JPH0733683U - ボールバルブ式筆記具 - Google Patents

ボールバルブ式筆記具

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JPH0733683U
JPH0733683U JP6527093U JP6527093U JPH0733683U JP H0733683 U JPH0733683 U JP H0733683U JP 6527093 U JP6527093 U JP 6527093U JP 6527093 U JP6527093 U JP 6527093U JP H0733683 U JPH0733683 U JP H0733683U
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chip
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口プラのスプリング用収納部にスプリングを
収納し易くでき、かつチップと口プラのチップ用収納部
とのはめ合い公差を大きくとることができるボールバル
ブ式筆記具を提供すること。 【構成】 ボールバルブ式筆記具1Aにおいて、チップ
用収納部16には、チップ8を入れると潰れる薄肉の案
内片21を有するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボールバルブ式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5および図6は、それぞれ従来のボールバルブ式筆記具1における先軸4の 断面および従来技術の問題点を示す図である。 一般に、ボールバルブ式筆記具1の先端部は、図5に示すように、図示しない インキタンクを備えた筆記具軸本体2に接続される先軸4と、先軸4の先端に位 置する口プラ6と、口プラ6を介して先軸4に取り付けられるチップ8とが備え られてなる。
【0003】 そして、前記インキタンクのインキは、先軸4、口プラ6およびチップ8にそ れぞれ形成されたインキ流路4’、6’および8’を介して、チップ先端8aに 向けて導かれる。当該導かれたインキは、チップ先端凹部81内に設けられたボ ールバルブ12によって紙面に出て行く量が調整される。
【0004】 ボールバルブ12によってインキ量が調整されるのは、チップ8内に設けた押 し棒14を介して、口プラ6内に設けた流量調整用スプリング15の弾性力がボ ールバルブ12に与えら、これによって、ボールバルブ12がチップ先端凹部8 1 内で所望のインキ流量にしうる適度の弾発力をもって自在に回転できるように なっているからである。
【0005】 ところで、口プラ6には、チップ8および流量調整用スプリング15が、それ ぞれ留まるようにするためのチップ用収納部16およびスプリング用収納部18 が形成されている。そして、これらチップ用収納部16およびスプリング用収納 部18は連続して形成されているとともに、図6で示すようにスプリング用収納 部18の方がチップ用収納部16よりも小径であることから、チップ用収納部1 6とスプリング用収納部18との境界部分には図6で示すような段部19ができ てしまう。
【0006】 このため、図6で示すように、チップ用収納部16側からスプリング用収納部 18に流量調整用スプリング15を入れると段部19に流量調整用スプリング1 5の先端が当たって引っ掛かってしまうということがあった。したがって、スプ リング用収納部18に流量調整用スプリング15を収納する作業が面倒であった 。 また、チップ8の外径寸法8lがチップ用収納部16の内径寸法16lに対し て大き過ぎたりあるいは小さ過ぎたりするとはめ合い具合が悪いという問題があ る。チップ8の外径寸法8lの方が大きな場合は、加工によってチップ8の外径 寸法8lを小さくしてはめ合わすようにすることもできるが、チップ8の外径寸 法8lがチップ用収納部16の内径寸法16lよりも公差の範囲を越えて小さい 場合にはどうしようもなかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう とする課題は、口プラのスプリング用収納部に流量調整用スプリングを収納し易 くすることができるとともにチップと口プラのチップ用収納部とのはめ合い公差 を大きくとることができるボールバルブ式筆記具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案ボールバルブ式筆記具は、以上の課題を解決するものであって、次のよ うなものである。 すなわち、請求項1記載のボールバルブ式筆記具は、インキタンクを備えた筆 記具軸本体の先端部に位置する先軸・口プラおよびチップを介してインキタンク のインキをチップ先端凹部に設けたボールバルブに導くとともに、前記口プラに は、前記ボールバルブに弾性を与えてインキ流量を調整するための流量調整用ス プリングおよび前記チップが、それぞれ収納されるスプリング用収納部およびチ ップ用収納部が連続形成され、前記スプリング用収納部の方が前記チップ用収納 部よりも小径である。そして、前記チップ用収納部のスプリング用収納部側には 、前記流量調整用スプリングをスプリング用収納部に案内する案内片が前記スプ リング用収納部に連続して形成されているとともに、当該案内片は、前記チップ 用収納部に前記チップが収納されると変形して潰れる程の強度を有する。
【0009】 また、請求項2記載のボールバルブ式筆記具は、チップ用収納部に設けられる 案内片は、少なくとも二片備えられ、かつそれら少くとも二片の案内片は、前記 チップ用収納部においてその周方向に等間隔で配置されているいることを特徴と する。
【0010】
【作用】
したがって、請求項1および請求項2記載のボールバルブ式筆記具によれば、 口プラにはボールバルブに弾性を与えてインキ流量を調整するための流量調整用 スプリングおよびチップが、それぞれ収納されるスプリング用収納部およびチッ プ用収納部が連続形成されてなり、スプリング用収納部の方がチップ用収納部よ りも小径であるので、チップ用収納部とスプリング用収納部との境界部分には段 部ができるようになる。また、チップ用収納部のスプリング用収納部側には、前 記スプリングをスプリング用収納部に案内する案内片が前記スプリング用収納部 に連続して形成されているので、前記段部に案内片が実質上形成されてなる。し たがって、チップ用収納部を介してスプリング用収納部にスプリングを入れると 、当該段部に形成された案内片に案内されて、流量調整用スプリングがスプリン グ用収納部にスムースに収納されるようになる。
【0011】 また、前記案内片は、前記チップ用収納部に前記チップが収納されると変形し て潰れる程の強度を有するので、今度はチップが、チップ用収納部に収納される と、前記案内片はチップによって圧潰されて変形し、チップの外径寸法の方が、 チップ用収納部の内径寸法よりも小さくても、その寸法差によってチップとチッ プ用収納部との間にできるすきまが塞がれるようになる。したがって、チップの 外形寸法がチップ用収納部の内径寸法に比して公差の範囲外にあっても当該チッ プが使えないで無駄にしてしまうというようなことがなくなる。
【0012】 さらに、請求項2記載のボールバルブ式筆記具によれば、案内片は、チップ用 収納部においてその周方向に等間隔で配置されているので、チップ用収納部にチ ップを入れたときにチップが案内片に均等に当接するようになる。このため、一 層チップをチップ用収納部に収納しやすくなり作業効率が高まる。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案ボールバルブ式筆記具1Aを図示した実施例に 従って詳細に説明する。 図1は本考案に係るボールバルブ式筆記具の全体斜視図、図2は本考案ボール バルブ式筆記具の口プラの長手方向に沿った拡大断面図、図3は要部分解断面図 、図4は図2のVI−VI線断面図ある。なお、この実施例1Aが既述した従来技術 の一例1と異なる点は、口プラの構造だけであるので口プラについてのみ説明し 、他の部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0014】 口プラ6Aには、ボールバルブ12に弾性を与えてインキ流量を調整するため の流量調整用スプリング15およびチップ8がそれぞれ収納されるスプリング用 収納部18およびチップ用収納部16が連続形成されている。 そして、スプリング用収納部18の方がチップ用収納部16よりも小径に形成 されている。
【0015】 チップ用収納部16のスプリング用収納部18側には、流量調整用スプリング 15をスプリング用収納部18に案内する案内片21が、スプリング用収納部1 8に連続して形成されている。案内片21は、チップ用収納部16にチップ8が 収納されると変形して潰れる程の強度を有している。また、案内片21は、少な くとも二片(この実施例では二片の案内片としてある。)備えられており、それ ら二片の案内片21・21は、チップ用収納部16においてその周方向に等間隔 で配置されている。
【0016】 しかして、ボールバルブ式筆記具1によれば、口プラ6Aにはボールバルブ1 2に弾性を与えてインキ流量を調整するための流量調整用スプリング15および チップ8が、それぞれ収納されるスプリング用収納部18およびチップ用収納部 16が連続形成されてなり、スプリング用収納部18の方がチップ用収納部16 よりも小径であるので、チップ用収納部16とスプリング用収納部18との境界 部分には段部19ができるようになる。また、チップ用収納部16のスプリング 用収納部18側には前記スプリングをスプリング用収納部18に案内する案内片 21・21がスプリング用収納部18に連続して形成されている。このため、段 部19に案内片21が実質上形成される。したがって、チップ用収納部16を介 してスプリング用収納部18に流量調整用スプリング15を入れると、当該段部 19に形成された案内片21に図2に示されるように案内されて、流量調整用ス プリング15がスプリング用収納部18にスムースに収納されるようになる。
【0017】 また、案内片21・21は、チップ用収納部16にチップ8が収納されると変 形して潰れる程の強度を有するので、今度はチップ8が、チップ用収納部16に 収納されると、案内片21・21はチップ8によって圧潰されて変形し、チップ 8の外径寸法8lの方がチップ用収納部16の内径寸法よりも小さくても、その 寸法差によってチップ8とチップ用収納部16との間にできるすきまが塞がれる ようになる。したがって、チップ8の外形寸法がチップ用収納部16の内径寸法 に比して公差の範囲外にあってもチップ8を使えないで無駄にしてしまうという ようなことがなくなる。したがって、チップ8と口プラ6Aのチップ用収納部1 6とのはめ合い公差を大きくとることができる。
【0018】
【考案の効果】
口プラのスプリング用収納部にスプリングを収納し易くすることができるとと もにチップと口プラのチップ用収納部とのはめ合い公差を大きくとることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るボールバルブ式筆記具の全体斜視
図である。
【図2】本考案ボールバルブ式筆記具の口プラに流量調
整用スプリングが入れられている状態を示す長手方向に
沿った拡大断面図である。
【図3】要部分解断面図である。
【図4】図2のVI−VI線断面図ある。
【図5】従来のボールバルブ式筆記具における先軸の断
面図である。
【図6】従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1A ボールバルブ式筆記具 2 筆記具軸本体 4 先軸 6A 口プラ 8 チップ 12 ボールバルブ 15 流量調整用スプリング 16 チップ用収納部 18 スプリング用収納部 21 案内片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキタンクを備えた筆記具軸本体の先
    端部に位置する先軸・口プラおよびチップを介してイン
    キタンクのインキをチップ先端凹部に設けたボールバル
    ブに導くとともに、前記口プラには、前記ボールバルブ
    に弾性を与えてインキ流量を調整するための流量調整用
    スプリングおよび前記チップが、それぞれ収納されるス
    プリング用収納部およびチップ用収納部が連続形成さ
    れ、前記スプリング用収納部の方が前記チップ用収納部
    よりも小径であるボールバルブ式筆記具において、前記
    チップ用収納部のスプリング用収納部側には、前記流量
    調整用スプリングをスプリング用収納部に案内する案内
    片が前記スプリング用収納部に連続して形成されている
    とともに、当該案内片は、前記チップ用収納部に前記チ
    ップが収納されると変形して潰れる程の強度を有するこ
    とを特徴とするボールバルブ式筆記具。
  2. 【請求項2】 チップ用収納部に設けられる案内片は、
    少なくとも二片備えられ、かつそれら少くとも二片の案
    内片は、前記チップ用収納部においてその周方向に等間
    隔で配置されていることを特徴とする請求項1記載のボ
    ールバルブ式筆記具。
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