JPH07331590A - グライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマントルを取り付ける方法、およびそれを利用する管形ロール - Google Patents

グライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマントルを取り付ける方法、およびそれを利用する管形ロール

Info

Publication number
JPH07331590A
JPH07331590A JP7077114A JP7711495A JPH07331590A JP H07331590 A JPH07331590 A JP H07331590A JP 7077114 A JP7077114 A JP 7077114A JP 7711495 A JP7711495 A JP 7711495A JP H07331590 A JPH07331590 A JP H07331590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
glide bearing
mantle
roll mantle
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7077114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3759192B2 (ja
Inventor
Juhani Niskanen
ニスカネン ユハニ
Pekka Kivioja
キビオヤ ペッカ
Juha Lahtinen
ラウティネン ユハ
Esa Lensu
レンス エサ
Esa Salvamaeki
サラバマキ エサ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valmet Technologies Oy
Original Assignee
Valmet Paper Machinery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FI941107A external-priority patent/FI98320C/fi
Priority claimed from FI941991A external-priority patent/FI95742C/fi
Priority claimed from FI950814A external-priority patent/FI97565C/fi
Application filed by Valmet Paper Machinery Inc filed Critical Valmet Paper Machinery Inc
Publication of JPH07331590A publication Critical patent/JPH07331590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3759192B2 publication Critical patent/JP3759192B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/02Rolls; Their bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • F16C13/022Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
    • F16C13/024Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
    • F16C13/026Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
    • F16C13/028Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure with a plurality of supports along the length of the roll mantle, e.g. hydraulic jacks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/02Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/02Rolls; Their bearings
    • D21G1/0206Controlled deflection rolls
    • D21G1/0213Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member
    • D21G1/022Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】グライドベアリング付の抄紙機等のための管形
ロールのロールマントルを取り付ける新しい種類の方法
と、この方法を利用する管形ロールを提供する。 【構成】ロールマントル12は固定ロール軸上に、液圧グ
ライドベアリング要素14、 14a、 15、 16、 16aによって支
持され、このベアリング要素は液圧により加圧媒体の圧
力によって負荷される。ロールマントル12はロール軸11
上に、正反対の方向および/または軸方向に作用するグ
ライドベアリング要素15、 16、 16a によって支持され、
これによって、ロールマントル12を放射状の主負荷方向
に対して横方向と軸方向に転移し、または転移しようと
する外部の力がロールマントル12に加わると、高い方の
負荷側にあるグライドベアリング要素15、 16、 16a にお
ける圧力は反対方向に作用するグライドベアリング要素
における圧力よりも高いレベルに調整されて、外部の力
は中和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グライドベアリング付
の抄紙機またはそれと同等物のためのロールの管形ロー
ルマントルを取り付ける方法であって、ロールマントル
が固定ロール軸上に、ロールマントルまたはロール両端
に作用する液圧グライドベアリング要素によって支持さ
れ、前記ロールが少なくとも1つの平面方向、即ち、い
わゆる主負荷方向に放射状に負荷される取付け方法に関
するものである。
【0002】更に、本発明は、グライドベアリング要素
付の抄紙機またはそれと同等物のためのロールの管形ロ
ールマントルを取り付ける方法であって、ロールマント
ルが固定ロール軸上に、ロールマントルまたはロール両
端に作用する液圧グライドベアリング要素によって支持
され、前記ベアリング要素が圧力媒体によって液圧によ
り負荷され、更に前記ロールが少なくとも1つの平面方
向、即ち、いわゆる主負荷方向に放射状に負荷される取
付け方法に関するものである。
【0003】更に、本発明は、抄紙機またはそれと同等
物用に取付け方法を利用する管形ロールであって、前記
ロールのロールマントルが固定ロール軸上に、ロールマ
ントルに内面および/またはロール両端に作用するグラ
イドベアリング要素によって回転するように支持されて
おり、前記グライドベアリング要素が液圧加圧媒体の圧
力によって負荷されるロールに関するものである。
【0004】更に、本発明は、抄紙機またはそれと同等
物用に本発明による取付け方法を利用する管形ロールで
あって、前記ロールのロールマントルが固定ロール軸上
に、ロールマントルの内面および/またはロール両端に
作用するグライドベアリング要素によって回転するよう
に支持されており、前記グライドベアリング要素が液圧
媒体の圧力によって負荷され、更に前記ロールが少なく
とも1つの平面方向、即ち、いわゆる主負荷方向に放射
状に負荷されるロールに関するものである。
【0005】
【従来の技術】抄紙機において、管形ロールは通常はロ
ール軸上にロールマントルの両端部でローラーベアリン
グによって取り付けられている。このような従来のジャ
ーナリングの方式にはその利点、例えばジャーナリング
を全く簡単に行なうことができるということがあり、こ
れまではそのコストが比較的安くなると考えられてき
た。しかし、このようなジャーナリングの様式は、ロー
ルマントルが軸上にその両端でジャーナリングされるの
で、抄紙機におけるほとんどすべての使用目的には適し
ていない。かなり多くの場合、ロールマントルはロール
軸に関連して放射状に動くことができる必要があり、そ
のような特性が、例えばバックアップロールにニップ接
触している可変クラウンロールではしばしば必要にな
る。可変クラウンロールにおけるクラウン可変手段によ
りロールマントルを、特に線形負荷のプロファイルを調
整するという観点から、ロールマントルを所望の方法で
形造する試みがなされていることに加えて、ロール両端
はまた軸に関連して放射状に動くことができ、線形負荷
のプロファイルもまたロールの終端部領域で制御できる
ようにしなければならない。ロールの終端部領域でのプ
ロファイル調整特性に加えて、ロールの終端部領域での
負荷の調整もまたロールの終端部領域における温度の制
御に影響を及ぼす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのために、ロールマ
ントルがロール軸に関連して負荷方向に放射状に動くこ
とができるこのようなロールが開発されているのであ
る。この種類のうちの1つのロールが本出願人の初期の
欧州特許第 0,332,594号に開示されているが、それには
可変クラウンロールの端部ベアリングが、個別の環状部
品上に取り付けられ、ロール軸に関連して放射状に動く
ことができるようになっている。前記特許による可変ク
ラウンはニップロールであり、ロールマントルの放射状
の動きはニップ平面の方向に限定されている。その動き
は液体動力装置が前記環状部品とロール軸との間に取り
付けられており、それらの動力装置が液圧媒体によって
端部ベアリングをニップの方へまたはニップから離して
移動させるようにして行なわれている。この解決方法の
主たる目的はニップを開閉することにある。類似した他
のロールは数多くあり、実質的には同様の動作を生むも
のであるが、少し異なる技法で行なっている。
【0007】ローラーベアリング付ロールを取り付ける
ことはまたロールの製造または作動にかなりの欠点およ
び/または問題を生じている。ローラーベアリングはあ
る程度のロールマントルの機械加工を必要とすることが
一つの欠点である。ベアリングの摩耗も結果的には問題
を生じるが、更にローラーベアリングはロールで使用す
る油または液体に関して自ら制約が課されている。例え
ば、従来のジャーナリング方式の欠点としては次のこと
が考えられる。 − 速度の制約:現在でさえも、ロールの回転速度はベ
アリング製造業者の指定する最大許容速度を越えてい
る。 − ローリングの精度:現在の技術では組み立てたロー
ルのローリング精度をそれ以上増すことは困難である。
従来のロールにおいては、すべての要素(ベアリング、
ベアリングのスペース、マントルの外面)をできるかぎ
り精密に機械加工したとしても、組み立てたロールに欠
点が集中する。
【0008】グライドベアリング付ロールマントルを取
り付けることは従来技術でも既知のことである。グライ
ドベアリング付のこのようなロールは、例えば米国特許
第5,060,357 号と第5,111,563 号に説明されている。米
国特許第5,060,357 号によるロールにおいて、ロールマ
ントルにはローラーベアリングがその終端部品の領域に
取り付けられて設けられており、前記ベアリングは前記
欧州特許第0,332,594号で説明されているものと類似し
た種類の独立したリング部品上に取り付けられている。
このロールはニップロールにすることを意図しており、
そのロールマントルは軸に関連して、例えばニップを開
閉する目的でニップ平面の方向に動かすことができる。
ロールマントルの横方向の支持、即ちニップ平面に対し
て横方向の支持は、非常に複雑な構造のグライドベアリ
ングによって配置されており、これによってロールマン
トルをニップ平面の方向に正確に移動させる試みがなさ
れている。これは、例えば多数のグライド面と関節継手
の配列で全く複雑になっており、そのため操作の信頼性
と、制御性と、構造の信頼性が非常によいとは考えられ
ない、という欠点がある。米国特許第5,060,357 号によ
る解決法は更に、その装置により、例えばニップ平面を
横断し外部からロールに印加される力は補償することが
できない。なぜならば、このような力はグライドシュー
とロールマントルの内面との間の油膜の破壊を生じさせ
るからである。
【0009】米国特許第5,111,563 号において、グライ
ドベアリング付のロールの横方向の支持の装置が説明さ
れているが、この装置は先に上で説明した米国特許の解
決法よりも簡単である。しかし、この解決法において、
横方向のグライドベアリングの装置は、外部からロール
に与えられる横方向の力を補償することが不可能と思わ
れる関節継手の装置によって行なわれている。
【0010】本発明はグライドベアリング付の抄紙機ま
たはそれと同等物のための管形ロールのロールマントル
を取り付ける新しい種類の方法と、その方法を利用する
管形ロールを提供し、その方法とロールにより、従来技
術に関連した欠点のいくつかを回避し、これにより、同
時に既存の方法と構造を比較し、さらに、既存のロール
の制御性と比較して基本的な改善を達成することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】これを達成するため、本
発明による方法の第1の実施例は、ロールマントルをロ
ール軸上に、正反対の方向に放射状および/または軸方
向に作動するグライドベアリング要素によって支持し、
ロールマントルを転移または転移しようとする外部の力
がロールマントルに印加されると、高い方の負荷側にあ
るグライドベアリング要素における圧力が反対の方向に
作動するグライドベアリング要素における圧力よりも高
いレベルに調節されて、外部の力が中和されるようにし
ていることを主たる特徴とする。
【0012】本発明による方法の他の実施例は、ロール
マントルをロール軸上に、正反対の方向に放射状および
/または軸方向に作用するグライドベアリング要素によ
って支持し、第1の支持方向においてはロールマントル
を前記支持方向に関連してロール軸上に固定して取り付
けた1つのまたはいくつかのグライドベアリング要素に
よって支持し、反対の支持方向においてはロール軸に関
連してロールマントルを前記支持方向に転移可能で、そ
の有効面積が第1の支持方向に作用するグライドベアリ
ング要素のものより実質的に小さい少なくとも1つのグ
ライドベアリング要素によって支持するようにしている
ことを主たる特徴とする。
【0013】本発明の第3の実施例は、ロールマントル
をロール軸上に、正反対の方向で主負荷方向に放射状に
作用するグライドベアリング要素によって支持し、ロー
ルマントルを前記主負荷方向に一定の距離へ移動できる
ようにし、その場合、ロールマントルがこの方向でその
極限位置に達すると、ロールマントルの動きを制動し、
最終的にはその動きをその極限の位置でグライドベアリ
ング要素によって停止するようにしていることを特徴と
する。
【0014】本発明の方法の第4の実施例は、ロールマ
ントルをロール軸上に、主負荷方向で正反対の方向に実
質的に放射状に作用し制動圧の調整手段を設けられてい
るグライドベアリング要素によって支持し、前記主負荷
方向においてはロールマントルを一定の距離へ移動可能
にし、それによってロールマントルが前記方向でその極
限位置に達すると、ロールマントルの動きを制動圧の調
整装置によって制動し、最終的にはその動きをその極限
位置でグライドベアリング要素によって停止するように
していることを主たる特徴とする。
【0015】他方、本方法を利用するロールの第1の実
施例は、ロールマントルをロール軸上に、正反対の方向
に放射状および/または軸方向に負荷されたグライドベ
アリング要素によって支持し、それらグライドベアリン
グ要素を正反対の方向に作用するグライドベアリング要
素に圧力を分配するように配置されている調整装置また
は同様の調整弁に接続して、外部からロールマントルに
対して加えられるグライドベアリング要素の作用の方向
と平行な力の分力を中和するようにしていることを主た
る特徴とする。
【0016】更に、本方法を利用するロールの第2の実
施例は、ロールマントルをロール軸上に、正反対の方向
に放射状および/または軸方向に負荷されたグライドベ
アリング要素によって支持し、その要素の中の第1の支
持方向に作用するグライドベアリング要素をロール軸上
に前記支持方向に固定して取り付け、反対の支持方向に
作用するグライドベアリング要素をロール軸に関連して
前記支持方向に転移可能にし、固定して取り付けられて
いる前記グライドベアリング要素の面積を転移可能に取
り付けられているグライドベアリング要素の面積よりも
実質的に大きくしていることを主たる特徴とする。
【0017】本方法を利用するロールの第3の実施例
は、ロールマントルをロール軸上に、正反対の方向に主
負荷方向で放射状に負荷されたグライドベアリング要素
によって支持し、それらグライドベアリング要素を、正
反対の方向に作用するグライドベアリング要素に圧力を
分配するように配置されている調整装置または同様の調
整弁に接続して、ロールマントルの一定の設定最大移動
運動を可能にし、その場合、ロールマントルがその極限
位置に達すると、調整装置または同様の調整弁がロール
マントルの動きを制動し、最終的にはロールマントルを
その極限位置で停止するようにしていることを主たる特
徴とする。
【0018】他方、本方法を利用するロールの第4の実
施例は、ロールマントルをロール軸上に、主負荷方向で
正反対の方向に実質的に放射状に負荷され、それぞれが
それ自身の制動圧調整装置に接続されたグライドベアリ
ング要素によって支持し、ロールマントルに対して一定
の最大移動運動が可能になるようにし、それによってロ
ールマントルがその極限位置に達すると、制動圧調整装
置が制動圧をグライドベアリング要素に供給して、ロー
ルマントルの動きを制動し、最終的にはロールマントル
の動きをその極限位置で停止するようにしていることを
主たる特徴とする。
【0019】
【作用】本発明は、グライドベアリング付の抄紙機また
はそれと同等物のためのロールの管形ロールマントルを
取り付ける方法ににおいて、ロールマントルは固定ロー
ル軸上に、ロールマントルまたはロール両端に作用する
液圧グライドベアリング要素によって支持され、前記ベ
アリング要素は液圧により加圧媒体の圧力によって負荷
される。本発明において、ロールマントルはロール軸上
に、正反対の方向に放射状および/または軸方向に作用
するグライドベアリング要素によって支持されており、
ロールマントルを放射状の主負荷方向に対して横方向
と、軸方向に転移し、または転移しようとする外部の力
がロールマントルに加えられると、高い方の負荷側にあ
るグライドベアリング要素における圧力は反対方向に作
用するグライドベアリング要素における圧力よりも高い
レベルに調整されて、外部の力は中和される。主負荷方
向において、ロールマントルがある距離にわたって移動
するのが可能になるが、この場合、ロールマントルがこ
の方向でその極限位置に達すると、ロールマントルの動
きが制動され、最終的にはその動きはグライドベアリン
グ要素によってその極限位置で停止される。
【0020】
【実施例】次に添付図面の各図を参照して本発明を実施
例によって説明する。
【0021】図1と図2は、本発明によるグライドベア
リング付の管形ロールの全体の概要側面図であり、図1
がロール垂直面の軸方向の断面図になるようにし、図2
が図1に示すロールの線II-II で切り取った断面図にな
るようにしている。図1と図2において、ロールは全体
を参照番号10で示し、これらの実施例においては、ロー
ル10は可変クラウンであり、固定ロール軸11からなり、
その上にはロールマントル12が回転するように取り付け
られ、前記ロールマントル12はロール軸上に液圧負荷要
素17によって支持されている。液圧負荷要素17はニップ
平面の方向に有効であり、これによってロールマントル
12の形を形成し、かつロールの軸方向にロールのニップ
のプロファイルを制御することができる。
【0022】図1と図2に示すロール10はグライドベア
リングのみが設けられたロールであり、ロール10には従
来のローラーベアリングをロール両端には全く取り付け
ないようにしている。ロール10のジャーナリングはグラ
イドベアリング要素によって達成されているが、それら
要素の中の負荷方向、即ち図1と図2に示すロールの場
合はニップ平面の方向に、有効である。グライドベアリ
ング要素は参照番号14と14a で示す。第1のグライドベ
アリング要素14はニップの方向、即ち負荷に対して有効
であり、第2のグライドベアリング要素はその反対の方
向に有効である。図1と図2に示す実施例においては更
に、ロール10にはまた負荷方向に対して横方向に有効な
グライドベアリング要素15、15a が設けられており、前
記要素15、15a は反対の方向に有効であることを示して
いる。ロール10はグライドベアリングのみが取り付けら
れているロールであるので、それには正反対の方向で軸
方向に有効なグライドベアリング要素16、16a も設けら
れており、前記要素16、16a は流体膜を介してロール端
部13、13a に支持されている。図1と図2に示すよう
に、半径方向に有効なグライドベアリング要素14、15、
14a 、15a はロールマントル12の内面に流体膜を介して
支持されている。図1の概略図において、半径方向に有
効なグライドベアリング要素14、15、14a 、15a は対で
配列されて、2個ずつのグライドベアリング要素が軸方
向に並んで配置されるようにしている。作動の観点か
ら、このような配列は、しかし、必ずしも必要ではな
い。それというのも、ジャーナリングは例えば単式のグ
ライドベアリング要素だけでも達成できるからである。
【0023】他方、図2においては、グライドベアリン
グ要素14、14a 、15、15a が負荷の方向と前記方向に対
して横の方向に作用するように配置されていることを示
す。しかし、もっと多数のグライドベアリング要素を様
々な角度の位置に放射状に作用するよう取り付けること
もできる。軸方向のグライドベアリング要素に関して
は、更に、図1とは異なり、ロールマントルの軸方向の
動きを、正反対の方向の同じ平面に有効な単式のグライ
ドベアリング要素16、16a だけで制御することが可能で
ある、ということができる。他方、またもっと多数の軸
方向グライドベアリング要素16、16a を、例えば均一間
隔に配置してロール端部13、13a の内面に作用するよう
にすることも可能である。
【0024】図20において、軸方向のグライドベアリン
グ要素のもっと好ましい実施例を示す。この実施例によ
れば、軸方向のグライドベアリングシュー16b は環状グ
ライドベアリングであり、そのロール端部13、13a に支
持されている支持面の中へ液体ポケット108 が形成され
ている。同様に、ロール軸11の中へは環状の溝16c が形
成され、その中にはグライドベアリング要素16b の「ピ
ストン部」が取り付けられている。軸方向の支持はま
た、グライドベアリング要素16b が正反対の側から同じ
ロール端部13に支持されるように配置することもできる
が、その場合、軸方向グライドベアリングはロールの反
対の端部には必要ではない。
【0025】図3は、ロールマントル12の支持部の第1
の実施例の負荷方向に対して横方向の概略断面図であ
る。図1と図2の場合と同様に、図3においてもそうで
あるが、ロールマントルは参照番号12で、ロール軸は参
照番号11示す。先ず、ロールマントル12の横方向の支持
部に用いられている解決法の一般的な構造を説明する。
既に先に説明したように、ロールマントルはロール軸上
に、負荷方向に対して横方向に取り付けられているベア
リングシュー15、15a によって支持されており、そのベ
アリングシュ−15、15a は正反対の方向に作用する。そ
れらの作動に関しては、グライドベアリング要素15、15
a は従来通りで、前記ベアリング要素15、15a はロール
マントルの内面12' に流体膜を介して支持されるように
している。
【0026】図3の概略図において、フレーム部品23、
23a はロール軸11上に取り付けられ、グライドベアリン
グ要素15、15a には液圧加圧媒体によって加圧される空
隙21、21a が設けられており、前記フレーム部品23、23
a は前記空隙の中へ貫通して取り付けられている。フレ
ーム部品23、23a はシール23' 、23'aによってグライド
ベアリング要素15、15a 内の空隙21、21a に関連して密
封されている。グライドベアリング要素15、15a の外面
の中へは、流体ポケット24、24a が従来の方法で形成さ
れており、その液体ポケットは毛細孔25、25a を通して
加圧される空隙21、21a に連絡している。従って、グラ
イドベアリング要素15、15a の負荷のために使用される
加圧媒体は、空隙21、21a から毛細孔25、25a を通して
流体ポケット24、24a の中へ送られ、流体膜をグライド
ベアリング要素15、15a とロールマントルの内面12' と
の間に形成する。グライドベアリング要素15、15a の負
荷に使用される加圧媒体は、中央ダクト20に沿ってロー
ルの中に誘導され、そこからグライドベアリング要素1
5、15a へ供給ダクト19を通して送られる。しかし、こ
の供給ダクト19はグライドベアリング要素15、15a とは
直接連絡していないが、ロールには加圧媒体をグライド
ベアリング要素15、15a に対して供給する調整装置26が
設けられている。
【0027】図3の実施例において、前記調整装置26は
第1のグライドベアリング要素15のフレーム部品23の中
に取り付けられており、この調整装置26から加圧媒体が
圧力ダクト35に沿って第1のグライドベアリング要素15
の空隙21の中へ、更に接続ダクト18に沿って、更に、第
2のグライドベアリング要素15a のフレーム部品23aの
中に既に形成されている圧力ダクト35a に沿って第2の
グライドベアリング要素15a の空隙21a の中へ送り込ま
れる。
【0028】調整装置26の構造と作動を図3に関連して
より詳細に説明する。調整装置26はバルブを有し、それ
は第1のグライドベアリング要素15のフレーム部品23の
中に形成されている穴36の中に取り付けられた3部分ス
ライド29、30、31からなる。このスライドの中間部29、
第1の端部30および第2の端部31はスピンドル27を介し
て互いに連絡しており、前記スライド部29、39、31は互
いに距離をおいて配置され、加圧媒体のための流路32、
33がこのスライド部の間に保持されるようにしている。
第1の流路32は加圧ダクト35を通して空隙21に連絡して
おり、同様に、第2の流路33は第2のグライドベアリン
グ要素15a の空隙21a に、接続ダクト18と、第2のグラ
イドベアリング要素15a のフレーム部品23a の中に既に
形成されている圧力ダクト35a とを通して連絡してい
る。調整装置26の3部分スライド29、30、31の後ろの穴
36の底部にはスプリング28が設置されており、これはス
ライド29、30、31をグライドベアリング要素15の方へ負
荷して、そのスピンドル27が空隙の底部22に支持される
ようにしている。加圧媒体は供給ダクト19に沿って調整
装置26へ送られ、穴36の中に環状の溝34が供給ダクト19
の高さに形成されており、その溝34を通して加圧媒体は
所望の方法で第1および/または第2の流路32/33 を通
して第1および/または第2のグライドベアリング要素
の空隙21、21aの中へ入っている。これは、スライド構
造のほんの一つの実施例でしかない。同じ機能を考慮し
て、スライドを異なる方法で作ることもできる。
【0029】調整装置26によって、上述のように、ロー
ルに加えられる横方向の力が中和される。この調整装置
26は、それを介して加圧媒体の圧力が各グライドベアリ
ング要素15、15a に対して制御され、より高い圧力が負
荷側に送られ、ロールマントル12を外部の負荷に逆らっ
て移動させるようにしている。図3を見ると、外部の負
荷が第1のグライドベアリング要素15の負荷方向に逆ら
って加えられても、3部分スライド29、30、31は図21で
はスプリング28の力を左に押し付け、第1の流路を開放
し、第2の流路33を閉鎖することが分かる。このような
場合、供給ダクト19から来る加圧媒体の圧力は第1の流
路32と加圧ダクト35とを通して第1のグライドベアリン
グ要素15の空隙21の中へ送り込まれ、それと同時にスラ
イドの中間部は圧力が第2のグライドベアリング要素15
a の空隙21a へ入るのを妨げるので、より高い圧力が第
1のグライドベアリング要素15の空隙21の中へ送り込ま
れ、それによって前記圧力はマントルの位置を正しい位
置に修正する。
【0030】調整装置26の構造は、ロールマントル12の
非常に僅かな動きでも流れと圧力を所望の方法で制御す
るものである。図21に示すように、これは、スライドの
中間部29の軸の長さを穴36に既に形成されている環状溝
34の軸の長さよりも僅かに短くするようにして、簡単に
達成される。スライドの中間部29の長さが穴36の中に既
に形成されている環状溝34の軸の長さと実質的に等しい
場合は、例えば図に示すようにスライドの中間部29の形
によって図示されている中間位置において液体を両方の
グライドベアリング要素15、15a へ入れることが達成さ
れる。スライド29、30、31が図21に示す中間位置から移
動されるとすぐに、流路が空隙21、21aの1つに対して
開放され、それと同時にその反対の空隙への流路が閉鎖
される。従って、調整装置26は直ちに、ロールマントル
12の動きに遅れることなく反応する。
【0031】図4は、グライドベアリングを取り付けた
ロールにおけるロールマントルの横方向支持の第2の実
施例を示す。図4は、図4の実施例には横方向の支持の
前制御が設けられている点で、図3に示すものとは異な
っているので、その解決法をここに全体的に説明する。
また、図4において、グライドベアリング付のロールの
ロールマントルは参照番号12で、ロール軸は参照番号11
で示す。また、この実施例において、ロールには、負荷
方向に対して横方向に作用し、更に図3の実施例の場合
のように、互いに反対の方向に作用するグライドベアリ
ング要素15、15a が設けられている。グライドベアリン
グ要素15、15a はロール軸11に取り付けられたフレーム
部品23、23a を有し、その上にグライドベアリング要素
15、15a自体が取り付けられ、フレーム部品23、23a
を、グライドベアリング要素15、15a の中に既に形成さ
れており加圧することができる空隙21、21a の中に貫通
させるようにしており、フレーム部品23、23a は前記空
隙21、21a に関連してシール23' 、23'aによって密封さ
れている。グライドベアリング要素15、15a の外面の中
にはオイルポケット24、24a が形成されており、それは
グライドベアリング要素内の加圧空隙21、21a に毛細孔
25、25a を通して連絡している。グライドベアリング要
素15、15a を加圧するために使用される加圧媒体、とり
わけオイルは、毛細孔25、25a を通してオイルポケット
24、24a の中に送り込まれ、グライドベアリング要素1
5、15a とロールマントルの内面12' との間に流体膜を
形成する。
【0032】第1のグライドベアリング要素15のフレー
ム部品23の中へは、図3と図21に示す実施例に関連して
説明したものに類似する調整装置26が形成されている。
従って、前記調整装置26は、第1のグライドベアリング
要素15のフレーム部品23の中へ形成されている穴36を有
し、その中へ3部分スライド29、30、31が図21に示す方
法で取り付けられている。このスライド29、30、31には
スピンドル27が第1のグライドベアリング要素内の空隙
の底部22に載せて設けられ、スプリング28は穴36の底に
取り付けられ、スライドを空隙の前記底部22にこのスプ
リングで押し付けている。調整装置26には2つの流路3
2、33が設けられ、それらは、スライドの中間部29によ
って、および、一方では第1の端部30によって、また他
方では第2の端部31によって画成されている。スライド
29、30、31が図4に示す中間位置にある時、両方の流路
は環状溝34と、供給ダクト19とを通して中央ダクト20と
連絡し、これを通して加圧媒体がグライドベアリング要
素15、15a へ供給される。
【0033】しかし、調整装置26は加圧媒体を調整装置
26のスライド29、30、31の位置によって直接にグライド
ベアリング要素15、15a へ供給しないが、図4の実施例
において、ロールには更に調整弁40が設けられている。
この調整装置40は穴40a の中を移動する3部分スライド
41、42、43を有し、このスライドの中間部41と、端部42
および43は、それらの間で第1の流路と第2の流路を限
定している。調整弁40には圧力供給ダクト46が設けられ
ており、それは同じ中間ダクト20と連絡しており、これ
を通して加圧媒体が調整装置26へ供給される。調整弁40
のスライド29、30、31が図4に示す中間位置にある時、
加圧媒体は調整弁内の圧力供給ダクト46を通して穴40a
の中へ形成されている環状溝51の中へ、更に前記溝から
各流路44、45へ入る。スライド29、30、31が図4に示す
中間位置から離れて、例えば左に移動すると、スライド
の中間部41は調整弁の圧力供給ダクト40の第2の流路45
との連結部を閉じ、第1の流路44との連結部をより大き
く開くようにする。第1の流路44は第1の圧力ダクト49
を通して第1のグライドベアリング要素15の空隙21と連
絡しており、同様に第2の流路45は第2の圧力ダクト50
を通して第2のグライドベアリング要素15a のフレーム
部品23a に中へ成形されている圧力ダクト35a と連絡
し、更に前記ダクト35a から空隙21a と連絡している。
調整装置26の第1の流路32は、第1の圧力供給ダクト47
を通してスライドの第1の端部42の背後の調整弁の穴40
a と連絡しており、同様に調整装置26の第2の流路33は
第2の圧力供給ダクト48を通してスライドの第2の端部
43に背後の調整弁40の穴40a と連絡している。
【0034】更に、図4に場合、調整装置26と調整弁40
を介して、より高い圧力が、ロールに外部負荷が印加さ
れてくる方向の側でグライドベアリング要素15、15a に
対し制御されるが、その場合、この側に配置されたグラ
イドベアリング要素はロールマントル12をその外部負荷
に逆らって移動させる。実際には、これは、例えば外部
負荷が図4に示すようにロールに対して左から印加さ
れ、ロールマントル12を図4中の右に移動させようとし
た場合、調整装置26のスライド29、30、31もまた右にス
プリング28によって移動するが、この場合、連結部は供
給ダクト19から第2の流路33へ開放され、それと同時に
第1の流路32との連結部はスライドの中間部29の作用に
より閉鎖される。このような場合、供給ダクト19内の圧
力が第2の流路33と、第2の圧力制御ダクト48とを通し
て入り、調整弁40の3部分スライドの第2の端部43の背
後で作用する。この圧力は調整弁40のスライド41、42、
43を図4の右側へ移動するが、この場合、スライドの中
間部41は調整弁の圧力供給ダクト46から調整弁の第1の
流路44への連結部を閉鎖し、調整弁の圧力供給ダクト46
から調整弁の第2の流路45への、更に前記流路から第2
の圧力ダクト50と第2のベアリング要素15a のフレーム
部品23a 内にある圧力ダクト35a に沿って第2のベアリ
ング要素15a 内の空隙21a への連結部を開放する。この
ような場合、第2のグライドベアリング要素15a の空隙
21a においては、第1のグライドベアリング要素15の空
隙21にある圧力よりも高い圧力が形成されるが、この場
合、前記高圧はロールマントル12の位置を正しい位置に
修正しようとする。ロールマントル12の位置が修正され
た後、調整装置26と調整弁40の両方のスライド29、30、
31と41、42、43は図4に示す中間の位置に戻り、それに
よって状態は再度正常になる。
【0035】従って、図4に示す実施例の作動は図3に
説明したものと大部分は類似しているが、異なる点は、
図4の実施例においては、前制御が調整弁40によって使
用されているため、前制御が全く使用されていない図3
の実施例のいくつかの場合には起こる可能性のある振動
による横の動きは、図4の実施例においては全く行なわ
れないことである。更に、調整弁40の構造は、マントル
12の非常に僅かな動きでも流れと圧力を所望の方法で制
御するようになっている。このことは図3の調整装置26
に関連して説明したものと同様の方法で、即ち、スライ
ドの中間部41の寸法が環状溝51および/またはスライド
の中間部41の形に関連して適切に選択されるようにし
て、行なわれている。従って、スライド41、42、43の動
きがたとえ非常に僅かであっても第1の圧力ダクト49、
あるいは第2の圧力ダクト50のいずれへの流れと圧力も
制御する。
【0036】図5は、グライドベアリング付のロールに
おける12の横方向の支持の第3の実施例を示す。この実
施例による解決法は特に、ロールマントル12の位置と動
きが上述の実施例と異なる方法で計測されるという点で
上述のものとは異なる。また、図5の実施例において、
ロールには正反対の方向に対して横方向に作用するグラ
イドベアリング要素15、15a が設けられ、それらベアリ
ング要素はロールマントルの内面12' に支持されてい
る。この実施例において、上述したように、グライドベ
アリング要素15、15a には空隙21、21a が設けられ、そ
の中へフレーム部品23、23a がロール軸11に取り付けら
れて貫通しており、前記フレーム部品23、23a は前記空
隙21、21a に関連してシール23' 、23'aを介して密封さ
れている。更に、グライドベアリング要素15、15a の外
面にはオイルポケット24、24a が設けられ、それらはグ
ライドベアリング要素15、15a を通して形成されている
毛細孔25、25a を通して空隙21、21a に連絡している。
従って、液体は空隙21、21aから毛細孔25、25a を通し
てポケット24、24a へ入り、グライドベアリング要素1
5、15a とロールマントルの内面12' との間に流体膜を
形成する。
【0037】図5の実施例において、第1のグライドベ
アリング要素15には位置計測装置52が取り付けられてい
るが、それは第1のグライドベアリング要素15の位置を
フレーム部品23に関連して、更にロールマントル12に位
置をロール軸11に関連して計測する。この位置計測装置
52は計測装置のフレーム56を有し、その中にはスライド
55が取り付けられており、スピンドル53が設けられ、ス
プリング54により負荷され、スピンドル53が第1のグラ
イドベアリング要素15内の空隙の底部22に支持されるよ
うにしている。位置計測装置52は電磁により、あるいは
それと同等の方法で作動する。この図は特に電磁により
作動する解決法を示している。図5の実施例には図4の
実施例に関連して用いられているものに類似した種類の
調整弁40が設けられている。従って、グライドベアリン
グ要素15、15a の加圧に使用される圧力媒体は、中央ダ
クト20から調整弁の圧力供給ダクト46を通して調整弁40
へ送り込まれ、調整弁40へは、流れと圧力を所望の意図
した方法で両方のグライドベアリング要素15、15a へ分
配する。事実、調整弁40は、調整弁40の位置が図4の実
施例では圧力によって制御されているが、図5の実施例
においてはスライド41、42、43の位置が電磁により制御
されているという点だけが図4に示すものと異なる。図
5において、この電磁制御は参照番号57で示すが、それ
は位置計測装置52から調整弁40への電磁制御接続部を意
味する。
【0038】図5の実施例において、ロールマントル12
の動きについての負荷方向に対して横方向の制御は、例
えば、図5おいては、外部負荷が右からロールマントル
に加えられると、ロールマントル12は図5中の左へ動こ
うとするが、この場合第1のグライドベアリング要素15
と、従って、スピンドル53の作用とにより、位置計測装
置52のスライド55もスプリング54の力に逆らって図中の
左へ、従って、制御接続部57により移動し、電磁的に制
御指令を調整弁40のスライド41、42、43へ送り、更にそ
のスライドを図5における左へ移動させる。この場合、
スライドの中間部41は調整弁の圧力供給ダクト46から第
2の流路45と、第2の圧力ダクト50と、フレーム部品23
a 内の圧力ダクト35a とを通して第2のグライドベアリ
ング要素15a の空隙21a への接続を閉鎖し、同様に調整
弁の圧力供給ダクト46から調整弁40の第1の流路44を通
して第1の圧力ダクト49への、更にそれから第1のグラ
イドベアリング要素15の空隙21への接続部を開放する。
従って、第1のグライドベアリング要素15の空隙21への
流れは大きくなり、空隙21における圧力もまた増す。次
に、この高圧がロールマントル12を外部負荷に逆らって
移動させ、ロールマントル12の位置を外部負荷によって
移動していた位置から正しい位置へ修正する。ロールマ
ントル12の位置が修正されると、調整弁40のスライド4
1、42、43は図5に示す中間位置に戻る。
【0039】図6は、グライドベアリングを設けたロー
ルにおけるロールマントルの横方向支持の第4の実施例
を示す。この実施例は大部分において図5に示すものと
類似しており、図6の解決法においてはロールには図5
の実施例に示すものと同様にグライドベアリング要素1
5、15a が設けられており、更に図6の実施例において
ロールには図5に関連して説明したものと同様な調整弁
40が設けられている。図6の実施例は、図5の実施例に
おいてはロールマントルの位置計測用の装置52はロール
内側に取り付けられてロールマントルの位置を第1のグ
ライドベアリング要素15を介して計測するようにしてい
るが、図6の解決法においては位置計測装置58はロール
の外側に取り付けられているという点で、図5に示すも
のとは異なる。位置計測装置58から調整弁40までには図
5に関連して既に説明したのと全く同様の、例えば電磁
制御接続部がある。図6の実施例において、計測装置58
は図6に示すように無接触検知器で構成することができ
るし、あるいは図6に示すものとは異なって、検知器
は、常にロール12の外面に載る従動部材を検知器に設け
るようにしてもよい。位置計測装置58からは、常時、電
磁的に、あるいはそれと同等の方法でロールマントル12
に関する情報が、電磁あるいはそれと同等の制御接続部
を伝って調整弁40へ送られるが、その作動は図5に説明
したものと同じである。従って、図6の実施例におい
て、取るマントル12は既に上述したように、全く同じよ
うにその正しい位置に保たれる。
【0040】図3ないし図6、および図21に示す実施例
に関しては、ここでは、グライドベアリング要素15、15
a を達成し構成できる様々な方法から1つの方法だけを
説明したことを述べておく必要がある。従って、グライ
ドベアリング要素15、15a は図3ないし図6、および図
21に示す構造とはかなり異なるものにすることもでき
る。更に、図4ないし図6においては、調整弁40はロー
ル内部の構造物として達成されているが、調整弁40の全
体をロールの外側に取り付けることもできるが、それで
もやはりその解決法の作動は上述のものと同じであるこ
とを述べておく必要がある。調整弁40の構造は同様の作
動をするかぎりは図と異なるものにすることもできる。
【0041】図7と図22は、ロールマントル12の負荷方
向に対して横の方向の支持の本発明による他の実施例の
概略断面図である。図7と図22は、図7の場合は液圧の
圧力媒体が、正反対の方向に作用するグライドベアリン
グ要素15、15a に対して同じ圧力ダクト20を通して同じ
圧力源から送られるが、図22の場合は圧力媒体が、正反
対の方向に作用するグライドベアリング要素15、15a に
対して別々の圧力ダクト20、20a を通して別個の圧力源
から送られることを除いては、互いに同じである。図1
と図2の場合にあるように、また図7と図22においても
同様に、ロールマントルは参照番号12で、更にロール軸
は参照番号11で示す。先ず、ロールマントル12の横方向
の支持に用いられる解決法の全体構造を説明する。先に
既に説明したように、ロールマントル12はロール軸11上
に、負荷方向に対して横方向に取り付けられたグライド
ベアリング要素15、15a によって支持されているが、そ
れらグライドベアリング要素は正反対の方向に作用す
る。それらの作動に関しては、グライドベアリング要素
15、15a が従来のもであり、前記グライドベアリング要
素15、15a がロールマントルの内面12' に流体膜を介し
て支持されるようにしている。
【0042】図7と図22の図において、第1のグライド
ベアリング要素15はロール軸11上に取り付けられ、前記
第1のグライドベアリング要素15がロール軸11に関連し
て半径方向に動けないようにしている。第1のグライド
ベアリング要素15のロール軸11上への取付けは、しか
し、完全に固定されず、グライドベアリング要素15がロ
ールマントル12の位置に従ってロール軸11に関連して傾
斜することができるようにしている。このため、フレー
ム部品23がロール軸11に取り付けられており、そのフレ
ーム部品内には第1のグライドベアリング要素15が、例
えば図7と図22に示すように球形の関節ベアリング226
よって取り付けられている。
【0043】それとは反対に、第2のグライドベアリン
グ要素15a は、反対方向に作用するが、ロール軸11に関
連して半径方向に可動に取り付けられている。このた
め、図7と図22に示す実施例において、フレーム部品23
a がロール軸11上に取り付けられてあり、第2のグライ
ドベアリング要素15a には液圧圧力媒体により加圧する
ことができる空隙21a が設けられ、前記フレーム部品23
a は前記空隙21a の中へ貫通して取り付けられている。
フレーム部品23a の外端部は球形にし、グライドベアリ
ング要素15a 内の空隙21の円筒形内壁に、シール23'aを
介して支持されている前記球形外端部が関節ベアリング
を形成するようにし、その上をグライドベアリング要素
15a が回転できるようにしている。従来の方法におい
て、グライドベアリング要素15、15a の中へは、圧力媒
体の供給装置に毛細孔25、25a を通して連絡する流体ポ
ケット24、24a が形成されている。第1のグライドベア
リング要素15の毛細孔25は供給ダクト19と直接、連絡し
ているのに対して、第2のグライドベアリング要素15a
の毛細孔25a は加圧可能な空隙21a と連絡しており、そ
の中へ圧力媒体が供給ダクト19から送り込まれる。
【0044】図7と図22に詳細に示すように、相対する
方向に作用するグライドベアリング要素15、15a は異な
る寸法のものにし、グライドベアリング要素15、15a の
有効面積、即ちそれらがロールマントルの内面12' に支
持されている面積が異なる大きさになるようにしてい
る。第1のグライドベアリング要素15は、ロール軸11に
関して半径方向に固定しているが、その反対方向に作用
するグライドベアリング要素15a よりも大きな面積を有
し、前記グライドベアリング要素15、15a の面積比は好
ましくは、第1のグライドベアリング要素15がその反対
の方向に作用する第2のグライドベアリング要素15a の
面積の2倍の大きさになることである。このような配置
により、ロールマントル12の横方向の支持を目的とした
装置が両方向に等しい量の力を支持することが達成され
る。このことは例として次に説明する。
【0045】外部からの横方向の力がロールマントル12
に印加されている状況を検討するが、その状況を説明す
るため、次の記号を用いる。
【0046】 A1 = 第1のグライドベアリング要素15の面積 p1 = 第1のグライドベアリング要素15に作用する圧
力 A2 = 第2のグライドベアリング要素15a の面積 p2 = 第2のグライドベアリング要素15a に作用する
圧力 F = ロールに横方向(図3と図21では右から)に作
用する外部の力 次に、力の平衡状態によれば、 p22 +F = p11 上述の例から、グライドベアリング要素15、15a に対し
て供給される圧力は単に、ロールに外部から加えられる
力Fの大きさによってのみ異なることを直接,知ること
ができる。外部の力Fの平衡と補償はグライドベアリン
グ要素15、15aの面積比が2である状態において最も好
ましく得られる。次に、ロールに外部から加えられる力
Fに大きさにかかわらず、ロールマントルは常に平衡し
ている。確かに、支持力はロールマントル12を広げよう
とする作用を生じるが、その作用は部分的には一つの利
点としてさえ考えることができる。なぜならば、このよ
うにして温度をロールマントルの端部の領域で制御する
ことがよりよくできるからである。このことは、横方向
に作用するグライドベアリング要素15、15a が、図1に
示すように、ロールマントルの終端領域に的確に配置さ
れているからである。
【0047】図8は、グライドベアリング付のロールの
実際の負荷方向、即ち図1に示す可変クラウンロール10
の場合はニップ平面の方向、における支持とジャーナリ
ングの第1の実施例の概略および部分断面図である。ま
た、図8において、ロール軸は参照番号11で、ロールマ
ントルは参照番号12で示す。次に先ず、図8に示す支持
設備の構造を説明し、続いて支持設備の作動を説明す
る。
【0048】ロールマントル12はロールマントルの内面
12' に対して負荷されるグライドベアリング要素14、14
a により支持されており、そのベアリング要素は図8に
示す方法で、正反対の方向に作用し、第1のグライドベ
アリング要素14がロールマントル12をロールマントルに
加えられる外部負荷の方へ、即ち図1に示す場合におい
ては、ニップの方へ負荷を印加し、第2のグライドベア
リング要素14a はロールマントルをその反対の方向にそ
れぞれ負荷を印加する。図8に示す構造において、グラ
イドベアリング要素14、14a には加圧可能な空隙61、61
a が設けられており、各グライドベアリング要素14、14
a 用にフレーム部品63、63a がロール軸11上に取り付け
られており、そのフレームはグライドベアリング要素内
の前記空隙61、61a の中へ貫通しており、そのフレーム
部品63、63a は前記空隙に関連してシール63' 、63'aに
より密封され、グライドベアリング要素14、14a がフレ
ーム部品63' 、63'aに関連して動けるようにしている。
それらの構造に関して、グライドベアリング要素14、14
a は従来のものであり、それらの外面にはオイルポケッ
ト64、64a が設けられ、空隙63、63a にグライドベアリ
ング要素を通る毛細孔65、65a を通し連絡している。従
って、加圧された空隙61、61a からは毛細孔65、65a を
通して圧力媒体、詳しくはオイル、がオイルポケット6
4、64a に入り、グライドベアリング要素14、14a とロ
ールマントルの内面12' との間に流体膜を形成する。
【0049】図8の概略図において、負荷方向に作用す
る第1のグライドベアリング要素14には調整装置66が設
けられ、グライドベアリング要素のフレーム部品63の中
へ形成されている穴76を有しており、その中へ3部分ス
ライド69、70、71が転移可能に取り付けられており、前
記スライドは中間部69と、第1の端部70と、第2の端部
71からなる。このスライド部品69、70、71はスライド部
品を互いに隔てているスピンドル67によって相互連絡さ
れており、そのスピンドル67は第1のグライドベアリン
グ要素14の空隙の底部62に載っている。穴76の底部には
スライドの第2の端部の下にスプリング68が取り付けら
れ、スピンドル67を空隙の底部62に対して負荷を掛けて
いる。従って、調整装置66はバルブからなり、その中へ
圧力媒体が中間ダクト20A と供給ダクト19A とを通して
送り込まれ、更にそのバルブは圧力と、調整装置66のス
ライド部品69、70、71により限定された流路72および73
を通して、更にグライドベアリング要素14、14a のフレ
ーム部品63、63a の中と、グライドベアリング要素14、
14a 内の空隙61、61a の中へ形成されている接続ダクト
18A と圧力ダクト75、75a とを通して所望の所定の比率
で供給されている圧力の流れとを配分する。更に、環状
溝74が穴76の中へ、供給ダクト19A と穴76との間の接続
点で形成されている。
【0050】本発明によれば、明らかに、ロールマント
ル12はロール軸に関連して負荷方向にも放射状に動くこ
とができる。図8に示した場合において、ロールマント
ル12は中間位置に示されており、この中間12は両方向に
一定の距離を動くことが可能である。例えば、図1に示
すように可変クラウンロールが関係しており、それがバ
ックアップロールと共にニップを形成している場合、ロ
ールマントル12の適切な許容移動量は、例えば両方向に
25mmである。この距離は、もちろん、ほんの一例として
挙げたものである。調整装置66によって、ロールマント
ル12の動きは関連する負荷の方向に制御され、その動き
は所望の最大値に限定される。図8から分かるように、
調整装置66のスライドの中間部69の軸の長さは穴76の中
へ形成されている環状溝74の軸長より大きく、明確に、
この寸法決めがロールマントル12の動きの制御に決定的
重要性を持つ。
【0051】ロールマントル12が中間位置にある図8に
示す状態において、スライドの中間部69は環状溝74を完
全に覆う。ロールマントル12が図8に示す位置からいず
れかの方向に、例えば図8では下方に移動し始めると、
ロールマントルの内面12' に対し流体膜により負荷され
ている第1のグライドベアリング要素14はロールマント
ル12の動きに追従し、調整装置66のスライドをスピンド
ル67を介して同じ方向にスプリング68の負荷に対して押
し付ける。スライドの中間部69の軸の長さは、ロールマ
ントル12がその極限位置に達すると、スライド69、70、
71が、圧力媒体が供給ダクト19A から環状溝74を通して
スライドの中間部69を越えて第1の流路72へ、それから
更に圧力ダクト75に従って空隙61の中へ移動する。これ
がロールマントル12の移動に対する制動圧を生み、この
制動圧が最終的にはロールマントル12をその許容極限の
位置に停止させる。その後、グライドベアリング要素1
4、14a に通じる設定圧本体の圧力ダクトは望ましくは
閉鎖される。この構成の利点は、それがロールマントル
12の移動を外部の制御なしに制御可能にし、更にロール
マントルの極限位置でグライドベアリング要素14、14a
の流体膜も保護することにある。この配列の作動は、も
ちろん、ロールマントル12が反対方向に移動した場合も
同じである。
【0052】図8の概略図は、この図においてどのよう
にロールマントル12が制御され、制動されるかについて
しか示されていない点で不完全である。しかし、図8に
示す圧力接続部に加えて、正常の設定圧が図8に示す中
間位置においても各グライドベアリング要素14、14a 内
の空隙61、61a へ供給されている筈であり、、その設定
圧によりグライドベアリング要素14、14a がまた図に示
す状態においてロールマントルの内面12' に対し負荷さ
れていることは充分に明らかである。図8から分かるよ
うに、設定圧の供給は供給ダクト19A を通しては行なえ
ない。なぜならば、スライドの中間部69が環状溝74を完
全に覆っており、圧力媒体の両方の流路72、73への流れ
を妨げているからである。設定圧の供給のためには、フ
レーム部品63、S63a の中へ単に圧力源に連絡する追加
のダクトを形成する必要があるが、前記追加ダクトを通
過する圧力媒体は調整装置66を通過しない。
【0053】図9は、図8と同様の、グライドベアリン
グ付のロールにおけるロールマントル12の動きを制御す
る第2の実施例の図である。図9の実施例は、図9に示
すような装置には前制御が設けられている点で、図8に
示すものとは異なる。先ず、図9に示す設備の構造につ
いて簡単な説明をする。前記図において、ロール軸は参
照番号11で、ロールマントルは参照番号12で示す。負荷
の方向にロールマントル12がロールマントルの内面12'
に作用するグライドベアリング要素14、14a によって支
持されており、それらのベアリング要素は正反対の方向
に作用する。図8の実施例と同様に、グライドベアリン
グ要素14、14a にはフレーム部品63、63a がロール軸11
上に取り付けられて設けられ、そのフレーム部品はグラ
イドベアリング要素14、14a の中へ形成されている空隙
61、61a の中へ貫通している。シール方法は図8に関連
して説明したものと同様の方法でシール63' 、63'aによ
り行なわれている。グライドベアリング要素14、14a の
上へは、その外面の中へオイルポケット64、64a が成形
されており、そのオイルポケットは毛細管65、65aを通
して空隙61、61a に連絡し、前記毛細管65、65a を通
し、圧力媒体が空隙61、61a からオイルポケット64、64
a へ入り、ロールマントルの内面12' とグライドベアリ
ング要素14、14a との間に流体膜を形成するようにして
いる。
【0054】更に、図8と同様の方法で、図9の実施例
では、その装置には調整装置66が設けられ、これは第1
のグライドベアリング要素14のフレーム部品63の中へ形
成されており、その中へは3部分スライド69、70、71が
転移可能に取り付けられており、そのスライドはスライ
ドの下の穴76の底部に取り付けられたスプリング68によ
り第1のグライドベアリング要素14の方へ負荷され、ス
ライドのスピンドル67が空隙の底部62に支持されるよう
にしている。更に、図8と同様に、環状溝74が穴76の中
に形成されており、その環状溝74は供給ダクト19A を介
して中央ダクト20a と連絡しており、その中央ダクト20
a から圧力媒体が調整装置66へ供給される。
【0055】図8とは異なり、図9の実施例は更に調整
弁80を設けてあり、それはロールマントル12の動きの調
整のための前制御装置を形成している。原則的には、調
整装置80の構造は、例えば図4に示す調整弁40と類似し
ており、調整弁が穴80a の中を移動する3部分スライド
81、82、83を有し、そのスライド内で流路84、85が圧力
制御のためのスライド部品の間に留まるようにしてい
る。調整弁80内の穴80aには環状溝91が設けられてお
り、それから調整弁80は圧力供給ダクト86を通して中央
ダクト20A に連絡している。調整装置66の第1の流路72
は圧力制御ダクト87を通して3部分スライドの第1の端
部82の背後の穴80a に連絡しており、同様に調整装置66
の第2の流路73は第2の圧力制御ダクト88を介してスラ
イドの第2の端部83の背後の調整弁の穴80a に連絡して
いる。他方、調整装置80の第1の流路84からは第1の圧
力ダクト89が第1のグライドベアリング要素14の空隙61
へ走り、同様に調整装置の第2の流路85が第2の圧力ダ
クト90を通して、第2のグライドベアリング要素のフレ
ーム部品63a の中へ形成されている圧力ダクト75a と、
更に前記ダクト75a から空隙61a とに連絡している。図
8に示す実施例における場合と同様に、図9の実施例に
おいてもそうであるように、グライドベアリング要素1
4、14a に対する設定圧本体の供給に関する構成は図示
しない。
【0056】図9に示す実施例の作動は次の通りであ
る。図9において、ロールマントル12はその中間部に示
されており、ロールマントル12がいずれかの方向、例え
ば図9においては下方に調整装置66は示されている中央
位置から離れて移動すると、調整装置66は図8に関連し
て説明したものと同様の理由、即ち調整装置66のスライ
ドの中間部69の軸長によって決められた距離、を外れて
ロールマントル12の一定の距離の移動を可能にする。ロ
ールマントル12がその極限位置に達すると、供給ダクト
19A から第1の流路72の中へ接続部が開き、更にそれか
ら第1の圧力制御ダクト87に沿って調整弁80のスライド
の第1の端部82の背後の穴80a の中へ接続部が開く。次
に、第1の圧力制御ダクト87から来る圧力が調整弁80の
スライドを図9における下方に移動させ、スライドの中
間部81が調整弁の圧力供給ダクト86から第2の調整弁80
の流路85への接続部を閉鎖し、同様に第1の流路84への
接続部を開き、その流路から、中央ダクト20A から調整
弁の圧力供給ダクト86を通して来る流れと圧力が第1の
圧力ダクト89を通して第1のグライドベアリング要素内
の空隙61へ入るようにしている。このような場合、第1
のグライドベアリング要素内の前記空隙61に送り込まれ
た圧力はロールマントル12の移動に対する制御圧を生
じ、その圧力が最終的にはロールマントルの動きをその
極限位置で停止させる。従って、図9に示す実施例の作
動は、調整弁80によりロールマントル12の動きを制御す
るために減衰が行なわれ、その場合、図8の実施例で発
生するかもしれない突然の振動と揺動が図9の実施例に
おいては解消される、という点を除いては図8に示すも
のと類似している。
【0057】図10はロールマントル12の動きの負荷方
向、即ち図1に示す可変クラウンロール10の場合ではニ
ップ平面の方向における制御の第3の実施例を示す。ま
た、図10に示す実施例においても、ロール軸は参照番号
11で、ロールマントルは参照番号12で示す。図8と図9
の実施例に類似した方法でロールマントル12がロール軸
11に関連して、負荷方向に正反対の方向で作用するグラ
イドベアリング要素14、14a によって支持されており、
それらベアリング要素には空隙61、61a と前記空隙を貫
通し、ロール軸11に取り付けられているフレーム部品6
3、63a とが設けられている。フレーム部品63、63a と
空隙61、61a との間の密封は上述の方法でシール63' 、
63'aによって配されている。更に、上述の方法で、グラ
イドベアリング要素14、14a にはそれらの外面上にオイ
ルポケット64、64a が設けられ、そのオイルポケットは
毛細孔65、65a を通して空隙61、61a に連絡し、圧力媒
体が空隙61、61a から毛細孔65、65a を通してオイルポ
ケット64、64a へ入り、グライドベアリング要素14、14
a とロールマントルの内面12' との間に流体膜を形成す
るようにしている。
【0058】図10の実施例は、その設備にはロール内部
に位置計測装置92を設け、その装置92を、図10の場合に
おいては、第1のベアリング要素14に関連して配置して
いることで、図8と図9に示す実施例と異なる。上述の
実施例において、位置計測装置92は電磁作動式位置計測
装置であり、計測装置のフレーム96をグライドベアリン
グ要素14のフレーム部品の中へ取り付けて有し、その中
へスピンドル93を設けたスライド95が転移可能に配置さ
れ、そのスライド95はスプリング94により負荷され、ス
ピンドル93を空隙の底部66に載せるようにしている。更
に、図10の設備には図9に示すのと類似した調整弁80が
設けられ、前記調整弁のスライド81、82、83の動きは、
位置計測装置92から電磁制御接続97を介して電磁的に制
御を受ける。調整弁80は圧力ダクト89と90とを通して各
グライドベアリング要素14、14aの空隙61、61a と連絡
している。作動の原理もまた、電磁的以外でも可能であ
る。
【0059】図10に示す実施例の作動は次の通りであ
る。先ず、一定の限界値が位置計測装置92のスライド95
に設定されており、ロールマントル12が充分に遠くへ移
動し、スライドがロールマントル12の所定の極限位置に
相当するその設定限界値に達すると、位置計測装置92が
制御接続97を介して調整弁80のスライド81、82、83を移
動させるための指令を送る。ロールマントル12が図10の
概略図において下に移動し、スライド95の動きがその設
定限界値に達した場合、位置計測装置92は図10において
調整弁80のスライド81、82、83を下に移動させるが、そ
の場合、圧力と流れは中央ダクト20A から調整弁の圧力
供給ダクト86を介して調整弁80の第1の流路84へ、更に
それから第1の圧力ダクト89に沿って第1のグライドベ
アリング要素14の空隙61へ入り、ロールマントル12の動
きに対する制動圧を生じる。その他の点では、作動は図
8と図9に関連して上述したものと同じである。
【0060】図11は、ロールマントルの位置と動きを負
荷方向、即ち図1に示すロール10の場合において、グラ
イドベアリング付のロールが関係している時はニップ平
面の方向で制御するための本発明による装置の第4の実
施例を示す。図11に示す実施例は、位置計測装置92が図
10の実施例においてはロールの内側に取り付けられてい
るのに対して、図11の解決法では位置計測装置98はロー
ルの外側に配置されていることを除いては、図10に示す
実施例と類似し、また同じである。作動方式に関して、
位置計測装置98は図10に示すものと同様にすることがで
き、例えば位置計測装置98がロールマントル12の位置を
無接触検知器か、あるいはロールマントル12に接触する
検知器のいずれかによって計測し、ロールマントルの位
置によって、電磁あるいは制御信号を制御接続99に沿っ
て調整弁80へ送り、負荷側に設置されているグライドベ
アリング要素14、14a 内に制動圧を生成するようにして
いる。図11の実施例においてもまた、ロールマントル12
に対しては一定の大きさの最大限の移動が図11に示す中
間位置から両方向に可能にしなければならないにことが
重要であるため、位置計測装置98が取り付けられて、ロ
ールマントルが12がその極限位置に達すると、調整弁の
スライド81、82、83を移動させる制御信号を送るように
している。従って、作動の原理は図10に示す実施例にお
けるものと同じである。
【0061】図9、図10および図11に示す実施例におい
ては、調整弁80が取り付けられていることを説明した。
この調整弁80は、もちろん、ロールの外側に取り付ける
こともできるが、それでもこの装置の作動は上述のもの
と同様である。更に、図9、図10および図11、更にまた
図8の実施例にも共通した特徴であるが、上述したよう
に、これらの図においては設定圧自体がどのようにグラ
イドベアリング要素へ送られているかについては図示し
ていない。図8、図9、図10および図11の実施例におい
ては、ロールマントル12の動きが制御され、更に制動圧
がグライドベアリング要素内で生成される方法のみに重
点がおかれている。グライドベアリング要素14、14a へ
の設定圧の導入は、全く従来の手段で解決することがで
きる。
【0062】図12は、ロールマントルのいわゆる主負荷
方向、即ち図1に示す可変クラウンロールの場合におい
ては、ニップ平面の方向、の支持の他の実施例の概略か
つ部分断面図である。図12において、ニップ平面は符号
Aで示す。また、この図12において、ロール軸は参照番
号11で、ロールマントルを12で示す。次に、先ず図12に
示す支持設備の構造を説明し、次いでその支持設備の作
動を説明する。
【0063】ロールマントル12は、ロールマントルの内
面12' に対して負荷されているグライドベアリング要素
14、14a によって支持され、それらベアリング要素は図
12に示す方法で正反対の方向に作用し、第1のグライド
ベアリング要素14がロールマントル12をロールマントル
に加えられている外部の負荷の方へ、図1に示す場合
は、ニップの方へ負荷し、更に第2のグライドベアリン
グ要素14a がロールマントルを反対の方向に負荷するよ
うにそれぞれしている。図12に示す場合において、グラ
イドベアリング要素14、14a は、従って、ニップ平面A
内に配置され、正反対の方向に作用するようにしてい
る。グライドベアリング要素14、14a には加圧可能な空
隙361 、361aが設けられ、各グライドベアリング要素1
4、14a のためのフレーム部品63、63a がロール軸11上
に取り付けられ、そのフレーム部品はグライドベアリン
グ要素内の前記空隙361 、361aの中へ貫通し、フレーム
部品63、63a は前記空隙に関連してシール63' 、63'aに
より密封され、グライドベアリング要素14、14a がフレ
ーム部品63、63a に関連して移動できるようにしてい
る。
【0064】構造に関して、グライドベアリング要素1
4、14a は従来のものにし、それらの外面にはオイルポ
ケット65、65a が設けられ、それはグライドベアリング
要素内を通過している毛細孔65、65a を通して空隙361
、361aと連絡するようにしている。グライドベアリン
グ要素14、14a 内の空隙361 、361aの底部に対しては底
部部品321 、321aが目的を持った締結手段、例えばねじ
部材により固定されている。この底部部品321 、321aの
中へは穴323 、323aが形成され、空隙361 、361aを毛細
孔65、65a に、それらから更にオイルポケット64、64a
に連結している。従って、加圧された空隙361 、361aか
らは、穴323 、323aと毛細孔65、65a を通して圧力媒体
がオイルポケット64、64a に入り、グライドベアリング
要素14、14aとロールマントルの内面12' との間に流体
膜を形成する。
【0065】グライドベアリング要素14、14a を負荷す
るために用いられる圧力媒体はグライドベアリング要素
の中へ圧力ダクト320 、320aを通して導入される。従っ
て、設定圧の供給は前記圧力ダクト320 、320aを通して
配され、その設定圧によって所望の大きさの負荷がグラ
イドベアリング要素14、14a に対して負荷される。各グ
ライドベアリング要素14、14a の中へは第2のダクト、
即ち制動圧供給ダクト319 、319aも通っている。前記制
動圧供給ダクト319 、319aを通して制動圧がグライドベ
アリング要素14、14a へ送られ、その圧力によって関連
するグライドベアリング要素14、14a の、従って、ロー
ルマントル12の動きが、ロールマントル12がその極限位
置に達すると、制動され、最後にはロールマントル12は
その前記許容極限位置において前記制動圧によって停止
される。制動圧供給ダクト319 、319aはグライドベアリ
ング要素14、14a 内の空隙361 、361aの中へ直接は開い
ていないが、空隙361 、361aへの制動圧の侵入がグライ
ドベアリング要素のフレーム部品63、63a 内に取り付け
られた調整装置326 、326aによって調整される。前記調
整装置326 、326aを介して制動圧は所望の方法で、フレ
ーム部品63、63a に形成されている球形凹面328 と、グ
ライドベアリング要素14、14a の底部部品321 、321a上
に設けた球形凸面327 、327aとの間に作用することがで
きる。図12には更に、ピン324 、324aがフレーム部品32
1 、321a上に設けられ、そのピンは、ロールマントル12
がその極限位置に近づくと、調整装置326 、326aに作用
することが示されている。調整装置326 、326aの構造
と、また支持設備の作動の機械による正制御もまた、前
記調整装置のより詳細な図である図23に関連してより詳
細に説明する。
【0066】図23に示すように、調整装置326 は簡単な
背圧弁からなり、それはバルブ本体330 を有し、その内
部には閉鎖部品331 が取り付けられ、それはスプリング
333により負荷され、更に図23に示す状態においては、
バルブ332 の開口部を覆い、閉鎖している。図23の実施
例において、支持部品334 が制動圧の供給ダクト319の
オリフィス上に取り付けられ、その部品334 にスプリン
グ333 が載っている。その他の点において、図23の符号
は図12に説明したものと同じであり、参照番号11はロー
ル軸を、参照番号63はグライドベアリング要素のフレー
ム部品を、参照番号328 はフレーム部品63の中へ形成さ
れている球形凹面を示す。同様に、参照番号321 はグラ
イドベアリング要素の底部部品を、参照番号327 はその
底部部品上に形成されている球形凸面を、参照番号323
は底部部品321 を貫通する穴を、参照番号324 は底部部
品内に設置されたピンを示す。図12に関連して先に説明
したように、設定圧自体はグライドベアリング要素の中
へ、図23には示されていない圧力ダクト320 を介して供
給される。制動圧供給ダクト319 には、また図23に示す
状態においても常に一定の大きさの制動圧があり、そこ
では調整弁326 、即ち背圧弁は閉じている。
【0067】ロールマントル12がグライドベアリング要
素の負荷の方向でその極限位置に達すると、即ち図23の
場合はロールマントル12が下へ移動すると、該当のグラ
イドベアリング要素14とフレーム部品63が互いに接近し
合い、それによって図23に示す球形面327 、328 の間の
空間もまた小さくなる。その動きがその極限位置に達す
ると、ピン324 が背圧弁の開口部332 を貫通し、閉鎖部
品331 を開口部332 から離して移動させ、供給ダクト31
9 から球形面327 、328 間の空間への流路を開ける。ロ
ールマントル12と、従って、グライドベアリング要素14
は完全にその極限位置にある場合、極端な場合、球形面
327 、328 が互いに接触し合うが、それにもかかわらず
圧力媒体は制動圧供給ダクト319 から穴323 へ更にそこ
から毛細孔65を通して流体ポケット64へ入る。従って、
流体膜は、極端な状態でたとえ圧力ダクト320 にある設
定圧力用の圧力がゼロになっていたとしても、グライド
ベアリング要素14とロールマントルの内面12との間に維
持される。互いに対応する球形面327 、328 と、穴323
とが形成され、たとえ前記球形面327 、328 が互いに接
触し合っていても、穴323 は閉じず、それらからオイル
ポケット64、64a へ絶えず接続している。ロールマント
ル12が図12と図23に示すその正常の位置に戻ると、調整
弁326 を形成している背圧弁が再び閉じ、それによって
供給ダクト319 は背圧弁の閉鎖部品331 を通り越えるこ
とができない。ロールマントル12の移動の距離が非常に
制限されているため、即ち図12に示す中間位置から、例
えば各方向に10〜25mmのオーダであるため、背圧弁326
は迅速に開口し、制動圧がフレーム部品63とグライドベ
アリング要素14との間の空間に充分に早期に作用できる
ようにする必要がある。これは、調整装置326 が制動圧
をどのようにも制限あるいは調整する必要がないばかり
でなく、調整装置326 には単に開閉の操作だけで充分な
のである。これは、従来の背圧弁を調整装置として使用
することが望ましいからである。他方のグライドベアリ
ング要素14a にもまた上述のもに完全に類似した構造が
用いられている。
【0068】図12において、更に、制御方式を説明して
いるが、それは図23に示す調整装置326 、即ち背圧弁の
開閉操作に代わるものである。図23によれば、背圧弁32
6 の開口は正制御により機械的に配されているが、図12
の他の方式によれば、背圧弁326 は外部から電気的に制
御される。図12によれば、電気制御はロールの主負荷方
向、即ちニップ平面の方向にロールマントル12の両側に
例えば誘導コネクタである限界検知器340 、340aを設置
して達成している。前記限界検知器340 、340aは制御装
置341 と電気接続されており、それから更に各調整装置
326 、326aへ電気接続されている。前記調整装置、即ち
背圧弁326 、326aはそこで、もちろん、電気制御部材を
設けられている(図示しない)。限界検知器340 、340a
は絶えずロールマントル12の動きを計測する訳ではない
が、前記限界検知器340 、340aはいわゆるON/OFFコネク
タであり、ロールマントル12がその移動の方向で一定の
設定限界位置に達すると、作動する。これが行なわれる
と、リミットスイッチ340/340aはインパルスを制御装
置341 へ送り、それが再び電気制御指令を直接に、ロー
ルマントル12の移動がその設定極限位置に進む側の調整
装置326 、326aへ送り、前記背圧弁326 /326aを開放
し、制動圧をそれぞれのグライドベアリング要素14/14
a へ送り込む。従って、前記電気制御により、先に説明
した機械的正制御と同じ最終結果が得られる。
【0069】図13は、図2に示す実施例に代わる解決法
を示す。図2に関係した説明に関連して既に述べたよう
に、本発明はまた多数のグライドベアリング要素を様々
な角度の位置に放射状に作用するよう取り付けて使用す
るようにして行なうことができる。従って、図13はロー
ルマントル12の横方向の支持は図2に関連して説明した
ものと同様の方法で、即ち相対する方向に作用するグラ
イドベアリング要素15、15a によって配置されている場
合を示す。その代わりに、ロールマントル12の主負荷方
向、即ちニップ平面Aの方向の支持は、提案の解決法で
は、グライドベアリング要素14、14a 14' 、14'aを主負
荷方向には直接作用させず、この方向から両方向へ角度
αで散開させて使用して達成している。図13に示す解決
法は特に、この解決法によって図2に示す構造における
よりも強い力が達成できる点で有利である。なぜなら
ば、グライドベアリング要素14' 、14'aと14、14a の力
の合力がそれぞれ主負荷方向に働くからである。その
他、すべての点で、図13の実施例は上述のものに類似し
ており、主負荷方向に働くグライドベアリング要素のそ
れぞれには上述の調整装置が用いられている。
【0070】図14は、本発明によるロールが利用できる
可能性のある位置の更に十分な概略図である。図14に示
す状態において、ロール10は2つの平面の方向に負荷さ
れており、10がバックアップロール1、2と共にニップ
を形成するようにしている。従って、図14の場合、ロー
ル10は2つのニップ平面AとBとを有し、互いに角度β
を形成している。更に、図14においては、第1のバック
アップロール1はいわゆる拡張ニップであり、本発明に
よるロール10と共に拡張ニップN1 を形成している。図
14の場合、他方のバックアップロール2は普通のバック
アップロールでありニップN2 を形成している。他の種
類の配置もまた本発明によるロールに関連して可能であ
る。
【0071】図15は、グライドベアリング付のロールに
おけるロールマントル12の軸方向の支持の第1の実施例
を示す。軸方向の支持の方法は大部分横方向におけるロ
ールマントル12の支持の配列と類似しており、例えば図
3に示す支持配列がこのようなロールマントルの軸方向
支持にほとんど応用できるようにしている。図15におい
て、ロール軸は参照番号11で、ロールマントルは参照番
号12で示す。ロールマントル12にはロール端部13、13a
が設けられ、ロールマントルの内部には軸方向グライド
ベアリング要素16、16a が取り付けられ、相対する方向
に作用し、ロール端部の内面13' 、13'aに支持されてい
るロール軸11上に支持されている。グライドベアリング
要素16、16a の構造は図3に示すものよりも簡単であ
り、図15の実施例において、穴はロール軸11の中へ簡単
に形成されており、その穴の中へグライドベアリング要
素16、16a のピストン部品が転移可能に取り付けられて
いる。もちろん、グライドベアリング要素16、16a 用に
軸11の中へ形成されている穴には必要なシール16' 、1
6'aが設けられている。
【0072】第1の軸方向グライドベアリング要素16は
調整装置と接続されており、それは参照番号100 で示
す。調整装置100 はロール軸11の中へ形成されている穴
113 の中へ取り付けられているスライド101 、102 、10
3 を有し、そのスライドのなかでは、スライドの中間部
101 と、端部102 および103 とがそれらの間で圧力媒体
の流れのための流路104 、105 を画成している。調整装
置の3部分スライド101、102 、103 にはスピンドル107
が設けられ、スライド101 、102 、103 の下の穴103
の底部にはスプリング106 が取り付けられ、それが第1
の軸方向グライドベアリング要素16のピストン部に対し
てスピンドルを負荷している。グライドベアリング要素
16、16a には、もちろん、オイルポケット108 、108aが
設けられ、毛細孔109 、109aがグライドベアリング要素
を介して成形されており、その穴はオイルポケット108
、108aをグライドベアリング要素の下へ供給されてい
る圧力媒体に接続させ、圧力媒体を毛細孔109 、109aを
通してオイルポケット108 、108aへ入れて、ロール端部
の内面13' 、13'aとグライドベアリング要素16、16a と
の間に必要な流体膜を形成するようにしている。
【0073】調整装置100 は圧力媒体供給ダクト110 と
連絡しており、それは調整装置内の穴113 114 のなかへ
開口している。環状溝の軸方向の長さと、調整装置の3
部分スライドの中間部101 の軸方向の長さは、図15に示
す中間位置においてグライドベアリング要素16、16a が
自身の圧力を供給ダクト110 から流路104 、105 と、接
続ダクト111 と、圧力ダクト112 とを通して受けるよう
互いに関連した方法で決められている。図15に示す配列
の作動は、外部の軸方向の力がロールマントル12に働く
と、スライド101 、102 、103 はグライドベアリング要
素16、16a へ通る圧力を調整し、前記軸方向の力を中和
させるようにする。従って、例えば、ロールマントル12
が図15に示す中間位置から右へ移動すると、調整装置10
0 のスライド101 、102 、103 も右に移動し、その場合
スライドの中間部101 が供給ダクト110 から第2の軸方
向グライドベアリング要素16a への圧力接続を切断し、
同様に第1のグライドベアリング要素16への圧力接続を
開放する。従って、第1のグライドベアリング要素16の
下に圧力が生じ、それがロールマントル12をその中間位
置に移動させる。
【0074】軸方向の支持の他のおよび有利な実施例に
関して、特に図2とそれに関係した説明を参照する。
【0075】図16は、グライドベアリングが設けられた
ロールにおけるロールマントルの軸方向の支持の第2の
実施例を示す。図16の実施例は、図16の装置に更に調整
弁120 を設けて、それがロールマントル12の移動の制御
の前制御を行なうようにしている点で、図15に示すもの
とは異なる。従って、図16の装置は大部分、ロールマン
トル12の横方向の支持のための図4に示す配列と類似し
ている。ロール自体と軸方向グライドベアリング要素1
6、16a は図15に示すものと同じであり、更に調整装置1
00 は図15に関連して説明したものと類似しており、こ
れらの点で、図15に関連した説明を参照する。
【0076】調整装置100 自体の接続方法は図15に示す
ものとは異なるが、既に上述したように、図16の実施例
には更に調整弁120 を設け、前制御を行なうようにして
いる。調整装置120 は穴120aを有し、それは調整装置の
フレームの中へ形成されており、その中へ3部分スライ
ド121 、122 、123 が取り付けられている。調整弁120
の穴120aの中へは環状溝131 が成形されており、それを
通して調整弁120 は調整弁の圧力供給ダクト126 と、更
に前記ダクト126 から主ダクト110Aへ連絡しており、そ
れを通して圧力媒体がまた供給ダクト110 へ、更にそれ
から調整装置100 へ供給される。調整弁120 の3部分ス
ライドの中間部121 と、端部122 および123 は、圧力ダ
クト129 、130 を通して向かい合っているグライドベア
リング要素16、16a と連絡しており、更に調整装置100
の3部分スライドの中間部101 と、端部102 と103 は圧
力制御ダクト127 、128 を通して調整弁120 のスライド
の向かい合っている端部122 、123 の裏側と連絡してい
る。
【0077】図16に示す装置の作動は次の通りである。
外部からの軸方向の力がロールに、例えば図16の概略図
では、左から加えられると、ロールマントル12と、第1
の軸方向グライドベアリング要素16が図16の右に移動す
る。この場合、調整装置100スライドも右に移動し、そ
の場合スライドの中間部101 は調整装置100 の第2の流
路105 を閉じ、第1の流路104 を開ける。この場合、供
給ダクト110 に沿って調整装置100 へ供給される圧力媒
体の圧力と流れは前記第1の流路104 を介して第1の圧
力制御ダクトに、それから調整弁120 の第1の端部122
の背後に働く。この圧力が調整弁120 スライド121 、12
2 、123 を移動させ、スライドの中間部121 が第2のグ
ライドベアリング要素16a への圧力媒体の流れを閉じ、
同様に第1の圧力ダクト129 から第1の軸方向グライド
ベアリング要素16の下への流れを開く。従って、第1の
グライドベアリング要素16の下の高い方の圧力は第2の
グライドベアリング要素16a の下よりも有効であり、そ
の場合、この高圧がロールマントル12を軸方向にその中
間位置まで移動させる。この構成によって、ロールマン
トル12に働く外部の軸方向の力を中和することが達成さ
れる。図15に比較して図16の装置の違いは、調整弁120
が図16の装置に減衰を行ない、その場合、ロールマント
ル12の位置の修正の移動が全く穏やかで、実際の軸方向
の揺動が発生しないことである。
【0078】図17に示す実施例は、軸方向のグライドベ
アリング要素16、16a に図15および図16に対応する液圧
調整装置100 は設けられていないが、図17の実施例にお
いてはロールに位置計測装置132 が設けられている点
で、図15および図16に示すものとは異なる。図17の概略
図において、位置計測装置132 は第1の軸方向グライド
ベアリング要素16の背後に取り付けられ、前記位置計測
装置132 は計測装置のフレーム36を有し、そのフレーム
の中にスライド135 が移転可能に取り付けられ、そのス
ライドにはスピンドル133 が設けられている。計測装置
のフレーム136 の中へは、スライド135 の下にスプリン
グ134 が取り付けられ、それがスライド135 を負荷し、
スピンドル133 が第1のグライドベアリング要素16に支
持され、その場合位置計測装置のスライド135 が第1の
軸方向グライドベアリング要素16の動きに従って動くよ
うにしている。図17の実施例には、図16の装置に設けら
れているものと同様の調整弁120 が設けられている。調
整弁120 は圧力供給ダクト126 から圧力ダクト129 と13
0 を通してやって来る圧力媒体の圧力と流れを、正反対
のグライドベアリング要素16、16a へ配分する。
【0079】図17の実施例は、外部からの軸方向の力が
ロールマントル12に、例えば図17では左から働くと、こ
の外部の力がロールマントル12を図17で右に移動させる
ように作動する。この場合第1のグライドベアリング要
素16と位置計測装置132 のスライド135 も同様な方法で
右に移動する。図に示すように、位置計測装置132 は、
例えば電磁により作動し、このような場合それは調整弁
120 へ電磁制御接続137 を介して接続される。作動の原
理は電磁以外でも可能である。位置計測装置132 のスラ
イド135 が右に動くと、制御が制御接続137 に沿って調
整弁120 へ送られ、調整弁のスライド121 、122 、123
を右に移動させる。このような場合、調整弁のスライド
の中間部121 は第2の軸方向のグライドベアリング要素
16a への圧力と流れの接続を閉鎖し、同様に第1の軸方
向グライドベアリング要素16a への専用接続を開くが、
この場合第2の軸方向グライドベアリング要素16a の下
にある圧力に比べて、より高い圧力が第1の軸方向グラ
イドベアリング要素16の下に形成され、この場合この高
い方の圧力が外部の力に作用し、ロールマントル12を中
間位置に移動させて戻す。
【0080】図18の実施例は、この実施例において位置
計測装置138 がロールの外側に配置されていることを除
いては、図17に示すものと同じである。図6と同様の方
法で、位置計測装置138 に無接触検知器か、あるいはロ
ール端部に接触する検知器のいずれかが設けられてお
り、外部の軸方向の力がロールマントル12に働くと、位
置計測装置がロールマントル12に対応する制御指令を制
御接続139 を介して調整弁120 へ送るようにしている
が、その構造と作動は図17に関連して説明した調整と同
じである。従って、図18に示す実施例の作動は図17に関
連して説明したものと完全に類似している。
【0081】図16、図17および図18において、調整弁12
0 がロールの内側に取り付けられていることを説明し
た。調整弁120 は、もちろん、ロールの外側にも取り付
けられるが、その配列の作動は上述のものとは異ならな
い。図15ないし18において、軸方向グライドベアリング
要素16、16a は全く概略的に示しているが、それらの構
造に関しては、それらは図に示したものとは異なること
ができるが、それらの作動は、それにもかかわらず、上
述のものと同じである。上の説明において、ロールにお
ける密封の解決法は一つも扱っていないが、その解決法
は既知のどのような方法によっても達成可能である。
【0082】図19と図24において、本発明による方法と
装置がまたロールマントル12の軸方向支持にも使用され
ている他の解決法を示す。図19と図24に示す実施例は、
図19において、正反対の方向に軸方向に作用するグライ
ドベアリング要素16、16a が同じ圧力源から圧力ダクト
230 を通して取れられる圧力媒体を供給されているのに
対して、図24の実施例において圧力媒体が、正反対の方
向に作用するグライドベアリング要素16、16a へ別々の
圧力源から送られていることを除いて、その他の点では
全く同じである。図19と図24の実施例において、ロール
マントル12には、従って、ロール端部13、13a が設けら
れ、その内面13' 、13'a対してグライドベアリング要素
16、16a が取り付けられて軸方向に作用するようにして
いる。図19と、図24の実施例において、グライドベアリ
ング要素16、16a は図2に示す種類の環状グライドベア
リングであり、その種類のベアリングは本発明の見地か
ら望ましい方法であると考えられる。それらの作動に関
して、グライドベアリング要素16、16a は従来のもので
あり、前記グライドベアリング要素16、16a には流体ポ
ケット234 、234a、またはそれと同等のものが設けら
れ、その中へ圧力媒体がグライドベアリング要素16、16
a と毛細孔235 、235aを通して送り込まれ、グライドベ
アリング要素16、16a がロール端部13、13a の内面に流
体膜を介して支持されるようにしている。図19と図24に
示すように、第1のグライドベアリング要素16はロール
軸上に固定して取り付けられている。軸方向の支持にお
いては、図7と図22に示す実施例における第1のグライ
ドベアリング要素に含まれているとして説明した種類の
関節ベアリングは使う必要もない。他方、軸方向に作用
する第2のグライドベアリング要素16a はロール軸上に
軸方向に可動に取り付けられ、グライドベアリング要素
16a の背後には加圧可能な空隙231aが形成され、それは
シール233'により密封され、その中へ圧力媒体が供給さ
れ、それからその媒体は流体ポケット234aへ毛細孔235a
を通して入る。その圧力媒体は空隙231 へ供給ダクト23
2aを通して送り込まれる。代わって、第1のグライドベ
アリング要素16上の流体ポケット234 は供給ダクト232
と毛細孔235 を直接、通して連絡している。図19と図24
に示すように、第1のグライドベアリング要素16は第2
のグライドベアリング要素16a よりも大きく、上述のロ
ールマントルの横方向の支持と同様な方法で、望ましい
実施例においては、第1のグライドベアリング要素16の
面積は第2のグライドベアリング要素16a の面積の2倍
の大きさである。このような解決方法により、同じ効
果、即ちグライドベアリング要素16、16a へ送られる圧
力媒体が外部からロールに加えられる軸方向の力によっ
てのみ影響を受けるということが得られる。面積の比が
2である望ましい実施例において、本発明の解決法では
外部からの負荷は完全に補償される。
【0083】以上、本発明を添付図面の各図を参照し例
を挙げて説明したが、本発明は図に説明した実施例のみ
に限定されることなく、特許請求の範囲に明記する本発
明の概念の範囲内で本発明の様々な実施例を修正するこ
とができる。
【0084】
【発明の効果】本発明により、従来技術と比較して、多
くの著しい利点が得られるが、それらの中、この点に関
しては、例えば次のことを説明する。本発明のグライド
ベアリングによるジャーナリングの方法はロールマント
ルを外部からの制御なしにその動きを制御することがで
きる。更に、この解決法によって、ロールマントルの非
常に精密な位置決めが達成できる。グライドベアリング
の配列は、ロールマントルの位置を、もし何かの理由で
マントルの位置がその設定値からずれている場合は、自
動的に調節する。ロールのジャーナリングは液圧グライ
ドベアリング要素によって達成され、本調整方法により
液体と動力の消費量が非常に低くなる。グライドベアリ
ングによる本取付け方法のため、グライドベアリング要
素からロールマントルに働く力が簡単に最少限度にする
ことができる。更に、本発明によるグライドベアリング
によってのジャーナリング方法がグライドベアリング要
素の流体膜をロールマントルの極限位置の領域において
も保護する。本発明においては施行方法が全く簡単であ
るため、操作に信頼性がある。本発明の更なる利点と特
徴は本発明の詳細な説明から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールが図1に示す実施例では可変クラウンロ
ールである本発明によるグライドベアリング付のロール
の全体の概略断面図である。
【図2】図1の線II-II に沿って切り取った概略断面図
である。
【図3】本発明によるグライドベアリング付のロールの
横方向の支持の第1の実施例のより詳細な部分断面図で
ある。
【図4】ロールマントルの横方向の支持の第2の実施例
の図3と類似の図である。
【図5】ロールマントルの横方向の支持の第3の実施例
の図3と図4に類似の図である。
【図6】ロールマントルの横方向の支持の第4の実施例
の図3ないし図5、図21に類似した図である。
【図7】本発明によるロールのロールマントルの横方向
の支持の他の実施例のより詳細な部分断面図である。
【図8】ロールの負荷方向のロールマントルの支持と、
ロールマントルの移動の制御の第1の実施例の概略部分
断面図である。
【図9】ロールマントル負荷方向の支持の第2の実施例
の図8と類似の図である。
【図10】ロールマントルの負荷方向の支持の第3の実
施例の図8と図9に類似の図である。
【図11】ロールマントルの負荷の方向における支持の
第4の実施例の図8ないし図10に類似の図である。
【図12】いわゆる主負荷方向のロールマントルの支持
と、その移動の制御の他の実施例の図8ないし図11に類
似の断面図である。
【図13】図12に示す支持の解決法を用いることができ
る、図2に示す実施例に代わる構造を示す図である。
【図14】本発明によるロールを適用できる位置を示す
全体の概略図である。
【図15】ロールマントルの軸方向の支持とロールマン
トルの軸方向の移動の制御の軸方向の部分断面図であ
る。
【図16】ロールマントルの軸方向の支持の第2の実施
例の図15に類似の図である。
【図17】ロールマントルの軸方向の支持の第3の実施
例の図15と図16に類似の図である。
【図18】ロールマントルの軸方向の支持の第4の実施
例の図15ないし図17に類似の図である。
【図19】本発明によるロールマントルの軸方向の支持
の好ましい実施例のより詳細な部分断面図である。
【図20】軸方向の支持の望ましい構造の実施例の概略
斜視図である。
【図21】図3に示すロールのロールマントルの横方向
の支持に用いられる調整装置のより詳細な図である。
【図22】本発明によるロールのロールマントルの横方
向の支持の他の実施例のより詳細な部分断面図である。
【図23】図12に示す支持に用いられている調整装置
と、その機械による正制御のより詳細な図である。
【図24】本発明によるロールマントルの軸方向の支持
の好ましい実施例のより詳細な部分断面図である。
【符号の説明】
10 ロール 11 ロール軸 12 ロールマントル 13,13a ロール端部 14,14a, 15,15a, 16,16a 液圧グライドベアリング要素 26, 66, 100 調整装置 40, 80, 120 調整弁 52, 58, 92, 98, 132, 138 位置計測装置 326, 326a 制動圧調整装置
フロントページの続き (72)発明者 ペッカ キビオヤ フィンランド共和国 40950 ムウラメ、 バイニオンティエ 15 (72)発明者 ユハ ラウティネン フィンランド共和国 40720 イバスキラ、 ビイタニエメンティエ 8 ビィー 18 (72)発明者 エサ レンス フィンランド共和国 40530 イバスキラ、 サニアイスティエ 14 (72)発明者 エサ サラバマキ フィンランド共和国 40950 ムウラメ、 ラウアンラウティ

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールマントルが固定ロール軸上に、該
    ロールマントルまたはロール両端に作用する液圧グライ
    ドベアリング要素により支持されており、前記ベアリン
    グ要素が液圧により加圧媒体の圧力によって負荷される
    グライドベアリング付の抄紙機またはそれと同等物のた
    めのロールの管形ロールマントルを取り付ける方法にお
    いて、該ロールマントルをロール軸上に、正反対の方向
    に放射状、および/または軸方向に作用するグライドベ
    アリング要素により支持し、該ロールマントルを移動ま
    たは移動しようとする外部の力が該ロールマントルに加
    えられると、高い方の負荷側に配置されているグライド
    ベアリング要素における圧力がその反対方向に作用する
    グライドベアリング要素における圧力よりも高いレベル
    に調節され、該外部圧力が中和されることを特徴とする
    グライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロール
    マントルを取り付ける方法。
  2. 【請求項2】 ロールマントルが固定ロール軸上に、該
    ロールマントルまたはロール両端に作用するグライドベ
    アリング要素によって支持されており、前記ベアリング
    要素は液圧により加圧媒体によって加圧され、前記ロー
    ルは少なくとも1つの平面の方向に、即ちいわゆる主負
    荷方向に放射状に負荷されるグライドベアリング付の抄
    紙機またはそれと同等物のためのロールの管形ロールマ
    ントルを取り付ける方法において、該ロールマントルを
    ロール軸上に、主負荷方向で相対する方向に放射状に作
    用するグライドベアリング要素によって支持し、該ロー
    ルマントルを前記主負荷方向にある距離にわたって移動
    可能にし、その場合、該ロールマントルがこの方向でそ
    の設定極限位置に達すると、該ロールマントルの移動が
    制動され、最終的にその移動がその極限位置でグライド
    ベアリング要素によって停止されることを特徴とするグ
    ライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマ
    ントルを取り付ける方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法におい
    て、正反対の方向に作用するグライドベアリング要素に
    おける圧力は、前記ロールマントルの移動から直接その
    制御を受ける調整装置またはそれと同等の調整弁によっ
    て調整されることを特徴とするロールマントルを取り付
    ける方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の方法にお
    いて、前記調整装置を正反対の方向に作用するグライド
    ベアリング要素の中の1つの移動によって制御し、圧力
    と流れを前記グライドベアリング要素に供給することを
    特徴とするロールマントルを取り付ける方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の方
    法において、個別の調整弁をロールマントルの位置に従
    って配置される調整装置の圧力によって調整し、該調整
    弁により圧力と流れを所望の比率で、正反対の方向に作
    用するグライドベアリング要素に対して供給することを
    特徴とするロールマントルを取り付ける方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の方法におい
    て、前記ロールマントルの位置は電磁またはそれと同等
    の位置計測装置により計測され、これによってロールマ
    ントルの位置に必要な制御指令が調整弁に与えられ、該
    調整弁は、ロールマントルの位置を調整し、正反対の方
    向に作用するグライドベアリング要素に対して一定の比
    率で圧力を供給することを特徴とするロールマントルを
    取り付ける方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記ロ
    ールマントルの位置はロールの内側からグライドベアリ
    ング要素を介して計測されることを特徴とするロールマ
    ントルを取り付ける方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の方法において、前記ロ
    ールマントルの位置はロールの外面の該ロールの外側か
    ら計測されることを特徴とするロールマントルを取り付
    ける方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の方
    法において、前記ロールマントルは主負荷方向に、特に
    ニップ平面の方向に放射状に支持され、該方向において
    該ロールは液圧負荷要素により、前記方向に対して横の
    方向に支持されていることを特徴とするロールマントル
    を取り付ける方法。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の方法において、前記
    液圧グライドベアリング要素に対する負荷設定圧と流れ
    は、前記ロールマントルがその設定極限位置に達する
    と、断絶されることを特徴とするロールマントルを取り
    付ける方法。
  11. 【請求項11】 ロールマントルを固定ロール軸上に、
    ロールマントルおよび/またはロール両端に作用する液
    圧グライドベアリング要素により支持し、前記ベアリン
    グ要素は液圧によって加圧媒体の圧力により負荷される
    抄紙機またはそれと同等物のための管形ロールのロール
    マントルを支持する方法において、該ロールマントルを
    該ロール軸上に、正反対の方向に放射状および/または
    軸方向に作用するグライドベアリング要素により支持
    し、第1の支持方向においては、該ロールマントルが該
    ロール軸上に前記支持方向に関連して固定して取り付け
    られている1つまたはいくつかのグライドベアリング要
    素により支持され、反対の支持方向においては、該ロー
    ルマントルは該ロール軸に関連して前記支持方向に転移
    可能で、かつその有効面積が実質的に第1の支持方向に
    作用するグライドベアリング要素より小さい少なくとも
    1つのグライドベアリング要素によって支持されること
    を特徴とする抄紙機等のための管形ロールのロールマン
    トルを支持する方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、前記
    ロールマントルが固定グライドベアリング要素により支
    持されている第1の支持方向において、該ロールマント
    ルはその反対の支持方向においては2倍の大きさの有効
    面積により支持されていることを特徴とするロールマン
    トルを支持する方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または12に記載の方法におい
    て、前記ロールマントルは正反対の方向に実質的に等し
    い加圧媒体の圧力により支持されることを特徴とするロ
    ールマントルを支持する方法。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれかに記載の
    方法において、前記加圧媒体は、正反対の方向に作用す
    るグライドベアリング要素に対して同じ圧力源から送ら
    れることを特徴とするロールマントルを支持する方法。
  15. 【請求項15】 ロールマントルが固定ロール軸上に、
    該ロールマントルおよび/またはロール両端に作用する
    液圧グライドベアリング要素により支持され、前記ベア
    リング要素は液圧により加圧媒体の圧力によって負荷さ
    れ、外側から放射状に少なくとも1つの平面の方向に、
    即ち、いわゆる主負荷方向に負荷されるグライドベアリ
    ング付抄紙機またはそれと同等物のための管形ロールの
    ロールマントルを取り付ける方法において、該ロールマ
    ントルはロール軸上に、実質的に主負荷方向に正反対の
    方向で放射状に作用しかつ制動圧の調整手段を設けられ
    ているグライドベアリング要素により支持され、これに
    よって、前記主負荷方向においては該ロールマントルを
    ある距離にわたって移動可能にし、それによって該ロー
    ルマントルが前記方向のその設定極限位置に達すると、
    該ロールマントルの移動が制動圧の調整装置によって制
    動され、最終的にはその移動がその極限位置にグライド
    ベアリング要素によって停止されることを特徴とするグ
    ライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマ
    ントルを取り付ける方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、前記
    制動圧のグライドベアリング要素へのアクセスはロール
    マントルの移動により制御し、該ロールマントルの移動
    に従って移動するグライドベアリング要素が制動圧調整
    装置から該グライドベアリング要素への流路を、該ロー
    ルマントルがその設定極限位置に達した時に、開放する
    ことを特徴とするロールマントルを取り付ける方法。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の方法におい
    て、前記ロールマントルがその設定極限位置に到達する
    と、制動圧用のグライドベアリング要素への流路は直ち
    に実質的に完全に開放されることを特徴とするロールマ
    ントルを取り付ける方法。
  18. 【請求項18】 請求項15ないし17のいずれかに記載の
    方法において、前記グライドベアリング要素に対する負
    荷設定圧自体と流れは、前記ロールマントルがその設定
    極限位置に達すると、切断されることを特徴とするロー
    ルマントルを取り付ける方法。
  19. 【請求項19】 請求項15ないし18に記載の方法におい
    て、前記ロールマントルが実質的にはニップ平面の方向
    と前記ニップ平面に対して横の方向とに支持されている
    ことを特徴とするロールマントルを取り付ける方法。
  20. 【請求項20】 抄紙機またはそれと同等物用に請求項
    1ないし10に記載の方法を利用する管形ロールであっ
    て、該ロールのロールマントルが固定ロール軸上に、該
    ロールマントルの内面および/または該ロール両端に作
    用するグライドベアリング要素により回転するように支
    持され、前記グライドベアリング要素が液圧加圧媒体の
    圧力により負荷される抄紙機等の管形ロールにおいて、
    前記ロールマントルを前記ロール軸上に、正反対の方向
    に放射状および/または軸方向に負荷されるグライドベ
    アリング要素によって支持しており、該グライドベアリ
    ング要素を、正反対の方向に作用するグライドベアリン
    グ要素に圧力を配分するように配置されている調整装置
    またはそれと同様の調整弁に接続して、外部から前記ロ
    ールマントルへ加えられグライドベアリング要素の作動
    方向に平行な力の分力を中和することを特徴とする管形
    ロール。
  21. 【請求項21】 抄紙機またはそれと同等物用に請求項
    1ないし10のいずれかに記載の方法を利用する管形ロー
    ルであって、該ロールのロールマントルが固定ロール軸
    上に、該ロールマントルの内面および/またはロール両
    端に作用するグライドベアリング要素によって回転する
    ように支持され、前記グライドベアリング要素が液圧媒
    体の圧力によって負荷され、更に前記ロールが少なくと
    も1つの平面の方向、即ち、いわゆる主負荷方向に放射
    状に負荷される抄紙機等の管形ロールにおいて、前記ロ
    ールマントルをロール軸上に、正反対の方向に該主負荷
    方向に放射状に負荷されるグライドベアリング要素によ
    り支持しており、該グライドベアリング要素を、正反対
    の方向に作用するグライドベアリング要素に圧力を配分
    するように配置されている調整装置またはそれと同様の
    調整弁に接続して該ロールマントルに対し一定の設定最
    大転移運動を可能にしており、その場合、該ロールマン
    トルがその極限位置に到達すると、該調整装置または同
    様の調整弁がグライドベアリング要素に対する圧力を制
    御して該ロールマントルの移動を制動し、最後に該ロー
    ルマントルをその極限位置で停止させることを特徴とす
    る管形ロール。
  22. 【請求項22】 請求項20または21に記載のロールにお
    いて、前記調整装置またはそれと同様の調整弁はその制
    御を前記ロールマントルの移動から直接受けるよう接続
    されていることを特徴とする管形ロール。
  23. 【請求項23】 請求項20、21または22に記載のロール
    において、前記調整装置は正反対の方向に作用するグラ
    イドベアリング要素の1つに関連して接続された弁を有
    しており、前記グライドベアリング要素の移動が該調整
    装置の弁にあるスライドを制御して圧力と流れを該グラ
    イドベアリング要素へ供給することを特徴とする管形ロ
    ール。
  24. 【請求項24】 請求項20ないし23のいずれかに記載の
    ロールにおいて、前記調整装置は、正反対の方向に作用
    するグライドベアリング要素に圧力と流れを分配する独
    立した調整弁を調整するよう配置されていることを特徴
    とする管形ロール。
  25. 【請求項25】 請求項20、21または22に記載のロール
    において、該ロールには電磁またはそれと同等の位置計
    測装置が設けられ、該位置計測装置は前記ロールマント
    ルの位置を計測し、該ロールマントルの位置を調整する
    調整弁に対して指令を与え、正反対の方向に作用するグ
    ライドベアリング要素に対し一定の比率で圧力を分配す
    るように取り付けられていることを特徴とする管形ロー
    ル。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のロールにおいて、前
    記位置計測装置は前記ロールの内側に前記グライドベア
    リング要素に関連して取り付けられていることを特徴と
    する管形ロール。
  27. 【請求項27】 請求項25に記載のロールにおいて、前
    記位置計測装置は前記ロールの外側に取り付けられ、前
    記ロールマントルの位置を該ロールマントルの外面から
    計測することを特徴とする管形ロール。
  28. 【請求項28】 請求項20ないし27のいずれかに記載の
    ロールにおいて、正反対の方向に放射状に作用するグラ
    イドベアリング要素が該ロールの主負荷方向に、特にニ
    ップ平面の方向に配置され、そこで、該ロールがロール
    軸上で負荷に逆らって、その軸全長にわたって液圧負荷
    要素によって、更に前記方向に対して横方向に支持され
    ていることを特徴とする管形ロール。
  29. 【請求項29】 請求項21に記載のロールにおいて、前
    記調整装置またはそれと同様の調整弁は前記液圧グライ
    ドベアリング要素へ送られる適切な設定圧とその圧力媒
    体の流れを、前記ロールマントルがその極限位置に達し
    た時、切断するよう配置されていることを特徴とする管
    形ロール。
  30. 【請求項30】 抄紙機またはそれと同等物用に請求項
    11ないし14のいずれかに記載の方法を利用する管形ロー
    ルであって、該ロールのロールマントルが固定ロール軸
    上に、該ロールマントルの内面および/または該ロール
    の両端に作用し、更に液圧加圧媒体の圧力により負荷さ
    れるグライドベアリング要素によって回転するように支
    持されている抄紙機等の管形ロールにおいて、前記ロー
    ルマントルはロール軸上に、正反対の方向に放射状およ
    び/または軸方向に負荷されるグライドベアリング要素
    によって支持されており、該グライドベアリング要素の
    中の第1の支持方向に作用する要素は該ロール軸上に固
    定して前記支持方向に取り付けられており、更に反対の
    支持方向に作用するグライドベアリング要素は前記支持
    方向に該ロール軸に関連して転移可能であり、前記固定
    して取り付けられているグライドベアリング要素の面積
    は前記移転可能に取り付けられているグライドベアリン
    グ要素の面積よりも実質的に大きいこととを特徴とする
    管形ロール。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のロールにおいて、第
    1の支持方向に作用し、固定して取り付けられているグ
    ライドベアリング要素の面積は、その反対方向に作用す
    るグライドベアリング要素の面積の2倍大きいことを特
    徴とする管形ロール。
  32. 【請求項32】 請求項30または31に記載のロールにお
    いて、正反対の方向に作用するグライドベアリング要素
    は同じ共通の圧力源に通じていることを特徴とする管形
    ロール。
  33. 【請求項33】 請求項30ないし32のいずれかに記載の
    ロールにおいて、同じ圧力が、正反対の方向に作用する
    グライドベアリング要素に対して作用するように接続さ
    れていることを特徴とする管形ロール。
  34. 【請求項34】 請求項30ないし33のいずれかに記載の
    ロールにおいて、前記ロールマントルを放射状に支持す
    るための、前記ロール軸上に前記支持の方向に固定して
    取り付けられているグライドベアリング要素は、該ロー
    ル軸上に関節軸受けまたはそれと同等のものによって旋
    回可能に取り付けられていることを特徴とする管形ロー
    ル。
  35. 【請求項35】 請求項30ないし34のいずれかに記載の
    ロールにおいて、該ロールを軸方向に支持するための、
    前記支持方向に固定して取り付けられているグライドベ
    アリング要素は、該ロール軸に強固に取り付けられてい
    ることを特徴とする管形ロール。
  36. 【請求項36】 請求項30ないし35のいずれかに記載の
    ロールにおいて、該ロールを軸方向に支持するためのグ
    ライドベアリング要素は環状のグライドベアリングであ
    ることを特徴とする管形ロール。
  37. 【請求項37】 抄紙機またはそれと同等物用に請求項
    15ないし19のいずれかに記載の方法を利用する管形ロー
    ルにおいて、該ロールのロールマントルが固定ロール軸
    上に、該ロールマントルの内面および/または該ロール
    両端に作用するグライドベアリング要素によって回転す
    るように支持されており、前記グライドベアリング要素
    が液圧加圧媒体の圧力によって負荷され、該ロールが外
    部から少なくとも1つの平面の方向、即ち、いわゆる主
    負荷方向に放射状に負荷される抄紙機等の管形ロールに
    おいて、前記ロールマントルが前記ロール軸上に、正反
    対の方向で主負荷方向に実質的に放射状に負荷されるグ
    ライドベアリング要素によって支持されており、その各
    々はそれ自体の制動圧調整装置に接続されて、該ロール
    マントルに対し一定の最大移動運動を可能にし、それに
    よって該ロールマントルがその極限位置に達した時、該
    制動圧調整装置がグライドベアリング要素へ制動圧を供
    給して該ロールマントルの動きを制動し、最終的には該
    ロールマントルをその極限位置で停止させるように配置
    しされていることを特徴とする管形ロール。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のロールにおいて、前
    記制動圧調整装置をそれに対応するグライドベアリング
    要素に接続し、前記調整装置が正制御状態で開になり、
    前記制動圧を前記ロールマントルの動きに従って該グラ
    イドベアリング要素に対して送ることができるように接
    続されていることを特徴とする管形ロール。
  39. 【請求項39】 請求項37に記載のロールにおいて、該
    ロールには電気および/または電磁コネクタと制御手段
    とを前記制動圧調整装置に接続して設け、前記調整装置
    を電気的に開にし、前記制動圧をその対応するグライド
    ベアリング要素に対し前記ロールマントルの動きに従っ
    て送ることを可能にしていることを特徴とする管形ロー
    ル。
  40. 【請求項40】 請求項37、38または39に記載のロール
    において、前記制動圧調整装置は背圧弁であり、該背圧
    弁は、ロールマントルが正常位置にある時に開放され、
    制動圧のグライドベアリング要素への通行を妨げ、ロー
    ルマントルがその極限位置またはその近辺にある時には
    全開になり、全制動圧をグライドベアリング要素に作用
    させることを可能にしていることを特徴とする管形ロー
    ル。
  41. 【請求項41】 請求項37、38または40のいずれかに記
    載のロールにおいて、前記グライドベアリング要素のピ
    ストン部の上へ部材が形成されており、該部材は、前記
    ロールマントルがその極限位置付近にある時、制動圧調
    整装置からグライドベアリング要素への流路を開放する
    ことを特徴とする管形ロール。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載のロールにおいて、前
    記グライドベアリング要素のピストン部の上へピンまた
    はそれと同等のものが取り付けられており、ピンまたは
    それと同等のものは、前記ロールマントルがその極限位
    置付近にある時、前記調整装置の背圧弁の閉鎖部品を開
    放することを特徴とする管形ロール。
  43. 【請求項43】 請求項37ないし42のいずれかに記載の
    ロールにおいて、前記液圧グライドベアリング要素はニ
    ップ平面内に互いに正反対の方向に配列され、該ロール
    には別にニップ平面に対して横方向に作用するグライド
    ベアリング要素が設けられていることを特徴とする管形
    ロール。
  44. 【請求項44】 請求項37ないし42のいずれかに記載の
    ロールにおいて、実質的に主負荷方向に作用するグライ
    ドベアリング要素が対で配列され、これは前記主負荷方
    向から前記方向の両側に等しく大きく分かれていること
    を特徴とする管形ロール。
JP07711495A 1994-03-09 1995-03-09 グライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマントルを運転する方法、およびそれを利用する管形ロール Expired - Fee Related JP3759192B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI941107A FI98320C (fi) 1994-03-09 1994-03-09 Menetelmä paperikonetta tai vastaavaa varten tarkoitetun putkimaisen telan telavaipan liukulaakeroimiseksi ja menetelmää soveltava putkimainen tela
FI941107 1994-03-09
FI941991 1994-04-29
FI941991A FI95742C (fi) 1994-04-29 1994-04-29 Menetelmä ja laitteisto putkimaisen telan telavaipan tukemiseksi
FI950814 1995-02-22
FI950814A FI97565C (fi) 1995-02-22 1995-02-22 Menetelmä paperikonetta tai vastaavaa varten tarkoitetun putkimaisen telan telavaipan liukulaakeroimiseksi ja menetelmää soveltava putkimainen tela

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07331590A true JPH07331590A (ja) 1995-12-19
JP3759192B2 JP3759192B2 (ja) 2006-03-22

Family

ID=27241601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07711495A Expired - Fee Related JP3759192B2 (ja) 1994-03-09 1995-03-09 グライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマントルを運転する方法、およびそれを利用する管形ロール

Country Status (7)

Country Link
EP (2) EP0969145B1 (ja)
JP (1) JP3759192B2 (ja)
KR (1) KR100354323B1 (ja)
CN (1) CN1122417A (ja)
AT (2) ATE218649T1 (ja)
CA (1) CA2144208C (ja)
DE (2) DE69527218T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI100481B (fi) * 1995-10-23 1997-12-15 Valmet Corp Menetelmä taipumakompensoidun telan liukulaakeroidun telavaipan päätya lueiden lämpötilan säätämiseksi
FI110014B (fi) * 1996-10-23 2002-11-15 Metso Paper Inc Menetelmä paperikoneen tai vastaavan telan putkimaisen telavaipan liukulaakeroimiseksi ja liukulaakeroitu tela
DE19738025A1 (de) * 1997-08-30 1999-03-18 Kuesters Eduard Maschf Kalanderanordnung
FI115791B (fi) * 1999-02-17 2005-07-15 Metso Paper Inc Menetelmä paperikoneen telan liukulaakeroimiseksi ja liukulaakeroitu paperikoneen tela
FI116310B (fi) * 2000-05-10 2005-10-31 Metso Paper Inc Paperi-/kartonki- tai jälkikäsittelykoneen taipumakompensoitu tela
DE10237826A1 (de) * 2002-08-19 2004-03-11 Voith Paper Patent Gmbh Vorrichtung zur Herstellung von Materialbahnen
FI114563B (fi) * 2003-01-29 2004-11-15 Metso Paper Inc Putkitela paperikonetta varten
DE102007047527A1 (de) * 2007-10-04 2009-04-09 Schaeffler Kg Radialwälzlager, insbesondere zweireihiges Schrägwälzlager
KR101361119B1 (ko) 2012-05-09 2014-02-13 이동복 로프 가이드 롤러
FI126727B (fi) * 2012-10-19 2017-04-28 Valmet Technologies Inc Kenkätela, pitkänippipuristin ja kuiturainakone

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH472590A (de) * 1967-07-18 1969-05-15 Mirrlees Nat Ltd Hydraulisches Axiallager
DE2849253C2 (de) * 1978-11-08 1981-01-08 Escher Wyss Ag, Zuerich (Schweiz) Durchbiegungseinstellwalze
AT369063B (de) * 1979-05-10 1982-12-10 Escher Wyss Ag Walzvorrichtung zum walzen von bahnfoermigen materialien
JPS58107201A (ja) * 1981-12-18 1983-06-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 圧延機
CH656812A5 (de) * 1982-04-08 1986-07-31 Escher Wyss Ag Walzvorrichtung.
FR2553312B1 (fr) * 1983-10-14 1987-05-22 Clecim Sa Procede de reglage de l'epaisseur et du profil d'un produit plat en cours de laminage
SE455431B (sv) * 1986-11-12 1988-07-11 Cellwood Machinery Ab Hydrostatisk axiallagring
DE3820974C3 (de) * 1988-06-22 1996-03-21 Kuesters Eduard Maschf Dichtungsglied bzw. Walze
CH680151A5 (ja) * 1989-11-09 1992-06-30 Escher Wyss Ag
DE4002387C1 (ja) * 1990-01-27 1991-02-07 Kleinewefers Gmbh, 4150 Krefeld, De
US5060357A (en) * 1990-06-21 1991-10-29 Beloit Corporation Self-loading controlled deflection roll
US5111563A (en) * 1991-02-04 1992-05-12 Beloit Corporation Self-loading, controlled deflection roll

Also Published As

Publication number Publication date
JP3759192B2 (ja) 2006-03-22
EP0969145A2 (en) 2000-01-05
EP0672786B1 (en) 2002-06-05
EP0969145B1 (en) 2002-06-26
DE69527218T2 (de) 2002-10-31
CA2144208C (en) 2005-05-24
CA2144208A1 (en) 1995-09-10
EP0969145A3 (en) 2000-04-19
EP0672786A2 (en) 1995-09-20
ATE218649T1 (de) 2002-06-15
DE69526878T2 (de) 2002-12-19
KR950032891A (ko) 1995-12-22
EP0672786A3 (en) 1996-02-07
KR100354323B1 (ko) 2003-02-11
ATE219806T1 (de) 2002-07-15
DE69526878D1 (de) 2002-07-11
CN1122417A (zh) 1996-05-15
DE69527218D1 (de) 2002-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5509883A (en) Tubular roll for a paper machine or equivalent with glide-bearings
CA1139140A (en) Roll for use in calenders or the like
JP2529652Y2 (ja) 可変クラウン・ロール
JPH07331590A (ja) グライドベアリング付の抄紙機等の管形ロールのロールマントルを取り付ける方法、およびそれを利用する管形ロール
US6012386A (en) Bearing control system for a roll with hydrostatic bearings
PL161085B1 (pl) Walec naciskowy z samoobciazajaca regulacja jego wychylen PL PL PL
US5685813A (en) Tubular roll for a paper machine or equivalent with glide bearings
US4805279A (en) Pressure roll for use in calenders and the like
FI109145B (fi) Tela
US6036820A (en) Shoe press unit
US5152041A (en) Method and apparatus for rolling continuous material
US5860903A (en) Method and apparatus for supporting a roll mantle
CA2198229A1 (en) Position control for self-loading roll
CA2239189C (en) A tubular roll provided with hydraulically loaded glide bearings
FI116310B (fi) Paperi-/kartonki- tai jälkikäsittelykoneen taipumakompensoitu tela
FI105498B (fi) Menetelmä paperi-/kartonkikoneen tai jälkikäsittelykoneen telan akselin ympärille pyöriväksi järjestetyn telavaipan tukemiseksi ja menetelmää soveltava laite
JPH0361847B2 (ja)
US5865716A (en) Method and apparatus for regulating the temperature in end areas of a roll mantle of a variable-crown roll having glide bearings
FI111026B (fi) Laakereiden ohjausjärjestelmä hydrostaattisesti laakeroitua telaa varten
FI95742C (fi) Menetelmä ja laitteisto putkimaisen telan telavaipan tukemiseksi

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050111

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050810

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees