JPH07333979A - 回転型現像装置 - Google Patents

回転型現像装置

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JPH07333979A
JPH07333979A JP6147178A JP14717894A JPH07333979A JP H07333979 A JPH07333979 A JP H07333979A JP 6147178 A JP6147178 A JP 6147178A JP 14717894 A JP14717894 A JP 14717894A JP H07333979 A JPH07333979 A JP H07333979A
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JP
Japan
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developing
developer
developing device
unit
foreign matter
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Withdrawn
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JP6147178A
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English (en)
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Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
Tomoji Ishikawa
知司 石川
Katsuhiro Kosuge
勝弘 小菅
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像器内の現像剤の循環路をパイプを用いて
構成し、該パイプ内に異物除去用の捕獲部材を設けて、
回転型現像装置における現像剤撹拌不足及び異物による
不良現像を防止する。 【構成】 現像器内で幅方向に現像剤を搬送する上搬送
スクリュウ86に一端が接続され、かつ撹拌パドル88
の中空部89内で、同スクリュウと逆方向に現像剤を搬
送する下搬送スクリュウ96に他端が接続された落下部
96を構成するパイプ内に、異物捕獲用部材200を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に適用される回転型現
像装置に係り、詳しくは回転中心線の周りに配設された
複数の現像器を有する現像器ユニットを、該回転中心線
を中心に回転させて任意の現像器を潜像担持体に対向す
る現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の回転型現像装置として、例
えば特開昭63−78170号公報には、上記回転現像
器ユニットを装置内で回転可能に支持する機構として、
回転中心線方向における現像器ユニット両端部のうちの
少なくとも一方を、端壁周面に当接する回転可能な支持
コロによって回転可能に支持し、任意の現像器を潜像担
持体に対向する現像位置に移動させて現像を行うように
したものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の回転型現像装
置では色切換えのために複数の現像器を回転させる必要
があるため現像剤の撹拌時間を十分確保することが困難
である。各現像器の停止位置にそれぞれ撹拌駆動ようの
駆動伝達系をもうけることも考えられるが、現像器の回
転位置により、現像器内の現像剤部分位置が変化するの
で、現像剤撹拌部材が現像器内の現像剤中に没して良好
に現像剤撹拌を行える位置は限られる。このため、これ
によっても十分な現像剤撹拌を行うのは困難である。こ
の現像剤撹拌が不十分な場合、現像剤の帯電不足による
地汚れや現像剤飛散、あるいは現像ムラなどの不具合が
発生する。
【0004】また、これは回転型現像装置に限ったもの
ではないが、現像器内の現像剤中に異物が進入したり凝
集した現像剤(以下、これも含めて異物という)などが
発生したりすると、例えば磁性現像剤を用いる場合、現
像剤担持体と現像剤量規制部材(ドクタ)との間隔にこ
れらの異物がつまって現像剤の穂割れが生じ、現像像に
縦白スジが発生するという不具合がある。磁性現像剤以
外の現像剤を用いる場合にも現像像に種々の不具合が発
生させる。このような異物を現像に使用される現像剤中
から除くために網目メッシュなどを現像器内の現像剤移
動経路中に配置することも考えられるが、回転型現像装
置においては、各現像器の回転により、現像器内の現像
剤が自重で移動するため、一度捕獲した異物が再び現像
に使用される現像剤中に戻ってしまうという問題点があ
る。
【0005】また、回転型現像装置を用いる画像形成装
置においては、通常の単一の現像器を使用する画像形成
装置に比して、画像形成回数が多くなる(例えばフルカ
ラー画像を形成する場合、各色毎に潜像形成を行う)。
これに伴って例えば電子写真プロセスを使用する場合の
一様帯電用のスコロトロン帯電器などからのオゾン発生
量が多くなる。このオゾンのため、回転型現像装置内に
各所に使用されている現像剤飛散防止用のゴムシールが
劣化・破損し、現像剤の漏れや、軸受部への現像剤進入
防止用シール破損により軸受部に進入した現像剤による
回転ロックなどの不具合が生じやすくなることを発見し
た。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的とするところは、各現像器につ
いて十分な現像剤の撹拌を行うことができるとともに、
現像器内での異物発生による不具合を防止できる回転型
現像装置を提供することである。その第2の目的とする
ところは、オゾンによるシール部材の劣化を軽減できる
回転型現像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の回転型現像装置は、回転中心線の
周りに配設された複数の現像器を有する現像器ユニット
を、該回転中心線を中心に回転させて任意の現像器を潜
像担持体に対向する現像位置に移動させて現像を行う回
転型現像装置において、各現像器に現像剤を循環させる
パイプを設け、該パイプ内の所定箇所に異物を捕獲する
部材を設けたことを特徴とするものである。
【0008】上記第1の目的を達成するために、請求項
2の回転型現像装置は、回転中心線の周りに配設された
複数の現像器を有する現像器ユニットを、該回転中心線
を中心に回転させて任意の現像器を潜像担持体に対向す
る現像位置に移動させて現像を行う回転型現像装置にお
いて、現像器ユニットの外周面部に羽根部を設けたこと
を特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1の回転型現像装置においては、各現像
器に設けた現像剤を循環させるパイプを通して、現像剤
を循環させる。また、このパイプ内に設けた異物を捕獲
する部材により循環する現像剤中から異物を除去する。
【0010】請求項2の回転型現像装置においては、現
像器ユニットを回転させるときに、該現像器ユニットの
外周面部に設けた羽根部により周囲のオゾンがこもって
いる空気を掻き出して排除する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置であるカラー電
子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用した一
実施例について説明する。図1は本実施例に係るプリン
タの概略構成図である。まずこのプリンタ全体の概略に
ついて説明する。図1において、潜像担持体としての感
光体ドラム1は、矢印A向きに回転駆動されながら、一
様帯電手段としての帯電チャージャ2により一様に帯電
された後、レーザ光学装置3により画像情報に基づき走
査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここで、露
光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マ
ゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色の画像
情報である。感光体ドラム1上に形成された静電潜像
は、後述の回転型現像装置4により各々所定の現像剤と
してのイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒トナーで現
像され、これにより感光体ドラム1上に各色画像が形成
される。
【0012】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回転す
る中間転写ベルト5上に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、及び黒の単色毎、1次転写チャージャ6によって順
次重ね転写される。中間転写ベルト5上に重ね合わされ
たイエロー、マゼンタ、シアン、及び黒の画像は、両面
複写兼用自動給紙カセット7あるいは手差し給紙トレイ
7aから給紙ローラ8,8a、レジストローラ9を経て
転写部へ搬送された転写紙10上に2次転写チャージャ
11により一括転写される。転写終了後の転写紙10は
定着装置12によりトナー像が定着されフルカラープリ
ントとして機外に排出される。
【0013】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、
中間転写ベルトクリーナ14により中間転写ベルト5か
ら除去される。
【0014】次に、本実施例に係る回転型現像装置につ
いて説明する。図2は同現像装置の分解斜視図、図3は
同現像装置の現像器ユニット40の内部構造を示す断面
図、図4(a)は黒現像器の上記上下搬送スクリュウ8
6,91の中心軸52を含む面による縦断面図、図4
(b)は同(a)中の部分拡大図である。図2において
回転型現像装置は、内部に例えば黒、シアン、イエロ及
びマゼンタの4色それぞれの現像器が形成され、かつプ
リンタ本体内において中心軸線回りで回動自在に取り付
けられる外周がほぼ円筒状の現像器ユニット40と、各
現像器に一対一で対応しそれぞれ黒、イエロ、マゼン
タ、シアンのトナーを収容した4つのトナー収容器4
1、42、43、44を保持し、かつ該現像器ユニット
40よりその中心軸線方向の前側でほぼ同軸上になるよ
うに取り付けられて該中心軸線回りで現像器ユニット4
0と一体に回動するトナー収容器ユニット45と、これ
ら現像器ユニット40及びトナー収容器ユニット45
(以下、リボルバ現像ユニットという)を担持した状態
で、上記中心軸線にほぼ平行にプリンタ本体にスライド
可能な収納台46と、回転補給ユニットを覆う回転不能
に設けられたカバー47とを備えている。
【0015】上記リボルバ現像ユニットは、収容台46
の前支持板48に回動自在に取り付けらた例えば2つの
支持コロ49で現像器ユニット40の円盤状の前端壁5
0を支持し、かつ、現像器ユニット40の円盤状の後端
壁51の中心部に突設された先端テーパの中心軸52
を、本体後側板53に穿設された中心軸挿入孔54で回
動自在に支持することにより、プリンタ本体内で例えば
図1に示すようにその回転軸線が感光体ドラム1の回転
軸線とほぼ同一の水平面内において互いに平行になる位
置に位置決めされ、かつ回動自在になっている。
【0016】まず、図2を用いて、リボルバ現像ユニッ
トを回転自在に支持する機構について説明する。上記収
容台46は、上記前支持板48、後支持板55、両支持
板に前後端部それぞれが固着されかつ連結棒56、5
7、58で補強された側面カバー59とを有する。この
前支持板48には上記リボルバ現像ユニットを挿入可能
な挿入孔60が形成され、かつ上記支持コロ49の他に
上記トナー収容器ユニット45に設けられたトナー補給
ローラ駆動用のモータ61及び該モータ61で駆動され
る歯車列62が取り付けられている。また上記後支持板
55近傍の上記連結棒56、57部分には中板63が取
り付けられ、該中板63に本体後側板に穿設された位置
決め孔63aに嵌合する位置決めピン63bが突設され
ている。該中板63と後支持板55との間の位置決めピ
ン部分に、回転位置決めコロ66を保持したブラケット
64の基端部が揺動可能に取り付けられている。このブ
ラケット64は、上記コロ66を現像器ユニット後端壁
51の周面部における所定箇所に、各現像器を現像位置
で位置決めするため形成された合計4つの凹部65に嵌
入させる向きにスプリング67で付勢されている。
【0017】上記本体前側板68にはリボルバ現像ユニ
ットを担持した状態の上記収納台46を挿入可能な挿入
孔69などが形成され、この本体前側板68と本体後側
板53との間に、上記収納台46をスライド自在に支持
するための上下ガイド70、71が掛けわたされてい
る。これらのガイド70、71に案内される収容台部分
として、収容台側面カバー59の上端部と側部にそれぞ
れ被ガイド部72、73が設けられ、このうち側部の被
ガイド部73の下面部には、上記ガイド71に上向きに
植設されたガイドピン74が入り込むガイド用のピン溝
75が形成されている。
【0018】以上のリボルバ現像ユニットの支持機構に
おいては、収納台46の本体挿入時に、上記中板63に
突設された位置決めピン63bのテーパ状先端部がプリ
ンタ本体への収納台挿入完了直前から、本体後側板53
の上記位置決め孔63aに入り込み、該挿入完了時点
で、収容台46の後支持板55や、上記ブラケット63
を介して該中板64により保持している位置決めコロ6
6を、本体内で正確に位置決めする。一方、収納台46
の引き出し状態では該収納台46の後側板53で支持さ
れるリボルバ現像ユニットの後端部は、該収納台46の
本体挿入完了直前から先端テーパ上の中心軸52が上記
中心軸挿入孔54に徐々に入り込んでいくのに伴って持
ち上げられ、該挿入完了時点では、完全に後支持板55
から浮き上がる。そして、収納台46の前支持板48は
収納台46の本体への挿入完了後にねじ76などで本体
前側板68に固定される。これにより、リボルバ現像ユ
ニットは、本体に正確に位置決めされた収容台前支持板
48の支持コロ49で前端部が支持され、かつ中心軸5
2を介して本体後側板53に回動自在に後端部が位置決
めされて、回動可能になる。
【0019】次に、図2乃至図4を用いて、現像器ユニ
ット40について説明する。図2において、リボルバ現
像ユニット回転駆動のため、上記本体後側板53には、
ステッピングモータなどからなるリボルバ回転用モータ
77で駆動されるリボルバ出力歯車78が取り付けら
れ、これが現像器ユニット40の後端板の背面にねじ止
めなどで固定された該後端板51とほぼ同径のリボルバ
入力歯車79に噛み合って、リボルバ現像ユニットを回
転駆動するようになっている。この本体後側板53には
後述する現像器ユニット40内の現像ローラなどを駆動
するための現像駆動用モータ80で駆動される現像出力
歯車81なども取り付けられている。
【0020】図3において、上記現像器ユニット40は
前述のほぼ円盤状の前後端板と、該前後端板間に設けら
れた仕切り壁とを備えている。この仕切り壁は黒トナー
を収容した円筒状の黒トナーボトルを挿入可能な中空円
筒部82と、該中空円筒部82から放射状に伸びて該中
空円筒部82まわりの空間を円周方向に互いにほぼ同型
の4つの現像室に区画する現像器ケーシング部83、8
3C、83M、83Yとからなっている。これらの各現
像室内に現像剤としてのキャリア及び各色のトナーから
なる二成分現像剤が収容されている。図示の例では感光
体ドラムに対向する現像ポジションにあるのが黒トナー
とキャリアを収容した黒現像器の現像室で、図中反時計
回りの順に、イエロートナーとキャリアを収容したイエ
ロー現像器の現像室、マゼンタトナーとキャリアを収容
したマゼンタ現像器の現像室、シアントナーとキャリア
を収容したシアン現像器の現像室になっている。
【0021】ここで、4つの各現像室の内部構造はまっ
たく同様であるので、以下、図3において現像ポジショ
ンにある黒現像室を例にとって内部構造を説明し、他の
現像室の内部構造については対応する部材の符号とし
て、黒現像室における符号と同じ数字にイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各現像室を区別するためY、M、Cの添
字を付した符号を図中に示し、説明を省略する。
【0022】図中現像ポジションにある黒現像器におい
て、現像器ケーシング部83には感光体ドラム1に向け
た開口部が形成され、該開口部を介して一部が露出する
ように現像室内に現像ローラ84が設けられている。ま
た現像室内には現像ローラ84に担持されて感光体ドラ
ム1との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタ
ブレード85、該ドクタブレード85で規制されて現像
室内に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方向に沿
って後から前に搬送する上搬送スクリュウ86とそのガ
イド87、及び、現像室内の現像剤を撹拌する撹拌パド
ル88が設けられている。この撹拌パドル88は現像ロ
ーラ84の幅方向にわたって複数の現像剤排出孔89a
が形成された中空円筒部89と、該中空円筒部89の周
面から放射状に伸びる複数の撹拌板部90とを備え、該
中空円筒部89内には、中心軸線方向に沿って上記上搬
送スクリュウ86とは逆の向きに現像剤を搬送する下搬
送スクリュウ91が収容されている。この下搬送スクリ
ュウ91の下方の現像器ケーシング部には、現像室内の
現像劣化に伴う現像剤交換時に、劣化現像剤排出口や未
使用現像剤(トナー混合済み)の投入口として使用する
剤排出口92が形成されている。この排出口92はねじ
94で取り付けられるキャップ93によって外側から覆
われている。 (以下、余白)
【0023】図4(a)において、上下搬送スクリュウ
86,91の前側端部は現像ローラ84の有効幅領域よ
りも外側(図示の例では現像器ユニットの前端壁50の
外側)まで延在し、この延在個所に上搬送スクリュウ8
6で搬送されてきた現像剤を、下搬送スクリュウ91上
に自重で落下させための落下部96が設けられている。
そして、下搬送スクリュウ91の前側端部は該落下部9
6よりも更に前側まで延び、例えば図4に示すようにト
ナー収容器ユニット45の各現像室に対応させて設けら
れたトナー補給ローラ97下方の連通室内まで延在して
いる。これにより、現像ローラ84で汲み上げられた現
像剤のうちドクタブレード85で規制され、かつガイド
87及び上搬送スクリュウ86で前側まで搬送された現
像剤が上記落下部96で下搬送スクリュウ91上に落下
し、該下搬送スクリュウ91で現像ローラ84の有効幅
内に搬送され、該幅内の撹拌パドル中空円筒部の現像剤
排出口から現像室内に排出され、再び現像ローラ84に
担持される。つまり、現像室内での現像剤のいわゆる横
撹拌が行われる。そして撹拌パドル88の中空円筒部8
2の現像剤排出口から現像室下部の現像剤溜りに排出さ
れた現像剤が撹拌パドル88の回転によりその撹拌板部
でいわゆる縦撹拌が行われる。また上記補給ローラ97
の回転により上記連通室内の下搬送スクリュウ91上に
落下したトナーが、該下搬送スクリュウ91により落下
部96まで搬送され、ここで上搬送スクリュウ86から
落下した現像剤内に取り込まれて互いに混合され、この
混合された現像剤が上記現像剤排出口から現像室内に入
ることにより、現像室内の現像剤のトナー濃度を上昇さ
せる。
【0024】ここで、本実施例では、以上の一端がガイ
ド87に接続され、かつ他端が撹拌パドル88の中空パ
イプ部89に接続された落下部96を構成するパイプ
で、現像剤の循環路が完成している。そして、この落下
部96内に図4(b)に拡大して示すように、異物除去
用のメッシュ200が設けられている。このメッシュ2
00により、ここを通過する現像剤中の異物を捕獲し、
ここを通過して現像に正される現像剤中間なら異物を除
去する。
【0025】このようにパイプ内にメッシュを設けるこ
とにより、現像室内の剤流路中に単にメッシュを設けた
ものとは異なり、回転により現像室内の剤が移動してせ
っかくメッシュで捕獲した異物が現像室内の即現像に使
われる可能性がある剤中に戻ってしまうことがない。ま
た図示の例では落下部96のパイプを現像室の側方に設
けるので、これを現像室内に設ける場合に比して、現像
室の縦断面積や幅を小さくできる。また、実施例のメッ
シュを設けたパイプ位置は、上下スクリューにより搬送
方向一定の箇所であるので、メッシュの一方側近傍に捕
獲異物をトラップできる。また、現像室における剤のパ
イプ入り口と、メッシュ配置パイプ内位置との関係が、
リボルバ回転により後者から前者への現像剤の逆流が生
じない位置なので、捕獲した異物が現像室内の即現像に
使われる可能性がある剤中に戻ってしまうのを有効に防
止できる。
【0026】なお、現像器ユニット40の後端壁51
部、具体的には該後端壁51に固設された上記リボルバ
入力歯車79よりも後側には、本体側の現像出力歯車8
1と噛み合う図示を省略したリボルバ現像ユニット側の
現像入力歯車などが回動自在に設けられ、かつ、上記後
端壁51などを貫通して突出した現像ローラ84や上下
搬送スクリュウ86,91の軸端部に歯車が固設されて
いる。これらにより上記現像入力歯車などを介して各回
転体(現像ローラなど)を駆動するようになっている。
【0027】また、図示の例では例えば図3においてイ
エロー現像器について示すように上記現像ローラ84Y
とドクタブレード85Yとを支持する前後端壁部が、他
の前後端壁部から分離可能な小端壁部104に構成され
ている。これにより、現像室内の清掃や部品交換に際し
て、小端壁部104ごと現像ローラ84Y及びドクタブ
レード85Yを取り外して現像室内にアクセスしやすい
ようになっている。
【0028】上記トナー収容器ユニット45は、円盤状
のユニット面板108(図2参照)と、各現像器に1対
1で対応するように該面板の前面に取り付けられた合計
4つのトナー受入れ用ケース109Y,M,C、110
と、各トナー受入れ用ケース内にそれぞれ設けられたト
ナー補給ローラ97Y,M,C、97などを有してい
る。このトナー補給ローラは、対応する現像室が現像ポ
ジションに位置するときに、該ケース内への上記下搬送
スクリュウ91延在部分のほぼ直上に位置するように該
ケースの前端壁部及びユニット面板108に軸支されて
いる。
【0029】上記ユニット面板108は、円筒状の黒ト
ナー収容器が貫通し得る円形の貫通孔111がその中央
部に形成されており、上記各トナー受入れ用ケース10
9Y,M,C、110がこの貫通孔111を逃げて取り
付けられている。またユニット面板108には各現像器
の現像室から延在する下搬送スクリュウ91のための貫
通孔も形成されており、各下搬送スクリュウが各貫通孔
を介して該ユニット面板108の前面部の上記各トナー
受入れ用ケース109Y,M,C、110内に延在して
いる。
【0030】また上記ユニット面板108は、上記トナ
ー補給ローラ97Y,M,C、97の軸を軸受してお
り、該面板108を貫通して現像器ユニット40側に突
出した該軸の端部に歯車197が固設されている。そし
て上記ユニット面板108の現像ユニット側の面部に
は、該歯車197にかみあう図示を省略した駆動入力用
の補給入力歯車が回動自在に設けられている。この各ト
ナー補給ローラ毎に設けられた補給入力歯車のうち、現
像ポジションにある現像器に対応したケース内のトナー
補給ローラ97の補給入力歯車が、収容台前支持板48
に取り付けられている補給用モータ61で駆動される歯
車に噛み合って、該モータ61により回転駆動され得る
ようになっている。該補給モータ61の駆動制御により
トナー補給制御が行われる。
【0031】上記4つのトナー受入れ用ケース109
Y,M,C、109のうち、各カラー現像器に対応した
3つカラートナー受入れ用ケース109Y,M,Cは、
全て同様の形状をしている。すなわち、上記下搬送スク
リュウ91のケース内延在部分とトナー補給ローラ97
とを囲み、かつ対応する現像室が現像ポジションに位置
するときにトナー補給ローラ97の上方になる個所にト
ナー受入れ口が形成された周壁部を有する。このトナー
受入れ口の周囲は、カラートナーを収容した各色同一形
状のカラートナー収容器44が、そのトナー排出口を下
向きにした状態で、リボルバ現像ユニット回転中心線方
向のスライドにより取り付けられるカラートナー収容器
取付部が形成されている。
【0032】一方黒現像器に対応した黒トナー受入れ用
ケース110は、図2に示すように上記カラートナー受
入れ用ケース109Y,M,Cにカラートナー収容器4
2、43、44を取り付けた状態の両者の全体周壁形状
とほぼ同一形状の周壁形状をしている。そしてカラート
ナー受入れ用ケースと同様の形状をした周壁部分のリボ
ルバ現像ユニットの中心線に面した個所には、黒トナー
収容器41のトナー排出口に対応する形状のトナー受入
れ口が形成されている。
【0033】黒トナー収容器41は、黒トナー収容器4
1は円筒状をしており、長手方向一端部の周壁部にトナ
ー排出口が形成され、その内周面部にはトナー送り用の
突条部が他端部から該トナー排出口側にかけて螺旋状に
形成されている。この螺旋状の突条部により、リボルバ
現像ユニットに取り付けられた状態での該ユニットと一
体の回転で、後端部からトナー排出口が形成されている
前端部に向けて収容トナーを送るようになっている。こ
のような黒トナー収容器41が、図2中に示すカバー4
7に形成されたトナー収容器挿入用切欠き47aの中央
部を介して、後端部が現像器ユニット40の中空円筒部
82内まで進入し、かつ先端部が例えば上記トナー収容
器ユニット45の各ケースの前端壁部前面とほぼ面一に
なる状態まで挿入された状態にセットされる。
【0034】そして、本実施例においては、上記帯電チ
ャージャ2で発生するオゾンで軸受部へのトナー進入防
止用シールなどが劣化・破損するのを防止するため、例
えば図5に示すように、現像器ユニット40の周壁面部
に複数の羽根部300、300Y,M,Cを設けてい
る。これは前述の中空円筒部82、該中空円筒部82か
ら放射状に伸びる現像器ケーシング部83、83C、8
3M、83Yと一体に非磁性体としてアルミなどで形成
することができる。これによれば、リボルバ現像ユニッ
トの回転に伴って、該羽根部300、300Y,M,C
により現像器ユニット40周囲の空気、特に感光体ドラ
ム1との対向部のオゾンがこもっている空気を掻き出し
て、該対向部から排出させることができる。よって、該
現像器ユニット40周囲にオゾンが溜って上記シール部
材を劣化・破損させる恐れを軽減できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の回転型現像装置によれば、各
現像器に設けた現像剤を循環させるパイプを通して現像
剤を循環させることにより、現像剤の撹拌を効率的に行
うので、現像剤の撹拌不足を軽減できる。また、このパ
イプ内に設けた異物を捕獲する部材により循環する現像
剤中から異物を除去するので、現像に使用する現像剤中
に異物が混入することによる不具合を未然に防止でき
る。更に、異物を捕獲する部材を上記パイプ内に設ける
ので、現像器ユニットの回転によって、該部材に捕獲さ
れた異物が現像器内の現像剤溜りなどに容易に戻ってし
まうのを避けることができる。
【0036】請求項2の回転型現像装置によれば、現像
器ユニットを回転させるときに、該現像器ユニットの外
周面部に設けた羽根部により周囲のオゾンがこもってい
る空気を掻き出して排除するので、回転型現像装置の各
部に使用されているゴムシール部材などの劣化・損傷を
軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機の回転型現像装置の分解斜視図。
【図3】同回転型現像装置の現像ユニットの断面図。
【図4】(a)は同回転型現像装置における現像器とト
ナー収容器との連絡構造の説明図。(b)は同(a)中
の部分拡大図。
【図5】羽根部を備えた現像ユニットの断面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 回転型現像装置 40 現像器ユニット 41 黒トナー収容器 42 イエロートナー収容器 43 マゼンタトナー収容器 44 シアントナー収容器 45 トナー収容器ユニット 49 支持コロ 50 前端壁 200 異物捕獲用のメッシュ 300 羽根部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転中心線の周りに配設された複数の現像
    器を有する現像器ユニットを、該回転中心線を中心に回
    転させて任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置
    に移動させて現像を行う回転型現像装置において、 各現像器に現像剤を循環させるパイプを設け、該パイプ
    内の所定箇所に異物を捕獲する部材を設けたことを特徴
    とする回転型現像装置。
  2. 【請求項2】回転中心線の周りに配設された複数の現像
    器を有する現像器ユニットを、該回転中心線を中心に回
    転させて任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置
    に移動させて現像を行う回転型現像装置において、 現像器ユニットの外周面部に羽根部を設けたことを特徴
    とする回転型現像装置。
JP6147178A 1994-06-05 1994-06-05 回転型現像装置 Withdrawn JPH07333979A (ja)

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