JPH07334806A - 情報記録再生方式 - Google Patents

情報記録再生方式

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Publication number
JPH07334806A
JPH07334806A JP15275494A JP15275494A JPH07334806A JP H07334806 A JPH07334806 A JP H07334806A JP 15275494 A JP15275494 A JP 15275494A JP 15275494 A JP15275494 A JP 15275494A JP H07334806 A JPH07334806 A JP H07334806A
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JP
Japan
Prior art keywords
digital data
memory
recording
transfer rate
head
Prior art date
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Application number
JP15275494A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Ito
敏文 伊東
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Philips Japan Ltd
Original Assignee
Philips Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルデータの転送レートがより低く設
定されたディジタルデータを記録する場合に、記録媒体
の記録効率が低下する事態を回避する。 【構成】 転送レートに応じた記録媒体の搬送速度を設
定する。少なくとも所定単位のディジタルデータをメモ
リ1aに蓄積する。メモリ1aに蓄積された所定単位の
ディジタルデータは、1回の記録トラックの走査で当該
記録トラックに記録される。この記録の完了後、メモリ
1aは所定単位のディジタルデータを新たに蓄積し、次
の記録に備える。1本の記録トラックに記録すべきディ
ジタルデータをメモリに蓄積した後、1つのヘッドを用
いて1本の記録トラックに当該ディジタルデータを記録
するため、記録媒体における記録密度が転送レートに応
じて変化する事態を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータの転
送レートが変更されても、記録媒体上の各記録トラック
には略々所定単位(略々一定量)のディジタルデータが
記録される情報記録再生方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)等の情
報記録再生装置においてデータの記録再生を実現する情
報記録再生方式では、磁気テープ等の帯状の記録媒体
を、所定のアジマス角度が設定された磁気ヘッド等を搭
載した回転ヘッドでヘリカルスキャンし、記録媒体上に
記録トラックを形成してデータの記録を行なっている。
ビデオテープレコーダは、主としてアナログデータ(ア
ナログ画像データ)の記録再生に利用されているが、近
年、ディジタルオーディオテープレコーダ(DAT)等
と同じように、ディジタルデータの記録を行なうビデオ
テープレコーダが開発されている。このようなビデオテ
ープレコーダにおいては、データ圧縮技術が利用され、
実際に記録するデータ量の低減がなされる。データ圧縮
技術の例としては、MPEGと呼ばれる方式を挙げることが
でき、この方式を利用することにより、ソースデータよ
りもデータ量が少ない所望の転送レート(ビットレー
ト)のディジタルデータを得ることができる。
【0003】ところで、L(Mbps)の転送レート(ビット
レート)を持つディジタルデータの記録に対応できるV
TRにおいて、プラス(+)アジマスヘッドとマイナス
(−)アジマスヘッドが対向配置された回転ドラムの回
転速度(回転数)及び記録媒体(磁気テープ)の搬送速
度が、それぞれR(rps)及びV1(mm/s)に設定される
と、1秒当たり2R本の記録トラックに対してディジタ
ルデータを記録することができる。この状態で、転送レ
ートがL(Mbps)のディジタルデータが入力すると、1
本の記録トラックに記録されるデータ量は、L/2R
(Mbit)になる。
【0004】さらに、転送レートがL/2(Mbps)のデ
ィジタルデータが入力すると、1本の記録トラックに記
録されるデータ量は、L/4R(Mbit)になり、転送レ
ートがL/4(Mbps)のディジタルデータが入力する
と、1本の記録トラックに記録されるデータ量は、L/
8R(Mbit)になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】1本の記録トラックに
記録されるデータ量がL/2R(Mbit)からL/4Rま
たはL/8R(Mbit)に減少すると、記録媒体における
ディジタルデータの記録密度(記録効率)が低くなる。
即ち、ディジタルデータの転送レートがより低くなる
と、記録媒体の有効効率が低下してしまうという問題が
生じていた。
【0006】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ディジタルデータの転送レートがより低く設定され
たディジタルデータを記録する場合に、記録媒体におけ
るディジタルデータの記録密度(記録効率)が低下する
事態を回避する情報記録再生方式を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1に、複数のヘッドを
備えた回転ドラムを用いて、記録媒体上の複数の記録ト
ラックに所望の転送レートを持つディジタルデータを記
録する及び/または当該複数の記録トラックから当該デ
ィジタルデータを読取る情報記録再生方式において、転
送レートに応じて記録媒体の搬送速度を設定し、少なく
とも所定単位のディジタルデータをメモリに蓄積し、1
回の記録トラックの走査で、メモリに蓄積された所定単
位のディジタルデータを当該記録トラックに記録する。
【0008】第2に、複数のヘッドを備えた回転ドラム
を用いて、記録媒体上の複数の記録トラックに所望の転
送レートを持つディジタルデータを記録する及び/また
は当該複数の記録トラックから当該ディジタルデータを
読取る情報記録再生方式において、転送レートに応じて
記録媒体の搬送速度を設定し、少なくとも所定単位のデ
ィジタルデータをメモリに蓄積し、メモリにディジタル
データを蓄積する場合は記録媒体の搬送が停止され、メ
モリから前記ディジタルデータを読取る場合は記録媒体
の搬送が前記搬送速度で実施され、1回の記録トラック
の走査で、メモリに蓄積された所定単位のディジタルデ
ータを当該記録トラックに記録する。
【0009】
【作用】転送レートに応じた記録媒体の搬送速度を設定
する。少なくとも所定単位のディジタルデータをメモリ
に蓄積する。メモリに蓄積された所定単位のディジタル
データは、1回の記録トラックの走査で当該記録トラッ
クに記録される。この記録の完了後、メモリは所定単位
のディジタルデータを新たに蓄積し、次の記録に備え
る。1本の記録トラックに記録すべきディジタルデータ
をメモリに蓄積した後、1つのヘッドを用いて1本の記
録トラックに当該ディジタルデータを記録するため、記
録媒体における記録密度が転送レートに応じて変化する
事態を回避できる。
【0010】さらに、転送レートに応じた記録媒体の搬
送速度を設定する。少なくとも所定単位のディジタルデ
ータをメモリに蓄積する。メモリにディジタルデータを
蓄積する場合は、記録媒体の搬送が停止される。メモリ
からディジタルデータを読取る場合は、記録媒体の搬送
を上記搬送速度で実施する。メモリに蓄積されたディジ
タルデータは、1回の記録トラックの走査で当該記録ト
ラックに記録される。記録媒体を間欠駆動すると、ディ
ジタルデータの記録に使用するヘッドが記録媒体に接触
する時期に、当該ヘッドがディジタルデータが記録され
るべき記録トラックを走査する、というヘッドと記録媒
体との関係を実現できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の情報記録再生方式に係るブ
ロック図である。転送レート認識部1は、入力端子in
に入力される所定の転送レートを持つディジタルデータ
の転送レートを認識するマイクロプロセッサ等から構築
された機能で、この転送レートに応じてヘッド駆動部2
及び媒体サーボ制御部4の制御を行なう。転送レート認
識部1が転送レートを認識する具体的手段の例として
は、ディジタルデータのジッタが零になるサンプリング
周波数を基に認識する、ディジーデータの一部としてま
たはディジタルデータとは別途入力する転送レートを示
すデータを基に認識する手段等が挙げられる。転送レー
トを示すデータの例としては、例えばMPEG方式の処理が
施されたディジタルデータの場合、シーケンスヘッダ情
報(シーケンスエクステンション情報)等を挙げること
ができる。
【0012】ヘッド駆動部2は、アジマスヘッド(磁気
ヘッド)を搭載したヘッド(回転ドラム)3の駆動制御
を行なうマイクロプロセッサ等からなる機能である。こ
のヘッド駆動部2が持つ機能の具体例としては、例えば
ヘッド2の回転速度の制御、ヘッド3に搭載されたアジ
マスヘッドを選択的に駆動(励磁制御及び/または読み
取り制御)を行なう機能等が挙げられる。
【0013】ヘッド3には、例えば、後に詳細に説明す
るプラス(+)アジマスヘッド3aとマイナス(−)ア
ジマスヘッド3bから構成される複数の磁気ヘッドが設
けられている。
【0014】媒体サーボ制御部4は、記録媒体6の搬送
を行なう搬送モータ5の駆動制御を行なう機能である。
この媒体サーボ制御部4が持つ機能の具体例としては、
記録媒体6が磁気テープの場合、この磁気テープの搬送
速度を所望の記録再生速度、早送り速度、巻戻し速度等
を設定するために搬送モータ5の回転速度を制御する等
の機能が挙げられる。
【0015】図2に、本発明に係るバッファメモリの概
念図を示す。図に示すように、バッファメモリ1a(図
1)は、メモリM1,M2とスイッチSW1,SW2とを有し
ている。メモリM1,M2のそれぞれは、少なくとも記
録媒体6の記録トラック1本分のディジタルデータ(例
えば128kbit)を記憶するRAM等の記憶素子からな
る。スイッチSW1は、ディジタルデータを書込むべきメ
モリを選択する素子である。スイッチSW2は、ディジタ
ルデータを読出すべきメモリを選択する素子である。
【0016】図3に、本発明に係るアジマスヘッドの概
念図を示す。図に示したヘッド(回転ドラム)3には、
アジマスヘッドA(+),A(-)と,アジマスヘッドB(-)と
が対向配置されている。プラス(+)アジマスヘッド3
aはアジマスヘッドA(+)により構築され、マイナス
(−)アジマスヘッド3bはアジマスヘッドA′(-)及
びB(-)により構築される。一般に、アジマスヘッドA
(+)及びA′(-)は、複合ヘッドとして一体形成される。
このヘッド3を用いて、図1に示した記録媒体6(磁気
テープ)にディジタルデータの記録を行なう場合、ヘッ
ド3には磁気テープが180°巻付けられる。
【0017】以上の構成において、例えば標準(L(Mbp
s))とする転送レート(ビットレート)でディジタルデ
ータが入力した場合の動作について説明する。転送レー
ト1は、標準転送レートのディジタルデータの入力を認
識すると、媒体サーボ制御部4に対して、記録媒体6を
第1搬送速度V1(例えば既存のVTRの場合、33.35mm
/s)で搬送する指示を出力する。この指示を受け付けた
媒体サーボ制御部4は、搬送モータ5を駆動して記録媒
体6(磁気テープ)の搬送速度を第1搬送速度V1に設
定する。
【0018】一方、転送レート認識部1は、バッファメ
モリ1aを駆動することなく、ヘッド駆動部2に対し
て、ヘッド3が180°回転する度にアジマス角度の異な
るアジマスヘッドを選択的に駆動する指示、例えば、ア
ジマスヘッドA(+)とアジマスヘッドB(-)とを交互に選
択してヘッド3を駆動する指示を出力する。この指示を
受け付けたヘッド駆動部2は、ヘッド3が180°回転す
る度にアジマスヘッドA(+)とアジマスヘッドB(-)とを
交互に駆動し、ディジタルデータの記録を行なう。即
ち、記録媒体上の1本の記録トラックには、時間1/60秒
をかけて、標準転送レートでディジタルデータが記録さ
れる。
【0019】次に、転送レートが標準転送レートの1/2
である1/2転送レートに設定されたディジタルデータが
入力した場合について、図4を参照しながら説明する。
図4は、本発明の情報記録再生方式が1/2転送レートに
対応する場合のタイムチャートである。
【0020】転送レート認識部1は、1/2転送レートの
ディジタルデータの入力を認識すると、媒体サーボ制御
部4に対して、記録媒体6を第2搬送速度V2(例え
ば、16.675mm/s)で搬送する指示を出力する。第2搬送
速度V2は、第1搬送速度V1の1/2の速度である。この
指示を受け付けた媒体サーボ制御部4は、搬送モータ5
を駆動して記録媒体6(磁気テープ)の搬送速度を第2
搬送速度V2に設定する。
【0021】一方、転送レート認識部1は、バッファメ
モリ1aを駆動してディジタルデータをメモリM1,M
2に書込む制御を行なう。即ち、例えばスイッチSW1を
メモリM1側に設定し、時間2/60秒(時刻t0〜t2)の
間、メモリM1にディジタルデータを書込む(図4
a)。転送レート認識部1は、メモリM1への書込みが
完了すると、スイッチSW1をメモリM2側に、スイッチS
W2をメモリM1側に設定し、メモリM2への書込み及び
メモリM1の読取りを行なう。メモリM1に書込まれた
ディジタルデータは、書込み時の半分の時間、即ち1/60
秒の間(時刻t2〜t3)に読取られる(図4b)。読取
られたディジタルデータは、ヘッド駆動部2に転送され
る。ヘッド駆動部2は、アジマスヘッドA(+)を駆動
し、1本の記録トラックに、転送された全てのディジタ
ルデータを記録する(図4e)。この記録に要する時間
は、メモリM1の読取りに要する時間と同一で、1/60秒
である(時刻t2〜t3)。
【0022】メモリM1の読取りが完了した後、さらに
1/60秒の時間が経過すると(時刻t3〜t4)、メモリM
1への書込みが完了するため、スイッチSW1をメモリM
1側に、スイッチSW2をメモリM2側に設定し、ディジ
タルデータのメモリM1への書込み及びメモリM2から
の読取りを行なう。メモリM2に書込まれたディジタル
データは、書込み時の半分の時間、即ち1/60秒の間(時
刻t4〜t5)に読取られる(図4d)。読取られたディ
ジタルデータは、ヘッド駆動部2に転送される。ヘッド
駆動部2は、アジマスヘッドA′(-)を駆動し、読取っ
たディジタルデータの全てを1本の記録トラックに記録
する(図4e)。この記録に要する時間は、メモリM2
の読み取りに要する時間と同一で、1/60秒である(時刻
4〜t5)。以後同様に、メモリM1及びM2のそれぞ
れにディジタルデータが書込まれ、各メモリから読取ら
れたディジタルデータが、アジマスヘッドA(+)及び
A′(-)により記録媒体6上の各記録トラックに記録さ
れる。
【0023】ここで、図5を参照しながら、図4におい
て説明した要領で記録媒体6上に記録されたディジタル
データを再生する場合について説明する。図5は、本発
明の情報記録再生方式が1/2転送レートのディジタルデ
ータを再生する場合のタイムチャートである。
【0024】転送レート認識部1は、例えばアジマスヘ
ッドA′(-)によるディジタルデータの読取り(図5
e:時刻t0〜t1)を認識すると、例えばスイッチSW1
をメモリM2側に設定し、メモリM2にディジタルデー
タを書込む(図5c:時刻t0〜t1)。転送レート認識
部1は、メモリM2への書込みが完了すると、スイッチ
SW1をメモリM1側に、スイッチSW2をメモリM2側に設
定し、メモリM2からディジタルデータを読取る。メモ
リM2に書込まれたディジタルデータは、書込み時の2
倍の時間、即ち2/60秒の間(時刻t1〜t3)に読取られ
る(図5d)。転送レート認識部1は、読取ったディジ
タルデータを、例えば図示しない出力端子に伝送され
る。
【0025】メモリM2の読取りを開始して1/60秒の時
間が経過すると(時刻t1〜t2)、アジマスヘッドA
(+)によるディジタルデータの読み取りが実施される
(図5e:時刻t2〜t3)。このディジタルデータは、
メモリM1に書込まれる(図5a:時刻t2〜t3)。メ
モリM1への書込が完了すると、ディジタルデータは、
書込み時の2倍の時間、即ち2/60秒の間(時刻t3
5)に、メモリM2から読取られる(図5b:時刻t3
〜t5)。読取られたディジタルデータは、例えば図示
しない出力端子に伝送される。以後同様に、時間1/60秒
でメモリM1及びM2それぞれにディジタルデータが書
込まれ、各メモリから読取られたディジタルデータが出
力端子に転送される。
【0026】次に、転送レートが標準転送レートの1/4
である1/4転送レートに設定されたディジタルデータが
入力した場合について、図6を参照しながら説明する。
図6は、本発明の情報記録再生方式が1/4転送レートに
対応する場合のタイムチャートである。
【0027】転送レート認識部1は、1/2転送レートの
ディジタルデータの入力を認識すると、媒体サーボ制御
部4に対して、記録媒体6を第3搬送速度V3(例えば、
8.4mm/s)で搬送する指示を出力する。第3搬送速度V3
は、第1搬送速度V1の1/4の速度である。この指示を受
け付けた媒体サーボ制御部4は、搬送モータ5を駆動し
て記録媒体6(磁気テープ)の搬送速度を第3搬送速度
V3に設定する。
【0028】一方、転送レート認識部1は、バッファメ
モリ1aを駆動してディジタルデータをメモリM1,M
2に書込む制御を行なう。即ち、初めにスイッチSW1を
メモリM1側に設定し、時間4/60秒の間(時刻t0
4)にメモリM1にディジタルデータを書込む(図6
a)。転送レート認識部1は、メモリM1への書込みが
完了すると、スイッチSW1をメモリM2側に、スイッチS
W2をメモリM1側に設定し、ディジタルデータのメモリ
M2への書込み及びメモリM1の読取りを行なう。メモ
リM1に書込まれたディジタルデータは、書込み時の1/
4の時間、即ち1/60秒の時間(時刻t4〜t5)で読取ら
れる(図4b)。読取られたディジタルデータは、ヘッ
ド駆動部2に転送される。ヘッド駆動部2は、アジマス
ヘッドA(+)を駆動し、1本の記録トラックに、転送さ
れた全てのディジタルデータを記録する(図6e,
f)。この記録に要する時間は、メモリM1の読取りに
要する時間と同一で、1/60秒である(時刻t4〜t5)。
【0029】メモリM1の読取りが完了した後、さらに
3/60秒の時間が経過すると(時刻t5〜t8)、転送レー
ト認識部1は、スイッチSW1をメモリM1側に、スイッ
チSW2をメモリM2側に設定し、ディジタルデータのメ
モリM1への書込み及びメモリM2からの読取りを行な
う。メモリM2に書込まれたディジタルデータは、書込
み時の1/4の時間、即ち1/60秒の間(t8〜t9)に読取
られる(図6d)。読取られたディジタルデータは、ヘ
ッド駆動部2に転送される。ヘッド駆動部2は、アジマ
スヘッドA′(-)を駆動し、1本の記録トラックに、読
取ったディジタルデータの全てを記録する(図6e,
f)。以後同様に、メモリM1,M2のそれぞれに時間
4/60秒で交互にディジタルデータが書込まれ、さらに各
メモリから時間1/60秒でディジタルデータが読取られ
る。読取られたディジタルデータは、アジマスヘッドA
(+)及びA′(-)を交互に駆動することにより記録媒体6
上の各記録トラックに記録される。
【0030】続いて、記録媒体6に記録された1/4転送
レートのディジタルデータを再生する場合について説明
する。
【0031】転送レート認識部1は、例えばアジマスヘ
ッドA′(-)によるディジタルデータの読取り(図6
f;時刻t0〜t1)を認識すると、例えばスイッチSW1
をメモリM2側に設定し、メモリM2にディジタルデー
タを書込む(図6k:時刻t0〜t1)。転送レート認識
部1は、メモリM2への書込みが完了すると、スイッチ
SW1をメモリM1側に、スイッチSW2をメモリM2側に設
定し、メモリM2からディジタルデータを読取る。メモ
リM2に書込まれたディジタルデータは、書込み時の4
倍の時間、即ち4/60秒の間(時刻t1〜t5)に読取られ
る(図5l)。転送レート認識部1は、読取ったディジ
タルデータを、例えば図示しない出力端子に伝送され
る。アジマスヘッドA′(-)による読み取り完了後、3/6
0秒経過すると(時刻t1〜t4)、転送レート認識部1
は、スイッチSW1をメモリM1側に設定し、アジマスヘ
ッドA(+)が読取ったディジタルデータを、メモリM1
に書込む(図6i:時刻t4〜t5)。メモリM1への書
込みが完了すると、転送レート認識部1は、スイッチSW
1をメモリM2側に、スイッチSW2をメモリM1側に設定
し、時間4/60秒の間(時刻t5〜t9)、メモリM1の読
み取りを実施する。以後同様に、メモリM2,M1への
ディジタルデータ書込み及び読み取りが周期的に実施さ
れる。
【0032】次に、転送レートが標準転送レートの1/3
である1/3転送レートに設定されたディジタルデータが
入力した場合について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本発明の情報記録再生方式が1/3転送レートに
対応する場合のタイムチャートである。
【0033】転送レート認識部1は、1/3転送レートの
ディジタルデータの入力を認識すると、媒体サーボ制御
部4に対して、記録媒体6を第4搬送速度V4(例え
ば、11.12mm/s)で搬送する指示を出力する。第4搬送
速度V4は、第1搬送速度V1の1/3の速度である。この
指示を受け付けた媒体サーボ制御部4は、搬送モータ5
を駆動して記録媒体6(磁気テープ)の搬送速度を第4
搬送速度V4に設定する。
【0034】一方、転送レート認識部1は、バッファメ
モリ1aを駆動してディジタルデータをメモリM1,M
2に書込む制御を行なう。即ち、初めにスイッチSW1を
メモリM1側に設定し、時間4/60秒の間(時刻t0
3)に、メモリM1にディジタルデータを書込む(図
7a)。転送レート認識部1は、メモリM1への書込み
が完了すると、スイッチSW1をメモリM2側に、スイッ
チSW2をメモリM1側に設定し、メモリM2への書込み
及びメモリM1の読取りを行なう。メモリM1に書込ま
れたディジタルデータは、書込み時の1/3の時間、即ち1
/60秒の間(時刻t3〜t4)に読取られる(図7b)。
読取られたディジタルデータは、ヘッド駆動部2に転送
される。ヘッド駆動部2は、アジマスヘッドA(+)を駆
動し、1本の記録トラックに、転送された全てのディジ
タルデータを記録する(図7e)。この記録に要する時
間は、メモリM1の読取りに要する時間と同一で、1/60
秒である(時刻t3〜t4)。
【0035】メモリM1の読取りが完了した後、さらに
2/60秒の時間が経過すると(時刻t4〜t6)、メモリM
2への書込みが完了するため、スイッチSW1をメモリM
1側に、スイッチSW2をメモリM2側に設定し、ディジ
タルデータのメモリM1への書込み及びメモリM2から
の読取りを行なう。メモリM2に書込まれたディジタル
データは、書込み時の1/3の時間、即ち1/60秒の間(t6
〜t7)に読取られる(図7d)。読取られたディジタ
ルデータは、ヘッド駆動部2に転送される。ヘッド駆動
部2は、アジマスヘッドB(-)を駆動し、1本の記録ト
ラックに、読取ったディジタルデータの全てを記録す
る。以後同様に、メモリM1及びM2のそれぞれに時間
3/60秒の間にディジタルデータが書込まれ、さらに各メ
モリから時間1/60秒の間に読取られたデータが、アジマ
スヘッドA(+)及びB(-)を交互に駆動することにより記
録媒体6上の各記録トラックに記録される。
【0036】次に、情報記録再生方式に係る第2の発明
について説明する。図8は、本発明の情報記録再生方式
に係る第2のブロック図である。転送レート認識部11
は、入力inに入力される所定の転送レートを持つディ
ジタルデータの転送レートを認識するマイクロプロセッ
サ等から構築された機能で、この転送レートに応じてヘ
ッド駆動部2及び媒体サーボ制御部4の制御を行なう。
ヘッド駆動部2は、図示しない回転ドラムに搭載された
ヘッド3の駆動制御を行なうマイクロプロセッサ等から
なる機能である。ヘッド3には、後に詳細に説明するプ
ラス(+)アジマスヘッド3aとマイナス(−)アジマ
スヘッド3bとを有している。媒体サーボ制御部4は、
記録媒体6の搬送を行なう搬送モータ5の駆動制御を行
なう機能である。図8に示した構成は、基本的には図1
に示した構成と同一である。図1に示した構成と相違す
る転送制御部11は、転送レート認識部1に間欠制御部
11aを追加した構成である。
【0037】ここで、図4乃至図7を参照しながら、間
欠制御部11aの動作を説明する。間欠制御部11a
は、通常、媒体サーボ制御部4に対して、搬送モータ5
を停止する指示を出す。即ち、記録媒体6の搬送は停止
される。
【0038】図4において、メモリM1からディジタル
データが読出される際、即ち時刻t2〜t3に、間欠制御
部11aは、媒体サーボ制御部4に対して、搬送モータ
を駆動する指示“1”を出力する(図4g)。この指示
を受け付けた媒体サーボ制御部4は、記録媒体6の搬送
速度が第2搬送速度V2になるように搬送モータ5を駆
動する。記録媒体6の搬送に伴い、ヘッド駆動部2は、
アジマスヘッドA(+)を駆動し(図4e)、メモリM1
から読取ったディジタルデータを記録媒体6上に記録す
る制御を行なう。間欠制御部11aは、アジマスヘッド
A(+)による記録が完了すると、即ち、記録媒体6上の
1本の記録トラックへの記録が完了すると、媒体サーボ
制御部4に対して、搬送モータの駆動を停止する指示
“0”を出力し、記録媒体6の搬送を停止する(時刻t
3〜t5)。
【0039】メモリM2へのディジタルデータの書込み
は、時刻t4に完了するが、転送レート認識部11a
は、メモリM2からディジタルデータを読取る時期を1/
60秒遅らせて、時刻t5において読取りを開始する(図
4f)。一方、間欠制御部11aは、メモリM2からデ
ィジタルデータが読出される際、再び記録媒体6の搬送
を実現する制御を行なう。結果として、メモリM2から
読取ったディジタルデータは、アジマスヘッドB(-)に
より記録媒体6上に記録される。以後同様に、間欠制御
部11aは、メモリM1及びM2からディジタルデータ
が読出される際、記録媒体6を搬送し、記録媒体6にデ
ィジタルデータを記録する。なお、アジマスヘッドB
(-)による記録が完了すると、次いで、アジマスヘッド
A(+)による記録が実施される。即ち、2/60秒周期で記
録媒体6の駆動と停止が実行される。
【0040】アジマスヘッドA(-)ヘッドを使用した場
合、1/60秒周期で記録媒体6の駆動と停止が実行される
が、短い周期で駆動と停止を繰返した場合、記録媒体6
の慣性等の影響から良好な駆動停止制御ができない場合
を想定される。
【0041】次に、図5を参照して図4を用いて説明し
た要領で記録したディジタルデータを再生する場合につ
いて説明する。例えばアジマスヘッドB(-)が、時間1/6
0秒、即ち時刻t1〜t2の間(図5j)に読取ったディ
ジタルデータは(図5h)、時間2/60秒の間に、即ち時
刻t2〜t4の間に読取られ、図示しない出力端子に出力
される。アジマスヘッドB(-)による読取りが完了する
と、アジマスヘッドA(+)によるディジタルデータの読
取りが、時間1/60秒、即ち時刻t2〜t3の間に実施され
る。間欠制御部11aの制御により、アジマスヘッドA
(+)による読み取り終了後、時間2/60秒間、記録媒体6
の搬送を停止する。アジマスヘッドA(+)により読取ら
れたディジタルデータは、メモリM1に書込まれる。こ
のメモリM1の読取りは、メモリM2の読取りが完了す
ると実施される(図5g:時刻t4〜t6)。メモリM1
の読み取りが完了する1/60秒前、即ち、アジマスヘッド
A(+)による読み取り終了後、2/60秒経過すると、間欠
制御部11aは、再び記録媒体6の搬送を開始し、アジ
マスヘッドA(+),B(-)による読み取りを実施する。以
後同様に、ディジタルデータのメモリM1及びM2への
書込み及び読みだしが繰返される。
【0042】なお、間欠制御部11aは、アジマスヘッ
ドA(+)によるディジタルデータ読取りを実現するため
に、記録媒体6を搬送した後、2/60秒の間(時刻t3
5)、記録媒体6の搬送を停止し、その後再び、2/60
秒の間(時刻t5〜t7)、記録媒体6を搬送する。
【0043】次に、図6を参照しながら間欠制御部11
aの動作を説明する。例えばアジマスヘッドB(-)が、
時間1/60秒の間、(図6g:時刻t1〜t2)に読取った
ディジタルデータは(図6o)、メモリM2に書込まれ
る。メモリM2に書込まれたディジタルデータは、時間
4/60秒の間に読取られ(図6p:時刻t2〜t6)、図示
しない出力端子に出力される。アジマスヘッドB(-)がデ
ィジタルデータの読取りを終了してから2/60秒経過した
時刻t4において、アジマスヘッドA(+)によるディジタ
ルデータの読取りが開始される(図6m:時刻t4
5)。アジマスヘッドA(+)が読取ったディジタルデー
タは、メモリM1に書込まれる。メモリM1のディジタ
ルデータの読取りは、メモリM2の読取りが完了すると
実行される。メモリM1からのディジタルデータの読取
りが完了する1/60秒、即ちアジマスヘッドA(+)による
読み取り完了から4/60秒後に(時刻t9)、再びアジマ
スヘッドB(-)による読取りが実施される。
【0044】間欠制御部11aは、アジマスヘッドA
(+)及びB(-)による読取りを実施する場合のみ記録媒体
6を搬送する制御を行ない、その他の場合は記録媒体6
の搬送を停止する制御を行なう。即ち、アジマスヘッド
B(-)による読み取りを実施するため、1/60秒間駆動し
た後に2/60秒間停止し、さらに1/60秒間駆動した後に4/
60秒間停止するという間欠動作が行なわれる。
【0045】次に、図7を参照しながら間欠制御部11
aの動作を説明する。例えばアジマスヘッドB(-)が、
時間1/60秒の間(図7e:時刻t0〜t1)に読取ったデ
ィジタルデータは(図6h)、メモリM2に書込まれ
る。メモリM2に書込まれたディジタルデータは、時間
3/60秒間(時刻t1〜t4)で読取られ、図示しない出力
端子に出力される。アジマスヘッドB(-)がディジタルデ
ータの読取りを終了してから2/60秒経過した時刻t3
おいて、アジマスヘッドA(+)によるディジタルデータ
の読取りが開始される(図7f:時刻t3〜t4)。アジ
マスヘッドA(+)が読取ったディジタルデータは、メモ
リM1に書込まれる。メモリM1のディジタルデータの
読取りは、メモリM2の読取りが完了すると実行され
る。メモリM1からのディジタルデータの読取りが完了
する1/60秒前に(時刻t6)、再びアジマスヘッドB(-)
による読取りが実施される。以後同様に、アジマスヘッ
ドA(+)及びB(-)による読取りが繰返し実施される。
【0046】間欠制御部11aは、アジマスヘッドA
(+)及びB(-)による読取りを実施する場合のみ記録媒体
6を搬送する制御を行ない、その他の場合は記録媒体6
の搬送を停止する制御を行なう。
【0047】次に、転送レートが標準転送レートの2/3
及び3/4の場合(2/3及び3/4転送レート)について、図
9乃至図15を参照しながら説明する。まず、2/3及び3
/4転送レートに対応するため、転送レート認識部1(転
送レート認識部11)のバッファメモリ1aは、例えば
3つのメモリから構築される。また、ヘッド3の構成が
図3に示したものと相違する。
【0048】図9に、本発明に係るバッファメモリの第
2の概念図を示す。図に示すように、バッファメモリ1
aは、メモリM1,M2,M3とスイッチSW3,SW4とを
有している。メモリM1,M2,M3のそれぞれは、少
なくとも記録媒体6の記録トラック1本分のディジタル
データ(例えば128kbit)を記憶するRAM等の記憶素
子からなる。スイッチSW3は、ディジタルデータを書込
むべきメモリを選択する素子である。スイッチSW4は、
ディジタルデータを読出すべきメモリを選択する素子で
ある。
【0049】図10は、本発明に係るアジマスヘッドの
第2の概念図を示す。図に示すように、ヘッド(回転ド
ラム)3には、90度間隔でアジマスヘッドa(+),b
(-),c(+),d(-)が設けられている。このようなヘッ
ド3は、2/3転送レートのディジタルデータの記録再生
に利用する。
【0050】図11は、本発明に係るアジマスヘッドの
第3の概念図を示す。図に示すように、ヘッド3には、
90度間隔でアジマスヘッドa(+),B(-),c(+),複
合ヘッド(アジマスヘッドd(-),A(+))が設けられて
いる。このようなヘッド3は、標準、1/2、1/4、そして
2/3転送レートのディジタルデータの記録再生に利用す
る。
【0051】図12は、本発明に係るアジマスヘッドの
第4の概念図を示す。図に示すように、ヘッド3には、
120度間隔でアジマスヘッド(e(+),h(-)),(f
(-),i(+)),(g(+),j(-))が設けられている。こ
のようなヘッド3は、3/4転送レートのディジタルデー
タの記録再生に利用する。
【0052】図13は、本発明に係るアジマスヘッドの
第5の概念図を示す。図に示すように、ヘッド3には、
120度間隔でアジマスヘッド(A(+),h(-)),(f
(-),i(+)),(g(+),j(-))が設けられ、アジマス
ヘッド(A(+),h(-))と対向する位置にアジマスヘッ
ドB(-)が、アジマスヘッド(A(+),h(-))と90度
の間隔を持ちかつ,アジマスヘッド(f(-),i(+))と
30度の間隔を持つ位置にアジマスヘッドa(+)が、そ
してこのアジマスヘッドa(+)に対向する位置にアジマ
スヘッドc(+)が設けられている。このようなヘッド3
は、先に説明した全ての転送レートのディジタルデータ
の記録再生に利用する。
【0053】ここで、図14を参照して、2/3転送レー
トのディジタルデータの記録について説明する。図14
は、本発明の情報記録再生方式が2/3転送レートに対応
する場合のタイムチャートである。
【0054】転送レート認識部1は、2/3転送レートの
ディジタルデータの入力を認識すると、媒体サーボ制御
部4に対して、記録媒体6を第5搬送速度V5(例え
ば、22.25mm/s)で搬送する指示を出力する。第5搬送
速度V5は、第1搬送速度V1の2/3の速度である。この
指示を受け付けた媒体サーボ制御部4は、搬送モータ5
を駆動して記録媒体6(磁気テープ)の搬送速度を第5
搬送速度V5に設定する。
【0055】一方、転送レート認識部1は、バッファメ
モリ1aを駆動してディジタルデータをメモリM1,M
2,M2に書込む制御を行なう。即ち、初めにスイッチ
SW3をメモリM1側に設定し、時間(1/60+(1/60)/3=4/
180)秒の間(時刻t0〜t1+1/180)にメモリM1にデ
ィジタルデータを書込む(図14a)。転送レート認識
部1は、メモリM1へのディジタルデータの書込みが完
了すると、スイッチSW3をメモリM2側に、スイッチSW4
をメモリM1側に設定し、メモリ1同様にメモリM2に
ディジタルデータを書込む(図14b)。さらに転送レ
ート認識部1は、メモリM2へのディジタルデータの書
込みが完了すると、スイッチSW3をメモリM3側に設定
し、メモリM3にディジタルデータを書込む(図14
c)。
【0056】一方、転送レート認識部1は、メモリM2
へのデータ書込み中、時刻t2から1/60秒が経過する
と、時間1/60秒の間にメモリM1からディジタルデータ
を読み取り(図14i)、ヘッド駆動部2を駆動する。
ヘッド駆動部2では、アジマスヘッドe(+)を駆動して
(図14l:時刻t2〜t3)、記録媒体6上にディジタ
ルデータを記録する。さらに、転送レート認識部1は、
メモリM1の読み取りを完了すると、スイッチSW4をメ
モリM2側に設定し、メモリM2からディジタルデータ
を読取る(図14j)。この読取られたデータは、アジ
マスヘッドf(-)の駆動により(図14m)、記録媒体
6に記録される。同様に、メモリM2の読み取りが完了
すると、スイッチSW4がメモリM3側に設定され、メモ
リM3から読取られたディジタルデータが(図14
h)、アジマスヘッドg(+)の駆動により(図14
n)、記録媒体6に記録される。
【0057】なお、各メモリには、4/60秒周期で新たな
ディジタルデータが書込まれる。従って、アジマスヘッ
ドg(+)による記録が実施された後、アジマスヘッドh
(-)、i(+)、j(-)が駆動され、メモリM1、M2、M
3のディジタルデータが順次記録媒体6に記録される
(図14o,p,q)。
【0058】次に、2/3転送レートのディジタルデータ
を記録する際に、記録媒体6を間欠駆動する場合につい
て説明する。先に説明したように、メモリM1、M2、
M3には、4/60秒周期でディジタルデータが書込まれ
る。例えば、時刻t4に初めてメモリM1にディジタル
データが書込まれたものとする。この場合、間欠制御部
1は、時刻t4から3/60秒後の時刻t7から記録媒体6を
第5搬送速度V5で駆動を開始し、6/60秒間駆動を継続
し、2/60秒間駆動を停止する制御を実行する(図14
g)。この間欠制御部11aの制御により、アジマスヘ
ッドA(+)及びB(-)の2つのアジマスヘッドのみで(図
14h)、ディジタルデータの記録を実現することがで
きる(時刻t7〜t1 3)。
【0059】次に、図15を参照して、3/4転送レート
のディジタルデータの記録について説明する。図15
は、本発明の情報記録再生方式が3/4転送レートに対応
する場合のタイムチャートである。
【0060】転送レート認識部11は、3/4転送レート
のディジタルデータの入力を認識すると、媒体サーボ制
御部4に対して、記録媒体6を第6搬送速度V6(例え
ば、25.01mm/s)で搬送する指示を出力する。第6搬送
速度V6は、第1搬送速度V1の3/4の速度である。この
指示を受け付けた媒体サーボ制御部4は、搬送モータ5
を駆動して記録媒体6(磁気テープ)の搬送速度を第6
搬送速度V6に設定する。
【0061】一方、転送レート認識部1は、バッファメ
モリ1aを駆動してディジタルデータをメモリM1,M
2,M3に書込む制御を行なう。即ち、初めにスイッチ
SW3をメモリM1側に設定し、時間(1/60+(1/60)/2=3/
120)秒の間(時刻t0-1/120〜t1)にメモリM1にデ
ィジタルデータを書込む(図15a)。転送レート認識
部1は、メモリM1へのディジタルデータの書込みが完
了すると、スイッチSW3をメモリM2側に、スイッチSW4
をメモリM1側に設定し、メモリ1同様にメモリM2に
ディジタルデータを書込む(図15b:時刻t1〜t2+1
/120)。さらに転送レート認識部1は、メモリM2への
ディジタルデータの書込みが完了すると、スイッチSW3
をメモリM3側に設定し、メモリM3にディジタルデー
タを書込む(図15c:時刻t2+1/120〜t4)。以後、
各メモリへの書込は、(4/60+1/120)秒周期で繰返さ
れる。
【0062】一方、転送レート認識部11は、メモリM
2へのデータ書込み中、メモリM1へのディジタルデー
タの書き込み完了後に1/60秒が経過した時点、即ち時刻
2から、メモリM1から時間1/60秒でディジタルデー
タを読み取り(図15i)、ヘッド駆動部2を駆動す
る。ヘッド駆動部2では、アジマスヘッドa(+)を駆動
して(図14l)、記録媒体6上にディジタルデータを
記録する。さらに、転送レート認識部1は、メモリM1
の読み取りを完了した後、時間1/120秒経過すると、ス
イッチSW4をメモリM2側に設定し、メモリM2からデ
ィジタルデータを読取る(図15j)。この読取られた
データは、アジマスヘッドb(-)を駆動して記録媒体6
に記録される(図15m)。同様に、メモリM2の読み
取りが完了した後、時間1/120秒経過すると、スイッチS
W4をメモリM3側に設定し、メモリM3からディジタル
データを読取る(図15k)。読取られたディジタルデ
ータは、アジマスヘッドc(+)を駆動して記録媒体6に
記録される(図15n)。メモリM3の読み取りが完了
した後、時間1/120秒経過すると、転送レート認識部1
は、再びメモリM1からディジタルデータを読取る設定
を行なう。この際、メモリM1から読取られたディジタ
ルデータは、アジマスヘッドd(-)を駆動して記録媒体
6に記録される。以後同様に、各メモリからディジタル
データが読出される度に、アジマスヘッドa(+)〜d(-)
を駆動して記録媒体6への記録を実施する。
【0063】次に、3/4転送レートのディジタルデータ
を記録する際に、記録媒体6を間欠駆動する場合につい
て説明する。先に説明したように、メモリM1、M2、
M3には、(4/60+1/120)秒周期でディジタルデータ
が書込まれる。例えば、時刻(t0-1/120)に初めてメ
モリM1にディジタルデータが書込まれたものとする。
この場合、間欠制御部11aは、メモリM1への書き込
み完了後、1/60秒経過すると、記録媒体6を第6搬送速
度V6で駆動し、3/60秒間駆動を継続する(図15
g)。搬送レート認識手段11は、この3/60秒(時刻t
2〜t5)の間にアジマスヘッドA(+)、B(-)、A(+)を1
/60秒周期で駆動する。その後、搬送レート認識手段1
1は、2/60秒間駆動を停止した後(時刻t5〜t7)、再
び3/60秒間(時刻t7〜t10)の駆動、2/60秒間(時刻
10〜t12)の駆動停止、5/60秒間(時刻t12〜t17
の駆動、2/60秒間(時刻t17〜t19)の駆動停止、そし
て1/60秒間(t19〜t20)の駆動という制御で1つの駆
動周期を完了する。なお、最後の1/60秒間の駆動の後、
連続して最初3/60秒の駆動に移る。即ち、実際には4/60
秒間(t19〜t23(t1〜t5))の駆動制御がなされ
る。転送レート認識手段11は、記録媒体6が搬送され
る間、1/60秒周期で、アジマスヘッドA(+),B(-)を交
互に駆動し、それぞれのヘッドによる記録を実現する。
【0064】以上説明のように、本発明の情報記録再生
方式は、ディジタルデータの転送レートに応じて、記録
媒体6の搬送速度を変更しかつ、所望のデータ量のディ
ジタルデータをメモリに蓄積した後に記録媒体へ記録す
る。また、再生時には、記録時と逆の要領でメモリを使
用し、所定の転送レートのディジタルデータを得る。
【0065】本発明は以上の実施例に限定されない。実
施例では、転送レートの例として標準、1/2、1/4、2/
3、3/4転送レートを例に説明したが、ヘッド3に搭載す
るアジマスヘッド3a及び3bの個数及び配置を、さら
には記録媒体6の搬送速度を適宜選択することにより、
あらゆる転送レートに対応することができる。そして、
バッファメモリ1aは、十分な記憶要領と、書込み及び
読みだし速度を自由に設定できる素子ならば、特に複数
個用意する必要はない。
【0066】また、アジマスヘッドを用いてアジマス記
録を行なう記録方式を例に説明したが、アジマス記録を
実施しなくとも個々の記録トラックを識別できる記録方
式にも本発明は対応できる。この場合、ヘッド3にはア
ジマス角度を持たないヘッドが搭載される。
【0067】
【発明の効果】本発明の情報記録再生方式によると、デ
ィジタルデータの転送レートがより低くなっても、1本
の記録トラックに記録するデータ量を略々一定に保つこ
とができるため、記録媒体の有効利用、即ち、転送レー
トが低い場合は、より長時間記録再生を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生方式に係るブロック図で
ある。
【図2】本発明に係るバッファメモリの概念図である。
【図3】本発明に係るアジマスヘッドの概念図を示す。
【図4】本発明の情報記録再生方式が1/2転送レートに
対応する場合のタイムチャートである。
【図5】本発明の情報記録再生方式が1/2転送レートの
ディジタルデータを再生する場合のタイムチャートであ
る。
【図6】本発明の情報記録再生方式が1/4転送レートに
対応する場合のタイムチャートである。
【図7】本発明の情報記録再生方式が1/3転送レートに
対応する場合のタイムチャートである。
【図8】本発明の情報記録再生方式に係る第2のブロッ
ク図である。
【図9】本発明に係るバッファメモリの第2の概念図で
ある。
【図10】本発明に係るアジマスヘッドの第2の概念図
である。
【図11】本発明に係るアジマスヘッドの第3の概念図
である。
【図12】本発明に係るアジマスヘッドの第4の概念図
である。
【図13】本発明に係るアジマスヘッドの第5の概念図
である。
【図14】本発明の情報記録再生方式が2/3転送レート
に対応する場合のタイムチャートである。
【図15】本発明の情報記録再生方式が3/4転送レート
に対応する場合のタイムチャートである。
【符号の説明】
1,11 転送レート認識部 1a バッファメモリ 2 ヘッド駆動部 3 ヘッド 3a プラス(+)アジマスヘッド 3b マイナス(−)アジマスヘッド 4 媒体サーボ制御部 5 搬送モータ 6 記録媒体 11a 間欠制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のヘッドを備えた回転ドラムを用い
    て、記録媒体上の複数の記録トラックに所定の転送レー
    トを持つディジタルデータを記録する及び/または当該
    複数の記録トラックから当該ディジタルデータを読取る
    情報記録再生方式において、 前記転送レートに応じて前記記録媒体の搬送速度を設定
    し、 少なくとも所定単位の前記ディジタルデータをメモリに
    蓄積し、 1回の前記記録トラックの走査で、前記メモリに蓄積さ
    れた前記所定単位の前記ディジタルデータを当該記録ト
    ラックに記録することを特徴とする情報記録再生方式。
  2. 【請求項2】 複数のヘッドを備えた回転ドラムを用い
    て、記録媒体上の複数の記録トラックに所定の転送レー
    トを持つディジタルデータを記録する及び/または当該
    複数の記録トラックから当該ディジタルデータを読取る
    情報記録再生方式において、 前記転送レートに応じて前記記録媒体の搬送速度を設定
    し、 少なくとも所定単位の前記ディジタルデータをメモリに
    蓄積し、 前記メモリに前記ディジタルデータを蓄積する場合は前
    記記録媒体の搬送を停止し、 前記メモリから前記ディジタルデータを読取る場合は前
    記記録媒体の搬送を前記搬送速度で開始し、 1回の前記記録トラックの走査で、前記メモリに蓄積さ
    れた前記所定単位の前記ディジタルデータを当該記録ト
    ラックに記録することを特徴とする情報記録再生方式。
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