JP2001125747A - データ信号転送方法およびデータ信号転送装置 - Google Patents

データ信号転送方法およびデータ信号転送装置

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JP2001125747A
JP2001125747A JP30258699A JP30258699A JP2001125747A JP 2001125747 A JP2001125747 A JP 2001125747A JP 30258699 A JP30258699 A JP 30258699A JP 30258699 A JP30258699 A JP 30258699A JP 2001125747 A JP2001125747 A JP 2001125747A
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data signal
data
tape
signal
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JP30258699A
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English (en)
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Kazunori Ito
一記 伊藤
Tomohiko Yoshida
智彦 吉田
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率よくデータ信号の転送を行う。 【解決手段】テープに記録されているデータ信号に対し
て読み出しの要求がコンピュータ装置70からテープド
ライブ30に対してなされたとき、テープドライブでは
少なくとも要求されたデータ信号を含む所定量のデータ
信号を磁気テープから読み出してメモリに一時保持す
る。その後、メモリからデータ信号を順次読み出してコ
ンピュータ装置に転送する処理を、要求されたデータ信
号の転送が完了するまで1つの連続した転送処理で行
う。オーバーヘッドの発生を少なくして効率よくデータ
信号の伝送を行うことができる。また、符号化単位でデ
ータ信号をテープから読み出すことにより、誤り検出や
誤り訂正を行って正しいデータ信号を伝送することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ信号転送方
法およびデータ信号転送装置に関する。詳しくは、記録
媒体に記録されているデータ信号に対しての読み出しの
要求がコンピュータ装置からなされたとき、ドライブ装
置では要求されたデータ信号を記録媒体から読み出すと
共に、この読み出したデータ信号を1つの連続する転送
処理でコンピュータ装置に転送するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置等には記録媒体を用い
てデータ信号の記録や再生を行うことができるドライブ
装置が接続されており、保存するデータ信号をドライブ
装置に供給して記録媒体に記録したり、この記録媒体に
記録されているデータ信号をドライブ装置で読み出させ
てコンピュータ装置側に供給させる処理が行われてい
る。
【0003】例えばコンピュータ装置とドライブ装置が
ATA(AT Attachment)/ATAPI(AT Attachment Pa
cket Interface)の規格に基づいたインタフェースで接
続して、コンピュータ装置からReadコマンドをドライブ
装置に供給することにより、記録媒体に記録されている
データ信号を読み出す場合、ドライブ装置では供給され
たReadコマンドに基づき、要求されたデータ信号を記録
媒体から読み出すと共に、この読み出したデータ信号を
一時バッファメモリに蓄えるものとし、このバッファメ
モリからデータ信号を読み出してコンピュータ装置に転
送する処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ信号
の記録再生は、所定のデータ量を1つのデータ処理単位
(例えばセクタ単位)として、データ処理単位毎に行わ
れている。ここで、図9に示すようにコンピュータ装置
から例えば複数セクタ分のデータ信号を読み出すReadコ
マンドがドライブ装置に供給されたとき、ドライブ装置
では、このReadコマンドで要求されたデータ信号を記録
媒体から読み出す処理が行われる。この記録媒体から読
み出されたデータ信号はバッファメモリに蓄えられる。
また、バッファメモリにデータ信号が蓄えられると、コ
ンピュータ装置に対して割り込みを行い、1つのセクタ
分のデータ信号がドライブ装置からコンピュータ装置に
1つの連続する転送処理によって転送される。
【0005】1セクタ分のデータ信号の転送が完了した
ときには、データ信号の転送が正しく行われたことの確
認が行われたのち、再びコンピュータ装置に対して割り
込みを行い、次の1セクタ分のデータ信号がドライブ装
置からコンピュータ装置に1つの連続する転送処理によ
って転送される。以下同様にして、Readコマンドで要求
されたデータ信号が1セクタ分毎に順次コンピュータ装
置に供給される。
【0006】このように、要求されたデータ信号を転送
する際に、1セクタ分のデータ信号を1つの連続する転
送処理で転送すると共に、この連続する転送処理を複数
回繰り返してデータ信号の転送を行うものでは、上述し
たように1セクタ分のデータ信号の転送毎にオーバーヘ
ッドが発生して、所定時間あたりに転送されるデータ量
が少なくなってしまう。そこで、この発明では、効率よ
くデータ信号の転送を行うことができるデータ信号転送
方法およびデータ信号転送装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ信
号転送方法は、コンピュータ装置から要求されたデータ
信号をドライブ装置で記録媒体から読み出すものとし、
記録媒体から読み出したデータ信号を1つの連続する転
送処理でドライブ装置からコンピュータ装置に転送する
ものである。
【0008】またデータ信号転送装置は、記録媒体から
記録されているデータ信号を読み出す信号読み出し手段
と、信号読み出し手段で読み出されたデータ信号を一時
保持するデータ保持手段と、データ信号の伝送を行うデ
ータ伝送手段と、信号読み出し手段とデータ保持手段と
データ伝送手段の動作を制御する制御手段とを有し、制
御手段では、記録媒体に記録されているデータ信号が要
求されたときに、信号読み出し手段によって記録媒体か
ら要求されたデータ信号を読み出すと共に、該読み出し
たデータ信号をデータ保持手段に一時保持するものと
し、データ保持手段に保持されている要求されたデータ
信号をデータ伝送手段によって1つの連続する転送処理
でドライブ装置からコンピュータ装置に転送するもので
ある。
【0009】この発明においては、例えば磁気テープに
記録されているデータ信号に対しての読み出しの要求が
コンピュータ装置からテープドライブに対してなされた
とき、テープドライブでは少なくとも要求されたデータ
信号を含む所定量のデータ信号が磁気テープから読み出
されてメモリに一時保持されると共に、要求されたデー
タ信号がメモリから順次読み出されて1つの連続する転
送処理でコンピュータ装置に転送される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明の実施の一形態の構成について説明する。なお、以下
の説明は、コンピュータ装置に接続されるドライブ装置
が例えば1/4インチテープカートリッジ(以下「カー
トリッジ」という)を用いるテープドライブである場合
を示している。
【0011】図1はカートリッジの外観を示しており、
図2は構造を示している。図1に示すように、カートリ
ッジ10は耐久性を考慮したアルミニウム製のベース板
12を有し、ベース板12の上に後述の各種部品が取り
付けられると共に、その上に透明なプラスチック製のケ
ーシング13が装着される。ケーシング13の前面の中
央部には開口14が設けられ、その開口14から、内部
に設けられているのベルトキャプスタン15の外周の一
部が臨んでいる。ケーシング13の前面の側部にはヘッ
ドアクセスドア16が開閉自在に取り付けられる。ま
た、ケーシング13には書き込み禁止スイッチ17が取
り付けられ、この書き込み禁止スイッチ17の位置によ
ってテープ20への書き込みが禁止されるようになって
いる。
【0012】カートリッジ10は、図2に示すようにテ
ープ20が巻き取られる2つのテープハブ21,22と
カートリッジ10の前面両端部に設けられた2つのテー
プガイド23,24を有し、テープハブ21から出たテ
ープ20は一方のテープガイド23を回ってカートリッ
ジ10の前縁部を通り、もう一方のテープガイド24を
回って他方のテープハブ22に巻き取られる。
【0013】カートリッジ10の後面側の両側部にはベ
ルトガイドローラ25,26が設けられ、これらのベル
トガイドローラ25,26とベルトキャプスタン15を
巡らせて薄く弾力性のある輪状のフリクションベルト2
7(図2では一点鎖線で表示する)が張設される。ここ
で、図2に示すように、ベルトキャプスタン15から出
たフリクションベルト27は一方のテープハブ21に巻
かれたテープ20の表面に接触しながらベルトガイドロ
ーラ25に至り、ベルドガイドローラ26を出たフリク
ションベルト27はもう一方のテープハブ22に巻かれ
たテープ20の表面に接触しながらベルトキャプスタン
15に至るようになっている。
【0014】このカートリッジ10を使用してデータ信
号の記録や再生を行う場合、カートリッジ10のベルト
キャプスタン15には、後述するテープ状記録媒体処理
装置(以下「テープドライブ」という)30の駆動ロー
ラ31が押圧される。駆動ローラ31が回転駆動される
とベルトキャプスタン15も回転し、それによってフリ
クションベルト27が循環し、フリクションベルト27
は接触しているテープ20を走行させる。また、カート
リッジ10のヘッドアクセスドア16(図1参照)が開
き、図2に示すように、ヘッドアクセスドア16が開い
た位置に磁気ヘッド32が進入してテープ20に接触す
る。
【0015】カートリッジ10にはミラー29が設けら
れ、ミラー29がテープ20を挟んでテープドライブ3
0のテープ孔検出センサ36と対向するようになってい
る。このテープ孔検出センサ36は、例えば光センサ等
を用いて構成されており、ミラー29とテープ孔検出セ
ンサ36によって、後述するテープ20に複数穿設され
た孔の検出が行われる。
【0016】このように、テープ20の走行駆動はベル
トドライブ方式を用いることにより、テープ20を走行
させるためのフリクションベルト27の張力がテープ2
0の広い範囲に分散されるためテープ20の受ける負担
が少なくなる。
【0017】図3はテープ20の構成を示しており、テ
ープ20には、テープ巻初め位置を示す孔BOT1,B
OT2とテープ巻終わり位置を示す孔EOT1,EOT
2が穿設されている。また、孔BOT1と孔EOT1の
間には、孔BOT1側に孔LPが穿設されていると共
に、孔EOT1側に孔EWが穿設されている。このテー
プ20に設けられた複数の孔は、上述したようにテープ
孔検出センサ36によって検出される。
【0018】ここで、テープ20は予めフォーマットさ
れており、孔BOT1から孔LPまでの間にはサーボバ
ースト/トラックIDフレームの領域A1が設けられて
いると共に、孔EOT1から孔EWまでの間にはサーボ
バースト/トラックIDフレームの領域A2が設けられ
ている。また、孔LPから孔EWまでの範囲には複数の
データトラックがテープ長手方向に並設して形成され
て、サーボバースト/トラックIDフレームの領域A
1,A2には、この複数のデータトラックのそれぞれに
対応するトラッキング用のサーボパターン(単一パター
ン)が記録されている。このため、この単一パターンを
読み取ることで磁気ヘッド32を各データトラックのセ
ンター位置に調整することができる。また、サーボバー
スト/トラックIDフレームの領域A1には、テープ2
0をフォワード方向に駆動したときにデータ信号が記録
されるデータトラックのトラックID(トラック番号)
が記録されていると共に、サーボバースト/トラックI
Dフレームの領域A2には、テープをリバース方向に駆
動したときにデータ信号が記録されるデータトラックの
トラックIDが記録されている。なお、トラック番号に
続いてアンブルパターン(4Tパターン)が記録されて
いる。また、サーボバースト/トラックIDフレームの
領域A1よりもテープ先頭側には、自由に使用できるド
ライブワーキングエリア(DWA)A3が設けられてい
る。
【0019】孔LPから孔EWまでの領域A4は、サー
ボバースト/トラックIDフレームの領域A1,A2の
単一パターンやトラック番号で示されるデータトラック
がテープ長手方向に複数並列して形成される領域とされ
ている。この領域A4は、フォワード方向にデータ信号
が記録される複数データトラックのトラックバンドTB
1,TB3と、リバース方向にデータ信号が記録される
複数データトラックのトラックバンドTB2,TB4と
して用いられる。
【0020】サーボバースト/トラックIDフレームの
領域A1では、テープボトム側からトラックバンドTB
1,TB3に対して偶数番号のトラック番号が順に割り
当てられると共に、サーボバースト/トラックIDフレ
ームの領域A2では、テープボトム側からトラックバン
ドTB2,TB4に対して奇数番号のトラック番号が順
に割り当てられている。
【0021】このため、図4に示すようにテープ20が
フォワード方向に駆動されると、磁気ヘッド32が領域
A1の単一パターンでデータトラックの中心位置に調整
されると共にトラック番号によって所望のデータトラッ
クであるかが確認されて、磁気ヘッド32が所望の位置
に正しく移動される。例えば、領域A1の信号に基づい
てトラックバンドTB1のデータトラックTR0の位置
とされて、領域A4にデータトラックTR0を形成しな
がらデータ信号が記録される。その後、孔EWの位置が
近づいたとテープドライブ30が判断したときには、デ
ータ信号の記録が停止されると共に磁気ヘッド32の位
置が、ほぼトラックバンドTB2のデータトラックTR
2の位置に移動される。その後、テープ20がリバース
方向に駆動されると共に、領域A2の信号に基づき磁気
ヘッド32の位置がデータトラックTR1の位置に正し
く調整されて、領域A4にデータトラックTR0を形成
しながらデータ信号が記録される。次に、孔LPの位置
が近づいたとテープドライブ30が判別したときには、
トラック切り替えを行って、データトラックTR2の位
置に引き続きデータ信号が記録される。以下同様にして
トラックバンドTB2のデータトラックTR53の位置
までデータ信号の記録が行われると、磁気ヘッド32の
位置がトラックバンドTB3のデータトラックTR54
の位置に移動された後、上述のようにデータトラックを
形成しながらデータ信号が記録される。このため、デー
タトラックTR53からデータトラックTR54への移
動の場合を除き、テープ走行方向を反転させてデータ信
号の記録再生を行う際に、データトラック間でのヘッド
移動量をほぼ一定とすることができる。
【0022】また、トラックバンドTB2とトラックバ
ンドTB3間にはディレクトリトラックが設けられてい
る。このディレクトリトラックには、パーティションに
関する情報やブロックアドレス、使用領域などが記録さ
れており、データ信号の記録再生時に、このディレクト
リトラックの情報を読み取ることで、データ信号の追記
やランダムアクセス動作を正しく行うことができる。
【0023】図5はテープ20のデータトラックに記録
される信号のフォーマットを示している。データトラッ
クには、図5Aに示すように複数のセグメントのデータ
が記録されている。1つのセグメントは図5Bに示すよ
うにセグメントとヘッダと32セクタ分の信号と誤り訂
正符号であるECC(Error Correcting Code)から構成
される。1セクタは図5Cに示すようにIDブロックと
データブロックからなり、IDブロックは同期信号SY
NCとID情報と誤り検出符号であるCRC(Cyclic Re
dundancy Code)およびID情報の開始を示すアドレスマ
ークから構成されている。またデータブロックは同期信
号SYNCとデータ信号部とCRCおよびデータ信号部
の開始を示すアドレスマークから構成されている。
【0024】次に、このカートリッジ10を用いてデー
タ信号の記録再生を行うテープドライブ30の構成を図
6に示す。テープ検出スイッチ35では、カートリッジ
10の装着状態やカートリッジ10の書き込み禁止スイ
ッチ17の設定状態を検出して検出信号DSを生成す
る。また、テープ孔検出センサ36では、テープ20に
設けられた複数の孔を検出してセンサ信号HSを生成す
る。この検出信号DSやセンサ信号HSは、信号処理部
40のCPUインタフェース401を介して後述するC
PU(Central Processing Unit)60に供給されること
により、CPU60ではテープドライブ30にカートリ
ッジ10が装着されたか否か、及び装着されたカートリ
ッジ10は信号の記録が書き込みが可能であるか否か、
さらにテープ20の各孔BOT1,BOT2,LP,E
W,EOT1,EOT2の検出を行うことができる。
【0025】ヘッド駆動部45では、CPU60からC
PUインタフェース401を介して供給されたヘッド駆
動信号HDに基づいて磁気ヘッド32をテープ20の幅
方向に移動させる処理を行う。ヘッド位置規制スイッチ
46では、磁気ヘッド32がテープ20の幅方向の所定
位置まで移動された否かを検出してリミット信号LSを
生成する。このリミット信号LSがCPU60に供給さ
れることにより、磁気ヘッド32の移動範囲を所定の範
囲内に規制することができる。
【0026】ここで、ヘッド駆動部45の構成を図7に
示す。ヘッド駆動部45では、ホルダベース451にガ
イドピン452が立設され、そこにヘッドキャリッジ4
53が摺動自在に取り付けられる。ヘッドキャリッジ4
53の前端には磁気ヘッド32が支持されている。
【0027】ホルダベース451にはリードスクリュウ
455が回動自在に支持され、ヘッドキャリッジ453
に固定されたねじ部材456がこのリードスクリュウ4
55に螺合している。また、リードスクリュウ455に
は同軸上に歯車457が固定され、この歯車457がホ
ルダベース451に支持されたステップモータ458の
駆動歯車459と噛み合っている。
【0028】従って、ヘッド駆動信号HDによってステ
ップモータ458が駆動されることによりリードスクリ
ュウ455が回転し、それによってリードスクリュウ4
55に螺合するねじ部材456を有するヘッドキャリッ
ジ453が上下に移動することで、磁気ヘッド32が移
動される。なお、磁気ヘッド32の移動方向側には磁気
ヘッド32の位置を規制するためのヘッド位置規制スイ
ッチ46(図示せず)が設けられており、CPU60で
はリミット信号LSによって磁気ヘッド32がヘッド位
置規制スイッチ46の位置まで移動されたことがCPU
60で検出されたときには、磁気ヘッド32の移動が停
止され、あるいは逆方向に移動される。
【0029】テープ駆動部48には、信号処理部40の
テープ駆動制御回路402からテープ駆動信号TDが供
給される。このテープ駆動信号TDによってモータ(図
示せず)を駆動することにより、上述した駆動ローラ3
1が回転されてテープ20のテープ走行が行われる。ま
た、モータでは回転数に比例した周波数信号FGを生成
してテープ駆動部48から信号処理部40のテープ駆動
制御回路402に供給する。この周波数信号FGを用い
て駆動ローラ31の回転を制御することにより、所定の
速度でテープ20を走行させることができる。
【0030】信号処理部40の外部インタフェース40
3は、コンピュータ装置70とATA/ATAPIの規
格に沿って接続するためのものであり、外部インタフェ
ース403を介してコンピュータ装置70から供給され
た記録データ信号Dinは、FIFO404、DMA40
5を介してフォーマット処理回路406に供給される。
【0031】フォーマット処理回路406では、供給さ
れた記録データ信号Dinにヘッダ情報やCRC(Cyclic
Redundancy Code)およびECCを生成して付加ことによ
り、図5に示すフォーマットのデータ信号WDを生成す
る。この生成されたデータ信号WDは、DMA(Direct
Memory Access)407を介して書込読出制御回路408
に供給される。
【0032】書込読出制御回路408では、供給された
データ信号WDを例えばMFM(Modified Frequency Mo
dulation)方式で変調して記録信号FWを生成する。こ
の記録信号FWはアンプ部50を介して磁気ヘッド32
に供給される。
【0033】磁気ヘッド32は、ヘッド駆動部45によ
ってテープ20の所望のデータトラック位置に移動され
て、供給された記録信号FWがこの所望のデータトラッ
クに記録される。またコンピュータ装置70から供給さ
れた記録データ信号Dinをテープ20に記録する場合に
は、この記録データ信号Dinをいずれのテープ位置に記
録したか等を示す管理情報がディレクトリトラックに記
録される。
【0034】テープ20を再生する際には、ディレクト
リトラックに記録されている管理情報を利用して所望の
信号が記録されたテープ位置を検出して、磁気ヘッド3
2の位置の制御やテープ走行が行われる。
【0035】ここで、テープ20を再生して磁気ヘッド
32から得られた読出信号SRHは、図6のアンプ部50
に供給される。アンプ部50では、磁気ヘッド32から
の読出信号SRHをAGC(Automatic Gain Control)回路
によって所定の信号レベルに増幅して、イコライザ部5
1に信号SRSとして供給する。
【0036】イコライザ部51では、信号SRSをA/D
変換によってディジタル信号に変換すると共に周波数特
性が所定の特性となるように処理されて、さらにピーク
位置の補正を行って書込読出制御回路408に読出デー
タ信号RDMとして供給する。また、イコライザ部51
でA/D変換によって生成されたディジタル信号は、信
号SRSの信号レベルを示すレベル信号DRSとして信号処
理部40を介してCPU60に供給される。
【0037】信号処理部40の書込読出制御回路408
では、イコライザ部51からの読出データ信号RDMを
MFM復調してデータ信号RDとする。このデータ信号
RDはDMA407を介してフォーマット処理回路40
6に供給される。
【0038】フォーマット処理回路406では、データ
信号RDに対してCRCを用いた誤り検出処理やECC
を用いた誤り訂正処理を行い、読出データ信号Doutを
生成する。この読出データ信号Doutは、メモリ制御回
路409を介してメモリ55に一時保持されたのち読み
出されて、DMA405やFIFO404を介して外部
インタフェース403から出力される。このように、メ
モリ55に読出データ信号Doutを一時保持することで
読出データ信号Doutの転送タイミングの調整等を行う
ことができる。
【0039】CPU60にはROM(Read Only Memor
y)61が接続されている。ROM61には、テープド
ライブ30の動作を制御するためのプログラムが書き込
まれている。CPU60は、コンピュータ装置70から
外部インタフェース403やCPUインタフェース40
1を介して供給されたコマンドに応じて、ROM61の
プログラムに基づきテープドライブ30の動作を制御し
て、コンピュータ装置70から供給されたデータ信号を
テープ20に記録する。またコンピュータ装置70から
のコマンドに応じてテープ20に記録されている信号を
読み出してコンピュータ装置70に供給する。
【0040】また、CPU60には操作部64や表示器
65が接続されており、操作部64によってテープドラ
イブ30の動作が切り換え可能とされていると共に、テ
ープドライブ30の動作状態等が表示器65に表示され
る。
【0041】次に、データ信号の再生動作について説明
する。コンピュータ装置70では、テープドライブ30
に対してデータ信号の読み出しの要求をデータ処理単位
あるいは複数のデータ処理単位例えばセクタ単位や複数
セクタ単位で行う。このようにデータ処理単位で要求を
行うことにより、所望のデータ信号をテープ20から容
易に読み出すことができる。
【0042】ここで、図8に示すように、コンピュータ
装置70から複数セクタ分のデータ信号を読み出すRead
コマンドがテープドライブ30に転送されると、テープ
ドライブ30では、このReadコマンドを制御手段である
CPU60で処理して、信号読出手段を構成するヘッド
駆動部45やテープ駆動部48等を制御することによ
り、要求されたデータ信号をテープ20から読み出す。
また、コンピュータ装置70では、Readコマンドの発行
後、テープドライブ30から割り込みの要求がなされる
まで、例えば割り込み待ちの状態に移行する。なお、信
号読出手段はヘッド駆動部45やテープ駆動部48だけ
でなく磁気ヘッド32や信号処理部40、アンプ部5
0、イコライザ部51等で構成される。
【0043】テープドライブ30では、テープ20から
読み出されたデータ信号をデータ保持手段であるメモリ
55に順次保持するものとして、Readコマンドで要求さ
れたデータ信号がメモリ55に保持されると、テープド
ライブ30のCPU60からコンピュータ装置70に対
して割り込みの要求を行う。また、割り込みの要求によ
ってコンピュータ装置70でのデータ転送の受け入れ準
備が行われると、CPU60で信号処理部40を制御し
てメモリ55からデータ信号を所定量毎に読み出してデ
ータ伝送手段である信号処理部40の外部インタフェー
ス403に供給し、外部インタフェース403のデータ
レジスタに書き込む。また、このデータレジスタのデー
タ信号をコンピュータ装置70で読み出すことで、所定
量のデータ信号の転送が行われる。このデータレジスタ
を介しての転送処理を連続して行うものとして、要求さ
れたデータ信号の転送が完了したときには、転送が正し
く行われたことの確認を行い、Readコマンドの処理を完
了する。
【0044】このように、要求されたデータ信号を、1
つの連続する転送処理でテープドライブ30からコンピ
ュータ装置70に供給することにより、オーバーヘッド
の発生を少なくして効率よくデータ信号を転送できる。
【0045】また、データ信号の読み出しでは、符号化
単位であるセグメント単位でデータ信号の要求をコンピ
ュータ装置70からテープドライブ30に対して行うも
のとしたり、コンピュータ装置70から要求されたデー
タ信号を含むように、セグメント単位でテープ20から
テープドライブ30でデータ信号を読み出してメモリ5
5に一時保持させたのち、要求されたデータ信号だけを
転送するものとしてもよい。このように、符号化単位で
データ信号をテープ20から読み出すものとすれば、デ
ータ信号に付加されている誤り検出符号や誤り訂正符号
によってデータ信号の誤り検出や誤り訂正を行うことが
可能となり、正しいデータ信号をテープドライブ30か
らコンピュータ装置70に転送することができる。な
お、コンピュータ装置70からセグメント単位でデータ
信号を要求すると共に、テープドライブ30からデータ
信号と共に誤り検出符号や誤り訂正符号を転送して、コ
ンピュータ装置70で誤り検出や誤り訂正を行うものと
すれば、テープドライブ30の負荷を軽減することがで
きる。
【0046】このように、上述の実施の形態によれば、
複数のデータ処理単位分のデータ信号が要求されたとき
に、記録媒体から要求されたデータ信号を読み出してバ
ッファメモリに一時保持させると共に、このバッファメ
モリに保持されている複数データ処理単位分のデータ信
号が1つの連続する転送処理によってテープドライブ3
0からコンピュータ装置70に供給されるので、オーバ
ーヘッドの発生が少なく効率良くデータ信号を転送する
ことができる。なお、上述の実施の形態では、1/4イ
ンチテープカードリッジを記録媒体として用いるテープ
ドライブとコンピュータ装置間でのデータ信号の転送に
ついて説明したが、他の記録媒体を用いるドライブ装
置、例えばディスク状の記録媒体を用いるドライブ装置
とコンピュータ装置間でデータ信号の転送を行う場合に
も同様な処理を行うことで、効率よくデータ信号の転送
を行うことができる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、要求されたデータ信
号が記録媒体から読み出されてメモリに一時保持された
のち、このメモリから順次読み出されて1つの連続する
転送処理によって転送される。このため、オーバーヘッ
ドの発生を少なくして効率よくデータ信号を転送でき
る。
【0048】また、データ信号の要求を行う際に、1つ
のデータ処理単位が要求するデータ信号の単位とされる
ので、読み出されたデータ信号の処理を効率よく行うこ
とができる。さらに、要求されたデータ信号を記録媒体
から読み出す際には、要求されたデータ信号を含む所定
量のデータ信号を読み出すものとし、読み出されたデー
タ信号の中から要求されたデータ信号が転送される。こ
のため、例えば誤り検出や誤り訂正の単位でデータ信号
を読み出して誤り検出や誤り訂正処理を行ってから要求
されたデータ信号の伝送を行うことができ、誤りの無い
データ信号を伝送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジの外観を示す図である。
【図2】カートリッジの構造を示す図である。
【図3】テープの構成を示す図である。
【図4】各データトラックの記録再生方向を示す図であ
る。
【図5】データフォーマットの構成を示す図である。
【図6】テープドライブの構成を示す図である。
【図7】ヘッド駆動部の構成を示す図である。
【図8】データ信号の転送動作を説明するための図であ
る。
【図9】従来のデータ信号の転送動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
30 テープドライブ 32 磁気ヘッド 40 信号処理部 55 メモリ 60 CPU 70 コンピュータ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 洋二 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA07 CC08 CE07 CE12 5B077 AA15 AA23 BA02 BB05 FF13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置から要求されたデータ
    信号をドライブ装置で記録媒体から読み出すものとし、 前記記録媒体から読み出したデータ信号を1つの連続す
    る転送処理で前記ドライブ装置から前記コンピュータ装
    置に転送することを特徴とするデータ信号転送方法。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータ装置では、データ信号
    の要求を行う際に、1つのデータ処理単位を要求するデ
    ータ信号の単位とすることを特徴とする請求項1記載の
    データ信号転送方法。
  3. 【請求項3】 前記ドライブ装置では、要求されたデー
    タ信号を記録媒体から読み出す際に、要求されたデータ
    信号を含む所定量のデータ信号を読み出すものとし、 前記読み出されたデータ信号の中から要求されたデータ
    信号を転送することを特徴とする請求項1記載のデータ
    信号転送方法。
  4. 【請求項4】 記録媒体から記録されているデータ信号
    を読み出す信号読み出し手段と、 前記信号読み出し手段で読み出されたデータ信号を一時
    保持するデータ保持手段と、 前記データ信号の伝送を行うデータ伝送手段と、 前記信号読み出し手段と前記データ保持手段と前記デー
    タ伝送手段の動作を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段では、前記記録媒体に記録されているデー
    タ信号が要求されたときに、前記信号読み出し手段によ
    って前記記録媒体から要求されたデータ信号を読み出す
    と共に、該読み出したデータ信号を前記データ保持手段
    に一時保持するものとし、前記データ保持手段に保持さ
    れている要求されたデータ信号を前記データ伝送手段に
    よって1つの連続する転送処理で前記ドライブ装置から
    前記コンピュータ装置に転送することを特徴とするデー
    タ信号転送装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段では、前記要求されたデー
    タ信号を前記信号読み出し手段によって前記記録媒体か
    ら読み出す際に、要求されたデータ信号を含む所定量の
    データ信号を読み出して前記データ保持手段に保持させ
    ることを特徴とする請求項4記載のデータ信号転送装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7774595B2 (en) 2004-02-05 2010-08-10 King Information & Network Computer security apparatus and method using security input device driver

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