JPH07323554A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH07323554A JPH07323554A JP12007494A JP12007494A JPH07323554A JP H07323554 A JPH07323554 A JP H07323554A JP 12007494 A JP12007494 A JP 12007494A JP 12007494 A JP12007494 A JP 12007494A JP H07323554 A JPH07323554 A JP H07323554A
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- wiping blade
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17593—Supplying ink in a solid state
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
- B41J2/16535—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
- B41J2/16538—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions with brushes or wiper blades perpendicular to the nozzle plate
-
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- B41J2/16541—Means to remove deposits from wipers or scrapers
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱溶融インクを使用するインクジェット記録
装置の記録ヘッドを、簡単で小型の装置でクリーニング
する。 【構成】 記録ヘッド4のノズル面5をクリーニングす
るワイピングブレード10に温風発生装置12からの温
風を吹付け、これに付着したインクを下方のインク受け
13に落下させる。
装置の記録ヘッドを、簡単で小型の装置でクリーニング
する。 【構成】 記録ヘッド4のノズル面5をクリーニングす
るワイピングブレード10に温風発生装置12からの温
風を吹付け、これに付着したインクを下方のインク受け
13に落下させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融型インクを使用
し、インク吐出不良を防止するために記録ヘッドのノズ
ル面を拭うためのワイピングブレードを備えたインクジ
ェット記録装置の改良に関するものである。
し、インク吐出不良を防止するために記録ヘッドのノズ
ル面を拭うためのワイピングブレードを備えたインクジ
ェット記録装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のインク吐出孔からインク滴を記録
紙に吐出して記録を行なうインクジェット方式の記録装
置は、プリンタ,ファクシミリやワードプロセッサなど
の広範な用途がある。モノクロ印字の他に複数色のイン
クに対応した記録ヘッドを用いることによりカラー印字
も可能である。
紙に吐出して記録を行なうインクジェット方式の記録装
置は、プリンタ,ファクシミリやワードプロセッサなど
の広範な用途がある。モノクロ印字の他に複数色のイン
クに対応した記録ヘッドを用いることによりカラー印字
も可能である。
【0003】図5は、ノズル面5をクリーニングするた
めのワイピングブレード10を備えたインクジェット記
録装置の要部斜視図である。ガイドシャフト1に沿って
キャリッジ3が往復運動をし、キャリッジ3に搭載した
記録ヘッド4によってプラテンローラ8の前面を搬送さ
れる記録紙9に印字を行なう。記録ヘッド4の後部には
インクタンク7が設けられている。キャリッジ3は駆動
装置2により左右に移動される。インクタンク7には液
状のインクが充填されている。ワイピングブレード10
は、必要に応じて移動され記録ヘッド4のノズル面5に
当接してノズル面5に付着したインク滴やごみを除去す
る。また、キャップ16は非記録時に記録ヘッド4を密
封してヘッドを保護するとともに、記録ヘッド4の印字
不良時は、吸引ポンプに接続されている吸引チューブ1
7から吸引することにより、記録ヘッド内部のごみや気
泡をインクとともに引出して、記録ヘッド4の性能を回
復させる役割も担っている。11はワイピングブレード
支持体である。
めのワイピングブレード10を備えたインクジェット記
録装置の要部斜視図である。ガイドシャフト1に沿って
キャリッジ3が往復運動をし、キャリッジ3に搭載した
記録ヘッド4によってプラテンローラ8の前面を搬送さ
れる記録紙9に印字を行なう。記録ヘッド4の後部には
インクタンク7が設けられている。キャリッジ3は駆動
装置2により左右に移動される。インクタンク7には液
状のインクが充填されている。ワイピングブレード10
は、必要に応じて移動され記録ヘッド4のノズル面5に
当接してノズル面5に付着したインク滴やごみを除去す
る。また、キャップ16は非記録時に記録ヘッド4を密
封してヘッドを保護するとともに、記録ヘッド4の印字
不良時は、吸引ポンプに接続されている吸引チューブ1
7から吸引することにより、記録ヘッド内部のごみや気
泡をインクとともに引出して、記録ヘッド4の性能を回
復させる役割も担っている。11はワイピングブレード
支持体である。
【0004】ワイピングブレード10でノズル面5を拭
いたときに、ワイピングブレード10に付着するインク
滴は、重力方向に流動してワイピングブレード10上か
らなくなるか、蒸発してしまうため、次の拭き取り動作
のときも同様に拭き取り動作が可能である。このとき、
蒸発したインク滴に含まれていた色素などの溶質は体積
が非常に小さいため、拭き取り動作には影響を及ぼさな
い。
いたときに、ワイピングブレード10に付着するインク
滴は、重力方向に流動してワイピングブレード10上か
らなくなるか、蒸発してしまうため、次の拭き取り動作
のときも同様に拭き取り動作が可能である。このとき、
蒸発したインク滴に含まれていた色素などの溶質は体積
が非常に小さいため、拭き取り動作には影響を及ぼさな
い。
【0005】このようなクリーニング装置の一例が特開
平3−158243「インクジェット記録装置」に開示
されている。これは、液状のインクを加熱して気泡を生
じさせ、該気泡の圧力によって吐出孔からインク滴を吐
出飛翔させる方式である。そして、インク吐出孔をクリ
ーニングするためにゴム性のワイピングブレードを用い
る。ゴムは低温のとき硬くなるので、このゴムを加熱し
て温度を一定に保ち、ゴムの弾性を一定に保とうとする
ものである。このゴムのワイピングブレードを加熱する
ことにより、ワイピングブレードに付着したインクの乾
燥を促進させ、拭き取り機能の低下を防ぐことが提案さ
れている。
平3−158243「インクジェット記録装置」に開示
されている。これは、液状のインクを加熱して気泡を生
じさせ、該気泡の圧力によって吐出孔からインク滴を吐
出飛翔させる方式である。そして、インク吐出孔をクリ
ーニングするためにゴム性のワイピングブレードを用い
る。ゴムは低温のとき硬くなるので、このゴムを加熱し
て温度を一定に保ち、ゴムの弾性を一定に保とうとする
ものである。このゴムのワイピングブレードを加熱する
ことにより、ワイピングブレードに付着したインクの乾
燥を促進させ、拭き取り機能の低下を防ぐことが提案さ
れている。
【0006】この加熱温度は、たとえば、25℃〜45
℃,好ましくは約30〜40℃程度に設定することが述
べられている。
℃,好ましくは約30〜40℃程度に設定することが述
べられている。
【0007】ところで、前記のような構成のワイピング
ブレードを熱溶融型のインクを使用したインクジェット
記録装置に採用することは困難であった。前述の気泡の
圧力によりインクを吐出させるインクジェットヘッドに
使用されるインクは、本来水,アルコール等の常温で液
体であり、かつ、蒸発しやすい溶媒を使用したものでな
ければならなかった。ゴムの弾性を一定にするような温
度では、熱溶融インクは溶融せず、また、熱溶融インク
を溶融するために加熱温度を上げると、ゴムブレードの
弾性が不適当になり、かつ、寿命に悪影響を及ぼす。ま
た、熱溶融型インクは蒸発しないため、単にワイピング
ブレードを加熱するだけではその上に付着してインクが
ワイピングブレードの下方に落下し、落下した高温のイ
ンクによりプリンタを損傷する危険があった。
ブレードを熱溶融型のインクを使用したインクジェット
記録装置に採用することは困難であった。前述の気泡の
圧力によりインクを吐出させるインクジェットヘッドに
使用されるインクは、本来水,アルコール等の常温で液
体であり、かつ、蒸発しやすい溶媒を使用したものでな
ければならなかった。ゴムの弾性を一定にするような温
度では、熱溶融インクは溶融せず、また、熱溶融インク
を溶融するために加熱温度を上げると、ゴムブレードの
弾性が不適当になり、かつ、寿命に悪影響を及ぼす。ま
た、熱溶融型インクは蒸発しないため、単にワイピング
ブレードを加熱するだけではその上に付着してインクが
ワイピングブレードの下方に落下し、落下した高温のイ
ンクによりプリンタを損傷する危険があった。
【0008】液状のインクを使用した印字は、速乾性に
乏しいため印字が滲みやすいという問題点があった。常
温では固相状態にある熱溶融型のインクは、記録ヘッド
のノズルから吐出したインク滴が紙面上ですぐに固まる
ため、インクの滲みが少なく印字品位が向上する特徴が
ある。熱溶融型インクを使用した記録ヘッドの印字不良
の際のヘッドクリーニング機構として、たとえば、特開
平5−42677が挙げられる。
乏しいため印字が滲みやすいという問題点があった。常
温では固相状態にある熱溶融型のインクは、記録ヘッド
のノズルから吐出したインク滴が紙面上ですぐに固まる
ため、インクの滲みが少なく印字品位が向上する特徴が
ある。熱溶融型インクを使用した記録ヘッドの印字不良
の際のヘッドクリーニング機構として、たとえば、特開
平5−42677が挙げられる。
【0009】図6は特開平5−42677の要部斜視図
である。インクジェットヘッド4と、インクタンク7
と、インクタンクの適宜の場所に取付けられた図示され
ていないヒータがキャリッジ3に搭載されており、イン
クタンク7の内部には熱溶融型の固体インクが充填され
ている。キャリッジ3は、プラテンローラ3に平行なガ
イドシャフト1に摺動自在に取付けられ、キャリッジ3
の駆動装置2により、記録紙9に対面して平行移動して
印字を行なうようになっている。印字領域の右方にヘッ
ドクリーニング装置30が設けられている。このヘッド
クリーニング装置30は、ロール状に巻かれたクリーニ
ング用紙31を移動させながら記録ヘッドに押し当てる
ことにより、記録ヘッド表面に付着したインクを拭き取
ることによって記録ヘッド4をクリーニングしている。
この発明では、さらに、クリーニング用紙31を加熱し
てインクを紙にしみ込みやすくしてクリーニングの効率
向上を図っている。
である。インクジェットヘッド4と、インクタンク7
と、インクタンクの適宜の場所に取付けられた図示され
ていないヒータがキャリッジ3に搭載されており、イン
クタンク7の内部には熱溶融型の固体インクが充填され
ている。キャリッジ3は、プラテンローラ3に平行なガ
イドシャフト1に摺動自在に取付けられ、キャリッジ3
の駆動装置2により、記録紙9に対面して平行移動して
印字を行なうようになっている。印字領域の右方にヘッ
ドクリーニング装置30が設けられている。このヘッド
クリーニング装置30は、ロール状に巻かれたクリーニ
ング用紙31を移動させながら記録ヘッドに押し当てる
ことにより、記録ヘッド表面に付着したインクを拭き取
ることによって記録ヘッド4をクリーニングしている。
この発明では、さらに、クリーニング用紙31を加熱し
てインクを紙にしみ込みやすくしてクリーニングの効率
向上を図っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7(a),(b)
は、それぞれ熱溶融型インクを使用したインクジェット
記録装置のワイピングブレードによる記録ヘッドクリー
ニング装置の問題点の説明図である。図7(a)に示す
ように、記録ヘッド4は図の矢印の方向に移動する。ワ
イピングブレード10は加熱手段41により加熱するこ
とができ、ワイピングブレード10の先端で記録ヘッド
4の表面のノズル面5に付着したインクを拭き取る。
は、それぞれ熱溶融型インクを使用したインクジェット
記録装置のワイピングブレードによる記録ヘッドクリー
ニング装置の問題点の説明図である。図7(a)に示す
ように、記録ヘッド4は図の矢印の方向に移動する。ワ
イピングブレード10は加熱手段41により加熱するこ
とができ、ワイピングブレード10の先端で記録ヘッド
4の表面のノズル面5に付着したインクを拭き取る。
【0011】図7(b)に示したように、ノズル面5に
付着したインクは、まず、ワイピングブレート10の側
面に拭き取られる。加熱温度が低いときまたは加熱しな
いときは、拭き取られたインクは、ワイピングブレード
10の側面に付着しインク膜42となる。したがって、
次のクリーニングのとき、この付着したインクによって
ノズル面5が汚されてしまい、かえって吐出不良を招く
おそれがある。また、ワイピングブレード10表面のイ
ンク膜がノズル面5と接触したとき、ノズル面5に大き
な力が加わってノズル面を傷つけるおそれがある。
付着したインクは、まず、ワイピングブレート10の側
面に拭き取られる。加熱温度が低いときまたは加熱しな
いときは、拭き取られたインクは、ワイピングブレード
10の側面に付着しインク膜42となる。したがって、
次のクリーニングのとき、この付着したインクによって
ノズル面5が汚されてしまい、かえって吐出不良を招く
おそれがある。また、ワイピングブレード10表面のイ
ンク膜がノズル面5と接触したとき、ノズル面5に大き
な力が加わってノズル面を傷つけるおそれがある。
【0012】また、インクが常に流動するように、ワイ
ピングブレードの加熱温度を高くすると、インクがワイ
ピングブレード側面にインク膜を形成することはない
が、ワイピングブレード10に付着したインクがワイピ
ングブレード下方に落下し、落下した高温のインクでプ
リンタを損傷する危険がある。さらに、加熱して熱溶融
型インクを液状にするだけでは、ワイピングブレード上
に一部のインク滴が付着したまま残ってしまい、次のワ
イピング動作でそのインクによってノズル面を汚してし
まうおそれがあった。
ピングブレードの加熱温度を高くすると、インクがワイ
ピングブレード側面にインク膜を形成することはない
が、ワイピングブレード10に付着したインクがワイピ
ングブレード下方に落下し、落下した高温のインクでプ
リンタを損傷する危険がある。さらに、加熱して熱溶融
型インクを液状にするだけでは、ワイピングブレード上
に一部のインク滴が付着したまま残ってしまい、次のワ
イピング動作でそのインクによってノズル面を汚してし
まうおそれがあった。
【0013】また、特開平5−42677に示されるよ
うなクリーニング装置を使用すれば、上記に示した問題
点は避けられるが、大型のクリーニング装置になるた
め、小型化,軽量化の妨げになり、また、クリーニング
用紙を補充しなくてはならず、プリンタのメンテナンス
が複雑になり、ランニングコストの上昇につながる。
うなクリーニング装置を使用すれば、上記に示した問題
点は避けられるが、大型のクリーニング装置になるた
め、小型化,軽量化の妨げになり、また、クリーニング
用紙を補充しなくてはならず、プリンタのメンテナンス
が複雑になり、ランニングコストの上昇につながる。
【0014】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、熱溶融型インクジェット記録装
置において、ワイピングブレードにより記録ヘッドのノ
ズル面のクリーニングを行なうとき、ワイピングブレー
ドを熱溶融インクの融点以上に加熱することによりワイ
ピングブレード上のインクが固まることを防止して、小
型のワイピングブレードでノズル面をクリーニングする
ものである。
になされたものであり、熱溶融型インクジェット記録装
置において、ワイピングブレードにより記録ヘッドのノ
ズル面のクリーニングを行なうとき、ワイピングブレー
ドを熱溶融インクの融点以上に加熱することによりワイ
ピングブレード上のインクが固まることを防止して、小
型のワイピングブレードでノズル面をクリーニングする
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置では、熱溶融インクを吐出する吐出孔を設けた
記録ヘッドと、記録ヘッドの吐出孔を拭い記録ヘッドの
ノズル面を清掃するためのワイピングブレードと、ワイ
ピングブレードを熱溶融インクの融点以上の温風で加熱
する手段とを備えた。
記録装置では、熱溶融インクを吐出する吐出孔を設けた
記録ヘッドと、記録ヘッドの吐出孔を拭い記録ヘッドの
ノズル面を清掃するためのワイピングブレードと、ワイ
ピングブレードを熱溶融インクの融点以上の温風で加熱
する手段とを備えた。
【0016】さらにワイピングブレードの上から下方へ
温風を吹付ける手段を備えた。また、ワイピングブレー
ドから流れ落ちるインクを回収する手段を設けた。
温風を吹付ける手段を備えた。また、ワイピングブレー
ドから流れ落ちるインクを回収する手段を設けた。
【0017】なお、温風で加熱する手段とともにワイピ
ングブレード内部にも発熱体を設けた。
ングブレード内部にも発熱体を設けた。
【0018】
【作用】本発明は以上のような構成であるから、ワイピ
ングブレードを熱溶融インクの融点以上の温度の温風で
加熱し、ワイピングブレード上に付着したインクの固着
を防ぎ、これにより、熱溶融型インクを使用したインク
ジェットプリンタにおいて、ワイピングブレードの性能
を維持し、良好なノズル面のクリーニングを行なうこと
が可能になる。
ングブレードを熱溶融インクの融点以上の温度の温風で
加熱し、ワイピングブレード上に付着したインクの固着
を防ぎ、これにより、熱溶融型インクを使用したインク
ジェットプリンタにおいて、ワイピングブレードの性能
を維持し、良好なノズル面のクリーニングを行なうこと
が可能になる。
【0019】また、ワイピングブレードのインクを回収
する手段によって、高温の熱溶融インクによる損傷から
プリンタを保護することができる。
する手段によって、高温の熱溶融インクによる損傷から
プリンタを保護することができる。
【0020】さらに、ワイピングブレード内部からもワ
イピングブレードを加熱する手段を加えることにより、
ワイピングブレード上のインクを速やかに除去すること
ができる。
イピングブレードを加熱する手段を加えることにより、
ワイピングブレード上のインクを速やかに除去すること
ができる。
【0021】
【実施例】図1(a),(b)は、それぞれ本発明の一
実施例の要部斜視図と、記録ヘッドおよびインクタンク
の斜視図である。ガイドシャフト1に沿ってキャリッジ
3が往復運動を行なう。キャリッジ3にはインクタンク
7およびインクタンク7と接続されている記録ヘッド4
が搭載されている。インクタンク7には熱溶融インクが
充填されている。記録ヘッド4のノズル面5はプラテン
ローラ8に対向するように取付けられている。ノズル面
5には複数の吐出孔6が設けられている。ガイドシャフ
ト1と平行にプラテンローラ8が配置されている。プラ
テンローラ8の左方にはワイピングブレード支持体11
が設けられ、耐熱性の弾力のある材料たとえばシリコン
ゴムで形成されたワイピングブレード10がワイピング
ブレード支持体11に取付けられている。ワイピングブ
レード支持体11の後方には温風発生装置12が設置さ
れており、温風発生装置12によりワイピングブレード
支持体11を通ってワイピングブレード10に温風が送
られる。ワイピングブレード10の下方にはインク受け
13が設けられている。インク受け13は後述の廃イン
ク流路14を通じて、廃インク溜15に連通している。
ワイピングブレード10の左方にはキャップ16があ
る。インクジェットを使用しないとき、キャップ16は
記録ヘッド4がキャップ16に対向する位置にきたと
き、キャップ16を記録ヘッド4の方向に移動させ、記
録ヘッド4を密封する。キャップ16にはインク吸引パ
イプ17が接続されている。ノズル面5を拭き取る必要
が生じた場合には、キャリッジ3をガイドシャフト1に
沿ってワイピングブレード10の左方に移動させ、ワイ
ピングブレード10をキャリッジ3の方向に移動して、
ワイピングブレード10がノズル面5に接触できる位置
まで移動する。その後キャリッジ3を右方に移動させて
ノズル面5と接触させノズル面5上のインクを拭き取
る。拭き取ったインクはワイピングブレード10上で温
風により加熱されるため、液状のまま下方に流れ、イン
ク受け13に回収される。
実施例の要部斜視図と、記録ヘッドおよびインクタンク
の斜視図である。ガイドシャフト1に沿ってキャリッジ
3が往復運動を行なう。キャリッジ3にはインクタンク
7およびインクタンク7と接続されている記録ヘッド4
が搭載されている。インクタンク7には熱溶融インクが
充填されている。記録ヘッド4のノズル面5はプラテン
ローラ8に対向するように取付けられている。ノズル面
5には複数の吐出孔6が設けられている。ガイドシャフ
ト1と平行にプラテンローラ8が配置されている。プラ
テンローラ8の左方にはワイピングブレード支持体11
が設けられ、耐熱性の弾力のある材料たとえばシリコン
ゴムで形成されたワイピングブレード10がワイピング
ブレード支持体11に取付けられている。ワイピングブ
レード支持体11の後方には温風発生装置12が設置さ
れており、温風発生装置12によりワイピングブレード
支持体11を通ってワイピングブレード10に温風が送
られる。ワイピングブレード10の下方にはインク受け
13が設けられている。インク受け13は後述の廃イン
ク流路14を通じて、廃インク溜15に連通している。
ワイピングブレード10の左方にはキャップ16があ
る。インクジェットを使用しないとき、キャップ16は
記録ヘッド4がキャップ16に対向する位置にきたと
き、キャップ16を記録ヘッド4の方向に移動させ、記
録ヘッド4を密封する。キャップ16にはインク吸引パ
イプ17が接続されている。ノズル面5を拭き取る必要
が生じた場合には、キャリッジ3をガイドシャフト1に
沿ってワイピングブレード10の左方に移動させ、ワイ
ピングブレード10をキャリッジ3の方向に移動して、
ワイピングブレード10がノズル面5に接触できる位置
まで移動する。その後キャリッジ3を右方に移動させて
ノズル面5と接触させノズル面5上のインクを拭き取
る。拭き取ったインクはワイピングブレード10上で温
風により加熱されるため、液状のまま下方に流れ、イン
ク受け13に回収される。
【0022】図2(a),(b)は、それぞれ、ワイピ
ングブレード付近の斜視図および断面図である。ワイピ
ングブレード支持体11に連通する温風発生装置12に
より、ワイピングブレード支持体11内部に設けられた
温風流路18を通って、ワイピングブレード10の上方
の温風吹出口19より温風が吹出し、ワイピングブレー
ド10の両側面にあたってワイピングブレード10を熱
溶融インクの融点以上に加熱する。温風発生装置12の
空気取入口20には空気吸入ファン21が設けられてお
り、空気吸入ファン21によって取入れられた空気はフ
ィルタ22を通過して、加熱室23に導入される。加熱
室23にはヒータ線24が取付けられており、ヒータ線
24で温められた空気が、温風流路18に送られる。ヒ
ータ線24は適宜の制御手段により空気を所定の温度に
加熱する。この場合温風吹出口19をワイピングブレー
ド支持体11の上方に位置させ、温風吹出口19近傍に
偏向板25,26を取付けることにより、温風がワイピ
ングブレード10に沿って上から下に流れるようにす
る。この結果、ワイピングブレード10上のインクは下
方に流れるようになり、ワイピングブレード10の上の
インクは速やかに除去される。
ングブレード付近の斜視図および断面図である。ワイピ
ングブレード支持体11に連通する温風発生装置12に
より、ワイピングブレード支持体11内部に設けられた
温風流路18を通って、ワイピングブレード10の上方
の温風吹出口19より温風が吹出し、ワイピングブレー
ド10の両側面にあたってワイピングブレード10を熱
溶融インクの融点以上に加熱する。温風発生装置12の
空気取入口20には空気吸入ファン21が設けられてお
り、空気吸入ファン21によって取入れられた空気はフ
ィルタ22を通過して、加熱室23に導入される。加熱
室23にはヒータ線24が取付けられており、ヒータ線
24で温められた空気が、温風流路18に送られる。ヒ
ータ線24は適宜の制御手段により空気を所定の温度に
加熱する。この場合温風吹出口19をワイピングブレー
ド支持体11の上方に位置させ、温風吹出口19近傍に
偏向板25,26を取付けることにより、温風がワイピ
ングブレード10に沿って上から下に流れるようにす
る。この結果、ワイピングブレード10上のインクは下
方に流れるようになり、ワイピングブレード10の上の
インクは速やかに除去される。
【0023】ワイピングブレード10上に付着したイン
クは、重力によりワイピングブレード下方の後述のイン
ク受け13に流れようとするが、温風を上から下に吹付
けることにより、インクの流れを促進することができる
ため、速やかにインクをワイピングブレード10上から
除去することができる。
クは、重力によりワイピングブレード下方の後述のイン
ク受け13に流れようとするが、温風を上から下に吹付
けることにより、インクの流れを促進することができる
ため、速やかにインクをワイピングブレード10上から
除去することができる。
【0024】もし、温風が上下方向でない場合、インク
は重力と温風から受ける力との合力方向に移動すること
になるが、その方向によっては、ワイピングブレード上
から飛び出したインクがワイピングブレード近傍の部品
を汚損する可能性がある。ワイピングブレードに付着す
るインク滴の大きさは、正確には一定でないので、イン
ク滴が温風から受ける力は変化し、重力と温風から受け
る力との合力方向が変化するため、合力方向を予測しイ
ンク受けを設定することは難しい。したがって、温風の
方向を重力方向とほぼ一致するように温風をほぼ上から
下に吹付け、ワイピングブレードの下方にインク受けを
設けることが合理的である。
は重力と温風から受ける力との合力方向に移動すること
になるが、その方向によっては、ワイピングブレード上
から飛び出したインクがワイピングブレード近傍の部品
を汚損する可能性がある。ワイピングブレードに付着す
るインク滴の大きさは、正確には一定でないので、イン
ク滴が温風から受ける力は変化し、重力と温風から受け
る力との合力方向が変化するため、合力方向を予測しイ
ンク受けを設定することは難しい。したがって、温風の
方向を重力方向とほぼ一致するように温風をほぼ上から
下に吹付け、ワイピングブレードの下方にインク受けを
設けることが合理的である。
【0025】温風を上から下に吹出すためには、温風吹
出口19がワイピングブレードの上方にあることが好ま
しく、特に、図2に示すように温風吹出口19が下向き
に開口していることが望ましい。また、この実施例で
は、変更板25および26を設けて、温風ができるだけ
ワイピングブレード10の表面に沿って流れるようにし
ている。
出口19がワイピングブレードの上方にあることが好ま
しく、特に、図2に示すように温風吹出口19が下向き
に開口していることが望ましい。また、この実施例で
は、変更板25および26を設けて、温風ができるだけ
ワイピングブレード10の表面に沿って流れるようにし
ている。
【0026】図1および図2では、温風発生装置12を
ワイピングブレードの水平方向に設けてあるが、プリン
タの設計によっては、温風発生装置12をワイピングブ
レード10の上方に取付けることもできる。
ワイピングブレードの水平方向に設けてあるが、プリン
タの設計によっては、温風発生装置12をワイピングブ
レード10の上方に取付けることもできる。
【0027】図3(a),(b)は、それぞれ、ワイピ
ングブレードとインク受けの付近の斜視図および断面図
である。ワイピングブレード10の下方にはインク受け
13が設けられてある。ワイピングブレード10の表面
のインクは、加熱され液体の状態にあるので重力方向に
移動し、インク受け13に落下し回収される。温風によ
り落下は促進される。インク受け13と廃インクタンク
15を連通する廃インク流路14を設ける。インク受け
13の底部と廃インク流路14にはヒータ27が設置さ
れており、インク受け13に落下したインクは途中で固
まることなく、速やかに廃インクタンク15に移動す
る。インク受け13に落下したインクは、ヒータ27で
加熱されるから液状の状態を維持し廃インク流路14を
通って廃インクタンク15に移動する。
ングブレードとインク受けの付近の斜視図および断面図
である。ワイピングブレード10の下方にはインク受け
13が設けられてある。ワイピングブレード10の表面
のインクは、加熱され液体の状態にあるので重力方向に
移動し、インク受け13に落下し回収される。温風によ
り落下は促進される。インク受け13と廃インクタンク
15を連通する廃インク流路14を設ける。インク受け
13の底部と廃インク流路14にはヒータ27が設置さ
れており、インク受け13に落下したインクは途中で固
まることなく、速やかに廃インクタンク15に移動す
る。インク受け13に落下したインクは、ヒータ27で
加熱されるから液状の状態を維持し廃インク流路14を
通って廃インクタンク15に移動する。
【0028】図4(a),(b)は、それぞれ、ワイピ
ングブレード10の一実施例の横断面図および縦断面図
である。ワイピングブレード支持体11にはワイピング
ブレード10が支持されており、ワイピングブレード支
持体11の内部には温風をワイピングブレード10の両
側の表面に吹付けるための温風流路18が設けられてい
る。ワイピングブレード10の表面を覆うワイピングブ
レードカバー10aはノズル面を損傷しない中空の材料
で形成されており、その内部にはたとえばアルミニウム
製の熱伝導性部材28が充填されている。アルミニウム
の他に、ワイピングブレードカバー10aの材料よりも
熱伝導率が大きいものならば使用可能である。熱伝導性
部材28内部には絶縁材29に被覆されたヒータ線30
が埋設されている。ヒータ線30の端子31から電流を
流すと、ヒータ線30が発熱し、その熱が熱伝導性部材
28、ワイピングブレードカバー10aに順次伝導して
ワイピングブレード10全体を加熱する。ワイピングブ
レード10の表面のインクは外からは温風で、内側から
はヒータによって加熱されるため、熱溶融型インクは高
温の液体の状態を保ったまま、ワイピングブレード10
より落下し速やかに除去される。
ングブレード10の一実施例の横断面図および縦断面図
である。ワイピングブレード支持体11にはワイピング
ブレード10が支持されており、ワイピングブレード支
持体11の内部には温風をワイピングブレード10の両
側の表面に吹付けるための温風流路18が設けられてい
る。ワイピングブレード10の表面を覆うワイピングブ
レードカバー10aはノズル面を損傷しない中空の材料
で形成されており、その内部にはたとえばアルミニウム
製の熱伝導性部材28が充填されている。アルミニウム
の他に、ワイピングブレードカバー10aの材料よりも
熱伝導率が大きいものならば使用可能である。熱伝導性
部材28内部には絶縁材29に被覆されたヒータ線30
が埋設されている。ヒータ線30の端子31から電流を
流すと、ヒータ線30が発熱し、その熱が熱伝導性部材
28、ワイピングブレードカバー10aに順次伝導して
ワイピングブレード10全体を加熱する。ワイピングブ
レード10の表面のインクは外からは温風で、内側から
はヒータによって加熱されるため、熱溶融型インクは高
温の液体の状態を保ったまま、ワイピングブレード10
より落下し速やかに除去される。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録ヘッ
ドをノズル面に付着した液滴や異物の除去を行なうワイ
ピングブレードを備えた熱溶融型インクジェット記録装
置において、ワイピングブレードに温風を送ることによ
り、ワイピングブレード上のインクを加熱して、液体の
状態を保つことにより、確実にワイピングブレード上の
インクを落とし、ワイピングブレードの性能を保つこと
により、ノズル面を確実に清浄にすることができる。さ
らに、ワイピングブレードに対して上から下に温風を送
ることにより、ワイピングブレード上のインクを速やか
に除去する効果を高めることができる。また、落下する
インクを回収する手段を設けることにより、プリンタ本
体を高温のインクによる損傷から守ることができる。さ
らに、インク回収手段を加熱することにより、インクを
固まらせずに廃インクタンクに導くことができるため、
廃インクの処理が簡単になる。したがって、従来の熱溶
融型インクジェット記録装置に見られたように、大型
で、インク吸収用の紙などの消耗品を必要とする装置が
いらないため、省スペース、低ランニングコスト化が図
れる。
ドをノズル面に付着した液滴や異物の除去を行なうワイ
ピングブレードを備えた熱溶融型インクジェット記録装
置において、ワイピングブレードに温風を送ることによ
り、ワイピングブレード上のインクを加熱して、液体の
状態を保つことにより、確実にワイピングブレード上の
インクを落とし、ワイピングブレードの性能を保つこと
により、ノズル面を確実に清浄にすることができる。さ
らに、ワイピングブレードに対して上から下に温風を送
ることにより、ワイピングブレード上のインクを速やか
に除去する効果を高めることができる。また、落下する
インクを回収する手段を設けることにより、プリンタ本
体を高温のインクによる損傷から守ることができる。さ
らに、インク回収手段を加熱することにより、インクを
固まらせずに廃インクタンクに導くことができるため、
廃インクの処理が簡単になる。したがって、従来の熱溶
融型インクジェット記録装置に見られたように、大型
で、インク吸収用の紙などの消耗品を必要とする装置が
いらないため、省スペース、低ランニングコスト化が図
れる。
【0030】また、ワイピングブレード内部に加熱手段
を設けることで、ワイピングブレードを急速に加熱する
ことにより、電源投入からワイピング可能になる時間を
短縮することができる。このときワイピングブレード内
部に金属などの熱伝導性のよい部材を用いることによ
り、この効果はさらに増大する。
を設けることで、ワイピングブレードを急速に加熱する
ことにより、電源投入からワイピング可能になる時間を
短縮することができる。このときワイピングブレード内
部に金属などの熱伝導性のよい部材を用いることによ
り、この効果はさらに増大する。
【図1】(a)および(b)は、それぞれ本発明の一実
施例の要部斜視図および記録ヘッドおよびインクタンク
の斜視図である。
施例の要部斜視図および記録ヘッドおよびインクタンク
の斜視図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ、本発明のワ
イピングブレード周辺の斜視図および断面図である。
イピングブレード周辺の斜視図および断面図である。
【図3】(a)および(b)は、それぞれ、本発明のイ
ンク受け周辺の斜視図および断面図である。
ンク受け周辺の斜視図および断面図である。
【図4】本発明によるワイピングブレードの一実施例の
横断面図および縦断面図である。
横断面図および縦断面図である。
【図5】従来の一例の要部斜視図である。
【図6】従来の他の例の要部斜視図である。
【図7】(a)および(b)は、それぞれ、従来の技術
の問題点の説明図である。
の問題点の説明図である。
1 ガイドシャフト 2 駆動装置 3 キャリッジ 4 記録ヘッド 5 ノズル面 6 吐出孔 7 インクタンク 8 プラテンローラ 9 記録紙 10 ワイピングブレード 11 ワイピングブレード支持体 12 温風発生装置 13 インク受け 15 廃インクタンク 16 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 教博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 久保田 浩司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 金山 義雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 熱溶融インクを吐出する吐出孔を設けた
ノズル面を有する記録ヘッドと、記録ヘッドの吐出孔を
拭い記録ヘッドのノズル面を清掃するためのワイピング
ブレードと、ワイピングブレードを熱溶融インクの融点
以上の温風で加熱する手段を有することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項2】 温風発生手段の温風吹出口をワイピング
ブレードの上部に設け、さらに吹出口近傍に温風をブレ
ード下方に案内する部材を設けた請求項1記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項3】 ワイピングブレード下部に設けたワイピ
ングブレードから落下するインクを回収する手段と、こ
れと連通する廃インクタンクと、その連通経路を加熱す
る手段を設けた請求項1記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項4】 熱溶融インクを吐出する吐出孔を設けた
ノズル面を有する記録ヘッドと、記録ヘッドの吐出孔を
拭い記録ヘッドのノズル面を清掃するための内部に発熱
体を設けたワイピングブレードを備え、ワイピングブレ
ード内部の発熱体は熱伝導性部材で被覆され、前記熱伝
導性部材を弾性体で被覆していることを特徴とするイン
クジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12007494A JPH07323554A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12007494A JPH07323554A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07323554A true JPH07323554A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14777262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12007494A Withdrawn JPH07323554A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07323554A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1005128C2 (nl) * | 1997-01-30 | 1998-08-03 | Oce Tech Bv | Inkjet systeem. |
NL1022595C2 (nl) * | 2003-02-05 | 2004-08-06 | Oce Tech Bv | Reinigingsinrichting voor de printkop van een printer. |
KR100459804B1 (ko) * | 1996-11-13 | 2005-02-28 | 휴렛-팩커드 컴퍼니(델라웨어주법인) | 잉크젯프린터 |
JP2005254463A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2010083132A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-04-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、泡塗布装置 |
WO2011162109A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | メンテナンス装置 |
US8398205B2 (en) | 2010-06-25 | 2013-03-19 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Wiping device for inkjet printers |
JPWO2017002857A1 (ja) * | 2015-07-01 | 2018-04-19 | 積水化学工業株式会社 | インクジェットヘッドのクリーニング装置及びインクジェット印刷装置 |
CN116399162A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-07-07 | 河南新飞电器集团有限公司 | 一种冷藏车用独立式冷藏冷冻制冷机组 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP12007494A patent/JPH07323554A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100459804B1 (ko) * | 1996-11-13 | 2005-02-28 | 휴렛-팩커드 컴퍼니(델라웨어주법인) | 잉크젯프린터 |
EP0861731A1 (en) * | 1997-01-30 | 1998-09-02 | Océ-Nederland B.V. | Ink jet system |
NL1005128C2 (nl) * | 1997-01-30 | 1998-08-03 | Oce Tech Bv | Inkjet systeem. |
US7347528B2 (en) | 2003-02-05 | 2008-03-25 | Oce-Technologies B.V. | Cleaning device for the printhead of a printer |
EP1445104A1 (en) * | 2003-02-05 | 2004-08-11 | Océ-Technologies B.V. | A cleaning device for the printhead of a printer |
NL1022595C2 (nl) * | 2003-02-05 | 2004-08-06 | Oce Tech Bv | Reinigingsinrichting voor de printkop van een printer. |
JP2005254463A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2010083132A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-04-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、泡塗布装置 |
WO2011162109A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | メンテナンス装置 |
US8398205B2 (en) | 2010-06-25 | 2013-03-19 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Wiping device for inkjet printers |
JPWO2017002857A1 (ja) * | 2015-07-01 | 2018-04-19 | 積水化学工業株式会社 | インクジェットヘッドのクリーニング装置及びインクジェット印刷装置 |
CN116399162A (zh) * | 2023-06-08 | 2023-07-07 | 河南新飞电器集团有限公司 | 一种冷藏车用独立式冷藏冷冻制冷机组 |
CN116399162B (zh) * | 2023-06-08 | 2023-08-15 | 河南新飞电器集团有限公司 | 一种冷藏车用独立式冷藏冷冻制冷机组 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |