JPH07325741A - データベースデータ管理制御方式 - Google Patents

データベースデータ管理制御方式

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Publication number
JPH07325741A
JPH07325741A JP6139532A JP13953294A JPH07325741A JP H07325741 A JPH07325741 A JP H07325741A JP 6139532 A JP6139532 A JP 6139532A JP 13953294 A JP13953294 A JP 13953294A JP H07325741 A JPH07325741 A JP H07325741A
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JP
Japan
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data
record
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Application number
JP6139532A
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English (en)
Inventor
Michiko Kobayashi
美智子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH07325741A publication Critical patent/JPH07325741A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベースファイルへのアクセスに関する
性能を劣化させることなく、データベースファイルの格
納効率を向上させる。 【構成】 データ状態情報管理表13は、データレコー
ド毎に、アクセス状態情報とレコード状態情報とを管理
する。アクセス情報通知手段4は、アプリケーションプ
ログラム1によるデータベースファイル12へのアクセ
ス時にアクセス情報を通知する。データ状態管理手段6
は、当該アクセス情報とデータ状態情報管理表13内の
レコード状態情報とに基づいてアクセス対象のデータレ
コードの伸長が必要であると判断した場合に、データ伸
長手段9を呼び出す。データ状態分析手段7は、運用者
2からの分析指示に基づき、分析対象のデータレコード
に対応するアクセス状態情報およびレコード状態情報の
分析を行い、その分析に基づいてデータ圧縮手段8およ
びデータ伸長手段9を呼び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベース管理シス
テム(アプリケーションプログラムがデータベースファ
イルのデータ格納エリアに格納されているデータレコー
ドをアクセスすることを可能ならしめるデータベース管
理システム)によって管理されているデータベースシス
テムおいて、データベースのデータ(データベースファ
イル内のデータレコード)の管理および制御を行うデー
タベースデータ管理制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のデータベースデータ
管理制御方式では、データベースファイルの格納効率を
向上させるために、データベースファイル内のデータレ
コードの圧縮が行われていた。
【0003】なお、格納効率の向上を目的とするデータ
レコードの圧縮に関する従来技術としては、例えば、特
開平2−206849号公報(統計データ格納方式)が
ある。
【0004】従来のデータベースデータ管理制御方式で
は、データレコードの圧縮はアプリケーションプログラ
ムがデータベースファイルにデータレコードを格納する
タイミングで行われ、データレコードの伸長はアプリケ
ーションプログラムがデータベースファイルをアクセス
するタイミングで常に行われていた。
【0005】また、従来のデータベースデータ管理制御
方式では、データレコードを圧縮する旨の指示は、デー
タレコード毎に指定できるのではなく、データベースフ
ァイル全体に対してのみ指定することが可能であった
(指定されたデータベースファイル内の全てのデータレ
コードの圧縮が行われていた)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
ベースデータ管理制御方式では、データレコードの伸長
がアプリケーションプログラムによるデータベースファ
イルに対するアクセス(データベースアクセス)のタイ
ミングで常に行われており、データレコードの圧縮が行
われる場合にはデータベースファイル内の全てのデータ
レコードの圧縮が行われているので、データベースファ
イルの格納効率を向上することはできても、データベー
スアクセスの性能(アクセス時間等)が著しく劣化する
おそれがあるという問題点があった。
【0007】また、運用者が個々のデータレコードのア
クセスに関する特性を知っていても、データレコード毎
の個別的な圧縮の指示をデータベース管理システムに与
えることができないので、データレコードのアクセスの
特性に応じた圧縮/伸長を柔軟に行うことができず、以
下のおよびの観点からデータベースファイルの保守
が繁雑になるという問題点があった。 圧縮/伸長の状態を変更する場合には、データベー
スファイル全体に対して変更を行う必要があり、その変
更に際してデータベースシステムを停止する必要が生じ
る。 圧縮/伸長の状態の変更がデータベースファイル全
体に及ぶので、データベースファイルの容量の大幅な変
更が生じ、ファイル資源を緊急に用意する必要が生じう
る。
【0008】本発明の目的は、上述の点に鑑み、アプリ
ケーションプログラムからのデータベースアクセスのタ
イミングに依存することなくデータベースレコードの圧
縮および伸長を行うことにより、データベースアクセス
に対する性能を劣化させることなく、データベースファ
イルの格納効率を向上させることを可能とするデータベ
ースデータ管理制御方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のデータベースデ
ータ管理制御方式は、アプリケーションプログラムがデ
ータベースファイルのデータ格納エリアに格納されてい
るデータレコードをアクセスすることができるデータベ
ース管理システムによって管理されるデータベースシス
テムにおいて、前記データベースファイル内のデータレ
コード毎に、アクセス回数,アクセス日時およびアクセ
ス間隔を含むアクセス状態情報と、圧縮有無情報および
圧縮可否情報を含むレコード状態情報とを管理するデー
タ状態情報管理表と、前記データベースファイルのデー
タ格納エリアに格納されているデータレコードの圧縮を
行うデータ圧縮手段と、このデータ圧縮手段により圧縮
されたデータレコードの伸長を行うデータ伸長手段と、
前記データ圧縮手段によって圧縮されたデータレコード
および前記データ伸長手段によって伸長されたデータレ
コードを前記データベースファイル内のデータ格納エリ
アに格納するデータ格納制御手段と、アプリケーション
プログラムが前記データベースファイルをアクセスする
際にアクセス情報を通知するアクセス情報通知手段と、
このアクセス情報通知手段により通知されたアクセス情
報に基づいて前記データ状態情報管理表内のアクセス対
象のデータレコードに対応するアクセス状態情報を更新
し、当該アクセス情報と前記データ状態情報管理表内の
アクセス対象のデータレコードに対応するレコード状態
情報とを比較し判断して当該データレコードの伸長が必
要であると判断した場合に前記データ伸長手段を呼び出
すデータ状態管理手段と、運用者からの分析指示に基づ
き、分析対象のデータレコードに関して、前記データ状
態情報管理表に管理されているアクセス状態情報および
レコード状態情報の分析ならびにレコード状態情報の更
新を行い、その分析に基づいて前記データ圧縮手段およ
び前記データ伸長手段を呼び出すデータ状態分析手段と
を有する。
【0010】
【作用】本発明のデータベースデータ管理制御方式で
は、データ状態情報管理表は、データベースファイル内
のデータレコード毎に、アクセス回数,アクセス日時お
よびアクセス間隔を含むアクセス状態情報と、圧縮有無
情報および圧縮可否情報を含むレコード状態情報とを管
理する。データ圧縮手段は、データベースファイルのデ
ータ格納エリアに格納されているデータレコードの圧縮
を行う。データ伸長手段は、データ圧縮手段により圧縮
されたデータレコードの伸長を行う。データ格納制御手
段は、データ圧縮手段によって圧縮されたデータレコー
ドおよびデータ伸長手段によって伸長されたデータレコ
ードをデータベースファイル内のデータ格納エリアに格
納する。アクセス情報通知手段は、アプリケーションプ
ログラムがデータベースファイルをアクセスする際にア
クセス情報を通知する。データ状態管理手段は、アクセ
ス情報通知手段により通知されたアクセス情報に基づい
てデータ状態情報管理表内のアクセス対象のデータレコ
ードに対応するアクセス状態情報を更新し、当該アクセ
ス情報とデータ状態情報管理表内のアクセス対象のデー
タレコードに対応するレコード状態情報とを比較し判断
して当該データレコードの伸長が必要であると判断した
場合にデータ伸長手段を呼び出す。データ状態分析手段
は、運用者からの分析指示に基づき、分析対象のデータ
レコードに関して、データ状態情報管理表に管理されて
いるアクセス状態情報およびレコード状態情報の分析な
らびにレコード状態情報の更新を行い、その分析に基づ
いてデータ圧縮手段およびデータ伸長手段を呼び出す。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係るデータベ
ースデータ管理制御方式の構成を示すブロック図であ
る。
【0013】本実施例のデータベースデータ管理制御方
式は、アプリケーションプログラム1と、運用者2と、
データベース管理システム3と、データベースファイル
12とを含んで構成されている。
【0014】データベース管理システム3は、アクセス
情報通知手段4と、データ管理制御部5と、データ格納
制御手段11とを含んで構成されている。ここで、デー
タ管理制御部5は、データ状態管理手段6と、データ状
態分析手段7と、データ圧縮手段8と、データ伸長手段
9と、データ状態変更手段10とを含んで構成されてい
る。
【0015】データベースファイル12は、データ状態
情報管理表13と、データレコードを格納するデータ格
納エリア14とを含んで構成されている。
【0016】図2は、データ状態情報管理表13の構成
の一例を示す図である。データ状態情報管理表13は、
データベースファイル12内のデータレコード毎にエン
トリを有している。各エントリには、データレコードI
D(IDentification)と、アクセス回数
(当該データレコードがアクセスされた回数を示す情
報),アクセス日時(当該データレコードがいつアクセ
スされたかを示す情報)およびアクセス間隔(当該デー
タレコードがアクセスされた周期を示す情報)を含むア
クセス状態情報と、圧縮有無情報(現時点での当該デー
タレコードの圧縮の有無を示す情報)および圧縮可否情
報(当該データレコードを圧縮すべきか否かを示す情
報)を含むレコード状態情報とが管理されている。
【0017】なお、データ状態情報管理表13は、最小
限の情報としてアクセス回数,アクセス日時およびアク
セス間隔を含むアクセス状態情報と、最小限の情報とし
て圧縮有無情報および圧縮可否情報を含むレコード状態
情報とを保有するものであれば、図2に示すような構成
の管理表に限られるものではない。レコード状態情報中
の圧縮有無情報および圧縮可否情報以外の情報として
は、後述する圧縮/伸長時期・期間情報(圧縮または伸
長を行うべき時期および期間を示す情報)や圧縮/伸長
の回数を示す情報等が考えられる。
【0018】図3は、本実施例のデータベースデータ管
理制御方式におけるデータベースアクセス時の処理を示
す流れ図である。この処理は、アクセス情報通知ステッ
プ31と、データ状態情報管理表検索ステップ32と、
アクセス状態情報更新ステップ33と、圧縮有無情報判
定ステップ34と、データレコード伸長ステップ35と
からなる。
【0019】図4は、本実施例のデータベースデータ管
理制御方式における分析指示発行時の処理を示す流れ図
である。この処理は、データ状態分析手段起動ステップ
41と、データ状態管理表検索ステップ42と、圧縮/
伸長必要性判定ステップ43と、データ圧縮手段呼出し
ステップ44と、「圧縮有」設定ステップ45と、デー
タ伸長手段呼出しステップ46と、「圧縮無」設定ステ
ップ47と、データレコード格納ステップ48と、分析
終了判定ステップ49とからなる。
【0020】図5は、本実施例のデータベースデータ管
理制御方式における変更指示発行時の処理を示す流れ図
である。この処理は、データ状態変更手段起動ステップ
51と、データ状態管理表検索ステップ52と、変更指
示判定ステップ53と、データ圧縮手段呼出しステップ
54と、データ伸長手段呼出しステップ55と、データ
レコード格納ステップ56と、圧縮有無情報更新ステッ
プ57とからなる。
【0021】次に、このように構成された本実施例のデ
ータベースデータ管理制御方式の動作について説明す
る。
【0022】第1に、アプリケーションプログラム1が
データベースファイル12内のデータレコードをアクセ
スする場合(データベースアクセス時)の動作について
説明する(図3参照)。
【0023】データベース管理システム3内のアクセス
情報通知手段4は、アプリケーションプログラム1によ
るデータベースアクセスが発生すると、アクセス対象の
データレコードのデータレコードID,当該データレコ
ードに対するアクセス種別(参照,更新および追加等)
およびアクセス日時等を示すアクセス情報をデータ管理
制御部5に通知する(ステップ31)。
【0024】データ管理制御部5内のデータ状態管理手
段6は、アクセス情報通知手段4から通知されたアクセ
ス情報中のデータレコードIDに基づいてデータ状態情
報管理表13(図2参照)を検索し(ステップ32)、
対応するエントリ(当該データレコードIDを有するエ
ントリ)中のアクセス状態情報を当該アクセス情報に基
づいて更新する(ステップ33)。
【0025】また、データ状態管理手段6は、当該エン
トリ中のレコード状態情報中の圧縮有無情報に「当該デ
ータレコード(アクセス対象のデータレコード)が圧縮
されていることを示す情報(圧縮有)」が設定されてい
るか「当該データレコードが圧縮されていないことを示
す情報(圧縮無)」が設定されているかを判定する(ス
テップ34)。
【0026】データ状態管理手段6は、ステップ34で
「圧縮有無情報に「圧縮有」が設定されている」と判定
した場合には、データ伸長手段9を呼び出す。
【0027】呼び出されたデータ伸長手段9は、アクセ
ス対象のデータレコードのアクセスに際して、当該デー
タレコードの伸長を行う(ステップ35)。このように
して伸長されたアクセス対象のデータレコードは、アプ
リケーションプログラム1に渡される。
【0028】一方、データ状態管理手段6は、ステップ
34で「圧縮有無情報に「圧縮無」が設定されている」
と判定した場合には、データ伸長手段9を呼び出すこと
なく図3に示す処理を終了させる。なお、アクセス対象
のデータレコードは、アプリケーションプログラム1に
渡される。
【0029】第2に、データ状態分析手段7が運用者2
から発行された指示(分析指示)により起動された場合
(分析指示発行時)の動作について説明する(図4参
照)。
【0030】データ管理制御部5内のデータ状態分析手
段7は、運用者2によって発行された分析指示により起
動され(ステップ41)、データ状態情報管理表13に
管理されているアクセス状態情報およびレコード状態情
報を分析する。なお、どのデータレコードに関しての分
析を行うかは、分析指示によって運用者2から与えられ
る。一般的には、全てのデータレコードについての分析
が指示されるのが通常であるが、個別的に分析対象のデ
ータレコードが指示されることもありうる。
【0031】データ状態分析手段7は、分析指示によっ
て指定されているデータレコード(分析対象のデータレ
コード)に対応するエントリ(当該データレコードのデ
ータレコードIDを持つエントリ)をデータ状態情報管
理表13から逐次的に検索する(1つずつ分析対象のデ
ータレコードに対応するエントリを検出する)(ステッ
プ42)。
【0032】次に、データ状態分析手段7は、検出した
エントリ中のアクセス状態情報およびレコード状態情報
に基づいて、当該データレコード(分析対象のデータレ
コード)の圧縮/伸長の必要性(「現時点で圧縮されて
おらずかつ圧縮する必要がある」,「現時点で圧縮され
ておりかつ伸長する必要がある」および「圧縮および伸
長の両方の必要がない」のいずれであるか)を判定する
(ステップ43)。
【0033】データ状態分析手段7は、ステップ43で
「圧縮の必要がある」と判定した場合には、データ圧縮
手段8を呼び出し(ステップ44)、データ状態情報管
理表13に管理されている当該エントリ中のレコード状
態情報の更新(圧縮有無情報に「圧縮有」を設定する更
新)を行う(ステップ45)。
【0034】なお、データ圧縮手段8は、データ格納エ
リア14内の当該データレコードの圧縮を行い、データ
格納制御手段11に圧縮後の当該データレコードを引き
渡す。
【0035】データ状態分析手段7は、ステップ43で
「伸長の必要がある」と判定した場合には、データ伸長
手段9を呼び出し(ステップ46)、データ状態情報管
理表13に管理されている当該エントリ中のレコード状
態情報の更新(圧縮有無情報に「圧縮無」を設定する更
新)を行う(ステップ47)。
【0036】ここで、データ状態分析手段7が分析対象
のデータレコードに対応するアクセス状態情報およびレ
コード状態情報を参照して圧縮/伸長の必要性の有無を
判定する場合の指針としては、例えば次のような判断を
行う場合が考えられる。いずれにしても、当該データレ
コードの個別的なアクセスの特性から、その判断が行わ
れる。
【0037】 頻繁にアクセスが行われるデータレコ
ード(圧縮/伸長が頻繁に行われるデータレコード)は
常に伸長状態にしておき圧縮を行わない。
【0038】 毎週決められた曜日にだけアクセスさ
れるといったアクセスのタイミングが固定的なデータレ
コードについては、アクセスされない期間だけデータレ
コードの圧縮を行い、アクセスの行われる期間は伸長状
態にしておく。
【0039】データ格納制御手段11は、データ圧縮手
段8によって圧縮されたデータレコードまたはデータ伸
長手段9によって伸長されたデータレコードを、データ
ベースファイル12内のデータ格納エリア14の空きを
考慮して(それまで圧縮状態であったデータレコードを
伸長する際に特に配慮して)、データ格納エリア14に
格納する(ステップ48)。
【0040】データ状態分析手段7は、ステップ43で
「圧縮および伸長の必要がない」と判定した場合には、
データ圧縮手段8およびデータ伸長手段9の呼出しを行
うことなく当該データレコードに関する処理を終了さ
せ、分析指示において指定されているデータレコードが
未処理で残存しているか否かを判定する(ステップ4
9)。また、データ状態分析手段7は、ステップ48の
処理が終了した場合にも、同様の判定を行う。
【0041】データ状態分析手段7は、ステップ49で
「未処理のデータレコードが残存していない」と判定し
た場合には、当該分析指示に関する処理を終了させる。
【0042】また、データ状態分析手段7は、ステップ
48で「未処理のデータレコードが残存している」と判
定した場合には、次のデータレコードに関する処理のた
めにステップ42に制御を戻す。
【0043】第3に、データ状態変更手段10が運用者
2から発行された指示(変更指示)により起動された場
合(変更指示発行時)の動作(運用者2がデータレコー
ドの状態を変更したい場合の動作)について説明する
(図5参照)。なお、この第3の動作がなくても、請求
項1記載の発明を実現することは可能である。ちなみ
に、請求項1記載の発明においては、図1中のデータ状
態変更手段10は必須の構成要素ではない。
【0044】この場合には、運用者2は、状態を変更し
たいデータレコードを示す情報(データレコードID)
および圧縮するのか伸長するのかを示す状態情報を含む
変更指示をデータベース管理システム3に対して発行す
る。これによって、データ状態変更手段10は、起動さ
れる(ステップ51)。
【0045】なお、後述するように、圧縮/伸長の変更
を行うべき時期および期間等のタイミングを示す情報
(変更タイミング情報)を変更指示に含むことも可能で
ある。また、複数のデータレコードに関する指示を含む
ことが可能なことはいうまでもない。ただし、以下の説
明では、1つのデータレコードに関する変更指示が発行
される場合について述べる(複数のデータレコードに関
する変更指示に対する処理では図5に示す処理がデータ
レコード分だけ繰り返されることになる)。
【0046】データ管理制御部5内のデータ状態変更手
段10は、運用者2によって発行された変更指示中のデ
ータレコードIDに基づいてデータ状態情報管理表13
を検索し、対応するエントリ(当該データレコードID
を有するエントリ)を検出する(ステップ52)。
【0047】次に、データ状態変更手段10は、変更指
示における状態情報が「圧縮」を指示しているか「伸
長」を指示しているかを判定する(ステップ53)。な
お、変更指示は運用者2によって与えられるので、誤っ
た指示を除いては、現時点で圧縮されているデータレコ
ードに対しては「伸長」が指示され、現時点で伸長され
ているデータレコードに対しては「圧縮」が指示され
る。
【0048】データ状態変更手段10は、ステップ53
で「変更指示が「圧縮」を指示している」と判定した場
合には、データ圧縮手段8を呼び出す(ステップ5
4)。データ圧縮手段8は、データ格納エリア14内の
当該データレコード(変更対象のデータレコード)の圧
縮を行い、データ格納制御手段11に圧縮後の当該デー
タレコードを引き渡す。
【0049】一方、データ状態変更手段10は、ステッ
プ53で「変更指示が「伸長」を指示している」と判定
した場合には、データ伸長手段9を呼び出す(ステップ
55)。データ伸長手段9は、データ格納エリア14内
の当該データレコードの伸長を行い、データ格納制御手
段11に伸長後の当該データレコードを引き渡す。
【0050】データ格納制御手段11は、データ圧縮手
段8によって圧縮されたデータレコードまたはデータ伸
長手段9によって伸長されたデータレコードを、データ
ベースファイル12内のデータ格納エリア14の空きを
考慮して(それまで圧縮状態であったデータレコードを
伸長する際に特に配慮して)、データ格納エリア14に
格納する(ステップ56)。
【0051】また、データ状態変更手段10は、ステッ
プ52で検出したエントリ内のレコード状態情報中の圧
縮有無情報を変更指示中の状態情報(「圧縮」またた
「伸長」の指示)に整合するように更新する(ステップ
57)。これによって、変更指示発行時の処理が終了す
る。
【0052】なお、データ状態情報管理表13内のレコ
ード状態情報中に圧縮/伸長時期・期間情報を設けた上
で、変更指示で変更タイミング情報を併せて指定するこ
とも可能である。
【0053】この場合に、データ状態変更手段10は、
運用者2が変更指示によって指定した変更タイミング情
報がその変更指示時点と合致しないときには、データ状
態情報管理表13内の当該データレコード(変更対象の
データレコード)に対応するエントリ内のレコード状態
情報中の圧縮/伸長時期・期間情報にその変更タイミン
グ情報に基づく内容を登録するだけでデータ圧縮手段8
およびデータ伸長手段9の呼出しを行わない。
【0054】この場合に、実際にデータ圧縮手段8およ
びデータ伸長手段9が呼び出されるのは、その変更タイ
ミング情報(その変更タイミング情報に基づく圧縮/伸
長時期・期間情報)に合致する時点でデータ状態分析手
段7がデータ状態情報管理表13の分析を行った時にな
る。
【0055】ところで、データベースファイル12の構
築時におけるデータ格納エリア14へのデータレコード
の格納の際には、あらかじめ生成されているデータ状態
情報管理表13に基づいて圧縮または伸長(圧縮せず)
が行われて各データレコードの格納が行われる。また、
データベースアクセス時のアクセス種別が更新等であっ
て、そのアクセスの後に再び当該データレコードをデー
タベースファイル12内のデータ格納エリア14に格納
する際にも、データ状態情報管理表13に基づいて圧縮
または伸長が行われて各データレコードの格納が行われ
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アクセス
回数,アクセス日時およびアクセス間隔等のデータベー
スアクセスに関する状態をデータレコード単位で常に管
理・分析することにより、データレコードの圧縮/伸長
のタイミングを自動的に検出・制御することを可能と
し、データベースアクセスに対する性能の劣化を防ぎな
がら、かつデータベースファイルの格納効率の向上を図
ることができるという効果を有する。
【0057】すなわち、アプリケーションプログラムか
らのデータベースアクセスのタイミングに依存すること
なくデータレコードの圧縮/伸長を行うことができ、デ
ータレコードのアクセスが頻繁に行われていない期間に
だけ当該データレコードの圧縮を行いアクセスが頻繁に
行われる期間には当該データレコードを伸長状態にして
おくこと等を可能にし、データベースアクセスに対する
性能の劣化を防ぐことができるという効果がある。
【0058】また、データ状態変更手段を設けることに
より、データレコードの圧縮および伸長の時期を運用者
が任意に指定することができるので、上述の効果を達成
しつつ、さらにデータベースの保守性の向上を図ること
が可能になるという効果がある。なお、データ状態情報
管理表内のレコード状態情報として圧縮/伸長時期・期
間情報を設定すること等により、この効果はさらに顕著
なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータベースデータ管
理制御方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のデータ状態情報管理表の構成の一例を
示す図である。
【図3】図1に示すデータベースデータ管理制御方式に
おけるデータベースアクセス時の処理を示す流れ図であ
る。
【図4】図1に示すデータベースデータ管理制御方式に
おける分析指示発行時の処理を示す流れ図である。
【図5】図1に示すデータベースデータ管理制御方式に
おける変更指示発行時の処理を示す流れ図である。
【符号の説明】 1 アプリケーションプログラム 2 運用者 3 データベース管理システム 4 アクセス情報通知手段 5 データ管理制御部 6 データ状態管理手段 7 データ状態分析手段 8 データ圧縮手段 9 データ伸長手段 10 データ状態変更手段 11 データ格納制御手段 12 データベースファイル 13 データ状態情報管理表 14 データ格納エリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムがデータベ
    ースファイルのデータ格納エリアに格納されているデー
    タレコードをアクセスすることができるデータベース管
    理システムによって管理されるデータベースシステムに
    おいて、 前記データベースファイル内のデータレコード毎に、ア
    クセス回数,アクセス日時およびアクセス間隔を含むア
    クセス状態情報と、圧縮有無情報および圧縮可否情報を
    含むレコード状態情報とを管理するデータ状態情報管理
    表と、 前記データベースファイルのデータ格納エリアに格納さ
    れているデータレコードの圧縮を行うデータ圧縮手段
    と、 このデータ圧縮手段により圧縮されたデータレコードの
    伸長を行うデータ伸長手段と、 前記データ圧縮手段によって圧縮されたデータレコード
    および前記データ伸長手段によって伸長されたデータレ
    コードを前記データベースファイル内のデータ格納エリ
    アに格納するデータ格納制御手段と、 アプリケーションプログラムが前記データベースファイ
    ルをアクセスする際にアクセス情報を通知するアクセス
    情報通知手段と、 このアクセス情報通知手段により通知されたアクセス情
    報に基づいて前記データ状態情報管理表内のアクセス対
    象のデータレコードに対応するアクセス状態情報を更新
    し、当該アクセス情報と前記データ状態情報管理表内の
    アクセス対象のデータレコードに対応するレコード状態
    情報とを比較し判断して当該データレコードの伸長が必
    要であると判断した場合に前記データ伸長手段を呼び出
    すデータ状態管理手段と、 運用者からの分析指示に基づき、分析対象のデータレコ
    ードに関して、前記データ状態情報管理表に管理されて
    いるアクセス状態情報およびレコード状態情報の分析な
    らびにレコード状態情報の更新を行い、その分析に基づ
    いて前記データ圧縮手段および前記データ伸長手段を呼
    び出すデータ状態分析手段とを有することを特徴とする
    データベースデータ管理制御方式。
  2. 【請求項2】 運用者からの変更指示に基づき、前記デ
    ータ状態情報管理表に管理されている変更対象のデータ
    レコードに対応するレコード状態情報の更新を行い、当
    該変更指示の内容に基づいて前記データ圧縮手段および
    前記データ伸長手段を呼び出すデータ状態変更手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のデータベースデー
    タ管理制御方式。
  3. 【請求項3】 レコード状態情報中の情報として圧縮/
    伸長時期・期間情報を有するデータ状態情報管理表と、 変更指示中で指定される変更タイミング情報に基づいて
    前記データ状態情報管理表内のレコード状態情報中の圧
    縮/伸長時期・期間情報の更新を行うデータ状態変更手
    段と、 このデータ状態変更手段によって設定された圧縮/伸長
    時期・期間情報を分析対象に含むデータ状態分析手段と
    を有することを特徴とする請求項2記載のデータベース
    データ管理制御方式。
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