JPH07335386A - 放電管点灯用インバータユニット - Google Patents

放電管点灯用インバータユニット

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JPH07335386A
JPH07335386A JP6121574A JP12157494A JPH07335386A JP H07335386 A JPH07335386 A JP H07335386A JP 6121574 A JP6121574 A JP 6121574A JP 12157494 A JP12157494 A JP 12157494A JP H07335386 A JPH07335386 A JP H07335386A
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JP
Japan
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electrode
piezoelectric
voltage
transformer
piezoelectric transformer
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Pending
Application number
JP6121574A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Maruko
展弘 丸子
Koichi Kanayama
光一 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型で駆動信頼性の高いディスプレイ点灯用
インバータユニットを得る。 【構成】 放電管駆動回路のインバータトランスとし
て、圧電セラミックス5を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ、特に液
晶ディスプレイのバックライトとして用いられる放電管
を点灯させるために用いられるインバータユニットに適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ノートパソコンや携帯型情報機器の普及
にともなって、薄型でかつ軽量な液晶ディスプレイの需
要が高まっている。
【0003】このような液晶ディスプレイの放電管に使
われる冷陰極管は点灯時に1kV以上の高電圧を必要と
し、点灯している時には数百V程度の電圧が必要である
が、小型化、小消費電力等の要求があり、電池駆動が可
能な低電圧でのインバータユニットが必要となってきて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この点について、冷陰
極管点灯用のインバータトランスには、電磁トランスが
用いられているが、冷陰極管を点灯するためには前述の
如く点灯開始時に1kV以上の高電圧を必要とするた
め、電磁トランスでは巻き線数が非常に多くなり、小型
化に限界があった。
【0005】さらに電磁トランスでは、二次側が短絡状
態になった場合には、一次側にも大電流が流れてしまう
ため、機器破損等の懸念があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は下記のような手段を採用した。第1の手段
として、放電管点灯用回路のインバータトランスとし
て、圧電セラミックスを用いた。本発明において用いる
圧電セラミックスとしては例えばPZT系、あるいはP
LZT系の圧電セラミックスが挙げられる。
【0007】第2の手段として、前記インバータトラン
スは、矩形状の圧電セラミックス基板の主面の一部に第
1の電極が形成され、前記圧電セラミックス基板の裏面
において前記第1の電極に対応する部分に第2の電極が
形成され、前記セラミックス基板の長手方向の端面に第
3の電極が形成され、前記第1と第2の電極間は厚さ方
向に分極され、残部は前記分極方向と直行する方向に分
極されたものとした。
【0008】第3の手段として、前記インバータトラン
スは、前記圧電セラミックス基板の主面上の第1の電極
の電極余白部に第4の電極が形成されたものとした。
【0009】
【作用】本発明の放電管点灯用インバータユニットは放
電管点灯用のインバータトランスとして圧電セラミック
スを用いており、本発明ではインバータトランスの一次
側でこの圧電セラミックスの逆圧電効果を利用して圧電
振動を励起し、二次側で圧電セラミックスの圧電効果を
利用して昇圧された電圧を取り出す。
【0010】また本発明における前記第1の手段によれ
ば、放電管点灯用のインバータトランスとして圧電セラ
ミックスを用いることによって、放電管のインバータユ
ニットを小型化することが可能となった。
【0011】また、二次側が短絡状態になった場合にも
大電流が流れず、機器破損等を回避できる。なお、この
種の放電管点灯回路は、前記インバータトランスの他
に、直流電源、増幅回路、フィードバック回路等から構
成される。
【0012】前記第2の手段は、インバータトランスと
して用いられる圧電トランスをさらに具体的に明らかに
したものであり、このような構造とすることによってイ
ンバータユニットの小形化を具体的に実現できる。
【0013】さらに第3の手段では、前記圧電トランス
において第1の電極の電極余白部に第4の電極を設ける
ことにより、圧電トランスを用いて自励発振可能なイン
バータユニットを実現できる。
【0014】なお、本発明において、放電管としてはバ
ックライトとして用いられる冷陰極管、熱陰極管、セミ
ホット管などを例示できる。
【0015】
【実施例1】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。本実施例1のインバータユニット1は、図1に示
すように、直流電源2、発振回路3、増幅器4、および
圧電トランス5とで構成される。
【0016】直流電源2から発振回路3、増幅器4を通
し、使用する圧電トランス5の圧電共振あるいは反共振
付近の所望の周波数の交流電圧を発生させ、必要に応じ
て増幅器4を用いて電圧を増幅して、前記圧電トランス
5の一次側(第1の電極)に印加して圧電トランス5を
駆動し、二次側(第3の電極)から昇圧された電圧を冷
陰極管6に加えることによって点灯させるユニットを構
成する。
【0017】次に、本実施例で用いられる圧電トランス
5についてさらに詳しく説明する。すなわち、圧電トラ
ンス5は、図2に示すように5×20×1mm3(L3=
5,L1+L2=20,L4=1)のPb(Ni1/3
Nb2/3)O3−Pb(Zn1 /3 Nb2/3)O3−PbT
iO3−PbZrO3系の矩形板状の圧電セラミックス基
板7の主面の一部(図では左半部)には焼付銀により第
1の電極101が形成されている。そして裏面(図には
表れていない背面側)の前記第1の電極101に対応す
る部分には同じく焼付銀により第2の電極102が形成
されている。これら第1および第2の電極101,10
2の大きさは5×10mm2である。
【0018】前記圧電セラミックス基板7の主面上にお
いて、第1の電極101が形成されている部分以外の部
分は電極余白部8(図の右半部)として形成されてお
り、この電極余白部8と隣合う長手方向側端面には第3
の電極103が焼付銀により形成されている。
【0019】このような圧電トランス5に対して、第
1、第2の電極(101,102)において圧電共振の
二次モードの節(圧電変位の部分)となる部分に図示し
ないリード線を半田等の接合手段で電気的に接続した。
同様に、第3の電極103の中央部にもリード線を接続
した。当該圧電トランス5は、分極時の温度を100
℃、分極電界強度を2kV/mmとし、第1と第2の電極間
は板厚方向に分極し、残りの部分は板と平行方向に分極
している。前記第1の電極101に増幅器4から得られ
た交流電圧を印加し、第2の電極102をアースに接続
し、第3の電極103を冷陰極管6の陽極に印加してい
る。
【0020】
【実施例2】本実施例2では、前記圧電トランス5にフ
ィードバック出力用の電極を加えることによって、自励
発振を行わせている。
【0021】すなわち、図3に示すように、直流電源2
と増幅回路11とフィードバック回路10および圧電ト
ランス25から成るインバータユニット1としている。
そして、圧電トランス25(第4の電極104)から出
力される信号をフィードバック回路10に入力し、必要
に応じて所望の位相変換とゲイン調整を行った信号を増
幅回路11に入力し、この増幅回路11の正帰還動作に
よって、自励発振を生じ、この自励発振電圧を圧電トラ
ンス25に印加することによって、圧電トランス25を
駆動し、インバータユニットを実現する。
【0022】本実施例2では、圧電トランス25とし
て、図4に示すように5×20×1mm 3(L3=5,L
1+L2=20,L4=1)の実施例1で用いたものと
同じ圧電セラミックス基板7に、第1、第2、第3の電
極(101,102,103)を焼付銀によって形成し
ている。第1、第2の電極(101,102)の大きさ
は5×10mm2、第3の電極103は5×1mm2である。
【0023】前記圧電セラミックス基板7の主面上にお
いて、前記第1の電極以外の部分、すなわち電極余白部
8に第4の電極104が設けられている。この第4の電
極104は、圧電セラミックス基板7の主面又は主面に
形成された絶縁層上に設けられており、前記第1乃至第
3の電極のいずれとも電気的に絶縁されている。そし
て、この第4の電極104は、圧電振動の二次のモード
の節となる部分を含んでおり、たとえば3mmφの大きさ
で形成されている。
【0024】このような圧電トランス25に対して、第
1、第2の電極(101,102)の圧電共振の二次モ
ードの節となる部分にリード線(図示せず)を半田等の
接合手段を用いて取り付ける。そして第4の電極104
に対しては、圧電共振の二次のモードの節となる部分に
リード線を電気的に接続し、さらに第3の電極103の
中央部にリード線を接続する。
【0025】この圧電トランス25は、分極時の温度を
100℃、分極電界強度を2kV/mmとし、第1と第2の
電極間は板厚方向に分極し、残りの部分は板と平行方向
に分極している。
【0026】この圧電トランス25の第1の電極101
に自励発振電圧を印加し、第2の電極102をアースに
接続し、第4の電極104の出力を増幅回路11に入力
し、第3の電極103を冷陰極管6の陽極に印加するこ
とによって自励発振するインバータユニットが構成され
る。
【0027】インバータユニットの具体的な回路構成に
ついて図5を用いて説明すると、増幅回路11にはトラ
ンジスタTrを用い、Vccとコレクタ間にコイルL1
を加えコレクタ電圧を前記圧電トランスの第1の電極に
印加している。
【0028】前記コレクタとアース間にコイルL2を加
え、第4の電極104から出力されるフィードバック電
圧をトランジスタTrのベースに入力している。さら
に、トランジスタTrの増幅動作を容易にさせるために
Vccとベース間に抵抗Rを加え、前記ベースからダイオ
ードDを介してアースに接続し、第3の電極103から
冷陰極管6の陽極に昇圧された電圧を印加するととも
に、冷陰極管6の陰極側をアースに接続する。
【0029】なお、実施例では放電管として冷陰極管に
ついて説明したが、他の放電管、たとえば熱陰極管また
はセミホット管についても適用できることはいうまでも
ない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、小型でかつ駆動信頼性
の高いインバータユニットを実現することができる。
【0031】これにより、ノートパソコン等の携帯型情
報機器の小形化をさらに促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷陰極管点灯ユニットの機能構成を示
すブロック図
【図2】本発明の実施例1における圧電トランスを示す
説明図
【図3】本発明の実施例2における冷陰極管点灯ユニッ
トの機能構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例2における圧電トランスを示す
説明図
【図5】本発明の実施例2における冷陰極管点灯ユニッ
トの回路図
【符号の説明】
1・・インバータユニット 2・・直流電源 3・・発振回路 4・・増幅器 5・・圧電トランス 6・・冷陰極線管 7・・圧電セラミックス基板 8・・電極余白部 10・・フィードバック回路 11・・増幅回路 25・・圧電トランス 101・・第1の電極 102・・第2の電極 103・・第3の電極 104・・第4の電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 Z 9181−5H H05B 41/02 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管駆動回路のインバータトランスと
    して、圧電セラミックスを用いたことを特徴とする放電
    管点灯用インバータユニット。
  2. 【請求項2】 前記インバータトランスは、矩形状の圧
    電セラミックス基板の主面の一部に第1の電極が形成さ
    れ、 前記圧電セラミックス基板の裏面において前記第1の電
    極に対応する部分に第2の電極が形成され、 前記セラミックス基板の長手方向の端面に第3の電極が
    形成され、 前記第1と第2の電極間は厚さ方向に分極され、残部は
    前記分極方向と直行する方向に分極されていることを特
    徴とする請求項1記載の放電管点灯用インバータユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記インバータトランスは、前記圧電セ
    ラミックス基板の主面上の第1の電極の電極余白部に第
    4の電極が形成されていることを特徴とする請求項2記
    載の放電管点灯用インバータユニット。
JP6121574A 1994-06-02 1994-06-02 放電管点灯用インバータユニット Pending JPH07335386A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6057653A (en) * 1997-07-08 2000-05-02 Fujitsu Limited Discharging tube with voltage raising unit and discharging unit and discharging method thereof
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CN100403391C (zh) * 2004-09-10 2008-07-16 新巨企业股份有限公司 反流器驱动电路
KR101032879B1 (ko) * 2003-11-20 2011-05-06 주식회사 삼화양행 압전 변압기를 사용하는 에이씨 어댑터에서의 보조 전원공급 장치

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