JPH07330232A - エレベータ表示システム - Google Patents

エレベータ表示システム

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JPH07330232A
JPH07330232A JP12764294A JP12764294A JPH07330232A JP H07330232 A JPH07330232 A JP H07330232A JP 12764294 A JP12764294 A JP 12764294A JP 12764294 A JP12764294 A JP 12764294A JP H07330232 A JPH07330232 A JP H07330232A
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elevator
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Application number
JP12764294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Wakizaka
新路 脇坂
Yasuto Uchida
靖人 内田
宏之 ▲真▼野
Hiroyuki Mano
Kaname Iijima
要 飯島
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータかご内において、乗客に対し、そ
のビルの案内情報等の一般情報を動画像や自然画像で表
示可能で、かつ、エレベータの位置情報や昇降状態を示
すエレベータ運行情報の表示切替を高速に行い得るよう
にすること。 【構成】 一般情報,エレベータ運行表示情報は、かご
内にあらかじめ記憶しておき、エレベータ運行情報によ
って、対応する一般情報とエレベータ運行表示情報とを
重ね合わせた表示を生成し、動画はコンポジットビデオ
信号でかご内やホールに伝送した後、デジタル化し、合
成して表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータのかご内、
及びホールにおいて、エレベータ位置情報や昇降状態情
報などのエレベータ運行情報と、動画像を含めた案内情
報などの一般情報とを、同時に表示可能なエレベータ表
示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータを利用する乗客に対して、エ
レベータかご内、及びエレベータホールで、エレベータ
の運行情報だけでなく、エレベータが設置されているビ
ルでの行事案内や天気予報等の一般情報を表示するシス
テムとしては、特開平2−261787号公報に記載の
技術がある。この従来技術では、エレベータ一般情報を
絵や文字を用いてエレベータの運行情報と同時に表示す
ることが可能であり、乗客に対して、階表示等のエレベ
ータ運行情報の視認性を損なうことなく、一般情報を付
加することを可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
では、一般情報として表示可能なのは、絵や文字を用い
た静止画(グラフィック表示)であり、高度情報化社会
で要求される自然画や動画像を含んだ高度な情報を一般
情報として、エレベータの運行情報と共に表示すること
への考慮がなされていなかった。
【0004】また、図20に自然画や動画像の表示を行
うエレベータ表示装置の1例を示す。このような構成の
エレベータ表示装置では、機械室11で動画像,静止画
像などの一般情報とエレベータ運行情報とを重ね合わせ
て伝送することから、高速に運行するエレベータに対応
した表示画面の切替を、高速に行うことができないとい
う問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、エレベータ表示の
高速切替が可能なエレベータ表示システムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるエレベータ
表示システムは、上記目的を達成するために、エレベー
タ機械室に、TVやVTRなどの映像信号源と、イメー
ジスキャナなどのグラフィック信号源と、情報処理部
と、伝送部a,伝送部bとを設け、エレベータかごに、
エレベータ運行情報などのエレベータ情報源と、映像処
理部と、エレベータ情報処理部と、合成部と、表示部と
を設け、エレベータ機械室内の映像信号源の動画像デー
タを、伝送部aでは、輝度信号,搬送色信号,水平及び
垂直同期信号,色同期信号を含んだコンポジットビデオ
信号で第1の伝送ケーブルを用いて、エレベータかご内
の映像処理部に伝送し、また、エレベータ機械室内の情
報処理部のグラフィック情報の表示データを、伝送部b
では、デジタル信号で第2の伝送ケーブルを用いて、エ
レベータかご内のエレベータ情報処理部に伝送し、エレ
ベータ情報処理部において、エレベータかご内のエレベ
ータ情報源の情報と情報処理部のグラフィック情報とを
合成し、さらに合成部において、映像処理部のデジタル
化した映像信号とエレベータ情報処理部で合成したデジ
タル信号とを合成し、表示部にて表示を行うものであ
る。
【0007】また、エレベータかごには、エレベータ運
行表示情報とエレベータかごに伝送される一般情報の静
止画を記憶する記憶装置を設け、エレベータ情報処理部
において、エレベータかご内で生成されたエレベータ運
行情報に応じて記憶してあるエレベータ運行表示情報を
読み出し、合成部において、映像処理部のデジタル化し
た映像信号とエレベータ情報処理部で記憶装置から読み
出したエレベータ運行表示情報とを合成し、表示部にて
表示を行うものである。
【0008】
【作用】エレベータかご内に、エレベータ運行表示情報
とエレベータかごに伝送される一般情報の静止画を記憶
する記憶装置を設け、エレベータかご内で生成するエレ
ベータ運行情報に応じて記憶装置からデータを読み出し
て表示を行うので、表示の切替を高速に行うことがで
き、表示の切替が乗客に見えないので、良好な運行表示
が実現できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例によって説明
する。図1は本発明の1実施例に係るエレベータ表示シ
ステム(エレベータシステムにおける情報表示システ
ム)のブロック図である。
【0010】図1において、1はTVやVTRなどの映
像信号源、2は伝送部a、3はイメージスキャナなどの
グラフィック信号源、4は情報処理部、5は伝送部b、
6は映像処理部、7はエレベータ情報源、8はエレベー
タ情報処理部、9は合成部、10は表示部、11はエレ
ベータ機械室、12はエレベータかご、13はエレベー
タの昇降路、14は表示制御装置、201は表示装置で
ある。
【0011】映像信号源1,伝送部a2,グラフィック
信号源3,情報処理部4,伝送部b5は、エレベータ機
械室11に配置し、映像処理部6,エレベータ情報源
7,エレベータ情報処理部8,合成部9,表示部10
は、エレベータかご12内に配置する。したがって、エ
レベータ機械室11とエレベータかご12間は、伝送部
a2,伝送部b5のケーブルにてデータの授受を行な
う。
【0012】映像信号源1は、ビルの行事案内等を動画
像として表示部10に供給する。また、映像信号源1
は、輝度信号,搬送色信号,水平及び垂直同期信号,色
同期信号を含んだコンポジットビデオ信号を伝送部a2
に出力し、伝送部a2は入力したコンポジットビデオ信
号を、有線でエレベータかご12内の映像処理部6に伝
送する。そして、映像処理部6は、伝送されたコンポジ
ットビデオ信号を入力し、信号をデジタル化して、表示
部10の1フレーム分に相当するデジタル表示データを
生成し、格納する。
【0013】また、グラフィック信号源3は、静止画の
データを情報処理部4に出力し、情報処理部4は、入力
したデータをデジタル化して、表示部10の1フレーム
分に相当する表示データを生成し、格納する。そして、
格納しているデジタル化した表示データを同期して読み
出し、伝送部b5へ出力する。伝送部b5は入力した表
示データを、有線でエレベータかご12内のエレベータ
情報処理部8へ伝送する。
【0014】エレベータ情報源7は、エレベータの位置
情報や昇降情報等をエレベータかご12から入力し、エ
レベータ情報処理部8に出力する。エレベータ情報源7
から、エレベータの位置情報や昇降情報等を入力したエ
レベータ情報処理部8は、それに対応した階情報表示デ
ータを生成し、伝送部b5から伝送される静止画データ
と、階情報表示データとを重ね合わせて、表示部10の
1フレーム分に相当する表示データを生成し、格納す
る。
【0015】そして、合成部9は、映像処理部6に格納
しているデジタル化した映像表示データと、エレベータ
情報処理部8に格納している静止画と階情報の合成表示
データとを、優先度に応じて重ね合わせ、表示部10に
出力する。表示部10は、合成部9からの表示データを
入力し、表示を行う。
【0016】図2はエレベータかご内の表示装置の配置
例を示している。同図において、201は表示装置、2
02は扉、203,204は操作パネルである。
【0017】表示装置201は、乗客の見やすさを配慮
してエレベータ扉202の上部に配置している。また、
操作パネル203の表示部には、表示装置201と同じ
ものが表示されており、停止する階情報等が乗客,オペ
レータに見えるようにしている。なお、図2は表示装置
の配置の1例であって、これに限定されるものではな
い。また、本実施例では表示装置201を1枚使用した
が、同一かご内に複数枚用いてもよい。
【0018】次に、上記したシステムをより具体化した
例を、図3のブロック図を用いて説明する。
【0019】図3では、映像信号源1は、表示部10に
表示する動画像としてTVやVTRの映像を使用し、そ
の出力はコンポジットビデオ信号であるとする。また、
グラフィック信号源3はイメージスキャナであるとす
る。図3は、図1における情報処理部4,映像処理部
6,エレベータ情報処理部8の具体的な1例を示してお
り、図3において図1と同じものには同一番号を付して
ある。
【0020】情報処理部4において、304はイメージ
スキャナを接続可能なパーソナルコンピュータ(以下、
PCと略記する)、305はフレームメモリである。ま
た、映像処理部6において、301はビデオ−RGB変
換回路、302はA/D変換回路、303はフレームメ
モリである。また、エレベータ情報処理部8において、
306はマイコンあるいはマイコンとその周辺デバイス
からなる階情報生成回路、307はフレームメモリ、3
08は記憶装置である。なお、309は合成部9で合成
された表示データを格納するフレームメモリである。
【0021】PC304は、グラフィック信号源3とし
て使用しているイメージスキャナが出力する映像のデジ
タルデータを入力し、フレームメモリ305へ1画面分
格納する。そして伝送部b5は、フレームメモリ305
に格納されているデジタルデータを、マイコン306に
伝送する。
【0022】ビデオ−RGB変換回路301は、TVや
VTRから伝送部a2を介して伝送されたコンポジット
ビデオ信号をRGBの3原色信号に変換し、変換したR
GBの3原色信号をA/D変換回路302に入力する。
A/D変換回路302は、色搬送波の周波数である3.
58MHzの4倍の周波数でサンプリングしてデジタル
化し、フレームメモリ303へ1画面分格納する。
【0023】また、マイコン306は、伝送部b5から
の文字や記号の登録表示データを受けて、記憶装置30
8に格納し、さらに、エレベータ運行時において、エレ
ベータ情報源7からエレベータ運行情報を入力すると、
その情報に対応した運行表示データを記憶装置308か
ら読み出し、さらに、伝送部b5から伝送される静止画
のデジタルデータと重ね合わせて、表示部10に表示す
る1画面分の表示データを生成し、フレームメモリ30
7へ格納する。ここで、記憶装置308には、1画面分
の静止画データが複数画面分と1画面を構成するのに必
要な部分部分を表す運行表示データとが格納されてい
る。
【0024】記憶装置308は、ハードディスク、また
は電源を切っても記憶内容を保持しておくメモリ(例え
ばフラッシュメモリ)である。また、エレベータ運行情
報で使用する文字や記号の表示データは、記憶装置30
8設置時に記憶させる固定データ形式としてもよいし、
エレベータの電源がONになると、エレベータ機械室1
1から表示データを登録表示データとして、記憶装置3
08に伝送する形式でもよい。
【0025】合成部9は、フレームメモリ303,30
7にそれぞれ格納されている映像デジタル表示データと
合成デジタル表示データとを同時に順次読み出し、映像
信号源1の表示データ、グラフィック信号源3とエレベ
ータ情報源7の合成表示データの優先度に応じて重ね合
わせ、表示部10に表示する1画面分の表示データをフ
レームメモリ309に格納する。そして、表示部10は
フレームメモリ309から表示データを読み出して、表
示する。
【0026】ビデオ−RGB変換回路301は、SON
Y製 CXA1585Qを用い、A/D変換回路302
は、日立製 分解能8ビットHA19209TPを用い
ることで実現できる。また本実施例では、表示部10で
26万色表示を行なうこととした場合、RGB3原色信
号が各6ビット必要であるので、A/D変換回路302
は8ビット中上位6ビットを使用することで実現でき
る。そして26万色表示を行うことから、これまで説明
したフレームメモリ303,305,307,309
は、26万色表示に対応した容量を有する必要がある。
【0027】図4は伝送部a2の具体例を示しており、
同図において、401はブースト回路、402は第1の
伝送ケーブルとしての5C2V同軸ケーブル線路であ
る。ブースト回路401は、表示部10が搭載されてい
るエレベータかご内までの伝送距離を考慮してコンポジ
ットビデオ信号を増幅し、5C2V同軸ケーブル線路4
02へ出力する。
【0028】図5は情報処理部4の具体例を示してお
り、同図において図3と同じものには同一番号を付して
ある。図5において、501はフレームメモリ305の
メモリ読み出し信号生成回路、502は発振回路、50
3はPC304がフレームメモリ305の表示データの
読み出しの開始を許可する読み出し開始信号、504は
フレームメモリ305から読み出されたパラレル表示デ
ータ、505は読み出し信号である。
【0029】PC304とフレームメモリ305の間
は、PC304が出力している表示データを直接フレー
ムメモリ305に書き込む接続方式でも、PC304の
I/Oとして接続する構成でもよい。例えば、後者で
は、PC304は、イメージスキャナ4が読み取った静
止画像を一旦取り込み、PC304のI/O命令によっ
て、表示部10の1画面分の表示データをフレームメモ
リ305へ書き込むことができる。そして、フレームメ
モリ305へ表示データの書き込みが終了すると、PC
304は、読み出しを許可する読み出し開始信号503
を出力する。メモリ読み出し信号生成回路501は、読
み出し開始信号503を検知すると、読み出し信号50
5を出力し、フレームメモリ305は格納している1画
面分の静止画データ、あるいは登録表示データとして、
1画面を構成する個々の運行表示データをパラレルで出
力する。
【0030】図6は伝送部b5の具体例を示しており、
同図において図5と同じものには同一番号を付してあ
る。図6において、601はパラレル−シリアル変換回
路、602は送信回路、603は第2の伝送ケーブルと
してツイストペアケーブル線路、604はメモリ読み出
し信号生成回路501からの同期信号である。
【0031】ここで、ツイストペアケーブル603は、
グラフィック信号源3のデジタル表示データを少なくと
もエレベータの昇降速度に合わせて、例えば1階から2
階に上がる間に1画面分伝送できるものとして説明す
る。パラレル−シリアル変換回路601は、デジタル表
示データ504をパラレル信号からシリアル信号に変換
し、送信回路602に出力する。送信回路602は入力
したパラレル信号を、ツイストペアケーブル線路603
に出力する。パラレル−シリアル変換回路601は、フ
レームメモリ305から読み出したパラレル表示データ
504を直接パラレルーシリアル変換する構成としても
良いし、I/Oで接続されていてI/O命令によってシ
リアル信号で読み出す構成としても良い。また、送信回
路602は、20Mbps[bit/sec]以上の高
速データ伝送が可能であるテキサスインストゥルメント
社製SN75ALS192を用いることで実現できる。
【0032】次に、映像処理部6の構成および動作の詳
細を、図7,図8,図9を用いて説明する。
【0033】図7はNTSCテレビ方式における、表示
の分解能について示している。同図において、701は
帰線期間、702は表示有効期間、703の破線は偶数
ライン、704の実線は奇数ラインである。
【0034】NTSCテレビ方式の場合、水平周波数は
およそ15.75kHzであり、垂直の走査線数は52
5本で、1フィールド60Hzの飛び越し走査を行って
いる。色搬送波の周波数は3.58MHzであり、本実
施例における映像処理部6は、この色搬送波の4倍の周
波数でデジタル化して、フィールドメモリに格納する。
この場合、水平方向の分解能は次の式で表されるよう
に910ドットとなる。
【0035】 (4×3.58MHz)/15.73kHz=910[ドット]……式 ここで、水平方向約910ドット,垂直525ラインか
ら帰線期間701を抜き取ると、表示有効期間702の
分解能は、水平約755ドット,垂直480ラインとな
る。本実施例では表示部10で用いる表示装置は、水平
640ドット,垂直480ラインの解像度を持つ液晶表
示装置を用いたものとし、特に、表示画面の1ピクセル
ごとに能動素子であるThin Film Transistorを有するT
FT液晶(Thin Film Transistor液晶)表示装置を用い
た場合について説明する。
【0036】上述したように、NTSCテレビ方式では
1フィールド60Hzの飛び越し走査を行っているの
で、1フィールドの垂直の走査線数は、1フレームの垂
直の走査線数480ラインの半分の240ラインであ
る。したがって、本実施例では、フィールドメモリに格
納されている表示データを、表示部10の1フレーム分
に増やす必要がある。
【0037】図8は上記したことを考慮した映像処理部
6の詳細ブロック図を示しており、同図において図3と
同じものには同一番号を付してある。図8において、8
01は同期分離回路、802は発振回路、803は書き
込みメモリ制御回路、804はフィールドメモリ、80
5はラインメモリ、806はセレクタ、807はフィー
ルドメモリ804の書き込み信号(以下、フィールドメ
モリ書き込み信号と称す)、808はラインメモリ80
5の書き込み信号(以下、ラインメモリ書き込み信号と
称す)、809はセレクタ806の切り替え信号、81
0はフレームメモリ303の書き込み信号(以下、フレ
ームメモリ書き込み信号と称す)、811は合成部9か
らのフィールドメモリ読み出し信号、812は合成部9
からのラインメモリ読み出し信号、813は合成部9か
らのフレームメモリ読み出し信号である。
【0038】ビデオ−RGB変換回路301は、コンポ
ジットビデオ信号をRGB3原色信号に変換し、A/D
変換回路302へ出力する。A/D変換回路302は、
発振回路802が常時出力する3.58MHzの4倍の
周波数でRGB3原色信号をサンプリングし、デジタル
化する。一方、同期分離回路801は同期信号を分離
し、水平同期信号と、垂直同期信号とを取り出し、書き
込みメモリ制御回路803へ出力する。
【0039】書き込みメモリ制御回路803は、あらか
じめ水平同期信号からの書き込み開始位置指定と書き込
み終了位置指定を保持し、さらに垂直同期信号からの書
き込み開始位置指定を保持することで、フィールドメモ
リ804への格納開始と終了を制御する。そして、書き
込みメモリ制御回路803は、フィールドメモリ804
へ書き込みのためのフィールドメモリ書き込み信号80
7を生成し、表示データを所望のアドレスに書き込む。
【0040】フィールドメモリ804に書き込まれた表
示データは、合成部9からのフィールドメモリ読み出し
信号811によって1ライン分のデータを順次読み出
し、セレクタ806に出力する。それと同時に、書き込
みメモリ制御回路803からのラインメモリ書き込み信
号808で、前記1ライン分のデータをラインメモリ8
05に格納する。
【0041】ラインメモリ805に格納した表示データ
は、合成部9からのラインメモリ読み出し信号812に
よって順次読み出され、セレクタ806に出力する。セ
レクタ806は、書き込みメモリ制御回路803からの
セレクタ切り替え信号809で切り替えを行ない、フィ
ールドメモリ804とラインメモリ805のそれぞれか
ら入力した1ライン目のデータを、交互にフレームメモ
リ303に出力する。
【0042】以下2ライン目以降同様な操作を行ない、
書き込みメモリ制御回路803のフレームメモリ書き込
み信号810によって、1ライン目から240ライン目
までの表示データを2ラインずつフレームメモリ303
に順次書き込み、240ラインの表示データを倍の48
0ラインにし、表示部10の1フレーム分の表示データ
を格納する。図9は、この映像処理部6による表示部1
0の表示方法を示している。
【0043】次に、図10,図11,図12を用いて、
書き込みメモリ制御回路803の具体的な動作を説明す
る。
【0044】図10は書き込みメモリ制御回路803の
具体例を示すブロック図であり、同図において図8と同
じものには同一番号を付してある。図10において、1
001は水平書き込み開始位置レジスタ、1002は水
平カウンタ、1003は比較回路、1004は水平書き
込み終了位置レジスタ、1005は比較回路、1006
は垂直書き込み開始位置レジスタ、1007は垂直カウ
ンタ、1008は比較回路、1009は書き込み制御信
号生成回路、1010は3.58MHzの4倍の周波数
(以下、4fscクロックと略記する)、1011は水
平同期信号、1012は垂直同期信号、1013は水平
カウンタ出力、1014は水平書き込み開始位置比較結
果、1015は水平書き込み終了位置比較結果、101
6は垂直カウンタ出力、1017は垂直書き込み開始位
置比較結果、1018はフィールドメモリ書き込みアド
レスリセット信号、1019はラインメモリ書き込みア
ドレスリセット信号、1020はフレームメモリ書き込
みアドレスリセット信号、1021は書き込みクロック
である。また、1022はセレクタ切り替え信号809
を生成するセレクタ切り替え信号生成回路である。
【0045】図11は、図10に示したブロック図の動
作タイミングチャートであり、同図において図8,図1
0と同じものには同一番号を付してある。図11におい
て、1101はフィールドメモリ804,ラインメモリ
805,フレームメモリ303のアドレスである。
【0046】ここで、図3で示したフレームメモリ30
3,305,307,309およびフィールドメモリ8
04として、テキサスインストゥルメント社製TMS4
C1050を、ラインメモリ805として、日本電気製
μPD41101Cをそれぞれ用いることとして、以下
説明する。
【0047】TMS4C1050は、ビット幅が4ビッ
ト、容量が256kビットである。したがって、図12
の(a)に示すようにフィールドメモリとして使用する
場合には、表示データの情報量がRGB3原色信号は6
ビット、(640ドット×240ライン=)154kビ
ットであるので、TMS4C1050を2個用いること
で実現できる。また、図12の(b)に示すようにフレ
ームメモリとして使用する場合には、表示データの情報
量がRGB3原色信号は同様に6ビット、(640ドッ
ト×480ライン=)307kビットであるので、TM
S4C1050を4個用いることで実現できる。また、
TMS4C1050は書き込みと読み出しを非同期に独
立して行え、書き込みの場合、書き込みアドレスリセッ
ト信号でアドレスをゼロとし、書き込みクロックを入力
することで、データを書き込み、その後、自動的にアド
レスを1加え、自動更新をするものである。またライン
メモリ805で用いるμPD41101Cの動作の概要
は、TMS4C1050と同様である。
【0048】また、あらかじめ水平書き込み開始位置レ
ジスタ1001,水平書き込み終了位置レジスタ100
4,垂直書き込み開始位置レジスタ1006には、それ
ぞれ水平同期信号位置より有効画素までの画素数,水平
方向有効画素数,垂直同期信号位置より有効ライン位置
までの距離を示す値を設定する。本実施例では、表示部
10で用いる表示装置は前述したように、水平方向64
0ドット,垂直480ラインの解像度を持つTFT液晶
表示装置とした。したがって、水平書き込み開始位置レ
ジスタ1001に値Xを書き込んだものとすると、水平
書き込み終了位置レジスタ1004にはE(X+64
0)の値を書き込む。垂直書き込み開始位置レジスタ1
006には、値Yが書き込まれているものとする。
【0049】垂直書き込み開始位置レジスタ1006と
垂直カウンタ1007は、垂直方向のフィールドメモリ
804への取り込み開始位置を決定する。垂直カウンタ
1007は垂直同期信号1012でゼロクリアされ、水
平同期信号1011によって計数する。そして、垂直書
き込み開始位置レジスタ1006の設定値と垂直カウン
タ1007の計数値が等しくなると、比較回路1008
は、取り込みを開始するラインであることの垂直書き込
み開始位置比較結果1017を、書き込み制御信号生成
回路1009へ通知する。
【0050】一方、水平カウンタ1002と水平書き込
み開始位置レジスタ1001と水平書き込み終了位置レ
ジスタ1004は、フィールドメモリ804の水平方向
への書き込み範囲を決定するものである。水平カウンタ
1002は水平同期信号1011でゼロにクリアされ、
4fscクロック1010によって計数する。水平カウ
ンタ1002の計数値と水平書き込み開始位置レジスタ
1001の設定値を比較回路1003で比較し、両者の
値が等しくなれば、比較回路1003は水平書き込み開
始位置比較結果1014を、書き込み制御信号生成回路
1009へ出力する。
【0051】書き込み制御信号生成回路1009は、比
較回路1003から水平書き込み開始位置比較結果10
14を入力し、比較回路1008からの垂直書き込み開
始位置比較結果1017を参照して、フィールドメモリ
書き込みアドレスリセット信号1018を出力し、4f
scクロック1010と同じ周波数で、同期した書き込
みクロック1021を順次出力し、フィールドメモリ8
04へ1ライン分の表示データの書き込みを行なう。そ
して、水平カウンタ1002の計数値が水平書き込み終
了位置レジスタ1004の設定値と等しくなると、比較
回路1005が、水平書き込み終了位置比較結果101
5を書き込み制御信号生成回路1009へ出力し、書き
込み制御信号生成回路1009は書き込みクロック10
21を停止する。
【0052】次に、水平同期信号1011によって水平
カウンタ1002がゼロクリアされ、上記と同様にし
て、2ライン目の表示データの書き込みを行なう。2ラ
イン目以降は、書き込み制御信号生成回路1009へ比
較回路1008からの垂直書き込み開始位置比較結果1
017はないので、フィールドメモリ書き込みアドレス
リセット信号1018は出力しない。このような動作を
繰り返し、表示データをフィールドメモリ804へ1フ
ィールド分格納する。
【0053】ラインメモリ805への書き込みは、上述
したフィールドメモリ804へ1ライン分の表示データ
を書き込む場合と同様である。そして、1ライン目の表
示データの書き込みを行なった後、ラインメモリ書き込
みアドレスリセット信号1019をラインメモリ805
に出力し、アドレスをゼロとし、2ライン目の表示デー
タを書き込み、以降はこのような動作を繰り返す。
【0054】フレームメモリ303への書き込みも、上
述したフィールドメモリ804に表示データを書き込む
場合と同様であるが、フレームメモリ303の1ライン
目にはフィールドメモリ804の1ライン目の表示デー
タを書き込み、2ライン目にはラインメモリ805の1
ライン目の表示データを書き込む。以降同様な動作を行
い、フィールドメモリ804とラインメモリ805の表
示データを1ラインずつ交互に書き込み、表示データを
表示部10の1フレーム分格納する。そして、フレーム
メモリ書き込みアドレスリセット信号1020をフレー
ムメモリ303に出力し、アドレスをゼロとし、2フレ
ーム目以降同様な動作を繰り返す。
【0055】図13はエレベータ情報処理部8の具体例
を示しており、同図において図1,図3と同じものには
同一番号を付してある。図13において、1301は受
信回路、1302はシリアル−パラレル変換回路、13
03はマイコン306がフレームメモリ307の表示デ
ータの読み出しの開始を許可する読み出し開始信号、1
304はフレームメモリ307の読み出し信号である。
【0056】本例では、受信回路1301は、テキサス
インストゥルメント社製SN75ALS193を用い、
シリアル−パラレル変換回路1302は、日立製AC
I,ACIAを用いることで実現できる。なお、図13
の構成例では、マイコン306を経由して記憶装置30
8に表示データを格納する構成としたが、マイコン30
6を経由せずに、直接記憶装置308に格納する構成で
も良い。
【0057】受信回路1301は、ツイストペアケーブ
ル603で伝送された静止画のデジタル表示データ、お
よびあらかじめ登録しておく登録表示データを入力し、
シリアル−パラレル変換回路1302に出力する。シリ
アル−パラレル変換回路1302は、受信回路1301
が出力した静止画のデジタル表示データ、およびあらか
じめ登録しておく登録表示データを入力し、シリアル信
号をパラレル信号に変換してマイコン306に出力す
る。マイコン306は、シリアル−パラレル変換回路1
302が出力したパラレルのデジタル表示データを一旦
記憶装置308に保持し、エレベータ情報源7からのエ
レベータ階情報,運行情報を入力すると、その情報に対
応するあらかじめ登録してある運行表示データと、一旦
格納した静止画のデジタル表示データを記憶装置308
から読み出し、合成して、表示部10の1画面分の表示
データを生成し、フレームメモリ307に書き込む。
【0058】そして、書き込みが終了すると、マイコン
306は、フレームメモリ307の読み出しを許可する
読み出し開始信号1303を、合成部9に配置している
読み出しメモリ制御回路に出力する。読み出しメモリ制
御回路は、読み出し開始信号1303を入力すると、フ
レームメモリ読み出し信号1304を生成し、フレーム
メモリ307に格納されている合成表示データを読み出
す。さらに、フレームメモリ307を少なくとも表示部
10の2画面分持つことによって、書き込みと読み出し
を交互に行い、表示部10の切替を高速に行うことが出
来る。
【0059】図14は合成部9の具体例を示しており、
同図において図13と同じものには同一番号を付してあ
る。図14において、1401,1402は保持回路、
1403は読み出しメモリ制御回路、1404は発信回
路、1405はセレクタ、1406は優先度制御回路、
1407は保持回路、1408はフレームメモリ303
から読み出された表示データ、1409はフレームメモ
リ307から読み出された表示データ、1410は4f
scクロック、1411,1412はデータラッチ信
号、1413は読み出しクロック、1414はフレーム
メモリ303,307の読み出しアドレスリセット信
号、1415はフィールドメモリ804の読み出しアド
レスリセット信号、1416はラインメモリ805の読
み出しアドレスリセット信号、1417は垂直同期信
号、1418は水平同期信号である。
【0060】図8では、フィールドメモリ804の読み
出しアドレスリセット信号1415と読み出しクロック
1413を併せてフィールドメモリ読み出し信号811
とし、ラインメモリ806の読み出しアドレスリセット
信号1416と読み出しクロック1413を併せてライ
ンメモリ読み出し信号812とし、フレームメモリ30
3の読み出しアドレスリセット信号1414と読み出し
クロック1413を併せてフレームメモリ読み出し信号
813と記述していた。読み出しメモリ制御回路140
3は、発振回路1404が出力する4fscクロック1
410を入力し、コンポジットビデオ信号に対応した垂
直同期信号1417,水平同期信号1418を生成す
る。さらに、4fscクロック1410と垂直同期信号
1417,水平同期信号1418から、フレームメモリ
303,307とフィールドメモリ804とラインメモ
リ805に格納した表示データを読み出すのに必要な読
み出しクロック1413と、フレームメモリ読み出しア
ドレスリセット信号1414と、フィールドメモリ読み
出しアドレスリセット信号1415と、ラインメモリ読
み出しアドレスリセット信号1416と、データラッチ
信号1411,1412とをそれぞれ発生する。
【0061】そして、保持回路1401,1402は、
それぞれフレームメモリ303,307から読み出した
表示データを一旦保持して、セレクタ1405と優先度
制御回路1406へ出力する。優先度制御回路1406
は、あらかじめグラフィック信号源3とエレベータ情報
源7の合成データと、映像信号源1(映像処理部6)と
の表示の優先度を記憶している。この記憶している優先
度と、保持回路1401,1402から出力されるフレ
ームメモリ303,307から読み出された表示データ
1408,1409とから、セレクタ1405を制御
し、保持回路1401,1402の出力のうち、どの表
示データを保持回路1407へ出力するか決定する。
【0062】いま、グラフィック信号源3とエレベータ
情報源7の合成データ、映像信号源1の順で優先度が高
いとすると、優先度制御回路1406は、保持回路14
02からの出力を見て、もし表示すべきデータがあれば
セレクタ1405を保持回路1402側へ切り替える。
ここで保持回路1402に表示すべきデータがなけれ
ば、優先度からセレクタ1405を保持回路1401側
へ切り替え、保持回路1407に出力する。また、優先
度制御回路1406は、表示画面を少なくとも2つ以上
の表示画面に領域分けし、第1の領域にはグラフィック
信号源3とエレベータ情報源7の合成データを出力し、
第2の領域には映像信号源1の情報を出力するようにセ
レクタ1405を制御することも可能である。さらに優
先度と領域分けの組み合わせも出来ることは、容易に理
解出来る。
【0063】次に、図15,図16を用いて、読み出し
メモリ制御回路1403の具体的な構成および動作を説
明する。図15は読み出しメモリ制御回路1403の具
体例を示し、図16はこの読み出しメモリ制御回路14
03のタイミングチャートを示している。なお、図15
と図16とで同じものには同一番号を付してあると共
に、図15,図16において図14と同じものには同一
番号を付してある。
【0064】図15において、1501は同期信号生成
回路、1502は水平読み出し開始位置レジスタ、15
03は水平カウンタ、1504は水平読み出し終了位置
レジスタ、1505,1506は比較回路、1507は
垂直読み出し開始位置レジスタ、1508は垂直カウン
タ、1509は比較回路、1510は読み出し制御信号
生成回路、1511は水平カウンタ出力、1512は水
平読み出し開始位置比較結果、1513は水平読み出し
終了位置比較結果、1514は垂直カウンタ出力、15
15は垂直読み出し開始位置比較結果である。また、図
16において、1601はフレームメモリ303,30
7のアドレスである。
【0065】同期信号生成回路1501は4fscクロ
ック1410を入力し、コンポジットビデオ信号に対応
した垂直同期信号1417,水平同期信号1418を生
成する。水平読み出し開始位置レジスタ1502,水平
読み出し終了位置レジスタ1504,垂直読み出し開始
位置レジスタ1507には、あらかじめ図10で説明し
た書き込みメモリ制御回路803の設定値を設定する。
したがって、本例では、水平読み出し開始位置レジスタ
1502には、水平書き込み開始位置レジスタ1001
と同じく値Xを設定する。また、水平読み出し終了位置
レジスタ1504には、水平書き込み終了位置レジスタ
1004と同じく値E(X+640)を設定する。ま
た、垂直読み出し開始位置レジスタ1507には、垂直
書き込み開始位置レジスタ1006と同じく値Yを設定
する。
【0066】図15に示したブロック図の動作は、同期
信号生成回路1501が垂直同期信号1417,水平同
期信号1418を生成する以外は、図10で説明した書
き込みメモリ制御回路803の動作と同じである。フレ
ームメモリ303,307と、フィールドメモリ804
と、ラインメモリ805とへ出力する信号は、フレーム
メモリ読み出しアドレスリセット信号1414と、フィ
ールドメモリ読み出しアドレスリセット信号1415
と、ラインメモリ読み出しアドレスリセット信号141
6と、読み出しクロック1413となる。
【0067】垂直読み出し開始位置レジスタ1507と
垂直カウンタ1509は、フレームメモリ303,30
7の垂直方向の読み出し位置を決定する。垂直カウンタ
1508は垂直同期信号1417でゼロクリアされ、水
平同期信号1418によって計数する。比較回路150
9は、あらかじめ設定した垂直読み出し開始位置レジス
タ1507の設定値と垂直カウンタ1508の出力15
14を比較し、一致すると、フレームメモリ303,3
07から読み出しを開始するラインであることを示す垂
直開始位置比較結果1515を、読み出し制御信号生成
回路1510へ出力する。
【0068】一方、水平読み出し開始位置レジスタ15
02と水平読み出し終了位置レジスタ1504と水平カ
ウンタ1503は、フレームメモリ303,307の水
平方向の読み出し範囲を決定する。水平カウンタ150
3は水平同期信号1418でゼロクリアされ、4fsc
クロック1410によって計数する。比較回路1505
は、水平カウンタ出力1511と水平読み出し開始位置
レジスタ1502の設定値が一致すると、水平方向の読
み出し開始であることを示す水平読み出し開始位置比較
結果1512を、読み出し制御信号生成回路1510へ
出力する。
【0069】読み出し制御信号生成回路1510は、比
較回路1505から水平読み出し開始位置比較結果15
12を入力し、比較回路1509からの垂直開始位置比
較結果1515を参照して、フレームメモリ読み出しア
ドレスリセット信号1414を出力し、4fscクロッ
ク1410と同じ周波数で、同期した読み出しクロック
1413を順次出力し、フレームメモリ303,307
から1ライン分の表示データを読み出す。そして、水平
カウンタ出力1511と水平読み出し終了位置レジスタ
1504の設定値が一致すると、比較回路1506は、
水平読み出し終了位置比較結果1513を読み出し制御
信号生成回路1510へ出力し、読み出し制御信号生成
回路1510は読み出しクロック1413を停止する。
【0070】次に、水平同期信号1418によって水平
カウンタ1503がゼロクリアされ、上記と同様にし
て、2ライン目の表示データをフレームメモリ303,
307から同時に順次読み出す。2ライン目以降の動作
は、読み出し制御信号生成回路1510へ比較回路15
09からの垂直開始位置比較結果1515が出力されな
いので、フレームメモリ読み出しアドレスリセット信号
1414は出力されない。このような動作を繰り返し、
1フレーム分の表示データをフレームメモリ303,3
07から順次読み出す。
【0071】次に、図17,図18を用いて優先度制御
回路1406の具体的な構成および動作を説明する。図
17は優先度制御回路1406の具体例を示すブロック
図であり、図18はこの優先度制御回路1406のタイ
ミングチャートを示している。なお、図17において図
14と同じものには同一番号を付してある。
【0072】図17において、1701は映像信号源1
の表示データのアドレス制御回路、1702はグラフィ
ック信号源3の表示データのアドレス制御回路、170
3はセレクタ制御回路、1704は保持回路1401で
ラッチした表示データ、1705は保持回路1402で
ラッチした表示データ、1706は読み出しメモリ制御
回路1403からの読み出しクロック1413と同期し
ている同じ周波数の制御信号、1707,1708は表
示データ選択信号、1709はセレクタ切り替え信号で
ある。
【0073】アドレス制御回路1701,1702は、
映像信号源1の表示データと、グラフィック信号源3と
エレベータ情報源7の合成表示データとの、それぞれの
表示データを、どこの領域に表示するかアドレスを設定
することができ、設定した期間だけ制御信号1706と
同期している表示データ選択信号1707,1708
を、セレクタ制御回路1703に出力する。セレクタ制
御回路1703は、表示データ選択信号1707,17
08からセレクタ切り替え信号1709を生成し、セレ
クタ1405を制御して、領域分けして合成した表示デ
ータを表示部10に出力する。
【0074】図19は表示部10の具体例を示すブロッ
ク図であり、同図において図3と同じものには同一番号
を付してある。図19において、1901は液晶コント
ローラ、1902はTFT−LCD、1903は表示デ
ータ読み出し信号、1904は液晶制御信号、1905
は書き込みメモリ制御回路803からの書き込み制御信
号である。
【0075】合成部9で合成された表示データは、書き
込み制御信号1905でフレームメモリ303と同様な
表示データ格納方式で、フレームメモリ309に1画面
分書き込まれる。そして、液晶コントローラ1901
は、フレームメモリ309に格納されている表示データ
を表示データ読み出し信号1903で順次読み出し、T
FT−LCD1902に必要な液晶制御信号1904を
出力し、TFT−LCD1902に適した表示データ速
度,データ形式に変換して、TFT−LCD1902に
表示を行う。
【0076】次に、エレベータが複数ある場合の実施例
を、図21を用いて説明する。図21は本発明の他の実
施例に係るエレベータ表示システムのブロック図であ
り、同図において図1と同じものには同一番号を付して
ある。
【0077】図21図において、2101,2102は
セレクタ、2103は1つ目のエレベータかご、210
4はエレベータかご2103の昇降路、2105は2つ
目のエレベータかご、2106はエレベータかご210
5の昇降路、2107はエレベータかご2103の第1
の伝送ケーブル、2108はエレベータかご2103の
第2の伝送ケーブル、2109はエレベータかご210
5の第1の伝送ケーブル、2110はエレベータかご2
105の第1の伝送ケーブル、2111はセレクタ制御
信号である。
【0078】1つの機械室11から2つのエレベータか
ご2103,2105内の表示部10に表示データを伝
送する場合は、情報処理部4が、エレベータかご210
3,2105のどちらに表示データの伝送を行うかを決
定する。例えば、エレベータかご2103に表示データ
の伝送を行うとすると、セレクタ制御信号2111を出
力する。セレクタ2101,2102はセレクタ制御信
号2111を入力すると、表示データをエレベータかご
2103の第1の伝送ケーブル2107と第2の伝送ケ
ーブル2108にだけ伝送する。そして、合成部9で表
示データを合成して表示部10に表示する。エレベータ
かご2105に表示データの伝送を行う場合は、エレベ
ータかご2105の第1の伝送ケーブル2109と第2
の伝送ケーブル2110にデータを伝送する。なお、本
実施例ではエレベータかごが2つの場合を説明したが、
これに限定されるものではなく、エレベータかごがもっ
と多くても同様な方式を用いれば実現に際し何ら問題は
無い。
【0079】以上本発明を図示した実施例によって詳述
したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で種
々の変形が可能であることは言うまでもない。
【0080】例えば、記憶装置308はハードディスク
またはフラッシュメモリとして説明したが、DRAMを
用いてバッテリーバックアップした構成としても、実現
に際し何ら問題はない。
【0081】あるいは、表示装置としてTFT−LCD
を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、
液晶表示装置ではSTN液晶でも実現に際し何ら問題は
無い。また、CRTでもあっても実現に際し問題は無
い。なおまた、表示部10として映像信号入力を持つ表
示装置を用いれば、表示部10はその表示装置そのもの
だけで実現できる。
【0082】あるいはまた、表示部10の解像度とし
て、水平解像度640ドット,垂直解像度480ライン
として説明してきたが、これに限定されるものではな
く、書き込みメモリ制御回路803および読み出しメモ
リ制御回路1403への設定値を変えることで対応可能
であることは明らかである。この場合、フレームメモリ
の容量は、解像度に応じて増減する。
【0083】あるいはまた、伝送する信号をNTSC方
式の映像信号で説明したが、PAL方式でも実現可能で
ある。
【0084】あるいはまた、グラフィック信号源3とし
てイメージスキャナを用いて説明したが、これに限定さ
れるものではなく、例えばPCの汎用絵書きソフトで作
成したグラフィックデータでも良い。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一般情報,エレベータ運行表示情報は、かご内にあらか
じめ記憶しておき、エレベータ運行情報によって、対応
する一般情報とエレベータ運行表示情報とを重ね合わせ
た表示を生成し、動画はコンポジットビデオ信号でかご
内やホールに伝送した後、デジタル化し、合成して表示
装置に表示することで、乗客に対してエレベータ運行情
報と動画像など高度な情報を重ね合わせて表示でき、表
示の切替も高速に行えるので、エレベータ運行情報の認
識を損なうことなく、より高度な情報を乗客に提供でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るエレベータ表示システ
ムの概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の1実施例に係るエレベータ表示システ
ムにおける、エレベータかご内の表示装置の配置例を示
す説明図である。
【図3】図1をより具体化して示す本発明の1実施例に
係るエレベータ表示システムのブロック図である。
【図4】図1および図3の伝送部a2の具体例を示すブ
ロック図である。
【図5】図3の情報処理部4の具体例を示すブロック図
である。
【図6】図1および図3の伝送部b5の具体例を示すブ
ロック図である。
【図7】NTSCテレビ方式における表示の分解能を示
す説明図である。
【図8】図3の映像処理部6の具体例を示すブロック図
である。
【図9】本発明の1実施例に係るエレベータ表示システ
ムにおける、表示部の表示方法の1例を示す説明図であ
る。
【図10】図8の書き込みメモリ制御回路803の具体
例を示すブロック図である。
【図11】図10の書き込みメモリ制御回路のタイミン
グチャート図である。
【図12】本発明の1実施例に係るエレベータ表示シス
テムで用いられるメモリのデータ格納形態の例を示す説
明図である。
【図13】図3のエレベータ情報処理部6の具体例を示
すブロック図である。
【図14】図1および図3の合成部9の具体例を示すブ
ロック図である。
【図15】図14の読み出しメモリ制御回路1403の
具体例を示すブロック図である。
【図16】図15の読み出しメモリ制御回路のタイミン
グチャート図である。
【図17】図14の優先度制御回路1406の具体例を
示すブロック図である。
【図18】図17の優先度制御回路のタイミングチャー
ト図である。
【図19】図1および図3の表示部10の具体例を示す
ブロック図である。
【図20】従来例に係るエレベータ表示システムの概要
を示すブロック図である。
【図21】本発明の他の実施例に係るエレベータ表示シ
ステムの概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 映像信号源 2 伝送部a 3 グラフィック信号源 4 情報処理部 5 伝送部 6 映像処理部 7 エレベータ情報源 8 エレベータ情報処理部 9 合成部b 10 表示部 11 エレベータ機械室 12 エレベータかご
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲真▼野 宏之 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 飯島 要 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかご内、またはエレベータ
    ホールにおいて、各種情報を表示するエレベータ表示シ
    ステムであって、 第1の表示情報を出力する第1の情報発生手段と、 第2の表示情報を出力する第2の情報発生手段と、 前記第1の表示情報と前記第2の表示情報を合成する合
    成手段とを、有することを特徴とするエレベータ表示シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記第1の表示情報はコード情報であり、該コード情報
    に従って表示画像を発生する画像発生装置を有すること
    を特徴とするエレベータ表示システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記画像発生装置は前記コード情報に対応した表示画像
    記憶手段を有し、前記コード情報の示す表示画像を前記
    表示画像記憶手段から読み出し出力することを特徴とす
    るエレベータ表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、 前記表示画像記憶手段へは、前記第1の情報入力手段に
    より、画像情報を登録することを特徴とするエレベータ
    表示システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載において、 前記表示画像記憶手段へ画像情報を登録する第3の情報
    発生手段を有することを特徴とするエレベータ表示シス
    テム。
  6. 【請求項6】 第1の表示情報を発生する第1の発生手
    段と、 第2の表示情報を発生する第2の発生手段と、 エレベータのかご内、またはエレベータホールのエレベ
    ータ表示装置と、 前記第1の発生手段の発生する前記第1の表示情報を前
    記エレベータ表示装置に伝送する第1の伝送路と、 前記第2の発生手段の発生する前記第2の表示情報を前
    記エレベータ表示装置に伝送する第2の伝送路とを、有
    し、前記エレベータ表示装置は、前記第1の表示情報と
    前記第2の表示情報に従った画像表示を合成して表示す
    ることを特徴とするエレベータ表示システム。
  7. 【請求項7】 第1の表示情報を発生する第1の発生手
    段と、 第2の表示情報を発生する第2の発生手段と、 複数のエレベータのかご内、または複数のエレベータホ
    ールのエレベータ表示装置とを、有し、前記複数のエレ
    ベータ表示装置は、前記第1の表示情報と前記第2の表
    示情報に従った画像表示を合成して表示することを特徴
    とするエレベータ表示システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、 前記第1の発生手段は、前記第1の表示情報を前記複数
    のエレベータ表示装置に伝送する伝送路を複数有するこ
    とを特徴とするエレベータ表示システム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載において、 前記第1の発生手段は、前記第1の表示情報を前記複数
    のエレベータ表示装置に伝送する伝送路を複数有し、ま
    た、前記第1の表示情報は、前記複数のエレベータ表示
    装置のうちの1つを示すエレベータアドレス情報を有す
    ることを特徴とするエレベータ表示システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載において、 前記第1の表示情報は、表示情報の伝送開始と伝送終了
    の情報を有することを特徴とするエレベータ表示システ
    ム。
  11. 【請求項11】 エレベータのかご内、またはエレベー
    タホールにおいて、各種情報を表示するエレベータ表示
    システムであって、 第1の表示情報を出力する第1の情報発生手段と、 第2の表示情報を出力する第2の情報発生手段と、 前記第1の表示情報と前記第2の表示情報を合成する合
    成手段と、 1画面に表示する前記第1の表示情報を、受け取る周期
    とは異なる周期に変換して出力する周期変換手段とを、
    有することを特徴とするエレベータ表示システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載において、 前記第1の表示情報は動画情報であることを特徴とする
    エレベータ表示システム。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載において、 前記周期変換手段は情報記憶手段を有し、前記第1の表
    示情報を前記記憶手段に書き込み、定められた周期で読
    み出すことで、1画面で表示すべき情報の周期を変換す
    ることを特徴とするエレベータ表示システム。
JP12764294A 1994-06-09 1994-06-09 エレベータ表示システム Pending JPH07330232A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070027A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ伝送システムの情報モニタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007070027A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ伝送システムの情報モニタ装置

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