JPH11280156A - 建物ユニット及びユニット式建物 - Google Patents

建物ユニット及びユニット式建物

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JPH11280156A
JPH11280156A JP8385798A JP8385798A JPH11280156A JP H11280156 A JPH11280156 A JP H11280156A JP 8385798 A JP8385798 A JP 8385798A JP 8385798 A JP8385798 A JP 8385798A JP H11280156 A JPH11280156 A JP H11280156A
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JP
Japan
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building
unit
stud
building unit
floor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8385798A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tanaka
敦史 田中
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物のプラニング・バリエーションに対応可
能で、しかも階段を容易に設置できる建物ユニット及び
ユニット式建物を提供する。 【解決手段】 4本の柱19と、隣合う柱19の下端間に掛
け渡された床梁21A,21Bと、隣合う柱19の上端間に掛け
渡された天井梁22A,22Bとを有する建物ユニット13であ
って、隣合う一対の柱19間に間柱23が立設され、この間
柱23と、隣合う一方の柱19との間の天井梁が欠切した欠
切部分32を有している。そして、前記間柱23を有する側
面部に沿って階段部17A,17Bが組み込まれた2つの建物
ユニット13A,13Bを用意し、これらの建物ユニット13A,1
3Bを並設して、両建物ユニット13A,13Bに跨る階段17を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニット及び
ユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】近年、工場で建物の居室等を建物ユニット
として作製しておき、これらの建物ユニットを現場に輸
送し、基礎上に設置して建築するようにしたユニット式
建物が施工されている。前記建物ユニットは、柱、梁等
で箱形に組まれたユニットフレーム、このユニットフレ
ームに設けられた面材、外壁材、等を有して構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2階建て以上のユニッ
ト式建物においては、内部に下階から上階に上がるため
の階段が設けられている。従来、この階段の設置を容易
にするため、予め、階段の大部分を構成するユニット部
を建物ユニット内に組み込んでおき、現場では板状部を
前記ユニット部の上下に取り付けて階段を構成するよう
にしたユニット式建物の階段構造も提案されている(特
開平8-209876号公報)。上記階段構造によってもユニッ
ト式建物の階段が得られるが、建物のプラニング・バリ
エーションに対応可能で、しかも設置が容易な階段構造
が要望されている。
【0004】そこで、本発明は、建物のプラニング・バ
リエーションに対応可能で、しかも階段を容易に設置で
きる建物ユニット及びユニット式建物を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図面を参照して説明する
と、本発明の第1発明は、4本の柱19と、隣合う柱19の
下端間に掛け渡された床梁21A,21Bと、隣合う柱19の上
端間に掛け渡された天井梁22A,22Bとを有する建物ユニ
ット13であって、隣合う一対の柱19間に間柱23が立設さ
れ、この間柱23と、隣合う一方の柱19との間の天井梁が
欠切していることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、前記天井梁の欠切してい
る部分を利用して、例えば2つの建物ユニットに跨って
構成される階段を組み込むことができる。従って、階段
としてこのような構成も取り得るため、建物のプラニン
グ・バリエーションを広げることができるようになる。
【0007】本発明の第2発明は、4本の柱19と、隣合
う柱19の下端間に掛け渡された床梁21A,21Bと、隣合う
柱19の上端間に掛け渡された天井梁22A,22Bとを有する
建物ユニット13であって、隣合う一対の柱19間に間柱23
が立設され、この間柱23と、隣合う一方の柱19との間の
床梁が欠切していることを特徴とする。
【0008】本発明に係る建物ユニットを、間柱を有す
る側面部が同じ位置となるように第1発明の建物ユニッ
トの上に載置した場合、両建物ユニットの天井梁と床梁
の欠切した部分により形成されたスペースは、例えば階
段用スペースとして利用することができるようになる。
【0009】本発明の第3発明に係る建物ユニットは、
第1又は第2発明において、前記天井梁及び床梁は、そ
れぞれ長辺梁21A,22Aと短辺梁21B,22Bを有し、間柱23が
設けられた天井梁又は床梁は、短辺梁21B,22Bであるこ
とを特徴とする。本発明によれば、2つの建物ユニット
を前記間柱を有する側面部が対向するようにして水平に
配置したり、或いは前記間柱を有する側面部が同じ位置
となるように第1と第2の発明の建物ユニットを上下に
配置することにより形成されるスペースを種々の用途に
利用することができる。
【0010】本発明の第4発明に係る建物ユニットは、
第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記間柱23を有す
る側面部に沿って階段17の一部である階段部17A,17Bが
組み込まれていることを特徴とする。建物ユニットに階
段の一部である階段部を組み込んでおいて、このような
建物ユニットを複数個組み合わせることにより、複数の
建物ユニットに跨る階段構造を構成できる。
【0011】本発明の第5発明に係るユニット式建物
は、第4発明に係る複数の建物ユニット13A,13Bが組み
合わされて、各建物ユニット13A,13Bに組み込まれた階
段部17A,17Bによって階段17が構成されることを特徴と
する。例えば、2つの建物ユニットを前記間柱を有する
側面部が対向するようにして配置し、各建物ユニットに
組み込まれた階段部によって階段を構成する。本発明に
よれば、複数の建物ユニットに跨って階段が構成される
ようになっているため、階段を有するユニット式建物の
プラニング・バリエーションを広げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜5を参照して本発明の一実
施形態に係る建物ユニット13及びユニット式建物11を説
明する。図1に示すように、本実施形態のユニット式建
物11は、基礎12上に設置された6個の建物ユニット13よ
りなる1階部分14と、この1階部分14の上に載置された
6個の建物ユニット13よりなる2階部分15と、この2階
部分15上に設置された屋根16とを備えて構成されてい
る。
【0013】図2〜4に示すように、1階部分14から2
階部分15にかけて、長手方向に隣合う建物ユニット13間
に1階から2階に上がるためのく形の階段17が設けられ
ている。1階部分14の第1の建物ユニット13Aには、階
段17の略下半分となる階段部17Aが組み込まれ、これと
隣り合う第2の建物ユニット13Bには階段17の略上半分
となる階段部17Bが組み込まれている。また、第1及び
第2の建物ユニット13A,13Bの上に載置される2階部分1
5の第3及び第4の建物ユニット13C,13Dには、それぞれ
階段用スペース18が設けられている。
【0014】図5に示すように、前記第1の建物ユニッ
ト13Aのフレーム20は、4本の柱19と、隣合う柱19の下
端間に掛け渡された2本の長辺床梁21A及び2本の短辺
床梁21Bと、隣合う柱19の上端間に掛け渡された2本の
長辺天井梁22Aと、隣合う柱19の上端間に掛け渡された
1本の短辺天井梁22Bと、1本の短辺床梁21B上に立設さ
れた間柱23と、この間柱23と隣合う一方の柱19との間の
短寸天井梁22Cとを備えて構成されている。前記2本の
長辺床梁21A間には、複数の根太25が等間隔で掛け渡さ
れ、また前記2本の長辺天井梁22A間には、複数の小梁2
6が等間隔で掛け渡されている。
【0015】そして、図3、4に示すように、第1の建
物ユニット13Aの階段部17Aは、前記間柱23を有する側面
部に沿って組み込まれている。この階段部17Aは、上下
に配置された複数の段板27が蹴込板28を介して連結さ
れ、最上段として踊り場29を有し、側面側にささら桁31
が取り付けられたものである。この踊り場29は、フレー
ム20の短辺側側面の天井梁が欠切した部分32に臨む場所
に位置している。そして、この天井梁が欠切した部分32
の柱19と間柱23の間には、踊り場29より1段高い段板27
Aが設けられている。この段板27Aの下部の柱19と間柱23
の間には、十字に交差するようにしてブレース33が取り
付けられている。
【0016】建物ユニット13としては、このフレーム20
に床面材、天井面材、壁材等が張られているが、それら
の図示は省略する。一方、この第1の建物ユニット13A
に対して、間柱23を有する側面部が対向するようにして
配置された前記第2の建物ユニット13Bは、天井梁の欠
切部分32が対称の位置関係になっているものである。図
3に示すように、第2の建物ユニットの階段部17Bは、
前記間柱23を有する側面部に沿って組み込まれている。
【0017】この階段部17Bは、最下段としての踊り場2
9を有し、上段となる複数の段板27が設けられたもので
ある。この踊り場29は、フレーム20の短辺側側面の天井
梁が欠切した部分32に臨む場所に位置している。そし
て、この天井梁の欠切部分32の柱19と間柱23の間には、
踊り場29より1段低い段板27Bが設けられている。この
段板27Bの下部の柱19と間柱23の間には、十字に交差す
るようにしてブレース33が取り付けられている。
【0018】第1の建物ユニット13Aの上に載置される
第3の建物ユニット13Cのフレーム20は、第1の建物ユ
ニット13Aと同様に、柱19、長辺床梁21A、短辺床梁21
B、長辺天井梁22A、短辺天井梁22B、等を備えて構成さ
れているが、本建物ユニット13Cでは、間柱23が1本の
短辺天井梁22Bの下に設けられ、この間柱23と隣合う一
方の柱19との間に短寸床梁21Cが取り付けられている。
一方、この第3の建物ユニット13Cに対して、間柱23を
有する側面部が対向するようにして配置された前記第4
の建物ユニット13Dは、床梁の欠切部分32が対称の位置
関係になっているものである。
【0019】上記実施形態に係るユニット式建物11は、
次のようにして建てることができる。工場において、通
常の建物ユニット13と共に、前記第1〜第4の建物ユニ
ット13A〜13Dを作製する。即ち、第1と第2の建物ユニ
ット13A,13Bは、それぞれ前記階段部17A,17Bが一体に組
み込まれているものである。そして、これらの建物ユニ
ット13を現場に輸送し、1階部分14を造る際、前記第1
の建物ユニット13Aを設置すると共に、間柱23を有する
側面部同士が対向するようにして前記第2の建物ユニッ
ト13Bを設置する。第1と第2の建物ユニット13A,13Bに
おける間柱23と柱19の間に設けられた両段板27A,27B間
に隙間がある場合には、適当な連結部材を設ければよ
い。
【0020】また、2階部分15を造る際、第1の建物ユ
ニット13Aの上に前記第3の建物ユニット13Cを載置する
と共に、間柱23を有する側面部同士が対向するようにし
て第4の建物ユニット13Dを第2の建物ユニット13B上に
載置する。この後、2階部分15の上に屋根12を設けて本
実施形態のユニット式建物11を完成する。
【0021】本実施形態によれば、天井梁の欠切部分32
を有し、階段部17A,17Bが一体に組み込まれた第1と第
2の建物ユニット13A,13Bを並設して両建物ユニット13
A,13Bに跨る階段17を構成することにより、1つの建物
ユニットだけでは取り得ない階段構造を実現できるた
め、ユニット式建物11のプラニング・バリエーションを
広げることができる。1建物ユニット内の階段スペース
が小さくて済むため、特に小さなスケールのプランでは
有利である。
【0022】また、床梁の欠切部分32を有する構造の第
3と第4の建物ユニット13C,13Dを第1と第2の建物ユ
ニット13A,13B上に設置することにより、階段17に必要
な階段用スペース18を確保することができる。更に、第
1と第2の建物ユニット13A,13Bは、工場における建物
ユニットの作製の際、階段部17A,17Bが一体に組み込ま
れたものであるから、これらの建物ユニット13A,13Bを
設置すると同時に階段17を造ることができ、ユニット式
建物11の目的である現場作業の簡易化を実現できる。
【0023】なお、上記実施形態の場合、同じ階の2つ
の建物ユニット13A,13Bに跨るようにして階段17を構成
したが、同じ階の4つの建物ユニットに跨るようにして
階段を構成するようにしてもよい。この場合、4つの建
物ユニットの角部が突き合う部分を中心として階段が構
成されることになる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る建物ユニット及びユニット
式建物によれば、建物のプラニング・バリエーションに
対応可能で、しかも階段を容易に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物の斜
視図である。
【図2】同実施形態に係るユニット式建物の平断面図で
ある。
【図3】同実施形態に係るユニット式建物の分解側面図
である。
【図4】同実施形態に係るユニット式建物の分解要部斜
視図である。
【図5】同実施形態に係る建物ユニットのフレームの斜
視図である。
【符号の説明】
11 ユニット式建物 13,13A〜13D 建物ユニット 17 階段 17A,17B 階段部 19 柱 21A,21B,21C 床梁 22A,22B,22C 天井梁 23 間柱 32 欠切部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4本の柱と、隣合う柱の下端間に掛け渡
    された床梁と、隣合う柱の上端間に掛け渡された天井梁
    とを有する建物ユニットであって、 隣合う一対の柱間に間柱が立設され、この間柱と、隣合
    う一方の柱との間の天井梁が欠切していることを特徴と
    する建物ユニット。
  2. 【請求項2】 4本の柱と、隣合う柱の下端間に掛け渡
    された床梁と、隣合う柱の上端間に掛け渡された天井梁
    とを有する建物ユニットであって、 隣合う一対の柱間に間柱が立設され、この間柱と、隣合
    う一方の柱との間の床梁が欠切していることを特徴とす
    る建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の建物ユニットに
    おいて、 前記天井梁及び床梁は、それぞれ長辺梁と短辺梁を有
    し、間柱が設けられた天井梁又は床梁は、短辺梁である
    ことを特徴とする建物ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物ユ
    ニットにおいて、 前記間柱を有する側面部に沿って階段の一部である階段
    部が組み込まれていることを特徴とする建物ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の複数の建物ユニットが
    組み合わされて、各建物ユニットに組み込まれた階段部
    によって階段が構成されることを特徴とするユニット式
    建物。
JP8385798A 1998-03-30 1998-03-30 建物ユニット及びユニット式建物 Withdrawn JPH11280156A (ja)

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Effective date: 20050607