JPH07334654A - 動き検出装置及びその方法 - Google Patents

動き検出装置及びその方法

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JPH07334654A
JPH07334654A JP6130454A JP13045494A JPH07334654A JP H07334654 A JPH07334654 A JP H07334654A JP 6130454 A JP6130454 A JP 6130454A JP 13045494 A JP13045494 A JP 13045494A JP H07334654 A JPH07334654 A JP H07334654A
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Application number
JP6130454A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nishida
好宏 西田
Hidemitsu Shimamoto
秀満 島元
Tsutomu Nakagaito
励 中垣内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号レベルが近い部分においても、検出漏れ
することなく精度良く動いている領域を検出できる動き
検出装置を得る。 【構成】 差分手段3、絶対値手段4によって得られた
第一の画像と第二の画像の信号レベルの差分絶対値を2
値化回路11で2値化したデータと、第一の画像及び第
二の画像各々について勾配を算出し、差分手段9、絶対
値手段10によって得られた第一の画像を基に算出され
た勾配と第二の画像を基に算出された勾配の差分絶対値
を2値化回路12で2値化したデータとを、論理回路1
3で論理和をとって動き検出を行う構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続して入力される動
画像の中から移動物体を検出するための動き検出装置お
よびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理技術を用いた通過車両の
検出装置、駐車車両の検出装置及び不法侵入者の検出装
置などを色々な移動物体検出装置が開発されている。こ
れらの装置は、一般に、ビデオカメラ等の撮像装置から
得られた入力画像に対して、まず前回の撮像位置から動
きのある領域を検出し、さらに雑音除去、ラベリング、
特徴抽出等により動きのある領域の中から照度変化等の
部分を取り除き、実際の移動物体のみを抽出するもので
ある。
【0003】動画像から動きのある領域を検出(以下、
これを動き検出という)する主な手法としては、入力画
像と所定期間(例えば1フレーム期間)だけ前に入力さ
れた画像との差分をとる手法と、あらかじめ背景画像を
記憶しておき、入力画像との差分をとる手法に大きく分
けることができる。
【0004】しかしながら、あらかじめ記憶しておいた
移動物体を含まない背景画像と入力画像との差分をとる
ことによる動き検出法では、照明変化等で背景部分の画
像が変化する場合には誤検出してしまうという問題があ
る。これに対処するために入力画像により背景画像を更
新する手法が提案されているが、そのためには背景画像
を正確に抽出する必要があるというパラドックスが存在
する。
【0005】一方、入力画像と所定時間だけ前に入力さ
れた画像との差分をとることによる動き検出法は、背景
の輝度値の変化に影響を受けにくいため、時間や天候に
よって背景の輝度値が変化するような場合に有効であ
る。以下、この動き検出法についてさらに説明する。所
定時間間隔を有した2枚の画像信号g1(i,j)、g2(i,j) を
考えると、その2枚の画像間の差分は静止画像の場合に
は全ての画素(i,j) について、 g1(i,j)-g2(i,j)=0 である。一方、動いている場合には、一般的に、 g1(i,j)-g2(i,j)≠0 と考えられる。従って、全ての(i,j)に対して、 |g1(i,j)-g2(i,j)|>k (kはノイズ等を考慮した所定の閾値)として、動き検
出を行うことができる。
【0006】図10は従来の動き検出装置のブロック図
である。図において、1は現在の現画像信号入力、2は
所定時間間隔前の前画像信号入力、3は現画像信号1と
前画像信号入力2との差分を算出するための減算器、4
は減算器3の出力を絶対値に変換するための絶対値回
路、12は絶対値回路4の出力を所定の閾値で2値化す
る2値化回路である。
【0007】次に、動作を説明する。図11は従来の動
き検出装置の動作を説明するための図である。例えば、
図11(a)を前画像信号入力、(b)を現画像信号入
力の1水平ラインの輝度信号として、図10の回路に入
力すると、減算器3および絶対値回路4により図11
(c)に示す現画像信号と前画像信号の信号レベルの差
分絶対値が得られる。この信号レベルの差分絶対値は現
画像信号と前画像信号との間の同一座標の信号レベルに
変化がある時にその変化量に応じた値が出力される。こ
の差分絶対値出力(c)を2値化回路12で所定の閾値
で2値化することにより(d)が得られる。この(d)
が、前フレーム(a)と現フレーム(b)との間で信号
レベルに変化のあった部分、すなわち動きのあった部分
として検出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の動き検出装置
は、以上のように信号レベルの変化に基づいて動きを判
定する構成とされているので、図11(ア)の部分のよ
うに実際には動いていても信号レベルが近い(|g1(i,
j)-g2(i,j)|<k) 部分は動いていないと判定されて
しまう欠点があった。すなわち、移動物体が重なってい
る部分で実際には動いているのに静止していると検出し
てしまう(以下、これを中抜けという)という問題があ
った。極端な例として、一様に黒い背景の前で無地の白
い円形の領域が移動した場合は、進行方向の前部と後部
に二つの三日月形の領域が得られる。この情報から円形
の領域を抽出することは困難である。
【0009】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、信号レベルが近い部分において
も、検出漏れすることなく動いている領域を精度良く検
出できる動き検出装置及びその方法を得ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
動き検出装置は、所定の時間間隔を有した第一の画像と
第二の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する第一の
差分絶対値算出手段と、上記第一の差分絶対値算出手段
の出力を所定の閾値で2値化する第一の2値化手段と、
第一の画像及び第二の画像各々について信号レベルの傾
き(以下、これを勾配という)を算出する勾配算出手段
と、第一の画像を基に算出された勾配と第二の画像を基
に算出された勾配の差分絶対値を算出する第二の差分絶
対値算出手段と、上記第二の差分絶対値算出手段の出力
を所定の閾値で2値化する第二の2値化手段と、上記第
一の2値化手段の出力と第二の2値化手段の出力の論理
和を算出する論理回路とを備えたものである。
【0011】本発明の請求項2に係る動き検出装置は、
所定の時間間隔を有した第一の画像と第二の画像の信号
レベルの差分絶対値を算出する第一の差分絶対値算出手
段と、上記第一の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾
値で2値化する第一の2値化手段と、第一の画像及び第
二の画像各々について水平勾配を算出する水平勾配算出
手段と、第一の画像を基に算出された水平勾配と第二の
画像を基に算出された水平勾配の差分絶対値を算出する
第二の差分絶対値算出手段と、上記第二の差分絶対値算
出手段の出力を所定の閾値で2値化する第二の2値化手
段と、第一の画像及び第二の画像各々について垂直勾配
を算出する垂直勾配算出手段と、第一の画像を基に算出
された垂直勾配と第二の画像を基に算出された垂直勾配
の差分絶対値を算出する第三の差分絶対値算出手段と、
上記第三の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾値で2
値化する第三の2値化手段と、上記第一の2値化手段の
出力と第二の2値化手段の出力と第三の2値化手段の出
力の論理和を算出する論理回路とを備えたものである。
【0012】本発明の請求項3に係る動き検出装置は、
所定の時間間隔を有した第一の画像と第二の画像の信号
レベルの差分絶対値を算出する第一の差分絶対値算出手
段と、上記第一の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾
値で2値化する第一の2値化手段と、第一の画像を基に
算出した勾配と第二の画像を基に算出した勾配の差分絶
対値を算出する第二の差分絶対値算出手段と、上記第二
の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾値で2値化する
第二の2値化手段と、上記第一の2値化手段の出力と第
二の2値化手段の出力の論理和を算出する第一の論理回
路と、所定の時間間隔を有した第二の画像と第三の画像
の信号レベルの差分絶対値を算出する第三の差分絶対値
算出手段と、上記第三の差分絶対値算出手段の出力を所
定の閾値で2値化する第三の2値化手段と、第二の画像
を基に算出した勾配と第三の画像を基に算出した勾配の
差分絶対値を算出する第四の差分絶対値算出手段と、上
記第四の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾値で2値
化する第四の2値化手段と、上記第三の2値化手段の出
力と第四の2値化手段の出力の論理和を算出する第二の
論理回路と、上記第一の論理回路の出力と上記第二の論
理回路の出力との論理積を算出する第三の論理回路とを
備えたものである。
【0013】本発明の請求項4に係る動き検出装置は、
所定の時間間隔を有した第一の画像と第二の画像の信号
レベルの差分絶対値を算出する第一の差分絶対値算出手
段と、上記第一の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾
値で2値化する第一の2値化手段と、第一の画像及び第
二の画像各々について勾配を算出する勾配算出手段と、
第一の画像を基に算出された勾配と第二の画像を基に算
出された勾配の差分絶対値を算出する第二の差分絶対値
算出手段と、上記第二の差分絶対値算出手段の出力を所
定の閾値で2値化する第二の2値化手段と、上記第一の
2値化手段の出力と第二の2値化手段の出力の論理和を
算出する第一の論理回路と、上記第一の論理回路の出力
を所定の時間間隔分だけ遅延させる遅延手段と、上記第
一の論理回路の出力と遅延手段の出力との論理積を算出
する第二の論理回路とを備えて動き検出を行う。
【0014】本発明の請求項5に係る動き検出方法は、
所定の時間間隔を有した第一の画像と第二の画像の信号
レベルの差分絶対値を算出する処理と、上記第一の差分
絶対値処理の結果を所定の閾値で2値化する第一の2値
化処理と、第一の画像及び第二の画像各々について勾配
を算出する処理と、第一の画像を基に算出された勾配と
第二の画像を基に算出された勾配の差分絶対値を算出す
る第二の差分絶対値を算出する処理と、上記第二の差分
絶対値処理の結果を所定の閾値で2値化する第二の2値
化処理と、上記第一の2値化処理の結果と第二の2値化
処理の結果の論理和を算出する処理と、上記論理和処理
結果を所定の閾値で2値化する処理とを有するものであ
る。
【0015】
【作用】本発明の請求項1に係る動き検出装置において
は、上記の構成により、信号レベルの差が大きい部分ま
たは勾配の差が大きい部分を動き領域と判定する。
【0016】本発明の請求項2に係る動き検出装置にお
いては、水平方向または垂直方向の勾配の差の大きい部
分を動き領域と判定する。
【0017】本発明の請求項3に係る動き検出装置にお
いては、3枚の画像を基にして、それぞれ2枚の画像間
で抽出した2つの動き検出信号の論理積を算出する。
【0018】本発明の請求項4に係る動き検出装置にお
いては、1ビットの所定時間間隔の遅延手段を追加する
ことにより、2枚の画像を基にして、1つの動き検出を
行う構成で、2枚の画像間に共通する動き部分のみを抽
出する。
【0019】本発明の請求項5に係る動き検出方法にお
いては、DSP等のソフトウエア処理により、信号レベ
ルの値そのものだけでなく勾配の差異をも動き検出の判
定に加えることができる。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1における動き検出装
置のブロック図である。図において、1は現画像信号入
力端子、2は所定時間間隔前の前画像信号入力端子、3
は現画像信号1と前画像信号2との差分を算出する減算
器、4は減算器3によって算出された差分値の絶対値を
求める絶対値回路、5、6は現画像信号1の勾配を算出
するための遅延手段及び減算器、7、8は前画像信号2
の勾配を算出するための遅延手段及び減算器、9、10
は現画像信号の勾配と前画像信号の勾配の差分絶対値を
算出するための減算器及び絶対値回路、11は絶対値回
路4の出力を所定の閾値で2値化する2値化回路、12
は絶対値回路10の出力を所定の閾値で2値化する2値
化回路、13は2値化回路11の出力と2値化回路12
の出力の論理和を算出する論理回路である。
【0021】次に、図1及び図2に基づいて動作例を説
明する。図2は本発明の実施例1における動き検出装置
の動作を説明するための図である。図2の(a)を前画
像信号入力、図2の(b)を現画像信号入力の1水平ラ
インの輝度信号として、図1の回路に入力したとする。
現画像信号と前画像信号の信号レベルの差分絶対値は、
従来と同様に減算器3および絶対値回路4により得られ
る。この信号レベルの差分絶対値を図2の(h)に示
す。これに加えて、現画像信号入力1について、遅延手
段5の出力と減算器6により勾配を算出する。この現画
像信号の勾配、すなわち減算器6の出力を図2の(c)
に示す。同様に、前画像信号入力2について、遅延手段
7の出力と減算器8により勾配を算出する。この前画像
信号の勾配、すなわち減算器8の出力を図2の(d)に
示す。
【0022】次に、上記減算器6より出力される現画像
信号の勾配(c)と上記減算器8より出力される前画像
信号の勾配(d)について、減算器9により差分処理を
行う。その出力を図2の(e)に示す。ここで出力され
る差分値は、現画像信号と前画像信号が同一の画像であ
ると、現画像信号の勾配と前画像信号の勾配は同一の値
となり、その差分結果は0となる。逆に変化が大きい場
合には、プラス、またはマイナスの大きな値を取ること
になる。ここでは、変化量だけに注目するので、次に絶
対値回路10により勾配の差分信号(e)に対し絶対値
処理を行う。上記絶対値回路10の出力、すなわち勾配
の差分絶対値を図2の(f)に示す。この勾配の差分絶
対値は同一座標において現画像信号と前画像信号との間
の勾配に変化がある時にその変化量に応じた値が出力さ
れる。勾配の差分絶対値(f)を2値化回路11で所定
の閾値で2値化することにより(g)の2値化出力が得
られる。一方、従来例と同様に信号レベルの差分絶対値
(h)を2値化回路12で所定の閾値で2値化すると
(i)の2値化出力が得られる。論理回路13で(g)
の2値化出力と(i)の2値化出力の論理和をとると
(j)の2値化出力、すなわち動き検出信号が得られ
る。
【0023】従来例における信号レベルの差分絶対値に
対応する図2の(h)を2値化した場合、(i)に示す
ように信号レベルが近い(ア)の部分に“0”となる部
分ができてしまうが、勾配の差分絶対値を2値化した
(g)と(i)の論理和をとることにより(j)に示す
ように中抜けのない2値化出力が得られる。
【0024】次に、前画像と現画像の所定時間間隔につ
いて説明する。一般的には、画像信号は1秒間に30枚
のフレームから構成されているため、フレーム単位での
動き検出が可能である。従って、動きの早い物体の検出
には時間間隔をフレーム単位にするとよい。しかし、フ
レーム単位ではほとんど動かないような、動きの遅い物
体の場合には、時間間隔を大きくとる方がよい。従っ
て、検出すべき物体の動きのスピードに応じて時間間隔
を決定する。
【0025】実施例2.図3は本発明の実施例2におけ
る動き検出装置のブロック図である。図において、1は
現在の現画像信号入力、2は所定時間間隔前の前画像信
号入力、3は現画像信号1と前画像信号2との差分を算
出する減算器、4は減算器3によって算出された差分値
の絶対値を求める絶対値回路、31、32は現画像信号
1の水平勾配を算出するための遅延手段及び減算器、3
3、34は前画像信号2の水平勾配を算出するための遅
延手段及び減算器、35、36は現画像信号1の垂直勾
配を算出するための遅延手段及び減算器、37、38は
前画像信号2の垂直勾配を算出するための遅延手段及び
減算器、39、40は現画像信号の水平勾配と前画像信
号の水平勾配の差分絶対値を算出するための減算器及び
絶対値回路、41、42は現画像信号の垂直勾配と前画
像信号の垂直勾配の差分絶対値を算出するための減算器
及び絶対値回路、11は絶対値回路4の出力を所定の閾
値で2値化する2値化回路、43は絶対値回路40の出
力を所定の閾値で2値化する2値化回路、44は絶対値
回路42の出力を所定の閾値で2値化する2値化回路、
13は2値化回路11の出力と2値化回路43の出力と
2値化回路44の出力の論理和を算出する論理回路であ
る。
【0026】次に、動作について説明する。図3におい
て、現画像信号と前画像信号の信号レベルの差分絶対値
は、実施例1と同様に減算器3および絶対値回路4によ
り得られる。実施例2の実施例1との違いは、水平、垂
直の両方向で勾配の差分絶対値から2値化し、論理和を
とることである。すなわち、現画像信号入力1につい
て、遅延手段31の出力と減算器32により水平勾配を
算出し、遅延手段35の出力と減算器36により垂直勾
配を算出する。また、前画像信号入力2について、遅延
手段33の出力と減算器34により水平勾配を算出し、
遅延手段37の出力と減算器38により垂直勾配を算出
する。 上記減算器32より出力される現画像信号の水
平勾配と上記減算器34より出力される前画像信号の水
平勾配について、減算器39および絶対値回路40によ
り差分絶対値が算出される。また、上記減算器36より
出力される現画像信号の垂直勾配と上記減算器38より
出力される前画像信号の垂直勾配について、減算器41
および絶対値回路42により差分絶対値が算出される。
絶対値回路4で算出した信号レベルの差分絶対値は2値
化回路11で、絶対値回路40で算出した水平勾配の差
分絶対値は2値化回路43で、絶対値回路44で算出し
た垂直勾配の差分絶対値は2値化回路44でそれぞれ2
値化される。これら三つの2値化出力を論理回路13で
論理和をとることにより動き検出信号が得られる。
【0027】次に、勾配を水平、垂直の両方向で算出す
る効果について説明する。水平、垂直ともに図2の
(a)のような信号レベルの物体が、図4の(a)の位
置から図4の(b)の位置に垂直方向に平行移動したと
する。この時、水平勾配の差分絶対値のみを信号レベル
の差分絶対値に加算したとすると、物体の重なった部分
付近では信号レベルの差分絶対値、水平勾配の差分絶対
値ともに値が小さいため、検出漏れが起こり、(c)の
ように中抜けが生じてしまう。一方、物体の重なった部
分付近では垂直勾配の差分絶対値が大きくなるため、水
平、垂直の両方向の勾配の差分絶対値を加算した場合に
は、(d)のように検出漏れなく動きを検出することが
できる。
【0028】実施例3.図5は本発明の実施例3におけ
る動き検出装置のブロック図である。図において、10
1、102、103はそれぞれ所定の時間間隔を有した
第一画像信号入力、第二画像信号入力、第三画像信号入
力、104は第1画像信号101と第2画像信号102
の差分を行う減算器、105は第2画像信号102と第
3画像信号103の差分を行う減算器、106は上記減
算器104の出力の絶対値を算出する絶対値回路、10
7は上記減算器105の出力の絶対値を算出する絶対値
回路、108、109は上記第1画像信号101の勾配
を算出するための遅延手段および減算器、110、11
1は上記第二画像信号102の勾配を算出するための遅
延手段および減算器、112、113は上記第三画像信
号103の勾配を算出するための遅延手段および減算
器、114は第一画像信号の勾配と第二画像信号の勾配
の差分を求める減算器、115は減算器114の出力に
絶対値処理を行う絶対値回路、116は第二画像信号の
勾配と第三画像信号の勾配の差分を求める減算器、11
7は減算器116の出力に絶対値処理を行う絶対値回
路、118は絶対値回路115の出力を所定の閾値で2
値化する2値化回路、119は絶対値回路106の出力
を所定の閾値で2値化する2値化回路、120は絶対値
回路117の出力を所定の閾値で2値化する2値化回
路、121は絶対値回路107の出力を所定の閾値で2
値化する2値化回路、122は2値化回路118の出力
と2値化回路119の出力の論理和と2値化回路120
の出力と2値化回路121の出力の論理和との論理積を
とる論理回路である。
【0029】次に図6に基づいて動作例の説明を行う。
図6は本発明の実施例3における動き検出装置の動作を
説明するための図であり、(a)は第1画像信号、
(b)は第2画像信号、(c)は第3画像信号の1水平
ラインの輝度信号とする。遅延手段108、110、1
12をそれぞれ1画素の遅延とすると、減算器109で
は第1画像信号の隣接画素間差分、減算器111では第
2画像信号の隣接画素間差分、減算器113では第3画
像信号の隣接画素間差分がそれぞれ得られる。
【0030】第一画像信号101と第二画像信号102
の隣接画素間差分すなわち勾配の差分絶対値は減算器1
14および絶対値回路115により得られ、図6の
(d)のようになる。これを2値化回路118で2値化
すると(e)のようになる。また、第一画像信号101
と第二画像信号102の信号レベルの差分絶対値は減算
器104および絶対値回路106により得られ、図6の
(f)のようになる。これを2値化回路119で2値化
すると(g)のようになる。同様に、第二画像信号10
2と第三画像信号103の隣接画素間差分すなわち勾配
の差分絶対値は減算器116および絶対値回路117に
より得られ、図6の(h)のようになる。これを2値化
回路120で2値化すると(i)のようになる。また、
第二画像信号102と第三画像信号103の信号レベル
の差分絶対値は減算器105および絶対値回路107に
より得られ、図6の(j)のようになる。これを2値化
回路121で2値化すると(k)のようになる。
【0031】論理回路122において、まず2値化回路
118の出力と2値化回路119の出力の論理和をとる
ことで第一画像信号と第二画像信号との間で変化のある
部分の出力が(l)のように中抜けすることなく検出で
き、次に2値化回路120の出力と2値化回路121の
出力の論理和をとることで第二画像信号と第三画像信号
との間で変化のある部分の出力が(m)のように中抜け
することなく検出でき、最後に(l)と(m)の論理積
をとることで(n)のように第二画像信号に対応した動
き部分のみの抽出を行うことができる。
【0032】実施例4.図7は本発明の実施例4におけ
る動き検出装置のブロック図である。図において、1は
現在の現画像信号入力、2は所定時間間隔前の前画像信
号入力、3は現画像信号1と前画像信号2との差分を算
出する減算器、4は減算器3によって算出された差分値
の絶対値を求める絶対値回路、5、6は現画像信号1の
勾配を算出するための遅延手段及び減算器、7、8は前
画像信号2の勾配を算出するための遅延手段及び減算
器、9、10は現画像信号の勾配と前画像信号の勾配の
差分絶対値を算出するための減算器及び絶対値回路、1
1は絶対値回路4の出力を所定の閾値で2値化する2値
化回路、12は絶対値回路10の出力を所定の閾値で2
値化する2値化回路、13は2値化回路11と2値化回
路12の論理和を算出する論理回路、201は論路回路
13の出力を画像入力の時間間隔と同じ所定時間遅延さ
せる遅延手段、202は上記遅延手段201の出力と上
記論理回路13の出力の論理積を算出する論理回路であ
る。
【0033】次に、図7及び図8に基づいて動作例を説
明する。図8は本発明の実施例14における動き検出装
置の動作を説明するための図である。図8の(a)の第
一画像信号を前画像信号入力、図8の(b)の第二画像
信号を現画像信号入力の1水平ラインの輝度信号とし
て、図8に入力したとする。現画像信号と前画像信号の
信号レベルの差分絶対値は、従来と同様に減算器3およ
び絶対値回路4により得られる。この信号レベルの差分
絶対値を図8の(c)に示す。これを2値化回路11で
所定の閾値で2値化すると(d)のようになる。また、
現画像信号入力1について、遅延手段5の出力と減算器
6により勾配を算出し、前画像信号入力2について、遅
延手段7の出力と減算器8により勾配を算出する。次
に、上記減算器6より出力される現画像信号の勾配と上
記減算器8より出力される前画像信号の勾配について、
減算器9により差分処理を行う。ここで出力される差分
値は、現画像信号と前画像信号が同一の画像であると、
現画像信号の勾配と前画像信号の勾配は同一の値とな
り、その差分結果は0となる。逆に変化が大きい場合に
は、プラス、またはマイナスの大きな値を取ることにな
る。ここでは、変化量だけに注目するので、次に絶対値
回路10により勾配の差分信号に対し絶対値処理を行
う。
【0034】上記絶対値回路10の出力、すなわち勾配
の差分絶対値を図8の(e)に示す。この勾配の差分絶
対値は現画像信号と前画像信号との間の同一座標の勾配
に変化がある時にその変化量に応じた値が出力される。
これを2値化回路12で所定の閾値で2値化すると
(f)のようになる。論理回路13により勾配の差分絶
対値の2値化出力(f)と信号レベルの差分絶対値の2
値化出力(d)の論理和が算出される。この論理和出力
は図8の(g)のようになり、第一画像信号と第二画像
信号との間で変化のある部分の出力が中抜けすることな
く検出できる。この2値化回路12の出力は、遅延手段
201へ送られる。遅延手段201は、例えば1ビット
*1フレーム分の容量を持つメモリで構成され、画像入
力の所定時間間隔と同じ時間分データを保持する。
【0035】ここで所定時間間隔後について考える。先
ほどの第二画像信号(b)は時間経過により前画像信号
入力2となり、現画像信号入力1には図8の(h)に示
した新たな第三画像信号が入力される。これらの新しい
画像信号に対して上記の一連の処理が行われ、論理回路
13により新たな出力が得られる。この時の論理回路1
3の出力を図8の(i)に示す。この(i)は、(g)
に対して、所定時間間隔遅れの動き部分が出力される事
となる。次に、上記遅延手段201の出力である図8の
(g)と、上記遅延手段201の出力である図8の
(i)と論理回路202において論理積処理を行う。上
記論理回路202の出力は、最初の第一画像信号(a)
と第二画像信号(b)の動き部分と、所定時間経過後の
第二画像信号(b)と第三画像信号(h)との動き部分
の論理積により、第二画像信号(b)における動き部分
である。上記論理回路202の出力を上記図8(j)に
示す。以上のような構成により、実施例3と同様に第二
画像に対応した動き部分のみの検出ができる。
【0036】実施例5.実施例1は動き検出装置をハー
ドウエア(ワイヤードロジック)で実現する例であった
が、実施例5はこれをソフトウエア(ストアドプログラ
ム)で実現する例である。図9は本発明の実施例5にお
ける動き検出方法のフローチャートを示す図である。図
において、151は所定時間の時間経過を判定するタイ
マー判定ステップ、152は前の入力画像となったメモ
リAの内容をメモリBに転送するステップ、153は入
力画像をメモリAに記憶するステップ、154はメモリ
AとメモリBの信号レベルの差分絶対値を算出しこれを
所定の閾値で2値化してメモリCに記憶するステップ、
155はメモリAとメモリBの信号レベルの傾きの差分
絶対値を算出しこれを所定の閾値で2値化してしてメモ
リBに記憶するステップ、156はメモリBとメモリC
の2値化出力の論理和をとりメモリCに記憶するステッ
プ、157はメモリCの値を出力するステップである。
【0037】ソフトウエアで実現する場合には、演算結
果をストアするレジスタ或いはメモリが必要となり、リ
アルタイム処理は困難になる。しかしながら原理的には
ハードウエアで実現する場合と同様に図2で説明した動
作が可能である。以下、図9のフローチャートを用いて
動き検出方法について説明する。プログラムがスタート
すると所定の初期設定ステップ150を行った後、ステ
ップ151からステップ157のループに入り、以後ル
ープを巡回する。ステップ151は所定の時間が経過す
るとループを抜け出し、同時に所定時間のタイマーをセ
ットするもので、所定の時間以外はループを巡回する。
ループを抜けると、ステップ152で前の演算時に現画
像信号入力を記憶したメモリAの内容をメモリBに転送
する。
【0038】従って、メモリBには前画像信号入力が記
憶される。ステップ153で現画像信号入力がメモリA
に記憶される。ステップ154ではメモリAとメモリB
の同一アドレスの信号レベルの差分絶対値を求めてこれ
を所定の閾値で2値化してメモリCの同一アドレスに記
憶する。ステップ155ではメモリAとメモリBの同一
アドレスの信号レベルの傾きをそれぞれ算出し、その差
分絶対値を求めてこれを所定の閾値で2値化してメモリ
Bの同一アドレスに記憶する。これによって、メモリB
の値は前画像信号入力から前画像信号と現画像信号の勾
配の差分絶対値の2値化出力に変わる。ステップ156
では前画像信号と現画像信号の差分絶対値の2値化出力
を記憶したメモリCと前画像信号と現画像信号の勾配の
差分絶対値の2値化出力を記憶したメモリBの論理和を
とり再度メモリCに記憶する。ステップ157ではメモ
リCに記憶された差分絶対値の2値化と勾配の差分絶対
値の2値化の論理和を動き検出領域として抽出する。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明になる動き検出装
置及びその方法は、請求項1によれば、信号レベルの差
分絶対値の大きい部分と、勾配の差分絶対値の大きい部
分との論理和をとり動き検出を行うため、信号レベルの
近い部分での検出漏れすなわち中抜けがなくなり、精度
の良い動き検出ができる。
【0040】また、請求項2によれば、勾配の検出を水
平、垂直両方向で行うことにより、色々な絵柄の物体の
色々な動きに対しても精度の良い動き検出ができる。
【0041】また、請求項3によれば、3枚の画像を基
にして、それぞれ2枚間の2つの動き検出信号の論理積
を算出することにより、2枚めの画像に対しての動き検
出のみの抽出、すなわち動き物体の抽出ができる。
【0042】また、請求項4によれば、1ビットの所定
時間間隔の遅延手段を追加することにより、2組必要で
あった2枚の画像間での動き検出回路を1組に減らし、
2枚めの画像に対しての動き検出のみの抽出、すなわち
動き物体の抽出ができる。
【0043】また、請求項5によれば、DSP等のソフ
トウエア処理によって、信号レベルの差分絶対値の大き
い部分と、勾配の差分絶対値の大きい部分との論理和を
とり動き検出を行うため、信号レベルの近い部分での検
出漏れすなわち中抜けがなくなり、精度の良い動き検出
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における動き検出装置のブ
ロック図である。
【図2】 本発明の実施例1における動き検出装置の動
作を説明するための図である。
【図3】 本発明の実施例2における動き検出装置のブ
ロック図である。
【図4】 本発明の実施例2における動き検出装置の動
作を説明するための図である。
【図5】 本発明の実施例3における動き検出装置のブ
ロック図である。
【図6】 本発明の実施例3における動き検出装置の動
作を説明するための図である。
【図7】 本発明の実施例4における動き検出装置のブ
ロック図である。
【図8】 本発明の実施例4における動き検出装置の動
作を説明するための図である。
【図9】 本発明の実施例5における動き検出方法のフ
ローチャート図である。
【図10】 従来の動き検出装置のブロック図である。
【図11】 従来の動き検出装置の動作を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 現画像信号入力、2 前画像信号入力、3 減算
器、4 絶対値回路、5遅延手段、6 減算器7 遅延
手段、8 減算器、9 減算器、10 絶対値回路、1
1 加算器、12 2値化回路。
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】次に、図1及び図2に基づいて動作例を説
明する。図2は本発明の実施例1における動き検出装置
の動作を説明するための図である。図2の(a)を前画
像信号入力、図2の(b)を現画像信号入力の1水平ラ
インの輝度信号として、図1の回路に入力したとする。
現画像信号と前画像信号の信号レベルの差分絶対値は、
従来と同様に減算器3および絶対値回路4により得られ
る。この信号レベルの差分絶対値を図2の(h)に示
す。これに加えて、現画像信号入力1について、遅延手
段5の出力と減算器6により勾配を算出する。この現画
像信号の勾配、すなわち減算器6の出力を図2の(
に示す。同様に、前画像信号入力2について、遅延手段
7の出力と減算器8により勾配を算出する。この前画像
信号の勾配、すなわち減算器8の出力を図2の()に
示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に、上記減算器6より出力される現画像
信号の勾配(c)と上記減算器8より出力される前画像
信号の勾配(d)について、減算器9により差分処理を
行う。その出力を図2の(e)に示す。ここで出力され
る差分値は、現画像信号と前画像信号が同一の画像であ
ると、現画像信号の勾配と前画像信号の勾配は同一の値
となり、その差分結果は0となる。逆に変化が大きい場
合には、プラス、またはマイナスの大きな値を取ること
になる。ここでは、変化量だけに注目するので、次に絶
対値回路10により勾配の差分信号(e)に対し絶対値
処理を行う。上記絶対値回路10の出力、すなわち勾配
の差分絶対値を図2の(f)に示す。この勾配の差分絶
対値は同一座標において現画像信号と前画像信号との間
の勾配に変化がある時にその変化量に応じた値が出力さ
れる。勾配の差分絶対値(f)を2値化回路12で所定
の閾値で2値化することにより(g)の2値化出力が得
られる。一方、従来例と同様に信号レベルの差分絶対値
(h)を2値化回路11で所定の閾値で2値化すると
(i)の2値化出力が得られる。論理回路13で(g)
の2値化出力と(i)の2値化出力の論理和をとると
(j)の2値化出力、すなわち動き検出信号が得られ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 現画像信号入力、2 前画像信号入力、3 減算
器、4 絶対値回路、5遅延手段、6 減算器7 遅
延手段、8 減算器、9 減算器、10 絶対値回路、
11 2値化回路、12 2値化回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間間隔を有した第一の画像と第
    二の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する第一の差
    分絶対値算出手段と、上記第一の差分絶対値算出手段の
    出力を所定の閾値で2値化する第一の2値化手段と、第
    一の画像及び第二の画像各々について勾配を算出する勾
    配算出手段と、第一の画像を基に算出された勾配と第二
    の画像を基に算出された勾配の差分絶対値を算出する第
    二の差分絶対値算出手段と、上記第二の差分絶対値算出
    手段の出力を所定の閾値で2値化する第二の2値化手段
    と、上記第一の2値化手段の出力と第二の2値化手段の
    出力の論理和を算出する論理回路とを備えたことを特徴
    とする動き検出装置。
  2. 【請求項2】 所定の時間間隔を有した第一の画像と第
    二の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する第一の差
    分絶対値算出手段と、上記第一の差分絶対値算出手段の
    出力を所定の閾値で2値化する第一の2値化手段と、第
    一の画像及び第二の画像各々について水平勾配を算出す
    る水平勾配算出手段と、第一の画像を基に算出された水
    平勾配と第二の画像を基に算出された水平勾配の差分絶
    対値を算出する第二の差分絶対値算出手段と、上記第二
    の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾値で2値化する
    第二の2値化手段と、第一の画像及び第二の画像各々に
    ついて垂直勾配を算出する垂直勾配算出手段と、第一の
    画像を基に算出された垂直勾配と第二の画像を基に算出
    された垂直勾配の差分絶対値を算出する第三の差分絶対
    値算出手段と、上記第三の差分絶対値算出手段の出力を
    所定の閾値で2値化する第三の2値化手段と、上記第一
    の2値化手段の出力と第二の2値化手段の出力と第三の
    2値化手段の出力の論理和を算出する論理回路とを備え
    たことを特徴とする動き検出装置。
  3. 【請求項3】 所定の時間間隔を有した第一の画像と第
    二の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する第一の差
    分絶対値算出手段と、上記第一の差分絶対値算出手段の
    出力を所定の閾値で2値化する第一の2値化手段と、第
    一の画像を基に算出した勾配と第二の画像を基に算出し
    た勾配の差分絶対値を算出する第二の差分絶対値算出手
    段と、上記第二の差分絶対値算出手段の出力を所定の閾
    値で2値化する第二の2値化手段と、上記第一の2値化
    手段の出力と第二の2値化手段の出力の論理和を算出す
    る第一の論理回路と、所定の時間間隔を有した第二の画
    像と第三の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する第
    三の差分絶対値算出手段と、上記第三の差分絶対値算出
    手段の出力を所定の閾値で2値化する第三の2値化手段
    と、第二の画像を基に算出した勾配と第三の画像を基に
    算出した勾配の差分絶対値を算出する第四の差分絶対値
    算出手段と、上記第四の差分絶対値算出手段の出力を所
    定の閾値で2値化する第四の2値化手段と、上記第三の
    2値化手段の出力と第四の2値化手段の出力の論理和を
    算出する第二の論理回路と、上記第一の論理回路の出力
    と上記第二の論理回路の出力との論理積を算出する第三
    の論理回路とを備えたことを特徴とする動き検出装置。
  4. 【請求項4】 所定の時間間隔を有した第一の画像と第
    二の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する第一の差
    分絶対値算出手段と、上記第一の差分絶対値算出手段の
    出力を所定の閾値で2値化する第一の2値化手段と、第
    一の画像及び第二の画像各々について勾配を算出する勾
    配算出手段と、第一の画像を基に算出された勾配と第二
    の画像を基に算出された勾配の差分絶対値を算出する第
    二の差分絶対値算出手段と、上記第二の差分絶対値算出
    手段の出力を所定の閾値で2値化する第二の2値化手段
    と、上記第一の2値化手段の出力と第二の2値化手段の
    出力の論理和を算出する第一の論理回路と、上記第一の
    論理回路の出力を所定の時間間隔分だけ遅延させる遅延
    手段と、上記第一の論理回路の出力と遅延手段の出力と
    の論理積を算出する第二の論理回路とを備えたことを特
    徴とする動き検出装置。
  5. 【請求項5】 所定の時間間隔を有した第一の画像と第
    二の画像の信号レベルの差分絶対値を算出する処理と、
    上記第一の差分絶対値処理の結果を所定の閾値で2値化
    する第一の2値化処理と、第一の画像及び第二の画像各
    々について勾配を算出する処理と、第一の画像を基に算
    出された勾配と第二の画像を基に算出された勾配の差分
    絶対値を算出する第二の差分絶対値を算出する処理と、
    上記第二の差分絶対値処理の結果を所定の閾値で2値化
    する第二の2値化処理と、上記第一の2値化処理の結果
    と第二の2値化処理の結果の論理和を算出する処理と、
    上記論理和処理結果を所定の閾値で2値化する処理とを
    有することを特徴とする動き検出方法。
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