JPH073243Y2 - 浴槽用出湯具 - Google Patents

浴槽用出湯具

Info

Publication number
JPH073243Y2
JPH073243Y2 JP1989026357U JP2635789U JPH073243Y2 JP H073243 Y2 JPH073243 Y2 JP H073243Y2 JP 1989026357 U JP1989026357 U JP 1989026357U JP 2635789 U JP2635789 U JP 2635789U JP H073243 Y2 JPH073243 Y2 JP H073243Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
bathtub
passage
water supply
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989026357U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02116644U (ja
Inventor
年明 粟飯原
愈之 中川
修三 小野
Original Assignee
株式会社ハーマン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハーマン filed Critical 株式会社ハーマン
Priority to JP1989026357U priority Critical patent/JPH073243Y2/ja
Publication of JPH02116644U publication Critical patent/JPH02116644U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH073243Y2 publication Critical patent/JPH073243Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、給湯器から浴槽に湯を供給するために用い
る浴槽用出湯具に関する。
[従来の技術] 従来の浴槽用出湯具は、第8図に示すように、給湯器
(図示せず)に接続された給湯路1からの湯と、浴槽8
の水面にほぼ垂直で上向きの方向に向けられた吸込口2
から吸い込まれた吸込路3からの浴槽8と湯との混合湯
を吐出路4を経て吐出口5から浴槽8の底方向(ほぼ垂
直下向き)に吐出するように構成され、浴槽湯の吸い込
みと混合湯の吐出により浴槽8内の湯を循環流動させて
混合し湯温の均一化を図っている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記の従来の浴槽用出湯具においては、第9図
に示すように、出湯具20の吐出口5から下向きに吐出さ
れた湯は浴槽8の底面6、側面7に沿って流動し矢印A
で示すような流動循環を行い、水面付近は高温の湯が流
動する。その結果上向きに配置された吸込口2からは吐
出口5から吐出されて循環する比較的高温の湯が吸い込
まれるため混合湯の分散が不十分で浴槽内の温度は不均
一となる。その結果、高温湯を供給して浴槽内の湯温を
上昇させる、いわゆる追いだきの際に浴槽中央部が十分
に攪拌されず浴槽内の温度むらを生じて、入浴を不快に
するという問題があった。
この考案は上記のような問題点を解決し追いだき時に給
湯しつつ浴槽内を十分に攪拌して浴槽湯の温度を均一に
することができるとともに、湯温をも測定することがで
きる浴槽用出湯具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 給湯器から供給される湯を浴槽に給湯する給湯路と、 前記給湯路からの湯の流出により生じる吸引力により浴
槽の湯を吸い込む吸込路と、 前記給湯路と吸込路とから流れ込む混合湯を浴槽の水面
に対してほぼ垂直下方向に、かつ、流れ方向の軸心周り
に旋回させつつ吐出する吐出路と、 前記吸込路内にその感熱部が挿入配置された湯温測定用
の温度センサと を備え、かつ、 前記吸込路の吸込口を浴槽の水面にほぼ平行で、かつ、
出湯具が取り付けられる浴槽の側面と対向する側面の方
向に向けて配置したことを特徴としている。
[作用] この考案の浴槽用出湯具においては、給湯路からの湯と
吸込口からの湯の混合湯は吐出口から下向きに吐出され
た後、浴槽の底面及び側面に沿って流動し前述のように
水面近くを通る循環流を形成しようとするが、水面にほ
ぼ平行で、かつ、出湯具が設けられる浴槽の側面と対向
する側面の方向に向けて配設された吸込口は浴槽内中央
部の比較的温度の低い湯を吸い込んで浴槽中央部を流動
させ、ひいては浴槽全体の流動混合を促進して浴槽内の
湯温を均一化する。
また吸込路に挿入配設された温度センサは均一に混合さ
れた浴槽内の湯と吸込路内で接触して浴槽内の湯の均一
化された温度を正確に検出する。
[実施例] 以下この発明の実施例を図に基づいて説明する。
この考案にかかる浴槽用出湯具は、第1図、第2図、第
3図及び第4図に示すように、給湯器から供給される湯
を浴槽に給湯する給湯器1と、この給湯器1での湯の流
動により浴槽8内の湯を吸込口2から吸い込んでこれを
通過させる吸込路3と、前記給湯器1からの湯と前記吸
込路3からの湯の混合湯をほぼ垂直下方向に、かつ流れ
方向の軸心周りに旋回させつつ吐出口5から吐出させる
吐出路4を備えている。上記吸込口2は浴槽8の水面に
ほぼ平行で、かつ、出湯具20が取り付けられた浴槽8に
側面と対向する側面7の方向に向けて配設されている。
吸込路3の下流との接続部である吐出路4の上端部には
接線方向に複数の溝4aが形成されており、給湯器1から
供給された湯がこの溝4aから旋回しつつ吐出路4に流入
して旋回流となり、この旋回流が吸込路3に吸引力をも
たらす。第1図において給湯器1からの湯は図の裏から
表に向かう方向に供給され、その後下向きに方向を変
え、次いで左方向に流れ溝4aに達する。また給湯器1に
は浴槽8に注湯する際に大量の湯を速やかに供給できる
ように湯の圧力により開閉する湯張り弁9を設けてい
る。この湯張り弁9は湯圧の上昇によりばね10の押圧力
に打ち勝って弁体11を図の右側に押圧して開状態にして
大量の湯を速やかに供給できるようにするのものであ
り、湯圧が低いとき、すなわち、給湯量が少ないときに
はばね10の押圧力により弁体11が給湯器1の開口部に押
圧されて閉状態となる。尚20aは必要な通水孔が形成さ
れたカバーであり、入浴者が接触しないように出湯具20
を覆っている。
このように構成された浴槽用出湯具は第4図に示すよう
にパッキング12、支持部材13a、パッキング12を押圧す
る押圧板13bなどの装着部材を介して浴槽8の側面に取
り付けられる。そして、追いだきの際には吐出口5から
混合湯が下向きに吐出される一方、吸込口2は水平方向
(矢印X方向)から攪拌が不十分な浴槽内中央部の比較
的低温の湯を吸い込んで給湯路1からの高温湯と混合す
るとともに浴槽内の攪拌を促進し浴槽内全体の湯温を均
一化する。
なお、第1図〜第4図は、吸込路に温度センサの感熱部
を挿入配置していない状態の浴槽用出湯具の基本的な構
成を示しているが、本願の実用新案登録請求の範囲の請
求項1にかかる浴槽用出湯具は、さらに、第5図及び第
6図に示すように、湯温測定用の温度センサー(サーミ
スタ)14を吸込路3に挿入配置した浴槽用出湯具であ
る。なお、この実施例では、温度センサ14としてサーミ
スタを使用しているが、温度センサはこれに限られるも
のではなく、他の種類の温度センサを用いてもよい。サ
ーミスタ14は浴槽8の側面からパッキング12、押圧板13
bなどを貫通して挿入口3aから吸込路3に挿入されてい
る(第5図では図面の裏から表に向かう方向にサーミス
タ14が挿入されている)。このように温度センサ14を吸
込路3に設けることにより、平均的な湯温を安定して検
出することが可能になり沸き上がりを正確に判断するこ
とができる。また追いだきしたときに、吸込路3の温度
センサ14による湯温検出位置よりも浴槽8内の水位が下
にある場合には、給湯路1、吸込路3を形成する部材を
熱が伝わって温度センサ14が高温になるので、これを検
出することにより浴槽8内の水位が低く、高温湯を浴槽
8内に吐出することが危険な水位であることを検出する
ことができる。
なお、第7図は、この考案のさらに他の実施例を示す。
この実施例の浴槽用出湯具は、さらに、吐出口5より水
位の低い場合に吐出口5から高温湯が吐出して危険な状
態になったときに高温湯の吐出を停止するための、形状
記憶合金を感熱素子として用いる給湯停止弁を設けたも
のである。
第7図にその構成を示すように、給湯停止弁19は、出湯
具20の下部に吐出路3とほぼ平行に設けられたコ字状枠
体15、給湯器1内に配設されて給湯器1を開閉する弁体
16、前記枠体15の内側に配置され一端がコ字状の枠体15
の底辺に固定された形状記憶合金からなる感熱ばね17、
前記感熱ばね17と前記弁体16とを接続し感熱ばね17の動
作により弁体16を動作させる操作ロッド18と、給湯器1
内に設けられ常時は弁体16を押圧して弁体を開位置に保
持する保持ばね21とを備えている。上記感熱ばね17は、
この実施例では約70℃以上で収縮した状態になるように
形状を記憶させたものを用いた。
この実施例の出湯具においては、浴槽8内の水位が吐出
口5より下にあるときに、追いだき用に湯温を高温に設
定した状態で給湯を行った場合、高温湯が給湯停止弁19
の感熱ばね17に直接かかり感熱ばね17の温度が上昇す
る。そして、感熱ばね17の温度が形状を記憶する温度
(約70℃)以上になると、感熱ばね17は記憶していた形
状に復帰(収縮)しようとする復元力を生じ、その力が
弁体を保持する保持ばね21の力に打ち勝って弁体16を下
方向に引っ張って給湯器1内の凸部22に当接させて給湯
路1を閉鎖して給湯を停止する。一方、正常時(浴槽8
の水位が吐出口5より高い場合)の追いだきの際には吐
出口5より吐出される高温湯が周囲の低温の湯と速やか
に混合されるため、感熱ばね17の温度は70℃まで上昇し
ないので、給湯が停止されることなく安全に追いだきを
行うことができる。
上記実施例では形状記憶合金からなる感熱ばね17の記憶
形状に復元する温度を70℃に設定したが、望ましい操作
環境を達成するため任意の温度を選択することができ
る。また形状記憶合金を使用した上記給湯停止弁19の構
成についても上記の構成に限られるものではなく、例え
ば感熱ばね17を所定の温度で伸長させその復元力で弁体
16を動作させるように構成することもできる。
[考案の効果] この考案の浴槽用出湯具は、吸込口を浴槽の水面に平行
で、かつ、出湯具が取り付けられる浴槽の側面と対向す
る側面の方向に向けて配設しているので、浴槽内中央部
の比較的温度の低い湯を吸引し浴槽内全体の攪拌を促進
して湯温の均一化を達成することができるとともに、吸
込路に温度センサを挿入してより均一化された浴槽内の
湯温を測定するようにしているので、上記の効果に加え
てさらに、正確な湯温管理が可能になり沸き上がりを確
実に検出することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる浴槽用出湯具を示
す正面断面図、第2及び第3図はそれぞれII-II線及びI
II-III線による断面図、第4図はこの考案の実施例にか
かる浴槽用出湯具を浴槽に設置した状態を示す断面図、
第5図及び第6図は温度センサを吸込路に挿入配置した
状態の浴槽用出湯具を示す正面及び底面断面図、第7図
はこの考案のさらに他の実施例を示す正面断面図、第8
図は従来の浴槽用出湯具を示す断面図、第9図はその作
用を説明する図である。 1……給湯路、2……吸込口、3……吸込路、4……吐
出路、8……浴槽、14……温度センサ、16……弁体、17
……感熱ばね、18……操作ロッド、19……給湯停止弁、
20……出湯具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器から供給される湯を浴槽に給湯する
    給湯路と、 前記給湯路からの湯の流出により生じる吸引力により浴
    槽の湯を吸い込む吸込路と、 前記給湯路と吸込路とから流れ込む混合湯を浴槽の水面
    に対してほぼ垂直下方向に、かつ、流れ方向の軸心周り
    に旋回させつつ吐出する吐出路と、 前記吸込路内にその感熱部が挿入配置された湯温測定用
    の温度センサと を備え、かつ、 前記吸込路の吸込口を浴槽の水面にほぼ平行で、かつ、
    出湯具が取り付けられる浴槽の側面と対向する側面の方
    向に向けて配置した浴槽用出湯具。
JP1989026357U 1989-03-07 1989-03-07 浴槽用出湯具 Expired - Fee Related JPH073243Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989026357U JPH073243Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 浴槽用出湯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989026357U JPH073243Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 浴槽用出湯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02116644U JPH02116644U (ja) 1990-09-18
JPH073243Y2 true JPH073243Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31247905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989026357U Expired - Fee Related JPH073243Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 浴槽用出湯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073243Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283144U (ja) * 1985-11-11 1987-05-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02116644U (ja) 1990-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4138936A (en) Coffee brewing machine
EP1831602B1 (en) Boiler for use in a steam generating device
JPH073243Y2 (ja) 浴槽用出湯具
JP2000329407A (ja) 熱交換装置
US5892204A (en) Vacuum coffee maker
JP3097447B2 (ja) 調乳器
JPH0437584Y2 (ja)
CN215053618U (zh) 智能马桶盖用温水箱及包括此的智能马桶盖装置
JPS5956630A (ja) 沸騰検出装置
CN211408699U (zh) 能检测锅盖盖合情况的锅具
JP3145900B2 (ja) 風呂給湯ユニット
JPH0682175U (ja) 衛生洗浄装置の瞬間加熱式熱交換装置
JPH0728518Y2 (ja) 湯張り装置
JP2503010Y2 (ja) 貯湯式給湯機
JPS6231816Y2 (ja)
JP2929017B2 (ja) 風呂装置による浴槽への湯張り方法
JP2000297456A (ja) 衛生洗浄装置の瞬間加熱式熱交換装置
JPS5937139Y2 (ja) 電気ポット
JPS5849721Y2 (ja) フライヤ−等の加熱槽の空だき防止装置
US6546944B1 (en) Fluid siphon outlet sensor system
KR830000460Y1 (ko) 온수 탱크
JPS6340181Y2 (ja)
JPH068438Y2 (ja) 高温差し湯式の給湯器
JP2010119529A (ja) 洗浄装置
JPS6330888Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees