JPH073370U - 本 棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正しい位置での照明が行えるにもかかわら
ず、机上での作業において、照明器具自体や照明器具の
コードが邪魔になることがなく、しかも必要に応じて取
り外すことができるものである。 【構成】 両側板３，３間の下方に支持板２を左右に位
置させるとともに、この支持板２上に棚板１を設けてな
り、照明器具６の下端を棚板１上面に保持手段７にて着
脱自在に取り付け可能としたことを特徴とするものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、照明器具を着脱自在に取り付け可能とした本棚に関する。

【０００２】

【従来の技術】

通常、机上後方に本棚を設置し、照明器具を取り付ける場合、本棚の前に照明 器具を単に載置するか、或いは机の側端に取付金具を用いて照明器具の設置を行 っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、本棚の前に照明器具を単に載置するだけの場合には、本棚により天板 上を占領されるのに加えて本棚の手前に照明器具を載置する必要があるので、机 上で作業をするうえにおいて照明器具自体が邪魔になり、加えてこの照明器具の コードが机上に位置するので作業をする上で大変に障害になるとともにコードが 目障りであるという問題点があり、また机の側端に取付金具等を用いて照明器具 の設置を行う場合には、取付金具等を必要とするので取り付けが面倒であるとと もに、照明器具の構造によっては机上での作業を行い易いように机上の正面から 照明を照らすことが困難であるというという問題点がある。

【０００４】 そこで、本考案は、正しい位置での照明が行えるにもかかわらず、机上での作 業において、照明器具自体や照明器具のコードが邪魔になることがなく、しかも 必要に応じて取り外すことができる本棚を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、両側板間の下方に支持板を左右に位置させるとと もに、この支持板上に棚板を設けてなり、照明器具の下端を棚板上面に保持手段 にて着脱自在に取り付け可能としたことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

以上の如く本考案の本棚によれば、机の天板上の後方に本棚に設置した後、照 明器具を保持手段にて棚板上面に立起状態で固定するとともに、照明器具のコー ドを背板を越えて後方に位置させて支持板後方の棚板と机天板の間の空間を利用 して電気配線するのである。そして、照明器具を使用しない場合には、保持手段 から照明器具を取り外して、通常の本棚としても使用することができるのである 。また、取り外した照明器具は、同様に保持手段を設けた机やパネルに取り付け ることも可能である。

【０００７】

【実施例】

本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。 図１から図４に示したものは、本考案に係る代表的実施例の本棚Ａである。 本棚Ａは、図１から図３に示すように棚板１を机上に対して浮かすように下面 の略中央に或いは正面側や背面側に寄せて支持板２を位置させて両側の側板３に 連結するとともに、上部背板４ａと下部背板４ｂを上下に離間して配設し、棚板 １上面に複数個の仕切板５を固着してなり、更に図４の如く照明器具６の保持手 段７として棚板１の左側に取付孔８を穿設し、挿入孔９が上面に位置するように 照明器具６の支持脚６ａ下部の支持杆10を嵌合して固定させる鍔部11ａを有する ソケット11を該取付孔８に圧入し、取り付けた照明器具６のコード12と接続する ことにより操作を可能としたスイッチ13と他の電気器具が机上で使用できるよう にコンセント14を支持板２前面に設けたものである。

【０００８】 尚、上述した本棚Ａでは、照明器具６のコード12を上部背板４ａと下部背板４ ｂの間から挿通して、後方で電気接続するようにしたものであるが、図５のよう に照明器具６のコード12を収納し得る大きさの収納孔15を軸方向に挿入孔９と連 設したソケット11を用いることにより、照明器具６の支持杆10を立起保持すると ともに、コード12をソケット11の収納孔15を通って直接棚板１の下方に位置させ て電気配線を行うことも可能である。また、上述した本棚Ａのように棚板１にお けるソケット11の位置を支持板２より後方に位置させる方が好ましいが、支持板 ２より前方に位置させるようにしたものであってもよい。

【０００９】 また、上述した本棚Ａでは、保持手段７として棚板１に取付孔８を穿設し、こ の取付孔８にソケット11を設けているが、単に棚板１に照明器具６の支持杆10が 嵌合可能な取付孔８を穿設したものであったり、また特に図示しないが照明器具 ６を棚板１上面に立起保持でき取付金具等を用いることも可能である。更に付言 すると上述した本棚Ａでは、上方を開放した本棚であるが、前面を開放した箱状 の本棚やその他机に組み込んだ本棚にも応用させることができる。

【００１０】 而して、本考案に係る代表的実施例の本棚Ａによれば、図１に示すように机Ｂ の天板16上の後方に本棚Ａに設置した後、図４の如く照明器具６の支持脚６ａ下 部の支持杆10を棚板１に設けた保持手段７のソケット11の挿入孔９に挿入して嵌 合させ、照明器具６を棚板１上面に立起状態で固定するとともに、照明器具６の コード12を上部背板４ａと下部背板４ｂの間から挿通して、後方で電気接続する のであり、支持板２前面のスイッチ13により照明器具６の点灯及び消灯の操作を 行うことができる。そして、照明器具６を使用しない場合には、ソケット11から 照明器具６を抜き取って、通常の本棚としても使用することができるのである。 また、取り外した照明器具は、同様にソケット11等を設けた机やパネルに取り付 けることも可能である。

【００１１】 このように本考案に係る代表的実施例の本棚Ａによれば、図１に示すように照 明器具６を机上の正面に位置する本棚Ａの棚板１上面に設置しているので、上方 から机上を正しく照らすことができ、しかも照明器具６を保持手段７のソケット 11で棚板１上面に設置させるとともに、照明器具６のコード12を上部背板４ａと 下部背板４ｂの間から挿通して、後方で電気接続することができるので、照明器 具６自身や照明器具６のコード12が邪魔になることなく机上での作業性が大変に 良くなるのであり、また照明器具６の支持脚６ａ下部の支持杆10を棚板１の保持 手段７のソケット11に嵌合させているため、照明器具６が着脱自在であり、照明 器具６が必要でない場合には、通常の本棚としても使用することができるのであ る。 更に詳しく述べると、本棚Ａは、図３に示すように支持板２により棚板１を机 上より上方に位置させるとともに、支持板２を正面に対して並行であり且つ略中 央に位置させているので、支持板２後方の棚板１と天板16の後方空間部17ａを利 用して照明器具６のコード12等を収納させて隠すことができ、加えて支持板２前 方の棚板１と天板16の前方空間部17ｂにより机上をより広く利用することができ るのである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案に係る本棚によれば、照明器具を机上の正面に位置する本棚の棚板上面 に設置しているので、上方から机上を正しく照らすことができ、しかも照明器具 を保持手段にて棚板上面に設置させるとともに、照明器具のコードを背板を越え て後方に位置させ、後方で電気接続することができるので、照明器具自身や照明 器具のコードが邪魔になることなく机上での作業性が大変に良くなるのである。 更に、両側板間の下方に支持板を左右に位置させるとともに、この支持板上に棚 板を設けているので、支持板後方の棚板と机天板の間の空間を利用して照明器具 のコード等を収納させて隠すことができ、見栄えも良くなり、加えて支持板前方 の棚板と天板の空間により机上をより広く利用することができるのである。 また照明器具が保持手段により棚板上面に着脱自在であるので、照明器具が必 要でない場合には、通常の本棚としても使用することができるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る代表的実施例の本棚の使用状態を
示す机の斜視図

【図２】同じく本棚の正面図

【図３】図２のＡ−Ａ矢視拡大断面図

【図４】保持手段の説明断面図

【図５】他の実施例の保持手段の説明断面図

【符号の説明】

Ａ 本棚 Ｂ 机 １ 棚板 ２ 支持板 ３ 側板 ４ 背板 ５ 仕切板 ６ 照明器具 ７ 保持手段 ８ 取付孔 ９ 挿入孔 10 支持杆 11 ソケット 12 コード 13 スイッチ 14 コンセント 15 収納孔 16 天板 17 空間部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 両側板間の下方に支持板を左右に位置さ
   せるとともに、この支持板上に棚板を設けてなり、照明
   器具の下端を棚板上面に保持手段にて着脱自在に取り付
   け可能としたことを特徴とする本棚。