JPH0733308Y2 - 送電線用避雷装置 - Google Patents

送電線用避雷装置

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JPH0733308Y2
JPH0733308Y2 JP13157987U JP13157987U JPH0733308Y2 JP H0733308 Y2 JPH0733308 Y2 JP H0733308Y2 JP 13157987 U JP13157987 U JP 13157987U JP 13157987 U JP13157987 U JP 13157987U JP H0733308 Y2 JPH0733308 Y2 JP H0733308Y2
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幸雄 藤原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、送電線用避雷装置、特に、送電線路への避
雷装置の取付状態に係る送電線用避雷装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第4図に示すものは、例えば、特開昭61-200620号公報
に示されている従来の避雷装置の取付例を示すものであ
る。
図において、符号(1)は鉄塔、(2)は鉄塔(1)の
腕金、(3)は上記腕金(2)に取り付けられている懸
垂碍子連、(4)は懸垂碍子連(3)に取付けられて吊
り下げられている電力線、(5)は架空地線、(6)は
上記腕金(2)と電力線(4)との間に設けられている
避雷装置の素子部で、上部が腕金(2)に固定され、下
部はギヤツプ部を構成する棒電極に接続されている。
(7),(8)は上記避雷装置のギヤツプ部(9)を構
成する棒電極であり、鉄塔腕金側棒電極(7)は避雷装
置の素子部(6)に接続し、電力線側棒電極(8)は電
力線(4)に接続されている。
次にこの従来装置の動作について説明する。
送電線は、一般に架空地線(5)が設置され、送電線
(4)への直接の雷撃を遮へいしている。しかし、雷撃
電流が大きくなると、通常、接地電位である鉄塔(1)
の電位が上昇し、ある値以上になると、架空地線(5)
と電力線(4)との間で、又は腕金(2)と電力線
(4)との間で、逆閃絡が生じ、系線は地絡状態になる
ので、一担線路は開放され、系統は停電状態になる。
このような逆閃絡を防止するために、送電線の各鉄塔
(1)には、避雷装置が設置される。
この避雷装置は、避雷装置故障時の永久事故を防止する
ため、素子部(6)とギヤツプ部(9)とで構成され
る。
この素子部(6)は、非直線抵抗特性の優れた例えば酸
化亜鉛形避雷器で構成されるため、ギヤツプ部(9)は
高い遮断能力を必要とせず、相互に対向している棒状の
棒電極(7),(8)から成る棒ギヤツプで構成でき
る。
通常の系統電圧に対し、素子部(6)はギヤツプ部
(9)で切り離されている。
一方、架空地線(5)や鉄塔(2)へ雷撃があり、逆閃
絡を生じるような電位上昇が起これば、ギヤツプ部
(9)が放電し、素子部(6)を介して電力線(4)に
雷撃による過電圧が侵入する。
この電力線(4)に侵入した雷過電圧は、隣接する鉄塔
の避雷装置や変電所に設置されている避雷器に抑制され
る。
第5図は第4図の避雷装置の取付部の拡大図である。
ギヤツプ部(9)のギヤツプ長は、通常碍子連(3)が
鉛直の状態で所定の放電電圧を持つように設定されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の避雷装置は、上記のように、構成され動作するの
で、送電線路に対して直角方向から風圧荷重を受けた場
合、すなわち、第5図において右側である横から風圧を
受けた場合には、懸垂碍子連(3)は、懸垂碍子連
(3)の取付部Aを中心として、風下側、すなわち、図
において左側に振られるので、ギヤツプ部(9)のギヤ
ツプ長は長くなり、従つて、所定の放電電圧より高くな
り、また、一方逆向きの方向の風圧に対しては、ギヤツ
プ長は短くなつて、所定の放電電圧より低くなることが
あり、このため、逆閃絡の過電圧に対し、ギヤツプ部
(9)が放電せず、他の部分で地絡事故が生じたり、ギ
ヤツプ部(9)が通常の系統電圧で放電し、素子部
(6)に過度の動作を与え、その結果、避雷装置の耐用
寿命を短くするなどの問題点があつた。
この考案は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、風圧により避雷装置が揺動しても放電電圧
が変化しない送電線用避雷装置を提供することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る送電線用避雷装置は、送電鉄塔の腕金と
電力線との間に、酸化亜鉛などを主成分として構成され
る素子部、及び、棒電極の間で形成されるギヤツプ部を
直列接続して接続され、上記ギヤツプを構成する一方で
ある送電鉄塔側の上記棒電極の先端部の位置を、電力線
を吊り下げる懸垂碍子連の取付部と同一水平面内であつ
て線路方向と平行に位置せしめ、対向する上記棒電極
を、懸垂碍子連の電力線側から電力線方向と同一方向、
かつ、鉛直方向に突き出して対向させて、ギヤツプ部を
構成するようにしたものである。
〔作用〕
この考案による避雷装置にあつては、ギヤツプ部を構成
する鉄塔腕金側の棒電極の先端部の位置が、電力線を吊
り下げている懸垂碍子連の取付部の水平方向でかつ線路
と平行方向に位置させているので、線路方向に対して直
角な方向からの風圧に対してもギヤツプ部の長さが変動
しなくなり、安定な放電特性が得られる。
〔実施例〕
以下、この考案をその実施例を示す図に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図はいずれもこの考案の避雷装置を設置し
た鉄塔を送電線路に対し直角の方向から見たものであ
る。
図において、符号(1)〜(4),(6)はいずれも従
来装置において示したものと同一又は同等のものであ
る。
次に第1図において、符号(10)は避雷装置の素子部
(6)の一端を腕金(2)に取り付け固定する保持金
具、(11)は素子部(6)の先端に設けられている鉄塔
腕金側棒電極、(12)はギヤツプ部(13)を構成するた
めに懸垂碍子連(3)の電力線側より突き出して設けら
れているL字形の電力線側棒電極である。
ここで、保持金具(10)、鉄塔腕金側棒電極(11)及び
電力線側棒電極(12)は、それぞれ電力線(4)を含む
鉛直面内に設けられていると共に、鉄塔腕金側棒電極
(11)の先端部(11a)は懸垂碍子連(3)の取付部A
と同一水平面内に位置するように設けられている。
次に上記実施例の動作について説明する。
ギヤツプ部(13)のギヤツプ長は従来装置の無風状態に
おけるギヤツプ長と同じ長さに設定されるので、ギヤツ
プ部(13)の通常状態における逆閃絡の過電圧に対する
放電特性や放電時の続流遮断特性は全く同等である。
次に、線路に対して直角方向からの風圧荷重を受けた場
合、すなわち、図の前後方向からの風圧を設けた場合に
は、懸垂碍子連(3)及び電力線側棒電極(12)は、図
の懸垂碍子連(3)の取付部A及び鉄塔腕金側電極(1
1)の先端部(11a)を含む水平線を中心として、図にお
いて前後方向に振られることになり、従つて、ギヤツプ
部(13)のギヤツプ長は、鉄塔腕金側棒電極(11)の先
端部(11a)を中心として鉄塔腕金側棒電極(11)が振
られるだけとなり、その結果、ギヤツプ長は変化しな
い。
このため、風圧を受け、電力線(4)及び電力線側棒電
極(12)が振られても、所定の放電電圧が保たれる。
また、第2図に示すものは、この考案の他の実施例であ
つて、避雷装置の素子部を、腕金側素子部(6a)及び電
力線側素子部(6b)に2分割し、分割された電力線側素
子部(6b)を電力線側棒電極(12)を分割して構成した
棒電極(12a)及び(12b)間に挿入したものである。こ
の場合も、懸垂碍子連(3)の取付部Aと鉄塔腕金側棒
電極(11)の先端部(11a)とを、第1図の実施例と同
様に構成しているので、上記実施例と全く同様の効果が
得られる。
更に、第3図に示すものは、この考案の更に他の実施例
であつて、避雷装置の素子部(6)を保持金具(10a)
を介して水平に設けているものであり、その端部に設け
られている鉄塔腕金側棒電極(11)の先端部(11a)
は、電力線側棒電極(12)と共に先の実施例と同様に構
成されており、従つて、この場合も、第1図及び第2図
に示す実施例と全く同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、ギヤツプを構成する
棒電極の内、鉄塔腕金側の棒電極の先端部を、電力線を
吊り下げる懸垂碍子連の取付部と同一水平面内であつて
線路と平行方向に位置せしめてギヤツプ部を構成してい
るので、線路に対して直角方向からの風圧に対しても、
電力線側棒電極の先端は、鉄塔腕金側棒電極の先端部を
中心として回動するようになり、従つて、所定のギヤツ
プ長が変化することがなく、その結果、常に安定した放
電特性が得られ、逆閃絡による地絡事故が減少する送電
線用避雷装置が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による送電線用避雷装置の一実施例を
示す取付図、第2図及び第3図はこの考案の他の2実施
例をそれぞれ示す取付図、第4図は従来の送電線用避雷
装置の示す取付図、第5図は第4図の詳細取付けを示す
詳細図である。 図において、(1)……鉄塔、(2)……腕金、(3)
……懸垂碍子連、(4)……電力線、(6)……素子
部、(6a)……腕金側素子部、(6b)……電力線側素子
部、(11)……鉄塔腕金側棒電極、(11a)……先端
部、(12)……電力線側棒電極、(12a)(12b)……棒
電極、(13)……ギヤツプ部。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電鉄塔の腕金と電力線との間に、酸化亜
    鉛などを主成分として構成される素子部、及び、棒電極
    間で構成されるギヤツプ部を直列接続して接続され、上
    記ギヤツプ部を構成する一方の鉄塔腕金側の上記棒電極
    の先端部が、電力線を吊り下げる懸垂碍子連の取付部と
    同一水平面内であつて線路方向と平行な位置に設けられ
    ており、かつ、対向する他方の電力線側の上記棒電極
    が、懸垂碍子連の電力線側より電力線方向と同一方向、
    かつ、鉛直方向に突き出して対向させて構成されている
    ことを特徴とする送電線用避雷装置。
  2. 【請求項2】素子部は、鉄塔の腕金と鉄塔腕金側の棒電
    極との間に介在している実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の送電線用避雷装置。
  3. 【請求項3】素子部は、2分割されてその一方が送電鉄
    塔の腕金と鉄塔腕金側棒電極との間に、他方が電力線側
    棒電極の間に直列に装入されている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の送電線用避雷装置。
  4. 【請求項4】素子部は、懸垂碍子連の取付部より、水平
    方向であり、かつ、線路と同一方向に配設されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の送電線用避雷装置。
JP13157987U 1987-08-31 1987-08-31 送電線用避雷装置 Expired - Lifetime JPH0733308Y2 (ja)

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