JPH0733552U - 平面研摩機におけるワーク保持装置 - Google Patents

平面研摩機におけるワーク保持装置

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JPH0733552U
JPH0733552U JP6328693U JP6328693U JPH0733552U JP H0733552 U JPH0733552 U JP H0733552U JP 6328693 U JP6328693 U JP 6328693U JP 6328693 U JP6328693 U JP 6328693U JP H0733552 U JPH0733552 U JP H0733552U
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JP
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work
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plate
polishing
mounting surface
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Withdrawn
Application number
JP6328693U
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English (en)
Inventor
一三 各務
洋 萩原
Original Assignee
新東ブレーター株式会社
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研摩時におけるワークの変形によるコーナだ
れを防止すると同時にワークのワーク取付面への着脱を
容易とした平面研摩機におけるワーク保持装置を提供す
ること。 【構成】 保持プレート17のワーク取付面18に、ワ
ークの各四辺側端に案内面27が対向する4個の位置ず
れ防止用の案内部材20を研摩時におけるワークの側圧
が各案内面27に均等に受けられる姿勢となるよう回動
可能に配設されており、且つこれら4個の案内部材20
のうちワークの一方の対角位置近辺にある2個はその案
内面27がワーク側面に近接される位置にあるのに対
し、他方の対角位置近辺にある2個はその案内面27と
ワーク側面との間に余裕のある隙間Kが残される位置に
あるもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外形が四辺形の平板状ワークの表面を仕上げ研摩する平面研摩機に おけるワーク保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液晶テレビ用の薄板ガラスのような外形が四辺形の薄形平板物品 の表面をラッピング、ポリッシング等により仕上げ研摩する装置としては、図8 に示すような型式の平面研摩機が一般に使用されている。これは、箱状の機枠1 の上部フレーム2に研摩定盤3を下端の駆動装置4により水平回転可能に設ける 一方、該機枠1の一側には縦軸5を軸受6により軸支させてその上端に揺動アー ム7を水平状に取付けるとともに下端にはモータ等よりなる回動機構8を連結し てある。そして、揺動アーム7の先端には縦形のプレート軸9が流体圧シリンダ 10のピストンロッド11に回転継手12を介して連結されて昇降可能とされて いる。また、揺動アーム7の先端下部側にはプレート軸9と同心に軸受13を取 付けてこれに回転筒体14を軸支して揺動アーム7の中間部に設けたモータ15 によりベルト16を介して回転可能としてある。また、前記プレート軸9はその 中間部がスプライン結合等の手段により回転筒体14に同期回転及び上下摺動可 能に挿通され、このプレート軸9の下端にはワークの保持プレート17をワーク 取付面18を下側として水平状に取付けたものである。
【0003】 このような平面研摩機においては、保持プレート17のワーク取付面18に四 辺形の平板状ワークを取付けて水平回転する研摩定盤3に押圧研摩する際、ワー クWが位置ずれすることを防止するワーク保持装置として、図9に示すように、 ワーク取付面18に四辺形状のワークWの外形に合わせてその外周全体を取り囲 むように固定された枠状の案内部材19が設けたものが使用されていて、案内部 材19内においてワーク取付面18に保持されたワークWは、回動機構8により 縦軸5を中心に揺動する揺動アーム7により研摩定盤3上を所定範囲往復移動す るとともに、流体圧シリンダ10及びモータ15の作動により水平回転している 研摩定盤3上へ回転しながら押圧され、仕上げ研摩されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ワークの位置ずれ防止用のワーク保持装置として枠状の案内部 材19を用いた従来のものでは、研摩能率をアップするためワークWと研摩定盤 3の回転を逆回転させた場合、ワークが固定された枠状の案内部材19では図9 に示したように、コーナ部で片当たりが生じて研摩面にコーナだれを生じ平坦度 を損ねる欠点がある。また、保持された前記ワークWは、ワーク取付面18に沿 った水平方向への移動が比較的容易であるため、加工時の抵抗により位置ずれを 生じやすく、このため、前記枠状の案内部材19の内側面とワークWの外周面と の隙間は0.2〜0.3mm程度の小さなものとせざるを得ず、このため、前記液 晶テレビ用の薄板ガラスのような厚さが1mm前後のワークの場合は、枠状の案内 部材19の内部へワークWを正しく装着したり、該枠内より取り外したりする作 業が極めて厄介で時間と熟練を要し、自動化が困難である等の問題があり、研摩 によるコーナだれをなくすことができるうえにワーク着脱を容易とした平面研摩 機のワーク保持装置がこの種平面研摩機の課題とされている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決した本考案に係る平面研摩機のワーク保持装置は、保持プレ ートのワーク取付面に保持させた四辺形の平板状ワークを水平回転する研摩定盤 に押圧研摩するようにした平面研摩機において、前記ワーク取付面には保持しよ うとするワークの各四辺側端に案内面が対向する4個の位置ずれ防止用の案内部 材を研摩時においてワークの側圧が各案内面に均等に受けられる姿勢となるよう 回動可能に配設されており、且つこれら4個の案内部材のうち保持しようとする ワークの一方の対角位置近辺にある2個はその案内面がワーク側面に近接する位 置にあるのに対し、他方の対角位置近辺にある2個はその案内面がワーク側面と の間に若干の隙間が残される位置にあるものとしたことを特徴とするものである 。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を前記した図8に示す平面研摩機と同一の機種に本考案に係るワ ーク保持装置を組み込んだ図1〜図7に示す場合を実施例として詳細に説明する 。なお、平面研摩機そのものについては従来例と同一であるため、同一部分につ いては同一図符号を付すのみで説明は省略する。 機枠1の揺動アーム7に設けたプレート軸9の下端における前記したような保 持プレート17にはそのワーク取付面18に保持しようとするワークWの各四辺 側端に案内面が対向する4個の位置ずれ防止用の案内部材20が配設してある。 この実施例における案内部材20は図2に示すように、扇形の固定枠21とその 内部にある半月状の当て板22とよりなり、固定枠21の内側円弧部には図4に 示すように、ワーク取付面18へ向かって末広がり状とされた傾斜面23が形成 してあり、扇形の開放端面24、24を互いに内側へ向けた状態でワーク取付面 18へボルト25により固定してあり、これら案内部材20は取付けられるワー クWの各四辺のそれぞれ対応する一方の側端A、B、C、Dに各1個ずつ配設さ れた状態になっている。
【0007】 また、前記当て板22は前記傾斜面23と対応する傾斜面26が外周部に形成 してあり、固定枠21の開放端面24、24側よりワーク取付面18に沿って装 入することにより固定枠21に回動及び着脱可能に嵌着保持される構成としてあ る。そして、所定の状態に嵌着したとき、当て板22の直線部でワークWの側面 と対向する案内面27は固定枠21の開放端面24、24より若干突出させた構 造となっている。
【0008】 また、4個の案内部材20は、研摩時においてワークの側圧が各案内面27に 均等に受けられる姿勢となるよう回動可能に配設されており、且つ4個の案内部 材20のうちワークWの側端A、Cに案内面27が臨む2個の当て板22は、図 2に示すようにワークWが研摩状態にあるとき、該ワークWの側端A、Cの各側 面に近接して位置決め可能な微細隙Sをおいて位置させてあるのに対し、ワーク Wの側端B、Dに案内面27が臨む2個の当て板22は、ワークWの対応する側 の幅より広い隙間Kをおいて位置させてあり、例えば、図2に示すようにワーク Wを中央に位置させた場合では、案内面27とワークWの側面との間の間隔Kの 適当値は大体0.1〜0.2mm程度としてある。なお、28はワーク吸着保持用 のバックパットで、ワーク取付面18のワーク吸着位置に取付けてある。
【0009】
【作用】
このように構成されたものは、まず、保持プレート17を流体圧シリンダ10 により上昇位置としたのち、ワーク取付面18の各案内面27に対し、ワークW を図5に示す若干傾けた状態としてバックパット28へ添着する。この場合、各 案内部材20はワークWの各四辺のそれぞれ対応する一方の側端A、B、C、D にそれぞれ1個ずつ配設されてその各案内面27をワークWの側面に対向させて あるので、前記ワークWの四隅側はそれぞれ案内部材20の存在しない空間部へ 位置されるとともにワークWの側面と案内面27との間には、ワークWの側端B 、D部は勿論のこと近接している側端A、C部においても若干の隙間Sが存在す ることになり、従って、ワークWは十分な余裕をもってワーク取付面18である バックパット28へ添着させることができる。
【0010】 次いで、研摩定盤3を駆動装置4により図5の矢印Pで示す方向へ回転させ、 また、モータ15を駆動してベルト16を介しプレート軸9を回転させて保持プ レート17を矢印Q方向すなわち研摩定盤3とは反対方向に回転させる。更に、 回動機構8により揺動アーム7を縦軸5を中心に揺動させながら流体圧シリンダ 10によりプレート軸9を下降させると、前記保持プレート17にバックパット 28を介して添着保持されたワークWの下面が研摩定盤3上へ当接される。これ によりワークWは研摩加工されるが、当接当初において研摩加工時の抵抗により ワークWはバックパット28上で矢印Rで示す方向に位置ずれを起こし、ワーク Wの一方の対角位置近辺の側端A、Cでは対応する案内面27へ均等に当接し位 置決め保持される。また、ワークWの他方の対角位置近辺の側端B、D方向への 位置ずれを生じた場合には、該側端B、D部に対応する案内面27により阻止さ れる。
【0011】 しかして、研摩終了後は流体圧シリンダ10を逆作動させてプレート軸9を介 し保持プレート17を上昇復帰させるとともに、モータ15及び回動機構8によ り保持プレート17の回転と揺動アーム7の揺動を停止させ、研摩終了後のワー クWをバックパット28の表面上で摺動させてワークWのセット時と同様な傾い た位置へずらしてバックパット28の表面より剥離する。また、ワークWの寸法 に変更があったときは、当て板22を固定枠21より抜き取り、固定枠21の開 放端部24、24よりの突出量が所要のものとされる別の当て板と交換すればよ い。
【0012】 一方、図6および図7は本考案の他の実施例を示すもので、この場合、案内部 材20は長方形をした板状の当て板22と、該当て板22のほぼ中心部を挿通し てワーク取付面18へ植設されて当て板22を回動可能とした皿状の支持ピン3 1とにより構成され、当て板22のワークWの側面に対向して形成される案内面 27は、前記同様にワークWの側端A、Cに位置する2個においてはワークWの 側面に近接するよう位置され、側端B、Dに位置する他方の2個の案内面27は 、それぞれ0.1〜0.2mmの隙間Kを設けてワークWの側面に対向位置させて あり、従って、ワークWを図6に示すように傾けてバックパット28に添着でき て前記同様の作用効果が得られる。また、ワークWの寸法変更があった場合は、 支持ピン31を取り外して当て板22を所望の寸法のものと交換する。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上の説明より明らかなように、ワークの幅寸法に若干のバラツキが あっても研摩時においてワークの側圧が各案内面に均等に受けられる姿勢となる よう回動可能に配設されているので、研摩時ワークコーナの片当たりによるワー ク変形でコーナだれによる精度劣化を生ずることなく、また、ワーク移動が少な くワーク側面の案内面への衝突、摺動等が少なくて案内部材の損耗も少ない。更 に、各案内部材のうち保持しようとするワークの一方の対角位置近辺にある2個 はその案内面がワーク側面に近接される位置にあるのに対し、他方の対角位置近 辺にある2個はその案内面とワーク側面との間に若干の余裕があるよう隙間が残 される位置にあるので、ワークをワーク取付面に傾けて添着することができ、こ の結果、添着時にはワーク側面と各案内部材の案内面との間に全面的に隙間を生 じ、十分な余裕をもって添着できてワークの着脱が極めて容易となり、自動化ラ インへの組入れも可能となる。 よって本考案は従来の問題点を一掃した平面研摩機におけるワーク保持装置と して、実用的価値の極めて大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部の一部切欠正面図で
ある。
【図2】本考案の実施例における保持プレートの下面図
である。
【図3】本考案の実施例における保持プレートの一部切
欠正面図である。
【図4】本考案の実施例における保持プレートの案内部
材の部分を示す一部切欠拡大図である。
【図5】本考案の実施例におけるワーク取付方式を示す
保持プレートの底面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す保持プレートの底面
図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す保持プレートの正面
図である。
【図8】従来の平面研摩機の1例を示す一部切欠正面図
である。
【図9】従来の平面研摩機における保持プレートの底面
図である。
【符号の説明】
3 研摩定盤 17 保持プレート 18 ワーク取付面 20 案内部材 27 案内面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持プレート(17)のワーク取付面(18)に
    保持させた四辺形の平板状ワークを水平回転する研摩定
    盤(3) に押圧研摩するようにした平面研摩機において、
    前記ワーク取付面(18)には保持しようとするワークの各
    四辺側端に案内面(27)が対向する4個の位置ずれ防止用
    の案内部材(20)を研摩時においてワークの側圧が各案内
    面(27)に均等に受けられる姿勢となるよう回動可能に配
    設されており、且つこれら4個の案内部材(20)のうち保
    持しようとするワークの一方の対角位置近辺にある2個
    はその案内面(27)がワーク側面に近接する位置にあるの
    に対し、他方の対角位置近辺にある2個はその案内面(2
    7)がワーク側面との間に若干の隙間(K) が残される位置
    にあるものとしたことを特徴とする平面研摩機における
    ワーク保持装置。
JP6328693U 1993-11-25 1993-11-25 平面研摩機におけるワーク保持装置 Withdrawn JPH0733552U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291886A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Nikon Corp 研磨装置
CN110228012A (zh) * 2019-07-10 2019-09-13 哈尔滨电气动力装备有限公司 轴承推力瓦进水扇面磨削定位胎具

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Effective date: 19980305