JPH07326317A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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Publication number
JPH07326317A
JPH07326317A JP11631394A JP11631394A JPH07326317A JP H07326317 A JPH07326317 A JP H07326317A JP 11631394 A JP11631394 A JP 11631394A JP 11631394 A JP11631394 A JP 11631394A JP H07326317 A JPH07326317 A JP H07326317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
disc
disk
slit
ion
Prior art date
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Pending
Application number
JP11631394A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Muto
千秋 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH07326317A publication Critical patent/JPH07326317A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、ウェ−ハを固定し回転するディス
ク21のウェ−ハ台2にウェ−ハ台スリット23を具備
し、ウェ−ハ落下によるウェ−ハ台スリット23からの
漏れイオンビ−ムを感知する感知部を有するメカニカル
スキャン方式のイオン注入装置である。 【効果】 イオン注入時のウェ−ハ落下を感知し、落下
の情報により速やかに部分的に設備稼働を停止し、ウェ
ーハクズの発生、およびウェーハクズのイオン注入装置
全体への拡散を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置等のウェー
ハへの不純物イオンを注入をするメカニカルスキャン方
式のイオン注入装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3の概略断面図、図2(a)の従来の
ディスクの平面図、図2(b)の側面図を用いて、メカ
ニカルスキャン方式のイオン注入装置の構造、およびイ
オン注入方法について説明する。メカニカルスキャン方
式のイオン注入装置は、イオンビームを発生させるイオ
ンソース部14、および真空を保つための真空排気装置
12,13が、イオン注入されるウェーハ装着部として
のディスク1を収納するディスクチャンバー11と、バ
ルブ15を介して接続され、バルブ15で気密遮断可能
に構成されている。また、ディスクチャンバー11を上
下動させながら真空に保つために、ディスクチャンバー
11はスライディングシール16を介してバルブ15と
接続している。ディスク1のウェーハ台2の半径位置
に、イオン注入量を測定するために、ディスクの直径方
向にウェーハの直径より長い長方形スリット(ディスク
スリット4)を設けてある。デイスクスリット4の後方
に、イオンビーム量を測定するファラデー6を設けてあ
る。イオン注入装置のディスク1上の複数個のウェーハ
台2上にウェーハ(図示せず)を載せ、ディスクチャン
バー11内を、真空排気装置12を用いて1.0×(1
0-5〜10-4)Paの真空にする。つぎに、ディスク1
を回転させるとともに、ディスクチャンバー11ごと上
下に動かし、ウェーハ内、ウェーハ間のイオン注入を均
一になるように、この回転、上下動のスピードをコント
ロールしながら、イオンソース部14に高電圧を掛け、
イオンビーム5をウェーハに当てる。この時、ディスク
スリット4から漏れるイオンビーム5をディスクファラ
デー6で測定しながらイオンを注入する。真空到達のス
ピ−ドを上げるために、ディスク1へのウェーハ入れ替
え時もバルブ15を閉じ、イオンソース部14側は真空
を保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のメカニカルスキ
ャン方式のイオン注入装置では、イオン注入中にウェー
ハのワレ、カケが発生し、ウェーハが落下しても、感知
する方法がなく、所定のイオン注入を完了後、ウェーハ
を取り出す時点で初めてウェーハの落下が判明する。し
かし、この段階で判明したのでは、落下後のディスク1
の回転、ディスク1とディスクンチャンバー11の上下
運動により、落下したウェーハが、ディスク1とディス
クチャンバー11間の隙間が2〜3cmと狭いこともあ
り、ディスク1およびディスクチャンバー11の壁に衝
突し、粉砕される。この粉砕されたウェーハクズが装置
内に飛び散り、真空排気装置12、イオンソース部14
へも拡散する。このことにより、イオン注入中のウェー
ハはもちろん、以後の注入でも装置内に残ったウェーハ
クズがウェーハに付着し、以後のウェーハ洗浄で完全に
除去できず、電気的特性不良要因の一つになる。またウ
ェーハが落下し、装置内がウェーハクズで汚染された場
合は、汚染が装置全体に広がっているために、設備を休
止にし、装置内のシリコンクズの除去に2〜3日を要し
ていた。したがって、ウェーハが落下した時に速やかに
落下を感知し設備を停止することが求められる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハを固
定し回転するディスクのウェーハ台にスリットを具備
し、ウェーハ落下による前記スリットからの漏れイオン
ビームを感知する感知部を有するメカニカルスキャン方
式のイオン注入装置を提供する。
【0005】
【作用】ウェーハ台からのウェーハ落下による、ウェー
ハ台スリットからの漏れイオンビームを、イオン注入量
を測定するディスクファラデーで感知し、ウェーハ落下
の情報を得る。この情報により、ディスクとディスクチ
ャンバーの上下動の停止、真空排気系にウェーハクズが
入らないように、バルブを閉じての真空遮断、イオン注
入を停止することができる。
【0006】
【実施例】本発明のメカニカルスキャン方式のイオン注
入装置について説明する。装置は従来のメカニカルスキ
ャン方式のイオン注入装置の概略断面図とほとんど同じ
で、異なる点はディスクの一部(図1と図2参照)と制
御部(図示せず)のみであり、図1(b)本発明のディ
スクの平面図、図1(a)の側面図、および図3の従来
装置と共通の概略断面図を用いて説明する。本発明のデ
ィスク21のウェーハ台22の半径位置に、イオン注入
量を測定するために、ディスクの直径方向にウェーハの
直径より長い長方形スリット(ディスクスリット24)
を設けてある点は従来と同様である。しかし、各ウェー
ハ台22にウェーハ落下をイオンの通過により検知する
ために、ウェーハ台スリット23が設けてある。デイス
クスリット24の後方に、イオンビーム量を測定するフ
ァラデー6を設けてある。イオン注入装置のディスク1
上の複数個のウェーハ台上にウェーハを載せ、ディスク
チャンバー11内を、真空排気装置12を用いて1.0
×(10-5〜10-4)Paの真空にする。つぎに、ディ
スク1を回転させるとともに、ディスクチャンバー11
毎上下に動かし、ウェーハ内、ウェーハ間のイオン注入
を均一になるように、この回転、上下動のスピードをコ
ントロールしながら、イオンソース部14に高電圧を掛
け、イオンビ−ム5をウェ−ハに当て、ディスクスリッ
ト24から漏れるイオンビーム5をディスクファラデー
6で測定しながらイオンを注入する。真空到達のスピー
ドを上げるために、ディスク21へのウェーハ入れ替え
時もバルブ15を閉じ、イオンソース部14側は真空に
している。
【0007】ディスク21の全てのウェーハ台22にウ
ェーハ台スリット23を設ける。このウェーハ22の上
にウェーハ(図示せず)を装着する。この場合に、イオ
ン注入するウェーハのないウェーハ台22には、ダミー
ウェーハを装着する。この状態でイオン注入を開始する
と、スリット24からの漏れイオンビーム5をディスク
ファラデー6で捕獲し、注入量が測定される。途中でウ
ェーハが落下した場合、ウェーハが落下したウェーハ台
22のウェーハ台スリット23から漏れたイオンビーム
5がディスクファラデー6で捕獲される。ウェーハが全
てのウェーハ台22に装着されていると、ディスクが1
回回転する毎に1回イオンビーム5がディスクファラデ
ー6で捕獲される。しかし、ウェーハが1枚落下した場
合は1回転する毎に、ディスクスリット24とウェーハ
台スリット23を通過するイオンビ−ム5を合計2回感
知部である同じディスクファラデー6が捕獲する。この
差を自動的に識別機能を有する制御部(図示せず)で分
析することにより、ウェーハの落下を感知する。さら
に、落下が確認されたら、制御部は図3のスライディン
グシール部16のパッキンにウェーハクズが入りキズが
付かないようにディスク21の回転およびディスク21
とディスクチャンバー11の上下動を止め、真空排気装
置12,13にシリコンクズが入らないようにバルブ1
5を閉じて真空遮断し、またバルブが焼損しないように
イオン注入を停止するよう作動する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、この発明はイオン
注入時のウェーハ落下を感知し、落下の情報により速や
かに部分的に設備稼働を停止し、ウェーハクズの発生、
およびウェーハクズのイオン注入装置全体への拡散を防
止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のディスクの(a)は平面図、および
(b)は側面図
【図2】 従来のディスクの(a)平面図、および
(b)は側面図
【図3】 共通のメカニカルスキャン方式イオン注入装
置の概略断面図
【符号の説明】
5 イオンビーム 11 ディスクチャンバー 12,13 真空排気系 14 イオンソース部 15 バルブ 21 ディスク 22 ウェーハ台 23 ウェーハ台スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェーハを固定し回転するディスクのウェ
    ーハ台にスリットを具備し、ウェーハ落下による前記ス
    リットからの漏れイオンビームを感知する感知部を有す
    るメカニカルスキャン方式のイオン注入装置。
  2. 【請求項2】前記感知部からの情報により、自動的にデ
    ィスク、およびディスクチャンバーの駆動を停止する制
    御部を有する請求項1のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】前記感知部からの情報により、自動的にデ
    ィスク部とイオンソース部間の境界を気密遮断するとと
    もにイオンビームを停止する制御部を有する請求項1の
    イオン注入装置。
JP11631394A 1994-05-30 1994-05-30 イオン注入装置 Pending JPH07326317A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11631394A JPH07326317A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 イオン注入装置

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JPH07326317A true JPH07326317A (ja) 1995-12-12

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ID=14683909

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JP11631394A Pending JPH07326317A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 イオン注入装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485387B1 (ko) * 2002-11-26 2005-04-27 삼성전자주식회사 이온 주입 장치의 모니터링 방법 및 이를 수행하기 위한섀도우 지그를 갖는 이온 주입 장치
JP2015099051A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 株式会社アルバック 電流測定装置、および、イオン電流測定システム

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