JPH07329729A - 一本式屈伸ワイパ装置 - Google Patents

一本式屈伸ワイパ装置

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JPH07329729A
JPH07329729A JP6159083A JP15908394A JPH07329729A JP H07329729 A JPH07329729 A JP H07329729A JP 6159083 A JP6159083 A JP 6159083A JP 15908394 A JP15908394 A JP 15908394A JP H07329729 A JPH07329729 A JP H07329729A
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JP
Japan
Prior art keywords
shaft
fixed
cam
wiper
wiper device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6159083A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Iwazawa
勲 岩澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二本式ワイパ並みの視界が確保でき、コンパ
クトでエネルギーの消費が少ない一本式ワイパ装置。 【構成】 四節リンク機構のワイパ下端の従アーム4a
が、間欠歯車5a、5bを有する筒状回動軸2に固着さ
れ、該軸の内周を軸受とし、カム6a、6bを有する回
動軸1に主アーム3aが固着されており、上記軸に近接
して駆動モータの減速用ウオームホイルが二つあり、右
回転用のホイル軸13に間欠歯車7とカム9a、9bが
固着され、左回転用のホイル軸14に間欠歯車8とカム
10a、10bが、固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用一本式屈伸ワイ
パの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のフロント部ワイパは、一本式と二
本式に大別できるが、一本式の場合、例えば、現時点で
最も普及していると思われるベンツ車のは、駆動モータ
の回転動力をウオームホイル、、クランク等を介してア
ーム軸に伝達して回動させ、さらに、この動力を図9の
ように、近接する歯車、クランク、リンク機構に伝え、
その作用によってスライダを約100mmの幅で上下運
動させ、ブレードが図8のAの点線状範囲を払拭できる
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】二本式ワイパは、動作
時の目障り感が大きく、外観も雑多でスマートさに欠け
る。前記の一本式ワイパは、この問題点をある程度は解
消しているものの、視界確保の払拭効果については、図
8のように比較的に必要性の低い助手席側の払拭面積
は、二本式より広いが、肝心の運転席側前面の払拭面積
が狭い。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1、2、3のように主
アーム(3a)と(3b)をベアリング(16)と軸
(17)でつなぎ、従アーム(4a)と(4b)をベア
リング(18)と軸(19)で、つなぎ、更に、従アー
ム(4b)の他端と主アーム(3b)をベアリング(2
1)と軸(22)でつなぐ。
【0005】上記従アーム(4a)を固着した筒状回動
軸(2)は、軸受(24)に支えられ、主アーム(3
a)を固着した回動軸(1)が筒状回動軸(2)の内周
と下部の軸受(25)によって支えられるという構造の
両軸を個別に回動方向と速度を変化させることによっ
て、主アーム(3a)と(3b)が、屈伸しながら回動
を行い、ブレードが図8のBの範囲を払拭できるように
したものであるが、
【0006】その回動軸(1)と筒状回動軸(2)を回
動させるための機構等について説明すると、上記の回動
軸(1)にカム(6a)と(6b)を固着して、筒状回
動軸(2)に間欠歯車(5a)と(5b)を固着する。
そして、これらに近接して駆動モータのウオーム(1
5)と噛み合う右回転のホイル(11)と左回転のホイ
ル(12)を設け、ホイル(11)の軸(13)に間欠
歯車(7)とカム(9a)、(9b)を固着し、ホイル
(12)の軸(14)に間欠歯車(8)とカム(10
a)、(10b)を固着させたものである。
【0007】
【作用】本装置は、ホイル軸(13)と(14)のそれ
ぞれが、360度を回ることにより、ブレードは一往復
する仕組みになっているが、その間を六つのステップに
分け、それぞれの時点で、ブレードと間欠歯車、カム等
が変化する状態の図を参照しながら説明する。ワイパ停
止時の倒伏方向は、左右のどちらでも作用は同じである
が、図4(イ)の運転席側とした場合、駆動モータのス
イッチを入れるとホイル軸(13)は右回転、ホイル軸
(14)は、左回転を開始し、間欠歯車(8)が、間欠
歯車(5a)と噛み合い、従アーム(4a)は右回動を
開始、と同時にカム(9a)がカム(6a)に接触し、
主アーム(3a)は左回動を開始する。そして、各ホイ
ル軸が約50度を回った時点で図4(ロ)の状態にな
る。
【0008】この時、カム(9a)と(6a)は解放
し、一瞬後、カム(10b)が(6b)に接触するか
ら、主アーム(3a)は、左回動を停止した一瞬後、右
回動に変わるが、間欠歯車については、(8)と(5
a)が図5(ニ)の状態になるまで噛み合っているか
ら、その時点まで従アーム(4a)は、左回動を続け
る。従って、上記の主アーム停止時においても、ブレー
ドは停止しないで右に等速的回動を続ける。そして、各
ホイル軸が加算して約100度を回った時点で図4
(ハ)の状態になる。
【0009】この時、カム(6b)がカム(10b)と
ストッパー(33)に挾まれ、固定状態になるため、次
のステップ3では、主アームは停止し、従アームが右回
動を続けるのでブレードは、軸(17)を支点として右
回動する。そして、各ホイル軸が加算して約180度を
回った時点で図5(ニ)の状態になる。
【0010】この時、間欠歯車(8)と(5a)は解放
されるが、すかさず右回りしてきた間欠歯車(7)が
(5b)に接触し、一瞬停止した従アームは、次は左回
動を始め、ステップ6の終わりまで連続回動するが、主
アームは、このステップ4でも停止状態であるからブレ
ードは、軸(17)を支点として左回動し、各ホイル軸
が加算して約260度を回った時点で、図5(ホ)の状
態になる。
【0011】この時、カム(10b)と(6b)は、解
放されるが、すかさず右回りしてきたカム(9b)が
(6a)に接触するから、次のステップ5では、主アー
ムは、従アームと共に左回動をする。そして、各ホイル
軸が310度を回った時点で、図5(ヘ)の状態にな
る。この時、カム(9b)と(6a)は、解放される
が、すかさず左回りしてきたカム(10a)が(6b)
に接触するため、一瞬停止した主アームは、左回動を始
め、各ホイル軸が360度を回り終わった時点で元の図
4(イ)の状態に戻り、以降は、同じ動作の繰返しとな
る。
【0012】なお、ステップ1、4の各起動時は、突出
した大きなトルクを必要とするが、それに対しては、間
欠歯車(5a)、(5b)の両端歯を高くすることによ
って例えば、ステップ1で間欠歯車(8)が(5a)に
接触し、約10度弱を回動させる間は、歯車比を約2:
1にしているから、駆動モータに対する負荷は、平均化
し、歯車の局部的摩耗も減少できる。
【0013】
【実施例】前記の発明原理を応用をすると、例えば、図
6、7のように、従アーム(4a)、(4b)等を一定
比率で短くし、図2と反対方向に設けると、アームケー
ス(31)に収納でき、シンプルなデザインになる。
又、図8のブレード払拭範囲についても主アーム(3
a)の回動範囲と角度を調整することによって、運転席
側と助手席側の払拭比率を一定限度内で変えることが可
能であり、それは、各カムを所定の形に変えるだけで容
易におこなえる。
【0014】
【発明の効果】従来の一本式、及び、二本式ワイパと比
べると、クランクとワイパリンク等の機構が省略できる
から装置を極めて小さくできる。
【0015】従来の一本式ワイパが、ブレードの上下運
動を、クランクスライダ機構で行っていたのに対し、ベ
アリングと軸の回動によって、同作用を行えるようにな
るので、摩擦抵抗が大幅に減少し、駆動モータの定格を
小さくできる。
【0016】従来の一本式ワイパに比べ、最必要視界の
運転席側前面の払拭面積が増える。
【図面の簡単な説明】
【図1】一本式屈伸ワイパの正面断面図である。
【図2】一本式屈伸ワイパの要部上面図である。
【図3】一本式屈伸ワイパ駆動装置の上面図である。
【図4】一本式屈伸ワイパ装置の作用状態を段階的に表
した図である。
【図5】一本式屈伸ワイパ装置の作用状態を段階的に表
した図である。
【図6】図1、2、3の屈伸ワイパ装置の発明原理を応
用した従アーム内蔵型屈伸ワイパの要部上面図である。
【図7】従アーム内蔵型屈伸ワイパ装置の正面断面図で
ある。
【図8】本発明の一本式屈伸ワイパと従来の一本式、二
本式ワイパの各ブレードが払拭する範囲を比較した図で
ある。
【図9】従来の代表的一本式ワイパ装置の要部上面図で
ある。
【符号の説明】
1 回動軸 2 筒状回動軸 3a、3b 主アーム 4a、4b 従アーム 5a、5b、7、8 間欠歯車 6a、6b、9a、9b、10a、10b カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主アーム(3a)を固着した回動軸
    (1)が、従アーム(4a)を固着した筒状回動軸
    (2)の内周を軸受とするワイパ装置。
  2. 【請求項2】 回動軸(1)にカム(6a)とカム(6
    b)を固着し、筒状回動軸(2)に間欠歯車(5a)と
    間欠歯車(5b)を固着したワイパ装置。
  3. 【請求項3】 駆動モータ軸のウオーム(15)と噛み
    合う二つのホイル(11)と(12)を請求項1、2記
    載の回動軸(1)、(2)に近接して設け、ホイル軸
    (13)に間欠歯車(7)とカム(9a)、カム(9
    b)を固着し、ホイル軸(14)に間欠歯車(8)とカ
    ム(10a)、カム(10b)を固着したワイパ装置。
JP6159083A 1994-06-06 1994-06-06 一本式屈伸ワイパ装置 Pending JPH07329729A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6159083A JPH07329729A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 一本式屈伸ワイパ装置

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JP6159083A JPH07329729A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 一本式屈伸ワイパ装置

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JPH07329729A true JPH07329729A (ja) 1995-12-19

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JP6159083A Pending JPH07329729A (ja) 1994-06-06 1994-06-06 一本式屈伸ワイパ装置

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JP (1) JPH07329729A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11227571A (ja) * 1997-12-12 1999-08-24 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置
JPH11240423A (ja) * 1997-12-22 1999-09-07 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11227571A (ja) * 1997-12-12 1999-08-24 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置
JPH11240423A (ja) * 1997-12-22 1999-09-07 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置

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