除いて通常は開状態に
されているが、開閉弁24が開いている状態で湯張り弁18
を開くと、循環用配管22への湯水の流入時に大きな衝撃
が加わり、循環用配管22中に設けられた水位センサ36が
損傷する可能性があるため、開閉弁24の弁体に備えられ
たリミットスイッチ24aによって開閉弁24が閉状態に制
御されていることを確認してから湯張り弁18が開かれ、
開閉弁24が開状態の場合には、一旦閉じられてから湯張
り弁18が開かれ、開閉弁24は湯張り弁18が開いた後に改
めて開かれる。
同様の理由により、開閉弁24を開いて湯張りを行ってい
る場合に湯張り弁18を閉じる場合には、水撃が水位セン
サ36に加わらないようにするために、開閉弁24を閉じて
から湯張り弁18を閉じる。
また、所定の給湯量Waの湯張りを終えて水位の検出によ
る湯張りに移る場合には、一旦ポンプ23を作動させて、
浴槽B内に湯張りが行われたか否かを調べ、浴槽Bの栓
の閉め忘れがないことを確認してから水位による湯張り
を行う。
全自動運転の場合には、4時間を経過するまでは保温制
御が行われて、湯張りが終わった後も、入浴によって減
少した湯量を補い浴槽B内の水位を設定水位に保つため
に、開閉弁24を閉じて水位センサ36の検知情報に基づい
て水位の変化を把握し、検知された水位が設定水位より
所定値(例えば5cm)だけ下がった場合には、湯張り弁1
8を開いて、設定水位になるまで足し湯を行い、設定水
位になると湯張り弁18を閉じる。
また、浴槽B内の湯温を一定温度に保つために、湯張り
を終了した後の所定時間(例えば30分)毎にポンプ23を
作動させて、湯張り管20および循環用配管22からなる風
呂循環路内に湯を循環させて、風呂サーミスタ38で湯温
を検知する。
このとき、ポンプ23を作動する前に一旦開閉弁24を開
き、その後ポンプ3を駆動する。
従って、開閉弁24が開いている場合や、ポンプ23が作動
している場合には、正しい水位が検知できないため、足
し湯のための水位センサ36の検知情報の読み込みは、ポ
ンプ23が停止し、かつ開閉弁24が閉じていることが確認
される場合のみに行い、それ以外の場合には、水位セン
サ36の検知情報の読み込みを行わない。
さらに、各リモコンにより、あつ湯スイッチ75、ぬる湯
スイッチ76、たっぷりスイッチ77が単独で操作されたと
き、浴槽B内に湯水があるか否かを判別するために、ポ
ンプ23を駆動して、水流スイッチ37によって水流が検知
された場合には、浴槽B内に湯水があると判別する。
風呂燃焼制御部56は、全自動運転の場合に、湯張りが終
わった後に所定時間(例えば30分)毎に風呂サーミスタ
38によって湯温が検知されたとき、湯温が設定温度より
低くなっていた場合に、所定のシーケンスで風呂送風機
46、風呂電磁弁48および風呂バーナ5に備えられた点火
電極5aを制御して風呂バーナ5の点火制御を行い、ポン
プ23の作動に伴って風呂循環路内の水流が水流スイッチ
37に検知される間加熱し、風呂循環路内を循環する湯温
が設定温度に上昇するまで加熱する。
燃焼中の風呂バーナ5の燃焼量は、検知温度と設定温度
との温度差に応じて制御される電磁弁49によって決定さ
れる。
また、風呂バーナ5に備えられたフレームロッド5bによ
り風呂バーナ5の炎を検知し、失火が生じた場合には、
燃料供給を停止して燃焼を停止する。
シーケンス制御部57は、給湯制御部51あるいは風呂燃焼
制御部56により、給湯バーナ4あるいは風呂バーナ5が
それぞれ点火制御されるときに、元電磁弁40aを開いて
燃料供給を行い、それぞれ燃焼させる。
また、現在時刻を知らせるための時計機能を有し、沸き
あがり時刻を設定するためのタイマ57aを備え、各リモ
コン60、70からの設定信号に応じて計時を行い、設定時
刻の30分前に給湯制御部51による自動湯張り制御を開始
させるとともに、湯張り終了後には、保温を行うための
計時を行って、沸きあがり時刻以降は、4時間が経過す
るまで給湯制御部51による保温制御を行う。
通信インターフェース58は、制御装置50と各リモコン6
0、70との間で、情報交換を行うための信号変換回路
で、各リモコン60、70で設定操作が行われる毎に伝送さ
れる設定信号に基づいて、設定温度、設定水位、沸きあ
がり時刻等の情報を他の各機能部へ転送する。
次に以上の構成からなる本実施例のガス給湯風呂システ
ム1における2回目以降の湯張りに関する作動を、第4
図を参考に説明する。
動作スイッチが操作された場合(ステップ1においてYE
S)、それが全自動スイッチ74である場合には、(ステ
ップ2においてYES)、さらに動作スイッチの追加操作
があったか否かが判別され、動作スイッチの追加操作が
ない場合には(ステップ3においてNO)、設定条件に応
じた湯張り制御が行われ(ステップ4)、動作を終え
る。
ステップ3において、追加操作がある場合には(YE
S)、あらかじめ設定されている沸きあがり温度あるい
は水位が操作された動作スイッチに応じて変更され(ス
テップ5)、変更された条件で湯張り制御が行われる
(ステップ4)。
一方、ステップ2において、操作された動作スイッチが
全自動スイッチ74以外の場合には(NO)、浴槽B内に湯
水があるか否かが判別され、浴槽B内に湯水がない場合
には(ステップ6においてNO)、動作スイッチの内容に
関係なく、あらかじめ設定された条件で湯張り制御が行
われる(ステップ4)。
すでに浴槽B内に湯水がある場合には(ステップ6にお
いてYES)、動作スイッチの内容に応じた追加動作が行
われ(ステップ7)、浴槽B内の湯水がさらに加熱され
たり、水または湯が追加され、動作を終える。
以上の各動作においては、開閉弁24が開いているか否か
が判別され、開閉弁24が開いていてポンプ23が作動して
いる場合には、湯張り制御は行われず、開閉弁24が閉じ
ていてポンプ23が停止している場合には、湯張り制御が
開始される。
この場合、湯張り弁18は、開閉弁24が閉じられているこ
とを確認してから開かれ、湯張り管20から湯張りが行わ
れる。このとき、給湯バーナ4の能力に余裕があれば、
開閉弁24は湯張り弁18が開かれた後に開かれ、湯張り管
20と循環用配管22とから浴槽B内へ湯張りが行われる。
湯張り制御では、設定された水位に応じた所定の給湯量
Waになるまで水量センサ34に基づいて湯張りが行われ、
所定の給湯量Waの湯張りが終わると、開閉弁24が開いて
いる場合には開閉弁24が閉じられてから湯張り弁18が閉
じられ、その後は、水位センサ36により水位が検出され
て湯張りが継続され、設定水位になると湯張り弁18が閉
じられ、湯張りを終了する。
このあと、保温制御になり水位センサ36により継続して
浴槽B内の水位が検出され、設定水位より一定水位だけ
下がった場合には、湯張り弁18が開いて湯が追加され
る。
また、所定時間毎に、開閉弁24が開きポンプ23が作動し
て浴槽B内の湯水の温度が風呂サーミスタ38により検出
され、浴槽B内の湯温が一定温度以上低下している場合
には、風呂バーナ5によって追焚きが行われる。
このとき、例えば誤って湯張りの指示があっても、開閉
弁24が開いているため湯張り弁18は開かれず、湯張りは
行われない。
以上のとおり、本実施例では、湯張りを指示するための
全自動スイッチ以外の動作スイッチを操作した場合に
は、浴槽B内の湯水の有無が判別され、それに応じて、
スイッチによる指示内容が決まるとともに、湯水が無い
場合にも、動作が停止することなく、最低限の動作とし
て湯張りが行われるため、操作ミスを心配することな
く、安心して操作できる。
従って、誰にも簡単に操作できる使いやすい湯張り装置
として利用できる。
上記の実施例では、浴槽B内に湯水がないときに、あつ
湯スイッチ75、ぬる湯スイッチ76、たっぷりスイッチ77
をそれぞれ単独で操作した場合には、全自動スイッチ74
と同等の指示を与えるようにしたが、各スイッチ75、7
6、77が全自動スイッチ74に従属して操作された場合と
同様に、設定条件を変更して湯張りを行うようにしても
よい。
以上の実施例では、ガス給湯風呂システムを示したが、
石油等の他の燃料によるバーナあるいは電熱による湯張
り装置においても適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すガス給湯風呂システムの
概略構成図、第2図は本実施例の制御装置の機能ブロッ
ク図、第3図は本実施例のフロリモコンを示す正面図、
第4図は本実施例の作動説明のための流れ図である。 図中、1……ガス給湯風呂システム(自動湯張り装
置)、2……主加熱器(給湯器)、17……接続管(給湯
器の出湯管)、18……湯張り弁、55……水量制御部(湯
水判別手段)、57……シーケンス制御部(湯張り制御手
段、湯張り条件変更手段、追加動作制御手段、湯張り開
始指示手段)、74……全自動スイッチ(湯張りスイッ
チ)、75……あつ湯スイッチ(従属スイッチ)、76……
ぬる湯スイッチ(従属スイッチ)、77……たっぷりスイ
ッチ(従属スイッチ)、B……浴槽。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽へ連絡する給湯器の出湯管に湯張り弁
    を備え、湯張りスイッチの操作に応じて前記湯張り弁を
    開いてあらかじめ設定された水位、温度等の所定の湯張
    り条件に基づいて前記浴槽への湯張りを行なう湯張り制
    御手段を有する自動湯張り装置において、 前記湯張りスイッチに従属して操作可能に設けられ、前
    記湯張り条件の変更あるいは該湯張り条件の変更に関連
    した追加動作を指示するための従属スイッチと、 該従属スイッチが操作されたとき、前記湯張りスイッチ
    が前記従属スイッチの操作に先行して操作されている場
    合に、前記従属スイッチに応じて前記湯張り制御手段に
    おける前記所定の湯張り条件を変更する湯張り条件変更
    手段と、 前記従属スイッチが操作されたとき、前記湯張りスイッ
    チが前記従属スイッチの操作に先行して操作されていな
    い場合に、前記湯水判別手段により前記浴槽内の所定の
    湯水の有無を判別する湯水判別手段と、 該湯水判別手段の判別の結果、前記浴槽内に前記所定の
    湯水がある場合には、前記浴槽内の湯水に対して前記湯
    張り条件の変更に関連した追加動作を行う追加動作制御
    手段と、 前記湯水判別手段の判別の結果、前記浴槽内に前記所定
    の湯水がない場合には、少なくとも前記所定の湯張り条
    件に基づいた前記湯張り制御手段による湯張りを開始さ
    せる湯張り開始指示手段と を具備することを特徴とする自動湯張り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62112949A (ja) * 1985-11-08 1987-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動給湯風呂装置
JPH01222152A (ja) * 1988-02-29 1989-09-05 Toto Ltd 優先運転モードスイッチを具備する自動給湯機

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