JPH0733115Y2 - 流動層炉のレトルト構造 - Google Patents

流動層炉のレトルト構造

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JPH0733115Y2
JPH0733115Y2 JP1111489U JP1111489U JPH0733115Y2 JP H0733115 Y2 JPH0733115 Y2 JP H0733115Y2 JP 1111489 U JP1111489 U JP 1111489U JP 1111489 U JP1111489 U JP 1111489U JP H0733115 Y2 JPH0733115 Y2 JP H0733115Y2
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retort
heat insulating
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insulating material
fluidized bed
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JP1111489U
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秀満 竹野下
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流動層炉のレトルト構造に関する。
(従来の技術) 従来から使用されているセラミック製のレトルト流動層
炉は、第5図に示すようにレトルト1の上面にカバーが
設けられておらず、炉蓋10が直接乗る構造のものであ
る。
第5図のものはレトルト1の上面は炉蓋10を開けると、
直接大気に晒された状態となるが、閉じると炉蓋10はレ
トルト1の上面に乗った形となり、レトルト1の上面と
炉蓋10の下面の断熱材10aが密着し、レトルト1内を密
閉する構造である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来のものは以下の問題がある。
1)炉蓋10の下面の断熱材10aとレトルト1上面と接触
する構造であるため、隙間を生じ易く密閉度を保ち難
い。
特に炉蓋10とレトルト1間のシール性が悪い場合は熱い
流動ガスが吹き出し危険である上、窒化や浸炭などの雰
囲気処理の場合、炎や匂いが出てくる恐れがある。
2)レトルト1の上面が剥き出しになっているため、炉
蓋10を開ければレトルト1の上面が冷たい外気に晒され
て急冷され、ヒートショックを受けてレトルト1が割れ
る原因になる。
3)レトルト1に炉蓋10の重さが掛かっているため変形
や割れの原因となる。
4)レトルト1の上面が剥き出しのため、炉蓋10の縁や
処理バスケットが触れ易く、割れや欠けの原因となり、
欠けがあると温度変化時に応力集中が起こり易く、割れ
の発生源となる。
本考案はこれに鑑みセラミック製のレトルトを使用した
流動層炉において、レトルト上端部にリング状の断熱材
成形品カバーを被せることにより、レトルト上部を保温
しヒートショックをやわらげると共に、炉蓋の重量をこ
のカバーで受けさせてレトルトを保護し耐久性を上げ、
かつ炉蓋とレトルトの間のシール性を高めるようにした
流動層炉のレトルト構造を提供して従来技術のもつ欠点
の解消を図ることを目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案の請求項1はセラミック
製のレトルト1を使用した流動層炉において、レトルト
1の外周に設置され、レトルト1の上端より高い上端を
持つ断熱材4と、この断熱材4とレトルト1との上部を
覆うブランケット12と、そのブランケット12の上面およ
び内面にわたり設置されたリング状の断熱材成形品のカ
バー11とそのカバー11の上面に断熱材10aを介して載置
された炉蓋10とよりなる構造を特徴とし、セラミック製
のレトルト1を使用した流動層炉において、レトルト1
の外周に設置され、レトルト1の上端より高い上端を持
つ断熱材4と、この断熱材4とレトルト1との上部を覆
うブランケット12と、このブランケット12の上面および
内面にわたり設置されたリング状の断熱材成形品のカバ
ー11と、このカバー11の上面部に円周状に設置された凹
溝内のサンドシール部14と、このサンドシール部14に着
脱自在に載置した炉蓋10とよりなる構成を特徴とする。
(作用) 上記構成により請求項1は、炉蓋10の重さ、あるいは炉
蓋10を装着する時の衝撃は、カバー11およびブランケッ
ト12を介して、レトルト1の上端より高い上端を持つ断
熱材4で支えるため、レトルト1に力を直接及ぼすこと
はない。
また、レトルト1上部はブランケット12を介して、断熱
材成形品のカバー11により保温されているため、成形品
を取り出すために炉蓋10を取り外す時に、高温になって
いるレトルト1が外気に触れても、急に冷やされること
がないことから、レトルト1に作用するヒートショック
が和らげられる。
更に、レトルト1上部はブランケット12を介して、カバ
ー11により覆われているため、炉蓋10や処理品が衝突し
てレトルト1を傷つける心配がない。
請求項2は、炉蓋10の重さ、あるいは炉蓋10を装着する
時の衝撃は、サンドシール14、カバー13、ブランケット
12を介して、レトルト1の上端より高い上端を持つ断熱
材4で支えるため、レトルト1に直接力を及ぼすことは
ない。
また、レトルト1上部はブランケット12を介して、断熱
材成形品のカバー13により保温されているため、成形品
を取り出すために炉蓋10を取り外す時に、高温になって
いるレトルト1が外気に触れても、急に冷やされること
がないことから、レトルト1に作用するヒートショック
が和らげられる。
更に、レトルト1上部はブランケット12を介して、カバ
ー13により覆われているため、炉蓋10や処理品が衝突し
てレトルト1を傷つける心配がない。
特に、カバー13にサンドシール部14を設けたことによ
り、カバー13と炉蓋10間からの炉気の洩れがなくなる。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第4図に示す実施例を参照し
て説明する。
流動層炉は第1図(以下、第2図乃至第4図も同様)に
示すようにセラミック製のレトルト1内に収容した砂を
下部に設けた分散板2の小孔からのエアにより攪拌させ
るようにしたもので、レトルト1の外周の中間部は加熱
室3が、また上部と下部には断熱材4、5がそれぞれ設
けられている。
そして下部の断熱材5はキャスタブル断熱材を成形した
ものを使用している。
また加温室3と下部の断熱材5の周りはさらに別の断熱
材6により覆われている。
炉の上面には天板8が設けられ、この天板8の下面に断
熱材7を設け、炉内の断熱性を上げている。側面は炉の
外壁9となっており、レトルト1の上方部では、シール
11または13に炉蓋10が間接的に載置されている。
そしてこの流動層炉は炉温が1100℃を越える高温の場合
や、炉内が腐食性雰囲気となる場合に使用されるもので
ある。
本考案の請求項1にかかる流動層炉のレトルト構造は第
1図および第2図に示すようにセラミック製のレトルト
1を使用した流動層炉において、レトルト1上面にリン
グ状の断熱材成形品のカバー11を設けたもので構成され
ている。
レトルト1の上面は周りに設けた断熱材4よりも5〜10
mm低くしてあり、この断熱材4の上には成形したカバー
11(例えば、ファイバーキャスト#100などのキャスタ
ブル断熱材)が乗せてある。
そしてこのカバー11の端部はレトルト1の内面1aにまで
及んでおり、レトルト1の上面を完全に覆うようになっ
ている。これによりレトルト1の上面は保温され、比較
的ヒートショックに弱いレトルトの弱さを保護する。
また炉蓋10の重さは断熱材10aを介して、カバー11およ
びブランケット12を通して断熱材4で支えているため、
レトルト1に力を直接及ぼすことはない。
さらにレトルト1の上面がカバー11により覆われている
ため、ここに炉蓋10や処理バスケットなどが直接ぶつか
ることはない。
断熱材4とカバー11との間にはシール性を高めるために
セラミックファイバーのブランケット(例えば、カオウ
ールブランケットなど)12を敷いている。
請求項2にかかる流動層炉のレトルト構造は第3図およ
び第4図に示すように請求項1の断熱材成形品のカバー
13の上面に円周に沿って溝を形成し、この溝をサンドシ
ール部14としたもので構成されている。このサンドシー
ル部14には流動粒子と同じアルミナ粒子を入れことによ
り炉蓋10を閉じた時に、炉蓋10の縁がこのアルミナ粒子
に食い込むことにより外気とシールされる。
したがってレトルト内のシール性がより向上する。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したから、請求項1に
おいては、 (1)レトルト上面を保護しているため、炉蓋の開閉時
に生ずる温度差が緩和され、ヒートショックを受けにく
い。
(2)炉蓋の重さを直接に受けないためにレトルトに負
担が掛からない。
(3)レトルト上面を保護しているため炉蓋や処理品が
ぶつかってレトルトを傷つける心配がない。
などの効果が得られ、請求項2においては成形品カバー
にサンドシール部を設けたことにより、レトルトと炉蓋
間のシール性が向上し炉気の洩れがなくなるなど優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる請求項1の流動層炉のレトルト
構造の断面図、第2図は第1図の上部のカバー部分の詳
細図、第3図は請求項2の流動層炉のレトルト構造の断
面図、第4図は第3図の上部カバー部分の詳細図、第5
図は従来の流動層炉のレトルト構造の断面図である。 1…レトルト、1a…内面、2…分散板、3…加熱室、4,
5,6,7…断熱材、8…天板、9…外壁、10…炉蓋、10a…
断熱材、11…カバー、12…ブランケット、13…カバー、
14…サンドシール部、L…砂のレベル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック製のレトルト1を使用した流動
    層炉において、レトルト1の外周に設置され、レトルト
    1の上端より高い上端を持つ断熱材4と、この断熱材4
    とレトルト1との上部を覆うブランケット12と、そのブ
    ランケット12の上面および内面にわたり設置されたリン
    グ状の断熱材成形品のカバー11と、そのカバー11の上面
    に断熱材10aを介して載置された炉蓋10とよりなること
    を特徴とする流動層炉のレトルト構造。
  2. 【請求項2】セラミック製のレトルト1を使用した流動
    層炉において、レトルト1の外周に設置され、レトルト
    1の上端より高い上端を持つ断熱材4と、この断熱材4
    とレトルト1との上部を覆うブランケット12と、このブ
    ランケット12の上面および内面にわたり設置されたリン
    グ状の断熱材成形品のカバー11と、このカバー11の上面
    部に円周状に設置された凹溝内のサンドシール部14と、
    このサンドシール部14に着脱自在に載置した炉蓋10とよ
    りなることを特徴とする流動層炉のレトルト構造。
JP1111489U 1989-01-31 1989-01-31 流動層炉のレトルト構造 Expired - Lifetime JPH0733115Y2 (ja)

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JPH02103698U JPH02103698U (ja) 1990-08-17
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