JPH07324421A - ユニット建物の屋根構造及び屋根構築方法 - Google Patents

ユニット建物の屋根構造及び屋根構築方法

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JPH07324421A
JPH07324421A JP6121129A JP12112994A JPH07324421A JP H07324421 A JPH07324421 A JP H07324421A JP 6121129 A JP6121129 A JP 6121129A JP 12112994 A JP12112994 A JP 12112994A JP H07324421 A JPH07324421 A JP H07324421A
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JP
Japan
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roof
unit
building
units
height adjusting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6121129A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Maeda
謙一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット建物を建築するにあたり、屋根構成
部品点数を多くすることなく、また特殊生産設備を必要
とすることなく、特殊形態の屋根をも低コストで構築可
能とすること。 【構成】 ユニット建物20の屋根構造において、建物
ユニット22の上に高さ調節フレーム24を設け、この
高さ調節フレーム24の上に屋根ユニット13Bを設け
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット建物の屋根構造
及び屋根構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の工業生産化方式として、特
開平1-146036号公報に記載の如く、複数種類の規格標準
化された建物ユニット及び屋根ユニットを工場で生産し
た後、これらの建物ユニット及び屋根ユニットを建築現
場に輸送し、複数の建物ユニットを隣接設置し、各建物
ユニットの上に屋根ユニットを載せてユニット建物を建
築するものがある。
【0003】また、従来のユニット建物において、上階
屋根から下階屋根に渡って連続する吹きおろし状の大屋
根を構築するものにおいても、特公平4-54016 号公報、
特開平3-217562号公報に記載の如く、上階建物ユニット
の上に屋根ユニットを載せて上階屋根を形成するととも
に、下階建物ユニットの上に屋根ユニットを載せて下階
屋根を形成し、それらの上階屋根と下階屋根とを吹きお
ろし状に連続化するものとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、各種ユニット建物を建築するにあたり、一般的形
態の屋根ばかりでなく、屋根高さが標準高さより高い屋
根、もしくは上述した大屋根(大屋根では、下階屋根を
構成する屋根ユニットの高さが上階屋根を構成する屋根
ユニットの高さより一般に高くなる)の如くの特殊形態
の屋根を構成しようとするとき、以下の如くの問題点が
ある。
【0005】一般的形態の屋根のための屋根ユニット
部品だけでなく、特殊形態の屋根のための屋根ユニット
部品を用意する必要があり、屋根構成部品点数が多大と
なる。
【0006】特殊形態の屋根のための屋根ユニットを
生産するための特殊生産設備が必要となる。 上記、により建物の生産コストが高くなる。
【0007】本発明は、ユニット建物を建築するにあた
り、屋根構成部品点数を多くすることなく、また特殊生
産設備を必要とすることなく、特殊形態の屋根をも低コ
ストで構築可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の建物ユニットを隣接設置し、各建物ユニット
の上に屋根ユニットを載せてなるユニット建物の屋根構
造において、建物ユニットの上に高さ調節材を設け、こ
の高さ調節材の上に屋根ユニットを設けてなるようにし
たものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを隣接設置し、各建物ユニットの上に屋根ユニッ
トを載せてなるユニット建物の屋根構築方法において、
屋根ユニットとして標準サイズ化されている屋根ユニッ
トを用い、建物ユニットの上に高さ調節材を設け、この
高さ調節材の上に上記標準サイズ化されている屋根ユニ
ットを設けてなるようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記ユニット建物の屋根が、
上階屋根から下階屋根に渡って連続する吹きおろし状の
大屋根であり、上階屋根は上階建物ユニットの上に前記
標準サイズ化されている屋根ユニットを直接設けて構築
され、下階屋根は下階建物ユニットの上に前記高さ調節
材を介して、前記標準サイズ化されている屋根ユニット
を設けて構築されるようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 建物ユニットの上に設けた高さ調節材の上に屋根ユニ
ットを載せることにより、屋根ユニットの上に直接的に
同一サイズの屋根ユニットを載せた場合に比して、屋根
高さの高い特殊屋根を構築できる。また、高さ調節材の
高さを変更することにより、同一サイズの屋根ユニット
を用いて各種高さの特殊屋根を構築できる。従って、屋
根ユニットとして同一サイズのものを用いながら、各種
形態の屋根を構築でき、屋根構成部品点数を多くするこ
となく、また特殊生産設備を必要とすることなく、特殊
形態の屋根をも低コストで構築できる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 上記の特殊形態の屋根を構築するにあたり、一般的
形態の屋根のための屋根ユニットとして標準化されてい
る屋根ユニットを用いることができる。これにより、一
般的形態の屋根を持つユニット建物においては、標準サ
イズ化された屋根ユニットのみを用いて当該屋根を構築
し、特殊形態の屋根を持つユニット建物においては、標
準サイズ化された屋根ユニットと高さ調節材とを用いて
当該屋根を構築するものとなる。従って、屋根ユニット
として標準サイズ化されたもののみを用いて、各種形態
の屋根を持つ各種ユニット建物を建築できる。
【0013】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 上階建物ユニットの上に標準サイズ化された屋根ユニ
ットを直接設けることにて上階屋根を形成するととも
に、下階建物ユニットの上に高さ調節材を介して標準サ
イズ化された屋根ユニットを設けることにて下階屋根を
形成することにより、上階屋根から下階屋根に渡って連
続する吹きおろし状の大屋根を構築できる。即ち、屋根
ユニットとして標準サイズ化されたもののみを用いて、
大屋根を持つユニット建物を建築できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す模式図、図
2は第1実施例のユニット建物を示す斜視図、図3は屋
根ユニットを示す模式図、図4は屋根ユニットの側トラ
スを示す模式図、図5は高さ調節フレームを示す模式
図、図6は本発明の第2実施例を示す模式図である。
【0015】(第1実施例)(図1〜図4) 図1(A)のユニット建物10は、一般的形態の屋根1
1を持つユニット建物であり、4個の建物ユニット12
を隣接配置し、各建物ユニット12の上に1個の屋根ユ
ニット13A、各2個の屋根ユニット13B、13Cを
載せたものである。このとき、屋根ユニット13A〜1
3Cは、それぞれ標準サイズ化されたものである。
【0016】これに対し、図1(B)、図2のユニット
建物20は、大屋根21を持つユニット建物であり、3
個の下階建物ユニット22を隣接配置するとともに、2
個の下階建物ユニット22の上に2個の上階建物ユニッ
ト23を隣接配置している。そして、2個の上階建物ユ
ニット23の上に、前記ユニット建物10で用いたと同
じ標準サイズ化されている、1個の屋根ユニット13A
と2個の屋根ユニット13Cを直接載せて上階屋根21
Aを構築した。また、1個の下階建物ユニット22の上
に、該下階建物ユニット22と同一平面サイズの高さ調
節フレーム24を設け、この高さ調節フレーム24の上
に、前記ユニット建物10で用いたと同じ標準サイズ化
されている、1個の屋根ユニット13Bを載せ、更にこ
の屋根ユニット13Bの軒先側に前述の同じく標準サイ
ズ化されている屋根ユニット13Cを接合して下階屋根
21Bを構築した。これにより、ユニット建物20にあ
っては、上階屋根21Aから下階屋根21Bに沿って連
続する吹きおろし状の大屋根21を構築したものであ
る。
【0017】尚、屋根ユニット13A〜13Cは工場で
組立生産されるものであり、例えば屋根ユニット13B
は以下の如くに組立てられる。即ち、屋根ユニット13
Bは、図3に示す如く、左右の側トラス31を備える。
このとき、側トラス31は図4に示す如く、各1本の上
梁31Aと下梁31B、3本の鉛直材31C〜31E、
2本の斜材31F、31Gの接合からなる。そして、屋
根ユニット13Bは、左右の側トラス31の間で相対す
る各鉛直材31C〜31Eの上端部間に各1本の継梁3
2、33、34を架け渡し、左右の側トラス31におけ
る各中央の鉛直材31Dの下端部と中央の継梁33の中
間部との間に各1本の斜材35A、35Bを架け渡して
構成される。
【0018】また、高さ調節フレーム24も工場で組立
生産されるものであり、図5に示す如く、4本の下梁2
4Aと、4本の短柱24Bと、4本の上梁24Cを箱状
に骨組接合して構成される。
【0019】以下、本実施例の作用について説明する。
上階建物ユニット23の上に標準サイズ化された屋根ユ
ニット13A、13Cを直接設けることにて上階屋根2
1Aを形成するとともに、下階建物ユニット22の上に
高さ調節フレーム24を介して標準サイズ化された屋根
ユニット13Bを設けることにて下階屋根21Bを形成
することにより、上階屋根21Aから下階屋根21Bに
沿って連続する吹きおろし状の大屋根21を構築でき
る。即ち、屋根ユニットとして標準サイズ化されたもの
(13A、13B、13C)のみを用いて、大屋根21
を持つユニット建物20を建築できる。
【0020】(第2実施例)(図6) 図6のユニット建物40は、屋根高さが標準高さ(前述
図1(A)のユニット建物10の屋根高さ)より高い屋
根を持つユニット建物である。このユニット建物40
は、4個の建物ユニット12を隣接配置し、各建物ユニ
ット12の上に前述図1(B)、図2のユニット建物2
0で用いたと同じ高さ調節フレーム24(高さ調節フレ
ーム24がユニット建物12と同一平面サイズをなす)
を設け、この高さ調節フレーム24の上に、前述ユニッ
ト建物10で用いたと同じ標準化されている、1個の屋
根ユニット13A、各2個の屋根ユニット13B、13
Cを載せたものである。これにより、ユニット建物40
にあっては、屋根ユニット13A〜13Cが形成する屋
根高さを高さ調節フレーム24の高さ分だけ高くし、小
屋裏スペースを大型化するものとなる。
【0021】以下、本実施例の作用について説明する。
建物ユニット12の上に設けた高さ調節フレーム24の
上に屋根ユニット13A〜13Cを載せることにより、
建物ユニット12の上に直接的に同一サイズの屋根ユニ
ット13A〜13Cを載せた場合に比して、屋根高さの
高い特殊屋根を構築できる。また、高さ調節フレーム2
4の高さを変更することにより、同一サイズの屋根ユニ
ット13A〜13Cを用いて各種高さの特殊屋根を構築
できる。
【0022】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の実
施において、標準サイズ化されて用いられる屋根ユニッ
トは上記実施例の屋根ユニット13A〜13Cに限らな
い。
【0023】また、本発明の実施において、高さ調節材
は梁−柱構成からなる高さ調節フレームの如きものに限
らず、壁面材等の面材を用いて箱状をなすもの等であっ
ても良い。
【0024】また、本発明は、鉄骨等の軸組式からなる
ユニット建物に限らず、壁式工法にて建築されるユニッ
ト建物においても同様に適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物を建築するにあたり、屋根構成部品点数を多くする
ことなく、また特殊生産設備を必要とすることなく、特
殊形態の屋根をも低コストで構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例を示す模式図であ
る。
【図2】図2は第1実施例のユニット建物を示す斜視図
である。
【図3】図3は屋根ユニットを示す模式図である。
【図4】図4は屋根ユニットの側トラスを示す模式図で
ある。
【図5】図5は高さ調節フレームを示す模式図である。
【図6】図6は本発明の第2実施例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10、20、40 ユニット建物 12、22、23 建物ユニット 13A、13B、13C 屋根ユニット 21 大屋根 21A 上階屋根 21B 下階屋根 24 高さ調節フレーム(高さ調節材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の建物ユニットを隣接設置し、各建
    物ユニットの上に屋根ユニットを載せてなるユニット建
    物の屋根構造において、 建物ユニットの上に高さ調節材を設け、この高さ調節材
    の上に屋根ユニットを設けてなることを特徴とするユニ
    ット建物の屋根構造。
  2. 【請求項2】 複数の建物ユニットを隣接設置し、各建
    物ユニットの上に屋根ユニットを載せてなるユニット建
    物の屋根構築方法において、 屋根ユニットとして標準サイズ化されている屋根ユニッ
    トを用い、 建物ユニットの上に高さ調節材を設け、この高さ調節材
    の上に上記標準サイズ化されている屋根ユニットを設け
    てなることを特徴とするユニット建物の屋根構築方法。
  3. 【請求項3】 前記ユニット建物の屋根が、上階屋根か
    ら下階屋根に渡って連続する吹きおろし状の大屋根であ
    り、 上階屋根は上階建物ユニットの上に前記標準サイズ化さ
    れている屋根ユニットを直接設けて構築され、 下階屋根は下階建物ユニットの上に前記高さ調節材を介
    して、前記標準サイズ化されている屋根ユニットを設け
    て構築される請求項2記載のユニット建物の屋根構築方
    法。
JP6121129A 1994-06-02 1994-06-02 ユニット建物の屋根構造及び屋根構築方法 Pending JPH07324421A (ja)

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