JPH07335795A - 伝熱媒体塗布方法及び伝熱媒体塗布ローラ - Google Patents

伝熱媒体塗布方法及び伝熱媒体塗布ローラ

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JPH07335795A
JPH07335795A JP6131611A JP13161194A JPH07335795A JP H07335795 A JPH07335795 A JP H07335795A JP 6131611 A JP6131611 A JP 6131611A JP 13161194 A JP13161194 A JP 13161194A JP H07335795 A JPH07335795 A JP H07335795A
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JP
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transfer medium
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coated
heat
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JP6131611A
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Seiji Takato
政二 高藤
Junichi Tashiro
順一 田代
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73253Bump and layer connectors

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝熱媒体を被塗布部品の被塗布面上に量的に
過不足無く均一に且つ容易に塗布することができる伝熱
媒体塗布方法を提供し、発熱部品と放熱部品間の熱伝達
効率の向上及び低コスト化を図ることを目的とする。 【構成】 ペースト状の伝熱媒体5を、回転ローラ2を
有する伝熱媒体塗布ローラ7の回転ローラ2の表面全周
に均一に付着させた後、伝熱媒体5を塗布すべき被塗布
部品6の被塗布面上に回転ローラ2を密着させた状態
で、伝熱媒体塗布ローラ7を移動することにより、該被
塗布面上に伝熱媒体5を転写・塗布する。被塗布部品6
は案内手段9に支持されており、伝熱媒体塗布ローラ7
は、そのガイドローラ8が案内手段9のガイド用切欠部
11にガイドされる。ガイドローラ8は回転ローラ2よ
りもその半径が塗布すべき伝熱媒体5の層厚に相当する
寸法だけ大きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝熱媒体塗布方法及び
該伝熱媒体塗布方法に使用する伝熱媒体塗布ローラに関
する。
【0002】発熱部品上に放熱手段を設置する場合に、
該発熱部品及び該放熱手段の密着性を向上させて放熱効
率を向上させるために、該発熱部品又は該放熱手段の対
向面の一方又は双方にペースト状の伝熱媒体を塗布する
ことが行われる。
【0003】そして、伝熱媒体は塗布量に過不足がある
と、放熱性の劣化を招くので、最適量を容易に塗布する
ための技術の開発が要望されている。
【0004】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の電子機器に
おいては、処理速度の向上を図る等の目的で高速動作が
可能なCPUの開発が進められており、これに伴い該C
PUの発熱量が増大する傾向にある。
【0005】従って、温度上昇による故障や誤動作等を
防止する必要があり、従来は機器の筐体に冷却ファンを
取り付け、あるいはCPUに直接的にヒートシンク(放
熱フィン)を取り付けることが行われている。
【0006】ところが、最新のCPUに対しては、これ
らの対策では不十分となってきており、あるいは十分な
冷却を行うためにはこれらの冷却手段が大型化し、電子
機器の小型化の要請に応じることができない。
【0007】そこで、小型化を阻害せずに十分な冷却を
行うため、ファン付きヒートシンクが開発された。ファ
ン付きヒートシンクは、ヒートシンク自体に小型のモー
タ及びプロペラを設け、プロペラの回転により、ヒート
シンクのフィン間に強制的に送風することにより、冷却
効率を高めた冷却手段である。
【0008】このようなファン付きヒートシンクをCP
U上に設置した場合、相互間の当接面の表面粗さによる
隙間に起因する放熱性の劣化を防止する必要がある。そ
こで、両者の当接面の一方又は双方に伝熱媒体(熱伝達
率が高い半流動体状の物質であり、以下サーマルグリス
ともいう)を塗布した上で、両者を当接せしめることに
より、両者間の隙間を埋め、放熱効率を高めることが行
われる。
【0009】図6を参照して、従来のサーマルグリスの
塗布作業を含むCPU上へのファン付きヒートシンクの
設置作業について説明する。まず、同図(a)に示され
ているように、ファン付きヒートシンク21の被塗布面
(CPUに対する当接面)上に、サーマルグリス22が
充填されたチューブ23からサーマルグリス22を絞り
出す。
【0010】次いで、同図(b)に示されるように、こ
のファン付きヒートシンク21を天地を逆転してCPU
24上に載置して、手で適宜に加圧する。最後に余分な
サーマルグリス22を除去して、同図(c)に示される
ような状態を得る。
【0011】上記は、全て手作業で行われているが、近
時においては、サーマルグリスのディスペンサ(自動供
給装置)と自動加圧機構を備えた専用のロボットによ
り、上記と同様な作業を行うようにしたものもある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手作業に
よる従来技術によると、サーマルグリスの塗布量(供給
量)や加圧力が一様でなく、塗布量の過不足や不均一性
により、放熱効率の低下を招くことがあるという問題が
あった。
【0013】また、上記専用ロボットによれば、サーマ
ルグリスの層厚をコントロールすることができるから、
このような問題は解消するが、設備費等の増大により、
電子機器のコスト高を招くという問題があった。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、手作業によっても、伝熱媒体を被塗布部品の
被塗布面上に量的に過不足無く均一に且つ容易に塗布す
ることができる伝熱媒体塗布方法及び該伝熱媒体塗布方
法に使用する伝熱媒体塗布ローラを提供し、発熱部品と
放熱部品間の熱伝達効率の向上及び低コスト化を図るこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、以下に示すような、伝熱媒体塗布方法及び該伝熱
媒体塗布方法に使用する伝熱媒体塗布ローラを提供す
る。
【0016】即ち、ペースト状の伝熱媒体を、回転自在
に支持された回転ローラを有する伝熱媒体塗布ローラの
該回転ローラの表面全周に均一に付着させた後、該伝熱
媒体を塗布すべき被塗布部品の被塗布面上に該回転ロー
ラを密着させた状態で、該伝熱媒体塗布ローラを移動す
ることにより、該被塗布面上に該伝熱媒体を転写・塗布
する伝熱媒体塗布方法である。
【0017】この方法に使用する伝熱媒体塗布ローラと
しては、前記回転ローラの中心軸方向の両端に、該回転
ローラの半径に対して塗布すべき伝熱媒体の厚さに相当
する寸法に概略等しい寸法だけ大きい半径を有するガイ
ドローラを、該回転ローラと同軸上に回転自在にそれぞ
れ設けて構成することができる。
【0018】また、前記被塗布部品をその被塗布面を開
放させた状態で着脱自在に支持する支持部を有するとと
もに、前記伝熱媒体塗布ローラを直線的に移動させるた
めのガイド部を有する案内手段の該支持部に、該被塗布
部品を支持し、前記伝熱媒体塗布ローラを該ガイド部に
沿って移動することにより、該被塗布面上に前記伝熱媒
体を転写・塗布するようにすることができる。
【0019】
【作用】本発明によると、回転ローラの表面全周に均一
に伝熱媒体を塗布した後に、被塗布部品の被塗布面に伝
熱媒体を転写・塗布するようにしたから、伝熱媒体の最
適量を均一厚に塗布することができ、塗布過剰や塗布不
足を防止することが可能となり、発熱部品の発熱を放熱
手段に効率良く伝達することができるようになる。
【0020】また、前述のガイドローラを有する伝熱媒
体塗布ローラを使用して塗布作業を行えば、伝熱媒体の
層厚を確実に均一にすることができ、さらに効果的であ
る。さらに、案内手段を使用することにより、被塗布部
品を支持して伝熱媒体塗布ローラを該案内手段に沿って
移動するだけで塗布作業が完了するから、塗布作業が非
常に容易となり、作業効率を大幅に向上することができ
る。
【0021】また、専用ロボットの如き高価な設備を必
要としないから、コストを低減することができ、ひいて
は製品のコストを低減することが可能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (1)第1実施例 図1は、本発明の第1実施例を説明するための図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0023】本実施例においては、同図に示されるよう
な伝熱媒体塗布ローラ1を使用する。伝熱媒体塗布ロー
ラ1は、樹脂(ゴム)や金属等からなる円筒状又は円柱
状に形成された回転ローラ2を有している。回転ローラ
2は、その回転中心軸が支持部材3により回転自在に支
持されており、支持部材3の中央部には、把手部4が一
体的に設けられて構成されている。
【0024】作業者は、図示しないパレット等の上に、
サーマルグリスの充填されたチューブからサーマルグリ
スを適当量絞り出し、伝熱媒体塗布ローラ1の把手部4
を握って、該パレット上で伝熱媒体塗布ローラ1を適宜
に移動することにより、回転ローラ2の表面に一様にサ
ーマルグリス5を塗布する。
【0025】次いで、同図に示されているように、サー
マルグリス5を塗布すべき放熱部品としてのCPU又は
冷却手段としてのファン付きヒートシンク(この例で
は、ファン付きヒートシンクとする)6の被塗布面上
で、伝熱媒体塗布ローラ1をその一端部から他端部に向
かって移動させることにより、回転ローラ2上のサーマ
ルグリス5が該被塗布面上に転写・塗布される。
【0026】このようにしてサーマルグリス5が転写・
塗布されたファン付きヒートシンク6を、天地を逆にし
てCPU上に設置することにより、ファン付きヒートシ
ンク6及びCPUの対向面におけるそれぞれの表面粗さ
に起因する隙間がサーマルグリス5により埋められる。
【0027】本実施例によると、回転ローラ2の表面全
周に均一にサーマルグリス5を塗布した後に、ファン付
きヒートシンク6の被塗布面上にサーマルグリス5を転
写・塗布するようにしたから、サーマルグリス5の塗布
量のコントロールや層厚の一定化が比較的に容易とな
る。
【0028】また、従来技術と比較して余分なサーマル
グリスの拭き取り作業の省略が可能になり、作業が効率
化する。さらに、その作業が非常に簡単であるととも
に、専用ロボットの如き高価な設備を必要としないか
ら、コストを低減することができ、ひいては製品(電子
機器)のコストを低減することが可能である。
【0029】なお、サーマルグリス5の厚さは、各被塗
布面の表面粗さが30μm程度である場合、約60μm
〜100μmに設定される。 (2)第2実施例 図2は、本発明の第2実施例を説明するための図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。なお、図
1と実質的に同一の構成部分については、同一の番号を
付してその説明の一部を省略することにする。
【0030】上記第1実施例では、サーマルグリスの塗
布量や層厚のコントロールは、従来に比べて容易になる
が、ある程度の熟練が必要であることは否めない。そこ
で、図2に示されているような伝熱媒体塗布ローラ7を
使用することにより、サーマルグリスの塗布量及び均一
化をそれほど熟練した作業員でなくとも確実に行えるよ
うにすることができる。
【0031】即ち、この例における伝熱媒体塗布ローラ
7は、回転ローラ2の両端にそれぞれガイドローラ8、
8を備えている。このガイドローラ8は、樹脂(ゴム)
や金属等から形成され、その半径は回転ローラ2の半径
よりも、ファン付きヒートシンクに塗布すべき層厚に相
当する寸法(約60μm〜100μm)だけ大きい半径
を有する円盤状の部材であり、回転ローラ2と一体的に
回転するように、回転ローラ2の回転中心軸と同軸上に
設けられている。
【0032】このような伝熱媒体塗布ローラ7を使用す
ることにより、均一且つ所定層厚でサーマルグリス5を
回転ローラ2に塗布することができる。そして、伝熱媒
体塗布ローラ7の一対のガイドローラ8をファン付きヒ
ートシンク6の被塗布面の両側縁に位置せしめて、移動
することにより、均一且つ所定層厚のサーマルグリス5
が該被塗布面上に転写・塗布されることになる。
【0033】従って、それほどの熟練を必要とすること
なく、容易に一定層厚のサーマルグリスを被塗布面上に
塗布することが可能である。なお、この実施例では、ガ
イドローラ8は回転ローラ2と一体的に回転するように
設けることとしているが、ガイドローラ8は回転ローラ
2に対して独立的に回転自在に設けることができること
はいうまでもない。 (3)第3実施例 図3は、本発明の第3実施例を説明するための正面図で
ある。なお、図1又は図2と実質的に同一の構成部分に
ついては、同一の番号を付してその説明の一部を省略す
ることにする。
【0034】上記第2実施例ではサーマルグリス5の層
厚は一定にすることが可能であるが、ファン付きヒート
シンク6の被塗布面上でサーマルグリス5の転写・塗布
のために伝熱媒体塗布ローラ7を移動する際に、注意深
く作業しないと、ガイドローラ8がファン付きヒートシ
ンク6からはずれてしまい、作業の効率化の障害となる
場合が考えられる。
【0035】そこで、この実施例では、案内手段9を設
けてさらにサーマルグリス塗布作業の効率化を図るもの
である。即ち、案内手段9は、その中央部に凹状の支持
部10を有している。この支持部10に被塗布部品とし
てのファン付きヒートシンク6をその被塗布面を開放さ
せた状態で(上に向けて)挿入することにより、ファン
付きヒートシンク6が支持されるようになっている。被
支持部材としてのファン付きヒートシンク6は着脱自在
である。
【0036】案内手段9の支持部10の開放側の相対す
る二辺の近傍には、それぞれ段差状に形成されたガイド
用切欠部11が設けられている。このガイド用切欠部1
1の底面は支持部10にファン付きヒートシンク6を支
持した状態で、ファン付きヒートシンク6の被塗布面と
概略同一の高さになるように設定されており、ガイド用
切欠部11の相対する側面間の寸法は、伝熱媒体塗布ロ
ーラ7の一対のガイドローラ8の外面間の寸法より僅か
に大きく設定されている。
【0037】しかして、案内手段9の支持部10にファ
ン付きヒートシンク6を挿入・支持せしめ、サーマルグ
リス5が塗布された伝熱媒体塗布ローラ7を、そのガイ
ドローラ8を案内手段9のガイド用切欠部11に位置さ
せた状態で、それに沿って移動することにより、所定層
厚のサーマルグリス5が均一にファン付きヒートシンク
6に塗布される。
【0038】このような案内手段9を使用することによ
り、サーマルグリス塗布作業の大幅な効率化を図ること
が可能である。なお、案内手段9の支持部10はファン
付きヒートシンク6を単独で支持するように構成するこ
とができ、また、一方向(同図の紙面に対して直交する
方向)に複数個支持するように構成すればさらに作業の
高効率化を図ることができる。 (4)第4実施例 図4は、本発明の第4実施例を説明するための正面図で
ある。なお、図1、図2又は図3と実質的に同一の構成
部分については、同一の番号を付してその説明の一部を
省略することにする。
【0039】この実施例は、上記第3実施例の改良に係
るものであり、伝熱媒体塗布ローラ12を同図に示され
るように3連式とするとともに、案内手段13の支持部
10及びガイド用切欠部11もこれに対応して3列に構
成したものである。
【0040】このように構成することにより、一度の塗
布作業で複数個のファン付きヒートシンク6に同時にサ
ーマルグリス5を塗布することができ、作業効率を高く
することができる。
【0041】なお、案内手段13の支持部10は、一方
向(同図の紙面に対して直交する方向)に複数個支持す
るように構成すれば、さらに作業の高効率化を図ること
ができる。
【0042】また、同図に示される以外に2連式とし、
あるいは4連式以上とすることができることはいうまで
もない。 (5)第5実施例 図5は、本発明の第5実施例を説明するための正面図で
ある。なお、図1又は図2と実質的に同一の構成部分に
ついては、同一の番号を付してその説明の一部を省略す
ることにする。
【0043】上記第2実施例ではサーマルグリス5の層
厚は一定にすることが可能であるが、ファン付きヒート
シンク6の被塗布面上でサーマルグリス5の転写・塗布
のために伝熱媒体塗布ローラ7を移動する際に、注意深
く作業しないと、ガイドローラ8がファン付きヒートシ
ンク6からはずれてしまい、作業の効率化の障害となる
場合が考えられる。
【0044】そこで、この実施例では、案内手段を設け
るとともに、伝熱媒体塗布ローラのガイドローラの構成
を工夫することにより、サーマルグリス塗布作業の効率
化を図るものである。
【0045】即ち、案内手段14は、その中央部に支持
部10を有している。この支持部10に被塗布部品とし
てのファン付きヒートシンク6をその被塗布面を開放さ
せた状態で(上に向けて)挿入することにより、ファン
付きヒートシンク6が支持されるようになっている。被
支持部材としてのファン付きヒートシンク6は着脱自在
である。
【0046】案内手段14の支持部10の開放側の相対
する二辺の外側近傍には、それぞれ直線状のガイドレー
ル15、15がそれぞれ形成されている。一方、伝熱媒
体塗布ローラ16の一対のガイドローラ17は、第2実
施例のものと比較して幅広に形成されているとともに、
ガイドレール15にそれぞれ対応するように、その外周
の中央部には無端状のガイド溝18がそれぞれ形成され
ている。このガイド溝18の幅は、ガイドレール15の
幅よりも僅かに大きく設定されている。
【0047】しかして、案内手段14の支持部10にフ
ァン付きヒートシンク6を挿入・支持せしめ、サーマル
グリス5が塗布された伝熱媒体塗布ローラ16を、その
ガイド溝18内に案内手段14のガイドレール15が挿
入されるように位置させた状態で、それに沿って移動す
ることにより、所定層厚のサーマルグリス5が均一にフ
ァン付きヒートシンク6に塗布される。
【0048】このような案内手段14及び伝熱媒体塗布
ローラ16を使用することにより、サーマルグリス塗布
作業の大幅な効率化を図ることが可能である。なお、案
内手段14の支持部10はファン付きヒートシンク6を
単独で支持するように構成することができ、また、一方
向(同図の紙面に対して直交する方向)に複数個支持す
るように構成すればさらに作業の高効率化を図ることが
できるのは、上記第3実施例の場合と同様である。
【0049】また、上記第4実施例と同様に、伝熱媒体
塗布ローラを3連式とし、あるいは2連式若しくは4連
式以上とし、案内手段をこれに対応するように構成する
ことができることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、手作業によっても、伝
熱媒体を被塗布部品の被塗布面上に量的に過不足無く均
一に且つ容易に塗布することができる伝熱媒体塗布方法
及び該伝熱媒体塗布方法に使用する伝熱媒体塗布ローラ
が提供されるという効果を奏する。これにより、発熱部
品と放熱部品間の熱伝達効率の向上及び低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するための図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の第2実施例を説明するための図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図3】本発明の第3実施例を説明するための正面図で
ある。
【図4】本発明の第4実施例を説明するための正面図で
ある。
【図5】本発明の第5実施例を説明するための正面図で
ある。
【図6】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1、7、12、16 伝熱媒体塗布ローラ 2 回転ローラ 3 支持部材 4 把手部 5 サーマルグリス(伝熱媒体) 6 ファン付きヒートシンク 8、17 ガイドローラ 9、13、14 案内手段 10 支持部 11 ガイド用切欠部 15 ガイドレール 18 ガイド溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペースト状の伝熱媒体(5) を、回転自在
    に支持された回転ローラ(2) を有する伝熱媒体塗布ロー
    ラ(1,7,12,16) の該回転ローラ(2) の表面全周に均一に
    付着させた後、 該伝熱媒体(5) を塗布すべき被塗布部品(6) の被塗布面
    上に該回転ローラ(2)を密着させた状態で、該伝熱媒体
    塗布ローラ(1,7,12,16) を移動することにより、該被塗
    布面上に該伝熱媒体(5) を転写・塗布することを特徴と
    する伝熱媒体塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記回転ローラ(2) の中心軸方向の両端
    に、該回転ローラ(2) の半径に対して塗布すべき伝熱媒
    体の厚さに相当する寸法に概略等しい寸法だけ大きい半
    径を有するガイドローラ(8,17)を、該回転ローラ(2) と
    同軸上に回転自在にそれぞれ設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の伝熱媒体塗布方法に使用される伝熱媒体
    塗布ローラ。
  3. 【請求項3】 前記被塗布部品(6) をその被塗布面を開
    放させた状態で着脱自在に支持する支持部(10)を有する
    とともに、前記伝熱媒体塗布ローラ(1,7,12,16) を直線
    的に移動させるためのガイド部(11,15) を有する案内手
    段(9,13,14)の該支持部(10)に、該被塗布部品(6) を支
    持し、 前記伝熱媒体塗布ローラ(1,7,12,16) を該ガイド部(11,
    15) に沿って移動することにより、該被塗布面上に前記
    伝熱媒体(5) を転写・塗布することを特徴とする請求項
    1に記載の伝熱媒体塗布方法。
JP6131611A 1994-06-14 1994-06-14 伝熱媒体塗布方法及び伝熱媒体塗布ローラ Withdrawn JPH07335795A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176356A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 ファナック株式会社 制御装置及び機械学習装置

Cited By (2)

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JP2018176356A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 ファナック株式会社 制御装置及び機械学習装置
US10549423B2 (en) 2017-04-13 2020-02-04 Fanuc Corporation Controller and machine learning device

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