JPH073358U - 物品掛吊り装置 - Google Patents

物品掛吊り装置

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JPH073358U
JPH073358U JP3426493U JP3426493U JPH073358U JP H073358 U JPH073358 U JP H073358U JP 3426493 U JP3426493 U JP 3426493U JP 3426493 U JP3426493 U JP 3426493U JP H073358 U JPH073358 U JP H073358U
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hole
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hanging
holes
gravity
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JP3426493U
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彰夫 中村
隆志 松井
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掛吊り用の2つの穴の外側に重心が位置する
物品を安定よく掛吊るすことである。 【構成】 掛吊り物品の重心Pから遠い方の穴27’
に、該穴27’に係合されるビスの脚部8の水平方向の
直径の一端より下方の外周面の一部との接触部26を設
けて、該物品の回止めを図った構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は各種の物品を壁等に掛吊りする際に用いられる物品掛吊り装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のごとき物品は、壁等に設けた釘、フック等の突起に、該物品の背面に設 けた穴を挿入し、釘等の頭に係合させて掛吊るすことが行なわれる。また、物品 の姿勢の安定を図るために、壁等に2本の突起を設け、その突起に物品の2つの 穴をそれぞれ係合することも行なわれる。その具体的な一例を図6に示す。
【0003】 この図は電動式歯ブラシの背面を示すものであり、図において1は充電スタン ド、2はその一側辺にジョイント3により連結された歯ブラシケースである。こ の歯ブラシケース2は、取付け場所の状況と使用の便宜に応じて充電スタンド1 の他側辺に連結されることもある。
【0004】 上記の電動式歯ブラシは、洗面所の壁面等に掛けて使用される。その掛け吊り のために、充電スタンド1の背面に左右2つの穴4、4’を設けており、その穴 4、4’の下半部は丸穴5、上半部がその丸穴5に通じた長穴6となっている。
【0005】 一方、壁面等の垂直面には2本のビスが突設され、各ビスの頭部7は上記の丸 穴5に挿入され、挿入後穴の位置を下げることにより、ビスの脚部8を長穴6に 嵌める。これにより、充電スタンド1は、各ビスの頭部7により前方への抜け出 しが阻止されると共に、その脚部8により水平方向への移動が阻止される。また 、全体の荷重は、各ビスの脚部8により支持される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の電動式歯ブラシは、歯ブラシケース2を取付け場所の状況や使用の便宜 に応じて充電スタンド1のいずれか一方の側辺にジョイント3を介して取付けら れることから、歯ブラシケース2に掛吊り用の穴を設けることができないので、 掛吊り用の穴4、4’は、充電スタンド1の背面にのみ設けられる。
【0007】 このため、電動式歯ブラシ全体の重心Pは、前記の2つの穴4、4’の外側に 位置することになる。
【0008】 一方、各穴4、4’の長穴6の上下方向の長さは、水平方向のずれ動きを防止 するだけの機能を果すことが目的であることから、比較的短かく形成され、重心 Pに近い方の穴4の脚部8を中心とし、両方の脚部8、8相互間の距離を半径と する円弧Sを描くと、他方の穴4’の長穴6はその全長にわたり円弧S上に存在 する。
【0009】 このため、重心Pに作用する荷重Wにより、図7に示すように、重心Pに近い 方の穴4の脚部8を支点とする回転モーメントが生じ(図7の矢印a参照)、他 方の穴4’の長穴6からビスの脚部8が抜け出し、全体が傾いてしまうという不 都合が生じる。
【0010】 そこで、この考案は、電動式歯ブラシに限らず、掛吊り物品一般において、2 つの穴を2本の突起に係合して掛吊るす際に、物品全体の重心が2つの穴の外側 に位置する物品について、上記のごとき不都合がなく、安定して掛け吊るすこと ができる物品掛吊り装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案に係る物品掛吊り装置は、掛吊り対象 物に設けた2本の突起に係合される2つの穴を掛吊り物品に設け、上記掛吊り物 品の重心は上記2つの穴の外側に位置し、その重心に近い方の穴の上端内周面に 、該穴に係合される突起との接触部を設けて掛吊り物品の荷重の一部又は全部を 支持せしめ、上記2つの穴に上記各突起の水平方向の直径の一端と接触する接触 部を設けて水平方向への移動を阻止するようにした物品掛吊り装置において、掛 吊り物品の重心から遠い方の穴に、該穴に係合される突起の水平方向の直径の一 端より下方の外周面の一部との接触部を設けて上記物品の回止めを図った構成と したものである。
【0012】
【作用】
上記構成の物品掛吊り装置において、重心に作用する荷重により、重心に近い 方の突起を支点とした回転モーメントが生じても、他方の突起がそれが挿入され た他方の穴の内壁面の接触部において係合するため、回転が阻止され、物品を水 平状態に保持する。
【0013】
【実施例】
図1及び図2に示した実施例は電動式歯ブラシであり、この電動式歯ブラシは 、充電スタンド11と、その一側辺にジョイント12を介して連結された歯ブラ シケース13とから成る。充電スタンド11はその前面に設けられた嵌合突起1 4に歯ブラシ本体15を着脱自在に載せるようになっている。歯ブラシケース1 3の前面には、棚16が設けられ、その棚16に前方に開放された複数のスリッ ト17が形成され、そのスリット17に歯ブラシ18を掛けるようになっている 。
【0014】 上記充電スタンド11の背面上部には、図2に示すように、左右2つの穴19 、19’が設けられている。
【0015】 各穴19、19’は下半部が丸穴21となっており、その上半部がその丸穴2 1に通じた長穴22となっている。この長穴22はその中程で重心P側へ斜めに 屈曲し、その屈曲部分から上半部分が傾斜長穴23となっている。
【0016】 上記の丸穴21は、ビスの頭部24の径より大径であり、また長穴22の幅は ビスの脚部25がスムーズに移動できる程度の大きさである。
【0017】 実施例の電動式歯ブラシは以上のごときものであり、2本のビスにより壁面等 に掛吊るして使用に供される。全体の荷重は、各穴19、19’の傾斜長穴23 の上端の接触部においてビスの脚部25により支持される。また、各脚部25の 水平方向の直径の一端と傾斜長穴23の内面との接触部において、全体の左右方 向への移動が阻止される。
【0018】 一方、重心Pに近い方のビスの脚部25を中心とした荷重Wに基づく回転モー メントに対しては、他方のビスの脚部25の水平方向の直径の一端から下方の外 周面の一部との接触部26が、穴19’の傾斜長穴23の内面に係合することで 受止められ、全体の回転が阻止される。歯ブラシケース13が充電スタンド11 の他側辺に取付けられた場合でも同様のことがいえる。
【0019】 なお、上記の穴19、19’の傾斜穴23の屈曲の向きは、いずれも重心P側 に平行に屈曲したものを示しているが、その向きは両方とも重心Pと反対方向に 向いたものであってもよい。また、各穴19、19の長穴22を省略し、丸穴2 1に直接傾斜穴23を連成してもよい。
【0020】 次に、図3及び図4に示した実施例は前記と同様の電動式歯ブラシにおいて、 掛吊りのための穴27、27’の形状が前記の場合と異っている。
【0021】 即ち、この場合の重心Pに近い方の穴27は従来とほぼ同様に、丸穴28の上 部に長穴29を連成したものであるが、他方の穴27’は、丸穴28が上部にあ り、長穴29がその下部に連成されており、前記のものと上下逆の形状をなして いる。両者の長穴29は垂線に対し、同一回転方向に若干の角度θだけ傾いてい る。
【0022】 この電動式歯ブラシを2本のビスに取付けるには、図4に示すように、全体を 斜めに傾けて、両方の穴27、27’の丸穴28にビスの頭部24を挿入したの ち、全体を矢印で示すように、回転させて水平状態に戻し、ビスの脚部25をそ れぞれ長穴29の先端に位置せしめる。両方の丸穴28の中心間の距離(図4参 照)と、両方の長穴29の先端相互の距離(図3参照)を一致させるために、各 長穴29は上記のように角度θだけ傾斜している。
【0023】 この実施例の場合は、重心Pに近い方の穴27においては、ビスの脚部25の 上半部のほぼ全体が長穴29の上端と接触する。また、重心Pから遠い方の穴2 7’においては、ビスの脚部25の下半部のほぼ全体が接触部26となる。
【0024】 従って、全体の荷重は、重心Pに近い方の穴27とにおいて、ビスの脚部25 により支持される。また、全体の水平方向の移動は各脚部25の水平方向の直径 の一端と各長穴29の内面との接触点において阻止される。また、重心Pに近い 方のビスの脚部25を支点とする回転モーメントは、接触部26において、長穴 29と係合することで受止められ、全体の回転が阻止される。
【0025】 なお、図5に示すように、歯ブラシ18はスリット17に植毛31を横に向け て掛けられる場合((A)図)と、植毛31を正面に向けて掛けられる場合(( B)図)とがあるが、いずれの場合も植毛31が棚16に接触しないように毛台 32とハンドル33の間に突起34((A)図参照)が設けられ、また毛台32 とハンドル33の間の両側面にくびれ部35((B)図参照)が設けられている 。歯ブラシ18の中央部分の植毛31は、前後の部分の毛よりも剛性が低い材料 で構成されている。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、この考案は掛吊り用の2つの穴の外側に重心が位置する物品を 掛吊るす場合に、重心に近い方の突起を支点とした回転モーメントを、他方の突 起が他方の穴の内周面に係合して受止めるため、掛吊り物品の回転が阻止される 。従って、物品を安定した状態で掛吊るすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図
【図2】同上の一部省略背面図
【図3】他の実施例の一部省略背面図
【図4】同上の取付け時の一部省略背面図
【図5】(A)歯ブラシ部分の拡大側面図 (B)歯ブラシ部分の拡大正面図
【図6】従来例の背面図
【図7】同上の取付け時の一部省略背面図
【符号の説明】 11 充電スタンド 12 ジョイント 13 歯ブラシケース 14 嵌合突起 15 歯ブラシ本体 16 棚 17 スリット 18 歯ブラシ 19、19’ 穴 21 丸穴 22 長穴 23 傾斜長穴 24 頭部 25 脚部 26 接触部 27、27’ 穴 28 丸穴 29 長穴 31、31’ 植毛 32 毛台 33 ハンドル 34 突起 35 くびれ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛吊り対象物に設けた2本の突起に係合
    される2つの穴を掛吊り物品に設け、上記掛吊り物品の
    重心は上記2つの穴の外側に位置し、その重心に近い方
    の穴の上端内周面に、該穴に係合される突起との接触部
    を設けて掛吊り物品の荷重の一部又は全部を支持せし
    め、上記2つの穴に上記各突起の水平方向の直径の一端
    と接触する接触部を設けて水平方向への移動を阻止する
    ようにした物品掛吊り装置において、掛吊り物品の重心
    から遠い方の穴に、該穴に係合される突起の水平方向の
    直径の一端より下方の外周面の一部との接触部を設けて
    上記物品の回止めを図ったことを特徴とする物品掛吊り
    装置。
JP1993034264U 1993-06-24 1993-06-24 物品掛吊り装置 Expired - Lifetime JP2600685Y2 (ja)

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JPH073358U true JPH073358U (ja) 1995-01-20
JP2600685Y2 JP2600685Y2 (ja) 1999-10-18

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