JPH0732457U - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JPH0732457U
JPH0732457U JP5960093U JP5960093U JPH0732457U JP H0732457 U JPH0732457 U JP H0732457U JP 5960093 U JP5960093 U JP 5960093U JP 5960093 U JP5960093 U JP 5960093U JP H0732457 U JPH0732457 U JP H0732457U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】除湿装置の周囲の外気温度が変化しても、被除
湿流体を安定して除湿することができ、外気温度が低い
場合にも被除湿流体を安定して除湿することのできる除
湿装置を提供する。 【構成】第1の温度センサD1 はファン10によりコン
デンサ9に送風される外気の温度を検出し、その検出信
号を送コントローラAに出力する。コントローラAは、
第1の温度センサD1 の検出信号に基づいて駆動温度設
定値及び停止温度設定値を決定する。また、第1の温度
センサD2 はコンデンサ9にて冷却された冷媒の温度を
検出し、その検出信号をコントローラAに出力する。そ
して、コントローラAは、コンデンサ9にて冷却された
冷媒の温度が駆動温度設定値以上になるとファン駆動モ
ータ11を駆動し、冷媒の温度が停止温度設定値以下に
なるとファン駆動モータ11を停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の除湿装置は圧縮機,凝縮器等からなる冷凍回路を備えており 、この冷凍回路により冷媒を冷却するようになっている。また、除湿装置は冷却 室を備え、冷却室には高温湿り空気を導入する導入管が配管されている。
【0003】 そして、高温湿り空気が外部から導入管を介して冷却室に供給されると、冷却 室内にて高温湿り空気が冷凍回路に接触し、高温湿り空気と冷媒との間で熱交換 が行われる。その結果、前記高温湿り空気は冷却乾燥空気となり再び外部に送り 出されるようになっている。
【0004】 また、除湿装置は冷凍回路の冷媒を冷却するための送風機を備え、この送風機 により除湿装置の周囲の外気を凝縮器に向けて送風するようになっている。この 送風機は冷凍回路中の冷媒温度を検知する温度検出手段、例えば温度センサの検 出結果に基づいて駆動される。即ち、冷却室に送られる冷媒の温度が高くなって 良好な熱交換を行えない場合には、温度検出手段の検出結果に基づいて送風機が 駆動し、冷凍回路中の冷媒が冷却される。一方、冷却室に送られる冷媒が十分に 冷却され良好な熱交換が行えるようになると、温度検知手段の検知結果に基づい て送風機は停止される。
【0005】 また、冷凍回路には凝縮器を迂回して冷媒を流通させる迂回流路が接続され、 迂回流路には圧力容量調整弁が設けられている。この圧力容量調整弁は、凝縮器 より下流側の冷凍回路内の圧力変動により迂回流路の連通遮断を行って、冷却室 における冷凍回路内の冷媒圧力を常時一定に保持するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、冷媒は、凝縮器に外気を送風することにより冷却されるため、 外気の温度により冷媒の冷却効率が変化する。即ち、外気温度が低い時には冷媒 が効率良く冷却され、外気温度が高いと冷媒はゆっくりと冷却される。従って、 外気温度の変化により凝縮器から送り出される冷媒の温度が変化し、冷却室にて 高温湿り空気を安定して除湿できないという問題点があった。
【0007】 また、電動モータでファンを回転させて送風を行う送風器の場合、電動モータ を停止してもファンはすぐに停止せず慣性により数十秒間回転される。 従って、外気温度が低いと、この慣性による数十秒間のファンの回転で冷媒が 更に冷却され、冷媒は過冷却された状態となる。凝縮器にて冷媒が過冷却されて 下流側に送り出されると、凝縮器より下流側の冷凍回路内の冷媒圧力が低下する 。すると、圧力容量調整弁が迂回流路を連通して冷却されていない冷媒が凝縮器 の下流側の冷凍回路に送り出される。このとき、冷凍回路内では、凝縮器にて冷 却された冷媒と、凝縮器を迂回した冷却されていない冷媒とが混ざり合い冷媒温 度が大きく変動する。従って、冷却室内にて冷媒と高温湿り空気との良好な熱交 換が得られず、高温湿り空気を安定して除湿できないという問題点があった。
【0008】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、除 湿装置の周囲の外気温度が変化しても、被除湿流体を安定して除湿することがで き、外気温度が低い場合にも被除湿流体を安定して除湿することのできる除湿装 置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の考案は、冷媒ガスを圧縮する圧縮 機、該圧縮機から送り出される圧縮冷媒ガスを冷却して液冷媒に凝縮する凝縮器 及び該凝縮器から送り出された液冷媒を蒸発させる熱交換器とをそれぞれ管路中 に設けた冷凍回路と、前記凝縮器に外気を送風する送風機とを備え、前記熱交換 器により被除湿流体を冷却して除湿する除湿装置において、前記送風機を駆動制 御する送風機駆動制御手段と、送風機により凝縮器に送風される外気の温度を検 出し、その温度に対応した検出信号を前記送風機駆動制御手段に出力する第1の 温度検出手段と、前記凝縮器にて冷却された冷媒の温度を検出し、その温度に対 応した検出信号を前記送風機駆動制御手段に出力する第2の温度検出手段とを設 け、前記送風機駆動制御手段は前記第1の温度検出手段の検出信号に基づいて、 その時の外気温度毎に送風機を駆動させる駆動冷媒温度と送風機を停止させる停 止冷媒温度を決定し、前記第2の温度検出手段の検出する冷媒温度が前記駆動冷 媒温度以上になったとき送風機を駆動させ、第2の温度検出手段の検出する冷媒 温度が前記停止冷媒温度以下になったとき送風機を停止させることをその要旨と する。
【0010】 請求項2記載の考案は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機、該圧縮機から送り出され る圧縮冷媒ガスを冷却して液冷媒に凝縮する凝縮器及び該凝縮器から送り出され た液冷媒を蒸発させる熱交換器とをそれぞれ管路中に設けた冷凍回路と、前記凝 縮器に外気を送風する送風機とを備え、前記熱交換器により被除湿流体を冷却し て除湿する除湿装置において、前記送風機により凝縮器に送風される外気の温度 を抵抗値として検出する第1のサーミスタと、前記凝縮器にて冷却された冷媒の 温度を抵抗値として検出する第2のサーミスタと、前記送風機を駆動制御する送 風機駆動制御手段とを設け、前記送風機駆動制御手段は、各抵抗値の和である合 成抵抗値を測定するとともに、被除湿流体を除湿不可能なときの合成抵抗値の値 である駆動抵抗値と、被除湿流体を除湿可能であるときの合成抵抗値の値である 停止抵抗値のデータを備え、合成抵抗値が駆動抵抗値以下になると前記送風機を 駆動し、合成抵抗値が停止抵抗値以上になると送風機を停止することをその要旨 とする。
【0011】
【作用】
従って、請求項1の考案では、冷媒ガスは圧縮機にて圧縮されて圧縮冷媒ガス となり凝縮器に送り出される。圧縮冷媒ガスは凝縮器にて冷却されて液冷媒とな り熱交換器に送り出される。熱交換器は被除湿流体を冷却することにより除湿し 、熱交換器の液冷媒は被除湿流体との熱交換により蒸発される。一方、第1の温 度検出手段は送風機により凝縮器に送風される外気の温度を検出し、その温度に 対応する検出信号を送風機駆動制御手段に出力する。送風機駆動制御手段は第1 の温度検出手段の検出信号に基づいて送風機を駆動させる駆動冷媒温度と送風機 を停止させる停止冷媒温度を決定する。また、第2の温度検出手段は凝縮機によ り冷却された冷媒の温度を検出し、その温度に対応した検出信号を送風機駆動制 御手段に出力する。そして、送風機駆動制御手段は、第2の温度検出手段の検出 する冷媒温度が駆動冷媒温度以上になったとき送風機を駆動させ、第2の温度検 出手段の検出する冷媒温度が停止冷媒温度以下になったとき送風機を停止させる 。
【0012】 請求項2の考案では、冷媒ガスは圧縮機にて圧縮されて圧縮冷媒ガスとなり凝 縮器に送り出される。圧縮冷媒ガスは凝縮器にて冷却されて液冷媒となり熱交換 器に送り出される。熱交換器は被除湿流体を冷却することにより除湿し、熱交換 器の液冷媒は被除湿流体との熱交換により蒸発される。一方、第1のサーミスタ は送風機により凝縮器に送風される外気の温度を抵抗値として検出し、第2の温 度検出手段は凝縮器により冷却された冷媒の温度を抵抗値として検出する。また 、送風機駆動制御手段は、第1及び第2のサーミスタの各抵抗値の和である合成 抵抗値を測定する。そして、送風機駆動制御手段は合成抵抗値が駆動抵抗値以下 になると送風機を駆動させ、合成抵抗値が停止抵抗値以上になると送風機を停止 させる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例) 以下、本考案を具体化した第1実施例を図1及び図2に従って説明する。
【0014】 図1に示すように、除湿装置1の内部は予冷・再熱室2,冷却室3にそれぞれ 仕切られている。 まず、冷却室3を冷却する冷凍回路Rの構成について説明すると、圧縮機とし てのコンプレッサ5にはコンプレッサ駆動モータ6が連結されており、コンプレ ッサ駆動モータ6は電源7に接続されている。そして、コンプレッサ駆動モータ 6の駆動によりコンプレッサ5が作動し、冷媒ガスの圧縮を行うようになってい る。
【0015】 コンプレッサ5の上流側には、アキュムレータ8が組付けられている。アキュ ムレータ8は液冷媒を一旦保持するものであり、液冷媒を前記コンプレッサ5に 供給しないようにし、冷媒ガスのみを供給するようになっている。
【0016】 コンプレッサ5の下流側には、凝縮器としてのコンデンサ9が接続され、コン デンサ9の近傍には、同コンデンサ9への送風機としてのファン10が設置され ている。ファン10にはファン駆動モータ11が連結されており、ファン駆動モ ータ11は、同モータ11を駆動制御するためのコントローラAを介して電源7 に接続されている。そして、ファン駆動モータ11によりファン10が作動する と、ファン10は除湿装置1の周囲の外気をコンデンサ9に送風し、コンプレッ サ5からコンデンサ9へ送り込まれた圧縮冷媒ガスを冷却するようになっている 。
【0017】 また、ファン10の近傍には第1の温度センサD1 が設置され、第1の温度セ ンサD1 は前記コントローラAの入力側に接続されている。そして、第1の温度 センサD1 は送風機によりコンデンサ9に送風される外気の温度を検出し、その 検出信号をコントローラAに出力するようになっている。
【0018】 コンデンサ9の下流側には、フィルタドライヤ12が組付けられている。この フィルタドライヤ12にはフィルタと乾燥剤とが内蔵されており、流路内の塵埃 ,水分等を除去するようになっている。また、コンデンサ9とフィルタドライヤ 12との間の管路表面には第2の温度センサD2 が付設され、第2の温度センサ D2 は前記コントローラAの入力側に接続されている。そして、第2の温度セン サD2 はコンデンサ9により冷却された冷媒の温度を検出し、その検出信号を前 記コントローラAの入力側に出力するようになっている。
【0019】 フィルタドライヤ12の下流側には、減圧作用をなすキャピラリチューブ13 が組付けられている。このキャピラリチューブ13内には図示しないオリフィス が形成され、このオリフィスを通過した液冷媒を減圧するようになっている。
【0020】 キャピラリチューブ13の下流側には、熱交換器としての冷凍通路14が接続 されており、同冷凍通路14は前記冷却室3内で蛇行するように形成されている 。前記冷凍通路14には多数のフィン14aが取付けられており、放熱効果が一 層高められている。前記冷凍通路14の下流側は前記アキュムレータ8に接続さ れている。
【0021】 これらのアキュムレータ8,コンプレッサ5,コンデンサ9,フィルタドライ ヤ12,キャピラリチューブ13,冷凍通路14によって、冷凍回路Rの主流路 R1 が形成されている。
【0022】 前記主流路R1 には、コンデンサ9,フィルタドライヤ12及びキャピラリチ ューブ13に対して並列関係を有する迂回流路R2 が接続されている。この迂回 流路R2 には圧力容量調整弁15が設けられており、この圧力容量調整弁15に より迂回流路R2 の連通遮断が行われるようになっている。なお、圧力容量調整 弁15はその下流側の圧力変動により迂回流路R2 の連通遮断を行って、下流側 の圧力、即ち、冷凍通路14内の圧力を常時一定に保持するものである。
【0023】 次に、外部コンプレッサ16から被除湿流体としての高温湿り空気を供給し、 冷却室3内にて冷却乾燥空気にした後、再び外部へ取り出す被除湿流体回路Sの 構成について説明する。
【0024】 外部コンプレッサ16にはエア供給通路17が接続されており、同エア供給通 路17は前記予冷・再熱室2内において予冷通路18に接続されている。この予 冷通路18は蛇行して形成されている。
【0025】 前記予冷通路18の下流側には、冷却室3内の冷却通路19が接続されている 。そして、この冷却通路19を通過する高温湿り空気と前記冷凍通路14とが接 触することにより熱交換が行われるようになっている。前記冷却室3はドレン出 口20を介して図示しないドレンに連通しており、冷却室3内の水分がドレン出 口20から排出されるようになっている。
【0026】 前記冷却通路19の下流側には、接続通路21を介して予冷・再熱器2内の再 熱通路22が接続されている。再熱通路22は前記予冷通路18に接するように 蛇行して形成されている。更に再熱通路22の下流側には、外部のエア取出通路 23が接続されている。
【0027】 これらのエア供給通路17,予冷通路18,冷却通路19,接続通路21,再 熱通路22,エア取出通路23により、被除湿流体回路Sが形成されている。 次に、前記ファン駆動モータ11を駆動制御するコントローラAについて説明 する。コントローラAは、第1の温度センサD1 の検出信号、即ち、ファン10 によりコンデンサ9に送風される外気の温度に基づいてファン駆動モータ11を 駆動及び停止する冷媒温度設定値を決定する。即ち、図2に示すように、外気温 度に対して一義的に決まる駆動温度設定値及び停止温度設定のデータを読み出す ようになっている。この外気温度に対する駆動温度設定値及び停止温度設定値の データは、予めコントローラAに内蔵されたメモリに記憶されている。
【0028】 また、コントローラAは、第2の温度センサD2 の検出信号、即ち、コンデン サ9を通過した冷媒の温度に基づいてファン駆動モータ11を駆動制御する。即 ち、コンデンサ9を通過した冷媒の温度が前記駆動温度設定値以上の場合、コン トローラAはファン駆動モータ11を駆動し冷媒を冷却する。また、コンデンサ 9を通過した冷媒の温度が前記停止温度設定値以下になると、コントローラAは ファン駆動モータ11を停止するようになっている。
【0029】 従って、図2に示すように、外気温度が低いときは、コンデンサ9に送風を行 うと効率良く冷媒が冷却されるため、駆動温度設定値及び停止温度温度設定値を 高い値にしている。また、外気温度が高いときは、コンデンサ9に送風を行って も冷媒が冷却されにくいため、駆動温度設定値及び停止温度設定値を低い値にし ている。
【0030】 次に、上記のように構成された除湿装置1の作用を説明する。 さて、外部コンプレッサ16が駆動され、エア供給通路17より高温湿り空気 が供給されると、予冷通路18,冷却通路19,接続通路21,再熱通路22を 介してエア取出通路23内へ前記高温湿り空気が供給される。
【0031】 次に、コンプレッサ駆動モータ6が駆動開始するとコンプレッサ5により冷凍 回路Rにおいて冷媒が循環する。即ち、低圧冷却冷媒ガスがコンプレッサ5によ り圧縮されて圧縮冷媒ガスになりコンデンサ9に送り出される。このとき、ファ ン10が除湿装置1の周囲の外気をコンデンサ9へ送風することにより、コンデ ンサ9を通過する圧縮冷媒ガスが冷却されて圧縮液冷媒となる。そして、圧縮液 冷媒はフィルタドライヤ12にて塵埃や水分が除去された後、キャピラリチュー ブ13にて減圧され低圧液冷媒になる。液冷媒は冷凍通路14を通過する際に、 冷却通路19を通過する高温湿り空気との間で熱交換がなされ、その結果、冷凍 通路14内の液冷媒は低圧高温冷媒となってアキュムレータ8に供給される。
【0032】 また、高温湿り空気は、熱交換によって冷却と除湿とが行われて冷却乾燥空気 となり、接続通路21を介して再熱通路22へ送られる。この再熱通路22は予 冷通路18と接しているため、この接した箇所においても熱交換が行われる。即 ち、再熱通路22内の冷却乾燥空気と予冷通路18の高温湿り空気との間で熱交 換が行われ、冷却乾燥空気は温められて乾燥空気となってエア取出通路23へ送 られるとともに、高温湿り空気は予冷される。
【0033】 一方、第1の温度センサD1 はファン10により送風される外気の温度を検出 し、その検出信号をコントローラAに出力する。コントローラAはその検出信号 に基づいて、そのときの外気温度に対するファン駆動モータ11を駆動及び停止 させる冷媒温度設定値を決定する。即ち、図2に示すように、外気温度に対して 一義的に決まる駆動温度設定値及び停止温度設定値のデータが、コントローラA に内蔵されたメモリから読み出され、その時の外気温度に対応した駆動温度設定 値及び停止温度設定値が決定される。
【0034】 そして、ファン10により送風される外気の温度が高いとき、例えば30℃の 場合、駆動温度設定値が40℃、停止温度設定値が35℃に設定される。即ち、 コンデンサ9を通過した冷媒の温度が40℃以上になると、コントローラAはフ ァン駆動モータ11を駆動し、コンデンサ9に外気を送風して冷媒を冷却する。 このとき、外気の温度は30℃と高いため冷媒の冷却効率は低くコンデンサ9を 通過する冷媒は緩やかに冷却される。そして、コンデンサ9を通過した冷媒の温 度が35℃以下になると、コントローラAはファン駆動モータ11を停止する。
【0035】 ファン10はファン駆動モータ11が停止してもすぐに停止せず、慣性により 数十秒間回転して送風が続けられる。このとき、外気温度とファン駆動モータ1 1が停止する冷媒温度が近い値であるため、慣性にてファン10が数十秒間回転 して送風が行われても、冷媒はその影響を受けることがない。従って、コンデン サ9を通過する冷媒の温度はほぼ35℃である。
【0036】 次に、ファン10により送風される外気の温度が低いとき、例えば10℃の場 合、駆動温度設定値が45℃、停止温度設定値が40℃に設定される。即ち、コ ンデンサ9を通過した冷媒の温度が45℃以上になると、コントローラAはファ ン駆動モータ11を駆動し、コンデンサ9に外気を送風して冷媒を冷却する。こ のとき、外気の温度は10℃と低いため冷却効率は高くコンデンサ9を通過する 冷媒は速やかに冷却される。そして、コンデンサ9を通過した冷媒の温度が40 ℃以下になると、コントローラAはファン駆動モータ11を停止する。
【0037】 ファン10はファン駆動モータ11が停止してもすぐに停止せず、慣性により 種十秒間回転して送風が続けられる。そして、外気温度とファン駆動モータ11 が停止する冷媒温度は離れた値であるため、慣性によりファン10が数十秒間回 転して送風が行われると冷媒は更に冷却される。しかし、ファン駆動モータ11 を停止する停止温度設定値を予め高い値としているため、このときの冷媒温度は 外気温度が30℃のときにコンデンサ9から送り出される冷媒の温度とほぼ同じ 温度、即ち、35℃となる。
【0038】 従って、外気温度が変化してもコンデンサ9から送り出される冷媒温度は常時 35℃となるため、冷却室において冷媒と高温湿り空気との間で安定した熱交換 が行われ、高温湿り空気は安定して除湿される。また、外気温度が低いときにフ ァン駆動モータ11の停止時において、ファン10が慣性により更に数十秒間回 転して送風を行っても、予め停止温度設定値を40℃と高い値に設定しているた め、冷媒が過冷却されることはない。
【0039】 以上詳述したように本実施例では、コンデンサ9に送風される外気の温度に基 づいて、そのときの外気温度に対するファン駆動モータ11を駆動及び停止させ るための冷媒温度設定値を決定した。そして、その冷媒温度設定値に基づいてフ ァン駆動モータ11を駆動制御するようにした。即ち、外気温度が低いときはコ ンデンサ9に送風を行うと効率良く冷媒が冷却されるため、駆動温度設定値及び 停止温度設定値を高い値にし、冷媒の温度が高いときにファン駆動モータを駆動 及び停止するようにした。また、外気温度が高いときはコンデンサ9に送風を行 っても冷媒が冷却されにくいため、駆動温度設定値及び停止温度設定値を低い値 にし、冷媒の温度が低いときにファン駆動モータ11を駆動及び停止した。
【0040】 従って、外気温度が変化してもコンデンサ9からは一定温度の冷媒を送り出す ことができる。その結果、冷却室3における冷媒と高温湿り空気との間の熱交換 が安定して行われるため、冷却室3に供給された高温湿り空気を安定して除湿す ることができる。
【0041】 また、本実施例では、外気温度が低いときは、ファン駆動モータ11を停止さ せる停止温度設定値を予め高い値とした。従って、ファン駆動モータ11の停止 時において、ファン10が慣性により数十秒間回転して余分に送風を行っても冷 媒を過冷却することがなく、コンデンサ9から送り出される冷媒の温度を適性に 保つことができる。その結果、冷凍通路14内の冷媒圧力が低下しにくいため、 圧力容量調整弁15の連通頻度が減少し、冷凍通路14内の冷媒温度を安定させ ることができる。
【0042】 (第2実施例) 次に、本考案を具体化した第2実施例を図3及び図4に従って説明する。尚、 第1実施例と同一部分及び同一構成については同一番号を付し、その詳細な説明 を省略する。
【0043】 図3に示すように、第1のサーミスタとしての外気温度検出サーミスタ24と 、第2のサーミスタとしての冷媒温度検出サーミスタ25は直列に接続され、各 サーミスタ24,25はコントローラAに接続されている。コントローラAは、 各サーミスタ24、25に微弱な電流、例えば本実施例では1mAを流すことが できるようになっている。そして、各サーミスタ24、25に電流が流れると、 外気温度検出サーミスタ24は外気温度に対応した抵抗値を示し、冷媒温度検出 サーミスタ25はコンデンサ9を通過した冷媒の温度に対応した抵抗値を示すよ うになっている。尚、各サーミスタ24,25の抵抗値は、外気温度及び冷媒温 度が高いほど小さい値となる。
【0044】 また、コントローラAは、外気温度検出サーミスタ24の抵抗値と冷媒温度検 出サーミスタ25の抵抗値との和である合成抵抗値Xを算出し、この合成抵抗値 Xに基づいてファン駆動モータ11を駆動制御するようになっている。即ち、図 4に示すように、外気温度と冷媒温度に基づいて合成抵抗値Xが決まり、コント ローラAは合成抵抗値Xが駆動抵抗値XS 以下となるとファン駆動モータ11を 駆動する。また、コントローラAは合成抵抗値Xが停止抵抗値XE 以上となると ファン駆動モータ11を停止するようになっている。尚、駆動抵抗値XS は高温 湿り空気を除湿不能なときの合成抵抗値Xの値であり、停止抵抗値XE は高温湿 り空気を除湿可能なときの合成抵抗値Xの値である。駆動抵抗値XS は停止抵抗 値XE より小さい値であり、各抵抗値XS ,XE の値は、予めコントローラAに 内蔵されたメモリに記憶されている。
【0045】 前記合成抵抗値Xは、外気温度とコンデンサ9を通過した冷媒の温度によって 決まるため、外気温度及びコンデンサ9を通過した冷媒の温度が変化すると合成 抵抗値Xも変化する。また、駆動抵抗値XS ,停止抵抗値XE は一定値であるた め、ファン駆動モータ11を駆動及び停止する冷媒温度は、外気温度の変化に基 づいて変化するようになっている。従って、外気温度に基づいてファン駆動モー タ11を駆動及び停止する冷媒温度が決定される。即ち、外気温度が高い場合に は、ファン駆動モータ11を駆動及び停止する駆動開始冷媒温度及び停止開始冷 媒温度が低く設定される。また、外気温度が低い場合には、ファン駆動モータ1 1を駆動及び停止する駆動開始冷媒温度及び停止開始冷媒温度が高く設定される 。
【0046】 以上詳述したように本実施例では、外気温度が高いときには冷媒が緩やかに冷 却されるため、駆動開始冷媒温度及び停止開始冷媒温度が低く設定され、冷媒の 温度が低いうちにファン駆動モータ11が駆動及び停止される。また、外気温度 が低いときには冷媒が速やかに冷却されるため、駆動開始冷媒温度及び停止開始 冷媒温度が高く設定され、冷媒の温度が高くなってからファン駆動モータ11が 駆動及び停止される。
【0047】 従って、外気温度が変化してもコンデンサ9からは一定温度の冷媒を送り出す ことができる。その結果、冷却室3内における冷媒と高温湿り空気との間の熱交 換が安定して行われるため、冷却室3に供給された高温湿り空気を安定して除湿 することができる。
【0048】 また、本実施例では、外気温度が低いときには、ファン駆動モータ11を停止 させる停止開始冷媒温度が高く設定される。従って、ファン駆動モータ11の停 止時において、ファン10が慣性により数十秒間回転して余分に送風を行っても 冷媒を過冷却することがなく、コンデンサ9から送り出される冷媒の温度を適性 に保つことができる。その結果、冷凍通路14内の冷媒圧力が低下しにくいため 、圧力容量調整弁15の連通頻度が減少し、冷凍通路14内の冷媒温度を安定さ せることができる。
【0049】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように変更 して具体化してもよい。 (1)第1実施例において、図5に示すように、コントローラAを内蔵するコ ントローラボックス26を略直方体に形成するとともに、その表面に第1の温度 センサD1 を付設してコントローラAに接続する。そして、第2の温度センサD 2 のセンサ用配線27をコントローラAに接続する。更に、コントローラAには 電源用接続端子28と、ファン駆動モータ用接続端子29を設け、このコントロ ーラAを除湿装置1に付設するようにしてもよい。この場合、制御系をコントロ ーラボックス26にまとめたため、コントローラボックス26を付設することに より制御系を容易に除湿装置1に設置することができる。また、この場合すでに 製造された除湿装置1にも容易に設置することが可能である。尚、第2実施例に おいて具体化してもよい。
【0050】 (2)第1実施例では、外気温度が10℃のとき駆動温度設定値を45℃,停 止温度設定値を40℃とし、外気温度が30℃のとき駆動温度設定値を40℃, 停止温度設定値を35℃としたが、本考案はこれに限定されない。即ち、外気温 度に対して一義的に決まる駆動温度設定値及び停止温度設定値を適宜変更しても よい。この場合、コントローラAのメモリに記憶された駆動温度設定値及び停止 温度設定値のデータを変更すればよい。
【0051】 また、第2実施例では、コントローラAのメモリに記憶された駆動抵抗値XS , 停止抵抗値XE の値を変更すれば、ファン駆動モータ11を駆動及び停止させ る駆動開始冷媒温度及び停止開始冷媒温度を変更することが可能となる。
【0052】 (3)第1実施例では第1の温度センサD1 をファン10の近傍に設置したが 、外気温度の変化が激しくない状態ならば、第1の温度センサD1 の設置位置を 適宜変更してもよい。また、コンデンサ9を通過した冷媒の温度が検出できる位 置ならば、第2の温度センサD2 の付設位置を適宜変更してもよい。尚、第2実 施例についても同様である。
【0053】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、除湿装置の周囲の外気温度が変化しても 、被除湿流体を安定して除湿することができ、外気温度が低い場合にも被除湿流 体を安定して除湿することのできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の除湿装置を示す構成図である。
【図2】外気温度に対して一義的に決まる駆動温度設定
値及び停止温度指令値のデータを示す説明図である。
【図3】第2実施例の除湿装置の電気的構成を示す構成
図である。
【図4】外気温度と冷媒温度に基づいて決まる合成抵抗
値Xを示す説明図である。
【図5】別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
5…圧縮機としてのコンプレッサ、9…凝縮器としての
コンデンサ、10,11…送風機としてのファン及びフ
ァン駆動モータ、14…熱交換器としての冷凍通路、2
4…第1のサーミスタとしての外気温度検出サーミス
タ、25…第2のサーミスタとしての冷媒温度検出サー
ミスタ、A…送風機駆動制御手段としてのコントロー
ラ、D1 …第1の温度検出手段としての第1の温度セン
サ、D2 …第2の温度検出手段としての第2の温度セン
サ、X…合成抵抗値、XS …駆動抵抗値、XE …停止抵
抗値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 11/02 102 D

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機(5)、該圧
    縮機(5)から送り出される圧縮冷媒ガスを冷却して液
    冷媒に凝縮する凝縮器(9)及び該凝縮器(9)から送
    り出された液冷媒を蒸発させる熱交換器(14)とをそ
    れぞれ管路中に設けた冷凍回路(R)と、前記凝縮器
    (9)に外気を送風する送風機(10,11)とを備
    え、前記熱交換器(14)により被除湿流体を冷却して
    除湿する除湿装置において、 前記送風機(10,11)を駆動制御する送風機駆動制
    御手段(A)と、 送風機(10,11)により凝縮器(9)に送風される
    外気の温度を検出し、その温度に対応した検出信号を前
    記送風機駆動制御手段(A)に出力する第1の温度検出
    手段(D1 )と、 前記凝縮器(9)にて冷却された冷媒の温度を検出し、
    その温度に対応した検出信号を前記送風機駆動制御手段
    (A)に出力する第2の温度検出手段(D2 )とを設
    け、 前記送風機駆動制御手段(A)は前記第1の温度検出手
    段(D1 )の検出信号に基づいて、その時の外気温度毎
    に送風機(10,11)を駆動させる駆動冷媒温度と送
    風機(10,11)を停止させる停止冷媒温度を決定
    し、前記第2の温度検出手段(D2 )の検出する冷媒温
    度が前記駆動冷媒温度以上になったとき送風機(10,
    11)を駆動させ、第2の温度検出手段(D2 )の検出
    する冷媒温度が前記停止冷媒温度以下になったとき送風
    機(10,11)を停止させるようにした除湿装置
  2. 【請求項2】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機(5)、該圧
    縮機(5)から送り出される圧縮冷媒ガスを冷却して液
    冷媒に凝縮する凝縮器(9)及び該凝縮器(9)から送
    り出された液冷媒を蒸発させる熱交換器(14)とをそ
    れぞれ管路中に設けた冷凍回路(R)と、前記凝縮器
    (9)に外気を送風する送風機(10,11)とを備
    え、前記熱交換器(14)により被除湿流体を冷却して
    除湿する除湿装置において、 前記送風機(10,11)により凝縮器(9)に送風さ
    れる外気の温度を抵抗値として検出する第1のサーミス
    タ(24)と、 前記凝縮器(9)にて冷却された冷媒の温度を抵抗値と
    して検出する第2のサーミスタ(25)と、 前記送風機(10,11)を駆動制御する送風機駆動制
    御手段(A)とを設け、 前記送風機駆動制御手段(A)は、前記各抵抗値の和で
    ある合成抵抗値(X)を測定するとともに、被除湿流体
    を除湿不可能なときの合成抵抗値(X)の値である駆動
    抵抗値(XS )と、被除湿流体を除湿可能であるときの
    合成抵抗値(X)の値である停止抵抗値(XE )のデー
    タを備え、合成抵抗値(X)が駆動抵抗値(XS )以下
    になると前記送風機(10,11)を駆動し、合成抵抗
    値(X)が停止抵抗値(XE )以上になると送風機(1
    0,11)を停止するようにした除湿装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220026082A1 (en) * 2019-05-31 2022-01-27 Rheem Manufacturing Company Sequential Hot Gas Reheat System In An Air Conditioning Unit

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135270U (ja) * 1979-03-16 1980-09-26
JPS5912269A (ja) * 1982-07-14 1984-01-21 三洋電機株式会社 冷凍装置

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