JPH07328187A - 球発射装置 - Google Patents

球発射装置

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JPH07328187A
JPH07328187A JP13303394A JP13303394A JPH07328187A JP H07328187 A JPH07328187 A JP H07328187A JP 13303394 A JP13303394 A JP 13303394A JP 13303394 A JP13303394 A JP 13303394A JP H07328187 A JPH07328187 A JP H07328187A
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solenoid
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易かつ容易な構成によって、ソレノイドのプ
ランジャの移動に起因する振動を防止できると共に、衝
撃を適度に緩和することができ、コストを大幅に低減す
ることができる球発射装置を提供すること。 【構成】ソレノイド本体11aを内装するケース部材2
0の前後端面部23,25に、プランジャ13の前後端
側がそれぞれ挿通する筒状のフランジ部24,26を形
成し、ベースブラケット40の前後端側に、前記ケース
部材20の前後のフランジ部24,26がそれぞれ前後
移動可能に嵌合する支持片41,43を形成し、また、
前方移動するソレノイド本体11aの衝撃力を吸収する
前部緩衝部材31や、後方移動するソレノイド本体11
aの衝撃力を吸収する後部緩衝部材32を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ球を遊技媒体
とするパチンコ機などの遊技機に装備され、ソレノイド
の励磁によってプランジャを出没移動させ、該プランジ
ャの先端側を発射位置に待機させたパチンコ球に衝突さ
せて、遊技盤面上に球を打ち出す球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機において、ソレノイド
を使用して球を打ち出す方式の球発射装置は、一般には
ソレノイド本体を遊技盤面の裏側の所定位置に直接固設
したり、或はソレノイド本体と遊技盤面の裏側との間に
ゴムなどの緩衝マウントを介在させて、遊技盤面の裏側
の所定位置に固定したりしていた。
【0003】だが周知のように、前記方式の球発射装置
では、ソレノイド本体を直接固設した場合、ソレノイド
本体より出没するプランジャが移動する際の振動や、該
プランジャの移動に伴ってソレノイド本体に伝わる衝撃
力が緩和されることなく、そのまま遊技客の操作するハ
ンドルに伝わってしまい不快感を与えていた。また、ソ
レノイド本体を緩衝マウントを介在させて固定した場
合、プランジャの移動に起因する振動や衝撃を適度に吸
収できるが、該緩衝マウントの弾性変形によりソレノイ
ド本体自体がグラつくように振動してしまい、安定した
球の打ち出しが困難であった。
【0004】かかる問題を解決するために、例えば、特
開昭62−292184号や、特開平2−80073号
において、衝撃力緩和及び振動防止構造を備えた球発射
装置が提案されている。これらの球発射装置は、遊技盤
面の裏側にガイドピンを打球の発射方向に対しほぼ平行
に固定し、該ガイドピンをガイド孔内に挿通してガイド
ピンに沿い移動可能に設けた取付台にソレノイド本体を
取付けると共に、取付台の前後に緩衝部材を当接して構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た衝撃力緩和及び振動防止構造を備えた球発射装置で
は、ガイドピンを別途ブラケットを介して遊技盤面の裏
側に固定したり、ソレノイド本体を取付台に取付けた
り、更には取付台に前記ガイドピンに挿通するガイド孔
を形成し、取付台をガイドピンにより移動可能に支持さ
せたりと、装置全体の組み付け工数が多く、また部品点
数も多いため、コストアップの要因となるという問題点
があった。かかる問題点に鑑みて、ソレノイドを用いた
球発射装置において、衝撃力緩和及び振動防止構造を如
何に低コストで実現するかが、当業者間において重要な
課題となっていた。
【0006】本発明は、このような従来技術が有する問
題点に着目してなされたもので、簡易かつ容易な構成に
よって、ソレノイドのプランジャの移動に起因する振動
を防止できると共に、衝撃を適度に緩和することがで
き、コストを大幅に低減することができる球発射装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。
【0008】1 ソレノイド(11)の励磁によってプ
ランジャ(13)を前後方向に出没移動させ、該プラン
ジャ(13)の先端側を発射位置に待機させたパチンコ
球に衝突させて、遊技盤面(2a)上に球を打ち出す球
発射装置(10)において、ソレノイド本体(11a)
を内装するケース部材(20)と、前記遊技盤面(2
a)の裏側に取付けられ、前記ケース部材(20)をプ
ランジャ(13)の移動方向とほぼ平行に前後移動可能
に支持するベースブラケット(40)とを有し、前記ケ
ース部材(20)の前後端面部(23,25)に、プラ
ンジャ(13)の前後端側がそれぞれ挿通する筒状のフ
ランジ部(24,26)を形成し、前記ベースブラケッ
ト(40)の前後端側に、前記ケース部材(20)の前
後のフランジ部(24,26)がそれぞれ前後移動可能
に嵌合する支持片(41,43)を形成したことを特徴
とする球発射装置(10)。
【0009】2 前記プランジャ(13)の後端側に設
けられ、該プランジャ(13)が前方へ突出移動した際
に、ソレノイド本体(11a)の後端側に弾撥的に衝突
する弾性ストッパー(17)と、前記ベースブラケット
(40)の前端側とケース部材(20)の前端側との間
に設けられ、前記プランジャ(13)の前方への突出移
動に伴って前方に移動する前記ケース部材(20)の衝
撃力を吸収する前部緩衝部材(31)と、前記ソレノイ
ド本体(11a)の後端側とプランジャ(13)の後端
側との間に設けられ、突出移動して球を打ち出したプラ
ンジャ(13)を元の位置へ没入移動させる復帰用付勢
部材(30)と、前記ベースブラケット(40)の後端
側とケース部材(20)の後端側との間に設けられ、前
記プランジャ(13)の後方への没入移動に伴って後方
に移動する前記ケース部材(20)の衝撃力を吸収する
後部緩衝部材(32)と、を有することを特徴とする1
項記載の球発射装置(10)。
【0010】
【作用】球を打ち出す際にソレノイド(11)の励磁に
より、プランジャ(13)が前方へ突出移動すると、そ
れに伴って、例えばプランジャ(13)の後端側に設け
られた弾性ストッパー(17)がソレノイド本体(11
a)の後端側に弾撥的に衝突するなどして、ソレノイド
本体(11a)に前方への衝撃が加わる。
【0011】衝撃を受けた際、ソレノイド本体(11
a)が振動しようとしても、該ソレノイド本体(11
a)を内装したケース部材(20)は、遊技盤面(2
a)側に固定されたベースブラケット(40)により移
動が規制される。すなわち、ケース部材(20)はその
フランジ部(24,26)がベースブラケット(40)
の支持片(41,43)に支持された状態で、プランジ
ャ(13)の移動方向とほぼ平行に前方移動するだけで
あり、ソレノイド本体(11a)はケース部材(20)
ごとプランジャ(13)の移動方向と異なる方向への振
動が抑えられる。
【0012】また、前記ケース部材(20)ごと前方に
移動するソレノイド本体(11a)の衝撃力は、前記ベ
ースブラケット(40)の前端側とケース部材(20)
の前端側との間に設けた前部緩衝部材(31)によって
吸収される。一方、突出したプランジャ(13)は、例
えば復帰用付勢部材(30)の付勢力により元の位置へ
没入移動し、それに伴いケース部材(20)ごと後方に
移動するソレノイド本体(11a)の衝撃力は、前記ベ
ースブラケット(40)の後端側とケース部材(20)
の後端側との間に設けた後部緩衝部材(32)によって
吸収される。従って、遊技客の操作するハンドルなどに
不快に衝撃が伝わらない。
【0013】以上のように、ケース部材(20)の前後
端面部(23,25)にフランジ部(24,26)を形
成し、ベースブラケット(40)の前後端側に前記フラ
ンジ部(24,26)が前後移動可能に嵌合する支持片
(41,43)を形成するという簡易かつ容易な構成に
より、ソレノイド(11)のプランジャ(13)の移動
に起因するソレノイド本体(11a)の振動を防止でき
る。
【0014】また、前記プランジャ(13)の前後端側
が、ケース部材(20)のフランジ部(24,26)に
案内されるため、球の打ち出し時におけるプランジャ
(13)のブレを防止することができ、それにより、打
球の発射方向が一定に維持される。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図4は本発明の一実施例を示している。図
4に示すように、本実施例に係る球発射装置10は、パ
チンコ機1の遊技盤面2aが形成された基枠2の裏側に
配設され、上皿3に連通した球経路4を通って発射レー
ル5の基端側に送られるパチンコ球を、遊技客のハンド
ル6の操作に応じて遊技盤面2aの表面上に順次打ち出
す装置である。
【0016】図1に示すように、球発射装置10は、ソ
レノイド11の励磁によってプランジャ13を前後方向
に出没移動させ、該プランジャ13の先端側を発射位置
に待機させたパチンコ球に衝突させるように構成されて
おり、ソレノイド11と、ケース部材20と、ベースブ
ラケット40と、前部緩衝部材31と、後部緩衝部材3
2などを具備して成る。
【0017】ソレノイド11は、ソレノイド本体11a
の内部にプランジャ13を貫通させて、該ソレノイド本
体11aに通電し励磁させることで、プランジャ13が
前方(図1中で左方向)に突出移動するように構成され
ている。プランジャ13の前端には、球に直接衝突させ
る打出部材15が取付けられており、その後側には、プ
ランジャ13が後方へ没入移動した際に、ソレノイド本
体11aの前端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパー1
4が設けられている。一方、プランジャ13の後端に
は、プランジャ13がソレノイド本体11aから抜け出
るのを防止するストッパー16が設けられている。
【0018】ストッパー16の前側には、プランジャ1
3が前方へ突出移動した際に、ソレノイド本体11aの
後端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパー17がプラン
ジャ13の後端に外嵌するように設けられている。弾性
ストッパー14,17はゴムや軟質樹脂などにより成形
したものであるが、バネ材を用いてもよい。また、スト
ッパー16とソレノイド本体11aの後端面との間に
は、突出移動したプランジャ13を元の位置へ戻すよう
没入移動させる復帰用付勢部材30がプランジャ13の
後端側に巻き付くように設けられている。復帰用付勢部
材30はコイルスプリングから成るが、ゴムや軟質樹脂
などにより成形してもよい。
【0019】ケース部材20は、前記ソレノイド本体1
1aを内装する箱状の枠体であり、2分割された前後の
ケース半体21,22を互いにネジ止めして構成されて
いる。かかるケース半体21,22同士を合せる際、そ
の内部空間にソレノイド11を内装するようにして組み
立てられている。なお、ケース部材20の内壁とソレノ
イド本体11aの外壁との隙間には、ゴムシートなどの
緩衝材が介装されており、ソレノイド本体11aはケー
ス部材20内に固定された状態で内装されている。
【0020】また、ケース部材20の前端面部23に
は、プランジャ13の前端側を挿通させる筒状の前フラ
ンジ部24が形成されており、同様にケース部材20の
後端面部2にも、プランジャ13の後端側を挿通させる
筒状の前フランジ部24が形成されている。図1に示す
ように、前フランジ部24の内径は、プランジャ13の
前端側に取付けられている打出部材15よりも大きく形
成されており、一方、後フランジ部26の内径は、前フ
ランジ部24の内径に比して大きく、プランジャ13の
後端側に設けられているストッパー16よりも大きく形
成されている。
【0021】図1及び図2に示すように、前記ケース部
材20はベースブラケット40によって、該ケース部材
20に内装されているソレノイド11のプランジャ13
の出没移動方向とほぼ平行に移動可能に支持されてい
る。ベースブラケット40の前端側には、前記ケース部
材20の前フランジ部24を支持する前支持片41が設
けられており、かかる前支持片41の略中央には、前フ
ランジ部24がその軸心方向に沿って前後移動可能に嵌
合する挿通孔42が穿設されている。
【0022】一方、ベースブラケット40の後端側に
は、前記ケース部材20の後フランジ部26を支持する
後支持片43が設けられており、かかる後支持片43の
略中央には、後フランジ部26がその軸心方向に沿って
前後移動可能に嵌合する挿通孔44が穿設されている。
このようなベースブラケット40の構成により、その前
支持片41と後支持片43との間に支持されたケース部
材は、上下方向や両側方向にはガタつくことなく、前後
方向に、すなわちプランジャ13の移動方向と平行に移
動するように設定されている。
【0023】ベースブラケット40の前支持片41とケ
ース部材20の前端面部23との間には、前部緩衝部材
31が前フランジ部24の外周に巻き付くように設けら
れている。前部緩衝部材31は、前記プランジャ13の
前方への突出移動に伴い前方移動するソレノイド本体1
1a及びケース部材20の衝撃力を吸収・緩和するもの
である。
【0024】また、ベースブラケット40の後支持片4
3とケース部材20の後端面部25との間には、後部緩
衝部材32が後フランジ部26の外周に巻き付くように
設けられている。後部緩衝部材31は、前記プランジャ
13の後方への没入移動に伴い後方移動するソレノイド
本体11a及びケース部材20の衝撃力を吸収・緩和す
るものである。なお、本実施例において前部緩衝部材3
1及び後部緩衝部材32は、共にコイルスプリングから
成るが、ゴムや軟質樹脂などにより成形してもよい。
【0025】図3に示すように、ケース部材20は、ベ
ースブラケット40を介して基枠2の裏側に取付けられ
ている。かかるケース部材20は、その内部にあるソレ
ノイド11のプランジャ13が突出した際に、発射レー
ル5の発射位置を臨むように配されている。また、球発
射装置10の傍らには、プランジャ13の出没移動に連
動して、上皿3(図4参照)から球経路4に供給される
球を発射レール5の発射位置に順次送り出すための球送
出し装置60が配設されている。
【0026】球送出し装置60は、下端をプランジャ1
3の後端にあるストッパー16に当接させた状態にて、
枢軸61aを介して揺動可能に基枠2に枢支された連動
部材61と、該連動部材61の上端に一端が屈曲可能に
連結されたリンク部材62と、枢軸63aを介して回動
可能に基枠2に枢支され、かつ前記リンク部材62の他
端に押引き可能に連結された係脱部材63と、該係脱部
材63の回動に伴い1歯分ずつ回転するように配された
スプロケット66とから構成されている。
【0027】スプロケット66は、その外周の歯が球経
路4の途中の開口部から球経路4内を臨む位置に枢支さ
れている。係脱部材63は、スプロケット66の歯に対
し交互に係合し該スプロケット66の回転を規制する2
つの爪部64,65を有している。このような球送出し
装置60は、プランジャ13が1回出没移動する度に、
球を発射レール5の球待機位置に1個ずつ送り出すもの
であり、詳しい動作については後述する。
【0028】次に球発射装置10の作用について説明す
る。図4に示すハンドル6の操作に基づき、図1におい
てソレノイド11に通電するとソレノイド本体11aが
励磁し、図中想像線で示す如くプランジャ13が前方へ
突出移動して、打出部材15が発射位置にある球Pを打
ち出す。このようなプランジャ13の突出移動に伴っ
て、プランジャ13の後端側に設けた弾性ストッパー1
7が、ソレノイド本体11aの後端面に弾撥的に衝突す
るため、ソレノイド本体11aに前方への衝撃が加わ
る。
【0029】かかる衝撃を受けることで、ソレノイド本
体11aが振動しようとしても、該ソレノイド本体11
aを内装したケース部材20は、基枠2に固定されたベ
ースブラケット40により移動が規制される。すなわ
ち、ケース部材20の前後のフランジ部24,26が、
ベースブラケット40の前後の支持片41,43に穿設
された挿通孔42,44に嵌合しているため、ケース部
材20及びソレノイド本体11aは、プランジャ13の
突出方向と一致する前方への移動のみが可能である。従
って、ソレノイド本体11aはケース部材20ごとプラ
ンジャ13の移動方向と異なる上下方向や両側方向への
振動が抑えられる。
【0030】前記ケース部材20ごと前方に移動するソ
レノイド本体11aの衝撃力は、ベースブラケット40
の前支持片41とケース部材20の前端面部23との間
に設けた前部緩衝部材31によって吸収・緩和される。
それにより、球Pの打ち出し時において、遊技客の操作
するハンドル6などに不快に衝撃が伝わることはない。
また、前記プランジャ13の前後端側が、ケース部材2
0のフランジ部24,26に案内されるため、球Pの打
ち出し時におけるプランジャ13のブレを防止すること
ができ、それにより、打球の発射方向が一定に維持され
る。
【0031】一方、ソレノイド本体11aが失磁する
と、プランジャ13は復帰用付勢部材30の付勢力によ
り元の位置へ没入移動する。この時、図1に示すように
プランジャ13の前端側に設けた弾性ストッパー14
が、ソレノイド本体11aの前端面に弾撥的に衝突する
ため、ソレノイド本体11aに後方への衝撃が加わる。
かかる衝撃を受けても、前述したようにソレノイド本体
11aはケース部材20ごとベースブラケット40によ
り移動が規制され、プランジャ13の没入方向と一致す
る後方への移動のみが可能であり、上下方向や両側方向
への振動は抑えられる。
【0032】また、プランジャ13の没入移動に伴っ
て、ケース部材20ごと後方に移動するソレノイド本体
11aの衝撃力は、ベースブラケット40の後支持片4
3とケース部材20の後端面部25との間に設けた後部
緩衝部材32によって吸収される。それにより、球の打
ち出し終了時においても、遊技客の操作するハンドル6
などに不快に衝撃が伝わることはない。
【0033】以上のように、ケース部材20のフランジ
部24,26を、ベースブラケット40のフランジ部2
4,26に前後移動可能に嵌合させるという簡易かつ容
易な構成により、ソレノイド11のプランジャ13の移
動に起因するソレノイド本体11aの振動を防止でき
る。また、前部緩衝部材31や後部緩衝部材32によっ
て、ソレノイド本体11a及びケース部材20が前後移
動する際の衝撃を適度に緩和することができる。更に、
プランジャ13の前後端側が、ケース部材20のフラン
ジ部24,26に案内されるため、球の打ち出し時にお
けるプランジャ13のブレを防止することができ、打球
の発射方向が一定に維持される。
【0034】図3に基づき、球発射装置10に連動する
球送出し装置60の動作について説明する。先ず、図示
したようにソレノイド11のプランジャ13が没入位置
にある時、連動部材61の下端がプランジャ13の後端
のストッパー16により後方へ押出され、連動部材61
は枢軸61aを支点として揺動する。これに伴いリンク
部材62は前方へ押出され、係脱部材63が枢軸63a
を中心として反時計方向に回動する。それにより、係脱
部材63の一の爪部64がスプロケット66の一つの歯
に係合するため、スプロケット66は回転不能に拘束さ
れて、球経路4内の球の流下を阻止する。
【0035】次に、ソレノイド11が励磁してプランジ
ャ13が突出移動すると、連動部材61がプランジャ1
3の押し付けから解放されるため、バネ67の付勢力に
よりリンク部材62は後方へ移動し、係脱部材63が枢
軸63aを中心として時計方向に回動する。それによ
り、係脱部材63の一の爪部64がスプロケット66の
一つの歯から離脱すると同時に、他の爪部65が次の歯
に係合し、直ちにスプロケット66の回転を止めて歯の
間の凹部に保持した球の送り出しをここで一旦止めるこ
とになる。
【0036】続いて、プランジャ13が球Pを打ち出し
た後に没入移動すると、再び連動部材61の下端がプラ
ンジャ13により後方へ押出され、それに伴い前方へ押
出されるリンク部材62によって、係脱部材63が反時
計方向に回動する。それにより、係脱部材63の他の爪
部65がスプロケット66の一つの歯から離脱し、一の
爪部65が再び次の歯に係合してスプロケット66の回
転を止めるが、この間に球経路4内にて保持されていた
1個の球が発射レール5の待機位置まで送り出される。
【0037】なお、前記実施例に係る球発射装置の具体
的な形状は、図示したものに限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る球発射装置によれば、遊技
盤面の裏側に取付けるベースブラケットによって、ソレ
ノイド本体をプランジャの移動方向とほぼ平行に移動可
能に支持するという簡易かつ容易な構成によって、ソレ
ノイドのプランジャの移動に起因するソレノイド本体の
振動を防止することができ、また、前部緩衝部材や後部
緩衝部材によって、ソレノイド本体が前後移動する際の
衝撃を適度に吸収・緩和することができるため、結果と
して、装置全体の組み付け工数や部品点数を削減するこ
とが可能となり、コストをより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る球発射装置を示す断面
図である。
【図2】本発明の一実施例に係る球発射装置を示す斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例に係る球発射装置を基枠に取
付けた状態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る球発射装置を装備した
パチンコ機を示す背面図である。
【符号の説明】
10…球発射装置 11…ソレノイド 11a…ソレノイド本体 13…プランジャ 17…弾性ストッパー 20…ケース部材 23…前端面部 24…前フランジ部 25…後端面部 26…後フランジ部 30…復帰用付勢部材 31…前部緩衝部材 32…後部緩衝部材 40…ベースブラケット 41…前支持片 43…後支持片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドの励磁によってプランジャを前
    後方向に出没移動させ、該プランジャの先端側を発射位
    置に待機させたパチンコ球に衝突させて、遊技盤面上に
    球を打ち出す球発射装置において、 ソレノイド本体を内装するケース部材と、前記遊技盤面
    の裏側に取付けられ、前記ケース部材をプランジャの移
    動方向とほぼ平行に前後移動可能に支持するベースブラ
    ケットとを有し、 前記ケース部材の前後端面部に、プランジャの前後端側
    がそれぞれ挿通する筒状のフランジ部を形成し、前記ベ
    ースブラケットの前後端側に、前記ケース部材の前後の
    フランジ部がそれぞれ前後移動可能に嵌合する支持片を
    形成したことを特徴とする球発射装置。
  2. 【請求項2】前記プランジャの後端側に設けられ、該プ
    ランジャが前方へ突出移動した際に、ソレノイド本体の
    後端側に弾撥的に衝突する弾性ストッパーと、 前記ベースブラケットの前端側とケース部材の前端側と
    の間に設けられ、前記プランジャの前方への突出移動に
    伴って前方に移動する前記ケース部材の衝撃力を吸収す
    る前部緩衝部材と、 前記ソレノイド本体の後端側とプランジャの後端側との
    間に設けられ、突出移動して球を打ち出したプランジャ
    を元の位置へ没入移動させる復帰用付勢部材と、 前記ベースブラケットの後端側とケース部材の後端側と
    の間に設けられ、前記プランジャの後方への没入移動に
    伴って後方に移動する前記ケース部材の衝撃力を吸収す
    る後部緩衝部材と、 を有することを特徴とする請求項1記載の球発射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011224179A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Asama Seisakusho:Kk 発射用球供給装置
JP2012192066A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Asama Seisakusho:Kk 発射用球供給装置
JP2014132927A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Asama Seisakusho:Kk 球発射装置

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