JPH0732977Y2 - 関節部のロック装置 - Google Patents
関節部のロック装置Info
- Publication number
- JPH0732977Y2 JPH0732977Y2 JP8576089U JP8576089U JPH0732977Y2 JP H0732977 Y2 JPH0732977 Y2 JP H0732977Y2 JP 8576089 U JP8576089 U JP 8576089U JP 8576089 U JP8576089 U JP 8576089U JP H0732977 Y2 JPH0732977 Y2 JP H0732977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support shaft
- projecting piece
- vertical groove
- piece
- members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば折り畳み形式の乳母車の両グリップ
の対向端を折れ曲がり可能に連結した関節部のロック装
置に関するものである。
の対向端を折れ曲がり可能に連結した関節部のロック装
置に関するものである。
折り畳みにともない計四個の前輪及び後輪を集合させて
自立できるようにした形式の乳母車としては、第6図に
示すように両側ハンドル杆の上端から互に内向きに突出
する両グリップの対向端が中折れ可能に連結され、乳母
車の展開時にあっては、両グリップが直線状態になって
いると共に、係合装置により直線状態を維持し、又折り
畳みに際しては、係合装置による両グリップの直線状態
の維持を解除し、そしてグリップを中折れにする。
自立できるようにした形式の乳母車としては、第6図に
示すように両側ハンドル杆の上端から互に内向きに突出
する両グリップの対向端が中折れ可能に連結され、乳母
車の展開時にあっては、両グリップが直線状態になって
いると共に、係合装置により直線状態を維持し、又折り
畳みに際しては、係合装置による両グリップの直線状態
の維持を解除し、そしてグリップを中折れにする。
上記の係合装置としては、中折れ関節部を挟む片方に回
動自在のフックが、もう片方にピンが設けられており、
人手によりピンにフックを係合させてロックし、ピンか
らフックを外してロックを解除するようになっている。
動自在のフックが、もう片方にピンが設けられており、
人手によりピンにフックを係合させてロックし、ピンか
らフックを外してロックを解除するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕 人手によりフックを回動操作するので、手数がかかると
共に、乳母車の展開後におけるフックの掛け忘れにより
押したハンドル杆が倒れ、事故が発生する問題があっ
た。
共に、乳母車の展開後におけるフックの掛け忘れにより
押したハンドル杆が倒れ、事故が発生する問題があっ
た。
そこで、この考案は直線状態になったとき自動的にロッ
クされる折れ曲がり関節部のロック装置を提供すること
を目的とする。
クされる折れ曲がり関節部のロック装置を提供すること
を目的とする。
上記の目的を達成するために、この考案は左右両部材の
対向端に上下に重なり合うよう設けた突出片と、この重
なり合った突出片を回動可能に軸支すると共に、上端側
プッシュにより付与してある上昇復帰力に抗して降下す
るよう設けた支軸と、突出片の上記支軸挿通孔壁に少な
くとも上記突出片の重なり合う上下縁面が開放するよう
設けた縦溝と、支軸の外周面から突出すると共に、支軸
の上昇復帰状態にあっては上下突出片を跨ぐように縦溝
内に位置し、かつ支軸の降下状態にあっては下位突出片
の縦溝内のみに位置するよう設けた突起とで構成したも
のである。
対向端に上下に重なり合うよう設けた突出片と、この重
なり合った突出片を回動可能に軸支すると共に、上端側
プッシュにより付与してある上昇復帰力に抗して降下す
るよう設けた支軸と、突出片の上記支軸挿通孔壁に少な
くとも上記突出片の重なり合う上下縁面が開放するよう
設けた縦溝と、支軸の外周面から突出すると共に、支軸
の上昇復帰状態にあっては上下突出片を跨ぐように縦溝
内に位置し、かつ支軸の降下状態にあっては下位突出片
の縦溝内のみに位置するよう設けた突起とで構成したも
のである。
支軸を押し下げると、上位突出片と下位突出片との両縦
溝に跨って嵌り込んでいる突起が上記支軸と共に降下し
て上位突出片の縦溝から脱出し、そして下位突出片の縦
溝のみに納まる。
溝に跨って嵌り込んでいる突起が上記支軸と共に降下し
て上位突出片の縦溝から脱出し、そして下位突出片の縦
溝のみに納まる。
その結果、ロックが解除されて両部材を中折れ状態とな
るよう屈曲することができる。
るよう屈曲することができる。
上記中折れ時に支軸のプッシュを解除しても下位突出片
の縦溝内に納まっている突起の上面が上位突出片の下面
に当接しているので、支軸の上昇復帰が阻止される。
の縦溝内に納まっている突起の上面が上位突出片の下面
に当接しているので、支軸の上昇復帰が阻止される。
又両部材を直線状態に戻すと、下位突出片の縦溝上端と
上位突出片の縦溝の下端とが合致するので、支軸の上昇
阻止が解除される。
上位突出片の縦溝の下端とが合致するので、支軸の上昇
阻止が解除される。
その結果、支軸が上昇復帰して上下の縦溝に跨るよう突
起が嵌り込んでロックする。
起が嵌り込んでロックする。
図示のように左右の両部材1、1の対向端には、上下に
重なり合う突出片2、2が設けられている。
重なり合う突出片2、2が設けられている。
又上記重なり合った突出片2、2は、上端側プッシュに
より付与してある上昇復帰力に抗して降下する昇降自在
の支軸3を介し中折れ可能に連結されている。
より付与してある上昇復帰力に抗して降下する昇降自在
の支軸3を介し中折れ可能に連結されている。
更に突出片2、2に設けてある支軸3の挿通孔4、4の
孔壁には、少なくとも上記突出片2、2の重なり合う上
下縁面が開放する縦溝5が設けられている。
孔壁には、少なくとも上記突出片2、2の重なり合う上
下縁面が開放する縦溝5が設けられている。
又支軸3の外周面には、上記支軸3の上昇復帰状態にあ
っては上位突出片2と下位突出片2との両縦溝5に跨っ
て嵌り込み、支軸3の降下にともない上位突出片2の縦
溝5から完全に脱出して下位突出片2の縦溝5に納まる
突起6が設けられている。
っては上位突出片2と下位突出片2との両縦溝5に跨っ
て嵌り込み、支軸3の降下にともない上位突出片2の縦
溝5から完全に脱出して下位突出片2の縦溝5に納まる
突起6が設けられている。
上記のように構成すると、支軸3を下向きにプッシュし
ないかぎり上記支軸3の突起6が第2図に示すように下
位突出片2と上位突出片2との両者縦溝5に跨がって嵌
り込んでいるので、両部材1、1の中折れが阻止され
る。
ないかぎり上記支軸3の突起6が第2図に示すように下
位突出片2と上位突出片2との両者縦溝5に跨がって嵌
り込んでいるので、両部材1、1の中折れが阻止され
る。
次に支軸3を押し下げて上位突出片2、下位突出片2と
の両縦溝5に跨るように嵌り込んでいた突起6を上位突
出片2の縦溝5から脱出させて下位突出片2の縦溝5の
みに嵌入させると、中折れ阻止が解除されるので、第3
図に示すように両部材1、1を中折れ状態に屈曲するこ
とができる。
の両縦溝5に跨るように嵌り込んでいた突起6を上位突
出片2の縦溝5から脱出させて下位突出片2の縦溝5の
みに嵌入させると、中折れ阻止が解除されるので、第3
図に示すように両部材1、1を中折れ状態に屈曲するこ
とができる。
なお、両部材1、1の中折れ時に縦溝5内に納まってい
る突起6の上面が上位突出片2の下面に当接しているの
で、支軸3のプッシュを解除しても上記支軸3の上昇復
帰が阻止されている。
る突起6の上面が上位突出片2の下面に当接しているの
で、支軸3のプッシュを解除しても上記支軸3の上昇復
帰が阻止されている。
又両部材1、1を直線状態に戻して下位突出片2の縦溝
5と上位突出片2の縦溝5とを一致させると、支軸3が
上昇復帰して両縦溝5に跨るよう突起6が嵌り込むの
で、両部材1、1の中折れが阻止される。
5と上位突出片2の縦溝5とを一致させると、支軸3が
上昇復帰して両縦溝5に跨るよう突起6が嵌り込むの
で、両部材1、1の中折れが阻止される。
なお、図示の場合片方の部材1に下位突出片2が嵌り込
む隙間を存して上位突出片2に並行する補助突出片2′
を設けると共に、この補助突出片2′にも上面のみが開
放する挿通孔4を、かつこの挿通孔4の周面に縦溝5を
設け、又突起6付の支軸3を上下に二分割し、バネ7を
圧縮して支軸3を押し下げると下位の支軸3は補助突出
片2′の挿通孔4に押し込まれ、かつ上位の支軸3は上
位突出片2の挿通孔4内にそれぞれ納まるようにした
が、上下二枚の突出片に一本の支軸を挿通してもよい。
む隙間を存して上位突出片2に並行する補助突出片2′
を設けると共に、この補助突出片2′にも上面のみが開
放する挿通孔4を、かつこの挿通孔4の周面に縦溝5を
設け、又突起6付の支軸3を上下に二分割し、バネ7を
圧縮して支軸3を押し下げると下位の支軸3は補助突出
片2′の挿通孔4に押し込まれ、かつ上位の支軸3は上
位突出片2の挿通孔4内にそれぞれ納まるようにした
が、上下二枚の突出片に一本の支軸を挿通してもよい。
又両部材1、1は、第6図に示すように折り畳み形式の
乳母車の中折れグリップとしたが、グリップ以外のもの
でもよい。
乳母車の中折れグリップとしたが、グリップ以外のもの
でもよい。
更に、図示のように上位突出片2の上面に重ねてビス止
めする蓋板8の中央に透孔9を設けて、この透孔9に貫
通させた支軸3のプッシュ用ボタン10の下端縁に突片11
を設け、両部材1、1が直線状態のとき縦溝5に対して
突片11が不一致になるようボタン10を回動(このとき、
突片11は上位突出片2の上面の縦溝5の片端縁に連なる
段部12内に納まるよう)させておくと、誤ってボタン10
を押しても支軸3の押し下げが阻止され、安全装置とし
ての役目をする。
めする蓋板8の中央に透孔9を設けて、この透孔9に貫
通させた支軸3のプッシュ用ボタン10の下端縁に突片11
を設け、両部材1、1が直線状態のとき縦溝5に対して
突片11が不一致になるようボタン10を回動(このとき、
突片11は上位突出片2の上面の縦溝5の片端縁に連なる
段部12内に納まるよう)させておくと、誤ってボタン10
を押しても支軸3の押し下げが阻止され、安全装置とし
ての役目をする。
図中13はピンで、このピン13は上下に二分割した支軸3
とボタン10とを直列状に結合させる。
とボタン10とを直列状に結合させる。
以上のように、この考案に係る関節部のロック装置によ
れば、支軸を押し下げないかぎり上下の縦溝に跨るよう
嵌り込んでいる突起により両部材の中折れが阻止され、
又支軸を押し下げて下位の縦溝のみに突起を納めると両
部材の中折れ阻止が解除されて中折れ状態に屈曲するこ
とができる。
れば、支軸を押し下げないかぎり上下の縦溝に跨るよう
嵌り込んでいる突起により両部材の中折れが阻止され、
又支軸を押し下げて下位の縦溝のみに突起を納めると両
部材の中折れ阻止が解除されて中折れ状態に屈曲するこ
とができる。
更に両部材を直線状態に戻して上下の縦溝を直列にする
と、付与してある上昇復帰力により支軸が上昇して上下
の縦溝に跨るよう突起が嵌り込むので、自動的にロック
される効果もある。
と、付与してある上昇復帰力により支軸が上昇して上下
の縦溝に跨るよう突起が嵌り込むので、自動的にロック
される効果もある。
第1図はこの考案に係るロック装置の両部材を直線状態
とした平面図、第2図は同上の縦断側面図、第3図は部
材の中折れを示す平面図、第4図は同上の縦断側面図、
第5図は同上の要部を示す分解斜視図、第6図は中折れ
グリップ付乳母車の側面図である。 1……部材、2……突出片、3……支軸、4……挿通
孔、5……縦溝、6……突起、7……バネ。
とした平面図、第2図は同上の縦断側面図、第3図は部
材の中折れを示す平面図、第4図は同上の縦断側面図、
第5図は同上の要部を示す分解斜視図、第6図は中折れ
グリップ付乳母車の側面図である。 1……部材、2……突出片、3……支軸、4……挿通
孔、5……縦溝、6……突起、7……バネ。
Claims (1)
- 【請求項1】左右両部材の対向端に上下に重なり合うよ
う設けた突出片と、この重なり合った突出片を回動可能
に軸支すると共に、上端側プッシュにより付与してある
上昇復帰力に抗して降下するよう設けた支軸と、突出片
の上記支軸挿通孔壁に少なくとも上記突出片の重なり合
う上下縁面が開放するよう設けた縦溝と、支軸の外周面
から突出すると共に、支軸の上昇復帰状態にあっては上
下突出片を跨ぐように縦溝内に位置し、かつ支軸の降下
状態にあっては下位突出片の縦溝内のみに位置するよう
設けた突起とから成る関節部のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8576089U JPH0732977Y2 (ja) | 1989-07-22 | 1989-07-22 | 関節部のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8576089U JPH0732977Y2 (ja) | 1989-07-22 | 1989-07-22 | 関節部のロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0325374U JPH0325374U (ja) | 1991-03-15 |
JPH0732977Y2 true JPH0732977Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31635055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8576089U Expired - Fee Related JPH0732977Y2 (ja) | 1989-07-22 | 1989-07-22 | 関節部のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732977Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4714914B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2011-07-06 | 蔚冠五金製品深▲しん▼有限公司 | 可動防護柵 |
EP2363335A1 (en) * | 2010-03-03 | 2011-09-07 | Sung-Tsun Wu | Clamp-proof joint |
JP6144270B2 (ja) * | 2012-10-15 | 2017-06-07 | コンビ株式会社 | 乳母車 |
-
1989
- 1989-07-22 JP JP8576089U patent/JPH0732977Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0325374U (ja) | 1991-03-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |