JPH0259795A - マルチ映像システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数個のテレビモニタを集合し、該テレビ
モニタによって表示される合成画像によって特殊な画像
効果が得られるようにしたマルチ映像システムに関する
ものである。

〔発明の概要〕

本発明のマルチ映像システムにおける画像位置調整方式
は、複数個のテレビモニタを横方向、又は縦と横方向に
隣接して配置し、平面的に集合された各テレビモニタに
供給される映像信号を制御することによって拡大画像を
表示できるようにし、又はスパークルステップルウロッ
クカット等の各種の画像効果ができるようにしたマルチ
映像システムにおいて、コンピュータから出力されるテ
レビモニタに対するコマンドをラッチすることができる
コマンドキューバッファ手段１１ｆｌえ、このコマンド
キューバッファ手段に供給される実行コマンドによって
前記テレビモニタに対するコマンドデータが同時に又は
特定のタイミングで出力できるようにしたものである。

〔従来の技術〕

複数個の画面によって構成されるマルチ映像システムと
しては、スライドフィルムによるものや、ビデオプロジ
ェクトによるものが知られているが、近年、複数個のテ
レビモニタをキュービック状に積み重ねて配列し、°各
テレビモニタの画像をコンピュータ制御によって変化さ
せるマルチ映像システムが実用化されている。

このマルチ映像システムは、テレビモニタのブラウン管
に直接画像を表示して、種々のパターンの映像画面を効
果的に演出することができるため、スクリーンが不要と
なり、かつ、画質、輝度とも十分なものが得られるため
、視聴者に強烈な印象を与えることができ、設置場所も
制約されることがないという利点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、マルチ映像画面を構成するのはキュービ
ック状に配列された複数個のテレビモニタ画面であるた
め、マルチ映像画面によって拡大画面を表示するときや
、スパークル画像やスパイラルカット等の画像効果を出
すときに、単にコンピュータからこれらの画像効果を行
わせるコマンドデータを送出しても各テレビモニタに映
像信号を供給するビデオボードの動作時間が管理されて
いないときは、視聴者に対して強力なインパクトを与え
ることができない。

すなわち、第３図（＆）に示すように複数個ののテレビ
モニタに写し出されている単純なマルチ映像画面から、
その−場面を拡大して、第３図（ｂ）に示すような拡大
画面を形成する際には、コンピュータからは各テレビモ
ニタに供給する映像信号をどのビデオソースから選択し
、選択されたビデオ信号をどのような信号処理を加えて
送出するかというコマンドデータが送出される。そして
、このコマンドデータがビデオボードに到達されたとき
に、当該テレビモニタの表示画面が切り換わるようにな
されているため、このようにコマンドデータが順次送ら
れて来る場合、拡大画面に切り換わる際に、各テレビモ
ニタがバラバラに切り換わることになり、画像効果が悪
くなるという問題がある。

特に、テレビモニタの数が多いマルチ映像システムの場
合は、各テレビモニタに供給されるコマンドデータの長
さ及び数が大きくなるため到達時間の差異が増大し、多
くのテレビモニタがバラバラに切り換わることによって
視聴者に与える映像効果が低下し、マルチ映像システム
の効果が半減するという問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもので、
コンピュータから出力される特定の画像効果を達成する
ためのコンピュータから出力される一連のコマンドデー
タが、各テレビモニタのビデオボードに供給される信号
系統に設けられているコマンドキューバッファ手段に一
旦、ラッチされるシステムを採用し、各テレビモニタに
対する全てのコマンドデータがコマンドキューバッファ
手段にラッチされたのち、実行コマンドが送出すること
によって前記コマンドキューバッファにラッチされてい
るコマンドデータが同時に、又は所定のタイミングで各
テレビモニタのビデオボードに供給されるようにしたも
のである。

〔作用〕

各テレビモニタのビデオボードに供給されるコマンドデ
ータがコマンドキューバッファ手段に一旦ラッチされた
のち、実行コマンドによって画面の拡大や、スクロール
等が行われるようにしているので、画像変換がタイミン
グよく行われ、マルチ映像システムによる画像効果が向
上することになる。

〔実施例〕

第１図は本発明のマルチ映像システムの概要をブロック
図としたもので、１０は複数個のテレビモニタをキュー
ビック状に集合したマルチ映像画面を示し、この実施例
では１６個のテレビモニタ（ＭＴ−１、ＭＴ−２、ＭＴ
−３・・・・・・ＭＴ−１６）によって形成されている
。

２０は前記複数個のテレビモニタ（ＭＴ−１゜ＭＴ−２
・・・・・・）に対して映像信号及び同期信号を供給す
るビデオ出力部を示し、このビデオ出力部には前記テレ
ビモニタに対応して複数個のビデオボード（ＶＢ−１、
ＶＢ−２、ＶＢ−３−−−・・−ＶＢ−１６）が格納さ
れている。

このビデオボードＶＢ（１，２，３・・・・・・１６）
には、後述するようにテレビ画面の少なくとも１フイ一
ルド分の映像信号が記憶されるメモリ手段と、このメモ
リ手段に記憶された画像データをビデオボード内に設け
られている制御部ＣＰＵから出力される制御信号によっ
て種々の形態で読み出し、ケーブル１１＊１２＋１３・
・・・・・１１６を介して各テレビモニタ（ＭＴ−１、
ＭＴ−２・・・・・・ＭＴ−１６）に供給することによ
り、マルチ映像画面１０で画像の拡大、縮少９合成等の
画像効果が得られるようなされている。

３０は前記ビデオ出力部２０の各ビデオボードＶＢ（１
，２，３・・・・・・１６）に対して各種のビデオソー
スから供給されている映像信号を分配すると共に、各ビ
デオボードＶＢ（１，２，３・・・・・・１６）の制御
部にプログラムされたマルチ映像画面のコマンド信号を
分配して供給するマザーボードである。

このマザーボード３０にはシステムボード４０からコマ
ンド信号が供給されており、このコマンド信号はホスト
コンピュータ５０によって形成された画像演出プログラ
ムに基づいてビデオボードＶＢ　（１、２、３・・・・
・・１６）を制御するものである。又、マザーボード３
０にはインタフェース７０Ａ又は７０Ｂを介してＴＶ放
送画像、再生ビデオ信号、グラフィックコンピュータの
図形・文字情報や、ビデオテックス画像等が供給されて
いる。

ホストコンピュータ５０には、マルチ映像画面によって
演出する画像の切り換えや２画像の種類を選定し、その
送出時間を設定するプログラムデータがキーボード６０
を介して打ち込まれ、これらのプログラムデータに基づ
いてシステムボード４０からコマンドデータがマザーボ
ード３０に供給され、°プログラムによって指定された
コマンドデータが各ビデオボードＶＢ（１，２，３・・
・・・・１６）の制御部に分配されるようになされてい
る。

なお、ホストコンピュータ５０．又はシステムボード４
０からは複数個のビデオソースに対してコントロール信
号が出力され、マルチ映像画面に写し出す映像のコント
ロールも行われる。

第２図はビデオ出力部２０に格納されている各ビデオボ
ードＶＢ（１，２，３・・・・・・１Ｂ）の概要を示す
ブロック図であって、この各ビデオボードＶＢ　（１、
２、３・・・・・・１６）には４チヤンネルのビデオソ
ース（Ａ　＠Ｂ　−Ｃ−Ｄ）と、アナログＲＧＢ信号、
文字、図形情報からなるコンピュータグラフィックビデ
オ信号等が入力され、制御回路２９に対してはマルチ映
像画面に送出すべき映像信号の種類、タイミング、信号
処理データ等がコマンドデータとして入力されている。

２１Ａ、２１Ｂ、２１Ｃ，２１０はビデオスイッチャを
示し、特に２１Ａ、２１Ｂは前記４チヤンネルのコンポ
ジットビデオ信号を選択するビデオスイッチャ−を示し
、２１Ｄ、２１Ｅは出力側のビデオスイッチャ−を示す
。

ビデオスイッチャ−２１Ａで選択された信号は、同期分
離回路２２Ａによって同期信号が分離されデコーダ２３
Ａに入力されることによって、例えば、Ｙ信号と色差信
号に変換される。

これらのコンポーネントビデオ信号はＡ／Ｄ変換器２４
において、例えば、４ｆｓｃのクロック信号でサンプル
された画像データに変換され、メモリ２５に記録される
。このメモリ２５は少なくとも１フイ一ルド分の画像デ
ータを記録し、読み出すことができるものとされ、よく
知られているようにメモリコントロール２６から出力さ
れる書込みクロック（アドレスデータ）信号、及び読出
しアドレスクロック（アドレスデータ）によって逐次内
容が書き換えられるものである。

２７はＤ／Ａ変換機、２８はエンコーダを示し、通常は
このエンコーダによって、ＲＧＢビデオ信号にエンコー
ドされ、ビデオスイッチャ−２１Ｇ、２１Ｄを介して、
前述したテレビモニタに供給されることになる。

又、ビデオスイッチャ−２１Ｂで選択されたコンポジッ
トビデオ信号も、同様に同期分離回路２２Ｂを介してデ
コーダ２３Ｂに入力され、このデコーダ２３Ｂによって
ＲＧＢビデオ信号に変換された後、ビデオスイッチャ−
２ＩＣ，２１０を介してスルーで出力することができる
ようになされている争 ２９は前述したシステムボード４０から出力されるコマ
ンドデータをマザーボード３０を介して受は取り、ビデ
オスイッチャ−２１Ａ、２１Ｂ。

２１Ｃの開閉制御を行うと同時にメモリコントローラ２
６に制御信号を供給して、メモリ２５に記憶された画像
データをマルチ映像画面のパターンに対応して読み出す
ようにコントロールする制御回路（ＣＰＵ）を示す。

この制御回路２９とメモリコントローラ２６及びメモリ
２５によって実現される映像効果は、デジタルビデオエ
フェクタ（ＤＹＥ）と同様に、画面の一部の拡大、縮少
、特殊ワイプ等を行わせることができるものであり、さ
らに、画像データの出力タイミングや、スチル画も出力
することができるような機能を備えている。

したがって、各ビデオボードＶＢ　（１、２、３・・・
・・・１６）の制御回路２９にホストコンピュータによ
ってプログラムされた内容に基づいてコマンドデータを
供給すると、マルチ映像画面に演出者が希望するような
画像を展開表示することができる。

ところで、通常、ホストコンピュータ５０で作られた画
像演出プログラムは、システムボードにおいて前記各ビ
デオボードＶＢの制御部に命令を与えるコマンドデータ
として出力され、このコマンドデータがマザーボードを
介して配送されることになるが、このコマンドデータの
出力タイミングは何も管理されていない。

そのため、例えば、成る画面をマルチ映像画面の全体を
使用して表示するような拡大画面に変換する画像演出プ
ログラムに対して、各ビデオボードＶＢの制御部には、
それぞれの拡大画面に対応する異なったコマンドデータ
が時間差をもって到達し、拡大画面の表示を行うマルチ
映像画面の各テレビモニタの画面もバラバラに変化して
拡大画面になり画像効果が半減する。

そこで、本発明の場合は、第１図に示すようにシステム
ボード４０に設けられているＣＰＵ４１のメモリ部（Ｒ
ＡＭ）を利用して、コマンドキューバッファ機能を持た
せるようにしている。

すなわち、ホストコンピュータから出力される演出画像
プログラムによって、各ビデオボードＶＢ　（１、２、
３−−・−・−１６）　ｃ７）制御回路２９に供給され
るコマンドデータが出力されるときに。

このコマンドデータａ、ｂ、ｃ、ｄ・・・・・・は−旦
、コマンドキューバッファ手段にラッチされ、ビデオボ
ードＶＢ（１，２，３・・・・・・１６）の各制御回路
２９に対するコマンドデータが全てラッチされたのちに
、実行コマンドが出力されるようにする。そして、この
実行コマンドによってコマンドキューバッファ手段に待
機している各コマンドデータが一斉に各ビデオボードＶ
Ｂ　（１、２。

３・・・・・・１６）の制御回路２９に供給されるよう
にしている。

その結果、成る画像効果を演出するプログラムに対して
、各テレビモニタは同時点で対応することができ、視聴
者に対して強烈なイメージ効果を与えることができるよ
うになる。

又、実行コマンドに各コマンドキューバッファ手段にラ
ッチされているコマンドデータａ、ｂ。

ｃ、ｄ・・・・・・の出力順位、及び出力タイミングを
与えるデータを付加したときは、マルチ映像画面効果と
してよく知られている１個のテレビモニタ画面が渦巻状
に疾走するスパイラルカットや、スローブスプレッド等
を簡単に、かつ、効果的に行わせることができるように
なる。

なお、コマンドキューバッファ手段は、マザーボード３
０側に設けるようにすることも可能である。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明のマルチ映像システムは、
複数個のテレビモニタを集合してマルチ映像画面を形成
し、各テレビモニタに所定の映像信号を供給するような
ビデオボードを備えているものにおいて、前記ビデオボ
ードに供給されるコンピュータが、−旦コマントキュー
バッファ手段にラッチされたのち、出力されるように構
成されているため、ホストコンピュータのプログラムに
基づいて演出される画像の変化が各テレビモニタにおい
て時間的に管理されることになり、特に多数のテレビモ
ニタによるマルチ映像システムにおいて、画像効果を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマルチ映像システムの概要を示すブロ
ック図、第２図はビデオボードの一実施例を示すブロッ
ク図、第３図はマルチ映像システムによる拡大画面の説
明図である。 図中、１０はマルチ映像画面、２０はビデオ出力部、３
０はマザーボード、４１はコマンドキューバッファ手段
となるＣＰＵ、５０はホストコンピュータを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のビデオソースから選択された信号を記憶すること
   ができる複数個のメモリ手段と、該複数側のメモリ手段
   に記憶されたビデオ信号を所望の画像信号として読み出
   し、かつ、他のコンピュータグラフィックからの映像信
   号を選択することができる制御部からなる複数個のビデ
   オボードを備え、前記ビデオボードから出力される映像
   信号を表示部が隣接するように配列されている複数個の
   テレビモニタに供給するようにしたマルチ映像システム
   のおいて、ホストコンピュータのプログラムに基づいて
   前記複数個のビデオボードに出力される各コマンド信号
   を一時的にラッチするコマンドキューバッファ手段をシ
   ステムボード又はマザーボードのいずれかに設け、前記
   コマンドキューバッファ手段に対して実行命令が配送さ
   れた時点で前記コマンド信号が同時に又は所定の順序で
   実行されるようにしたことを特徴とするマルチ映像シス
   テム。