JPH07331764A - 建物における軟質耐火材の止着具 - Google Patents

建物における軟質耐火材の止着具

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JPH07331764A
JPH07331764A JP12523894A JP12523894A JPH07331764A JP H07331764 A JPH07331764 A JP H07331764A JP 12523894 A JP12523894 A JP 12523894A JP 12523894 A JP12523894 A JP 12523894A JP H07331764 A JPH07331764 A JP H07331764A
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JP12523894A
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Hidetada Kawakami
栄忠 河上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟質耐火材の取り付け作業が容易となる軟質
耐火材の止着具を提供する。 【構成】 下階用の建物ユニット1の天井梁3から外壁
材6にわたる軟質耐火材40を、第1の耐火被覆材41
と第2の耐火被覆材42とに分割し、第1の耐火被覆材
41を止着具20で天井梁3に取り付ける。止着具20
は、天井梁3の上フランジ部3Aに係合する係合部25
と、第1の耐火被覆材41が連結される連結部30とを
有する。係合部25には、上フランジ部3Aを挟み込ん
で、止着具20をワンタッチで天井梁3に取り付け可能
とする上側の舌片26と下側の舌片27とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物における軟質耐火材
の止着具に係り、例えば工場で生産された複数の建物ユ
ニットを建設現場で組み合わせて建てられるユニット式
建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】例えば住宅等のユニット式建物は、工場で
生産された複数の建物ユニットを建設現場で組合わせて
建てられており、この建物ユニットは、四隅に立設され
る4本の柱と、これらの柱の上端間および下端間同士を
結合する各4本の天井梁、床梁とからなる骨組みを備
え、この骨組みに内壁や外壁および天井面材や床面材等
を取り付けることによって形成されている。このような
ユニット式建物で例えば集合住宅を建てるとき、この集
合住宅には法律上耐火性が要求される。このため、ユニ
ット式建物の構成要素である建物ユニットの柱や梁の骨
組み材を耐火部材で被覆している。そして、この耐火部
材として、形状変化の容易性等の理由で軟質耐火材を使
用することがあり、この場合、軟質耐火材は梁等の骨組
み材に例えば長尺材を介して取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような軟
質耐火材の取り付け方法では、梁等に長尺材を取り付け
た後、この長尺材に軟質耐火材を取り付けなければなら
ないため、取り付け作業が面倒であるという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、軟質耐火材の取り付け作
業が容易となる軟質耐火材の止着具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物におけ
る軟質耐火材の止着具は、建物の骨組み材に被覆される
軟質耐火材をこの骨組み材に止着する止着具であって、
骨組み材に係合する係合部と、軟質耐火材と連結される
連結部とを有することを特徴とするものである。
【0006】以上において、金属板のプレス加工により
係合部および連結部を含んで一体成形されていてもよ
く、また、骨組み材はフランジ部を有して形成され、係
合部はフランジ部を挟み込む舌片で形成されていてもよ
い。さらに、連結部は軟質耐火材に喰い込む爪部を有し
ていてもよい。
【0007】また、本発明において、骨組み材の長手方
向に沿って延出されるとともに軟質耐火材の折り曲げ方
向に折り曲げられた折曲部が形成されていてもよく、さ
らに、建物は工場で生産された複数の建物ユニットを建
設現場で組み合わせて建てるユニット式建物であっても
よい。また、本発明は在来の軸組み式建物にも適用でき
る。
【0008】
【作用】このような本発明では、軟質耐火材は連結部に
連結された後、係合部を建物の骨組み材に係合させるこ
とにより建物にワンタッチで取り付けることができるた
め、軟質耐火材の取り付け作業が容易となる。また、金
属板のプレス加工により一体成形される場合には、止着
具の製作が簡単となる。
【0009】本発明において、係合部がフランジ部を挟
み込む舌片で形成されている場合には、舌片でフランジ
部を挟み込めばよいので、軟質耐火材の取り付け作業が
容易となる。また、連結部が軟質耐火材に喰い込む爪部
を有している場合には、爪部が軟質耐火材に喰い込むた
め、連結部と軟質耐火材との連結が確実となる。本発明
において、折曲部が形成されている場合には、軟質耐火
材を連結部に連結した後、軟質耐火材を折曲部に沿って
折り曲げやすくなり、かつ、軟質耐火材の一部が折曲部
に接触しているため折り曲げ形状を保持できる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には建物ユニット1が示されており、この建
物ユニット1は、四隅に立設される4本の柱2と、これ
らの柱2の上端間および下端間同士を結合する各4本の
天井梁3、床梁4とからなるほぼ箱型の骨組み5を備
え、このような骨組み5に、図4に示すように、内壁
材、外壁材6、天井面材7および床面材等を取り付ける
ことによって形成される。そして、ユニット式建物10
は、このような複数の建物ユニット1を下階用として、
また上階用として現場で組み合わせることによって建て
られる。
【0011】このようなユニット式建物10は、例えば
集合住宅とされ、従って、下階用の建物ユニット1の骨
組み材である天井梁3には、図2に示す本実施例に係る
止着具20を介して、図3,4に示すように、フレック
スガード(商品名;ニチアス株式会社製)等の軟質耐火
材40が被覆されるようになっている。ここで、天井梁
3は上フランジ部3Aを有しているチャンネル材であ
る。軟質耐火材40は、天井梁3を覆う第1の耐火被覆
材41と、この耐火被覆材41より上下寸法が短く形成
され、かつ、天井梁3の下面から外壁材6にわたりこの
外壁材6に接続される第2の耐火被覆材42とに分割さ
れている。第1の耐火被覆材41の一端部41Aは前記
止着具20と連結され、他端部41Bは図3に示すよう
に、第2の耐火被覆材42と連結する前は自由端となっ
ている。
【0012】図3に示すように、長辺の天井梁3の長手
方向には、ブラケット8を介して木製の小梁9が所定間
隔で配置されており、従って、第1の耐火被覆材41
は、これらの小梁9と干渉しないように分割された長さ
寸法となっている。そして、このような第1の耐火被覆
材41は、長辺の天井梁3と小梁9等で天井パネルを形
成した後でこの天井梁3に取り付けられるようになって
いる。
【0013】また、第2の耐火被覆材42は、図4に示
すように、その他端部42Bが予め外壁材6に釘46で
取り付けられ、この外壁材6が骨組み5の取付具15に
取り付けられた後、一端部42Aが天井梁3の下面に位
置するようになっている。これらの第1,2耐火被覆材
41,42の表面はそれぞれ金網43で囲われており、
このため、これらの耐火被覆材41,42は、互いの端
部近傍の金網43同士を結束具44で結束することによ
って容易に結合できる。また、水平方向に隣り合う第1
の耐火被覆材41同士は、互いの端部近傍の金網43同
士を結束具44で結束することによって長さ方向を結合
できる。第2の耐火被覆材42の一端部42Aは、天井
梁3の下面に位置しているので、小梁9と干渉せず、従
って、その長さを天井梁3と同じ長さ寸法としてもよい
が、第1の耐火被覆材41と同じ長さ寸法とした場合
は、この第1の耐火被覆材41と同じように、結束具4
4によって長さ方向を結合できる。
【0014】なお、図5に示すように、上階用の建物ユ
ニット1の床部には、床梁4で支持されたALC(高温
高圧蒸気養生の軽量気泡コンクリート)等からなる耐火
床材11と、この耐火床材11上に配置され床梁4等を
被覆する硬質の耐火材12等が設けられ、さらに、上下
階用の建物ユニット1,1の外壁材6,6の隙間には、
バックアップ材13およびコーキング材14が埋め込ま
れ、これにより、上下階用の建物ユニット1,1の骨組
み材である天井梁3、床梁4は耐火構造とされている。
【0015】前記止着具20は、図2に示すように、第
1平面部21、この平面部21より低くなった第2平面
部22およびこれらの平面部21,22同士を繋ぐ垂直
部23を有する階段状となっており、金属板を例えばプ
レス加工で折り曲げることによって形成されている。そ
して、第1平面部21には前記上フランジ部3Aに係合
する係合部25が、第2平面部22には前記第1の耐火
被覆材41が連結される連結部30がそれぞれ形成され
ている。このような止着具20は、天井梁3の長手方向
に沿って延出され小梁9間の寸法と同じ、すなわち第1
の耐火被覆材41とほぼ同一の長さ寸法に形成されてい
る。なお、金属板としては、例えばばね鋼等が使用され
ると好適である。
【0016】係合部25は、図2,4に示すように、上
側の舌片26と下側の舌片27とからなり、上側の舌片
26は、第1平面部21との繋がり部27Aを残し第1
平面部21の一部を四角形状に陥没させたとき、陥没し
た部分を除いた第1平面部21で形成され、下側の舌片
27は、陥没した四角形状の部分によって形成されてい
る。この上側の舌片26と下側の舌片27との間隔は、
前記繋がり部27Aすなわち基端部27Aで、前記上フ
ランジ部3Aの厚さ寸法よりやや広く形成されるととも
に、下側の舌片27の先端部27Bと上側の舌片26と
の間では、上フランジ部3Aの厚さ寸法よりやや狭く形
成してある。このため、止着具20を天井梁3のフラン
ジ部3Aに押し込んだとき、先端部27Bのばね力でフ
ランジ部3Aを挟む力が大きくなる結果、止着具20を
ワンタッチで取り付けることができ、かつ、止着具20
が抜けにくくなっている。
【0017】連結部30は、複数の下側爪部31と上側
爪部32とで構成され、これらの爪部31,32は、図
2に示すように、止着具20の長手方向に交互に配置さ
れている。下側爪部31は、第2平面部22の裏側から
三角形の突起部を起立させて形成され、図4に示すよう
に、第1の耐火被覆材41における一端部41Aの裏面
に喰い込むようになっている。上側爪部32は、第2平
面部22の裏側から起立させた四角形の押さえ部32A
と、この押さえ部32Aにその外側から突起させた三角
形の突起部32Bとを有している。そして、第1の耐火
被覆材41を第2平面部22に載せ、押さえ部32Aを
前方に倒したとき、突起部32Bが第1の耐火被覆材4
1の表面に喰い込むようになっている。
【0018】また、このような第2平面部22の外側端
部には、止着具20の長手方向に沿って延出されるとと
もに、第1の耐火被覆材41の曲げ方向(下側方向)に
折り曲げられた折曲部24が設けられている。この折曲
部24は、第1の耐火被覆材41と止着具20の連結部
30とを連結した後、第1の耐火被覆材41の姿勢を保
持するために耐火被覆材41を下側に折り曲げるときの
定規となるもので、折曲部24に沿って折り曲げやすく
なっている。このような止着具20は、例えばトランス
ファプレス機械で、まず第1,2平面部21,22、垂
直部23および折曲部24を折り曲げ加工し、次いで、
係合部25と連結部30とを加工する等して一体成形さ
れるものである。
【0019】次に、このような軟質耐火材40の建物ユ
ニット1への取り付け手順を説明する。例えばトランス
ファプレス機械等で止着具20を一体成形しておき、こ
のような止着具20に第1の耐火被覆材41を取り付け
る。この際、第1の耐火被覆材41の一端部41Aを押
さえ部32Aに押し付けるとともに、第1の耐火被覆材
41の裏面を下側爪部31に喰い込ませ、この後、押さ
え部32Aを前方に倒す。すると、上側爪部32の突起
部32Bが第1の耐火被覆材41の一端部41Aの表面
に喰い込み、これにより、第1の耐火被覆材41が止着
具20に連結される。
【0020】次いで、長辺の天井梁3にブラケット8を
介して小梁9を設け天井パネルを製作した後、第1の耐
火被覆材41の他端41Bを自由端として、上下の舌片
26,27を天井梁3の上フランジ部3Aに押し付け、
これらの舌片26,27で上フランジ部3Aを挟み込ま
せ、止着具20、言い換えれば第1の耐火被覆材41
を、天井パネルの天井梁3に取り付ける。そして、複数
の第1の耐火被覆材41の長手方向の端部でブラケット
8を左右から挟み込み、かつ、互いの端部近傍の金網4
3同士を結束具44で結束して各耐火被覆材41の長手
方向を結合する。この後、このような天井パネルを、短
辺梁と柱等とからなる妻パネル、および長辺の床梁と根
太等からなる床パネルと組み立てて骨組み5を製作する
とともに、この骨組み5に、予め第2の耐火被覆材42
を結合させた外壁材6を取り付ける。
【0021】この後、第1の耐火被覆材41の他端部4
1Aを第2の耐火被覆材42の一端部42Aに接触さ
せ、互いの位置関係を確認しながらそれぞれの端部近傍
の金網43同士を結束具44で結束して結合する。次い
で、複数の下階用の建物ユニット1の配置を終了させる
とともに、このユニット1の上に、予め耐火床材11等
を取り付けた上階用の建物ユニット1を載せ、ユニット
式建物10を建てる。この際、耐火床材11で第1の耐
火被覆材41の上面部を押しつぶすようにするととも
に、上下階用の建物ユニット1,1の外壁材6,6の隙
間に、バックアップ材13およびコーキング材14を埋
め込む。
【0022】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、止着具20は、上下の舌片2
6,27からなる係合部25と第1の耐火被覆材41が
連結する連結部30とを備え、上下の舌片26,27を
天井梁3の上フランジ部3Aに押し付ければ、舌片2
6,27が上フランジ部3Aを挟み込むため、ワンタッ
チで取り付けることができ、これにより、第1の耐火被
覆材41の取り付けが容易となる。また、止着具20に
は、下側爪部31と上側爪部32とが形成され、これら
の爪部31,32は三角形状の突起となっているため、
第1の耐火被覆材41に喰い込みやすく、従って、第1
の耐火被覆材41と止着具20との連結が外れず、確実
に連結される。
【0023】さらに、止着具20には折曲部24が形成
されているので、第1の耐火被覆材41と止着具20と
を連結した後、第1の耐火被覆材41の姿勢を保持する
ために耐火被覆材41を下側に折り曲げるとき、折曲部
24に押し当てて折り曲げやすく、また、折り曲げた後
は一部が折曲部24に保護されるため第1の耐火被覆材
41の折り曲げ形状を保持できる。さらにまた、止着具
20は、金属板のプレス加工により係合部25および連
結部30を含んで一体成形されるので、止着具20を簡
単かつ精度よく製作できる。
【0024】また、軟質耐火材40は、第1,2の耐火
被覆材41,42に分割されているので長くならず、こ
の結果、取扱いやすくなるという効果が生じる。さら
に、第1の耐火被覆材41と第2の耐火被覆材42との
連結は天井梁3の下面近傍で行うので、連結位置がブラ
ケット8および小梁9と干渉せず、このため、連結作業
を容易に行える。また、第1,2の耐火被覆材41,4
2は金網43で囲われており、各耐火被覆材41,42
の結合、および隣合う第1の耐火被覆材41同士、第2
の耐火被覆材42同士の長手方向の結合は、それぞれの
端部近傍の金網43同士を結束具44で結束して行える
ので、耐火被覆材同士の結合作業が容易となり、かつ、
確実となる。さらに、止着具20は小梁9間の長さ寸法
に形成されているので、その重量を軽くでき、このた
め、第1の耐火被覆材41を連結しても全体重量が重く
ならないので、取扱いやすいという効果がある。
【0025】図5には本発明の第2実施例に係る止着具
20’が示されている。前記第1実施例では、第1表面
21の一部を四角形状に陥没させ、この上下部を上側の
舌片26と下側の舌片27としこれらによって係合部2
5を形成したが、この実施例では、第1表面21の外側
端部に上側の舌片26’と下側の舌片27’とで係合部
25’を形成したものである。
【0026】図6には本発明の第3実施例に係る止着具
20''が示されている。前記第1実施例では、連結部3
0は四角形の押さえ部32Aを第2表面22に立ち上
げ、押さえ部32Aに三角形の突起部32Bを形成しこ
れを上側爪部32としたが、この実施例では、第2表面
22に、折曲部24側に尖端を向けかつ第2表面22と
平行に突き出た三角形の爪部を形成し、これを上側爪部
60とし、この上側爪部60と下側爪部31とで連結部
30’を形成したものである。以上の第2,3実施例に
おいて、前記第1実施例と同一または同じ機能の部材に
は同じ符号を付し、その説明は省略してある。また、以
上の第2,3実施例でも前記第1実施例と同様の作用効
果がある他、第3実施例では、第1実施例のように、押
さえ部32Aに三角形の突起部32Bを形成しなくても
よいので、突起部32Bを形成する手間が省けるととも
に、第1の耐火被覆材41を第2表面22に載せた後、
上側爪部60を曲げなくてすむので、第1実施例のよう
に押さえ部32Aを折り曲げる分の手間を省略できると
いう効果がある。
【0027】なお、本発明は前述の各実施例に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば次に示すような変形例を含むものである。例えば、前
記各実施例では、止着具20等は係合部25および連結
部30等を含んで金属板のプレス加工で一体成形したも
のとされているが、これに限らず、溶接で、第1,2平
面部21,22および垂直部23を結合してもよい。し
かし、プレス加工で一体成形とすれば、簡単かつ精度よ
く製作できるという前記効果がある。
【0028】また、前記各実施例では、止着具20等に
折曲部24を設け、この折曲部24が定規の役割りをな
しているが、止着具20にこの折曲部24を必ずしも設
けなくてもよい。さらに、前記各実施例では、係合部2
5等を上下の舌片26,27等で形成し、これらの舌片
26,27等で天井梁3の上フランジ部3Aを挟み込ま
せるようにしているが、これに限らず、例えば第1表面
21を天井梁3上に載せ、この第1表面21と天井梁3
とを例えばボルトナットで結合するようにしてもよい。
しかし、前記各実施例では、上下の舌片26,27等に
よりワンタッチで取り付けることができるという効果が
ある。
【0029】さらにまた、前記各実施例では、軟質耐火
材40が被覆される下階用建物ユニット1の上には、床
部に硬質の耐火床材11が設けられ、床梁4には硬質の
耐火材12が被覆してある上階用建物ユニット1が配置
されているが、これに限らず、例えば床部に軟質耐火材
が被覆された上階用建物ユニットを下階用建物ユニット
1の上に配置してもよい。この場合、上階用建物ユニッ
トの床部の軟質耐火材と下階用建物ユニット1の軟質耐
火材40とを、互いに押圧させるとともに結束具で金網
同士を結束して結合させてもよい。
【0030】また、前記各実施例では、止着具20等に
よる第1の耐火被覆材41の天井梁3への取り付けは天
井パネルの製作後としたが、これに限らず、例えば天井
梁3単体の製作時、あるいは骨組みの完了後に取り付け
てもよい。要するに、本発明では、第1の耐火被覆材4
1の取り付けが、外壁材6を骨組み材である天井梁3に
取り付ける前に行われればよい。さらに、前記各実施例
では、第2の耐火被覆材42を予め外壁材6に取り付
け、この外壁材6を骨組みに取り付けていたが、これに
限らず、外壁材6を骨組みに取り付けた後で第2の耐火
被覆材42を取り付けてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の止着具
では、軟質耐火材は連結部に連結された後、係合部を建
物の骨組み材に係合させることにより建物にワンタッチ
で取り付けることができるため、軟質耐火材の取り付け
作業が容易となる。また、連結部が軟質耐火材に喰い込
む爪部を有しているため、軟質耐火材を連結部に連結さ
せるとき、爪部が軟質耐火材に喰い込むので両者の連結
が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る建物ユニットを示す斜
視図である。
【図2】本実施例の第1実施例の止着具を示す斜視図で
ある。
【図3】軟質耐火材を連結させた止着具を天井梁に取り
付けた状態を示す斜視図である。
【図4】下階用建物ユニットの天井梁近傍の耐火構造を
示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の止着具を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例の止着具を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 建物ユニット 3 骨組み材である天井梁 6 外壁材 20 建物における軟質耐火材の止着具 24 折曲部 25 係合部 26 上側の舌片 27 下側の舌片 30 連結部 31 下側爪部 32 上側爪部 40 軟質耐火材 41 第1の耐火被覆材 42 第2の耐火被覆材 43 金網

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の骨組み材に被覆される軟質耐火材
    をこの骨組み材に止着する止着具であって、前記骨組み
    材に係合する係合部と、前記軟質耐火材と連結される連
    結部とを有することを特徴とする建物における軟質耐火
    材の止着具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物における軟質耐火
    材の止着具において、金属板のプレス加工により前記係
    合部および前記連結部を含んで一体成形されていること
    を特徴とする建物における軟質耐火材の止着具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建物における
    軟質耐火材の止着具において、前記骨組み材はフランジ
    部を有し、前記係合部はこのフランジ部を挟み込む舌片
    で形成されていることを特徴とする建物における軟質耐
    火材の止着具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物に
    おける軟質耐火材の止着具において、前記連結部は前記
    軟質耐火材に喰い込む爪部を有することを特徴とする建
    物における軟質耐火材の止着具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物に
    おける軟質耐火材の止着具において、前記骨組み材の長
    手方向に沿って延出されるとともに前記軟質耐火材の折
    り曲げ方向に折り曲げられた折曲部が形成されているこ
    とを特徴とする建物における軟質耐火材の止着具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の建物に
    おける軟質耐火材の止着具において、前記建物は工場で
    生産された複数の建物ユニットを建設現場で組み合わせ
    て建てるユニット式建物であることを特徴とする建物に
    おける軟質耐火材の止着具。
JP12523894A 1994-06-07 1994-06-07 建物における軟質耐火材の止着具 Withdrawn JPH07331764A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018100531A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 積水ハウス株式会社 被覆材固定金具及び被覆材の固定構造
JP2019002159A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 大和ハウス工業株式会社 耐火建物構造および受け部材

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JP2018100531A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 積水ハウス株式会社 被覆材固定金具及び被覆材の固定構造
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