JPH0732976Y2 - 枢支構造 - Google Patents

枢支構造

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JPH0732976Y2
JPH0732976Y2 JP1989115988U JP11598889U JPH0732976Y2 JP H0732976 Y2 JPH0732976 Y2 JP H0732976Y2 JP 1989115988 U JP1989115988 U JP 1989115988U JP 11598889 U JP11598889 U JP 11598889U JP H0732976 Y2 JPH0732976 Y2 JP H0732976Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、いわゆるラップトップ形の電子機器の本体部
に液晶表示板等の表示部を枢動自在に枢支する枢支構造
に関する。
〔従来の技術〕
近年、ワープロやパソコン等の電子機器の小型化が進
み、携帯用のいわゆるラップトップ形のものが開発され
ている。かかるラップトップ形の電子機器の一例を第5
図に示す。図示したように、ラップトップ形の電子機器
では、本体部1に対して液晶表示板を備えた表示部2が
揺動自在に枢支されている。従来、表示部を揺動自在に
枢支するための枢支構造として、実開平1−123879号の
「表示パネルの実装構造」に記載の枢支構造がある。
第6図に本体部1に表示部2を揺動自在に枢支するため
の従来の枢支構造を示す。同図(a)はその正面図であ
り、同図(b)はその右側面図である。
図示した従来の枢支構造においては、表示部2に枢支軸
3が回動自在に軸受けされており、この枢支軸3の端部
3aが本体部1に固定された担持部材5の孔5aに挿入され
ることにより、表示部2が本体1に対して枢支される構
造となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の枢支構造においては、部品の加工精度、
組み立て性等を考慮すると、枢支軸3の端部3aの寸法A
は、これが挿入される孔5aの寸法Bよりも小さくなけれ
ばならない(A<B)。このため、枢支軸3の端部3aと
孔5aとの間には、必然的に隙間が生じる。そして、この
隙間が存在するために、枢支軸3のまわりに回動する表
示部2が本体部1に対してがたつき、表示部2を本体部
1に対して開いた希望の位置に固定することができない
という不具合があった。
そこで、本考案は上述の不具合を解消することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の枢支構造は、電気機器の本体部に表示部を枢
動自在に枢支する枢支構造であって、表示部若しくは本
体部に回動自在に軸受けされた枢支軸と、本体部若しく
は表示部に固定され、枢支軸が挿入される被挿入部にて
これを担持する第1担持部材とを備え、第1担持部材の
被挿入部の内壁面によって形成される被挿入部軸線が、
枢支軸の挿入軸線に対して傾斜している構成となってい
る。
また、枢支軸は、これに回動自在に嵌合したスリーブ
と、表示部若しくは本体部に固定され、スリーブが挿入
される被挿入部にてスリーブを担持する第2の担持部材
とを介して表示部若しくは本体部に回動自在に軸受けさ
れており、第2担持部材の被挿入部の内壁面によって形
成される被挿入部軸線が、スリーブの挿入軸線に対して
傾斜している構造としてもよい。
〔作用〕
この考案の枢支構造は、第1担持部材の被挿入部の内壁
面によって形成される被挿入部軸線が、枢支軸の挿入軸
線に対して傾斜している構成となっているため、枢支軸
の端部を被挿入部軸線に沿って第1担持部材の被挿入部
に挿入した後、枢支軸を枢支軸の挿入軸線に沿って傾け
ることにより、枢支軸と第1担持部材の被挿入部との間
に形成される隙間が縮小あるいは消滅する。
更に、枢支軸にスリーブを回動自在に嵌合し、スリーブ
を第2の担持部材によって担持する場合には、第2担持
部材の被挿入部の内壁面によって形成される被挿入部軸
線が、スリーブの挿入軸線に対して傾斜している構造と
なっているため、スリーブと第2担持部材の被挿入部と
の間に形成される隙間が縮小あるいは消滅する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について第1図〜第4図を参照し
つつ、説明する。
第1図及び第2図に本考案の一実施例を簡略化して示
す。図示したように、本考案による枢支構造において
は、電子機器の本体部11に対してネジ12により担持部材
13が固定されている。担持部材13には枢支軸15の端部15
aが挿入される被挿入部として孔13aが形成されており、
担持部材13はこの孔13aにて枢支軸15を担持している。
枢支軸15は電子機器の表示部(図示せず)に対して回動
自在に軸受けされている。このような枢支構造により、
電子機器の表示部が本体部に対して枢動自在に枢支され
ている。
ところで、上述した本考案による枢支構造においては、
担持部材13に枢支軸15が挿入される被挿入部として形成
された孔13a内壁面によって形成される被挿入部軸線C
(被挿入部軸線Cは、孔13a内壁面に平行)が、枢支軸1
5の挿入軸線Dに対して傾斜している(第2図参照)。
このようにすることによって、枢支軸15の端部15aと孔1
3aとの間に形成される隙間を縮小あるいは消滅させるこ
とができる。すなわち、第2図に示したように、部品の
寸法精度や組立性を考えると、枢支軸15の端部15aの直
径寸法Aは担持部材13に穿設された孔13aの直径寸法B
よりも小さいこと(A<B)が要求される。したがっ
て、端部15aと孔13aとの間には隙間が生ずる。しかし、
第2図に示したように、枢支軸15の端部15aを被挿入部
軸線Cに沿って担持部材13の孔13aに挿入した後、枢支
軸15を枢支軸の挿入軸線Dに沿って傾斜させれば、端部
15aと孔13aとの間の隙間は縮小あるいは消滅する。これ
を数式を用いて説明する。被挿入部軸線Cの挿入軸線D
に対する傾き角をθ、担持部材13の厚さをtとすれば、
挿入軸線Dに対して傾斜した孔13aを挿入軸線Dの方向
に投影した場合における孔13aの図面上下方向における
直径寸法B1は次の式により求まる。
B1=B cosθ−t sinθ この式から明らかなように、B1<Bであるから、A=B1
となるまで端部15aと孔13aとの間の隙間は孔13aの枢支
軸15に対する傾斜方向において確実に縮小し、A=B1
なるとこの隙間は消滅する。また、AがB1よりも大きく
なっても担持部材13の撓み等によって吸収可能な範囲で
あれば、枢支軸15の端部15aと担持部材13の孔13aとの間
に隙間が生じることなく枢支軸15を担持部材13に担持さ
せることができる。
第3図に本考案が適用された電子機器を示す。図示した
電子機器は、例えばラップトップ形のパソコンであり、
CPU、ROM、RAM等が内設されている本体部16と、CPU等に
よる演算結果を表示する表示部17とを有している。表示
部17は例えば液晶表示板18を外装ケース20内に収納して
形成されており、その下端部にはヒンジユニット21が取
り付けられ、このヒンジユニット21が本体部16に設けら
れた第1担持部材22に担持されること及び表示部17の下
端部に形成される円筒状凸部23が本体部16に固定される
受け部材25に軸受けされることにより、表示部17が本体
部16に対して揺動自在に枢支されている。
このヒンジユニット21及び第1担持部材22を分解して第
4図に示す。図示したように、ヒンジユニット21は表示
部17に対して回動自在に軸受けされる枢支軸26を有して
いる。枢支軸26は、これに回動自在に嵌合したスリーブ
27と、表示部17に固定されてスリーブ27を担持する第2
担持部材28とを介して表示部17に対して軸受けされてい
る。第2担持部材28にはスリーブ27が挿入される被挿入
部として孔28aが穿設されており、第2担持部材28はこ
の孔28aにてそこに挿入されたスリーブ27を担持する。
なお、スリーブ27と第2担持部材28との間における相対
的な回動を防止するため、スリーブ27の端部には軸線に
沿って平坦面27aが形成されており、孔28aの形状もこの
平坦面27aが形成されたスリーブ27の端部の断面形状に
合わせられている。枢支軸26の端部26a及び26bは、それ
ぞれ上述したように第2担持部材28に担持されたスリー
ブ27及び平ワッシャ30を貫通した後、Eリンク31が嵌め
られて第2担持部材28に対して軸方向において位置決め
される。そして、枢支軸26の端部26bは本体部16に固定
されている第1担持部材22に担持される。第1担持部材
22には、枢支軸26の端部26bが挿入させる被挿入部とし
て孔22aが穿設されており、第1担持部材22はこの孔22a
にてそこに挿入される枢支軸の端部26bを担持する。な
お、枢支軸26と第1担持部材22との間の相対的な回動を
防止するため、枢支軸の端部26bにもスリーブ27と同様
に平坦面が形成されており、第1担持部材22に形成され
ている孔22aの形状もこれに合わせられている。なお、
ヒンジユニット21は表示部17を本体部16から開き方向へ
付勢するコイルスプリング33を有している。コイルスプ
リング33の一端は枢支軸26に固定され、他端はスリーブ
27のいずれか一方に固定されている。
ところで、ここに示した第1担持部材22の孔22aは第1
図に示した担持部材13の孔13aと同様に枢支軸26の挿入
軸線に対して傾斜している。したがって、枢支軸26と第
1担持部材22との間に生じる隙間は、穴22aが挿入軸線
に対して傾斜していない場合に比べて縮小されるか、あ
るいは、無くなる。このため、枢支軸26と第1担持部材
22の間に生ずる隙間に起因して、枢支軸26のまわりを回
動する表示部17が本体部16に対してがたついたり、表示
部17を回動させて希望の位置に固定することができなく
なったりする不具合は生じなくなる。
なお、上述した第2担持部材28の孔28aをスリーブ27の
挿入軸線に対して傾斜させることによって、上述した枢
支軸26と第1担持部材22の場合と同様に、スリーブ27と
第2担持部材28との間に生じる隙間が縮小あるいは無く
なる。したがって、表示部17のがたつき等をさらに小さ
くすることが可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による枢支構造によれば、
部品の加工精度、組み立て性に起因して必然的に枢支軸
とこれを担持する担持部材との間に形成される隙間が、
枢支軸に対する被挿入部の傾斜方向において縮小あるい
は消滅する。したがって、この枢支構造によって電子機
器の本体部に対して枢支された表示部のがたつきが抑制
され、表示部を回動させて希望の位置に固定することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を簡略化して示した
図、第3図は本考案を適用した電子機器を示した部分分
解斜視図、第4図は第3図に示した電子機器が備えるヒ
ンジユニット及び第1担持部材を示した分解斜視図、第
5図は従来の電子機器を示した側面図、第6図は従来の
電子機器における枢支構造を示した図である。 11……本体部、12……ネジ、13……担持部材、15……枢
支軸、16……本体部、17……表示部、21……ヒンジユニ
ット、22……第1担持部材、22a……孔、26……枢支
軸、27……スリーブ、28……第2担持部材、28a……
孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器の本体部に表示部を枢動自在に枢
    支する枢支構造であって、 前記表示部若しくは本体部に回動自在に軸受けされた枢
    支軸と、 前記本体部若しくは表示部に固定され、前記枢支軸が挿
    入される被挿入部にてこれを担持する第1担持部材とを
    備え、 前記第1担持部材の被挿入部の内壁面によって形成され
    る被挿入部軸線が、前記枢支軸の挿入軸線に対して傾斜
    していることを特徴とする枢支構造。
  2. 【請求項2】前記枢支軸は、これに回動自在に嵌合した
    スリーブと、前記表示部若しくは本体部に固定され、前
    記スリーブが挿入される被挿入部にて前記スリーブを担
    持する第2の担持部材とを介して前記表示部若しくは本
    体部に回動自在に軸受けされており、前記第2担持部材
    の被挿入部の内壁面によって形成される被挿入部軸線
    が、前記スリーブの挿入軸線に対して傾斜していること
    を特徴とする請求項1記載の枢支構造。
JP1989115988U 1989-10-02 1989-10-02 枢支構造 Expired - Lifetime JPH0732976Y2 (ja)

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JPH0353615U JPH0353615U (ja) 1991-05-23
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