JPH0733587A - 単結晶の製造方法と単結晶引上げ装置 - Google Patents

単結晶の製造方法と単結晶引上げ装置

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JPH0733587A
JPH0733587A JP20030793A JP20030793A JPH0733587A JP H0733587 A JPH0733587 A JP H0733587A JP 20030793 A JP20030793 A JP 20030793A JP 20030793 A JP20030793 A JP 20030793A JP H0733587 A JPH0733587 A JP H0733587A
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JP
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single crystal
pulling
crucible
crystal
heater
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JP20030793A
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Masakatsu Kojima
正勝 児島
Yoshisato Hosoki
芳悟 細木
Yoshiaki Matsushita
嘉明 松下
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シリコンウェーハの酸化膜耐圧特性の優れたシ
リコン単結晶の製造方法として、引上げ速度を遅くする
( 0.4mm/min )方法が公知であるが、引上げ速度が遅
すぎて問題がある。本発明は、引上げ中の単結晶の熱履
歴を最適化することにより、引上げ速度の速い( 1mm/
min )状態で、遅いときと同様の耐圧の優れた単結晶を
製造する。 【構成】加熱ヒーターから放射される輻射熱を、熱遮蔽
筒の側壁に設けた開口(窓)を通し、或いはルツボ上部
側壁に設けた開口を通し、単結晶の引上げ域に直接導入
し、引上げ中の単結晶に照射し、該結晶の熱履歴を調整
し、高速引上げ結晶の熱履歴を、低速引上げ結晶の熱履
歴に近づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン単結晶の製造
方法とその引上げ装置に関するもので、特に酸化膜耐圧
特性の優れた高品質のシリコン単結晶の製造に使用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェ―ハの酸化膜耐圧特性の優
れたシリコン単結晶の製造方法として、結晶の育成速度
(引上げ速度)を遅くする方法が、提案(特開平2-2671
95号)及び報告(1991/春応物予稿集p 227〜 228)さ
れている。また、原料融液を収納するルツボ内の単結晶
の引上げ領域に、熱遮蔽筒を配置してなる方法及びその
装置に関する従来例としては特開昭56−114895号及び特
開平 3−279290号等が提案されている。
【0003】図21は、従来のシリコン単結晶引上げ装
置の一例を模式的に示す縦断面図である。シリコン原料
融液1を収納する石英ルツボ(第1のルツボ)2と、石
英ルツボ2を収納するカーボン(黒鉛)ルツボ(第2の
ルツボ)3と、カーボンルツボ3の外周側壁を囲む加熱
ヒーター4とが設けられる。カーボンルツボ3は、昇降
及び回転可能な軸5に固定される。引上げワイヤ6を用
いて種結晶7を保持するシードチャック8が吊り下げら
れる。引上げワイヤ6の上端は、図示しない回転、昇降
機構に連繋されており、種結晶7を原料融液1に浸し、
なじませた後、回転させながら所定の引上げ速度で上昇
させることによって、種結晶7の下端に単結晶9を成長
させる。10は保温筒、10aは上部保温板、12はガ
ス導入口、13は排気口である。
【0004】上記従来装置で、シリコンウェーハの酸化
膜耐圧を向上させる結晶の育成方法として、前述のよう
に結晶の引上げ速度を低速(0.8mm /min 以下)にする
方法が公知となっている。
【0005】しかしこの方法でシリコン単結晶を製造し
た場合、次のような問題点がある。(a)酸化膜耐圧向
上の実用できる効果を得るのには、引上げ速度を約0.4m
m /min 以下の低速度とする必要がある。このような低
速度では、結晶の成長界面状態が不安定(結晶のリメル
ト現象が見られる)となり、また引上げに要する時間
が、通常の場合の約 2.5倍と長くなるため、炉内が汚れ
てしまう等が原因で、引上げ途中での結晶欠陥(転位)
の発生頻度が高くなり、引上げ結晶の良品率が大幅に低
下する(通常の約60%)。(b)引上げ速度が上述のご
とく遅いために、生産能率が非常に悪くなり、通常の場
合の40%程度に低下する等の欠点がある。
【0006】図22は、前記従来の熱遮蔽筒を配置した
単結晶引上げ装置の要部縦断面図である。図21と同一
符号は同一部分を表わす。熱遮蔽筒11は、原料融液1
の上方であって単結晶9の引上げ域の周囲に位置し、上
部保温板10a上に熱遮蔽筒支えリング11aを介して
配置される。
【0007】熱遮蔽筒は、加熱ヒーター4及びルツボ内
壁等からの輻射熱を効果的に遮蔽し、引上げ結晶9の冷
却効果を高め、引上げ速度を大きくする等のために設け
られる。しかしながら酸化膜耐圧向上のためには、後述
するように、結晶の引上げ速度を低速にし(ゆっくり冷
やす)、1200〜1300℃の熱履歴制御をすることが必要で
あるが、それが困難となる(低速引上げと逆行する作用
を持つ)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、酸化膜
耐圧特性の優れたシリコンウェーハは、前述のように極
めて遅い引上げ速度( 0.4mm/min )で育成された単結
晶から得られる。しかしこの方法では、引上げ速度が非
常に遅いため、製造歩留まりが低下し、所要時間も長く
なり、生産能率は大幅に悪くなる。熱遮蔽筒を付加し
て、引上げ速度を速く(約 1mm/min 以上)し、生産能
率を高める方法は、引上げ結晶の高温領域(1200〜1300
℃)で受ける熱履歴が不足し、酸化膜耐圧向上は困難で
ある。
【0009】近年、MOSデバイスの集積度の増大にと
もないゲート酸化膜の信頼性向上が強く望まれている
が、酸化膜耐圧特性は、その信頼性を決定する重要な材
料特性の一つであり、酸化膜耐圧の優れたシリコン単結
晶を効率良く製造することは、市場の強いニーズとなっ
ている。
【0010】本発明の目的は、引上げ単結晶の引上げ中
の熱履歴を最適化することにより、引上げ速度の速い状
態(約 1mm/min )で酸化膜耐圧の優れたシリコン単結
晶を効率よく製造する方法とその単結晶引上げ装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
単結晶の製造方法は、原料融液を収納する第1のルツボ
と、この第1ルツボを収納する第2ルツボと、第2ルツ
ボの外周側壁を囲んで設けられる加熱ヒーターと、原料
融液の上方であって単結晶の引上げ域の周囲に配置され
た熱遮蔽筒とを有する装置を使用し、原料融液に種結晶
を浸し単結晶を引上げる単結晶の製造方法において、前
記熱遮蔽筒の側壁に開口を設け、前記加熱ヒーター若し
くは加熱ヒーターと前記第1及び第2ルツボの露出壁面
とから放射される輻射熱を、前記開口を通過し上記単結
晶の引上げ域に直接導入し、引上げ中の単結晶に該輻射
熱を照射することにより該単結晶の熱履歴を調整するこ
とを特徴とする製造方法である。
【0012】本発明の請求項2に係る単結晶引上げ装置
は、請求項1記載の単結晶の製造方法の実施に使用する
装置であって、前記熱遮蔽筒の側壁に、加熱ヒーター若
しくは加熱ヒーターと第1及び第2ルツボの露出壁面か
ら放射される輻射熱を通過させるための開口を設けてな
ることを特徴とするものである。
【0013】なお、この装置において、加熱ヒーター及
び第1、第2ルツボ露出面に対向する熱遮蔽筒の側壁表
面は、加熱ヒーター及び第1、第2ルツボ露出面からの
輻射熱に対し、反射効率が良くなるように加工処理され
ていることが、望ましい実施態様である。
【0014】また加熱ヒーターの上部領域が、第1及び
第2ルツボのそれぞれの上端部よりも高い位置に配置し
てなることは、望ましい実施態様である。
【0015】本発明の請求項3に係る単結晶の製造方法
は、原料融液を収納する第1のルツボと、この第1ルツ
ボを収納する第2ルツボと、第2ルツボの外周側壁を囲
んで設けられる加熱ヒーターとを有する装置を使用し、
原料融液に種結晶を浸し単結晶を引上げる単結晶の製造
方法において、前記第1及び第2ルツボの上部側壁に互
いに重なり合う開口を設け、前記加熱ヒーターから放射
される輻射熱を、前記開口を通過し上記単結晶の引上げ
域に直接導入し、引上げ中の単結晶に該輻射熱を照射す
ることにより該単結晶の熱履歴を調整することを特徴と
する製造方法である。
【0016】本発明の請求項4に係る単結晶引上げ装置
は、請求項3記載の単結晶の製造方法の実施に使用する
装置であって、前記第1及び第2ルツボの上部側壁に設
けられ、加熱ヒーターから放射される輻射熱を通過させ
るための互いに重なり合う開口を具備することを特徴と
するものである。
【0017】なお、この装置において、原料融液の上方
であって単結晶の引上げ域の周囲に配置される熱遮蔽筒
を設けることは、望ましい実施態様である。
【0018】また、上記第1ルツボ及び第2ルツボの側
壁を少なくとも 2つの上下部分に分割し、かつそれぞれ
のルツボの上部側壁に開口を設けることは、望ましい実
施態様である。
【0019】
【作用】低速引上げ結晶(引上げ速度約 0.4mm/min )
が酸化膜耐圧に優れている理由の解明を行なった(後述
の実施例に詳細に説明する)。その結果、育成中の引上
げ結晶が、高温領域(1200℃以上)で受ける熱履歴が酸
化膜耐圧に大きく影響するという知見が得られた。前記
熱履歴は、引上げ時間経過とその時間での引上げ結晶の
温度とをプロットした例えば図19の曲線で示すことが
できる。従って良い酸化膜耐圧を得るためには、結晶の
引上げ速度が比較的速い状態( 0.8mm/min 以上)で
も、1200℃以上の高温領域で受ける結晶の熱履歴を例え
ば低速引上げ結晶(引上げ速度 0.4mm/min )に近付け
てやれば良いことがわかった。本発明は、上記知見にも
とづき実施された。
【0020】請求項1及び2に係る単結晶の製造におい
ては、熱遮蔽筒の側壁に設けた開口(窓)を通し、また
請求項3及び4に係る単結晶の製造においては、第1及
び第2ルツボの上部側壁に設けられた開口(窓)を通
し、加熱ヒーター若しくは加熱ヒーターとルツボの露出
壁から放射される輻射熱を、直接引上げ中の単結晶に照
射し、引上げ結晶の熱履歴を最適化するように調整す
る。このとき加熱ヒーター等から放射される輻射熱を直
接引上げ単結晶に照射し、この照射された部分の温度を
局部的に高めることは、引上げ単結晶が受ける少なくと
も1200〜1300℃の高温熱履歴を最適化する制御を容易に
する。
【0021】
【実施例】低速引上げ結晶が酸化膜耐圧に優れているこ
とは上述の通りであるが、この理由を解明するために図
18に示す方法で引上げ結晶の熱履歴を評価した。約40
0mm φの石英ルツボ2に約30kgのシリコン原料融液1を
収納し、約150mm φのシリコン結晶ブロック27に穴を
あけ(径約 6mm、深さ約60mm)、この中に白金−白金ロ
ジュウムの熱電対21を挿入し、この結晶ブロック27
を、引上げワイヤ6に、Mo ワイヤ22で吊し、上記原
料融液1に浸し、これを種結晶として約150mm φの結晶
を引上げ成長させ、引上げ結晶の熱履歴を求めた。
【0022】引上げ条件としては、図21に示す従来の
引上げ装置の場合には、引上げ速度を 0.4mm/min と 1
mm/min とした。また図22に示す従来の熱遮蔽筒を設
けた装置の場合には、引上げ速度を 1mm/min とした。
【0023】それぞれの評価結果を図19に示す。横軸
は引上げ開始時間を0 とした引上げ経過時間(min )、
縦軸は、それぞれの経過時間におけるシリコン結晶ブロ
ック27の温度(℃)である。曲線a及びbは、図21
の装置で、それぞれの引上げ速度を、 0.4mm/min 及び
1mm/min とした場合の履歴を示す。酸化膜耐圧の良い
低速引上げ( 0.4mm/min )の場合には、結晶はゆっく
り冷えるのに対し、酸化膜耐圧の悪い高速引上げ( 1mm
/min )の場合には、速く冷え高温熱履歴の短いことが
わかる。曲線cは、図22の装置で、高速引上げ(1mm
/min )の場合の熱履歴を示す。熱遮蔽筒を設けたた
め、高温熱履歴がさらに不足することがわかる。
【0024】次に酸化膜耐圧評価について述べる。被評
価引上げ単結晶から得られたミラーウェーハを使用し、
複数個のMOSダイオードを作製する。このMOSダイ
オードに、所定極性の直流可変電圧を印加し、MOS構
造の酸化膜中を流れるリーク電流が規定密度(例えば 1
μA/cm2 )に達したときの該酸化膜中の平均電界強度
が8MV/cm以上ならば、このダイオードの酸化膜耐圧は
合格とし、合格ダイオードの割合で酸化膜耐圧の評価を
する。
【0025】そこで速い引上げ速度( 1mm/min )で育
成した酸化膜耐圧の悪いシリコン単結晶( 8MV/cm以
上の耐圧合格率が約30%)から作製したミラーウェーハ
を、900〜1350℃の温度領域で、アルゴンガス雰囲気
中、 2時間アニールをした後、表面層約10μm を再研磨
で除去し、酸化膜の耐圧を評価した。評価結果を図20
に示す。横軸は、アニール温度を示し、縦軸は、 8MV
/cm以上の耐圧合格率(%)を示す。この結果から、少
なくとも1200℃以上の高温領域の熱履歴が酸化膜耐圧に
大きく影響すること、及び引上げ速度が1mm /min と速
い結晶であっても、1200〜1300℃の高温領域の熱履歴を
加えてやれば、低速引上げ結晶(引上げ速度 0.4mm/mi
n )と同等の酸化膜耐圧合格率が得られることが明確に
なった。
【0026】そこで、本発明は、少なくとも引上げ速度
を 0.8mm/min 以上で単結晶を育成し、その育成中の結
晶に1200℃以上の高温領域の熱履歴を加え、結果として
低速引上げ結晶( 0.4mm/min )の熱履歴に近づけ、良
好な酸化膜耐圧が得られるようにした。
【0027】この目的を達成するため、請求項1及び請
求項2に係る第1の手段と請求項3及び請求項4に係る
第2の手段があるが、まず第1の手段の実施例について
説明する。
【0028】図1は請求項2に係る単結晶引上げ装置の
実施例の要部を示す縦断面図である。主として加熱ヒー
ター4から放射される輻射熱(一部は第1ルツボ2及び
第2ルツボ3の露出面から放射される)を通過させるた
めの開口(窓)32を設けた熱遮蔽筒31が原料融液1
の上方に配置されている。図2は、この逆円錐台形をし
た熱遮蔽筒31の側面図である。材質はMo 、鍔縁部を
含む外径D1 =約 600φ、上端の開口径D2 =約 36
0φ、下端の開口径D3 =約 200φ、高さH1 =約200、
開口の高さH2 =約 100、下端から開口下端までの高さ
3 =約50(以上、寸法の単位はmm)、円錐面の傾斜角
α=約68度、開口数 4、側壁表面は光沢処理が施されて
いる。
【0029】図2に示される形状の開口32を持った熱
遮蔽筒31を、図1に示すように単結晶引上げ装置内に
配置する。本発明の目的を達成する手段として、加熱ヒ
ーター4からの輻射熱を効率よく単結晶の引上げ域(引
上げ方向を中心軸として、引上げ単結晶の固液界面を底
面とする円筒領域)に直接導入するために、第1のルツ
ボ2及び第2のルツボ3を短くするか、或いは逆にこれ
らルツボに比して加熱ヒーター自身を十分長くすること
により、加熱ヒーター4の上部領域が第1、第2ルツボ
の上端部より高くなるようにし、上方に出ている加熱ヒ
ーターの部分からの輻射熱を直接引上げ域に届くように
することが望ましい。また熱遮蔽筒31の側壁表面状態
が、加熱ヒーター及び第1、第2ルツボからの輻射熱を
効率良く反射するように加工処理したことにより、開口
32のみから輻射熱を直接引上げ中の単結晶に照射でき
るようになり、高温熱履歴の制御が容易になった。
【0030】図1に示す装置を使用し、図18に示す方
法、すなわち熱電対21を設けたシリコン単結晶ブロッ
ク27をMo ワイヤ22を介して引上げワイヤ6に吊
し、これを種結晶とする引上げ結晶の熱履歴を評価し
た。ただし結晶の引上げ速度は 0.6mm/min 、 0.8mm/
min 、 1mm/min 及び 1.2mm/min とし、その他の条件
は従来装置を使用した図19の測定の場合と同じとし
た。この結果を図3に示す。
【0031】図3において、横軸は、引上げ開始時刻を
0とした引上げ経過時間(分)を示し、縦軸は該時間ご
とに測定した。熱電対の温度で、引上げ結晶の温度に対
応する。曲線a及びbは、従来の図21の装置で、引上
げ速度 0.4mm/min の場合(曲線a)及び 1mm/min の
場合(曲線b)で、比較のため測定したものである。曲
線dないしgは、図1に示す本発明の装置を使用し、上
記方法により測定したもので、曲線dは引上げ速度 0.6
mm/min 、曲線eは 0.8mm/min 、曲線fは 1.0mm/mi
n 及び曲線gは 1.2mm/min のそれぞれの場合の結晶の
熱履歴を示す。この結果から、本発明の第1の手段(請
求項1及び2)においては、単結晶の引上げ速度が 1mm
/min 以下の場合は、1200℃以上の高温熱履歴が、従来
の 0.4mm/min の場合(曲線a)に極めて接近している
ことがわかった。
【0032】そこで図1に示す本発明の装置を使用し、
シリコン原料約30kgを約400mm φの石英ルツボ2に収
納し、これを溶解し、約150mm φのシリコン単結晶を、
引上げ速度をパラメータ( 0.6、 0.8、 0.9、 1.0、
1.1、 1.2mm/min )としてそれぞれ約20〜25kg引上
げ成長させた。少なくとも、引上げ速度 1.2mm/min 以
下で成長可能であった。ただし 1.2mm/min の場合、途
中までは可能であったが、結晶欠陥が多発するようにな
り、どうしても融液全部を引上げることはできなかっ
た。
【0033】さらに引上げられた結晶からウェーハを加
工し、前記と同様の方法で、酸化膜耐圧を評価した。そ
の結果を図4に示す。横軸は、前記パラメータとした引
上げ速度(mm/min )、縦軸はそれぞれの引上げ速度で
育成された単結晶の平均酸化膜耐圧合格率(%)を表わ
す。この図からわかる通り、少なくとも引上げ速度が1m
m/min 程度の比較的速い状態でも良好な酸化膜耐圧が
得られる(前記従来技術では、 0.4mm/min 程度の低速
引上げでないと、良い結果が得られていない)。
【0034】図5ないし図7は、熱遮蔽筒のその他の実
施例を示す断面図である。図5(a)は円筒形、同図
(b)は多角錐台形を示し、図6(a)は球状台形、同
図(b)は円錐台形と円筒形を組み合わせたものであ
る。また図7(a)は、開口を上、下 2段に設けたもの
であり、同図(b)は開口の形状を円形としたものであ
る。
【0035】上記のように熱遮蔽筒の形状は、中空の角
錐、球面、円柱、角柱及びこれらの組合わせでも同じ効
果が得られる。また材質は、実施例ではMo を使用した
が、カーボン(黒鉛)、Si N、タンタル、タングステ
ン及びこれらの組合わせであっても差支えない。また熱
遮蔽筒の側壁に設ける開口の形状は、円形、矩形、スリ
ット状等複雑な形状としても同じ効果が得られる。これ
ら熱遮蔽筒及び開口の形状は、加熱ヒーター、第1、第
2ルツボ及び保温部材等の環境条件や引上げ条件を考慮
し、引上げ中の結晶の熱履歴を最適化できるように、主
として試行により選択される。
【0036】次に本発明の請求項3及び請求項4に係る
第2の手段の実施例について説明する。図8は該実施例
の縦断面図である。同図において図21と同符号は同一
部分を表わし、説明を省略する。本単結晶引上げ装置
は、熱遮蔽筒41を設けた場合の実施例である。また第
1ルツボは、上下に 2分割され、原料融液を収納する下
部石英ルツボ43と、その上に重ねられる上部石英ルツ
ボ42とからなる。また第2ルツボも上下に 2分割さ
れ、下部カーボンルツボ45と、その上に重ねられる上
部カーボンルツボ44とから構成される。
【0037】図9は前記熱遮蔽筒41の形状を示す図
で、同図(a)はその斜視図、同図(b)は断面図であ
る。従来の引上げ装置に使用される熱遮蔽筒と特に異な
る点はなく、側壁に開口を設けていない。
【0038】図10ないし図12は、前記分割された第
1及び第2ルツボの詳細を示す斜視図である。図10
(a)は、 2分割された第1ルツボの上部石英ルツボ4
2で、下方外周部に王冠形状に複数の開口42aが形成
されている。同図(b)は第1ルツボの下部石英ルツボ
43で、原料融液を収納する円筒形状ルツボである。上
部石英ルツボ42と、下部石英ルツボ43の分割端面を
互いに合わせて、第1ルツボは組立てられるが、開口4
2aは、原料融液面の上方で、第1ルツボの上部側壁に
形成される。
【0039】図11(a)は、 2分割された第2ルツボ
の上部カーボンルツボ(リング)44で、同図(b)は
第2ルツボの下部カーボンルツボ45で、上方外周部
に、王冠形状の複数の開口45aが形成されている。開
口45aの数は前記開口42aの数と等しく、また開口
幅等も互いに等しいことが望ましい。
【0040】図12は、分割された前記第1及び第2ル
ツボの組立て状態を示す斜視図で、開口42aと開口4
5aは互に重なり合い、その縦断面図は、図8を参照さ
れたい。
【0041】次に第2手段の実施例である図8の装置を
使用し、単結晶を育成し、引上げ単結晶の熱履歴及び酸
化膜耐圧の評価を行なった。
【0042】図12に示す組立てルツボ及び図9に示す
熱遮蔽筒41を図8に示すように引上げ装置に配置した
後、図18に示す方法に準じ、引上げ単結晶の熱履歴を
評価した。引上げ速度は、 0.6mm/min 、 0.8mm/min
、 1mm/min 、及び 1.2mm/min とし、その他の条件
は、図1の装置を使用した前記熱履歴評価の場合と同じ
である。
【0043】その評価結果を図13に示す。同図の曲線
a及び曲線bは、従来の図21の装置で引上げ速度 0.4
mm/min の場合(曲線a)及び 1mm/min の場合(曲線
b)のそれぞれの熱履歴を示すもので、比較のため測定
したものである。曲線hないしkは、図8に示す本発明
の第2手段の装置を使用したもので、曲線hは引上げ速
度 0.6mm/min 、曲線iは 0.8mm/min 、曲線jは 1.0
mm/min 、及び曲線kは 1.2mm/min のそれぞれの場合
の熱履歴を示す。これらの結果から結晶の引上げ速度が
1mm /min 以下の場合においては1200〜1300℃の高温熱
履歴が、従来の装置の引上げ速度 0.4mm/min の場合
(曲線a)に極めて近似している。
【0044】次に酸化膜耐圧評価をするため、シリコン
原料約30kgを図12に示す組立て済みルツボに収納
し、これを溶解し、図8に示すように約150mm φのシリ
コン単結晶を引上げ速度をパラメータとして毎回約20〜
25kg引上げ成長させた。少なくとも引上げ速度が 1.2
mm/min 以下で成長可能であった。ただし 1.2mm/min
の場合、途中まではなんとか育成させたもののフル引上
げ(固化率90%以上)はできなかった。
【0045】この引上げ結晶を加工して、ミラーウェー
ハを作成、図4の測定方法に準じて酸化膜耐圧の評価を
行なった。その結果を図14に示す。この結果から引上
げ速度が 1mm/min 程度の比較的速い状態でも酸化膜耐
圧は良好であった。
【0046】次に第2手段(請求項3及び4)に係る単
結晶引上げ装置のその他の実施例を図15に示す。この
装置は熱遮蔽筒を設けず、第1及び第2ルツボを上方に
延伸し、その端面を加熱ヒーターより高くしたものであ
る。
【0047】図16(a)は、第1ルツボの上部石英ル
ツボ42Lの斜視図で、図10(a)の上部石英ルツボ
42の側壁をさらに上方に延伸したもので、下部石英ル
ツボ43上に重ねられ、第1ルツボを形成する。図16
(b)は、第2ルツボの上部カーボンルツボ(リング)
44Lの斜視図で、図11(a)の上部カーボンルツボ
(リング)44の側壁をさらに延伸したもので、下部カ
ーボンルツボ45と共に第2ルツボを構成する。図15
に、組立て済みの第1ルツボ(42Lと43)及び第2
ルツボ(44Lと45)を炉内に装着した状態を示す。
第1及び第2ルツボの上部側壁は、加熱ヒーター4の上
端面より上方に位置している。
【0048】この装置では、加熱ヒーターから放射され
る輻射熱は、開口42a、45aを通り、直接融液面に
近い引上げ成長領域に導入され、効率良く引上げ単結晶
の高温熱履歴の制御ができる。この装置を利用して引上
げを実施しても、酸化膜耐圧は優れていた。
【0049】図17は、分割しない場合のルツボの斜視
図で、同図(a)は楕円状開口を有する第1ルツボ(石
英ルツボ)52、同図(b)は対応する楕円状開口を有
する第2ルツボ(カーボンルツボ)53、同図(c)は
第1及び第2ルッボを組立てた状態を示す。
【0050】第1及び第2ルツボの上部側壁に設けられ
る開口の形状は、楕円形状に限定されない。円形、正方
形、矩形等、或いはこれらを 2段に配列した開口であっ
ても差支えない。
【0051】第2の手段(請求項3及び4)に係る図8
及び図15の装置を使用した引上げ結晶は、その高温に
おける熱履歴を改善することができ、酸化膜耐圧に優れ
た結晶を得る従来の有効な方法である低速(約 0.4mm/
min )引上げ結晶とほぼ近似する熱履歴特性を、少なく
とも 0.8mm/min 以上の引上げ速度で実現できた。この
ことにより、従来方法の非生産性問題を解決することが
できた。
【0052】また第1の手段と第2の手段とを併用、す
なわち熱遮蔽筒の側壁に開口を設け、且つ第1及び第2
ルツボの上部側壁に互いに重なり合う開口を設け、加熱
ヒーターから放射される輻射熱を、それぞれの開口を通
し、直接引上げ中の単結晶の複数部分に照射する。この
場合には熱履歴調整の自由度がさらに増加する。
【0053】
【発明の効果】これまで詳述したように、本発明によ
り、引上げ単結晶の引上げ中の熱履歴を最適化すること
により、引上げ速度の速い状態(約 1mm/min )で酸化
膜耐圧の優れたシリコン単結晶の製造方法とその引上げ
装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項2に係る単結晶引上げ装置の実
施例の縦断面図である。
【図2】図1の装置の熱遮蔽筒の側面図である。
【図3】図1の装置で引き上げる単結晶の熱履歴測定例
を示す特性図である。
【図4】図1の装置で育成した単結晶の引上げ速度と酸
化膜耐圧合格率との相関例を示す特性図である。
【図5】本発明の請求項1及び2に係る熱遮蔽筒の実施
例の断面図である。
【図6】本発明の請求項1及び2に係る熱遮蔽筒の他の
実施例の断面図である。
【図7】本発明の請求項1及び2に係る熱遮蔽筒のその
他の実施例の断面図である。
【図8】本発明の請求項4に係る単結晶引上げ装置の第
1の実施例の縦断面図である。
【図9】図8に示す装置の熱遮蔽筒の図で、同図(a)
は斜視図、同図(b)は断面図である。
【図10】図8に示す装置の分割された第1ルツボの斜
視図で、同図(a)は上部、同図(b)は下部の石英ル
ツボを示す。
【図11】図8に示す装置の分割された第2ルツボの斜
視図で、同図(a)は上部、同図(b)は下部のカーボ
ンルツボを示す。
【図12】図10及び図11の第1ルツボ及び第2ルツ
ボを組立てた斜視図である。
【図13】図8の装置で引き上げる単結晶の熱履歴測定
例を示す特性図である。
【図14】図8の装置で育成した単結晶の引上げ速度と
酸化膜耐圧合格率との相関例を示す特性図である。
【図15】本発明の請求項4に係る単結晶引上げ装置の
第2の実施例の縦断面図である。
【図16】図15に示す装置の分割されたルツボの斜視
図で、同図(a)は第1ルツボの上部ルツボ、同図
(b)は第2ルツボの上部ルツボを示す。
【図17】本発明の請求項3または4に係る第1及び第
2ルツボの他の実施例の斜視図で、同図(a)は第1ル
ツボ(石英)、同図(b)は第2ルツボ(カーボン)、
同図(c)は第1、第2ルツボを組立てた状態をそれぞ
れ示す。
【図18】本発明において、引上げ単結晶の熱履歴を測
定する方法を説明するための装置の縦断面図である。
【図19】従来の単結晶引上げ装置で引き上げる単結晶
の熱履歴測定例を示す特性図である。
【図20】従来の装置で育成した単結晶から得られるシ
リコンウェーハにおける熱処理温度と酸化膜耐圧との相
関例を示す特性図である。
【図21】従来の単結晶引上げ装置の構成の一例を示す
縦断面図である。
【図22】従来の単結晶引上げ装置の構成の他の例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン原料融液 2,52 第1ルツボ(石英ルツボ) 3,53 第2ルツボ(カーボンルツボ) 4 加熱ヒーター 5 軸(カーボンルツボ保持用) 6 引上げワイヤ 7 種結晶 8 シードチャック 9 引上げ中の単結晶 10 保温筒 21 熱電対 22 Mo ワイヤ 27 シリコン単結晶ブロック(種結晶) 11.31,41 熱遮蔽筒 32 熱遮蔽筒側壁の開口 42,42L 上部石英ルツボ(第1ルツボ) 42a 第1ルツボの開口 43 下部石英ルツボ(第1ルツボ) 44,44L 上部カーボンルツボ(第2ルツボ) 45 下部カーボンルツボ(第2ルツボ) 45a 第2ルツボの開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料融液を収納する第1のルツボと、この
    第1ルツボを収納する第2ルツボと、第2ルツボの外周
    側壁を囲んで設けられる加熱ヒーターと、原料融液の上
    方であって単結晶の引上げ域の周囲に配置された熱遮蔽
    筒とを有する装置を使用し、原料融液に種結晶を浸し単
    結晶を引上げる単結晶の製造方法において、 前記熱遮蔽筒の側壁に開口を設け、前記加熱ヒーター若
    しくは加熱ヒーターと前記第1及び第2ルツボの露出壁
    面とから放射される輻射熱を、前記開口を通過し上記単
    結晶の引上げ域に直接導入し、引上げ中の単結晶に該輻
    射熱を照射することにより該単結晶の熱履歴を調整する
    ことを特徴とする単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の単結晶の製造方法の実施に
    使用する装置であって、前記熱遮蔽筒の側壁に、加熱ヒ
    ーター若しくは加熱ヒーターと第1及び第2ルツボの露
    出壁面から放射される輻射熱を通過させるための開口を
    設けてなることを特徴とする単結晶引上げ装置。
  3. 【請求項3】原料融液を収納する第1のルツボと、この
    第1ルツボを収納する第2ルツボと、第2ルツボの外周
    側壁を囲んで設けられる加熱ヒーターとを有する装置を
    使用し、原料融液に種結晶を浸し単結晶を引上げる単結
    晶の製造方法において、 前記第1及び第2ルツボの上部側壁に互いに重なり合う
    開口を設け、前記加熱ヒーターから放射される輻射熱
    を、前記開口を通過し上記単結晶の引上げ域に直接導入
    し、引上げ中の単結晶に該輻射熱を照射することにより
    該単結晶の熱履歴を調整することを特徴とする単結晶の
    製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の単結晶の製造方法の実施に
    使用する装置であって、前記第1及び第2ルツボの上部
    側壁に設けられ、加熱ヒーターから放射される輻射熱を
    通過させるための互いに重なり合う開口を具備すること
    を特徴とする単結晶引上げ装置。
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