JPH07325159A - 金属検出装置およびそれを用いた自動包装装置 - Google Patents

金属検出装置およびそれを用いた自動包装装置

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JPH07325159A
JPH07325159A JP12125394A JP12125394A JPH07325159A JP H07325159 A JPH07325159 A JP H07325159A JP 12125394 A JP12125394 A JP 12125394A JP 12125394 A JP12125394 A JP 12125394A JP H07325159 A JPH07325159 A JP H07325159A
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coil
packaging
metal
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packaging bag
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Eiji Matsuo
暎二 松尾
Kazumi Yamada
一美 山田
Fumio Sasaki
文夫 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装された被包装物内における金属を検出す
る金属検出装置およびその金属検出装置を用いた自動包
装装置を提供する。 【構成】 金属検出装置は発振コイル13を有し、被検
出物内に金属が含まれているか否かを検出する平衡型受
信コイルからなる第1受信コイル11が被検出物用空間
を介して発振コイル13に対向して配置されている。こ
の第1受信コイル11に隣接して被検出物内に所定の量
の金属が含まれているか否かを検出する不平衡型受信コ
イルからなる第2受信コイル12が配置されており、第
1受信コイル11および第2受信コイル12の一方の出
力端を検出リレー26,26aに接続する切換スイッチ
23が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検出物内の金属を検出
する金属検出装置、および金属検出装置を有し食品等を
自動的に包装する自動包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品、食品保存剤、医薬品、乾燥剤、脱
酸素剤、調味料、食品添加物等は包装された状態で運搬
されたり、取り扱われることが多く、これらは分包機あ
るいは充填包装装置により所定量ずつ袋体内に包装され
る。食品保存剤には鉄系脱酸素剤を含むタイプと、脱酸
素剤を含まないアルコール系のタイプの食品保存剤とが
あり、これらはいずれも通気性の小袋内に包装されて使
用される。
【0003】これらのタイプの食品保存剤は、使用され
る食品に応じていずれかのタイプが選択されることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄系脱酸素
剤を含むタイプの食品保存剤を充填包装装置により包装
する場合には、各々の袋の中に一定の範囲の量の鉄粉が
充填されているかどうかをチェックする必要がある。ま
た、アルコール系の食品保存剤を充填包装装置により包
装する場合には、各々の袋の中に金属性の異物が混入す
るのを防止するために包装が終了した袋体内に微量であ
っても金属が含まれているか否かを検知し、万一、金属
が含まれている包装袋体が存在した場合にはそれを除去
する必要がある。
【0005】また、食品保存剤を充填包装装置により包
装する場合には、鉄系脱酸素剤を含む食品保存剤とアル
コール系の食品保存剤との何れのタイプをも1台の充填
包装装置を選択的に使用して充填包装に使用することが
ある。
【0006】本発明の目的は、包装された被包装物内に
おける金属を検出する金属検出装置を提供することであ
る。
【0007】本発明の他の目的は、包装された被包装物
内に金属が混入しているか否かと金属が所定の量だけ含
まれているか否かとを選択的に検出し得る金属検出装置
を提供することである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、金属検出装置
を有し食品等の被包装物を自動的に包装する自動包装装
置を提供することである。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の金属検出装置は、被検
出物内に金属が含まれているか否かを検出する第1受信
コイルおよび被検出物内に所定の量の金属が含まれてい
るか否かを検出する第2受信コイルが一体となり、これ
に被検出用空間を介して発振コイルが設けられている。
被検出物の種類に応じて第1受信コイルまたは第2受信
コイルの一方の出力端が信号検出部に対して切換手段を
介して接続されるようになっている。第1受信コイルは
平衡型受信コイルであり、第2受信コイルは不平衡型受
信コイルであり、これらの受信側のコイルは樹脂により
一体となり、発振コイルは樹脂により受信側のコイルに
検出用空間を介して一体に取り付けられている。
【0012】また、本発明の自動包装装置は、食品保存
剤、調味料、食品あるいは医薬品等の被包装物を包装袋
体内に充填する包装手段と、この包装手段により被包装
物が充填された包装袋体を搬送する搬送手段と、包装袋
体に対向して配置される発振コイルと、包装袋体を介し
て前記発振コイルに対向して配置され前記包装袋体内に
金属が含まれているか否かを検出する受信コイルとを有
する。
【0013】そして、本発明の自動包装装置は、包装手
段と搬送手段に加えて、包装袋体に対向して配置される
発振コイルと、包装袋体を介して前記発振コイルに対向
して配置され前記包装袋体内に所定の量の金属が含まれ
ているか否かを検出する受信コイルとを有する。包装袋
体は帯状となった包装材料を2つ折りするかあるいは2
枚重ねた状態で所定の間隔毎にシールすることにより、
相互に連なった状態で多数の袋体が形成される。
【0014】さらに、本発明の自動包装装置は、包装手
段と搬送手段に加えて、包装袋体に対向して配置される
発振コイルと、包装袋体を介して前記発振コイルに対向
して配置される平衡型受信コイルからなり包装袋体内に
金属が含まれているか否かを検出する第1受信コイル
と、この第1受信コイルに隣接しかつ発振コイルに対向
して配置される不平衡型受信コイルからなり包装袋体内
に所定の量の金属が含まれているか否かを検出する第2
受信コイルとを有する。
【0015】また、本発明の自動包装装置は、食品等の
ように金属を含まない第1被包装物が第1包装手段によ
り充填された第1包装袋体を、第1包装袋体内に金属を
含む第2包装袋体を充填する第2包装手段に搬送する第
1搬送路と、第2包装袋体が充填された第1包装袋体を
搬送する第2搬送路との共通の搬送路の部分に設けられ
た金属検出装置とを有している。
【0016】
【作用】上記構成の本発明の金属検出装置にあっては、
切換手段の操作により被検出物の中に金属が混入されて
いるか否かと、被検出物の中に所定の量の金属が含まれ
ているか否かを選択して、いずれの場合にも被検出物内
の金属の検出を行うことができる。
【0017】また、被検出物が充填された包装袋体の中
に金属が含まれているか否かを袋体を搬送しながら自動
的に検査することができる。
【0018】そして、被検出物が充填された袋体の中に
所定の量の金属が含まれているか否かを袋体を搬送しな
がら自動的に検査することができる。
【0019】さらに、被包装物を包装袋体の中に充填し
て搬送しながら、その袋体の中の被包装物に金属が含ま
れいるか否かと所定の量の金属が含まれているか否かと
を自動的に検査することができる。
【0020】また、1つの包装袋体の中に時間差を持っ
て金属を含まない第1被包装物と金属を含む第2被包装
物とを充填包装する場合に、第1被包装物が充填された
後の袋体の中に金属が含まれているか否かを検出し、第
2被包装物が充填された後の袋体の中に所定の量の金属
が含まれているか否かを検出することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の金属検出装置の外観を示す
斜視図であり、図2は図1に示された検出部の内部構造
を示す斜視図であり、図3は図1に示されたコントロー
ルボックス内の制御回路を示す回路図である。
【0022】図1に示すように、この金属検出装置は検
出部10とコントロールボックス20とを有しており、
検出部10は図2に示すように発振コイル13と、第1
受信コイル11と、第2受信コイル12とを有してい
る。
【0023】発振コイル13には、たとえば200K〜
300KHZ程度の高周波電流が供給されるようになって
おり、この発振コイル13を流れる高周波電流によって
磁束が形成される。第1受信コイル11は、被検出物用
空間14を介して発振コイル13に対向して配置されて
いる。この第1受信コイル11は平衡型受信コイルから
なり、被検出物内に金属が含まれているか否かを検出す
るためのものである。この第1受信コイル11は図示す
るように、コイルの中間から出力端を取り出すことによ
り、2つのコイルを差動接続したと同様の構造とするこ
とにより、平衡型受信コイルが形成されており、高い感
度となっている。また、第2受信コイル12は、第1受
信コイル11に隣接して配置されており、不平衡型受信
コイルからなり、被検出物内に所定の量の金属が含まれ
ているか否かを検出するためのものであり、第1受信コ
イル11よりも感度が低くなっている。
【0024】検出部10は、図1および図2に示すよう
に、発振コイル13が封入された発信側部10aと、2
つの受信コイル11,12が封入された受信側部10b
と、これらを被検出物用空間14を介して連結する基部
10cとを有し、これらの発信側部10aと受信側部1
0bと基部10cはそれぞれ樹脂により一体となってい
る。つまりレジンモールドにより一体に形成されてい
る。基部10cに取り付けられたブラケット10dによ
り所定の位置に検出部10を装着することができるよう
になっている。
【0025】発振コイル13に対向させて第1と第2の
受信コイル11,12を配置することにより、発振コイ
ル13に形成された磁束によりそれぞれの受信コイル1
1,12には電磁誘導によって電圧が発生する。被検出
物用空間14内に金属が含まれた被検出物を通過させる
と、それぞれの受信コイル11,12におけるインダク
タンスが変化することになり、発生する電圧が変化す
る。
【0026】発振コイル13に高周波電流を供給するた
めに、図3に示すように、高周波電流発生器つまり励磁
用発振器21がコントロールボックス20内に設けられ
ている。さらに、コントロールボックス20内には、第
1受信コイル11の出力端に接続されるアンプ22が設
けられており、この第1受信コイル11のアンプ22を
介した出力端Aと、第2受信コイル12の出力端Bとの
いずれか一方に接続する切換スイッチ23がコントロー
ルボックス20内に設けられている。
【0027】この切換スイッチ23には整流器24とア
ンプ25とが直列に接続されており、アンプ25には2
つの検出リレー26,26aが並列に接続されている。
したがって、整流器24により直流となりアンプ25で
増幅された電圧によりそれぞれの検出リレー26,26
aが作動するようになっている。一方の検出リレー26
は、電圧が印加されると作動するようになっており、他
方の検出リレー26aは電圧が印加されないと作動する
ようになっている。
【0028】それぞれの検出リレー26,26aに代え
てトランジスタを用いるようにしても良い。その場合に
は検出リレー26に代えて設けられるトランジスタは、
アンプ25から電圧が出力された時にのみ出力信号を出
力し、検出リレー26aに代えて設けられるトランジス
タはアンプ25から所定の電圧が出力された時にのみ出
力信号を出力する。
【0029】アンプ25には並列に2つの可変抵抗器2
7,28が接続されており、切換スイッチ23と連動す
る切換スイッチ29によりアンプ25に対する分圧を変
化させることにより、それぞれの受信コイル11,12
の感度調整を行うことができるようになっている。可変
抵抗器27は、図1に示すコントロールボックス20の
正面に設けられた感度調整つまみ27aにより操作さ
れ、可変抵抗器28は、感度調整つまみ28aにより操
作されるようになっている。また、2つの切換スイッチ
23,29は、スイッチレバー23aによってそれぞれ
作動するようになっている。
【0030】励磁用発振器21等に対しては、電源ユニ
ット30から電力が供給されるようになっており、この
電源ユニット30のオン・オフは、コントロールボック
ス20の正面に設けられた電源スイッチ30aによりな
される。
【0031】このような金属検出装置を用いて、たとえ
ば脱酸素剤を含まないアルコール系のタイプの食品保存
剤が包装された包装袋体を被検出物としてこれの中に僅
かでも金属が含まれているか否かを検出するには、スイ
ッチレバー23aが図1においてA位置に切り換えられ
る。これと同時にスイッチレバー23aに同期して切換
スイッチ29もA位置に切り換えられる。この状態で、
被検出物を被検出物用空間14内に通過させると、もし
も被検出物の中に金属が含まれていると、第1受信コイ
ル11に発生する相互インダクタンスによって起電力が
高くなる。この起電力により検出リレー26が作動する
ことにより、被検出物の中に金属が含まれていることが
判別される。このようにして、被検出物の中に金属が含
まれていることが検出された場合には、表示部31が点
灯され作業者には被検出部の中に金属が含まれているこ
とが知らされる。これと同時にブザー等により作業者に
知らせるようにしても良い。
【0032】被検出物の中にどの程度の金属が含まれて
いるかを検出する場合には、可変抵抗器27により抵抗
値の設定とアンプ22,25の特性により設定されるこ
とになる。
【0033】一方、たとえば鉄系脱酸素剤を含むタイプ
の食品保存剤の中に所定の量の金属が含まれているか否
かを検出する場合には、切換スイッチ23を図3におい
てB位置に切り換える。これに同期して切換スイッチ2
9もB位置に切り換えられ、この状態で被検出物を被検
出物用空間14内に通過させると、もしも被検出物の中
に含まれている金属が所定の量以下となっていると、第
2受信コイル12に発生する相互インダクタンスによる
起電力が低くなって、検出リレー26aが作動する。こ
れにより、被検出物の中に所定の量以上の金属が含まれ
ていないこと、つまり金属の含有量が所定値以下である
こと、あるいは金属が含有量が所定値以上であることが
判明される。このような場合には、検出リレー26aか
らの信号により、前述した場合と同様に、ブザー等によ
り作業者に知らされる。このように、いずれの検出リレ
ーの出力信号を検出信号とするかは、切換スイッチ23
と連動させて自動的に選択するようにしても良い。
【0034】図4は脱酸素剤等の被収容物を袋内に自動
的に充填して包装するための充填包装装置つまり分包機
を示す図であり、図5はこの充填包装装置における包装
材料の移動状態を示す図である。この充填包装装置には
上述した金属検出装置が取り付けられ、被収容物内に金
属が混入されているか否か、あるいは所定の量の金属が
充填されているか否かが検出される。
【0035】図4に示すように装置本体41には、ロー
ル状に巻き付けられた包装材料42が装填されるように
なっており、この包装材料42は、帯状となった紙、ア
ルミ箔あるいは樹脂からなるフィルムにより形成されて
いる。包装材料42は姿勢を変更するためのガイドロー
ラ等によって案内されて装置本体41の上方に繰り出さ
れ、フィルムガイド44によって2つに折り曲げられ
る。なお、図4において符号42aは予備の包装材料を
示し、包装材料42が全て繰り出されたならば、予備の
包装材料42aから包装材料を繰り出すようにしてい
る。
【0036】装置本体41の上方には、被包装物が収容
されるホッパ45が設けられており、このホッパ45の
下部に回転自在に設けられた回転盤46には円周方向に
所定の間隔毎に複数の計量カップ47が設けられてい
る。計量カップ47の下方には計量カップ47に同期し
て回転する複数の充填ノズル48が設けられ、充填ノズ
ル48に沿って包装材料42が搬送されるようになって
おり、それぞれの充填ノズル48相互の間に位置させて
縦シールバー49が回転部材50に設けられている。
【0037】したがって、2つに折り曲げられた後の包
装材料42は環状に案内されながら、縦シールバー49
により包装材料42が所定の間隔毎に接着されて上部が
開放された袋体51が形成される。上部が開放された袋
体51内には、袋体51を搬送した状態のもとで、充填
ノズル48から被包装物が充填されることになり、充填
終了後には、図5に示すように、シール部材(図示省
略)により袋体51の上端部がシールされる。このよう
にして、密封状態となった袋体51は、図4に示すダイ
ロール52によって加熱圧着され、図示はしないが押し
切りカッターにより帯状に連なった状態から1つ1つの
袋体51に分離される。
【0038】装置本体41には搬送部53が設けられて
おり、この搬送部53にはそれぞれ分離された後の袋体
51を把持して搬送する多数のチャック部54が設けら
れ、それぞれのチャック部54は循環移動するようにな
っている。したがって、各々の袋体51はチャック部5
4に把持された状態で図4において左側に搬送され、図
示しないガイド板に落下されて次工程に搬送される。
【0039】なお、図示する場合には、帯状となった包
装材料を用いてこれを2つ折りにして2枚の包装材料が
重なった状態のもとで、これを搬送しながら所定の間隔
毎に縦シールバー49を用いてシールつまり接着するこ
とにより連なった状態に袋体を形成し、これをカッター
により1つ1つの袋体に分離するようにしているが、所
定の数の袋体を連なった状態のままとするようにして取
り扱うようにしても良い。その場合には、ユーザーが連
続した状態の袋体を1つ1つ分離することになるので、
シール部つまり袋体相互を繋げる部分にミシン目を形成
し、容易に分離し得るようにしても良い。
【0040】装置本体41にはチャック部54に把持さ
れて搬送される袋体51内の金属検出を行うために、図
1〜図3に示された検出部10が配置されている。な
お、図4において符号55は表示パネル部を示す。
【0041】図5に示す袋体51内に鉄系脱酸素剤を含
むタイプの食品保存剤が収容されるのであれば、それぞ
れの袋体51内に所定の量の金属が含まれているか否か
を検出するために、図3に示される切換スイッチ23は
B位置に設定される。
【0042】一方、同一の充填包装装置によって鉄粉が
含まれていないアルコール系の食品保存剤を包装するの
であれば、切換スイッチ23はA位置に設定することに
より、被収容物内に金属が混入されているか否かが検出
される。
【0043】袋体51内に所定の量の金属が含まれてい
ないことが検出された場合、そして袋体51内に僅かで
も金属が混入されていることが検出された場合には、そ
れぞれ充填包装装置の作動が停止され、不良品が除去さ
れる。この場合に、検出された袋体をマーカーによりマ
ーキングするようにして、除去すべき袋体を作業者が容
易に目視し得るようにしても良い。なお、金属を検出す
るためであれば、前記実施例に示すように、食品保存剤
に限られず、袋体内に収容されるものであれば、医薬品
や調味料等のどのような被収容物であっても良い。さら
に、図4および図5に示す場合には、1本の帯状の包装
材料を2つに折り曲げるようにしているが、2枚のそれ
ぞれ帯状の包装材料を重ねるようにしても良い。
【0044】図6は本発明のさらに他の実施例である自
動包装装置の基本構造を示す概略図であり、食品等のよ
うに金属を含まない第1被包装物61aを第1包装袋体
61内に充填する第1包装装置63と、鉄系脱酸素剤を
含む食品保存剤等のように所定量の金属が予め包装され
た第2包装袋体62を第1包装袋体61内に充填する第
2包装装置64とを有している。
【0045】第1包装装置63と第2包装装置64は第
1搬送路65によって接続されており、第1包装装置6
3により第1被包装物61aが充填された第1包装袋体
61は第2包装装置64に搬送されるようになってい
る。この第2包装装置64によって第2包装袋体62が
充填された後の第1包装袋体61を次の工程に搬送する
ための第2搬送路66は、その一部が第1搬送路65の
一部と同一あるいはほぼ同一の部分つまり共通搬送路6
7の部分となっている。
【0046】したがって、第1包装袋体61内に食品等
の第1被包装物61aが充填された後に、その食品を保
存するための保存剤が包装された第2包装袋体62を第
1包装袋体61内に充填する場合には、共通搬送路67
の部分に図1〜図3に示した検出部10を配置すること
により、第1被包装物61aが充填された第1包装袋体
61内に金属が含まれているか否かを検出することがで
きる。さらに、第1被包物61a内に充填された鉄系脱
酸素剤を含む食品保存剤つまり第2包装袋体62の中に
所定の量の金属が含まれているか否かを検出することが
できる。なお、図6において、第1搬送路65と第2搬
送路66との共通搬送路67は、作図の便宜上検出部1
0における被検出物用空間14の幅方向にずれて示され
ているが、幅方向に一致させ上下方向にずらすようにす
ることが望ましい。
【0047】何れの検出を行うか否かは、前記した切換
スイッチ23を切り換えることにより検出部10の検出
モードを設定する。このような自動包装装置にあって
は、所定の数の第1包装袋体61を包装した後に、これ
に第2包装袋体62を充填する場合に、検出部10を何
れの検出モードとしても使用することができるという利
点がある。なお、第2包装装置64において、図5に示
すような帯状の包装材料42を用いて第2被包装物を第
2包装袋体62内に自動的に充填するとともに、これを
第1包装袋体61内に充填するようにしても良い。
【0048】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0049】たとえば、図示する場合には、第2受信コ
イル12として不平衡型受信コイルが使用されている
が、第1受信コイル11と同様に平衡型受信コイルを使
用するようにしても良い。その場合には、可変抵抗器2
7,28の特性を選択することにより、検出に必要な所
定の感度にそれぞれのコイル11,12を設定する。
【0050】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0051】(1).本発明によれば被検出物内に金属が含
まれているか否かを自動的に検出することができる。
【0052】(2).また、被検出物内に所定の量の金属が
含まれているか否かを自動的に検出することができる。
【0053】(3).金属が含まれている被検出物の中に所
定の量の金属が含まれているか否かと金属が含まれてい
ない被検出物の中に金属が混入されているか否かとを、
被検出物の種類に応じて選択的に検出することができ、
1つの金属検出装置により複数種類の金属検出を行うこ
とができる。
【0054】(4).充填包装装置により袋体内に被包装物
を包装しながら、袋体内に金属が含まれているか否か、
あるいは袋体内に所定の量の金属が含まれているか否か
を自動的に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である金属検出装置の外観を
示す斜視図である。
【図2】図1に示された検出部の内部構造を示す斜視図
である。
【図3】図1に示されたコントロールボックス内の制御
回路を示す回路図である。
【図4】金属検出装置が設けられた自動包装装置を示す
正面図である。
【図5】図4に示された自動包装装置における包装材料
の移動状態を示す概略斜視図である。
【図6】本発明の自動包装装置の他の実施例の基本構造
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 検出部 10a 発信側部 10b 受信側部 10c 基部 11 第1受信コイル 12 第2受信コイル 13 発振コイル 14 被検出物用空間 20 コントロールボックス 21 励磁用発振器 22 アンプ 23 切換スイッチ 24 整流器 25 アンプ 26,26a 検出リレー 27,28 可変抵抗器 27a,28a 感度調整つまみ 29 切換スイッチ 30 電源ユニット 41 装置本体 42 包装材料 44 フィルムガイド 45 ホッパ 53 搬送部 61 第1包装袋体 61a 第1被包装物 62 第2包装袋体 63 第1包装装置(第1包装手段) 64 第2包装装置(第2包装手段) 65 第1搬送路 66 第2搬送路 67 共通搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 文夫 埼玉県入間市宮寺643−14 日本電測株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振コイルと、被検出物用空間を介して
    前記発振コイルに対向して配置され被検出物内に金属が
    含まれているか否かを検出する第1受信コイルと、前記
    被検出物用空間を介して前記発振コイルに対向して配置
    され前記被検出物内に所定の量の金属が含まれているか
    否かを検出する第2受信コイルと、前記第1受信コイル
    または前記第2受信コイルの一方の出力端を信号検出部
    に接続するよう切り換える切換手段とを有することを特
    徴とする金属検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1受信コイルは平衡型受信コイル
    であり、前記第2受信コイルは不平衡型受信コイルであ
    り、前記第1受信コイルと前記第2受信コイルとが封入
    された受信コイル収納部と、前記発振コイルが封入され
    た発振コイル収納部とを前記被検出物用空間を介して樹
    脂により一体に取り付けたことを特徴とする請求項1記
    載の金属検出装置。
  3. 【請求項3】 食品保存剤、調味料、食品あるいは医薬
    品等の被包装物を包装袋体内に充填する包装手段と、こ
    の包装手段により前記被包装物が充填された包装袋体を
    搬送する搬送手段と、前記包装袋体に対向して配置され
    る発振コイルと、前記包装袋体を介して前記発振コイル
    に対向して配置され前記包装袋体内に金属が含まれてい
    るか否かを検出する受信コイルとを有することを特徴と
    する自動包装装置。
  4. 【請求項4】 食品保存剤、調味料、食品あるいは医薬
    品等の被包装物を包装袋体内に充填する包装手段と、こ
    の包装手段により前記被包装物が充填された包装袋体を
    搬送する搬送手段と、前記包装袋体に対向して配置され
    る発振コイルと、前記包装袋体を介して前記発振コイル
    に対向して配置され前記包装袋体内に所定の量の金属が
    含まれているか否かを検出する受信コイルとを有するこ
    とを特徴とする自動包装装置。
  5. 【請求項5】 食品保存剤、調味料、食品あるいは医薬
    品等の被包装物を包装袋体内に充填する包装手段と、こ
    の包装手段により前記被包装物が充填された包装袋体を
    搬送する搬送手段と、前記包装袋体に対向して配置され
    る発振コイルと、前記包装袋体を介して前記発振コイル
    に対向して配置される平衡型受信コイルからなり前記包
    装袋体内に金属が含まれているか否かを検出する第1受
    信コイルと、この第1受信コイルに隣接しかつ前記発振
    コイルに対向して配置される不平衡型受信コイルからな
    り前記包装袋体内に所定の量の金属が含まれているか否
    かを検出する第2受信コイルとを有する自動包装装置。
  6. 【請求項6】 帯状となった包装材料を2つ折りするか
    あるいは2枚重ねた状態で所定の間隔毎にシールして相
    互に連なった多数の前記包装袋体を形成するようにした
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4および5記載の
    自動包装装置。
  7. 【請求項7】 金属を含まない食品等の第1被包装物を
    第1包装袋体内に充填する第1包装手段と、所定量の金
    属を含む食品保存剤等を有する第2包装袋体を前記第1
    包装袋体内に充填する第2包装手段と、前記第1包装手
    段により前記第1被包装物が充填された第1包装袋体を
    前記第2包装手段に共通搬送路を介して搬送する第1搬
    送路と、前記第2包装袋体が充填された前記第1包装袋
    体を前記共通搬送路を介して搬送する第2搬送路と、前
    記共通搬送路に前記第1包装袋体に対向して配置される
    発振コイルと、前記第1包装袋体を介して前記発振コイ
    ルに対向して配置される平衡型受信コイルからなり前記
    第1包装手段により充填された前記第1被包装物内に金
    属が含まれているか否かを検出する第1受信コイルと、
    この第1受信コイルに隣接しかつ前記発振コイルに対向
    して配置される不平衡型受信コイルからなり前記第1包
    装袋体内に充填された第2包装袋体内に所定の量の金属
    が含まれているか否かを検出する第2受信コイルとを有
    する自動包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11118765A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Ishida Co Ltd 金属検出機および金属検出システム
JP2005531783A (ja) * 2002-07-04 2005-10-20 イ.エンメ.ア.インドゥストリア マッキーネ アウトマティケ ソチエタ ペル アツィオニ 医薬品の特性をモニタするモニタ方法
JP2008212838A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Ueno Fine Chem Ind Ltd 酸素吸収剤
JP2010271176A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 酸素吸収剤の充填不良品検出方法

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