JPH0733795Y2 - 両扉式滅菌装置 - Google Patents

両扉式滅菌装置

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JPH0733795Y2
JPH0733795Y2 JP1988054591U JP5459188U JPH0733795Y2 JP H0733795 Y2 JPH0733795 Y2 JP H0733795Y2 JP 1988054591 U JP1988054591 U JP 1988054591U JP 5459188 U JP5459188 U JP 5459188U JP H0733795 Y2 JPH0733795 Y2 JP H0733795Y2
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sterilization
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JP1988054591U
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Inventor
清隆 山崎
Original Assignee
株式会社千代田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案に係る両扉式滅菌装置は、病院や各種研究所等
に設置して、病室等の非清浄空間で生じた被滅菌物を滅
菌してから、手術室等の清浄空間側に取り出せる様にす
るものである。
(従来の技術) 病院等に於いては、手術室等、清浄であるべき空間で使
用する物品を滅菌する場合、滅菌前の物品による清浄空
間の汚染を防止する為、この物品を非清浄空間側から滅
菌空間(滅菌容器)に入れ、この滅菌空間内で滅菌処理
してから、今度は清浄空間側に取り出す様にしている。
この為の滅菌装置として従来から、第7図に示す様な両
扉式滅菌装置が使用されている。
この両扉式滅菌装置は、手術室等の清浄空間1と、病室
等の非清浄空間2との間に、互いに間隔をあけて第一、
第二の2枚の隔壁3、4を設け、両隔壁3、4の間に滅
菌容器を置く等により滅菌空間5を設けると共に、この
滅菌空間5と清浄空間1とを仕切る第一の隔壁3に第一
の扉6を、滅菌空間5と非清浄空間2とを仕切る第二の
隔壁4に第二の扉7を、それぞれ設け、上記滅菌空間5
内にホルマリンや酸化エチレン等の滅菌ガス、或は高温
の水蒸気を送り込み自在とする事で構成されている。
この様な両扉式滅菌装置を使用する場合、細菌等が付着
した物品を、非清浄空間2側から、第二の扉7を開く事
で滅菌空間5内に入れ、この滅菌空間5内で滅菌処理す
る。この滅菌処理の際、第一、第二の両扉6、7は何れ
も閉じたままにしておく。
滅菌作業が完了したならば、非清浄空間2に通じる第二
の扉7を閉じた状態のまま、第一の扉6を開き、滅菌処
理済の物品を清浄空間1側に取り出す。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述の様に構成され、使用される両扉式滅菌
装置の場合、清浄空間1内に非清浄空間2内に存在する
細菌等が進入しない様にする為には、第一、第二の両扉
6、7が開放可能となる条件を定め、その条件に合わな
い場合には扉6、7の開放を行なえない様にする必要が
ある。
本考案の両扉式滅菌装置は、この様な事情に鑑みて考案
されたものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案の両扉式滅菌装置は、前述した従来の両扉式滅菌
装置と同様、第7図に示す様に、手術室等の清浄空間1
と、病室等の非清浄空間2との間に、互いに間隔をあけ
て第一、第二の2枚の隔壁3、4を設け、両隔壁3、4
の間に滅菌容器を置く等により滅菌空間5を設けると共
に、この滅菌空間5と清浄空間1とを仕切る第一の隔壁
3に第一の扉6を、滅菌空間5と非清浄空間2とを仕切
る第二の隔壁4に第二の扉7を、それぞれ設け、上記滅
菌空間5内にホルマリンや酸化エチレン等の滅菌ガス、
或は高温の水蒸気を送り込み自在とする事で構成されて
いる。
更に、本考案の両扉式滅菌装置に於いては、第一の扉6
の開放を制限する第一制限手段と、第二の扉7の開放を
制限する第二制限手段と、第一の扉6が開放された事を
検知する第一検知手段と、第二の扉7が開放された事を
検知する第二検知手段と、滅菌作業の開始を検知する開
始検知手段と、滅菌作業の終了を検知する終了検知手段
と、この開始検知手段、終了検知手段並びに第一、第二
両検知手段からの信号を入力して、第一、第二両制限手
段を制御する制御器とを設けている。
そしてこの制御器は、非滅菌作業時、即ち滅菌作業開始
前か滅菌作業終了後で、第一の扉6が閉鎖されている場
合にのみ第二の扉7を開放可能にし、滅菌作業終了後で
第二の扉7が閉鎖されている場合にのみ第一の扉6を開
放可能にする。又、滅菌作業終了後、第二の扉7が一度
でも開放された後は、第二の扉7が閉じられた状態で
も、第一の扉6の開放を不能にする。但しこの制御器
は、滅菌作業終了後、第一の扉6が何回開閉されても、
第二の扉7が一度でも開放されない限り、第一の扉6の
開放を制限する事はない。
尚、第一、第二両制限手段としては、機械的に扉の開放
を行なえなくする様な機構の他、扉を開放する機構への
通電を停止する等の電気的な手段でもよい。
又、第一、第二両検知手段としては、扉の動きを検出す
るリミットスイッチ等、従来から知られたものを使用出
来る。
更に、開始検知手段及び終了検知手段は、滅菌装置に制
御器として普通に付設されるマイクロコンピュータのプ
ログラムから滅菌終了の信号を呼び出す等により、容易
に構成する事が出来る。
(作用) 上述の様に構成される本考案の両扉式滅菌装置により、
物品を滅菌処理する際の作用自体は、前述した従来の両
扉式滅菌装置の場合と同様である。
但し、本考案の両扉式滅菌装置の場合、第一、第二の両
扉6、7が同時に開放される瞬間がなくなるだけでな
く、滅菌終了後、一度でも非清浄空間2に通じる第二の
扉7が開放された後は、再び滅菌作業が行なわれない限
り清浄空間1に通じる第一の扉6が開放されない為、非
清浄空間2内に存在する細菌等が、滅菌空間5を通って
清浄空間1内に進入する事がなくなる。
又、滅菌作業終了後、第一の扉6が何回開閉されても、
第二の扉7が一度も開放されない限り、第一の扉6の開
放を制限する事はない為、滅菌処理済の物品を少しずつ
取り出して使用する事が可能となる。
上記のように第一及び第二の扉の開閉を制御すること
は、各扉の開閉を電気的に検知し、これを付設のマイク
ロコンピュータに入力することにより容易に行なうこと
ができる。次にこの状況を実施例により説明する。
(実施例) 第1〜6図は本考案の実施例を示し、第1図は第一の扉
の正面図、第2図は扉開閉機構を示す平面図、第3図は
扉閉鎖の確認手段を示す第1図のA−A断面図、第4図
は扉が開かないようにする制限手段を示す第1図のB−
B断面図、第5図は滅菌の開始、終了の検知手段を示す
電磁弁の略側面図、第6図は制御器による滅菌動作を示
すフローチャートである。第1〜4図は第一の扉6につ
いて示しているが、第二の扉7についても同じである。
第2図の扉開閉機構は、枢軸8を中心として回動し滅菌
空間5と清浄空間1との間を開閉する第一の扉6を示
し、枢軸8に結合したウォーム車9に噛合するウォーム
10をモータ11で駆動して扉6を開閉するものである。
第3図は、第一の扉6の開閉を検知する第一検知手段を
示す、隔壁3にマイクロスイッチ12が固定してあり、扉
6に取付けた押片13がマイクロスイッチ12を押して常時
閉の接点を開くと扉の閉鎖が確認でき、同スイッチの接
点が閉じると扉が開いたことを確認できるものである。
第4図は、第一の扉6が開放されることを制限する第一
制限手段を示し、隔壁3にソレノイド15を固定し、この
ソレノイドへの通電により軸棒16を突出させて扉6が開
かないように抑えるものである。ソレノイド15への通電
の有無により扉6が開放を制限されているか否かを知る
ことができる。
第5図は滅菌開始、終了検知手段を示し、滅菌空間5へ
水蒸気又は滅菌ガスを送る管17に設けた電磁弁18のソレ
ノイド19に通電することにより弁18を開き、電流を断つ
ことにより弁18を閉じるようにしたものである。この電
流の増減を制御器に入力して滅菌作業の開始、終了を検
知させる。
これらの各手段は、電気的に動作させられるから、各手
段の出す電気信号を、制御器として使用されるマイクロ
コンピュータに入力して、第6図のようなフローチャー
トを組むことにより両扉式滅菌装置を安全に動作させる
ことができる。
(考案の効果) 本考案の両扉式滅菌装置は、以上に述べた通り構成され
作用する為、清浄空間への細菌等の進入を確実に防止出
来るだけでなく、滅菌処理済の物品を滅菌空間に収納
し、必要なものだけを取り出して使用する事が可能とな
り、物品の効率的な整理、使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示し、第1図は第一の扉
の正面図、第2図は扉を開閉する機構を示す平面図、第
3図は扉の閉鎖を確認する検知手段を示す第1図のA−
A断面図、第4図は扉が開かないようにする、制限手段
を例示する第1図のB−B断面図、第5図は滅菌の開
始、終了の検知手段を例示する電磁弁の略側面図、第6
図は制御器による滅菌動作を示すフローチャート、第7
図は本考案が対象とする両扉式滅菌装置の略縦断側面図
である。 1:清浄空間、2:非清浄空間、3:第一の隔壁、4:第二の隔
壁、5:滅菌空間、6:第一の扉、7:第二の扉、8:枢軸、9:
ウォーム車、10:ウォーム、11:モータ、12:マイクロス
イッチ、13:押片、15:ソレノイド、16:軸棒、17:管、1
8:電磁弁、19:ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】清浄空間(1)と非清浄空間(2)との間
    に、互いに間隔をあけて第一の隔壁(3)、第二の隔壁
    (4)を設け、両隔壁の間に滅菌空間(5)を設けると
    共に、この滅菌空間(5)と清浄空間(1)とを仕切る
    第一の隔壁(3)に第一の扉(6)を、滅菌空間(5)
    と非清浄空間(2)とを仕切る第二の隔壁(4)に第二
    の扉(7)を、それぞれ設けた両扉式滅菌装置に於い
    て、第一の扉(6)の開放を制限する第一制限手段と、
    第二の扉(7)の開放を制限する第二制限手段と、第一
    の扉(6)が開放された事を検知する第一検知手段と、
    第二の扉(7)が開放された事を検知する第二検知手段
    と、滅菌作業の開始を検知する開始検知手段と、滅菌作
    業の終了を検知する終了検知手段と、この開始検知手
    段、終了検知手段並びに第一、第二両検知手段からの信
    号を入力して、第一、第二両制限手段を制御する制御器
    とから成り、この制御器は、非滅菌作業時で第一の扉
    (6)が閉鎖されている場合にのみ第二の扉(7)を、
    滅菌作業終了後で第二の扉(7)が閉鎖されている場合
    にのみ第一の扉(6)を、それぞれ開放可能にし、滅菌
    作業終了後、第二の扉(7)が開放された後は第一の扉
    (6)の開放を不能とし、第一の扉(6)の開閉によっ
    ては第一の扉の開放を制限しない事を特徴とする、両扉
    式滅菌装置。
JP1988054591U 1988-04-25 1988-04-25 両扉式滅菌装置 Expired - Lifetime JPH0733795Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01157757U JPH01157757U (ja) 1989-10-31
JPH0733795Y2 true JPH0733795Y2 (ja) 1995-08-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7144726B2 (ja) * 2018-08-07 2022-09-30 三浦工業株式会社 滅菌装置
JP2021027914A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 ホシザキ株式会社 消毒保管庫

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221942U (ja) * 1975-08-05 1977-02-16
JPS607064U (ja) * 1983-06-25 1985-01-18 株式会社 堀場製作所 流通型液膜電極

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