JPH0319802Y2 - - Google Patents

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JPH0319802Y2
JPH0319802Y2 JP1986049592U JP4959286U JPH0319802Y2 JP H0319802 Y2 JPH0319802 Y2 JP H0319802Y2 JP 1986049592 U JP1986049592 U JP 1986049592U JP 4959286 U JP4959286 U JP 4959286U JP H0319802 Y2 JPH0319802 Y2 JP H0319802Y2
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locking
hanger
opening
hanger member
holding frame
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、壁面等に固着される保持枠体と、該
保持枠体の長さ方向に摺動できその所要部位に固
定されるハンガー部材とを具え、安定性に優れた
ハンガー部を形成可能とするとともに操作性にも
優れるハンガー装置に関するものである。
[従来の技術] 壁面等に固着される保持枠体と該保持枠体の長
さ方向に摺動できかつ軸線回りに所要角度回動せ
しめられることによつて保持枠の任意位置に固定
され得るようになされたハンガー部材とを具える
ハンガー装置の一例としては、実公昭47−5485号
公報が開示するものが提案されている。該ハンガ
ー装置におけるハンガー部材の固定手段は、ハン
ガー部材の基端部にバネ板を取付けるとともに該
バネ板の相対する両縁部に前向きに凸面を設け、
該バネ板の弾性によつて凸面を開口部の対向縁部
の平坦な裏面に圧接させることにより行つてい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら係る従来のハンガー装置において
は、上記のように、ハンガー部材の固定を単にバ
ネの弾性作用に基づく凸面圧接部の摩擦作用によ
ることとしていたため、ハンガー部材への被掛着
物の掛着の際に該ハンガー部材が不用意に回動し
て凸面が溝部内に存してしまい、ハンガー部材の
横移動が生ずるおそれがあつた。
又、ハンガー部材を回動させて凸面を開口部の
縁部裏面に圧接させる際、開口部の縁部裏面が前
記のごとく平坦に形成されていたことから、凸面
が縁部裏面に安定的に当接した状態にあるか否か
の確認を目視により行う必要があつた。なぜなら
ば、回動操作の仕方如何によつては、凸面が縁部
裏面の端縁に近接した不安定状態となることがあ
り、このような状態になると、前記のように元々
不用意に回動し易い構造となつているハンガー部
材固定部がより一層不安定なものとなるからであ
つた。
本考案は、従来のハンガー装置における係る問
題点を解決しうるハンガー装置の提供を目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のハンガー装置1は、取付板5の長手両
側に、向き合う方向に開口する案内溝10、10
を形成する係止片9,9を突設して、係止片9,
9先端間に開口部Aを形成し、かつ該開口部Aの
対向縁部A1,A1の裏面部16,16にはその
長手方向に係止片19,19を設けてなる保持枠
体2と;該保持枠体2の所要部位に固定されるハ
ンガー部材3と;を具え:該ハンガー部材3は、
その周縁部分26が前記案内溝10,10と嵌合
する基板23の表面部に係止片9,9先端間の開
口部Aから突出するハンガー軸29を設けるとと
もに、該基板23は、その周縁部分26が案内溝
10,10と嵌合した状態で所要角度回動できる
ようになされ、かつ基板23の表面部の対向する
縁部分には前記係止溝19,19と係合しうる係
止突部32,32を設けてなり、該係止突部3
2,32が前記開口部Aに存する状態において
は、ハンガー部材3は、基板23の周縁部分26
が案内溝10,10に案内されて保持枠体2の長
さ方向に摺動できるとともに、係止突部32,3
2が係止溝19,19と係合した状態となるよう
ハンガー軸29が回動せしめられることにより、
基板23の係止突部存在部分37,37が、対向
する案内溝壁41,42によつて弾性的に挟着、
保持されるようになしたことを特徴とするもので
ある。
[作用] 然して、壁面等に例えば水平状態で固着された
保持枠体2に、ハンガー部材3を、その基板23
の周縁部分26が対向する案内溝10,10と嵌
合するよう嵌め込み、両係止突部32,32を開
口部Aに位置させてハンガー部材3を保持枠体2
の所要部位に移動させた後、ハンガー軸29をそ
の軸線回りに所要角度(例えば90度)回動させ
て、両係止突部32,32が係止片9の裏面部1
6,16に乗り上げ係止溝19,19と係合した
状態とすると、基板23の係止突部存在部分3
7,37が、対向する案内溝壁41,42によつ
て弾性的に挟着、保持されることとなり、ハンガ
ー部材3は安定的に位置固定される。そして、該
固定状態にあるハンガー部材3を、両係止突部3
2,32が再び開口部Aに位置するよう回動させ
ることにより、ハンガー部材3の動きを自由とな
し得、必要に応じてハンガー部材3の固定位置を
変更させうる。
又ハンガー部材3を回動させて係止突部32,
32を係止溝19,19と係合させる際には、係
合時の衝撃が手で感じられ又係合時の衝撃音が聴
取できるため、係合が確実に行われたことの確認
が可能となる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜3図において本考案のハンガー装置1
は、保持枠体2とハンガー部材3とを具える。
保持枠体2は、例えば合成樹脂押出成形体であ
つて、壁面W等に取付く長尺な短形板状をなす取
付板5の上、下端に、突出部6と折曲部7とから
なるL字状の係止片9,9をその折曲部7,7先
端部を対向させて突設し、向き合う方向に開口す
る案内溝10,10を取付板5の表側に形成する
とともに、係止片先端間(折曲部先端間)に開口
部Aを形成する。又、該開口部Aの対向縁部A
1,A1(折曲部7,7)の裏面部16,16長
手方向には、後述するごとくハンガー部材3を回
動させたときに係止突部32,32が嵌まり込
む、半円弧状をなす係止溝19,19を設けてな
る。又、該取付板5の長手中央部分の裏面側を稍
膨出させかつ該膨出部11表面部にはビス止め用
の凹溝12を設け、該凹溝12部分においてビス
孔13を並設してなる。本実施例において、折曲
部の端面部15と折曲部裏面部16とは円弧面部
17で以て連続されている(第1〜2図参照)。
又前記係止片9,9の突出部6,6先端には、後
方に折曲がる縁片21,21が連設されており、
取付板5は、前記膨出部11裏面及び縁片21,
21先端が壁面Wと当接した状態で、ビス22を
用いて該壁面Wに取付けられる(第3図参照)。
ハンガー部材3は、保持枠体2の対向する案内
溝10,10の溝底間の間隔よりも稍小なる直径
を有しかつ案内溝10の溝幅よりも稍小さい肉厚
を有する円板状をなす基板23の表面部25中央
部位に、該基板23の周縁部分26,26が案内
溝10,10と嵌合した状態において、先端に例
えば亀甲状引掛部27を有するハンガー軸29
を、係止片9,9先端間の開口部Aから突出する
ごとくー体に設け、かつ基板23表面部25の対
向する縁部分に、半球状をなす一対の係止突部3
2,32を突設してなる。該係止突部32の突出
量は、基板23の裏面部33が取付板5の表面部
35と当接した状態において基板23の表面部2
5と係止溝19の底部との間に生ずる間〓幅より
も稍大きく設定されている。従つて、係止突部3
2,32が開口部Aに存する状態において、ハン
ガー部材3は、基板23の周縁部分26が案内溝
10に案内されて保持枠体2の長さ方向に摺動で
きるとともに、第2図に示すごとく、ハンガー軸
29をその軸線回りに約90度回動させることによ
つて係止突部32,32を上下の係止溝19,1
9と係合状態としたとき、基板23の係止突部存
在部分37,37は、対向する案内溝壁41,4
2によつて弾性的に挟着、保持されることとな
る。
なお第1図中、符号40は、保持枠体2の両端
を封じるキヤツプである。
以下実施例に係るハンガー装置1の作用を説明
する。即ち、第2〜3図に示すごとく、壁面Wの
所定高さ位置に保持枠体2を水平状態でビス止め
固着するとともに、必要個数のハンガー部材3
を、その周縁部分26が前記案内溝10,10と
嵌合するように保持枠体2に嵌め込むと、該ハン
ガー部材3は、係止突部32が開口部Aに存する
状態において横移動可能である。従つてハンガー
部材3を所要部位に移動させた後に、ハンガー軸
29をその軸線回りに回動させて、係止突部3
2,32を係止片9の裏面部16に設けた係止溝
19,19と係合させると、基板23の係止突部
存在部分37,37は、第2図に示すごとく、対
向する案内溝壁41,42によつて弾性的に挟
着、保持され、ハンガー部材3は保持枠体2の所
要部位に固定されることとなる。このように固定
されたハンガー部材3には、例えば洋服等の被掛
着物を掛着させうる。
なお本考案のハンガー装置1において、基板2
3は多角形板状に形成されることもある。又本考
案のハンガー装置1は、洋服等の衣類を引掛ける
ためのハンガーとしての他、厨房器上方の壁面に
取着することにより調理用等の器具を吊下するハ
ンガーとして、あるいは玄関の壁面に取付けるこ
とにより、傘や靴べら等を吊下するハンガーとし
て等、各種の被掛着物を掛着させるハンガーとし
て広く利用することができる。
[考案の効果] 本考案は以下のごとき優れた効果を奏する。
(1) 本考案のハンガー装置は、ハンガー部材の基
板表面部に係止突部を対向状態で設けかつこの
係止突部が保持枠体の開口部の対向縁部の裏面
部に設けられた係止溝と係合可能としているた
め、ハンガー部材を保持枠体の任意の部位にお
いて固定する際には、該ハンガー部材をその軸
線回りに回動操作して係止突部と係止溝とを係
合させることにより、ハンガー部材を安定的に
保持枠体に固定させうることとなる。
従つて、バネ板の弾性作用に基づく摩擦力に
よつてハンガー部材の固定を行う従来装置にお
ける場合とは異なり、物品掛着時等においてハ
ンガー部材が不用意に回転するおそれがなく、
安定性に優れたハンガー部が形成されることと
なる。
(2) ハンガー部材の回動操作に際しては、係止突
部と係止溝との係合の際に、係合時の衝撃が手
で感じられ又係合時の衝撃音が聴取されること
から、従来のように係合部分を目視しつつハン
ガー部材を回動操作するといつた面倒さがな
い。
従つて、ハンガー部材の固定操作を神経を使
うことなくワンタツチで行うことができ、操作
性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図はハンガー部材を保持枠体に固定した状態
を示す断面図、第3図は本考案に係るハンガー装
置を室内壁面に取付けた状態を示す斜視図であ
る。 1…ハンガー装置、2…保持枠体、3…ハンガ
ー部材、5…取付板、9…係止片、10…案内
溝、16…縁部の裏面部、19…係止溝、23…
基板、26…周縁部分、29…ハンガー軸、32
…係止突部、37…係止突部存在部分、41,4
2…案内溝壁、A…開口部、A1…縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付板5の長手両側に、向き合う方向に開口す
    る案内溝10,10を形成する係止片9,9を突
    設して、係止片9,9先端間に開口部Aを形成
    し、かつ該開口部Aの対向縁部A1,A1の裏面
    部16,16にはその長手方向に係止溝19,1
    9を設けてなる保持枠体2と;該保持枠体2の所
    要部位に固定されるハンガー部材3と;を具え:
    該ハンガー部材3は、その周縁部分26が前記案
    内溝10,10と嵌合する基板23の表面部に、
    係止片9,9先端間の開口部Aから突出するハン
    ガー軸29を設けるとともに、該基板23は、そ
    の周縁部分26が案内溝10,10と嵌合した状
    態で所要角度回動できるようになされ、かつ基板
    23の表面部の対向する縁部分には前記係止溝1
    9,19と係合しうる係止突部32,32を設け
    てなり、該係止突部32,32が前記開口部Aに
    存する状態においては、ハンガー部材3は、基板
    23の周縁部分26が案内溝10,10に案内さ
    れて保持枠体2の長さ方向に摺動できるととも
    に、係止突部32,32が係止溝19,19と係
    合した状態となるようハンガー軸29が回動せし
    められることにより、基板23の係止突部存在部
    分37,37が、対向する案内溝壁41,42に
    よつて弾性的に挟着、保持されるようになしたこ
    とを特徴とするハンガー装置。
JP1986049592U 1986-04-01 1986-04-01 Expired JPH0319802Y2 (ja)

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JPS62159785U JPS62159785U (ja) 1987-10-09
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JPS475485U (ja) * 1971-02-09 1972-09-18

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