JPH07323518A - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機

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JPH07323518A
JPH07323518A JP11847094A JP11847094A JPH07323518A JP H07323518 A JPH07323518 A JP H07323518A JP 11847094 A JP11847094 A JP 11847094A JP 11847094 A JP11847094 A JP 11847094A JP H07323518 A JPH07323518 A JP H07323518A
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switch
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Yoshiteru Okamoto
好輝 岡本
Jun Asai
順 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーン印刷機の段取替え作業時に安全扉
を開けても駆動源への電源の供給を停止しないようにし
てスクリーン印刷機の稼動率を上げること。 【構成】 段取替え作業を行なう場合、作業者は安全扉
を開ける前に作動ボタン58を押圧しリレー70を作動
させリレー接点71を閉成させる。そのため、作業者が
安全扉を開け扉開閉スイッチ66が開成されても、電源
75の駆動回路80への供給は保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン板上の塗布
剤をスクリーン板を介してスキージの移動によりプリン
ト基板に塗布するスクリーン印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種スクリーン印刷機は、本出願人が
先に出願した特開平4−257292号公報に開示され
たものがある。これは、作業者が手作業でスクリーン板
のクリーニングを行う際に安全扉を開けて清掃作業を行
う場合に、安全扉を開けても可動部の駆動源であるモー
タへの電源の供給が停止されないようにクリーニング用
スイッチを設けておき、該クリーニング用スイッチが作
動している間は電源の供給を遮断しないようにして、例
えば作業者が可動部に接触してもその位置を保持させる
ようにして、スクリーン板の清掃が終了した後、各モー
タを原点位置に復帰させてから印刷動作を始動させると
いった手間を解消し、スクリーン印刷機の稼動率の低下
を防止している。
【0003】しかし、近年電子部品は小型化し、リード
付き電子部品等は電極及び電極間が細密化する傾向があ
り、それに伴いスクリーン板の印刷パターン孔としての
開口も小型、精密化すると共に多品種となり、各品種に
応じて例えばスキージの角度やスキージ交換やスクリー
ン枠交換等の印刷条件を種々変更する必要性がでてき
た。
【0004】このような段取替えを作業者が手作業で行
う場合には、安全扉を開けることになり、その度に各可
動部のモータへの電源が遮断されてしまい、前述したよ
うに作業者が停止している可動部に接触した場合にその
位置を保持しようとせず簡単に動いてしまい、CPUが
記憶している位置よりモータの回動位置がかわってしま
う。サーボモータの場合であっても非通電となるとエン
コーダ回路が働かないため位置がわからなくなる。
【0005】このため、運転再開時には各モータを原点
位置に復帰させてから印刷動作を始動させなければなら
ず手間がかかり、スクリーン印刷機の稼動率を下げてし
まうという欠点が生じてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、スク
リーン印刷機の段取替え作業時に安全扉を開けても駆動
源への電源の供給を停止しないようにしてスクリーン印
刷機の稼動率を上げることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、スク
リーン板上の塗布剤をスクリーン板を介してスキージの
移動によりプリント基板に塗布するスクリーン印刷機に
おいて、前記印刷機における可動部を作業者より遮蔽可
能な安全扉と、該安全扉が閉められている場合に作動し
て前記可動部の駆動源に電源を供給可能とする扉スイッ
チと、前記安全扉を開けて各種段取作業を行なう前に作
動させる段取替え開始用スイッチと、前記扉スイッチま
たは段取替え開始用スイッチのどちらかが作動状態にあ
る場合に前記可動部の駆動源に電源を供給可能とする電
源供給回路とを設けたものである。
【0008】
【作用】段取替え作業を行なう場合、作業者は安全扉を
開ける前に段取替え開始用スイッチを作動させる。する
と、段取替え開始用スイッチの作動により、作業者が安
全扉を開け扉スイッチが作動状態でなくなっても、電源
供給回路は可動部の駆動源に電源を供給し続ける。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図3に示す1はスクリーン印刷機で、前面には表
示装置としてのCRT2画面を含む操作部3と後述する
認識カメラ49による撮像結果を表示するCRT62が
配置されている。4は生産運転中の運転状態や異常停止
したことを点灯したり、点滅したり、消灯することによ
り作業者に知らせる表示灯である。65は当該印刷機1
における可動部を作業者から遮蔽可能な安全扉で、運転
中は閉じられている。66は該安全扉65の開閉を検出
する扉開閉スイッチである。
【0010】図2は印刷機1内部を示す図で、7は図示
しない上流側装置から搬送されてくるプリント基板8
(図5、図6参照)を載置台9まで供給する供給コンベ
アで、該載置台9に前記基板8が図示しない吸着機構に
より吸着された状態で載置される。10は前記載置台9
を保持するX−Y−θテーブルで、図4に示すようにX
テーブル11、Yテーブル12及びθテーブル13から
構成されている。
【0011】Xテーブル11は基台15(図2参照)に
設けられた一対のXガイドレール16に沿ってXモータ
17の駆動によるXネジ軸18の回動によりXナット体
19を介してX方向に移動する。Xガイドレール16は
載置台9により基板8を載置する位置決めステーション
から後述する印刷ステーションまでの範囲をX−Y−θ
テーブル10が移動可能に設けられている。
【0012】Yテーブル12はYモータ21(図1参
照)の駆動によるYネジ軸22の回動によりYナット体
23を介してXテーブル11上に設けられた一対のYガ
イドレール24に沿ってY方向に移動する。また、θテ
ーブル13はθモータ26の駆動により図示しないθ回
転機構を介してθ回転する。図2及び図5に示す40は
認識カメラ駆動部である。41はX移動体であり、Xカ
メラ駆動モータ42の駆動によるXカメラネジ軸43の
回動によりナット44を介してXカメラガイド45に沿
ってX方向の移動を行う。X移動体41にはYカメラ駆
動モータ46に駆動され、回動するYカメラネジ軸47
が取り付けられており、該ネジ軸47に嵌合するYナッ
ト体48に取り付けられた認識装置としてのCCDカメ
ラから成る認識カメラ49は同じくX移動体41に設け
られたYカメラガイド50に沿ってネジ軸47の回動に
よりY方向に移動し、基板8の対角線上の2箇所に付さ
れた位置合わせマーク51(一方図示せず)の位置及び
半田ペーストWが印刷された基板8上の印刷パターンを
撮像する。
【0013】図6に示す28はスクリーンで、前記基板
8の所望の回路パターンに対応して穿設された印刷パタ
ーン孔としての開口(図示せず)が設けられたスクリー
ン板30と、該板30を囲むスクリーン枠31とから構
成される。図2に示す33は図示しないベースに取り付
けられたスキージ台である。そして、印刷モータ32の
回動を駆動プーリに伝えこれを回動させ、該駆動プーリ
と従動プーリの間に掛け渡されたスキージベルトが移動
することにより、該ベルトに取り付けられた該スキージ
台33が移動される構成となっている。尚、印刷モータ
としてパルスモータが用いられている。また、サーボモ
ータを用いても良い。
【0014】該スキージ台33には、対向する2本のス
キージ34が夫々図示しないスキージ上下シリンダの作
動により上下動可能に取り付けられている。そして、前
記X−Y−θテーブル10を介して載置台9が移動さ
れ、載置台9上の基板8を印刷ステーションに位置させ
た状態で該スキージ34が下降し、前記スクリーン28
のスクリーン板30を基板8に押圧しながら移動して、
該スクリーン板30上に供給された半田ペーストWを基
板8のパターンに対応して設けられた開口を介して基板
8上に印刷する。
【0015】また、スキージの角度は図示しない角度調
整機構を介して作業者により半田ペーストの粘度、印刷
パターン孔径や孔ピッチ等に応じて種々変更可能であ
る。60は印刷が完了した基板8を下流側装置に排出す
る排出コンベアである。次に、制御系統について説明す
る。図1に示す53は制御装置としてのCPUであり、
記憶装置としてのRAM54に格納されたスクリーン印
刷機1の基板8の印刷動作に係わる種々の情報に基づき
記憶装置としてのROM55に格納された動作プログラ
ムに従って行う。
【0016】56はインターフェースであり、CRT
2、始動ボタン57や作動ボタン58や停止ボタン59
を有する操作部3、表示灯4、タッチパネルスイッチ
5、認識カメラ49、CRT62等が接続されると共
に、リレー70が接続されている。80はXモータ1
7、Yモータ21、θモータ26、印刷モータ32、X
カメラ駆動モータ42、Yカメラ駆動モータ46等の各
モータの駆動源を駆動する駆動回路である。71はリレ
ー70のリレー接点でありリレー70が作動した場合、
閉成される。
【0017】図3の上端を支持側として開閉する安全扉
65に対応して設けられた扉開閉スイッチ66は、該リ
レー接点71に並列に接続されており、該リレー接点7
1及びスイッチ66と直列にリレー72が接続されてい
る。該スイッチ66は対応する安全扉65が閉じられて
いる場合には閉成されており、安全扉65が開けられた
場合に開成される。
【0018】73はリレー72のリレー接点であり、7
4は電磁接触器であるが、両者は互いに直列に接続さ
れ、電源75から供給される交流ライン間に接続され
る。リレー接点73はリレー72が作動した場合に閉成
される。前記駆動回路80には電源75が接続される
が、該駆動回路80と電源75とを接続する各ラインに
は前記電磁接触器74の接点76が設けられており、前
記リレー接点73が閉成し該接触器74が作動すること
により、該接点76が閉成され駆動回路80が通電する
ように成されている。
【0019】駆動回路80が駆動するモータがサーボモ
ータの場合、モータの回動位置を検出するエンコーダ回
路は駆動回路80の一部として駆動回路80への電源供
給ラインにより通電しているため、接点76が開成され
ると位置検出は行なわれなくなる。スクリーン印刷機1
の通常運転中においては、CPU53はリレー70を作
動させておらず、リレー接点71は開成されており、安
全扉65が開けられると扉開閉スイッチ66が開成し電
源75が遮断されるが、後述する手作業による各種段取
替えを行うため安全扉65を開ける場合には、安全扉6
5を開ける前に作動ボタン58を押圧してリレー70を
作動させ、リレー接点71を閉成させる。これにより、
安全扉65が開けられても電源75が遮断されないよう
に成されている。
【0020】データ入力装置としてのタッチパネルスイ
ッチ5は、図示しない取り付け具を介してCRT2の画
面上に取り付けられている。また、該タッチパネルスイ
ッチ5はガラス基板の表面全体に透明導電膜がコーティ
ングされ、四辺に電極が印刷されている。そのため、タ
ッチパネルスイッチ5の表面に極微少電流を流し、作業
者がタッチすると四辺の電極に電流変化が起こり、電極
と接続した回路基板によりタッチした座標値がRAM5
4内にある作業を行わせるスイッチ部として予め記憶さ
れた座標値群の中の座標値と一致すれば、当該作業が行
われる。
【0021】以下、動作について説明する。先ず、電源
が投入されるとタッチパネルスイッチ5を介してCRT
2の画面上に図7に示す初期画面が表示される。この画
面で「生産運転」の操作スイッチ部をタッチし、図8に
示す生産運転(停止中)の画面を表示させた後、操作部
3の始動ボタン57をタッチして生産運転を開始させ
る。
【0022】生産運転が開始されると、先ず位置決めス
テーション側に位置された載置台9に供給コンベア7に
より上流側装置から搬送されてきた基板8が載置され
る。次に、認識カメラ49による基板8の位置認識が行
われる。即ち、原点位置に待機された認識カメラ49が
Xカメラ駆動モータ42及びYカメラ駆動モータ46の
回動により基板8の第1の位置合わせマーク51上に移
動し、その位置を認識する。また、Yカメラ駆動モータ
46の回動及びX−Y−θテーブル10のXモータ17
の回動により載置台9(基板8)が印刷ステーション側
へ移動する途中で認識カメラ49の下方を第2の位置合
わせマーク51が移動することにより、該マーク51の
位置が認識される。そして、マーク認識後カメラ49は
原点位置に戻る。この認識結果及び既に認識済のスクリ
ーン板30の位置の認識結果に基づき、スクリーン板3
0に対して基板8が位置すべき位置となるようにX−Y
−θテーブル10はXモータ17の回動によりX方向に
Xガイドレール16に沿ってYモータ21の回動により
Y方向にYガイドレール24に沿って移動しスクリーン
板30の下部に停止する。
【0023】その後、θモータ26の回動によりθテー
ブル13がθ方向に回動し、基板8がスクリーン板30
に対して位置すべき位置に位置決めされる。次に、図示
しないスクリーン上下モータの駆動によりスクリーン板
30が基板8近傍に下降される。そして、図6に示す例
えば右側のスキージ34が所望のスキージ角度に角度調
整機構により調整された状態でスキージ上下シリンダが
駆動されてスクリーン板30上に下降される。そして、
印刷モータ32の駆動により所望のスキージ速度に基づ
き図6の左方向に移動されることによりスクリーン板3
0上に供給された半田ペーストWがスクリーン板30の
開口を通って基板8の回路パターン上に印刷される。次
に、右側のスキージ34を上昇させ、左側のスキージ3
4を同様にシリンダの駆動により下降させて、復路方向
の印刷を行い、該スキージ34を上昇させる。尚、一方
向の印刷だけで良い場合には、前記往路方向の印刷と復
路方向の印刷で2枚の基板8が印刷できる。
【0024】印刷終了後、載置台9の位置決めが解か
れ、排出コンベア60により基板8が排出される。基板
8が排出された後、該載置台9は印刷ステーションから
位置決めステーションに戻されて、次の基板8の供給に
備える。以下、同様にして印刷動作が続けられる。以
下、別の条件で印刷動作を行うための段取替え作業時の
動作について説明する。
【0025】先ず、作業者は停止ボタン59を押圧して
生産運転を停止させる。画面上には図8の生産運転(停
止中)の画面が表示される。この画面で、「初期画面」
の操作スイッチ部をタッチして、図7の初期画面を表示
させる。そして、この画面の「段取り作業」の操作スイ
ッチ部をタッチして図9に示す段取作業の画面を表示さ
せ、この画面で「段取替え」の操作スイッチ部をタッチ
して図10に示す段取替えの画面を表示させる。
【0026】この画面には、「一括段取替え」、「ユニ
ット別段取替え」、「スキージA(図6の右側)初期角
度調整」、「スキージB(図6の左側)初期角度」、
「スキージ角度調整」、「スキージ押込み仮原点調
整」、「スクリーン枠交換」、「ペーストこね動作」、
「吸着治具(載置台)交換」及び「スキージ交換」の各
操作スイッチ部がある。
【0027】この画面で、所望の段取替え作業を選択す
る。例えばスクリーン28を交換したい場合には、「ス
クリーン枠交換」の操作スイッチ部をタッチして図11
のスクリーン枠交換の画面を表示させる。この画面が表
示されたら、作業者は作動ボタン58を押圧する。これ
により、CPU53はインターフェース56を介して、
リレー70を作動させリレー接点71を閉成させるた
め、作業者が安全扉65を開けて扉開閉スイッチ66が
開成されてもリレー接点71が閉成されているため、リ
レー70は作動状態を持続し、駆動回路80への電源7
5の接続も保たれる。
【0028】CPU53はモータ及びシリンダを駆動さ
せる命令は出さないが、各モータの回動位置及び各シリ
ンダの状態はRAM54内に記憶している。このとき、
各モータは停止状態であっても、パルスモータは励磁さ
れているため現在の回動位置を保持する力があり、サー
ボモータの場合はもしも作業者がその可動部に接触し該
モータを回動させる外力が加わっても、CPU53に指
令されている位置を保つよう駆動回路80がモータを駆
動するのでやはり現在の回動位置を保持しようとする。
【0029】そして、この画面上に表示された操作手順
に基づいて交換作業を行う。即ち、作業者は操作手順に
従って作動ボタン58を押圧する。これにより、スクリ
ーン枠31を位置決めした状態で固定している図示しな
い固定機構による該スクリーン枠31の固定が解除され
る。作業者は、前記固定機構による固定が解除されたス
クリーン枠31を所望のスクリーン枠31と交換(固定
機構により固定される位置に位置させる。)した後安全
扉65を閉める。そして、作動ボタン58を押圧すると
固定機構により当該スクリーン枠31が固定される。こ
のように、安全扉65が閉められることにより、扉開閉
スイッチ66が閉成され、その後作動ボタン58が押圧
されることにより、CPU53はスクリーン枠31の交
換が終了したことを検出しリレー70の作動を停止さ
せ、リレー接点71は開成されるが、リレー72は励磁
状態のままであり、接点76は閉成された状態を保つ。
【0030】スクリーン枠31の交換後、前述したよう
にして印刷動作が開始される。この通常運転中に、なに
かの事情で安全扉65が開けられると、扉開閉スイッチ
66が開成され、リレー接点71も開成状態であること
から、リレー72は消磁する。すると、リレー接点73
が開成され電磁接触器74の作動が停止して、接点76
が開成され駆動回路80と電源75との接続が遮断され
る。
【0031】こうして、駆動回路80が非通電となる
と、各モータ及びシリンダは停止しパルスモータの場合
はその励磁が遮断されることにより、そしてサーボモー
タの場合励磁が遮断されることはもとより回動位置を保
持する駆動回路80が働かなくなるため、それらモータ
によって駆動される例えばX−Y−θテーブル10、認
識カメラ49等の可動部に作業者が触れると可動部が動
き、モータは回動位置を変えてしまう。
【0032】回動位置を検出するエンコーダ回路を持た
ないパルスモータ等のモータはもちろん、エンコーダ回
路を有するサーボモータであっても駆動回路が非通電と
なることにより該エンコーダ回路が非通電となることか
ら、CPU53はその回動位置を検出することができな
くなる。そこで、作業者がなんらかの処置をし安全扉6
5が閉められると各モータ及びシリンダの原点復帰動作
を行なう必要がある。
【0033】また、スキージ交換の段取替えを行う場合
には、前記図10の画面において「スキージ交換」の操
作スイッチ部をタッチして図12に示すスキージ交換の
画面を表示させ、作動ボタン58を押圧して電源の遮断
を防止する。そして、この画面上に表示されている操作
手順に基づいて段取作業を行う。即ち、作業者は操作手
順に従って作動ボタン58を押圧する。これにより、前
記固定機構による該スクリーン枠31の固定が解除され
る。また、作動ボタン58が押圧されたことからリレー
70が作動されリレー接点71が閉成されるため、作業
者が安全扉65を開けて扉開閉スイッチ66が開成され
てもリレー接点71が閉成されているためリレー70は
作動状態を持続し、駆動回路80への電源75の接続も
保たれる。
【0034】作業者は、前記固定機構による固定が解除
されたスクリーン枠31を取り除いた後、作動ボタン5
8を押圧する。これにより、スキージ34が印刷モータ
32の駆動によるスキージ台33の移動により、作業者
が作業し易い予め設定されている所望位置に移動され
る。次に、作業者は図示しないスキージホルダにネジ止
めされた該スキージ34を該ホルダから取り外し所望の
スキージ34と交換した後、作動ボタン58を押圧して
スキージ台33が原点位置に移動させる。そして、前記
スクリーン枠31を再び固定機構により固定される位置
に位置させた後安全扉65を閉め、作動ボタン58を押
圧すると固定機構により該スクリーン枠31が固定され
る。このようにして、スキージ34の段取替えが行われ
る。
【0035】更に、載置台9の交換を行う場合は、図1
0の画面で「吸着治具交換」の操作スイッチ部をタッチ
して、図13に示す吸着治具交換の画面を表示させる。
この画面が表示されたら、作動ボタン58を押圧し、安
全扉65を開けても電源が遮断されないようにする。そ
して、画面上に表示された操作手順に基づいて載置台9
の交換を行う。即ち、作動ボタン58を押圧しX−Y−
θテーブル10を印刷ステーションに移動させる。スク
リーン枠31を取り除いて該テーブル10に固定された
載置台9を所望の載置台9と交換する。そして、再びス
クリーン枠31を取り付けた後、作動ボタン58を押圧
することにより、スクリーン枠31が固定機構により固
定されると共にテーブル10が原点位置に移動し、該載
置台9の図示しない基板支持部としてのXYシュートが
その幅の自動段取りを行う。尚、本実施例では基板8を
吸着載置する載置台9を用いた例を示したが、これに限
らず例えば基板支持部で支持した基板8に下面からバッ
クアップピンを押し当てて、該基板8を水平にバックア
ップした状態で載置するものでも良い。
【0036】また、スクリーン板30上に供給された半
田ペーストWが所望の粘性となるようにスキージ34で
こねて馴染ませる場合には、図10の画面で「ペースト
こね動作」の操作スイッチ部をタッチし、図14のペー
ストこね動作の画面を表示させる。この画面が表示され
たら、作動ボタン58を押圧し、安全扉65を開けても
電源が遮断されないようにする。そして、画面上に表示
された操作手順に基づいてペーストこね動作を行う。
【0037】先ず、作業者はダミー基板を供給コンベア
7上にセットする。次に、「回数設定」キーをタッチし
て、図15の画面を表示させ、この画面でペーストこね
動作回数を設定する。この場合、図15の画面左上の
「ペーストこね動作回数」の操作スイッチ部をタッチす
る。すると、該スイッチ部が点滅され、画面左下にデー
タ設定用の表示部が表示され、該表示部には「ペースト
こね動作回数: (現在データが設定されていないと
する。)」と表示される。また、画面右下に「1往
復」、「2往復」、「3往復」・・・「9往復」の各操
作スイッチ部が表示される。そして、所望(例えば3往
復)の操作スイッチ部をタッチして前記表示部に3往復
と表示させ、「設定」キータッチすることにより設定さ
れ、前記点滅していた操作スイッチ部が3往復と表示さ
れると共にRAM54に記憶される。
【0038】ペーストこね動作回数の設定が完了した
ら、「画面復帰」の操作スイッチ部をタッチして図14
の画面に復帰させる。そして、作動ボタン58を押圧す
ると載置台9に載置されたダミー基板がX−Y−θテー
ブル10の移動により印刷ステーションに移動され、該
基板の上のスクリーン板30上でペーストこね動作が開
始される。所定回数こね動作が終了した後、各部が元位
置に戻る。作業者は載置台9上からダミー基板を取り除
く。
【0039】また、一括段取を行う場合には図10の画
面で「一括段取替え」の操作スイッチ部をタッチして図
16に示す一括段取替えの画面を表示させる。この画面
が表示されたら、作動ボタン58を押圧し、安全扉65
を開けても電源が遮断されても電源が遮断されないよう
にする。再び作動ボタン58を押圧すると、供給コンベ
ア幅、排出コンベア幅、載置台のシュート幅、スクリー
ン認識及びペースト線状補給の一括段取替えが開始され
る。
【0040】以下、同様にして他の段取替え作業につい
ても行う。以上のようにして所望の段取替えが終了し、
安全扉65が閉められることにより、扉開閉スイッチ6
6が閉成され、その後作動ボタン58が押圧されること
により、CPU53はスクリーン枠の交換が終了したこ
とを検出しリレー70の作動を停止させ、リレー接点7
1は開成されるが、リレー72は励磁状態のままであ
り、接点76は閉成された状態を保つ。
【0041】そして、前述したようにして印刷動作が再
開される。また、作動ボタン58の押圧によらず、安全
扉65が閉められたことをCPU53が検出したなら
ば、何らかの段取替え作業の終了と判断して、リレー7
0の作動の停止を行なうようにしても良い。また、作動
ボタン58でないボタンを使用しても良い。
【0042】また、本実施例では、段取替え作業時に作
動ボタン58を押圧することにより、CPU53がリレ
ー70を作動させる例についてであったが、スクリーン
印刷機の自動運転中に安全扉65を開けて作業を行う必
要のある場合はその作業を行う前にリレー70を作動さ
せるようにして、可動部を駆動するモータ等の駆動源へ
の電源の供給を遮断しないようにようにしても良い。
【0043】更に、スクリーン印刷機に限らず安全扉が
備えられており、該扉が開けられた場合に装置の可動部
を駆動するモータ等の駆動源への電源の供給が停止され
るように成されている電子部品をプリント基板に装着す
る装置、電子部品をプリント基板に仮固定するための接
着剤を塗布する装置等の装置において、自動運転中に安
全扉を開けて作業者が行なう作業がある場合、特にそれ
が定期的に行なう作業であるような場合は、安全扉が開
いても前記駆動源への電源を供給するよう本実施例のリ
レー70のような回路を設ける等することができる。
【0044】更にまた、本実施例の作動ボタン58、リ
レー70及びリレー接点71の代りにリレー接点71の
位置に手動にて開閉するスイッチを設け、安全扉を開け
ても電源が供給されるようにしても良い。更に、本実施
例では駆動回路80は便宜上、全てのモータ及びシリン
ダに共通な回路であるように表したが、各モータ及びシ
リンダを駆動する駆動回路が独立している場合、各駆動
回路への電源からの接続ラインは接点76より駆動回路
側で並列に各駆動回路に接続していれば良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、段取替え作業時
に安全扉を開けても駆動源に電源が供給されているた
め、可動部が作業者の接触により簡単に動いてしまうこ
とがなく、段取替え作業が終了した後、直ちに印刷動作
を始動することができ、作業者の手間が軽減されスクリ
ーン印刷機の稼動率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリーン印刷機の構成回路図である。
【図2】スクリーン印刷機のカバーを外した図である。
【図3】スクリーン印刷機の正面図である。
【図4】載置台を示す図である。
【図5】認識カメラを示す平面図である。
【図6】印刷動作を示す正面図である。
【図7】CRTに表示された画面を示す図である。
【図8】CRTに表示された画面を示す図である。
【図9】CRTに表示された画面を示す図である。
【図10】CRTに表示された画面を示す図である。
【図11】CRTに表示された画面を示す図である。
【図12】CRTに表示された画面を示す図である。
【図13】CRTに表示された画面を示す図である。
【図14】CRTに表示された正常な印刷状態を示す図
である。
【図15】CRTに表示された不良な印刷状態を示す図
である。
【図16】CRTに表示された画面を示す図である。
【符号の説明】
1 スクリーン印刷機 8 プリント基板 9 載置台 31 スクリーン枠 34 スキージ 53 CPU 58 作動ボタン(段取替え開始用スイッチ) 65 安全扉 66 扉開閉スイッチ(扉スイッチ) 70 リレー(段取替え開始用スイッチ) 71 リレー接点(段取替え開始用スイッチ) 72 リレー(電源供給回路) 73 リレー接点(電源供給回路) 74 電磁接触器(電源供給回路) 75 電源 76 接点(電源供給回路) 80 駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン板上の塗布剤をスクリーン板
    を介してスキージの移動によりプリント基板に塗布する
    スクリーン印刷機において、前記印刷機における可動部
    を作業者より遮蔽可能な安全扉と、該安全扉が閉められ
    ている場合に作動して前記可動部の駆動源に電源を供給
    可能とする扉スイッチと、前記安全扉を開けて各種段取
    作業を行なう前に作動させる段取替え開始用スイッチ
    と、前記扉スイッチまたは段取替え開始用スイッチのど
    ちらかが作動状態にある場合に前記可動部の駆動源に電
    源を供給可能とする電源供給回路とを設けたことを特徴
    とするスクリーン印刷機。
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