JPH07326671A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07326671A
JPH07326671A JP11866094A JP11866094A JPH07326671A JP H07326671 A JPH07326671 A JP H07326671A JP 11866094 A JP11866094 A JP 11866094A JP 11866094 A JP11866094 A JP 11866094A JP H07326671 A JPH07326671 A JP H07326671A
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JP
Japan
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wiring
metal wiring
metal
heat
wirings
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JP11866094A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
剛 田中
Yasukuni Nishioka
泰城 西岡
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置に形成された配線間の容量を低減
し、半導体装置の高速動作を可能とする。 【構成】 半導体装置の配線間の静電容量を減少させる
ため、微細配線間の側面又は底面に空隙を形成する工程
と、該配線間の空隙にSOGやポリイミド等の熱収縮性
の絶縁体を充填する工程と、該絶縁体を加熱し熱収縮さ
せる工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、配線間の静電容量が小さい多層配線を有
する半導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の金属配線の状態を図15
に示す。単結晶シリコン基板21上に酸化シリコン膜2
2を形成し、その上に下層金属配線20をパターニング
をして、層間絶縁膜23,24及び平坦化膜25を上部
金属層との間の絶縁材料として用いている例が多い。従
来の半導体装置の高集積化に伴って多層配線の徴細化が
進んでいるが、多層配線に関する公知刊行物としては、
例えば、特開平5−218028号が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この多層配線の構造の
多くは、酸化シリコン膜23の比誘電率が約4程度なの
で、高集積化に伴う下層金属配線20の間隔が1ミクロ
ン以下となる最近の半導体装置において配線間の容量が
増大するため、特に、電気信号の伝搬速度を遅延させる
等、半導体集積回路装置の電気的特性に悪影響を及ぼし
始めている。
【0004】然るに、上記従来技術においては、層間絶
縁膜の膜厚や材料を決定する際、アルファ線や平坦性等
に考慮しているが、隣接する金属配線間の配線容量を低
減させるための対策については十分な対策が施されてい
なかった。
【0005】つまり、配線容量は、隣接配線間の誘電率
×(隣接配線の対抗面積÷隣接配線間隔)で表され、隣
接配線の対抗面全体に通常の比誘電率4の絶縁物質を充
填し、隣接配線間隔を狭くするためである。
【0006】また、電気信号の伝搬速度の遅延を避ける
ため、所定配線間の許容間隔やMOSトランジスタの閾
値電圧の許容範囲等が狭小となる結果、半導体集積回路
の製造プロセスに一定の限界が生じるに至っている。
【0007】本発明は、上記課題に着目してなされたも
のであり、その目的は、金属若しくは単結晶シリコン・
ストリップからなる配線間の配線容量を有効に低減する
ことができる技術を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、半導体集積回路装置
の動作速度を向上させることができる技術を提供するこ
とである。本発明の他の目的は、半導体集積回路装置の
製造プロセスの制約を緩和することができる技術を提供
することにある。本発明の新規な構成及び効果は、明細
書の記載及び添付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、以下の
如くである。
【0010】本発明の半導体装置の製造方法は、徴細化
する金属配線の間に比誘電率が約1と非常に小さい空隙
を形成することによって、この金属配線の間の静電容量
を減少させ回路の特性を向上させるものである。具体的
には、半導体装置の配線工程において、徴細な金属配線
を形成し、前記金属配線の間の溝の間に、熱収縮性の材
料を充填し、更に、加熱する事によって空隙を形成す
る。この熱収縮性材料は絶縁膜であることが望ましく、
さらにこの絶縁膜の比誘電率がシリコン酸化膜の比誘電
率よりも低ければさらに前記金属配線間の静電容量を減
らすことができる。また、この絶縁膜は、比誘電率が酸
化シリコンよりも低いスピンオンガラス(SOG)、ポ
リイミド、テフロン等を構成要素として含むことで有効
に配線容量を低減することが可能である。
【0011】
【作用】上記発明によれば、隣接する配線相互間に熱収
縮材料を充填した後、加熱工程により低誘電率の空隙を
形成することにより、当該配線相互間の誘電率を有効に
低減させることが可能となる。更に、該空隙の上に形成
される回路及び配線層の信頼性を低下させることなく半
導体装置を集積化して、歩留まりを向上させることも可
能となる。この結果、電気信号が金属配線を充電若しく
は放電する際の時間を、従来に比して短縮することがで
きるので、電気信号の伝搬速度を高速にすることができ
る。
【0012】
【実施例】図1乃至図4は、本発明の第1の実施例であ
る半導体装置の工程図である。絶縁膜基板上に金属配線
2を形成する。図2は、熱収縮性のポリイミド4の前駆
体をスピナーを用いて回転速度1000〜5000rp
mでウエハ全面にコートした断面図を示す。その後、溶
剤を蒸発させるため、100〜150℃でベークして2
00〜250℃でイミド化し、最後に300〜400℃
でファイナルキュアを行う。図3は、熱収縮性のポリイ
ミドが収縮して空隙3が生じた状態を示す。このとき、
比誘電率が約1の空隙3を形成することによって隣接配
線間の容量を低減することができる。図4は、下部金属
配線2と上部金属配線5とを接続するためのコンタクト
穴(図示せず。)を形成した後に、金属配線5を形成し
た断面図である。また、上記の収縮性のポリイミドが低
誘電率のものであれば金属配線2と5の配線容量も低減
できる。
【0013】図5は、本発明の第2の実施例である半導
体装置の出発製造工程を示す。図6は、絶縁膜基板1の
上に金属配線2を形成した後、熱収縮性のSOG6の前
駆体をスピナーをもちいて回転速度1000〜5000
rpmでウエハ全面にコートした断面図を示す。図7
は、その後、溶剤を蒸発させるため、100〜200℃
(溶剤の沸点によって異なる。)でベークした後に、3
50〜450℃でファイナルキュアを行った半導体装置
の断面図を示す。この際に、熱収縮性のSOG6が収縮
して空隙3を生じる。この比誘電率が約1の空隙3を形
成することによって隣接配線2間の容量を低減すること
ができる。図8は、金属配線2と金属配線を接続するた
めのコンタクト穴(図示せず。)を形成し、金属配線5
を形成した断面図を示す。また、上記の収縮性のSOG
6が低誘電率のものであれば金属配線2と金属配線5と
の配線容量も低減できる。
【0014】図9は、本発明の第3の実施例である半導
体装置の出発製造工程を示す。図10は、絶縁膜基板上
に金属配線を形成した後、熱収縮性のポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)を含む溶剤7をスピナーをもち
いて回転速度1000〜5000rpmでウエハ全面に
コートした断面図を示す。図11は、その後、溶剤を蒸
発させるため、100〜200℃(溶剤の沸点によって
異なる。)でベークした後、300〜400℃でファイ
ナルキュアを行った断面図である。この際に、熱収縮性
のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)7が収縮し
て空隙3を生じる。このとき比誘電率が約1の空隙を形
成することによって隣接配線間の容量を低減することが
できる。図12は、この後、金属配線2と金属配線5と
を接続するためのコンタクト穴(図示せず。)を形成し
た後、金属配線5を形成した断面図である。また、上記
の収縮性のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は
低誘電率であるので金属配線2と金属配線5との配線容
量も低減できる。
【0015】上記実施例の半導体装置の金属配線は、微
細加工されたDRAM、MPU、マスクROM、ゲート
・アレイ等に応用することができる。特に、金属配線の
間隔が、0.04μmである64MDRAMや次世代の
256MDRAMの0.025μmでパターニングする
場合有効である。更に、DRAMの場合、メモリ・セル
・プレート電極と金属配線との容量も層間絶縁膜によっ
て低減することができるのは言うまでもなく、空隙部3
には、材料に含有されるアルファ線を放射する放射性物
質が存在し得ないため、DRAMキャパシタの電荷蓄積
ノードに対する悪影響も生じる虞がない点で有利であ
る。
【0016】以上に説明では、主としてDRAMの金属
配線に適用した場合について説明したが、これに限定さ
れず、例えば、SRAM、EEPROM、EPROM、
マイクロプロセッサ等の多層配線を有する半導体集積回
路装置に適用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
次の通りである。
【0018】以上説明したように本発明は、微細化する
金属配線の間に非常に小さい比誘電率(約1)の空隙を
形成することによって、この金属配線の間に静電容量を
減少することが可能である。具体的には、金属配線の間
の溝の間に、熱収縮性の材料を充填し、加熱する事によ
って空隙を形成したものである。これにより、半導体装
置の配線間の静電容量を減らすことが可能となり、回路
の動作速度等の特性が向上できるという効果を有する。
また、熱収縮性の材料が低誘電率の膜であれば更に、配
線間の容量を低減することができ、また、上部の金属配
線との容量も同時に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である絶縁物層上に配線
を形成した断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例である配線層上に絶縁物
を形成した断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例である絶縁物を熱収縮さ
せた空隙部の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例である半導体集積回路用
の上部および下部配線の要部断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例である配線を絶縁物層上
に形成した断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例である配線層上に絶縁物
を形成した断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例である配線間の空隙部の
断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例である絶縁物を熱収縮さ
せた空隙部の断面図の要部断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例である配線を絶縁物層上
に形成した断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例である配線層上に絶縁
物を形成した断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例である配線間の空隙部
の断面図である。
【図12】本発明の第3の実施例である絶縁物を熱収縮
させた空隙部の断面図の要部断面図である。
【図13】本発明の実施例であるファイナルキュア後の
断面SEM写真の輪郭図である。
【図14】ファイナル・キュア後の半導体装置の要部断
面図である。
【図15】従来の多層配線の断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁膜基板 2 第1レベルの金属配線 3 空隙 4 熱収縮性のポリイミド 5 第2レベルの金属配線 6 熱収縮性のSOG 7 熱収縮性のポリテトラフルオロエチレン(PTF
E) 20 下層金属配線 21 単結晶シリコン 22 酸化シリコン 23 酸化シリコン 24 酸化シリコン 25 SOG膜 29 上層金属配線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の配線工程であって、徴細な
    金属配線を形成し、前記金属配線の間の溝に、熱収縮性
    の材料を充填し、加熱する事によって空隙を形成するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱収縮性材料は、絶縁膜である特許
    請求の範囲第1項の半導体装置の製造法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜の比誘電率はシリコン酸化膜
    の比誘電率よりも低い特許請求の範囲第1項の半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜は、スピンオンガラス(SO
    G)、ポリイミド、テフロン等の熱収縮材料から選ばれ
    た一つ、或は、これら材料を含む特許請求の範囲第1項
    の半導体装置の製造方法。
JP11866094A 1994-05-31 1994-05-31 半導体装置の製造方法 Pending JPH07326671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6414394B1 (en) 1999-03-19 2002-07-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6414394B1 (en) 1999-03-19 2002-07-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
US6580171B2 (en) 1999-03-19 2003-06-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor wiring device

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