JP3815635B2 - 記録媒体の初期化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
【0002】
発明の属する技術分野
従来の技術(図6)
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
(1)データストリーマ装置の構成(図1)
(2)データフオーマツトによる記録媒体の初期化(図2及び図3)
(3)オーデイオフオーマツトによる記録媒体の初期化(図4及び図5)
(4)実施の形態の動作及び効果
(5)他の実施の形態
発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体の初期化方法に関し、例えば音楽(オーデイオ)データ又はコンピユータデータのいずれかを選択して記録する記録装置における記録媒体の初期化方法に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】
従来、磁気テープに対してオーデイオデータを記録、再生する装置として、いわゆるDAT(Digital Audio Taperecorder)と呼ばれる記録再生装置がある。このDATは、回転磁気ヘツドを用いて磁気テープの長手方向に対して順次斜めに形成される記録トラツクにオーデイオデータを記録して行く。
【0005】
このDAT装置によつてオーデイオデータを磁気テープに記録する場合、当該磁気テープをオーデイオデータのフオーマツト(以下これをDATオーデイオフオーマツトと呼ぶ)で初期化する必要がある。この場合、図6(A)に示すように、リーダテープを除いた磁気テープの先頭部分BOMから所定長だけDATオーデイオフオーマツト用のリードインエリアLIA が形成される。このリードインエリアLIA には、当該磁気テープがDATオーデイオデータを記録するものであることを表すフオーマツトの識別コード(sub-ID) が記録される。因みに、当該リードインエリアLIA に続くメインデータ記録領域MAINA にはオーデイオデータが記録される。このとき、オーデイオデータが記録される各記録トラツクのサブコード情報記録領域にはDATオーデイオフオーマツトを表す識別コード(sub-ID) が、リードインエリアLIA に引き続いて記録されて行く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンピユータ装置においてハードデイスク等に書き込まれたデータをデータストリーマ装置と呼ばれるバツクアツプ用のデータ記録再生装置でDAT用の磁気テープに記録することにより、データを保護するようになされたものがある。このデータストリーマ装置は、回転ヘツドを用いて磁気テープの長手方向に順次斜めに形成される記録トラツクに、コンピユータ用のデイジタルテータを記録するようになされている。
【0007】
この場合、データストリーマ装置においてコンピユータ用のデイジタルデータを専用のフオーマツト(DDSフオーマツト)で磁気テープに記録するようになされている。従つて、当該磁気テープをデータストリーマ装置に装填した際、これをDDSフオーマツト用に初期化する必要がある。この初期化では、図6(B)に示すように、リーダテープを除く磁気テープの先頭部分BOMから所定長だけデバイスエリアDEVと呼ばれる、何を書いても良い(又は何も書かれない)領域を形成した後、これに続いて実質的なテープの先頭部分BOTとする位置から所定長だけDDSフオーマツト用のリードインエリアLID が形成される。
【0008】
リードインエリアLID には、当該磁気テープがDDSフオーマツトのデータを記録するものであることを表すフオーマツトの識別コード(sub-ID) が記録される。因みに、当該リードインエリアLID に続くメインデータ記録領域MAIND にはDDSフオーマツトのデータが記録される。このとき、データが記録される各記録トラツクのサブコード情報記録領域にはDDSフオーマツトを表す識別コード(sub-ID) が、リードインエリアLID に引き続いて記録されて行く。
【0009】
かかるデータストリーマ装置では、DAT用の磁気テープにDDSフオーマツトでコンピユータ用のデータを記録再生するデータモードと、当該DAT用の磁気テープにDATオーデイオフオーマツトでオーデイオデータを記録再生するオーデイオモードとをそれぞれ切り換えるようになされたものが考えられている。このような2つのモードを有するデータストリーマ装置において、装填された磁気テープをいずれかのモードで初期化する場合、当該磁気テープに既に書かれているデータ内容(初期化内容)によつては、正しく初期化を行うことが困難になる問題がある。
【0010】
第1に、データストリーマ装置においてDDSフオーマツトでの初期化を行う場合、何も書かれないデバイスエリアDEVを当該初期化の記録対象とせず、デバイスエリアDEVの終端位置BOTから当該初期化による識別コード(sub-ID) が書かれることにより、既にDATオーデイオフオーマツトで初期化された磁気テープを改めてDDSフオーマツトで初期化する場合、図6(C)に示すように、既存のDATオーデイオフオーマツト用のリードインエリアLIA と、当該初期化によつて改めて記録されたDDSフオーマツト用のリードインエリアLID が混在することになる。因みに、DATオーデイオフオーマツトによる初期化が既になされていた磁気テープのメインデータ記録領域MAINA に、既にオーデイオデータが記録されている場合、図6(C)においてDDSフオーマツトによる初期化が完了した状態では、混在する2つのリードインエリアLIA 及びLID の間に、オーデイオデータの消し残りが存在することになる。このオーデイオデータには、図6(A)について上述したようにそのサブコード情報記録領域にDATオーデイオフオーマツトを表す識別コード(sub-ID) が書かれている。
【0011】
従つて、図6(C)のように2つのリードインエリアLIA 及びLID が混在する磁気テープを巻き戻した状態でオーデイオ用のDAT装置に装填すると、DDSフオーマツト用のリードインエリアLID の先頭部分BOT以降がDDSフオーマツトで初期化されている(リードインエリアLID が形成されている)にもかかわらず、装置側でこれを認識し得ず、当該磁気テープにDATオーデイオフオーマツトのオーデイオデータを記録してしまう問題があつた。
【0012】
また、当該2つのリードインエリアLIA 及びLID が混在する磁気テープをオーデイオモード及びデータモード切換可能なデータストリーマ装置に装填すると、当該データストリーマ装置がDDSフオーマツトのデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID の双方をチエツクするため、混在する2つのリードインエリアLIA 及びLID によつて2つのフオーマツト(DATオーデイオフオーマツト及びDDSフオーマツト)を認識することになり、フオーマツトを特定することが困難になる。
【0013】
また、第2に、オーデイオ用のDAT装置や、データストリーマ装置のオーデイオモードにおいてDATオーデイオフオーマツトでの初期化を行う場合、図6(A)について上述したように、磁気テープの先頭部分BOMからリードインエリアLIA を形成して当該初期化による識別コード(sub-ID) が書かれることにより、既にDDSフオーマツトで初期化された磁気テープを改めてDATオーデイオフオーマツトで初期化する場合、図6(C)に示すように、既存のDDSフオーマツト用のリードインエリアLID と、当該初期化によつて改めて記録されたDATオーデイオフオーマツト用のリードインエリアLIA が混在することになる。
【0014】
従つて、図6(C)のように2つのリードインエリアLIA 及びLID が混在する磁気テープをコンピユータデータ専用のデータストリーマ装置に装填すると、当該デーストリーマ装置は、DDSフオーマツトにおけるデバイスエリアDEVに続くリードインエリアLID の先頭部分BOTからフオーマツトの確認を行うため、当該磁気テープをDDSフオーマツトで初期化されたものと誤認識し、当該磁気テープにDDSフオーマツトのデータを記録してしまう問題があつた。
【0015】
また、当該2つのリードインエリアLIA 及びLID が混在する磁気テープをオーデイオモード及びデータモード切換可能なデータストリーマ装置に装填すると、当該データストリーマ装置がDDSフオーマツトのデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID の双方をチエツクするため、混在する2つのリードインエリアLIA 及びLID によつて2つのフオーマツト(DATオーデイオフオーマツト及びDDSフオーマツト)を認識することになり、フオーマツトを特定することが困難になる。
【0016】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録媒体の既存の初期化データが、新たな初期化後に認識されないようにし得る記録媒体の初期化方法を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、基準位置から所定長の任意領域を空けて第1のフオーマツトによる初期化領域を所定長形成するようになされた第1の初期化方法によつて、基準位置から任意領域と第1のフオーマツトによる初期化領域とを合わせた長さ以下の長さで第2のフオーマツトによる初期化領域を形成するようになされた第2の初期化方法で初期化されている記録媒体を初期化する際に、任意領域に記録されている既存のデータを消去して、第1のフオーマツトによる初期化領域を形成するようにしたことにより、第1の初期化方法で初期化後の記録媒体に第2のフオーマツトによる初期化領域が残らない。
【0018】
また本発明によれば、基準位置から所定長の任意領域を空けて第1のフオーマツトによる初期化領域を所定長形成するようになされた第1の初期化方法で初期化されている記録媒体を、基準位置から第2のフオーマツトによる初期化領域を形成するようになされた第2の初期化方法によつて初期化する際に、第2の初期化領域を、任意領域と第1のフオーマツトによる初期化領域とを合わせた長さ以上の長さで形成するようにしたことにより、第2の初期化方法で初期化後の記録媒体に第1のフオーマツトによる初期化領域が残らない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0020】
(1)データストリーマ装置の構成
図1において10は全体としてデータ記録再生システムを示し、ホストコンピユータ11に、SCSI(Small Computer System Interface) バスBUSを介してデータストリーマ装置21が接続されている。このデータストリーマ装置21は、いわゆるDDSフオーマツトと呼ばれる記録フオーマツトで磁気テープ上にデイジタルデータを高密度で記録、再生するデータモードと、DATの記録フオーマツト(以下これをDATオーデイオフオーマツトと呼ぶ)でオーデイオデータを磁気テープ上に記録、再生するオーデイオモードとを有し、磁気テープ上に記録又は再生するデータのなかのサブコード情報(フオーマツトの識別コード:Sub-ID) に基づいてモードを切り換えるようになされている。
【0021】
外部からホストコンピユータ11に入力されるオーデイオ信号SINをデータストリーマ装置21に装填された磁気テープ上に記録する場合、ホストコンピユータ11は、記録用のオーデイオ信号(記録オーデイオ信号)SINを A/D,D/Aコンバータ12を介してデイジタル信号に変換した後、これをデータコントローラ13を介して一旦バツフアRAM15にフレーム単位で格納する。記録オーデイオデータの1フレームとは、回転ヘツドを介して磁気テープ上に記録する際の、2トラツク分のデータで構成される。
【0022】
バツフアRAM15に格納された記録オーデイオデータは、システムコントローラ16の制御によつて、1フレームごとに読み出され、データコントローラ13及びインターフエースコントローラ14を介してSCSIバスBUSに送出されデータストリーマ装置21に転送される。
【0023】
データストリーマ装置21に転送された記録オーデイオデータは、システムコントローラ25の制御によつてインターフエースコントローラ22、データ圧縮エンジン23及びデータコントローラ24を介して、一旦、バツフアRAM28にフレーム単位で格納される。因みに、データ圧縮エンジン23は、記録しようとするデータがDDSフオーマツトのデイジタルデータである場合(データモード時)に、これを圧縮するものであり、オーデイオモードの場合には記録オーデイオデータに対して圧縮動作しないようになされている。
【0024】
バツフアRAM28内に格納されたフレーム単位の記録オーデイオデータは、データコントローラ24によつてその格納順に読み出され、信号処理回路29に送出される。
【0025】
メカニズム部35は、装填されたカセツトテープの磁気テープを走行させるキヤプスタン及び、磁気ヘツドを設けた回転ドラム等を有し、それぞれを駆動するモータがメカニズムコントローラ31の制御のもとにサーボ&モータドライブ回路32によつて駆動される。メカニズムコントローラ31は、システムコントローラ25による制御のもとにデータコントローラ24との間で制御情報の授受を行い、バツフアRAM28から記録オーデイオデータが読み出された際に、メカニズム部35を駆動制御して、当該記録オーデイオデータを磁気テープ上に記録する。
【0026】
また、オーデイオデータが記録された磁気テープから当該オーデイオデータを再生する場合、データストリーマ装置12のシステムコントローラ25は、メカニズムコントローラ31を介してメカニズム部35を再生制御する。
【0027】
メカニズム部35から再生増幅回路34を介して信号処理回路29に入力された再生オーデイオデータは、当該信号処理回路29において再生復調、エラー訂正処理等が施された後、データコントローラ24を介して一旦バツフアRAM28にフレーム単位で格納され、DATのデータ転送速度で読み出されることによつてメカニズム部35の再生速度及びDATデータの転送速度の差を吸収し得るようになされている。
【0028】
再生時においてバツフアRAM28は、記録時と同様にして、フレーム単位の格納領域に順次再生オーデイオデータを格納して行く。バツフアRAM28内に格納されたフレーム単位の再生オーデイオデータは、データコントローラ24によつてその格納順に読み出され、データ圧縮エンジン23を介してインターフエースコントローラ22に送出される。
【0029】
因みに、データ圧縮エンジン23は、再生されたデータがDDSフオーマツトのデイジタルデータである場合(データモード時)に、圧縮記録されていた当該データを伸長するものであり、オーデイオモードの場合には再生オーデイオデータに対して伸長処理を実行しないようになされている。データモード又はオーデイオモードのどちらで動作するかは、ホストからコマンドで指定され、オーデイトモードを指定されたときのみ、オーデイオフオーマツトで記録されたテープの再生が可能となる。
【0030】
インターフエースコントローラ22に送出された再生オーデイオデータは、SCSIバスBUSを介してホストコンピユータ11にDATのデータ転送速度で転送される。ホストコンピユータ11に転送された再生オーデイオデータは、イターフエースコントローラ14及びデータコントローラ13を介して一旦バツフアRAM15にフレーム単位で格納された後、 A/D,D/Aコンバータ12を介してアナログ信号に変換され、再生オーデイオ信号SOUT として外部に出力される。
【0031】
(2)データフオーマツトによる記録媒体の初期化
データストリーマ装置21のシステムコントローラ25は、メカニズム部35にカセツトテープが装填されると、当該カセツトテープ内の磁気テープに対してデータフオーマツト(DDSフオーマツト)又はオーデイオフオーマツト(DATオーデイオフオーマツト)による初期化を実行する。この場合、ユーザが所定の入力手段(図示せず)によつてDDSフオーマツトを指定することにより、システムコントローラ25は磁気テープに対して図2に示すDDSフオーマツトでの初期化を実行開始する。
【0032】
すなわちシステムコントローラ25はステツプSP1から当該処理手順に入り、ステツプSP2において磁気テープをリーダテープを除く先頭部分BOMまで巻き戻す。この場合、メカニズム35に設けられた例えば光学検出器等を用いてリーダテープを検出することにより、当該テーダテープに続く磁気テープの先頭位置BOMが検出される。
【0033】
この実施の形態の場合、装填された磁気テープには図3(A)に示すように、既にDATオーデイオフオーマツトでオーデイオデータが記録されているものとする。ステツプSP2において磁気テープが先頭位置まで巻き戻されると、システムコントローラ25はステツプSP3に移つて、既存のDATオーデイオフオーマツト用のリードインエリアLIA (図3(A))のデータ(識別コード(sub-ID) 等)を消去しながら、当該消去された領域にDDSフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録して行く。
【0034】
さらにシステムコントローラ25は、続くステツプSP4に移つてDDSフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録中の領域が、DDSフオーマツトで決められているデバイスエリアDEVの終端部分BOTに達しているか否かを判断する。ここで、デバイスエリアDEVの長さはテープ長で決められており、メカニズム部35(図1)の磁気テープ走行用リールに設けられたFG(Frequency Generator) からの出力をカウントすることによつて当該デバイスエリアDEVの終端を検出することができる。
【0035】
従つて、ステツプSP4において否定結果が得られると、このことは識別コード(sub-ID) を記録中の磁気テープが未だデバイスエリアDEVの終端位置BOTに達していないことを表しており、このときシステムコントローラ25は当該処理ステツプSP4の判断処理を、肯定結果が得られるまで繰り返す。
【0036】
ステツプSP4において肯定結果が得られると、このことはDDSフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録中の磁気テープがデバイスエリアDEVの終端位置BOTに達したこと、すなわち図3(B)に示すように磁気テープTAPEに対してデバイスエリアDEVを形成完了したを表しており、このときシステムコントローラ25は続くステツプSP5に移つて、デバイスエリアDEVの終端位置BOT(図3(B))から、DDSフオーマツトの識別コード(sub-ID) をデバイスエリアDEVに引き続き記録することにより、DDSフオーマツト用のリードインエリアLID (図3(B))を形成する。
【0037】
このリードインエリアLID には、初期化後の記録回数、再生回数及びエラー発生回数等の履歴情報が記録されるようになされている。但し、当該初期化時においては使用履歴がないことにより、これらの履歴情報は記録されない。
【0038】
ステツプSP5においてリードインエリアLIDの形成が開始されると、システムコントローラ25はステツプSP6に移つて、リードインエリアLIDを形成中の磁気テープがリードインエリアLIDの終端位置まで達したか否かを判断する。ここで、リードインエリアシLIDの長さは、当該リードインエリアLIDに記録されるフレーム数で規定されており、システムコントローラ25は当該フレーム数を記録したフレーム数をシステムコントローラが自分で数えることにより、リードインエリアLIDの終端の物理的位置を検出することができる。
【0039】
従つてシステムコントローラ25はリードインエリアLID の形成が完了するまで当該ステツプSP6の処理を繰り返す。かくしてステツプSP6において肯定結果が得られると、このことは図3(B)に示すようにリードインエリアLID の形成が完了したことを表しており、このときシステムコントローラ25はステツプSP7に移つて当該データフオーマツト(DDSフオーマツト)による磁気テープの初期化処理手順を終了する。
【0040】
このようにしてシステムコントローラ25は、テープの先頭部分BOMから既存データの消去及び新たな識別コード(sub-ID) の記録を行つた後(ステツプSP3)、リードインエリアLID を形成することにより、図6(C)について上述したような既存のDATフオーマツトによるリードインエリアLIA と、新たな初期化によるDDSフオーマツトのリードインエリアLID との混在が生じることを回避することができる。
【0041】
(3)オーデイオフオーマツトによる記録媒体の初期化
データストリーマ装置21のシステムコントローラ25は、メカニズム部35にカセツトテープが装填されると、当該カセツトテープ内の磁気テープに対してデータフオーマツト(DDSフオーマツト)又はオーデイオフオーマツト(DATオーデイオフオーマツト)による初期化を実行する。この場合、ユーザが所定の入力手段(図示せず)によつてDATオーデイオフオーマツトを指定することにより、システムコントローラ25は磁気テープに対して図4に示すDATオーデイオフオーマツトでの初期化を実行開始する。
【0042】
すなわちシステムコントローラ25はステツプSP11から当該処理手順に入り、ステツプSP12において磁気テープをリーダテープを除く先頭部分BOMまで巻き戻す。この場合、メカニズム35に設けられた例えば光学検出器等を用いてリーダテープを検出することにより、当該テーダテープに続く磁気テープの先頭位置BOMが検出される。
【0043】
この実施の形態の場合、装填された磁気テープには図5(A)に示すように、既にDDSフオーマツトでコンピユータ用のデータが記録されているものとする。ステツプSP12において磁気テープが先頭位置まで巻き戻されると、システムコントローラ25はステツプSP13に移つて、既存のDDSフオーマツト用のデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID (図5(A))のデータ(識別コード(sub-ID) 等)を消去しながら、当該消去された領域にDATオーデイオフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録することにより、DATオーデイオフオーマツトのリードインエリアLIA を形成して行く。
【0044】
さらにシステムコントローラ25は、続くステツプSP14に移つてDATオーデイオフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録中の領域が、DDSフオーマツトで決められているリードインエリアLID の終端部分EOLD (図5(A))に達しているか否かを判断する。ここで、DDSフオーマツトにおいてデバイスエリアDEVの長さはテープ長で決められており、メカニズム部35(図1)の磁気テープ走行用リールに設けられたFG(Frequency Generator) からの出力をカウントすることによつて当該デバイスエリアDEVの終端BOTを検出することができる。
【0045】
また、DDSフオーマツトのリードインエリアLID (図5(A))の長さは、当該リードインエリアLID に記録されるフレーム数で規定されており、システムコントローラ25は当該フレーム数をメカニズム部35(図1)の磁気テープ走行用リールに設けられたFG(Frequency Generator) からの出力カウント数に換算することにより、リードインエリアLID の長さを検出することができる。
【0046】
従つてシステムコントローラ25は、DDSフオーマツトでのデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID (図5(A))を含めたテープ長を磁気テープ走行用リールに設けられたFG(Frequency Generator) からの出力カウント数で監視することによつて、リードインエリアLID の終端の物理的位置を検出することができる。
【0047】
従つて、ステツプSP14において否定結果が得られると、このことはDATオーデイオフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録中の磁気テープが未だDDSフオーマツトでの既存のリードインエリアLID (図5(A))の終端位置EOLD に達していないことを表しており、このときシステムコントローラ25は当該処理ステツプSP14の判断処理を、肯定結果が得られるまで繰り返す。
【0048】
ステツプSP14において肯定結果が得られると、このことはDATオーデイオフオーマツトの識別コード(sub-ID) を記録中の磁気テープがDDSフオーマツトでの既存のリードインエリアLID の終端位置EOLD に達したこと、すなわち図5(B)に示すように、DATオーデイオフオーマツトのリードインエリアLIA の形成が、既存のDDSフオーマツトのデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID (図5(A))に亘つて完了したことを表しており、このときシステムコントローラ25はステツプSP15に移つて当該オーデイオフオーマツト(DATオーデイオフオーマツト)による磁気テープの初期化処理手順を終了する。
【0049】
このようにしてシステムコントローラ25は、テープの先頭部分BOMから既存のDDSフオーマツトのデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID に対してデータの消去及び新たなDATオーデイオフオーマツトの識別コード(sub-ID) の記録を行うことにより、図6(C)について上述したような既存のDDSフオーマツトによるリードインエリアLID と、新たな初期化によるDATオーデイオフオーマツトのリードインエリアLIA との混在が生じることを回避することができる。
【0050】
(4)実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、オーデイオモード及びデータモードを切換可能なデータストリーマ装置21は、装填される磁気テープに対して初期化を行う場合、DDSフオーマツトのデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID (図3(B)及び図5(A))をすべて含むテープ長に亘つて、磁気テープに残る既存データを消去するとともにそのとき指定されたモードでの初期化を行う。
【0051】
すなわち、DDSフオーマツトによる初期化を行う場合(図3(B))、当該DDSフオーマツトとして必要なデバイスエリアDEV及びリードインエリアLID のすべての領域に亘つて磁気テープの既存データ(図3(A))を消去しながら、新たなDDSフオーマツトの識別コード(sub-ID) 等を記録して行く。
【0052】
これにより、初期化が終了した磁気テープには、DDSフオーマツトでのリードインエリアLID より前には既存の(図3の場合DATオーデイオフオーマツトの)識別コード等の初期化データが存在しないことになる。従つて、当該DDSフオーマツトで初期化が終了した磁気テープはDDSフオーマツトで初期化された記録媒体であることが確実に認識される。
【0053】
これに対して、DATオーデイオフオーマツトによる処理化を行う場合(図5(B))、当該DATオーデイオフオーマツトとして必要なリードインエリアLIA のすべての領域に亘つて磁気テープの既存データ(図5(A))を消去しながら、新たなDATオーデイオフオーマツトの識別コード(sub-ID) 等を記録して行く。
【0054】
これにより、初期化が終了した磁気テープには、DDSフオーマツトによるリードインエリアLID の形成位置に当該リードインエリアLID が存在しないことになる。従つて、当該DATオーデイオフオーマツトによる初期化が終了した磁気テープはDATオーデイオフオーマツトで初期化された記録媒体であることが確実に認識される。
【0055】
かくして以上の構成によれば、磁気テープに残る既存データのうち、フオーマツト確認のためのテープ位置に存在する既存データを新たな初期化時に消去することにより、新たな初期化後においてフオーマツトの誤検出を確実に回避することができる。
【0056】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、DDSフオーマツト及びDATオーデイオフオーマツトを切り換えて初期化する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々のフオーマツト間で初期化を行う場合に広く適用することができる。
【0057】
また上述の実施の形態においては、記録媒体として磁気テープを用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は記録領域の先頭位置から順次データを記録して行くとともに、先頭位置に初期化データを記録するようになされた記録媒体に広く適用することができる。
【0058】
また上述の実施の形態においては、データストリーマ装置に本発明を適用したた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の記録再生装置に広く適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、基準位置から所定長の任意領域を空けて第1のフオーマツトによる初期化領域を所定長形成するようになされた第1の初期化方法によつて、基準位置から任意領域と第1のフオーマツトによる初期化領域とを合わせた長さ以下の長さで第2のフオーマツトによる初期化領域を形成するようになされた第2の初期化方法で初期化されている記録媒体を初期化する際に、任意領域に記録されている既存のデータを消去して、第1のフオーマツトによる初期化領域を形成するようにしたことにより、第1の初期化方法で初期化後の記録媒体に第2のフオーマツトによる初期化領域が残ることを回避することができ、かくして、第2のフオーマツトによる初期化領域に記録されていた既存の初期化データが残ることを回避し得る。また本発明によれば、基準位置から所定長の任意領域を空けて第1のフオーマツトによる初期化領域を所定長形成するようになされた第1の初期化方法で初期化されている記録媒体を、基準位置から第2のフオーマツトによる初期化領域を形成するようになされた第2の初期化方法によつて初期化する際に、第2の初期化領域を、任意領域と第1のフオーマツトによる初期化領域とを合わせた長さ以上の長さで形成するようにしたことにより、第2の初期化方法で初期化後の記録媒体に第1のフオーマツトによる初期化領域が残ることを回避することができ、かくして第1のフオーマツトによる初期化領域に記録されていた既存の初期化データが残ることを回避し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータストリーマ装置を用いてデータ記録再生システムの全体構成を示すブロツク図である。
【図2】データフオーマツトによる初期化処理手順を示すフローチヤートである。
【図3】データフオーマツトによる初期化の説明に供する略線図である。
【図4】オーデイオフオーマツトによる初期化処理手順を示すフローチヤートである。
【図5】オーデイオフオーマツトによる初期化の説明に供する略線図である。
【図6】従来の初期化の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
10……データ記録再生システム、11……ホストコンピユータ、21……データストリーマ装置、24……データコントローラ、25……システムコントローラ、28……バツフアRAM、31……メカニズムコントローラ、35……メカニズム部、TAPE……磁気テープ、DEV……デバイスエリア、LIA 、LID ……リードインエリア。

Claims (4)

  1. 基準位置から所定長の任意領域を空けて第1のフオーマツトによる初期化領域を所定長形成するようになされた第1の初期化方法によつて、上記基準位置から上記任意領域と上記第1のフオーマツトによる初期化領域とを合わせた長さ以下の長さで第2のフオーマツトによる初期化領域を形成するようになされた第2の初期化方法で初期化されている記録媒体を初期化する記録媒体の初期化方法であつて、
    上記任意領域に残る既存のデータを消去して、上記第1のフオーマツトによる初期化領域を形成する
    ことを特徴とする記録媒体の初期化方法。
  2. 上記第1のフオーマツトは、コンピユータ用のデータをテープ状記録媒体に記録するフオーマツトであり、
    上記第2のフオーマツトは、オーデイオデータをテープ状記録媒体に記録するフオーマツトである
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の初期化方法。
  3. 基準位置から所定長の任意領域を空けて第1のフオーマツトによる初期化領域を所定長形成するようになされた第1の初期化方法で初期化されている記録媒体を、上記基準位置から第2のフオーマツトによる初期化領域を形成するようになされた第2の初期化方法によつて初期化する記録媒体の初期化方法であつて、
    上記第2の初期化領域を、上記任意領域と上記第1のフオーマツトによる初期化領域とを合わせた長さ以上の長さで形成する
    ことを特徴とする記録媒体の初期化方法。
  4. 上記第1のフオーマツトは、コンピユータ用のデータをテープ状記録媒体に記録するフオーマツトであり、
    上記第2のフオーマツトは、オーデイオデータをテープ状記録媒体に記録するフオーマツトである
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録媒体の初期化方法。
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