JPH06210524A - 部品組立装置 - Google Patents

部品組立装置

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JPH06210524A
JPH06210524A JP5006203A JP620393A JPH06210524A JP H06210524 A JPH06210524 A JP H06210524A JP 5006203 A JP5006203 A JP 5006203A JP 620393 A JP620393 A JP 620393A JP H06210524 A JPH06210524 A JP H06210524A
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screen
chuck
substrate
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JP5006203A
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Hideo Iida
英雄 飯田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、異常状態からの復帰動作手順を画
面表示して、作業性を向上させることを目的とする。 【構成】 装置作動中に何らかの異常が発生し、電源が
遮断されて非常停止された場合にCRT(233)の画
面に作業者による復帰動作の手順が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置作動中に異常が発
生した際電源を遮断して非常停止させるプリント基板に
チップ部品を組立てるために所定作業を行う部品組立装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来何らかの異常が発生した場合には、
取扱説明書を参照しながらその手順に従って復帰動作を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】異常状態からの復帰動
作手順を画面表示して、作業性を向上させることを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、装置
作動中に異常が発生した際電源を遮断して非常停止させ
るプリント基板にチップ部品を組立てるために所定作業
を行う部品組立装置において、異常が発生した場合の作
業者による復帰動作手順を画面表示する表示装置を設け
たものである。
【0005】
【作用】以上の構成から、装置作動中に異常が発生し、
電源が遮断されて非常停止された場合に表示装置に作業
者による復帰動作の手順が表示される。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を図に基づき説明す
る。
【0007】本発明は、特に部品組立装置に適用される
もので、該装置には例えばスクリーンを介して塗布剤を
プリント基板に印刷するスクリーン印刷機や塗布ノズル
を介して塗布剤を基板に塗布する塗布装置やノズルに吸
着されたチップ部品を基板に装着する部品装着装置等が
ある。
【0008】図2乃至図5において、(1)は部品組立
装置としてのスクリーン印刷機であり、(2)は後述す
るプリント基板(20)を上流装置より供給する供給コ
ンベア部であり、(4)は該基板(20)下面を真空で
吸着固定する吸着治具としてのチャック(5)を位置決
めするチャック位置決部である。
【0009】(6)は前記基板(20)に後述するペー
スト半田(178)を印刷する印刷部であり、(8)は
印刷部(6)より基板(20)を排出する供給コンベア
部(2)と同様な構造の排出コンベア部である。図4に
示す(9)はチャック(5)を交換する場合、新しいチ
ャック(5)を載置するチャック供給部であり、(1
0)は交換されたチャック(5)が排出されるチャック
排出台である。
【0010】(11)は認識カメラ(12)を駆動する
認識カメラ駆動部である。(14)はクリーニング部、
(15)は操作部、(16)はタワー灯であり、(1
7)は当該印刷機における可動部を作業者より遮蔽可能
な安全扉である。
【0011】次に、チャック(5)について説明する。
【0012】図6及び図7において、(20)はプリン
ト基板であり、可動壁(21)及び固定壁(22)に設
けられたチャックレール(23)に把持され固定され
る。固定壁(22)はチャック基台(24)に固定され
ており、可動壁(21)はチャック基台(24)上に設
けられたガイドレール(25)に沿って固定壁(22)
に対して平行を保った状態で移動可能であり、固定壁
(22)との間隔を変更することができる。ガイドレー
ル(25)と平行に固定壁(22)より伸びるガイド棒
(26)が可動壁(21)を貫通しており、ネジ(2
7)は可動壁(21)をガイド棒(26)に固定するこ
とにより、チャック基台(24)に対して固定する。
【0013】固定壁(22)及び可動壁(21)にはプ
ーリ(28)が配設され、夫々、チャックベルト(3
0)が掛渡されている。供給コンベア部(2)側の端部
のプーリ(28)には供給側ギア(31)が軸着され、
印刷部(6)側の端部のプーリ(28)には排出側ギア
(32)が軸着されている。
【0014】(41)はバックアッププレート(42)
上に設けられた吸着治具であり、図示しないシリンダに
よりバックアッププレート(42)が昇降することによ
り、基板(20)を吸着した状態で該基板(20)を図
6の実線で表される基板(20)上面がチャックレール
(23)上面と略同じ高さとなる位置の間を昇降する。
また、吸着載置する基板(20)の下面に先付け部品が
ある場合は、その部分が穿設してある吸着治具(41)
を使用する。
【0015】次に、供給コンベア部(2)について説明
する。
【0016】図7及び図8において、(49)は供給側
モータであり駆動プーリ(50)を回動させる。該プー
リ(50)と伝達プーリ(51)との間には伝達ベルト
(52)が掛渡されており、伝達プーリ(51)にはベ
ルト駆動プーリ(53)が軸着されている。ベルト駆動
プーリ(53)はプーリ軸(54)に軸支されている。
ベルト駆動プーリ(53)と支持壁(55)に配設され
たプーリ(56)には供給ベルト(57)が掛渡されて
おり供給側モータ(49)の駆動により、プーリ(5
1)(53)(56)を介して供給ベルト(57)が回
動し、プリント基板(20)を搬送する。
【0017】(58)は可動支持壁であり、ガイド軸
(59)及びプーリ軸(54)に沿って移動可能であ
る。可動支持壁(58)側にもベルト駆動プーリ(5
3)がプーリ軸(54)に軸支されプーリ(56)との
間に供給ベルト(57)が掛渡される。ベルト(57)
が掛渡されているプーリ(56)のうち一番チャック位
置決部(4)に近いギア駆動プーリ(60)には支持壁
(55)あるいは可動支持壁(58)を隔てて駆動ギア
(62)が軸着されており、該駆動ギア(62)には伝
達ギア(63)がかみ合っている。
【0018】該伝達ギア(63)は駆動ギア(62)の
回転軸を支点に揺動可能な揺動板(64)に取付けられ
ており、(65)は該揺動板(64)を図7の反時計方
向に回動するように付勢するバネであり、(66)は同
方向に回動する揺動板(64)を規制するストッパであ
る。伝達ギア(62)はチャック位置決部(4)に固定
されたチャック(5)の供給側ギア(31)にかみ合い
可能であり、供給ベルト(57)の回動により、供給側
ギア(31)を回動させるものである。
【0019】排出コンベア部(8)にも同様にチャック
(5)の排出側ギア(32)を駆動する機構が備えられ
ている。
【0020】次に、チャック位置決部(4)について説
明する。
【0021】図9乃至図11において、(87)はチャ
ック供給部(9)より押出されてきたチャック(5)を
載置するX−Y−θテーブルである。該テーブル(8
7)は、Xテーブル(88)、Yテーブル(89)及び
θテーブル(90)により構成される。
【0022】Xテーブル(88)は基台(91)に設け
られた一対のXガイドレール(93)に沿ってXモータ
(94)の駆動によるXネジ軸(95)の回動によりX
ナット体(96)を介してX方向に移動する。Xガイド
レール(93)はチャック位置決部(4)から印刷部
(6)までの範囲をX−Y−θテーブル(87)が移動
可能に設けられている。
【0023】Yテーブル(89)はYモータ(97)の
駆動によるYネジ軸(98)の回動によりYナット体
(99)を介してXテーブル(88)上に設けられた一
対のYガイドレール(100)に沿ってY方向に移動す
る。
【0024】θモータ(101)の駆動によるθボール
ネジ軸(102)の回動によりローラ(103)を一端
に有するナット体(104)が該ネジ軸(102)に沿
って移動するが、該ローラ(103)はθテーブル(9
0)の切欠部(105)に嵌込まれており、該ローラ
(103)の移動によりθ支軸(106)を支点に該θ
テーブル(90)はθ方向に回動する。
【0025】θテーブル(90)にはチャック(5)の
移動を案内するガイド(108)が設けられているが、
図11における右側のガイド(108)の2箇所が切欠
かれてθテーブル(90)にロックレバー支軸(10
9)のまわりに揺動可能に、チャック基台(24)を固
定するロックレバー(110)が設けられている。ロッ
クレバー(110)はその下部に設けられたカムフォロ
ワ(111)にθテーブル(90)に設けられたシリン
ダ(112)が当接し押圧されることにより図9のよう
に反時計方向に揺動してチャック基台(24)をロック
する。ロックレバー(110)は図示しないバネにより
図10の時計方向に揺動するように付勢されている。
【0026】図11において、(118)はX−Y−θ
テーブル(87)の供給コンベア部(2)側での待機位
置を検出するテーブル待機位置検出センサである。
【0027】次に認識カメラ駆動部(11)について説
明する。図4、図5、図12及び図13において、(1
26)はX移動体であり、Xカメラ駆動モータ(12
7)の駆動によるXカメラネジ軸(128)の回動によ
りナット(129)を介してXカメラガイド(130)
に沿ってX方向の移動を行なう。X移動体(126)に
はYカメラ駆動モータ(131)に駆動され回動するY
カメラネジ軸(132)が取付けられており、該ネジ軸
(132)に嵌合するYナット体(133)に取付けら
れた認識カメラ(12)は同じくX移動体(126)に
設けられたYカメラガイド(134)に沿ってネジ軸
(132)の回動によりY方向に移動し、基板(20)
の位置認識及び後述するスクリーン板(144)の位置
認識を行なう。
【0028】前記Yナット体(133)にはさらにスト
ッパシリンダ(136)が、ロッド(137)を上下方
向に伸縮するように取付けられており、ストッパピンホ
ルダ(138)を介してチャック位置決部(4)のプリ
ント基板(20)を規制するストッパピン(139)が
ロッド(137)の先端部で連結されている。従って、
該ストッパピン(139)は認識カメラ(12)のXY
移動に伴ってXY移動すると共にシリンダ(136)の
作動によりYナット体(133)内を貫通して案内され
ながら上下動する。ストッパピンホルダ(138)には
基板(20)を検出する基板センサ(140)が取付け
られている。
【0029】次に、印刷部(6)について説明する。
【0030】図5において、(142)はスクリーン基
台で、該基台(142)に設けられたスクリーン支軸
(143)のまわりに揺動可能にスクリーン板(14
4)を取付けるスクリーン取付台(145)が取付けら
れている。
【0031】(149)はスクリーン支軸(143)の
まわりに揺動可能なスキージ取付台で、スクリーン取付
台(145)の上に重ねられ、ロック機構(150)に
よりスクリーン取付台(145)と連結される。
【0032】前記スクリーン基台(142)には支柱
(161)が立設され該支柱(161)上部の支軸(1
62)とスキージ取付台(149)に設けられた支軸
(163)との間には夫々の支軸(162)(163)
のまわりに回動可能にスクリーン上下シリンダ(16
4)が取付けられており、該シリンダ(164)の作動
によりスキージ取付台(149)はスクリーン支軸(1
43)のまわりに揺動する。ロック機構(150)によ
りスキージ取付台(149)とスクリーン取付台(14
5)が連結されている場合はシリンダ(164)の作動
によりスクリーン取付台(145)もスキージ取付台
(149)と一体となって揺動する。
【0033】図14に示す(152)はスクリーン板
(144)の自動交換時にスキージ取付台(149)を
前記スクリーン支軸(143)のまわりを揺動させたと
き、シリンダ(153)の駆動により前進移動してスキ
ージ(175)に付着しているペースト半田(178)
が装置内に落下するのを防止するペースト落下防止とし
ての受け板である。
【0034】図14及び図15に示す(167)は基台
側に固定されたスキージ取付台(149)に設けられた
スキージ台ガイド(166)に沿ってX方向に移動可能
なスキージ台である。印刷モータ(168)の回動を駆
動プーリ(170)に伝えこれを回動させ、該駆動プー
リ(170)と従動プーリ(171)の間に掛渡された
スキージベルト(172)が回動することにより該ベル
ト(172)に取付けられたスキージ台(167)は移
動する。
【0035】スキージ台(167)には対向する2本の
スキージ(175)がスキージ上下ガイド(176)に
案内されスキージ上下シリンダ(177)の作動により
上下動可能に取付けられている。該スキージ(175)
が下降しスクリーン板(144)に沿って移動すること
によりペースト半田(178)がスクリーン板(14
4)の中央部に穿設されたパターン孔を介してX−Y−
θテーブル(87)上のプリント基板(20)に印刷さ
れる。
【0036】次に、図5において基台(91)にはスク
リーン上下モータ(180)の駆動によりスクリーン基
台(142)を支持し上下動させ、該スクリーン基台
(142)にスクリーン取付台(145)を介して取り
付けられたスクリーン板(144)と基板(20)とを
接離させるためのボールネジ軸(179)が4本設けら
れている。
【0037】また、前記スクリーン板(144)は扱う
基板(20)に応じて自動交換可能で、以下、図16を
基に説明する。
【0038】(280)はパターン孔の異なるスクリー
ン板(144)を複数収納するスクリーン板ストッカ
で、(281)は上下モータ(282)の駆動によりス
クリーン板(144)を段積みしたストッカ部(28
3)をガイド(284)に沿って上下動させて所望のス
クリーン板(144)を搬送レベルに位置させるボール
ネジ軸である。
【0039】(285)は搬送レベルに位置された段の
第1のコンベア(286)の駆動プーリ(287)を回
動させる駆動モータで、該モータ(285)側のギア
(図示せず)がシリンダ(288)の駆動によりリニア
ガイド(289)を介して前記プーリ(287)側のギ
ア(図示せず)に噛合する方向に移動することによりモ
ータ(285)の回動が伝達され、従動プーリ(29
0)、ベルト(291)を介してスクリーン板(14
4)が搬送される。
【0040】(292)は前記第1のコンベア(28
6)により搬送されて来るスクリーン板(144)を受
け継ぐ第2のコンベアで、駆動モータ(293)の駆動
により駆動プーリ(294)、従動プーリ(295)を
介してベルト(296)が移動する。
【0041】(297)は前記第2のコンベア(29
2)上のスクリーン板(144)を押出し部(298)
で押して印刷部(6)側へ移動させたり、印刷部(6)
にあるスクリーン板(144)に引掛け部(299)を
引掛けて第2のコンベア(292)上に引戻したりする
移載機構で、ロッドレスシリンダ(300)の駆動によ
り印刷部(6)とコンベア(292)間を往復移動す
る。
【0042】(301)は前記移載機構(297)をガ
イド(302)を介して上下動させるシリンダである。
【0043】次に、クリーニング部(14)について説
明する。
【0044】図17において、(192)はXガイドレ
ール(93)に案内されてX方向にスクリーン板(14
4)の下方を移動可能なクリーニングユニットであり、
ベルトジョイント(193)によりベルト(194)に
接合されている。該ベルト(194)はクリーニング部
モータ(195)に駆動される駆動プーリ(196)と
従動プーリ(図示せず)の間に掛渡されており、モータ
(195)の回動によりクリーニングユニット(19
2)は移動する。
【0045】(200)はスクリーン板(144)の下
面にパターン孔を介して垂れたクリーム半田(178)
をかき取る清掃用スキージで、シリンダ(201)のロ
ッド(202)が固定されており、該シリンダ(20
1)の駆動によりスクリーン板(144)下面に上昇さ
れる。この状態で、前記モータ(195)の回動による
該クリーニングユニット(192)の移動に伴ってスキ
ージ(200)が移動されることにより、スクリーン板
(144)下面のクリーム半田はかき取られると共にホ
ース(203)(203)を介して図示しない真空源か
らの吸引力によりスキージ(200)を囲む形で設けら
れた採集箱(204)内に集められる。
【0046】図18に示す(206)は前記スキージ
(200)にフィルタ固定板(207)を介して固定さ
れたフィルタで、該フィルタ固定板(207)を開閉す
ることにより交換可能である。
【0047】また、真空源近傍にもフィルタ(208)
(図19参照)が設けてあり、こちらはフィルタ収納部
(209)からフィルタ固定枠(210)を取り外し、
フィルタ(208)を取り出してエアブローすることに
より清掃する。
【0048】次に制御系統についての説明を行なう。
【0049】図37において、(229)はCPUであ
りスクリーン印刷機(1)のプリント基板(20)の印
刷動作に係る種々の動作をRAM(230)に格納され
た情報に基づきROM(231)に格納されたプロクラ
ムに従って行なう。
【0050】(232)はインターフェースであり認識
カメラ(12)、操作部(15)、タワー灯(16)、
CRT(233)、後述するタッチパネルスイッチ(2
60)及び各種センサ類等が接続されている。
【0051】(239)は各モータ及び各シリンダを駆
動する駆動回路である。
【0052】RAM(230)には基板(20)の印刷
動作を1枚ごとに計数する印刷カウンタ(240)、自
動クリーニングの回数を計数するクリーニングカウンタ
(241)が設けられている。
【0053】データ入力装置としてのタッチパネルスイ
ッチ(260)は、図示しない取り付け具を介してCR
T(233)の画面上に取り付けられている。また、該
タッチパネルスイッチ(260)はガラス基板の表面全
体に透明導電膜がコーティングされ、四辺に電極が印刷
されている。そのため、タッチパネルスイッチ(26
0)の表面に極微少電流を流し、作業者がタッチすると
四辺の電極に電流変化を起こし、電極と接続した回路基
板によりタッチした座標値がRAM(230)内にある
作業を行わせるスイッチ部として予め記憶された座標値
群の中の座標値と一致すれば、当該作業が行われる。
【0054】以下、各種設定動作について説明する。
【0055】先ず、電源を投入すると、CRT(23
3)は図20に示す初期画面を表示する。この初期画面
には、「生産運転」、「段取作業」、「データ編集」、
「装置メンテナンス」及び「環境設定」の各項目別の操
作スイッチ部が表示される。尚、各操作スイッチ部は項
目別に色分けされていると共に二重枠で表示されてい
て、その上面にタッチパネルスイッチ(260)が取り
付けられている。
【0056】この画面の「装置メンテナンス」の操作ス
イッチ部をタッチすると、図21に示す装置メンテナン
スの画面が表示される。
【0057】この画面には、「生産管理情報」、「情報
再表示」、「装置診断」、「原点復帰動作」、「手動動
作」、「インチング動作」、「テスト確認」、「ティー
チング動作」及び「装置点検」の各装置スイッチ部があ
る。
【0058】この画面で、「ティーチング」の操作スイ
ッチ部をタッチして、図22に示すティーチングの画面
が表示される。この画面で「吸着治具位置ティーチン
グ」の操作スイッチ部をタッチすると、図23に示す吸
着治具位置ティーチングの画面が表示される。以下、チ
ャック(5)の位置のティーチング動作について説明す
る。
【0059】このとき、画面上に表示された動作順に動
作が進められる。動作番号1で基板(20)の位置決め
動作が行われる。この場合、動作項目の「基板位置決
め」の操作スイッチ部をタッチした後作動キー(25
6)をタッチすることにより行われる。即ち、供給コン
ベア部(2)から供給された基板(20)がチャックベ
ルト(30)に搬送されて来ると、該基板(20)はス
トッパピン(139)によりその移動が規制され(図1
3及び図24参照)、基板センサ(140)により検出
されると供給側モータ(49)が停止されチャックベル
ト(30)の回動も停止される。そして、吸着治具(4
1)が上昇し、チャックベルト(30)上の基板(2
0)を吸着し、チャックレール(23)の上部位置まで
上昇させる。尚、ストッパピン(139)の待機位置
は、各基板(20)の基板サイズに応じてカメラ原点位
置O(図24参照)から所定距離離れた待機位置(実際
には、認識カメラ(12)の原点位置から待機位置への
各基板(20)の基板サイズに応じた各距離データがR
AM(230)に記憶されており、該データに基づいて
カメラ(12)が移動するのだが、ストッパピン(13
9)は認識カメラ(12)に固定で、共に移動するので
移動距離は同一である。)にある。基板位置決めが終了
するとストッパピン(139)は上昇されて、基板(2
0)から離れる。
【0060】次に、番号2の「基板端面への移動」の操
作スイッチ部をタッチした後作動キー(256)をタッ
チすることにより、認識カメラ(12)がRAM(23
0)に記憶されている所定距離L1(カメラ(12)と
ストッパピン(139)との間の取付寸法)(図24参
照)移動されて基板(20)の後端面への移動が行われ
る。 そして、カメラ(12)のクロスラインのY軸上に
基板(20)の後端面がない場合には、「座標目合わ
せ」の操作スイッチ部をタッチし、図25のカメラX移
動操作(目合わせ移動)の画面を用いて速度指定及び方
向指定の各操作スイッチ部を操作してカメラ(12)を
X移動させて目合わせし、「終了」の操作スイッチ部を
タッチすると、その移動させた距離データ(A)がRA
M(230)に記憶されると共にそのオフセットデータ
(A)が図23のカメラ−ストッパ−オフセットのデー
タ表示部に表示される。尚、図23には便宜的な数字と
して±9.99が表示されている。
【0061】次に、番号3の「基板位置決め解除」の操
作スイッチ部をタッチした後作動キー(256)をタッ
チすると、吸着治具(41)による基板(20)の吸着
が解除され、作業者は基板(20)を取り除く。
【0062】次に、番号4の「吸着治具端面への移動」
の操作スイッチ部をタッチした後作動キー(256)を
タッチすることにより、認識カメラ(12)に記憶され
ている所定距離L2−L1(図24参照)移動されて吸
着治具(41)の後端面への移動が行われる。 そして、
カメラ(12)のクロスラインのY軸上に吸着治具(4
1)の後端面がない場合には、「座標目合わせ」の操作
スイッチ部をタッチし、前述したように図25のカメラ
X移動操作(目合わせ移動)の画面を用いて速度指定及
び方向指定の各操作スイッチ部を操作してカメラ(1
2)をX移動させて目合わせし、「終了」の操作スイッ
チ部をタッチすると、その移動させた距離データ(B)
がRAM(230)に記憶されると共にそのオフセット
データ(B)が図23の吸着治具オフセットのデータ表
示部に表示される。尚、図23には便宜的な数字として
±9.99が表示されている。そして、計算装置が両オ
フセットデータ(A、B)を基に基板(20)とチャッ
ク(5)の夫々の端面との間の距離が予めRAM(23
0)に記憶されている距離データと一致する位置にスト
ッパピン(139)を移動させるためには前述したカメ
ラ原点位置から待機位置までの距離データにどれだけ加
味すれば良いかその距離のオフセットデータ(B−A)
を計算し、RAM(230)に記憶しておく。
【0063】そして、番号5の「原点復帰」の操作スイ
ッチ部をタッチした後作動キー(256)をタッチして
チャック(5)及びカメラ(12)を原点復帰させる。
【0064】また、別の基板(20)を載置するため対
応したチャック(5)に段取替えする場合には、前述し
たようにその基板(20)とチャック(5)の吸着治具
(41)との位置合わせティーチング動作を行う必要が
ある。
【0065】次に操作部(15)について説明する。
【0066】操作部(15)にはデータを入力するテン
キー(249)、カーソルキー(250)、NCデータ
の設定モードにするための教示キー(252)、原点復
帰等のマニュアル運転モードにするための手動キー(2
53)、自動運転モードにするための自動キー(25
4)、運転を開始するための始動キー(255)、原点
復帰動作等を開始するための作動キー(256)、運転
を停止させるための停止キー(257)が設けられてい
る。
【0067】次に、前記NCデータの設定動作について
説明する。
【0068】先ず教示キー(252)を押すと、CRT
(233)の画面はNCデータを設定するためのOPE
RATION DATA EDIT画面となる(図26
参照)。次に、作業者がテンキー(249)等を操作し
て図26の画面のごとく各データを入力する。
【0069】図26の各データについて説明する。
【0070】「AUTOMATIC CLEANING
INTERVAL」はスクリーン板(144)下面の
自動クリーニング動作のタイミングを何枚(例えば10
枚)の基板(20)を印刷したかで指定するデータであ
り、基板(20)の印刷枚数が設定される。
【0071】「AUTOMATIC CLEANING
COUNT」は手作業によるスクリーン板(144)
下面のクリーニングのタイミングを何回クリーニング動
作を行ったかで指定するデータであり、自動クリーニン
グ動作の回数(例えば12回)が設定される。また、ク
リーニングと同時にフィルタ(208)、(208)の
交換、清掃作業を行っても良い。
【0072】以上のような構成により以下動作について
説明する。
【0073】先ず、チャック(5)はチャック供給部
(9)より押出されてX−Y−θテーブル(87)上に
載置される。そして、シリンダ(112)が作動し、ロ
ックレバー(110)がチャック基台(24)を固定す
ることにより、チャック(5)はX−Y−θテーブル
(87)上に固定される。
【0074】次に、作業者が自動キー(254)を押し
始動キー(255)を押すと、Xモータ(94)が回動
しX−Y−θテーブル(87)は図3及び図4の左側に
移動しチャック(5)の供給側ギア(31)が供給コン
ベア部(2)の伝達ギア(63)に図7及び図8のよう
に係合する。
【0075】そして、供給側モータ(49)が回動して
駆動プーリ(50)、伝達ベルト(52)、伝達プーリ
(51)、ベルト駆動プーリ(53)を介して供給ベル
ト(57)が回動し、プリント基板(20)が搬送され
る。供給ベルト(57)の回動によりギア駆動プーリ
(60)が回動され、駆動ギア(62)が回動され、伝
達ギア(63)を介して供給側ギア(31)が駆動され
る。この結果、ギア(31)に軸着するプーリ(28)
が回動されチャックベルト(30)が回動され、供給ベ
ルト(57)に搬送されて来た基板(20)を搬送す
る。
【0076】この基板(20)の供給搬送動作が開始さ
れると、Xカメラ駆動モータ(127)及びYカメラ駆
動モータ(131)が回動しチャック(5)のX方向の
中央位置に基板(20)の中心を停止させる位置、即ち
RAM(230)に記憶されているカメラ原点位置から
待機位置までの距離データに前述した吸着治具位置ティ
ーチング動作により得られたオフセットデータを加味し
た位置にストッパピン(139)が移動する。そして、
ストッパシリンダ(136)が作動されストッパピン
(139)が下降される。
【0077】このようにして、プリント基板(20)が
チャックベルト(30)に搬送されて来ると、該基板
(20)はストッパピン(139)に当接して停止され
ると共に基板センサ(140)が該基板(20)を検出
しこの検出信号によりCPU(229)は供給側モータ
(49)を停止させチャックベルト(30)の回動が停
止する。
【0078】次に、図示しない上下動手段により吸着治
具(41)が上昇し、チャックベルト(30)上の基板
(20)を吸着し、図5の2点鎖線で示されるチャック
レール(23)の上部位置まで上昇させると共にストッ
パピン(139)を上昇させる。
【0079】基板(20)の固定動作が完了すると、X
モータ(94)の回動によりX−Y−θテーブル(8
7)が供給コンベア部(2)から離脱する方向に移動す
る。
【0080】次に、認識カメラ(12)による基板(2
0)の位置認識が行なわれる。
【0081】即ち、Xカメラ駆動モータ(127)及び
Yカメラ駆動モータ(131)の回動により認識カメラ
(12)が基板(20)の図示しない位置決めマーク上
に移動し基板(20)の位置が認識される。そして、マ
ーク認識後カメラ(12)は原点位置に戻る。この認識
結果及びすでに認識済のスクリーン板(144)の位置
の認識結果に基づき、スクリーン板(144)に対して
基板(20)がスクリーン板(144)の中央の位置す
べき位置となるようX−Y−θテーブル(87)はXモ
ータ(94)の回動によりX方向にXガイドレール(9
3)に沿ってYモータ(97)の回動によりY方向にY
ガイドレール(100)に沿って移動しスクリーン板
(144)下部に停止する。
【0082】その後、θモータ(101)の回動により
θテーブル(90)はθ支軸(106)を支点にθ方向
に回動し、基板(20)はスクリーン板(144)に対
して位置すべき位置に位置決めされる。
【0083】次に、スクリーン板(144)がスクリー
ン上下モータ(180)の駆動により基板(20)近傍
に下降される。
【0084】この後、スキージ(175)の移動による
ペースト半田(178)の基板(20)への印刷動作が
行なわれるがこの印刷動作について説明する。
【0085】印刷モータ(168)が回動し、駆動プー
リ(170)、従動プーリ(171)、スキージベルト
(172)を介してスキージ台(167)が原点位置よ
り基板(20)の直前位置に図15のように停止する。
【0086】次に、例えば右側のスキージ(144)が
シリンダ(177)の作動により下降して、印刷モータ
(168)が回動しスキージ台(167)が移動するこ
とによりスキージ(175)はペースト半田(178)
を基板(20)に刷込みながら移動する。
【0087】こうしてペースト半田(178)のプリン
ト基板(20)への印刷が完了する。
【0088】次に、下降している右側のスキージ(17
5)が上昇し、図15の位置まで移動する。
【0089】次に、スクリーン上下モータが回動し、ス
クリーン板(144)が基板(20)より上昇して離れ
る。
【0090】次に、プリント基板(20)を載置するX
−Y−θテーブル(87)は、Y方向の移動及びθ方向
の回動により基板(20)を排出可能な位置(テーブル
原点位置)とし(このとき、図示しない原点位置検出セ
ンサによりテーブル(87)が原点位置に来たと検出さ
れると、その信号を基に印刷カウンタ(240)は
「1」を計数する。)、Xモータ(94)の回動により
排出コンベア部(8)側に移動し排出側ギア(32)を
供給コンベア部(2)の場合と同様にして排出コンベア
部(8)の図示しないギアと係合する。
【0091】そして、吸着治具(41)が下動され基板
(20)がチャックベルト(30)上に載置される。こ
の後、排出コンベア部(8)が回動し始めるとチャック
ベルト(30)は該基板(20)を搬送し排出コンベア
部(8)に移載し、排出コンベア部(8)は該基板(2
0)を下流側装置に排出する。
【0092】次に、Xモータ(94)の回動によりX−
Y−θテーブル(87)は、供給コンベア部(2)側に
移動し前述と同様に供給側ギア(31)が供給コンベア
部(2)の伝達ギア(63)に係合する。そして、供給
側モータ(49)が回動して供給ベルト(57)が次の
基板(20)を搬送しチャックベルト(30)に該基板
(20)を移載する。
【0093】そして前述と同様にして、基板(20)の
固定が行なわれスクリーン板(144)の下方に位置決
めされる。そしてスクリーン板(144)が下降してス
キージ(175)によるペースト半田(178)の印刷
が行なわれ、印刷カウンタ(240)は「2」に歩進さ
れる。
【0094】その後、基板(20)は排出され、次の基
板(20)の印刷のため前述と同様動作が行なわれる。
【0095】こうして、基板(20)の印刷枚数が印刷
カウンタ(240)に計数されNCデータの「AUTO
MATIC CLEANING INTERVAL」に
設定された「10」(10枚)になった後、基板(2
0)が排出コンベア部(8)により排出されるとスクリ
ーン板(144)下面の自動クリーニング動作が行なわ
れる。印刷カウンタ(240)は設定された値になると
クリアされ「0」となる。この自動クリーニング動作に
ついて説明する。
【0096】上記したように印刷された基板(20)が
排出されると、X−Y−θテーブル(87)はXモータ
(94)の回動により供給コンベア部(2)側に移動
し、テーブル待機位置検出センサ(118)によって検
出される位置で停止する。該検出センサ(118)がX
−Y−θテーブル(87)を検出した後、クリーニング
ユニット(192)がクリーニング部モータ(195)
の回動によるベルト(194)の回動によりXガイドレ
ール(93)に沿ってスクリーン板(144)下方まで
移動する。
【0097】次に、シリンダ(218)が上動され清掃
用スキージ(200)がスクリーン板(144)下面に
当接する。そして、クリーニング部モータ(195)が
回動し、スキージ(200)がペースト半田(178)
をかき取りながら真空源に連結されたホース(20
3)、(203)を介して真空エアでペースト半田(1
78)が採集箱(204)に集められる。
【0098】そして、クリーニングが終了するとシリン
ダ(201)が作動してスキージ(200)が下降され
てスクリーン板(144)下面より離れる。
【0099】次に、クリーニング部モータ(195)が
回動し、クリーニングユニット(192)が排出コンベ
ア部(8)側に図示しないクリーニング原点検出センサ
に検出される位置まで移動する。また、前述の印刷カウ
ンタ(240)が「10」を計数し、CPU(229)
が自動クリーニング動作を行うように指令を出したら、
クリーニングカウンタ(241)が自動クリーニング回
数「1」を計数する。
【0100】上記クリーニング動作が行なわれている間
に、次の基板(20)が供給コンベア部(2)よりチャ
ックベルト(30)上に供給され、チャックレール(2
3)により前述と同様にして把持され固定されている
が、自動クリーニング動作が終了し、クリーニング原点
検出センサがクリーニングユニット(192)を検出し
たならば、X−Y−θテーブル(87)がXガイドレー
ル(93)に沿ってスクリーン板(144)下方に移動
し、基板(20)の位置決めが成され、前述と同様にペ
ースト半田(178)の印刷が行なわれる。
【0101】以上のような動作が繰返されクリーニング
カウンタ(241)がNCデータの「AUTOMATI
C CLEANING COUNT」に設定された「1
2」(12回)になると、手作業によるクリーニングを
行なうための動作が行なわれる。
【0102】即ち、クリーニングカウンタ(241)が
「12」になり、クリーニングユニット(192)が移
動しクリーニング原点検出センサで検出されると、タワ
ー灯(16)の黄色のランプが点滅し、作業者に手作業
によるスクリーン板(144)下面のクリーニングをす
る必要のあることを報知する。このとき図27に示すよ
うにCRT(233)の画面にも手作業のスクリーン板
(144)のクリーニング待機状態である旨が表示され
る。また、ブザー等で報知してもよい。
【0103】次に、作業者が来てその画面上の「警報解
除」の操作スイッチ部を押して警報を解除し、安全扉
(17)を開けて、手作業にてスクリーン板(144)
下面をクリーニングし、クリーニングが終了すると作業
者は安全扉(17)を閉める。作動キー(256)を押
圧すると生産運転が行える状態に準備され、CRT(2
33)の画面には生産運転の画面が表示され、始動キー
(255)が押されると生産運転が再開される。
【0104】また、同様にフィルタ(206)、(20
8)の交換、清掃を行う場合も、タワー灯(16)の黄
色のランプが点滅し、作業者に前記フィルタ(20
6)、(208)の交換、清掃をする必要のあることを
報知する。このとき図28に示すようにCRT(23
3)の画面にもフィルタ(206)、(208)の交
換、清掃の待機状態である旨が表示される。また、ブザ
ー等で報知してもよい。
【0105】次に、作業者が来てその画面上の「警報解
除」の操作スイッチ部を押して警報を解除し、安全扉
(17)を開けて、フィルタ(206)、(208)の
交換、清掃をし、終了後作業者は安全扉(17)を閉め
る。作動キー(256)を押圧すると生産運転が行える
状態に準備され、CRT(233)の画面には生産運転
の画面が表示され、始動キー(255)が押されると生
産運転が再開される。
【0106】更に、スクリーン板(144)上のペース
ト半田(178)の残量が少なくなったことを検出して
ペースト半田を補充する場合にも、同様に作業手順を画
面表示させるようにしても良い。
【0107】また、前記テーブル(87)に基板(2
0)を吸着載置する場合に該基板(20)の浮き上がり
を防止するための機構を設けても良い。該機構について
図29乃至図34を基に説明する。
【0108】(270)は基板押さえ部材で、シリンダ
(271)の駆動により基板(20)の上面に下降され
て、そのバネ(272)により下方に付勢された基板押
さえ部(273)が基板(20)に当接することによ
り、浮き上がりを防止する。即ち、図30に示すように
チャックベルト(30)上に基板(20)が搬送されて
来てストッパピン(139)によりその移動が規制され
た後、図31に示すようにシリンダ(271)の駆動に
より基板押さえ部(273)が基板(20)の上面に下
降されて来て基板(20)の浮き上がりを防止した状態
で、チャック(5)の吸着治具(41)で基板(20)
を吸着させる。
【0109】また、チャック(5)に基板(20)を吸
着させた後は、図32に示すように前記ストッパピン
(139)が上昇されると共に該基板押さえ部材(27
0)も上昇される。尚、図33及び図34示すようにス
トッパピン(139)を上昇させてから基板押さえ部材
(270)を上昇させても良く、両運転方法を選択可能
としても良い。更に、前記基板押さえ部(273)は扱
う基板(20)の基板サイズに応じて取り付け位置が調
整可能なものである。
【0110】また、生産運転中に例えば認識カメラ(1
2)がX方向にオーバーラン異常を起こした場合の解除
動作について説明する。このとき、認識カメラ(12)
のオーバーランを図示しない中間オーバーランセンサが
検知したらカメラ(12)の移動を停止すると共に図3
5に示す生産運転(印刷)の画面が図36に示す異常発
生の画面に変わり、タワー灯(16)の黄色のランプが
点滅し、作業者に前記異常が発生したことを報知する。
このとき図36に示すようにCRT(233)の画面に
異常原因が表示される。また、ブザー等で報知してもよ
い。
【0111】次に、作業者が来てその画面上の「警報解
除」の操作スイッチ部を押して警報を解除し、復帰キー
(258)をタッチすると図1に示すハードインターロ
ックの画面が表示される。この画面には、ハードインタ
ーロックからの復帰動作の手順が表示されている。この
手順に従って、作業者は非常停止キー(259)をタッ
チして装置の電源を遮断する。次に、前記中間オーバー
ランセンサから外れる位置までカメラ(12)を移動さ
せる。次に、電源を再投入する。そして、画面に初期画
面を表示させ、「データ編集」の操作スイッチ部をタッ
チして図38に示すデータ編集の画面を表示させ、この
画面の「オフセットデータ」の操作スイッチ部をタッチ
して図39に示すオフセットデータの画面を表示させ
る。次に、この画面の「装置オフセット」の操作スイッ
チ部をタッチして図40に示す装置オフセットの画面を
表示させる。そして、この画面内のカメラ−ストッパに
関するオフセットデータが表示されている表示部を見て
データの設定ミスがないか確認する。ミスがなければそ
のまま、ミスがあれば再設定を行った後原点復帰させ、
復帰キー(258)をタッチすると図41に示す生産運
転(印刷)の停止中の画面が表示され、始動キー(25
5)をタッチすると生産運転が再開される。
【0112】また、ハードインターロックの画面で該ハ
ードインターロックの解除動作をしないで復帰キー(2
58)をタッチし、生産運転停止中の画面で始動キー
(255)をタッチしても生産運転は再開されず、図4
2に示す起動案内の画面が表示される。この画面には、
起動不可内容と起動案内が表示されている。そこで、作
業者は「画面復帰」の操作スイッチ部をタッチして、ハ
ードインターロックの画面に復帰させてハードインター
ロックの解除動作を行うこととなる。
【0113】次に、基板種の異なる基板(20)に対応
してパターン孔の異なるスクリーン板(144)への自
動交換動作について説明する。
【0114】先ず、ロック機構(150)によるスクリ
ーン取付台(145)とスキージ取付台(149)との
ロックを解除した状態で図14に示すように上下シリン
ダ(164)の駆動によりスキージ取付台(149)を
揺動させる。このとき、シリンダ(152)の駆動によ
り受け板(153)が前進移動されてスキージ(17
5)に付着したペースト半田(178)が装置内に落下
するのを防止している。
【0115】次に、図16に2点鎖線で示す印刷部
(6)のスクリーン板(144)にロッドレスシリンダ
(300)の駆動により移載機構(297)を前進移動
させ、シリンダ(301)の駆動により下降させてその
引掛け部(299)をスクリーン板(144)に引掛け
た状態で移載機構(297)を後退移動させて該スクリ
ーン板(144)を第2のコンベア(292)上に移載
した後、移載機構(297)を上昇させる。次に、駆動
モータ(285)、(293)を駆動させ第1、第2の
コンベア(286)、(292)を介して該スクリーン
板(144)をストッカ部(283)に収納する。そし
て、シリンダ(288)の駆動によりリニアガイド(2
89)に沿って駆動モータ(285)側のギアとコンベ
ア(286)側のギアとを離した後上下モータ(28
2)を駆動させて所望のスクリーン板(144)を載置
した段が搬送レベルに位置されるように移動させる。ス
クリーン板(144)が搬送レベルに到達したらシリン
ダ(288)を駆動させてモータ(285)側のギアと
コンベア(286)側のギアとを噛合させた後駆動モー
タ(285)、(293)を駆動させてスクリーン板
(144)を第2のコンベア(292)上に搬送する。
そして、シリンダ(301)の駆動により移載機構(2
97)を下降させて押出し部(298)をスクリーン板
(144)の後端に位置させた状態でロッドレスシリン
ダ(300)により、該移載機構(297)を前進移動
させて、スクリーン板(144)を印刷部(6)へ押出
し、該移載機構(297)は上動した後後退移動する。
【0116】印刷部(6)のスクリーン取付台(14
5)上にスクリーン板(144)が載置された後上下シ
リンダ(164)の駆動によりスキージ取付台(14
9)が下降されて来て図示しない位置決め機構を介して
スクリーン板(144)は固定され、印刷動作が行える
状態となる。
【0117】尚、前述した受け板(152)にペースト
半田(178)がたまった場合には、作業者が拭き取
る。また、スクリーン板(144)の自動交換の回数を
カウントしておき、所定回数となったら受け板(15
2)を清掃するように作業者に報知するようにしても良
い。
【0118】更に、スクリーン板(144)の交換は手
作業で行うこともでき、この場合受け板(152)を作
動させる際は、初期画面で「段取作業」の操作スイッチ
部をタッチして図43に示す段取作業の画面を表示さ
せ、この画面で「段取替え」の操作スイッチ部をタッチ
して図44に示す段取替えの画面を表示させる。そし
て、この画面の「ペースト落下防止清掃」の操作スイッ
チ部をタッチして図45に示すペースト落下防止清掃の
画面を表示させ、この画面に表示された手順に従って受
け板(152)を作動させたり、清掃する。
【0119】また、吸着治具(41)を有するチャック
(5)に限らず、バックアップピンを有し基板(20)
をバックアップするチャックにも適用でき、バックアッ
プピンが先付け部品に当接しないようにすることも可能
である。
【0120】更に、ストッパピンの待機位置への移動時
にオフセットデータを加味するに限らず、該オフセット
データ分だけテーブル(87)を介してチャック(5)
位置を調整しても良く、双方を調整しても良い。
【0121】また、チャック供給部(9)から供給され
たチャック(5)が適正のものであるか否か認識カメラ
で各チャック(5)毎に付されたマークを認識させて識
別させても良い。例えばマークとして可動壁(21)及
び固定壁(22)の上面に小さい穴を空けてその間隔か
らチャック幅を求め、その結果が予めRAM(230)
に設定された値となるか否かで識別する。また、マーク
の形状を変更させても良い。
【0122】更に、前記マークの認識結果から予め設定
されているマークの位置との位置ズレ(X、Y方向)を
認識して供給側ギア(31)や排出側ギア(32)を夫
々供給コンベア部(2)や排出コンベア部(8)にジョ
イントさせる場合に前記ズレ量を基にテーブル(87)
をXY移動させて適正にジョイントできるようにさせて
も良い。
【0123】
【発明の効果】以上、本発明によれば異常状態からの復
帰動作手順を画面表示させたため、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】CRTに表示された画面を示す図である。
【図2】本発明を適応せるスクリーン印刷機の正面図で
ある。
【図3】同印刷機の安全扉を開いた側面図である。
【図4】同印刷機の平面図である。
【図5】同印刷機の安全扉を開けた正面図である。
【図6】チャックの側面図である。
【図7】供給コンベア部及びチャックの正面図である。
【図8】供給コンベア部及びチャックの平面図である。
【図9】チャック位置決部の正面図である。
【図10】ロックレバーが外れた場面を示す正面図であ
る。
【図11】X−Y−θテーブルを示す平面図である。
【図12】認識カメラ駆動部の平面図である。
【図13】認識カメラ駆動部の正面図である。
【図14】印刷部のスキージ取付台を揺動させた図であ
る。
【図15】印刷動作を示す正面図である。
【図16】スクリーン板ストッカの正面図である。
【図17】クリーニングユニットを示す側面図である。
【図18】清掃用スキージを示す斜視図である。
【図19】真空源側のフィルタを示す斜視図である。
【図20】CRTに表示された画面を示す図である。
【図21】CRTに表示された画面を示す図である。
【図22】CRTに表示された画面を示す図である。
【図23】CRTに表示された画面を示す図である。
【図24】チャック位置決部を示す平面図である。
【図25】CRTに表示された画面を示す図である。
【図26】CRTに表示された画面を示す図である。
【図27】CRTに表示された画面を示す図である。
【図28】CRTに表示された画面を示す図である。
【図29】基板押さえ部材の動作図である。
【図30】基板押さえ部材の動作図である。
【図31】基板押さえ部材の動作図である。
【図32】基板押さえ部材の動作図である。
【図33】基板押さえ部材の動作図である。
【図34】基板押さえ部材の動作図である。
【図35】CRTに表示された画面を示す図である。
【図36】CRTに表示された画面を示す図である。
【図37】本発明の制御ブロック図である。
【図38】CRTに表示された画面を示す図である。
【図39】CRTに表示された画面を示す図である。
【図40】CRTに表示された画面を示す図である。
【図41】CRTに表示された画面を示す図である。
【図42】CRTに表示された画面を示す図である。
【符号の説明】
(1) スクリーン印刷機 (4) チャック位置決部 (6) 印刷部 (9) チャック供給部 (10) チャック排出部 (12) 認識カメラ (14) クリーニング部 (15) 操作部 (20) プリント基板 (41) 吸着治具 (87) X−Y−θテーブル (142) スクリーン基台 (143) スクリーン支軸 (144) スクリーン板 (145) スクリーン取付台 (149) スキージ取付台 (152) 受け板 (153) シリンダ (168) 印刷モータ (175) スキージ (178) ペースト半田 (192) クリーニングユニット (200) 清掃用スキージ (206) フィルタ (208) フィルタ (229) CPU (230) RAM (233) CRT (240) 印刷カウンタ (241) クリーニングカウンタ (260) タッチパネルスイッチ (280) スクリーン板ストッカ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置作動中に異常が発生した際電源を遮
    断して非常停止させるプリント基板にチップ部品を組立
    てるために所定作業を行う部品組立装置において、異常
    が発生した場合の作業者による復帰動作手順を画面表示
    する表示装置を設けたことを特徴とする部品組立装置。
JP5006203A 1993-01-18 1993-01-18 部品組立装置 Pending JPH06210524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002368499A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Fuji Mach Mfg Co Ltd 対回路基板作業機

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