JPH0733268B2 - 噴流層炉の運転装置 - Google Patents

噴流層炉の運転装置

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JPH0733268B2
JPH0733268B2 JP20477886A JP20477886A JPH0733268B2 JP H0733268 B2 JPH0733268 B2 JP H0733268B2 JP 20477886 A JP20477886 A JP 20477886A JP 20477886 A JP20477886 A JP 20477886A JP H0733268 B2 JPH0733268 B2 JP H0733268B2
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spouted bed
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恂 舘林
友昭 高田
善嗣 岡田
親徳 熊谷
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は噴流層炉の運転装置、詳しくは粉体の原料を
噴流層として加熱,溶融させながら造粒する噴流層炉の
運転装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、たとえば、粉体のセメント原料に大きな噴流
を与えながら、原料の一部を溶融させ、粒子に付着させ
ることにより、セメントクリンカの原料となる造粒物を
造粒する噴流層炉がある(たとえば、実願昭61−48765
号参照)。この種の噴流層炉では、たとえば、次工程で
の操作を容易にするために、造粒物の粒径の粒度分布、
つまり代表粒径が安定するように運転されている。その
方法として、従来は、まず、炉内の造粒物をサンプリン
グして粒度分布を測定することにより、造粒物の代表粒
径を把握する。ついで、この把握した代表粒径に基づい
て、層温度を調整することにより、造粒物の粒径をコン
トロールしていた。つまり、粒径を大きくする場合には
層温度を上昇させ、一方、小さくする場合には層温度を
下げていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記従来技術では、多数の造粒物の粒径を測
定治具により、測定する必要があるから、代表粒径の把
握に手数および時間がかかる。また、高温な造粒物が冷
えた後にサンプリングするから、この点においても時間
がかかる。また、サンプリングにより代表粒径を求める
から、代表粒径の把握が不正確なので、同一の代表粒径
の造粒物を得にくい。
この発明は上記従来の問題に鑑みてなされたもので、所
望の代表粒径の造粒物を容易に、かつ精度良く造粒し得
る噴流層炉の運転装置を提供することを目的している。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するためのこの発明の構成を第1図に示
す。
第1図において、1は噴流層炉、2は噴流層、3は差圧
検知器、4は制御装置である、差圧検知器3は、噴流層
2内の上下に離れた任意の2点A,B間の圧力差(以下、
層差圧という。)に検知する。上記制御装置4は、差圧
検知器3により検知された層差圧ΔPが所定値となるよ
うに、噴流層2の温度調整要素Cを制御して、噴流層2
の温度(以下、層温度という。)を変化させる。
[作用] 上記層差圧ΔPは、上記2点A,B間の粒子の総重量に比
例するので、2点A,B間の粒子の数をn、その粒径をd
とすれば、n×d3に比例する。一方、粒径dが大きい場
合には、噴流層2に噴流Dを与える供給ガスEにより粒
子が吹き上げられにくいから、層膨張が小さいので、上
記粒子の数nが増加する。つまり、粒子の数nは粒径d
の関数に置き換えられる。このため、ΔP=f(d)で
あるから、層差圧ΔPを一定に保持することにより、代
表粒径を一定に保持し得る。一方、一般に粒径dは、層
温度を高くまたは低くすることにより、それぞれ、大き
くまたは小さくなる。
したがつて、この発明によれば、代表粒径の大小によつ
て、層差圧ΔPが増減する場合には、層差圧ΔPが所定
値となるように、層温度を変化させて粒径dを制御する
から、代表粒径を所望の大きさに揃えることができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説明する。
第2図はこの発明の第1の実施例を示す。第2図におい
て、噴流層炉1は、粉体のたとえばセメント原料Hを噴
流層2として加熱,溶融させながら造粒する造粒炉であ
つて、直胴部5およびテーパ管状のコーン部6からな
り、上部に排気ガスGの排気通路7を、下部にスロート
部8を有している。9はバーナで、スロート部8におけ
るコーン部6との接続部の近傍に設けられ、燃料通路10
から供給される燃料Fをスロート部8を流れる供給ガス
Eにより燃焼させる。
上記供給ガスEを供給するガス通路11には、オリフイス
12を利用した流量計13が設けられている。上記燃料通路
10には、燃料Fの流量を調整する流量調整弁14が設けら
れている。15はモータで、上記流量調整弁14の絞りを変
えるものである。上記セメント原料Hを供給する原料供
給路16は、セメント原料Hを所定量づつ切り出す切出し
装置17が設けられている。
差圧検知器3は、層差圧ΔPを検知するもので、検知し
た層差圧ΔPの層差圧信号ΔPをマイクロコンピユータ
(以下、マイコンという。)18に出力する。上記差圧検
知器3は、この実施例の場合、コーン部6の下端よりも
若干上方の点Aと、噴流層2の界面よりも若干下方の点
Bとの圧力差を検知する。19は温度検知器で、噴流層2
内の温度を検知して、温度信号tを上記マイコン18に出
力する。上記流量計13は、噴流層炉1に供給される供給
ガスEの供給量を測定して、流量信号gをマイコン18に
出力する。
上記マイコン18は、流速演算手段18aと、補正手段18bと
制御指令手段18cとを備えてなる。上記流速演算手段18a
は、上記温度信号Tおよび流量信号gを入力とし、噴流
層2の温度と供給ガスEの供給量とに基づいて、炉内の
ガス流速(以下、炉内流速という。)を算出し、流速信
号vを補正手段18bに出力する。上記補正手段18bは、炉
内流速に対応した層差圧の所定値のマツプを有し、上記
流速信号vが入力されることにより、炉内流速に対応さ
せて層差圧の所定値を補正し、補正した層差圧の所定値
pの補正信号pを制御指令手段18cに出力する。上記制
御指令手段18cは、上記補正信号pおよび層差圧信号Δ
Pを入力し、検知された層差圧ΔPと、補正された所定
値pとを比較し、制御信号cを出力する。この制御信号
cは、ΔP>Pの場合には燃料Fを減量させ、一方、Δ
P<Pの場合には燃料Fを増量させる信号である。この
制御信号cを受けたモータ15は、制御信号cに従つて、
流量調整弁14を制御して、燃料Fを増減させて、層温度
を変化させる。つまり、この実施例では、制御装置4は
マイコン18、モータ15および流量調整弁14から構成さ
れ、噴流層2の温度調整要素である燃料F供給量を制御
して、層温度を変化させる。
上記構成において、噴流層炉1は、燃料Fを供給ガスE
により燃焼させて、高温状態に保たれている炉内で、セ
メント原料Hに大きな噴流Dを与えながら、セメント原
料Hの一部を溶融させ、粒子に付着させることにより、
セメントクリンカの原料となる造粒物を造粒し、これを
排出路(図示せず)から排出する。この時、層内の粒子
の大きさおよび炉内流速により層差圧ΔPが変動する。
つまり、粒径が大きい場合には、粒子が吹き上げられに
くいから、層膨張が小さくなるので、層差圧ΔPが大き
くなる、一方、炉内流速が大きい場合には、粒子が吹き
上げられ易いから、同一の粒径であつても、層膨張が大
きくなるので層差圧ΔPが小さくなる。換言すれば、炉
内流速が大きい場合には、層差圧の所定値が小さくな
る。
そこで、この噴流層炉1は、供給ガスEの供給量と層温
度とから炉内流速を算出し、この炉内流速に対応して補
正された層差圧の所定値Pと、層差圧ΔPとを比較して
燃料Fの供給量を制御することにより層温度を変化さ
せ、上記層差圧ΔPが上記所定値Pになるように運転さ
れる。つまり、ΔP>Pの場合には、換言すれば、粒径
が所定の粒径よりも大きい場合には、燃料Fが減量され
るので、層温度が低下するから、粒径が小さくなつて、
粒径が所望の代表粒径に近づく。一方、ΔP<Pの場合
には、つまり、粒径が所望の粒径よりも小さい場合に
は、燃料Fが増加されるので、層温度が上昇するから、
粒径が大きくなつて、粒径が所望の代表粒径に近づく。
したがつて、従来のサンプリングによる代表粒径の把握
と異なり、所望の代表粒径の造粒物を容易に、かつ精度
良く造粒し得る。
また、代表粒径を一定にすることは、次工程における炉
において、高温な粒子が互いに付着することによるアグ
ロメレイシヨントラブルを回避し得るので、安定した連
続運転が可能になる。
また、この実施例では、コーン部6の下端よりも若干上
方の点Aと、噴流層2の界面よりも若干下方の点Bとの
圧力差を検知している。この圧力差は噴流層2内の任意
の位置で検知しても良い。
ところで、前述したように、炉内流速が大きい場合に
は、層差圧の所定値が小さくなる。ここで、この実施例
は、層差圧の所定値を炉内流速に対応して補正し、層差
圧ΔPが、この補正された層差圧の所定値Pになるよう
に制御されている。したがつて、より精度良く粒径をコ
ントロールし得る。
第3図はこの発明の第2の実施例を示す。
第3図において、制御装置4は、マイコン20に内蔵され
た制御指令手段20cと、モータ15と、流量調整弁14とか
ら構成されている。上記制御指令手段20cは、層差圧信
号ΔPを入力とし、層差圧ΔPと、メモリ(図示せず)
に記憶していた一定の層差圧の所定値とを比較し、制御
信号cを出力する。
上記マイコン20には、第1の実施例と同様の流速演算手
段20aと、流速制御手段20bとが内蔵されている。上記流
速制御手段20bは、流速演算手段20aからの流速信号vを
入力とし、メモリ(図示せず)に記憶されている流速の
一定値とを比較し、ガス供給量信号g1をモータ21に出力
する。このモータ21は上記ガス供給量信号g1を受けて、
ガス通路11に設けられたダンパ22により、供給ガスEの
供給風量を調整することによつて、炉内流速を一定にさ
せる。つまり、層温度が所定値よりも高い場合には、上
記供給風量を減量し、低い場合には供給風量を増量する
ことによつて、炉内流速を一定に保持する。その他の構
成は第1の実施例と同様であり、同一部分もしくは相当
部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この実施例によれば、流速制御手段20bなどにより、炉
内流速が一定に保持されるから、層差圧の所定値が一定
になる。したがつて、第1の実施例と同様に、粒径のコ
ントロールの精度が良い。
ところで、この発明では、上記第1および第2の実施例
とは異なり、温度調整要素を、噴流層炉1へのセメント
原料Hの原料供給量としても良い。つまり、層差圧ΔP
が層差圧の所定値よりも大きい場合には、原料供給量を
増量することによつて、層温度を低下させ、一方、反対
の場合には、原料供給量を減量することによつて、層温
度を上昇させるのである。
また、この発明の差圧検知器は、上記第1および第2の
実施例とは異なり、2点A,Bの圧力を検知する2つの圧
力検知器と、検知された圧力の差を演算する演算器とか
ら構成されても良い。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、検知した層差
圧が所定値になるように、層温度を変化させて運転する
から、所望の代表粒径の造粒物を容易に、かつ精度良く
造粒し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す概略構成図、第2図はこ
の発明の第1の実施例を示す概略構成図、第3図は第2
の実施例を示す概略構成図である。 1…噴流層炉、2…噴流層、3…差圧検知器、4…制御
装置、18a…流速演算手段、18b…補正手段、18c…制御
指令手段、A,B…2点、C…温度調整要素、E…供給ガ
ス、F…燃料、H…(セメント)原料、c…制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 親徳 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体の原料を噴流層として加熱,溶融させ
    ながら造粒する噴流層炉の運転装置であつて、噴流層内
    の上下に離れた任意の2点間の圧力差を検知する差圧検
    知器と、上記差圧検知器により検知された圧力差が所定
    値になるように、噴流層の温度調整要素を制御して噴流
    層の温度を変化させる制御装置とを備えてなる噴流層炉
    の運転装置。
  2. 【請求項2】上記制御装置は、噴流層の温度と噴流層炉
    に供給される供給ガスの流量とに基づいて炉内のガス流
    速を算出する流速演算手段と、上記ガス流速に対応させ
    て上記圧力差の所定値を補正する補正手段と、上記検知
    された圧力差が補正された所定値となるように制御信号
    を出力する制御指令手段とを備えてなる特許請求の範囲
    第1項に記載の噴流層炉の運転装置。
  3. 【請求項3】上記温度調整要素は上記噴流層炉への燃料
    供給量である特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の噴流層炉の運転装置。
  4. 【請求項4】上記温度調整要素は上記噴流層炉への原料
    供給量である特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の噴流層炉の運転装置。
JP20477886A 1986-08-29 1986-08-29 噴流層炉の運転装置 Expired - Lifetime JPH0733268B2 (ja)

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EP0605832B1 (en) * 1992-12-28 2001-10-17 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for manufacturing cement clinker
US5944513A (en) * 1992-12-28 1999-08-31 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Apparatus for manufacturing cement clinker
TW332857B (en) * 1993-02-26 1998-06-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd Cement clinker

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