JPH07329033A - 無機質押出成形品の着色方法 - Google Patents

無機質押出成形品の着色方法

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JPH07329033A
JPH07329033A JP15046194A JP15046194A JPH07329033A JP H07329033 A JPH07329033 A JP H07329033A JP 15046194 A JP15046194 A JP 15046194A JP 15046194 A JP15046194 A JP 15046194A JP H07329033 A JPH07329033 A JP H07329033A
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JP
Japan
Prior art keywords
extrusion
inorganic
molded product
powder material
coloring
Prior art date
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Pending
Application number
JP15046194A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Okamoto
義孝 岡本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押出成形品の表面の着色材料が本体成形品に
対し十分に密着性を発揮し、例え表面に塗装されるエマ
ルジョン層の経年劣化が生じても容易に剥離することの
ない無機質押出成形品の着色方法を得ることを目的とす
る。 【構成】 押出成形装置(1)により無機質混練材料
(2)を押出成形し、該押出成形直後に成形体表面
(3)にセメントと顔料、シリカ、短繊維を混合した着
色粉末材料(4)を散布し、ローラ(5)で加圧整形し
た後、水(6)を散布し、その後エマルジョン塗装
(7)を施す無機質押出成形品の着色方法にいて、前記
着色粉末材料(4)を散布直後、ローラ(5)で加圧整
形する前に、前記着色粉末材料層(4A)を、超音波振
動させた圧接板(8)で圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無機質押出成形品の着
色方法に関し、詳しくは押出成形された無機質製品表面
に着色粉末材料を散布することにより表面を着色する方
法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無機質成形品の成形手段として、
無機質混練材料を押出成形する手段が広く知られてい
る。ところで、この種建材はそのままであると地色が灰
白〜灰黒色の無彩色であり意匠性に乏しいことから、表
面に各種色彩の着色を施すことが行われる。この着色手
段としてセメントと顔料、シリカ、短繊維を混合した着
色粉末材料を押出成形直後の製品表面に散布し、ローラ
などで圧接して密着させ養生硬化させることなどが知ら
れている(例えば特開昭59-93307〜9 号公報) 。
【0003】一方、押出成形法は、混練材料が成形口金
部分で圧縮されて成形されるため、製品密度が非常に高
く強度的には満足できても重くて硬いといった問題があ
る。このような問題を解消するため、上記無機質混練物
に合成樹脂発泡ビーズなどを軽量骨材として添加して押
出成形し、製品の軽量化を図ることがある。しかし、こ
の場合、製品の軽量化や釘打等の加工性はかなり改善で
きても、押出成形直後の圧力開放時に合成樹脂発泡ビー
ズが復元膨張し、いわゆるスプリングバックの現象を生
じて成形品表面に細かいかつ不規則な凹凸面となり、平
滑面とならない問題がある。このような場合において
も、前述の着色方法は有効であり、スプリングバックに
よりできた表面の凹凸を着色粉末材料で隠蔽し、ローラ
により平らに均すことにより表面を平滑とし同時に表面
を着色することができる。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記方法による場
合、表面に散布される着色粉末材料は、未硬化の押出成
形品表面にロールにより圧着されるだけであるので、散
布された各粒子(A)と押出成形品表面(B)との密着
状態は図3に示すように、単に押圧力のみによる半没状
態となっているだけとなる。従って、完全な密着力が得
られず、表面のエマルジョン塗装が経年劣化により剥離
することがあると、着色粉末材料も風化したような状態
で剥がれ落ちやすくなる問題が生じた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、押出成形品の表面の着色材料が本体成形品に対
し十分に密着性を発揮し、例え表面に塗装されるエマル
ジョン層の経年劣化が生じても容易に剥離することのな
い無機質押出成形品の着色方法を得ることを目的として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の無機質
押出成形品の着色方法は、押出成形装置(1)により無
機質混練材料(2)を押出成形し、該押出成形直後に成
形体表面(3)にセメントと顔料、シリカ、短繊維を混
合した着色粉末材料(4)を散布し、ローラ(5)で加
圧整形した後、水(6)を散布し、その後エマルジョン
塗装(7)を施す無機質押出成形品の着色方法にいて、
前記着色粉末材料(4)を散布直後、ローラ(5)で加
圧整形する前に、前記着色粉末材料層(4A)を超音波
振動させた圧接板(8)で圧接することを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】この発明の発明において、合成樹脂発泡軽量骨
材を含む無機質混練材料を押出成形する手段そのもの
は、前掲の技術、即ち押出成形装置により無機質混練材
料を押出成形し、該押出成形直後に成形体表面にセメン
トと顔料、シリカ、短繊維を混合した着色粉末材料を散
布し、ローラで加圧整形した後、水を散布し、その後エ
マルジョン塗装を施す無機質押出成形品の着色方法を前
提とする。
【0008】本該発明において、無機質混練物を押出成
形した後、表面をローラにより加圧成形する前に着色粉
末材料層上から前記押出成形体を、超音波振動させた圧
接板で圧接することを特徴とする。この超音波振動させ
た圧接板より加えられる超音波振動により押出成形品の
チクソトロピー性を利用し、着色砂粒を製品中に埋没さ
せるのである。従って、各着色粒子は製品と強固に密着
することとなる。
【0009】なお、上記超音波振動としては、振動数1
8KHz〜21KHzで振幅が18〜22μ程度が好適
である。振動数が18KHz未満であると、十分な埋没
効果がなくまた21KHzを越えあまり高くすると、押
出成形品のチクソトロピー性が急激に発揮され、押出直
後の未硬化の製品が崩れることがある。また振幅も18
μ未満であると十分な埋没効果がなく、22μを越えて
大きくすると、前記振動数と相まってチクソトロピー性
の発揮により同じく製品が崩れることがある。上記の範
囲中、振動数20.5KHz、振幅20μ程度が好適で
ある。
【0010】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1はこ
の発明の方法を実施する装置の側面図である。
【0011】〔実施例〕押出成形装置(1)によりセメ
ント、細骨材、補強繊維及び水とを混練してなる無機質
混練材料(2)を押出成形し、この押出成形直後に成形
体表面(3)にセメントと顔料、シリカ、短繊維を混合
した着色粉末材料(4)を成形口金(1A)に隣接して
配置したホッパ(4A)より層状に供給し、着色粉末材
料(4)層の上から表1に示す振動数及び振幅で超音波
振動させた圧接板(8)を圧接し、その直後にローラ
(5)で加圧整形した後、水(6)を散布し、その後エ
マルジョン塗装(7)を施すことにより、厚さ25mm幅25
0mm 長さ900mm の試験板を成形した。次いで、この試験
板を、12時間自然養生後、オートクレーブ養生により養
生硬化した。
【0012】〔比較例〕実施例において、圧接板(8)
を使用しなかった他は同様にして試験板を成形し実施例
と同じ条件で養生硬化した。
【0013】次に、実施例及び比較例につき、成形時の
製品状態及び養生硬化後の製品の断面を拡大観察したと
ころ表1左欄に記載の結果となった。表1にいて、成形
状態の○は超音波振動に起因する成形品の型崩れが無
く、成形が良好である場合を、△は超音波振動に起因す
る成形品の型崩れが僅かに見られた場合を、×は超音波
振動に起因して成形品が型崩れを生じた場合を示す。
【0014】また断面観察の項は、試験板に設けた3箇
所の任意断面について拡大鏡により観察したものを示
し、○は図2に示したように、散布した粒子(A)が完
全に成形体表面(B)に埋没したもの、△は、一部粒子
が成形体表面に埋没し、他の粒子は押しつけられた状態
のもの、×は図3に示したように成形体表面(B)に粒
子(A)が押し付けられているに過ぎない状態となって
いたものを示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】表1より明らかなように、この発明によ
れば、押出成形直後の成形品表面に散布される着色粉末
材料層が超音波により振動を与えられるため、この振動
により砂粒が成形品表面に十分に埋没し、確実に一体化
され、後の経年劣化が生じても容易に剥離することのな
い、耐久性の良い着色層とすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法に使用される装置の側面図であ
る。
【図2】この発明の方法により埋没された粒子と成形品
との状態を示す要部拡大断面図である。
【図3】従来例の方法により埋没された粒子と成形品と
の状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
(1)…押出成形装置 (2)…無機質混練材料 (3)…成形体表面 (4)…着色粉末材料 (4A)…着色粉末材料層 (5)…ローラ (6)…水 (7)…エマルジョン塗装 (8)…超音波振動させた圧接板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形装置(1)により無機質混練材
    料(2)を押出成形し、該押出成形直後に成形体表面
    (3)にセメントと顔料、シリカ、短繊維を混合した着
    色粉末材料(4)を散布し、ローラ(5)で加圧整形し
    た後、水(6)を散布し、その後エマルジョン塗装
    (7)を施す無機質押出成形品の着色方法にいて、前記
    着色粉末材料(4)を散布直後、ローラ(5)で加圧整
    形する前に、前記着色粉末材料層(4A)を、超音波振
    動させた圧接板(8)で圧接することを特徴とする無機
    質押出成形品の着色方法。
JP15046194A 1994-06-07 1994-06-07 無機質押出成形品の着色方法 Pending JPH07329033A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004062865A1 (en) * 2003-01-14 2004-07-29 Nexen Co., Ltd. Method for impregnation of matters in wood utilizing sound vibration energy

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WO2004062865A1 (en) * 2003-01-14 2004-07-29 Nexen Co., Ltd. Method for impregnation of matters in wood utilizing sound vibration energy

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