JPH07326498A - 荷電粒子加速装置 - Google Patents

荷電粒子加速装置

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JPH07326498A
JPH07326498A JP12003294A JP12003294A JPH07326498A JP H07326498 A JPH07326498 A JP H07326498A JP 12003294 A JP12003294 A JP 12003294A JP 12003294 A JP12003294 A JP 12003294A JP H07326498 A JPH07326498 A JP H07326498A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速管に入る荷電粒子のタイミングや数(電
流値)が不安定でも最適加速位相からずれず良好な加速
が可能な荷電粒子加速装置を提供する。 【構成】 荷電粒子により発生する電界の位相は加速管
の入力点に設けた位相検出空洞によって検出し、加速管
に加えるマイクロ波の位相はマイクロ波増幅器の出力点
で検出し、この2つの位相の位相差が所定の基準値にな
るようマイクロ波移相器の移相量をフィードバック制御
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は荷電粒子加速装置、特
に荷電粒子を加速する加速器に供給されるマイクロ波の
位相制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば英文専門書 LINEAR ACCE
LERATORS P.345(NORTH-HOLLAND PUBL-ISHING COMPANY-A
MSTERDAM 1970)に開示された従来の荷電粒子加速装置に
おけるマイクロ波の位相制御を示す図であり、図におい
て、1はマイクロ波(上位概念で言えば交流電圧)発振
器、2はこのマイクロ波の位相を変える移相器、3はこ
のマイクロ波を増幅する増幅器で、増幅器にはクライス
トロンが使用される。4は荷電粒子を加速する加速管ま
たは加速空洞、6は加速管4の出力点における余剰加速
マイクロ波を吸収するダミーロード、7は位相比較器、
103は発振器1からのマイクロ波を分岐する結合器、
104は加速管4の出力点における電界を検出する結合
器である。
【0003】次に動作について説明する。発振器1から
発振されたマイクロ波は、移相器2を通り増幅器3に入
る。そして、増幅器3で増幅されて加速管4に入り、加
速管4内で電界を形成し、形成した電界で荷電粒子ビー
ム9を加速する。荷電粒子ビーム9の状態が一定の場合
は、結合器104で検出したマイクロ波の位相と結合器
103で検出したマイクロ波の位相との位相差が所定の
基準値である場合に、マイクロ波の電界により荷電粒子
ビーム9が最も有効に加速されることになる。結合器1
04,位相比較器7,移相器2,増幅器3,加速管4,
結合器104で形成するフィードバック制御ループは、
結合器103の出力と結合器104の出力とが所定の位
相差に保たれるように自動制御される。
【0004】ここで、周囲の温度変化などにより発振器
1から加速管4までの高周波同軸ケーブルまたは導波管
の実効長が変化し、加速管4に入るマイクロ波の位相が
変わり、加速管4内の電界の位相が最適加速位相からず
れ、加速性能が劣化することがある。この時には、結合
器103によって検出されたマイクロ波の位相と、結合
器104によって検出されたマイクロ波の位相との位相
差が、所定値からずれるので、位相比較器7がこのずれ
(すなわち偏差量)を誤差信号として出力し、加速管4
内のマイクロ波の位相を最適化して、加速性能の低下を
防止する動作を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の荷
電粒子加速装置は以上のように構成され動作するので、
加速管4に入る荷電粒子のタイミングが不安定な時は加
速管4内のマイクロ波の最適位相からずれ、ビーム加速
性能が劣化してしまうという問題がある。また、結合器
104で検出される電界は、荷電粒子ビーム9によって
発生する電界と、増幅器3から加速管4に加えられこの
点まで伝搬した電界との合成電界であるので、他の条件
が同一であっても加速管4に入る荷電粒子の数(電流
値)が変化すると、結合器104で検出される電界の位
相が変化してしまい、この変化のために増幅器3から加
速管4に供給されるマイクロ波の位相が最適位相からず
れた点に制御されてしまう等の問題点があった。
【0006】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、加速管4に入る荷電粒子のタイミ
ングや荷電粒子の数(電流値)が不安定な時でも、適正
な位相を保持し、ビーム加速性能が劣化しない荷電粒子
加速装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる荷電粒
子加速装置は、荷電粒子を加速する加速管または加速空
洞の上流側に、位相検出空洞を置くと共に、マイクロ波
の位相を比較する位相比較器と位相を変える移相器を組
合せて構成した。
【0008】すなわち、荷電粒子を加速する加速管、こ
の加速管の荷電粒子入力点において入力する荷電粒子が
形成する電界を表す交流電圧を検出する位相検出空洞、
上記加速管において上記荷電粒子を加速する交流電圧を
発生する発振器、この発振器の出力の交流電圧の位相を
変化させる移相器、この移相器の出力を増幅して上記加
速管の上記荷電粒子入力点に加える増幅器、この増幅器
の出力に結合しその出力を表す交流電圧を発生する結合
器、上記位相検出空洞の検出した交流電圧と上記結合器
の検出した交流電圧との間の位相差と予め定める基準位
相差との間の偏差量を検出する位相比較器、この位相比
較器で検出した偏差量を誤差信号とし、この誤差信号を
零にするように上記移相器をフィードバック制御する手
段を備えたことを特徴とする。
【0009】また、上記増幅器の出力により上記加速管
の他に設けられた第2の加速管において荷電粒子の加速
を行う構成を特徴とする。
【0010】また、荷電粒子を加速する加速管、この加
速管の荷電粒子入力点において入力する荷電粒子が形成
する電界を表す交流電圧を検出する入力点位相検出空
洞、上記加速管の荷電粒子出力点において出力する荷電
粒子が形成する電界を表す交流電圧を検出する出力点位
相検出空洞、上記加速管において上記荷電粒子を加速す
る交流電圧を発生する発振器、この発振器の出力の交流
電圧の位相を変化させる移相器、この移相器の出力を増
幅して上記加速管の上記荷電粒子入力点に加える増幅
器、上記入力点位相検出空洞の検出した交流電圧と上記
出力点位相検出空洞の検出した交流電圧との間の位相差
と予め定める基準位相差との間の偏差量を検出する位相
比較器、この位相比較器で検出した偏差量を誤差信号と
し、この誤差信号を零にするように上記移相器をフィー
ドバック制御する手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また、荷電粒子を加速する第1の加速管、
この第1の加速管の荷電粒子入力点において入力する荷
電粒子が形成する電界を表す交流電圧を検出する位相検
出空洞、荷電粒子を加速する第2の加速管、上記第1お
よび第2の加速管において上記荷電粒子を加速する交流
電圧を発生する発振器、この発振器の出力の交流電圧の
位相を変化させる第1の移相器、この第1の移相器の出
力を増幅して上記第1の加速管の上記荷電粒子入力点に
加える第1の増幅器、この第1の増幅器の出力に結合し
その出力を表す交流電圧を発生する第1の結合器、上記
発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる第2の移相
器、この第2の移相器の出力を増幅して上記第2の加速
管の上記荷電粒子入力点に加える第2の増幅器、この第
2の増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電圧を発
生する第2の結合器、上記位相検出空洞の出力を切り換
えて出力する同軸切換器、この同軸切換器の一方の出力
と上記第1の結合器の検出した交流電圧との間の位相差
と予め定める基準位相差との間の偏差量を検出する第1
の位相比較器、この第1の位相比較器で検出した偏差量
を誤差信号とし、この誤差信号を零にするように上記第
1の移相器をフィードバック制御する手段、上記同軸切
換器の他方の出力と上記第2の結合器の検出した交流電
圧との間の位相差と上記基準位相差との間の偏差量を検
出する第2の位相比較器、この第2の位相比較器で検出
した偏差量を誤差信号とし、この誤差信号を零にするよ
うに上記第2の移相器をフィードバック制御する手段を
備えたことを特徴とする。
【0012】さらに、荷電粒子を加速する第1の加速
管、この第1の加速管の荷電粒子入力点において入力す
る荷電粒子が形成する電界を表す交流電圧を検出する位
相検出空洞、荷電粒子を加速する第2の加速管、上記第
1および第2の加速管において上記荷電粒子を加速する
交流電圧を発生する発振器、この発振器の出力の交流電
圧の位相を変化させる第1の移相器、この第1の移相器
の出力を増幅して上記第1の加速管の上記荷電粒子入力
点に加える第1の増幅器、この第1の増幅器の出力に結
合しその出力を表す交流電圧を発生する第1の結合器、
上記発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる第2の
移相器、この第2の移相器の出力を増幅して上記第2の
加速管の上記荷電粒子入力点に加える第2の増幅器、こ
の第2の増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電圧
を発生する第2の結合器、上記第1の結合器の出力又は
上記第2の結合器の出力を切り換えて出力する同軸切換
器、この同軸切換器の出力と上記位相検出空洞の検出し
た交流電圧との間の位相差と予め定める基準位相差との
間の偏差量を検出する位相比較器、この位相比較器で検
出した偏差量を誤差信号とし、この誤差信号を零にする
ように上記第1又は第2の移相器をフィードバック制御
する手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明における荷電粒子加速装置は、位相検
出空洞と増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電圧
を発生する結合器とを備えることにより、位相検出空洞
で検出した荷電粒子の位相に対し、加速管に供給される
マイクロ波の位相を調整し、加速管内の加速位相を最適
化する。この位相検出空洞には増幅器から加えられるマ
イクロ波の影響は及ばないので、荷電粒子の形成する電
界だけを検出することができる。
【0014】また、第2の加速管において荷電粒子の加
速を行う構成とすることにより、移相器および増幅器を
それぞれ1個としながら、マイクロ波の位相を調整し、
加速管内の加速位相を最適化することが可能となる。
【0015】また、入力点位相検出空洞と出力点位相検
出空洞とを設けることによって、加速管に入るマイクロ
波を結合器で分岐する必要なく、マイクロ波の位相を調
整し、加速管内の加速位相を最適化することが可能とな
る。
【0016】また、加速管が複数の荷電粒子加速装置に
おいても、加速管内の加速位相を常に最適化し、加速性
能を常に最高の状態に保つことができる。
【0017】さらに、加速間が複数の荷電粒子加速装置
において、位相比較器を1個にして加速管内の加速位相
を常に最適化し、加速性能を常に最高の状態に保つこと
ができる。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図面を用いて説明
する。図1はこの発明の実施例1に係わる荷電粒子加速
装置を説明するためのブロック図であり、図1におい
て、図6と同一符号は同一又は相当部分を示し、8は荷
電粒子ビーム9によって形成されるマイクロ波電圧を検
出する位相検出空洞であり、検出するのはマイクロ波電
圧であるが、その位相が利用されるので位相検出空洞8
と称する。また、10は結合器である。
【0019】加速管4内の加速最適位相は、位相検出空
洞8で検出するマイクロ波電圧の位相と結合器10で検
出するマイクロ波電圧の位相との位相差が、所定の基準
値(この基準値は条件を一定にすれば一定値となり、予
め測定することができる。他の基準値と区別するため、
仮に第1の基準値と言う)になるときに、加速管4にお
ける加速性能が最高になる。位相比較器7,移相器2,
増幅器3,結合器10,位相比較器7によって構成され
るフィードバックループは、結合器10の出力位相が位
相検出空洞8の出力位相に対し所定の基準値の位相差を
保つように自動制御される。
【0020】すなわち、上記第1の基準値を位相比較器
7に設定しておいて、位相検出空洞8で検出した位相と
結合器10で検出した位相との間の位相差が、上記第1
の基準値にならないときは、両位相差の間の偏差値を誤
差信号とし、この誤差信号を零とするよう上記フィード
バックループが動作する。
【0021】実施例2.図2はこの発明の実施例2に係
わる荷電粒子加速装置を説明するためのブロック図であ
り、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を
示し、81は入力点位相検出空洞、82は出力点位相検
出空洞である。図1に示す上述の実施例1では、位相検
出空洞8によって検出されたマイクロ波の位相に対し、
加速管4に入るマイクロ波を結合器10で分岐し、位相
を比較しているが、結合器10で分岐するマイクロ波の
替わりに、図2に示すように加速管4の前後に配置した
位相検出空洞81,82に誘起されたマイクロ波の位相
同士を比較しても良い。
【0022】すなわち、入力点位相検出空洞81は加速
管4に加えられるマイクロ波電界の影響が及ぶ前の荷電
粒子ビーム9による電界を検出し、出力点位相検出空洞
82は加速された後の荷電粒子ビームによる電界と、増
幅器3から加えられた電界との合成電界を検出する構成
とすることにより、増幅器3の出力振幅が一定に保たれ
ているという条件下では、2個の位相検出空洞81,8
2の検出位相の位相差が、所定の基準値(仮りに第2の
基準値と言う)に保たれることが最適加速位相を意味す
る。
【0023】実施例3.図3はこの発明の実施例3に係
わる荷電粒子加速装置を説明するためのブロック図であ
り、図において、図1,図2と同一符号は同一又は相当
部分を示し、11は同軸切換器、41,42はそれぞれ
加速管、101,102はそれぞれ結合器である。図3
に示すように加速管が複数の時、位相検出空洞8内に誘
起されたマイクロ波を同軸切換器11で切り換え、順次
各加速器の位相比較器7において加速管41,42に入
るマイクロ波の位相を比較することによっても、上記実
施例1と同様の効果を奏する。
【0024】実施例4.図4はこの発明の実施例4に係
わる荷電粒子加速装置を説明するためのブロック図であ
り、図において、図1〜図3と同一符号は同一又は相当
部分を示す。この実施例4に係わる荷電粒子加速装置
は、位相比較器7を一つとし、加速管が複数の時、位相
検出空洞8内に誘起されたマイクロ波の位相に対し、同
軸切換器11で各加速管41,42に入るマイクロ波を
切り換え、位相比較器7で位相を比較するようにしたも
のである。
【0025】実施例5.図5はこの発明の実施例5に係
わる荷電粒子加速装置を説明するためのブロック図であ
り、図において、図1〜図4と同一符号は同一又は相当
部分を示す。この実施例5に係わる荷電粒子加速装置
は、1個の増幅器3で複数の加速管41,42にマイク
ロ波を供給し、増幅器3から各加速管41,42までの
導波管または同軸線路の実効長が等しい時は、位相検出
空洞8内に誘起されたマイクロ波の位相に対し、片方の
加速管41に入るマイクロ波の位相だけを比較する構成
とすることにより、同様の効果を得るものである。
【0026】なお、上述の実施例3〜実施例5では、加
速管が複数の場合の例として加速管41,42の2個の
場合を説明しているが、加速管は2個以上であっても同
様に実施できることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明の荷電粒子加速装
置は、荷電粒子を加速する加速管または加速空洞の上流
側に、位相検出空洞を置くと共に、マイクロ波の位相を
比較する位相比較器と位相を変える移相器を組合せて構
成することにより、加速管内の加速位相を常に最適化す
ることができ、加速性能を常に最高の状態に保つことが
できるという効果がある。
【0028】また、第2の加速管において荷電粒子の加
速を行う構成とすることにより、移相器および増幅器を
それぞれ1個としながら、マイクロ波の位相を調整し、
加速管内の加速位相を最適化することが可能となる。
【0029】また、入力点位相検出空洞と出力点位相検
出空洞とを設けることによって、加速管に入るマイクロ
波を結合器で分岐する必要なく、マイクロ波の位相を調
整し、加速管内の加速位相を最適化することが可能とな
る。
【0030】また、加速管が複数の荷電粒子加速装置に
おいても、加速管内の加速位相を常に最適化し、加速性
能を常に最高の状態に保つことができる。
【0031】さらに、加速間が複数の荷電粒子加速装置
において、位相比較器を1個にして加速管内の加速位相
を常に最適化し、加速性能を常に最高の状態に保つこと
ができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を説明するためのブロッ
ク図である。
【図2】 この発明の実施例2を説明するためのブロッ
ク図である。
【図3】 この発明の実施例3を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】 この発明の実施例4を説明するためのブロッ
ク図である。
【図5】 この発明の実施例5を説明するためのブロッ
ク図である。
【図6】 従来の荷電粒子加速装置を説明するためのブ
ロック図である。
【符号の説明】 1 発振器、2 移相器、3 増幅器、4 加速管、6
ダミーロード、7 位相比較器、8 位相検出空洞、
9 荷電粒子ビーム、10 結合器、11 同軸切換
器、41,42 加速管、81 入力点位相検出空洞、
82 出力点位相検出空洞、101,102,103,
104 結合器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子を加速する加速管、 この加速管の荷電粒子入力点において入力する荷電粒子
    が形成する電界を表す交流電圧を検出する位相検出空
    洞、 上記加速管において上記荷電粒子を加速する交流電圧を
    発生する発振器、 この発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる移相
    器、 この移相器の出力を増幅して上記加速管の上記荷電粒子
    入力点に加える増幅器、 この増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電圧を発
    生する結合器、 上記位相検出空洞の検出した交流電圧と上記結合器の検
    出した交流電圧との間の位相差と予め定める基準位相差
    との間の偏差量を検出する位相比較器、 この位相比較器で検出した偏差量を誤差信号とし、この
    誤差信号を零にするように上記移相器をフィードバック
    制御する手段、 を備えたことを特徴とする荷電粒子加速装置。
  2. 【請求項2】 上記増幅器の出力により上記加速管の他
    に設けられた第2の加速管において荷電粒子の加速を行
    う構成を特徴とする請求項第1項記載の荷電粒子加速装
    置。
  3. 【請求項3】 荷電粒子を加速する加速管、 この加速管の荷電粒子入力点において入力する荷電粒子
    が形成する電界を表す交流電圧を検出する入力点位相検
    出空洞、 上記加速管の荷電粒子出力点において出力する荷電粒子
    が形成する電界を表す交流電圧を検出する出力点位相検
    出空洞、 上記加速管において上記荷電粒子を加速する交流電圧を
    発生する発振器、 この発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる移相
    器、 この移相器の出力を増幅して上記加速管の上記荷電粒子
    入力点に加える増幅器、 上記入力点位相検出空洞の検出した交流電圧と上記出力
    点位相検出空洞の検出した交流電圧との間の位相差と予
    め定める基準位相差との間の偏差量を検出する位相比較
    器、 この位相比較器で検出した偏差量を誤差信号とし、この
    誤差信号を零にするように上記移相器をフィードバック
    制御する手段、 を備えたことを特徴とする荷電粒子加速装置。
  4. 【請求項4】 荷電粒子を加速する第1の加速管、 この第1の加速管の荷電粒子入力点において入力する荷
    電粒子が形成する電界を表す交流電圧を検出する位相検
    出空洞、 荷電粒子を加速する第2の加速管、 上記第1および第2の加速管において上記荷電粒子を加
    速する交流電圧を発生する発振器、 この発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる第1の
    移相器、 この第1の移相器の出力を増幅して上記第1の加速管の
    上記荷電粒子入力点に加える第1の増幅器、 この第1の増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電
    圧を発生する第1の結合器、 上記発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる第2の
    移相器、 この第2の移相器の出力を増幅して上記第2の加速管の
    上記荷電粒子入力点に加える第2の増幅器、 この第2の増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電
    圧を発生する第2の結合器、 上記位相検出空洞の出力を切り換えて出力する同軸切換
    器、 この同軸切換器の一方の出力と上記第1の結合器の検出
    した交流電圧との間の位相差と予め定める基準位相差と
    の間の偏差量を検出する第1の位相比較器、 この第1の位相比較器で検出した偏差量を誤差信号と
    し、この誤差信号を零にするように上記第1の移相器を
    フィードバック制御する手段、 上記同軸切換器の他方の出力と上記第2の結合器の検出
    した交流電圧との間の位相差と上記基準位相差との間の
    偏差量を検出する第2の位相比較器、 この第2の位相比較器で検出した偏差量を誤差信号と
    し、この誤差信号を零にするように上記第2の移相器を
    フィードバック制御する手段、 を備えたことを特徴とする荷電粒子加速装置。
  5. 【請求項5】 荷電粒子を加速する第1の加速管、 この第1の加速管の荷電粒子入力点において入力する荷
    電粒子が形成する電界を表す交流電圧を検出する位相検
    出空洞、 荷電粒子を加速する第2の加速管、 上記第1および第2の加速管において上記荷電粒子を加
    速する交流電圧を発生する発振器、 この発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる第1の
    移相器、 この第1の移相器の出力を増幅して上記第1の加速管の
    上記荷電粒子入力点に加える第1の増幅器、 この第1の増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電
    圧を発生する第1の結合器、 上記発振器の出力の交流電圧の位相を変化させる第2の
    移相器、 この第2の移相器の出力を増幅して上記第2の加速管の
    上記荷電粒子入力点に加える第2の増幅器、 この第2の増幅器の出力に結合しその出力を表す交流電
    圧を発生する第2の結合器、 上記第1の結合器の出力又は上記第2の結合器の出力を
    切り換えて出力する同軸切換器、 この同軸切換器の出力と上記位相検出空洞の検出した交
    流電圧との間の位相差と予め定める基準位相差との間の
    偏差量を検出する位相比較器、 この位相比較器で検出した偏差量を誤差信号とし、この
    誤差信号を零にするように上記第1又は第2の移相器を
    フィードバック制御する手段、 を備えたことを特徴とする荷電粒子加速装置。
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