JPH0732987A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JPH0732987A
JPH0732987A JP18313193A JP18313193A JPH0732987A JP H0732987 A JPH0732987 A JP H0732987A JP 18313193 A JP18313193 A JP 18313193A JP 18313193 A JP18313193 A JP 18313193A JP H0732987 A JPH0732987 A JP H0732987A
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JP
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conveyors
vehicle
washed
conveyor
cleaned
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JP18313193A
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Masamoto Ueda
雅元 植田
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 据置型洗車機本体1内を貫通して、車両3を
前方から洗車機本体1内に搬入するとともに後方へ搬出
する左右一対のローラコンベヤ12a,12bを設け、両ロ
ーラコンベヤ12a,12bを、前部コンベヤ13a,13bと
中間部コンベヤ14a,14bと後部コンベヤ15a,15bと
に3分割し、これら一対の各コンベヤ13a〜15bにそれ
ぞれ駆動用モータ72を設けた。 【効果】 一度に複数台の車両3を洗車している場合、
トラブルが発生しても、後部コンベヤ15a,15bさえ駆
動していれば、後部コンベヤ15a,15bに載置されてい
る車両3を後方へ搬出することができる。また、サイド
ブレーキにより後輪7a,7bがロックされているた
め、トラブルにより各コンベヤ13a〜15bが停止した
際、車両3もその場で停止し、車両3が惰性により前進
するといったことは防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗浄車両をコンベヤ
で搬送しながら洗浄する洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗車機としては、例えば
特開平3−90456号公報に示されるものがある。す
なわち、洗車機本体が床面に据付けられ、洗車機本体内
には被洗浄車両を入口から出口へ搬送する車両搬送装置
が設置されている。
【0003】上記車両搬送装置は、入口側に設けられた
第1のスプロケットと、出口側に設けられた第2のスプ
ロケットと、第2のスプロケットを回転駆動させるモー
タと、第1および第2のスプロケット間に巻張されるチ
ェンと、チェンに一定間隔をおいて配されかつ被洗浄車
両の車輪に回転可能に当接して車両を前進させる車両搬
送ローラと、車両搬送ローラが上記第2のスプロケット
に達する前にこの車両搬送ローラを床面より下に格納す
るローラ格納手段とを備えたものである。
【0004】これによると、車輪案内路に被洗浄車両の
前輪を位置させた後、車両搬送装置を駆動させる。これ
により、チェンが回動して車両搬送ローラが前輪に当接
してこの前輪を押すため、被洗浄車両の前輪および後輪
が空転し、被洗浄車両が前進する。このようにして被洗
浄車両は洗車機本体内を前進しながら洗浄される。そし
て、被洗浄車両が洗車機本体の出口に達すると、前輪を
押していた車両搬送ローラが前輪から離間してローラ格
納手段の空間に収納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、図17に示すように、洗車機本体120 内に
複数の被洗浄車両121 ,122 が搬送されて洗浄されてい
る際、洗車機本体120 の前部あるいは車両搬送装置123
の前部でトラブルが発生して車両搬送装置123 が停止し
た場合、複数の被洗浄車両121 ,122 は全て洗車機本体
120 内に残存するといった問題があった。
【0006】また、各被洗浄車両121 ,122 のサイドブ
レーキを作動させた場合、後輪124がロックされて空転
しないため、被洗浄車両121 ,122 の搬送に支障を来し
た。このため、被洗浄車両121 ,122 の搬送時はサイド
ブレーキを解除させておく必要があるが、この場合、各
被洗浄車両121 ,122 の前輪125 と後輪124 とはロック
されていないため、上述したようなトラブルにより車両
搬送装置123 が停止しても、各被洗浄車両121 ,122 は
その位置で直ちに停止せず惰性で前進する恐れがあり非
常に危険であった。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、洗車
機本体の前部あるいは車両搬送装置の前部でトラブルが
発生しても車両搬送装置の最後部の被洗浄車両を洗車機
本体内から後方へ搬出することができ、さらに、車輪を
サイドブレーキでロックした状態で被洗浄車両を搬送し
ながら洗浄できる洗車機を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における洗車機は、据置型洗車機本体内に、被
洗浄車両を前方から洗車機本体内に搬入するとともに洗
車機本体内から後方へ搬出するコンベヤを設け、このコ
ンベヤを複数に分割してそれぞれ別個に駆動させるもの
である。
【0009】
【作用】上記構成によると、運転者は被洗浄車両を最前
部のコンベヤの始端側に乗り込ませた後、サイドブレー
キを作動させる。これにより被洗浄車両の後輪がロック
される。その後、各コンベヤか駆動して、被洗浄車両
は、後輪がロックされた状態で、最前部のコンベヤから
最後部のコンベヤに搬送され、搬送中に洗車機本体によ
り洗浄される。
【0010】一度に複数台の被洗浄車両を搬送しながら
洗車機本体で洗浄している場合、万一トラブルが発生し
ても、最後部のコンベヤさえ駆動していれば、他のコン
ベヤが停止していても、最後部のコンベヤに載置されて
いる被洗浄車両を洗車機本体内から後方へ搬出すること
ができる。
【0011】また、搬送中は被洗浄車両の後輪はロック
されているため、トラブルが発生して各コンベヤが停止
した際、被洗浄車両もその場で停止し、被洗浄車両が惰
性により前進するといったことは防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図15に基づ
いて説明する。図1,図2に示すように、1は門形状に
形成された据置型の洗車機本体であり、この洗車機本体
1は床面2に設置されている。洗車機本体1内には、被
洗浄車両3の上面を洗浄するトップブラシ4、両側面お
よび前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシ5、両側
面下部および前後輪6a,6b,7a,7bの側面を洗
浄する左右一対のロッカーブラシ8a,8bが設けられ
ている。尚、図2の仮想線に示すように一方のロッカー
ブラシ8aは洗車機本体1に固定されるとともに前後方
向に揺動自在であり、他方のロッカーブラシ8bは、図
1の仮想線に示すように揺動アーム10を介して一方のロ
ッカーブラシ8aに対し接近離間自在に取付けられ、か
つ前後方向にも揺動自在である。
【0013】上記洗車機本体1の内部を貫通して、被洗
浄車両3を前方から洗車機本体1内に搬入するとともに
洗車機本体1内から後方へ搬出する左右一対のローラコ
ンベヤ12a,12b(コンベヤの一例)が床面2に並設さ
れている。このうち、一方のローラコンベヤ12aは被洗
浄車両3の一側方の前後輪6a,7aを支持搬送するも
のであり、他方のローラコンベヤ12bは被洗浄車両3の
他側方の前後輪6b,7bを支持搬送するものである。
尚、一方のローラコンベヤ12aの搬送面の幅W1は狭く
形成され、他方のローラコンベヤ12bの搬送面の幅W2
は多様な車幅に対応できるように広く形成されている。
【0014】これら両ローラコンベヤ12a,12bはそれ
ぞれ、被洗浄車両3が搬入される一対の前部コンベヤ13
a,13bと、一対の中間部コンベヤ14a,14bと、被洗
浄車両3が搬出される一対の後部コンベヤ15a,15bと
に3分割されている。また、前部コンベヤ13a,13bの
始端側には被洗浄車両3を円滑に乗り込ませるための前
部スロープ16が設置され、後部コンベヤ15a,15bの終
端側には被洗浄車両3を円滑に排出させるための後部ス
ロープ17が設置されている。
【0015】以下に、各コンベヤ13a,13b,14a,14
b,15a,15bの構成を説明する。すなわち、図3,図
4に示すように、一方のコンベヤ13a,14a,15aと他
方のコンベヤ13b,14b,15bとはそれぞれ床面2に設
置される左右一対のコンベヤフレーム19を有している。
これらコンベヤフレーム19は床面2に載置され固定用ボ
ルト,ナット21で固定されている。両コンベヤフレーム
19間には、支軸22を介して遊転自在に支持される複数の
ローラ23が設けられている。
【0016】このうち、図5,図6,図7に示すよう
に、搬送経路24の終端部(E)に位置する支軸22は、軸
受け25を介して、両コンベヤフレーム19に回転自在に取
付けられている。これにより、この支軸22とローラ23と
は軸受け26を介して縁切り状態で互いに回転自在になっ
ている。そして、搬送経路24の終端部(E)に位置する
支軸22の一側端には固定スプロケット27が設けられ、こ
の固定スプロケット27は支軸22にキー28を介して連結さ
れている。
【0017】また、図3に示すように搬送経路24の始端
部(S)には搬送経路方向に移動自在な移動スプロケッ
ト29が設けられ、図4に示すように中間部のローラ23の
一側端には中間部スプロケット30が設けられている。上
記固定スプロケット27と移動スプロケット29との間には
チェン31が巻張され、図7に示すようにチェン31の下部
移動経路部32は上記中間部スプロケット30の上部に歯合
している。尚、チェン31の下部移動経路部32と上部移動
経路部33との間には、チェン31をこれら経路部32,33に
わたって支持案内するガイドレール34がコンベヤフレー
ム19の内側面に設けられている。
【0018】図5,図6に示すように、上記搬送経路24
の終端部(E)のローラ23とこのローラ23の前隣に位置
するローラ23との間には、これら両ローラ23を同方向に
回転させる第1伝動装置37が設けられている。すなわ
ち、終端部(E)のローラ23の他側端には端部ローラ回
転用スプロケット38が設けられ、この終端部(E)のロ
ーラ23の前隣に位置するローラ23の他側端には回転力供
給用スプロケット39が設けられている。そして、上記端
部ローラ回転用スプロケット38と回転力供給用スプロケ
ット39との間には副チェン40が巻張されている。
【0019】また、図8,図9,図10に示すように、搬
送経路24の始端部(S)における一側方のコンベヤフレ
ーム19の外側面には、上記移動スプロケット29を固定す
るための前後一対の固定用ボルト43とナット体44とを介
して、移動ブロック体45が連結されている。そして、コ
ンベヤフレーム19には、上記固定用ボルト43が挿通され
るボルト孔46が搬送経路24の方向に長孔状に形成されて
いる。また、コンベヤフレーム19の外側面には、移動ブ
ロック体45を搬送経路24の方向に案内する前後一対のガ
イド材47が設けられている。
【0020】上記前後一対のナット体44間には、平面視
でU形状をしたブラケット48が一体に設けられ、このブ
ラケット48に、上記移動スプロケット29が支軸49を介し
て遊転自在に取付けられている。一側方のコンベヤフレ
ーム19の外側面には、上記移動スプロケット29を始端側
(S)に押さえ付ける押しボルト50が設けられている。
すなわち、押しボルト50はコンベヤフレーム19側に設け
られたナット51に螺合され、押しボルト50の先端は上記
移動ブロック体45に当接し、押しボルト50が締め込まれ
ることにより移動ブロック体45が始端側(S)に押され
て移動スプロケット29が移動する。
【0021】上記移動スプロケット29の移動範囲L内に
は、支軸52を介して遊転自在に支持される付属ローラ53
が複数設けられている。これら支軸52の一側端は、上記
一側方のコンベヤフレーム19の内方に設けられた付属フ
レーム54に嵌入され、支軸52の他側端は、他側方のコン
ベヤフレーム19に嵌入されている。
【0022】図8,図10,図11に示すように、これら付
属ローラ53と付属ローラ53の隣に位置するローラ23との
間には、付属ローラ53をローラ23と同方向に回転させる
第2伝動装置57が設けられている。すなわち、付属ロー
ラ53の他側端には回転用スプロケット58が設けられ、そ
の隣に位置するローラ23の他側端には回転力供給用スプ
ロケット59が設けられている。そして、これら回転用ス
プロケット58と回転力供給用スプロケット59との間には
副チェン60が巻張されている。
【0023】上記副チェン60の下部移動経路部61の上方
には、この下部移動経路部61を下方に押し付けているチ
ェンガイド62が設けられている。このチェンガイド62に
は、他側方のコンベヤフレーム19に貫通する左右方向の
取付用ボルト63が前後一対設けられている。そして、こ
れら取付用ボルト63に固定用ナット64を螺合させること
により、チェンガイド62は他側方のコンベヤフレーム19
の内側面に固定される。尚、他側方のコンベヤフレーム
19には、上記取付用ボルト63の貫通するボルト孔65が上
下方向に長孔状に形成されている。また、取付用ボルト
63にはスぺーサー66が外嵌されて上記固定用ナット64と
コンベヤフレーム19との間に設けられている。これらス
ぺーサー66は、他側方のコンベヤフレーム19の外側面に
設けられたナット67に螺合される前後一対の押さえボル
ト68によって下方に押さえ付けられている。
【0024】図3,図5に示すように、上記一対の各コ
ンベヤ13a,13b,14a,14b,15a,15bの搬送経路
24の終端部(E)に位置する左右一対の支軸22は、それ
ぞれ連結軸71により連動連結されている。尚、これら一
対の支軸22のうちのどちらか一方の支軸22には、モータ
72が連動連結されている。これにより、前部コンベヤ13
a,13bと中間部コンベヤ14a,14bと後部コンベヤ15
a,15bとは、それぞれ別個に駆動される。
【0025】図4に示すように、上記各支軸22とローラ
23との間に設けられた軸受け73の外側方には、水や塵埃
などの異物の侵入を防止するためのオイルシール74が嵌
め込まれている。すなわち、図12に示すように、オイル
シール74は、支軸22の外周面に嵌め込まれた金属製の内
環75と、スプロケット30の内周面および各ローラ23のエ
ンドキャップ76(図4参照)の内周面に嵌め込まれた金
属製の外環77と、上記内環75と支軸22の外周面との間に
設けられたゴム製の円環状内パッキン78と、上記外環77
側に嵌め込まれて内環75に摺接するゴム製の円環状外パ
ッキン79とから形成されている。そして、外パッキン79
と内環75との間に形成された中空部80にはグリスが充填
されている。尚、図10に示すように、上記付属ローラ53
と支軸52との間の軸受けにも、同様なオイルシール74が
嵌め込まれている。
【0026】図4に示すように、各前部コンベヤ13a,
13bと中間部コンベヤ14a,14bと後部コンベヤ15a,
15bの両側には、それぞれ車輪ガイド体83,84が設けら
れている。これら車輪ガイド体83,84は各コンベヤ13
a,13b,14a,14b,15a,15bの搬送経路27に沿っ
て全長にわたり設けられている。このうち、一対のロー
ラコンベヤの内側で相対向する位置にある車輪ガイド体
83は、それぞれ下面開放で門形状に形成され、内側方の
コンベヤフレーム19の上端にボルト,ナット85を介して
着脱自在に取付けられている。この車輪ガイド体83内に
は上記チェン31が収納されており、これによりチェン31
に水がかかったり異物が噛み込むといったことは防止さ
れる。また、外側に位置する車輪ガイド体84は、下面開
放で門形状に形成され、外側方のコンベヤフレーム19の
上部に溶接で取付けられている。これら両車輪ガイド体
83,84の相対向する側壁部には、被洗浄車両3の車輪6
a,6b,7a,7bを案内するガイド面86がそれぞれ
形成されている。そして、外側の車輪ガイド体84の搬送
面からの取付レベルH1は、それぞれ内側の車輪ガイド
体83の取付レベルH2よりも全長にわたって低く設定さ
れている。
【0027】図1に示すように、床面2には、一対の前
部コンベヤ13a,13bに始端側から乗り入れた被洗浄車
両3を所定位置に待機させるための停止装置88がそれぞ
れ設置されている。すなわち、図13,図14,図15に示す
ように、各停止装置88は縦軸89を中心に水平回動自在な
ストッパアーム90を有している。これらストッパアーム
90は、平面視でL形状に形成され、回動することにより
前部コンベヤ13a,13bの搬送経路24上に侵入および搬
送経路24上から退避可能である。
【0028】上記縦軸89は、床面2に立設されたブラケ
ット91に設けられている。上記ストッパアーム90はシリ
ンダ装置92により回動され、これらシリンダ装置92とス
トッパアーム90とは移動杆93とリンク94とにより連動連
結されている。すなわち、上記移動杆93は、床面2に立
設されたブラケット95に、搬送経路方向に移動自在に取
付けられている。これら移動杆93の一端と上記シリンダ
装置92のピストンロッド96とがジョイントプレート97に
より連結されている。これらシリンダ装置92は移動杆93
の下方に位置しブラケット95に取付けられている。ま
た、上記リンク94の一端は、移動杆93の中間部にピン98
を介して回動自在に連結されている。上記リンク94の他
端は、ストッパアーム90の基端部側にピン99を介して回
動自在に連結されている。
【0029】また、上記ジョイントプレート97の下端部
は、床面2に設けられた防爆型リミットスイッチ100 の
検知突起部101 に当接離間自在である。このリミットス
イッチ100 によりピストンロッド96の伸長位置および短
縮位置が検出される。そして、上記ストッパアーム90の
基端部側およびシリンダ装置92,移動杆93,リンク94,
リミットスイッチ100 などはカバー102 で覆われてい
る。
【0030】以下、上記構成における作用を説明する。
先ず、運転者は、図2の仮想線(a)に示すように、被
洗浄車両3を前進走行させて前部スロープ16から一対の
前部コンベヤ13a,13bに乗り込ませる。そして、運転
者は、図13,図14に示すように前輪6a,6bがそれぞ
れ搬送経路24上に侵入したストッパアーム90に当接した
時点で被洗浄車両3を停止させ、サイドブレーキを作動
させて後輪7a,7bをロックする。この際、各ストッ
パアーム90は前輪6a,6bで後方へ押されるため荷重
を受けるが、この荷重はリンク94を介して移動杆93で受
けられるため、荷重が直接ピストンロッド96にかかるこ
とはない。したがって、万一、大きな荷重がストッパア
ーム90に作用してもシリンダ装置92が破損するといった
ことは防止される。尚、サイドブレーキを作動させても
前輪6a,6bはロックされず遊転自在のままである。
【0031】その後、運転者が被洗浄車両3から降り、
図13の仮想線に示すように、ピストンロッド96が伸長す
ることにより移動杆93が一方に移動して、ストッパアー
ム90が縦軸89を中心に回転して搬送経路24上から退避す
る。そして、各モータ72が駆動することにより、前部コ
ンベヤ13a,13bと中間部コンベヤ14a,14bと後部コ
ンベヤ15a,15bとがそれぞれ別個に駆動する。これに
より、被洗浄車両3は、後輪7a,7bがロックされた
状態で、前部コンベヤ13a,13bから中間部コンベヤ14
a,14bを経て後部コンベヤ15a,15bへ搬送され、搬
送中に洗車機本体1により洗浄される。
【0032】その後、後部コンベヤ15a,15bの終端部
(E)に達した被洗浄車両3はさらに後方へと搬送さ
れ、前輪6a,6bが空転して後部スロープ17から床面
2に降り、さらに後輪7a,7bが後部コンベヤ15a,
15bの終端部(E)から後部スロープ17上に押し出され
る。これにより、図2の仮想線(b)に示すように、洗
車後の被洗浄車両3は前輪6a,6bが床面2上に位置
し後輪7a,7bが後部スロープ17上に位置した状態で
停止する。その後、運転者は、被洗浄車両3に乗り込ん
でサイドブレーキを解除し、被洗浄車両3を前進させて
後部スロープ17上から離間させる。
【0033】また、一度に2台の被洗浄車両3を搬送し
ながら洗車機本体1で洗浄している場合、万一トラブル
が発生して前部コンベヤ13a,13bと中間部コンベヤ14
a,14bとが停止しても、後部コンベヤ15a,15bさえ
駆動していれば、後部コンベヤ15a,15bに載置されて
いる被洗浄車両3を搬送して後部コンベヤ15a,15bの
終端部(E)から排出させることができる。
【0034】また、各モータ72の回転速度を制御するこ
とにより、前部コンベヤ13a,13bと中間部コンベヤ14
a,14bと後部コンベヤ15a,15bの搬送速度を全て同
一にしたり、いずれかのコンベヤだけの搬送速度を高速
あるいは低速に切り換えることができる。これにより、
被洗浄車両3の汚れがひどい場合は、前部コンベヤ13
a,13bと中間部コンベヤ14a,14bとを低速にして念
入りに洗浄することができる。また、被洗浄車両3に念
入りにワックスを塗付したい場合には中間部コンベヤ14
a,14bと後部コンベヤ15a,15bとを低速にし、ある
いは、被洗浄車両3を念入りに乾燥したい場合には後部
コンベヤ15a,15bを低速にすればよい。また、後部コ
ンベヤ15a,15bに被洗浄車両3が存在する場合、中間
部コンベヤ14a,14bを停止させて中間部コンベヤ14
a,14b上の被洗浄車両3を待機させることもできる。
【0035】また、搬送中は被洗浄車両3の後輪7a,
7bはロックされているため、万一トラブルが発生して
前部コンベヤ13a,13bや中間部コンベヤ14a,14bあ
るいは後部コンベヤ15a,15bが停止した際、これらコ
ンベヤ上の被洗浄車両3もその場で停止し、被洗浄車両
3が惰性により前進するといったことは防止される。し
たがって、安全性が向上する。
【0036】さらに、図4に示すように、被洗浄車両3
の前後輪6a,6b,7a,7bは各車輪ガイド体83,
84のガイド面86に案内され搬送経路27に沿って搬送され
る。これにより、搬送中、被洗浄車両3が両ローラコン
ベヤ12a,12b上から脱輪することは防止される。ま
た、洗車機本体1による洗浄の際、図2の仮想線に示す
ように、一方のロッカーブラシ8aは回転しながら前後
方向に揺動して被洗浄車両3の一側面下部および一側方
の前後輪6a,7aの側面を洗浄する。さらに、他方の
ロッカーブラシ8bは、図1の仮想線に示すように上記
一方のロッカーブラシ8aに接近して被洗浄車両3の他
側面に接触した後、回転しながら前後方向に揺動して被
洗浄車両3の他側面下部および他側方の前後輪6b,7
bの側面を洗浄する。このような両ロッカーブラシ8
a,8bによる洗浄の際、図4に示すように外側の車輪
ガイド体84の搬送面からの取付レベルH1が内側の車輪
ガイド体83の取付レベルH2よりも低く設定されている
ため、外側の車輪ガイド体84が両ロッカーブラシ8a,
8bの邪魔になることはない。したがって、各車輪6
a,6b,7a,7bの側面は両ロッカーブラシ8a,
8bにより下部まで充分に洗浄される。
【0037】上記実施例では図1に示すように、一方の
ローラコンベヤ12aの搬送面の幅W1が狭く形成され、
他方のローラコンベヤ12bの搬送面の幅W2が多様な車
幅に対応できるように広く形成されているため、運転者
が一方の前輪6aを一方の前部コンベヤ13aの始端部
(S)に合わせて乗り込ませれば、他方の前輪6bは自
ずと他方の前部コンベヤ13bの始端部(S)に乗り込む
ことになる。このように、一方の前部コンベヤ13aを基
準にすることにより、多様な車幅の被洗浄車両3を容易
かつ確実に両前部コンベヤ13a,13bに乗り入れること
が可能となる。
【0038】また、上記実施例では図3に示すように、
両前部コンベヤ13a,13bと、両中間部コンベヤ14a,
14b、および両後部コンベヤ15a,15bはそれぞれ両方
ともモータ72で駆動されているため、被洗浄車両3は片
寄ったりせず無理なくスムーズに搬送される。
【0039】以下に、前部コンベヤ13a,13bと中間部
コンベヤ14a,14bおよび後部コンベヤ15a,15bの駆
動の詳細について説明する。すなわち、各モータ72がそ
れぞれ駆動することにより、図7に示すように一方のコ
ンベヤ13a,14a,15aと他方のコンベヤ13b,14b,
15bとのそれぞれの搬送経路24の終端部(E)に位置す
る支軸22が一方に回転するとともに固定スプロケット27
が一方(c)に回転する。これにより、図9に示すよう
にチェン31が回動して始端部(S)の移動スプロケット
29が一方(c)に回転するとともに、中間部スプロケッ
ト30が他方(d)に回転し、これら中間部スプロケット
30とともに中間部のローラ23がそれぞれ他方に回転す
る。
【0040】この際、図5に示すように、搬送経路24の
終端部(E)のローラ23と支軸22とは軸受け26を介して
縁切り状態であるため、終端部(E)のローラ23は、支
軸22と共には回転せず、第1伝動装置37により中間部の
ローラ23と同一方向である他方に回転する。すなわち、
図6に示すように、中間部のローラ23が他方に回転する
ことにより、回転力供給用スプロケット39が他方に回転
して副チェン40が回動するため、端部ローラ回転用スプ
ロケット38が他方に回転する。これにより、上述したよ
うに、搬送経路24の終端部(E)のローラ23も他方に回
転する。
【0041】同様に、図8に示すように、搬送経路24の
始端部(S)においては、付属ローラ53は第2伝動装置
57により中間部のローラ23と同一方向である他方に回転
する。すなわち、中間部のローラ23が他方に回転するこ
とにより、回転力供給用スプロケット59が他方に回転し
て副チェン60が回動するため、回転用スプロケット58が
他方に回転する。これにより、付属ローラ53も他方に回
転する。このように、各ローラ23および付属ローラ53が
共に他方に回転するため、被洗浄車両3は各コンベヤ13
a,13b,14a,14b,15a,15bの搬送経路24に沿っ
て始端側(S)から終端側(E)へと順次搬送される。
【0042】図7に示すように、チェン31の下部移動経
路部32が中間部スプロケット30の上部に歯合しているた
め、下部移動経路部32は床面2から高レベルに位置し、
したがって床面2に溜った砂や水などの異物が下部移動
経路部32に付着することは防止されるとともに、各コン
ベヤ13a,13b,14a,14b,15a,15bの全高を低く
形成することができる。
【0043】また、図8に示すように、チェン31が伸び
て弛みが生じた場合は、固定用ボルト43を緩めた後、押
しボルト50を締め込む。これにより、図8と図9との仮
想線で示すように、移動ブロック体45が押しボルト50に
より押されて始端側(S)に移動するため、移動スプロ
ケット29も始端側(S)に移動し、この移動スプロケッ
ト29と搬送経路24の終端部(E)に位置する固定スプロ
ケット27との間隔が広がる。これにより、チェン31の伸
びが吸収されてチェン31は緊張される。その後、上記固
定用ボルト43を締め込むことにより、移動ブロック体45
とともに移動スプロケット29がコンベヤフレーム19側に
固定される。
【0044】上記のように移動スプロケット29を搬送経
路方向に移動させることによりチェン31の弛みを防止す
ることができる。また、移動スプロケット29の移動範囲
L内に付属ローラ53を設けたため、各コンベヤ13a,13
b,14a,14b,15a,15bの端部に移動範囲分のデッ
ドスペースが生じることはない。したがって、図2に示
すように、直列に配置された前部コンベヤ13a,13bと
中間部コンベヤ14a,14bとの継ぎ目103 、および中間
部コンベヤ14a,14bと後部コンベヤ15a,15bとの継
ぎ目104 における搬送は円滑に行われる。
【0045】また、図10,図11に示すように、第2伝動
装置57の副チェン60が伸びて弛みが生じた場合は、固定
用ナット64を緩めた後、押さえボルト68を締め込む。こ
れにより、チェンガイド62が押さえボルト68により押さ
れて下方に移動するため、副チェン60の下部移動経路部
61が下方に押さえられる。したがって、副チェン60の伸
びが吸収されて副チェン60は緊張される。その後、固定
用ナット64を締め込むことにより、チェンガイド62はコ
ンベヤフレーム19側に固定される。
【0046】上記実施例では図1に示すように、コンベ
ヤの一例として左右一対のローラコンベヤ12a,12bを
設け、これらローラコンベヤ12a,12bで被洗浄車両3
を搬送しているが、幅の広い1台のローラコンベヤで被
洗浄車両3を搬送してもよい。また、ローラコンベヤに
限らずベルトコンベヤやチェンコンベヤなどを設けても
よい。
【0047】また、上記実施例では、一対のローラコン
ベヤ12a,12bをそれぞれ前部コンベヤ13a,13bと中
間部コンベヤ14a,14bと後部コンベヤ15a,15bとに
3分割したが、2分割あるいは4分割以上してもよい。
【0048】上記実施例では図13に示すように、停止装
置88を用いて被洗浄車両3を前部コンベヤ13a,13bの
所定位置に停止させているが、前部コンベヤ13a,13b
の所定位置のローラ23の間に検知棒を設け、前輪6a,
6bがこれら検知棒を踏んだ場合に点灯する停止表示装
置を設けてもよい。
【0049】次に、本発明の他の実施例を説明する。す
なわち、図16に示すように、一対の前部コンベヤ13a,
13bはターンテーブル111 上に設置されている。また、
一対の後部コンベヤ15a,15bの後方には、これら後部
コンベヤ15a,15bの搬送経路24と同方向の搬送経路11
2 を有する移動用コンベヤ113 a,113 bが一対設置さ
れている。これら移動用コンベヤ113a,113 bは床面
2に敷設されたレール114 に支持案内されて上記搬送経
路112と直交方向に移動可能である。
【0050】これによると、被洗浄車両3は左右どちら
か一側方から進入して前部コンベヤ13a,13b上に乗り
込み、その後、図16の実線に示すように、ターンテーブ
ル111 が回転して前部コンベヤ13a,13bが中間部コン
ベヤ14a,14bに連結される。したがって、前部コンベ
ヤ13a,13bの前方に充分なスペースが確保できない場
合でも、ターンテーブル111 を用いて被洗浄車両3を方
向転換することができる。
【0051】また、被洗浄車両3が後部コンベヤ15a,
15bから移動用コンベヤ113 a,113 bに達した際、図
16の仮想線に示すように、移動用コンベヤ113 a,113
bが一側方に移動して被洗浄車両3を出口まで搬送す
る。その後、被洗浄車両3は移動用コンベヤ113 a,11
3 bから降りて出口から退出する。したがって、後部コ
ンベヤ15a,15bの後方に充分なスペースが確保できな
い場合でも、移動用コンベヤ113 a,113 bを用いて被
洗浄車両3を出口まで搬送することができる。
【0052】上記実施例では、前部コンベヤ13a,13b
をターンテーブル111 上に設置しているが、後部コンベ
ヤ15a,15bの後方にターンテーブルを設置してもよ
い。また、後部コンベヤ15a,15bの後方に移動用コン
ベヤ113 a,113 bを設置しているが、前部コンベヤ13
a,13bの代わりに移動用コンベヤ113 a,113 bを設
置してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、運転者が
サイドブレーキを作動させることにより、被洗浄車両
は、後輪がロックされた状態で、最前部のコンベヤから
最後部のコンベヤに搬送され、搬送中に洗車機本体によ
り洗浄される。
【0054】複数のコンベヤはそれぞれ別個に駆動する
ため、一度に複数台の被洗浄車両を搬送しながら洗車機
本体で洗浄している場合、万一トラブルが発生しても、
最後部のコンベヤさえ駆動していれば、最後部のコンベ
ヤに載置されている被洗浄車両を洗車機本体内から後方
へ搬出することができる。
【0055】また、搬送中は被洗浄車両の後輪はロック
されているため、トラブルが発生して各コンベヤが停止
した際、被洗浄車両もその場で停止し、被洗浄車両が惰
性により前進するといったことは防止される。これによ
り、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗車機の一部切欠き
平面図である。
【図2】洗車機の一部切欠き側面図である。
【図3】分割された各コンベヤの平面図である。
【図4】図3におけるA−A矢視図である。
【図5】図3におけるB−B矢視図である。
【図6】各コンベヤの終端部の平面図である。
【図7】図6におけるC−C矢視図である。
【図8】各コンベヤの始端部の平面図である。
【図9】図8におけるD−D矢視図である。
【図10】図8におけるE−E矢視図である。
【図11】図10におけるF−F矢視図である。
【図12】支軸とローラとのシール構造を説明する図であ
る。
【図13】停止装置の平面図である。
【図14】図13におけるG−G矢視図である。
【図15】図13におけるH−H矢視図である。
【図16】本発明の他の実施例における洗車機の平面図で
ある。
【図17】従来における洗車機の洗車方法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 洗車機本体 3 被洗浄車両 12a,12b ローラコンベヤ 13a,13b 前部コンベヤ 14a,14b 中間部コンベヤ 15a,15b 後部コンベヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 据置型洗車機本体内に、被洗浄車両を前
    方から洗車機本体内に搬入するとともに洗車機本体内か
    ら後方へ搬出するコンベヤを設け、このコンベヤを複数
    に分割してそれぞれ別個に駆動させることを特徴とする
    洗車機。
JP18313193A 1993-07-26 1993-07-26 洗車機 Pending JPH0732987A (ja)

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