JPH0524358U - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機

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JPH0524358U
JPH0524358U JP7046791U JP7046791U JPH0524358U JP H0524358 U JPH0524358 U JP H0524358U JP 7046791 U JP7046791 U JP 7046791U JP 7046791 U JP7046791 U JP 7046791U JP H0524358 U JPH0524358 U JP H0524358U
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JP
Japan
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chuck
squeegee
foreign matter
circuit board
printed circuit
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Pending
Application number
JP7046791U
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English (en)
Inventor
貞男 増田
晃久 飯野
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Publication date
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板の上面に異物が付着した状態で
はスクリーン印刷を行なわないようにして、印刷不良、
スクリーン板の破損を防止することを目的とする。 【構成】 上流側から搬送されて来るプリント基板(1
5)の上面に異物(149)が付着している場合、異物
検出装置(148)により検出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スクリーン板上の塗布剤を該スクリーン板を介して駆動源に駆動さ れ移動するスキージによりプリント基板に塗布するスクリーン印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
此種スクリーン印刷機において、上流側より搬送されて来るプリント基板の上 面に例えばチップ部品等の異物が付着している場合、そのまま印刷動作が行なわ れると印刷不良の原因となったり、スクリーン板が破損する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、スクリーン印刷を行なう前にプリント基板の上面に異物が付着してい るか否か検出して、異物が付着した状態でスクリーン印刷を行なわないようにし て、印刷不良、スクリーン板の破損を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのため、本考案はスクリーン板上の塗布剤を該スクリーン板を介して駆動源 に駆動され移動するスキージによりプリント基板に塗布するスクリーン印刷機に 於いて、上流側から搬送されて来るプリント基板の上面に付着している異物を検 出する異物検出装置を設けたものである。
【0005】 また、本考案はスクリーン板上の塗布剤を該スクリーン板を介して駆動源に駆 動され移動するスキージによりプリント基板に塗布するスクリーン印刷機に於い て、上流側から搬送されて来るプリント基板の上面に付着している異物を取り除 く異物排除装置を設けたものである。
【0006】
【作用】
以上の構成から、上流側から搬送されて来るプリント基板の上面に異物が付着 している場合、異物検出装置により検出される。
【0007】 また、上流側から搬送されて来るプリント基板の上面に異物が付着している場 合、異物排除装置により該異物が取り除かれる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図に基づき説明する。図2及び図3において、(1) はスクリーン印刷機であり、(2)は後述するプリント基板(15)を上流装置 より供給する供給コンベア部であり、(4)は該基板(15)を固定するチャッ ク(5)を位置決めするチャック位置決部である。
【0009】 (6)は前記基板(15)に後述するペースト半田を印刷する印刷部であり、 (8)は印刷部(6)より基板(15)を排出する排出コンベア部である。(9 )はチャック(5)を複数種収納するチャックストッカである。
【0010】 (11)は認識カメラ(12)を駆動する認識カメラ駆動部で、(14)は操 作部である。
【0011】 次に、チャック(5)について説明する。
【0012】 図4において、(15)はプリント基板であり、チャックレール(16)に把 持され固定される。(17)はチャック基台である。(18)は図示しない駆動 源により駆動され、プリント基板(15)を搬送するチャックベルトである。( 20)はバックアップピンプレート(21)上に複数本立設されたバックアップ ピンであり、図示しないシリンダによりプレート(21)が昇降することにより 、基板(15)は図4の実線で表わされるチャックベルト(18)に支持される 位置と2点鎖線で表わされる基板(15)上面がチャックレール(16)上面と 略同じ高さとなる位置の間を昇降する。
【0013】 次に、チャック位置決部(4)について説明する。
【0014】 図5乃至図7において、(23)はチャック供給部(9)より押出されてきた チャック(5)を載置するX−Y−θテーブルである。該テーブル(23)は、 Xテーブル(24)、Yテーブル(25)及びθテーブル(26)により構成さ れる。
【0015】 Xテーブル(24)は基台(27)に設けられた一対のXガイドレール(28 )に沿ってXモータ(29)の駆動によるXネジ軸(30)の回動によりXナッ ト体(31)を介してX方向に移動する。Xガイドレール(28)はチャック位 置決部(4)から印刷部(6)までの範囲をX−Y−θテーブル(23)が移動 可能に設けられている。
【0016】 Yテーブル(25)はYモータ(33)の駆動によるYネジ軸(34)の回動 によりYナット体(35)を介してXテーブル(24)上に設けられた一対のY ガイドレール(36)に沿ってY方向に移動する。
【0017】 θモータ(37)の駆動によるθボールネジ軸(38)の回動によりローラ( 39)を一端に有するナット体(40)が該ネジ軸(38)に沿って移動するが 、該ローラ(39)はθテーブル(26)の切欠部(41)に嵌込まれており、 該ローラ(39)の移動によりθ支軸(43)を支点に該θテーブル(26)は θ方向に回動する。
【0018】 θテーブル(26)にはチャック(5)の移動を案内するガイド(44)が設 けられているが、図7における右側のガイド(44)の2箇所が切欠かれてθテ ーブル(26)にロックレバー支軸(45)のまわりに揺動可能に、チャック基 台(17)を固定するロックレバー(46)が設けられている。ロックレバー( 46)はその下部に設けられたカムフォロワ(47)にθテーブル(26)に設 けられたシリンダ(48)のロッドが当接し押圧されることにより図5のように 反時計方向に揺動してチャック基台(17)をロックする。ロックレバー(46 )は図示しないバネにより図6の時計方向に揺動するように付勢されている。
【0019】 次に、チャックストッカ(9)について説明する。
【0020】 本実施例では、図8及び図9等に示すように該チャックストッカ(9)はバッ クアップピン(20)の立設位置の異なる3種のチャック(5)をストッカボッ クス(120)内に3段に収納している。(121)は該ストッカボックス(1 20)を上下動する上下駆動用モータで、該モータ(121)の回動が伝達され る出力シャフト(118)の回動によりスライダ部(119)が移動するに伴な いストッカボックス(120)は上下動される。これにより、所望のチャック( 5)はチャック押出位置へ移動させられる。(123)はチャック押出位置にあ るチャック(5)をX−Y−θテーブル(23)へ押出したり、X−Y−θテー ブル(23)上のチャック(5)を該ストッカボックス(120)内へ引き戻す チャック移載用シリンダで、チャック(5)の底部に穿設された穴(図示せず) に第1、第2のシリンダ(125),(126)の駆動により嵌合ピン(127 ),(128)が入り込んだ状態のチャック嵌合機構(129)に設けられた係 合板(130)の図8における右端部の切欠(130A)に前記シリンダ(12 3)のロッドに形成された嵌合部(123A)が係合してチャック(5)を移載 用ガイド(131),(132)に案内させて押出したり、引き戻したりする。
【0021】 次に認識カメラ駆動部(11)について説明する。図2、図3、図10及び図 11において、(50)はX移動体であり、Xカメラ駆動モータ(51)の駆動 によるXカメラネジ軸(52)の回動によりナット(53)を介してXカメラガ イド(54)に沿ってX方向の移動を行なう。X移動体(50)にはYカメラ駆 動モータ(55)に駆動され回動するYカメラネジ軸(56)が取付けられてお り、該ネジ軸(56)に嵌合するYナット体(57)に取付けられた認識カメラ (12)は同じくX移動体(50)に設けられたYカメラガイド(58)に沿っ てネジ軸(56)の回動によりY方向に移動し、基板(15)の位置認識及び後 述するスクリーン板(67)の位置認識を行なう。
【0022】 前記Yナット体(57)にはさらにストッパシリンダ(61)が、ロッド(6 2)を上下方向に伸縮するように取付けられており、ストッパピンホルダ(63 )を介してチャック位置決部(4)のプリント基板(15)を規制するストッパ ピン(64)がロッド(62)の先端部で連結されている。該ストッパピン(6 4)はシリンダ(61)の作動によりYナット体(57)内を貫通して案内され ながら上下動する。ストッパピンホルダ(63)には基板(15)を検出する基 板センサ(65)が取付けられている。
【0023】 次に、印刷部(6)について説明する。
【0024】 図12において、(66)はスクリーン板(67)が取付けられたスクリーン 取付台である。(68)はスキージ取付台であり、スキージ台ガイド(69)が 設けられ、該ガイド(69)に沿ってX方向にスキージ台(70)が移動可能に 成されている。印刷モータ(71)の回動を減速器(72)で減速させ駆動プー リ(73)に伝えこれを回動させ、該駆動プーリ(73)と従動プーリ(74) の間に掛渡されたスキージベルト(75)が回動することにより該ベルト(75 )に取付けられたスキージ台(70)は移動する。スキージ台(70)には遮光 板(76)が設けられ、該遮光板(76)を原点検出センサ(77)が検出する ことによりスキージ台(70)の原点位置が検出される。
【0025】 スキージ台(70)には対向する2本のスキージ(79)がスキージ上下ガイ ド(80)に案内されスキージ上下シリンダ(81)の作動により上下動可能に 取付けられている。該スキージ(79)が下降し印刷モータ(71)の駆動によ りスクリーン板(67)上を水平移動することによりペースト半田がスクリーン 板(67)の中央部に穿設されたパターン孔を介してX−Y−θテーブル(23 )上のプリント基板(15)に印刷される。図13及び図14に示す(140) ,(141)はスキージ(79)の角度を夫々変更する駆動モータで、該モータ (140),(141)の回動が伝達される出力シャフト(137),(他方図 示せず)にスキージ取付け板(138),(139)は固定されている。これに より、駆動モータ(140),(141)を回動させて出力シャフト(137) ,(他方図示せず)を介してスキージ取付け板(138),(139)を回動さ せることにより、ペースト半田の粘度、パターン孔径等に応じてスキージ(79 )のスキージ角を種々変更可能とする。図15乃至図17に示す(142)はス クリーン印刷動作が続けられスクリーン板(67)のパターン孔に詰ったり、垂 れ下がったペースト半田を真空吸着して清掃するクリーニング装置である。(1 43)はシリンダ(144)により下動されてスクリーン板(67)上方所定位 置まで下降される図17に示すようにスクリーン板(67)のパターン範囲の最 大幅寸法より大きい幅を有する吸着部で、図示しない真空源からの真空圧でパタ ーン孔内のペースト半田を吸い上げる。そして、該吸着部(143)は駆動モー タ(145)の駆動が伝達される駆動プーリ(168)と従動プーリ(図示せず )に掛け渡されたタイミングベルト(169)に固定されているため、駆動モー タ(145)の駆動によるタイミングベルト(169)の移動により移動用ガイ ド(146),(147)に沿ってスクリーン板(67)上を水平移動される。
【0026】 尚、このクリーニング装置(142)は、一方向のみ移動可能とした例を示す が、これに限らず直交する二方向に移動可能とすれば、吸着部をコンパクトにす ることができる。
【0027】 図1において、(148)は前記供給コンベア部(2)上のプリント基板(1 5)上に例えばチップ部品等の異物(149)が付着しているか否か検出する異 物検出装置である。(150)はプリント基板(15)上を転がるローラで、プ リント基板(15)上に異物が付着していれば、該異物(149)上に乗り上が り、一定レベルより異物(149)の厚み分上昇される。(151)はローラ( 150)の枢支軸(152)に該ローラ(150)を跨がって固定される断面コ の字形状の薄板(153)に下端部が固定されると共に固定ベース(154)に 上下動可能に挿入される上下ガイドで、上端に検知板(155)が設けられてい る。(156)は前記ローラ(150)の上昇に伴なう検知板(155)の上昇 を検知するフォトセンサである。即ち、投光部から発光され受光部に受光されて いた光が、検知板(155)で遮光され受光部に受光されなくなった場合に異物 が付着しているものとする。尚、ローラ(150)は上下ガイド(151)に巻 装したスプリング(157)により下方に付勢されている。
【0028】 (158)はプリント基板(15)上の異物(149)を排除する異物排除装 置である。(159)はプリント基板(15)上の異物(149)を掃き取るブ ラシで、駆動モータ(160)の駆動によりベルトを介して回動される。(16 1)は該ブラシ(159)を上下ガイド(162),(163)に案内させて上 下動させる上下駆動用シリンダで、下動位置でブラシ(159)をプリント基板 (15)上に当接させる。
【0029】 図18の(164)は排出コンベア部(8)上のスクリーン印刷終了後のプリ ント基板(15)がスキージ(79)とスクリーン板(67)との摩擦により帯 電されているかもしれないことを考慮して、イオン化した空気をプリント基板( 15)に吹き付けて静電気を中和させる静電気中和装置である。
【0030】 次に制御系統についての説明を行なう。
【0031】 図19において、(85)はCPUであり、スクリーン印刷機(1)のプリン ト基板(15)の印刷動作に係る種々の動作をRAM(86)に格納された情報 に基づきROM(87)に格納されたプログラムに従って行なう。
【0032】 (88)はインターフェースであり、操作部(14)、認識カメラ(12)、 CRT(89)及び各種センサ類等を接続する。(90)は各モータ及び各シリ ンダを駆動する駆動回路である。
【0033】 次に操作部(14)について説明する。
【0034】 操作部(14)にはデータを入力するテンキー(92)、カーソルキー(93 )、NCデータの設定モードにするための教示キー(94)、原点復帰等のマニ ュアル運転モードにするための手動キー(95)、自動運転モードにするための 自動キー(96)、運転を開始するための始動キー(97)、原点復帰動作等を 開始するための作動キー(98)、運転を停止させるための停止キー(99)及 びSETキー(100)が設けられている。
【0035】 次に、前記NCデータの設定動作について説明する。
【0036】 先ず教示キー(94)を押すと、CRT(89)の画面には図20に示される ようなNC DATA INFORMATION画面が現れる。次に、カーソル キー(93)を操作しカーソル(101)を設定したい基板種である「PCB− 002」に合わせSETキー(100)を押圧すると、CRT(89)の画面は 各データを設定するためのOPERATION DATA EDIT画面となる 。
【0037】 次に、作業者がテンキー(92)等を操作して図21の画面のごとく各データ を入力する。
【0038】 図21の各データについて説明する。
【0039】 「PCB SIZE」は基板(15)のX方向及びY方向のサイズを「mm」 の単位で示すデータであり、基板種「PCB−002」の場合X方向サイズは「 300mm」である。「PRINTING(SINGLE/DOUBLE)SE LECT」は印刷動作が往復であるか片道であるかを指定するもので「1」は往 復動作であることを示す。
【0040】 「SQUEEGEE SPEED」はペースト半田の印刷時のスキージ(79 )の移動速度を示すデータであり、「mm/sec」の単位で設定される。基板 種「PCB−002」の場合「30mm/sec」である。「SQUEEGEE ANGLE」はスクリーン板(67)に対するスキージ(79)の角度を示す データであり、「度」の単位で設定される。基板種「PCB−002」の場合「 45度」である。「CHUCK NO」は所望のチャック(5)番号を示すデー タであり、基板種「PCB−002」の場合「2」である。以上のデータ設定は 、プリント基板(15)の種類毎に行なわれ、プリント基板(15)の種類毎に RAM(86)に記憶される。
【0041】 以上のような構成により以下動作について説明する。
【0042】 先ず前述のようなキー操作により、スクリーン印刷機(1)のNCデータの設 定は基板種「PCB−002」に対応した図20で示すものになっているものと して、以下説明する。
【0043】 先ず、作業者が始動キー(97)を押すと、供給コンベア部(2)上に上流側 から搬送されて来たプリント基板(15)上に異物(149)が付着していれば 、異物(149)にローラ(150)が乗り上がり検知板(155)が上昇され てフォトセンサ(156)の投光部から発光された光が受光部に受光されないこ とから、CPU(85)は異物(149)が付着していると判断して、異物排除 装置(158)で該異物(149)を排除する。即ち、駆動モータ(160)の 駆動によりブラシ(159)を回動させながら、該ブラシ(159)を上下駆動 用シリンダ(161)により上下ガイド(162),(163)に案内させてプ リント基板(15)上に下降させた後、プリント基板(15)の移動により異物 (149)がブラシ(159)により掃き取られる。
【0044】 次に、Xモータ(29)が回動しX−Y−θテーブル(23)は供給コンベア 部(2)に接近し、プリント基板(15)(図20で示されるデータに対応して いる)を受渡せる位置に停止する。供給コンベア部(2)がプリント基板(15 )の搬送を開始すると、図示しない駆動源によりチャックベルト(18)が駆動 される。
【0045】 この基板(15)の供給搬送動作が開始されると、RAM(86)内のNCデ ータ中のPCB SIZEのXデータ「300」よりXカメラ駆動モータ(51 )及びYカメラ駆動モータ(55)を回動させチャック(5)のX方向の中央位 置に基板(15)の中心を停止させる位置にストッパピン(64)を移動させる 。即ちチャック(5)のX方向の中央より印刷部(6)側に「150mm」離れ た位置にストッパピン(64)は移動される。そしてストッパシリンダ(61) を作動させストッパピン(64)を下降させる。
【0046】 このようにして、プリント基板(15)がチャックベルト(18)に搬送され て来ると、該基板(15)はストッパピン(64)に当接して停止されると共に 基板センサ(65)が該基板(15)を検出しこの検出信号によりCPU(85 )は図示しない駆動源を停止させチャックベルト(18)の回動が停止する。
【0047】 次に、図示しない上下動手段によりバックアップピン(20)が多数配設され たバックアップピンプレート(21)が上昇し、チャックベルト(18)上の基 板(15)を支持し、図4の2点鎖線で示されるチャックレール(16)の上部 位置まで上昇させる。
【0048】 そしてチャックレール(16)が間隔を狭める方向に移動し、プリント基板( 15)を把持し固定する。基板(15)の固定動作が完了すると、Xモータ(2 9)の回動によりX−Y−θテーブル(23)が供給コンベア部(2)から離脱 する方向に移動する。
【0049】 次に、認識カメラ(12)による基板(15)の位置認識が行なわれる。
【0050】 即ち、Xカメラ駆動モータ(51)及びYカメラ駆動モータ(55)の回動に より認識カメラ(12)が基板(15)の図示しない位置決めマーク上に移動し 基板(15)の位置が認識される。この認識結果及びすでに認識済のスクリーン 板(67)の位置の認識結果に基づき、スクリーン板(67)に対して基板(1 5)がスクリーン板(67)の中央の位置すべき位置となるようX−Y−θテー ブル(23)はXモータ(29)の回動によりX方向にXガイドレール(28) に沿ってYモータ(33)の回動によりY方向にYガイドレール(36)に沿っ て移動しスクリーン板(67)下部に停止する。
【0051】 その後、θモータ(37)の回動によりθテーブル(26)はθ支軸(43) を支点にθ方向に回動し、基板(15)はスクリーン板(67)に対して位置す べき位置に位置決めされる。
【0052】 スクリーン板(67)の中央でペースト半田の塗布を行なうようにしているの は、スクリーン板(67)の中央が端部に比べ伸縮に方向性がなく均一であり、 印刷ずれに対して精度が良いためである。前述しているようにチャック(5)の 中央位置に基板(15)が固定されていなくともスクリーン板(67)の中央に 該基板(15)を位置させることは可能であるが、小さな基板(15)をチャッ ク(5)の端で固定すると、チャック(5)の端部が、スクリーン板(67)の 取付台(66)に当たってしまうためチャック(5)の中央部に基板(15)を 固定している。
【0053】 次に図示しない昇降手段によりスクリーン板(67)が、プリント基板(15 )にペースト半田の塗布ができる位置まで下降する。
【0054】 この後、スキージ(79)の移動によるペースト半田の基板(15)への印刷 動作が行なわれるが、この印刷動作について説明する。
【0055】 既にNCデータの「SQUEEGEE ANGLE」で指定されている「45 度」に駆動モータ(140),(141)の駆動によりスキージ(79)の角度 は、調整されていると共にNCデータの「PRINTING(SINGLE/D OUBLE)SELECT」が「1」であることにより往復印刷モードが選択さ れている。印刷モータ(71)が回動し、駆動プーリ(73)、従動プーリ(7 4)、スキージベルト(75)を介してスキージ台(70)が原点位置より高速 移動し印刷すべきパターン孔の存在範囲の直前位置に停止する。
【0056】 次に、右側のスキージ(79)がシリンダ(81)の作動により下降すると、 印刷モータ(71)が回動しスキージ台(70)が移動することによりスキージ (79)は所定位置までNCデータの「SQUEEGEE SPEED」で指定 されている速度「30mm/sec」でペースト半田を基板(15)に刷込みな がら移動する。
【0057】 こうして、ペースト半田のプリント基板(15)への往路方向の印刷が完了し たら、下降している右側のスキージ(79)を上昇させ、左側のスキージ(79 )を下降させて復路方向の印刷を行ない、該スキージ(79)を上昇させる。
【0058】 次に、プリント基板(15)を載置するX−Y−θテーブル(23)は、Y方 向の移動及びθ方向の回動により基板(15)を排出可能な位置とし、Xモータ (29)の回動により排出コンベア部(8)側に移動し、排出コンベア部(8) に基板(15)を排出できる位置に停止する。
【0059】 そして、チャックレール(16)が開き、基板(15)を解放し、バックアッ プピン(20)が下動して基板(15)がチャックベルト(18)上に載置され る。この後、排出コンベア部(8)が回動し始めると、チャックベルト(18) は該基板(15)を搬送し排出コンベア部(8)に移載する。この排出コンベア 部(8)上で静電気除去作業が行なわれる。即ち、排出コンベア部(8)へ搬送 されて来た基板(15)がスクリーン印刷時のスキージ(79)とスクリーン板 (67)との摩擦による静電気の発生を考慮して該基板(15)に静電気中和装 置(164)によりイオン化した空気を吹き付けて静電気を除去する。その後、 基板(15)は下流側へ排出される。
【0060】 次に、Xモータ(29)の回動によりX−Y−θテーブル(23)は、供給コ ンベア部(2)側に移動する。そして、供給コンベア部(2)より次の基板(1 5)がチャックベルト(18)に移載される。
【0061】 そして前述と同様にして、基板(15)の固定が行なわれスクリーン板(67 )の下方に位置決めされる。そしてスクリーン板(67)が下降してスキージ( 79)によるペースト半田の印刷が行なわれる。
【0062】 以下、印刷動作が続けられ図示しないカウンタにより印刷動作回数が所定回数 となった場合、スクリーン板(67)のクリーニング動作が行なわれる。即ち、 クリーニング装置(142)の吸着部(143)がシリンダ(144)の駆動に よりスクリーン板(67)上方所定位置まで下降して来て、駆動モータ(145 )の駆動により移動用ガイド(146),(147)に沿って該スクリーン板( 67)上を水平移動する間に、スクリーン板(67)のパターン孔に詰ったり、 垂れ下がったペースト半田を真空吸着して清掃する。
【0063】 尚この場合、現実の詰り、垂れ下がりを認識カメラ、その他検出手段を用いて 検出した場合にこのような清掃を行なっても良い。
【0064】 次に、プリント基板(15)の機種替えによる動作について説明するが、当該 基板(15)の種類が「PCB−002」から「PCB−001」に変更する場 合において、初めにチャック(5)の段取替えについて説明する。
【0065】 先ず、停止キー(99)を押圧して装置を停止させる。次に、手動キー(95 )を押圧して全原点復帰させると共にCRT(89)の画面に図27に示す基板 種「PCB−001」の基板(15)のNCデータを表示させる。
【0066】 そして、カーソルキー(93)を操作して図示しないカーソルを「CHUCK NO」の位置に移動させた後、作動キー(98)を押圧すると以下の動作が行な われる。
【0067】 現在X−Y−θテーブル(23)上に載置されたチャック(5)のチャック基 台(17)のロックレバー(46)による固定をシリンダ(48)の作動により 解除した後、図22乃至図25の動作の逆動作を行なう。即ち、図25に示すよ うにチャック移載用シリンダ(123)の正動により係合板(130)を介して チャック嵌合機構(129)が前進され、第2のシリンダ(126)の駆動によ り嵌合ピン(128)がチャック(5)の穴に嵌合された後、該チャック移載用 シリンダ(123)の逆動によりチャック嵌合機構(129)が後退させられ、 チャック(5)は図24に示す位置に移動される。そして、第2のシリンダ(1 26)の駆動により嵌合ピン(128)をチャック(5)の穴より抜き取った後 、チャック嵌合機構(129)を再び前進させて第1のシリンダ(125)の駆 動により嵌合ピン(127)を上動させてチャック(5)の穴に嵌合させた後、 チャック嵌合機構(129)が後退させられて、図22に示すようにチャック( 5)はストッカボックス(120)内に収納される。次に、基板種「PCB−0 01」に対応する最上位のチャック(5)が上下駆動用モータ(121)の駆動 によりチャック押出し位置に待機され、前述と逆の動作が行なわれることになる 。
【0068】 即ち、最上位のチャック(5)がチャックストッカ(9)より押出されてX− Y−θテーブル(23)上に載置される。チャック(5)の穴には第1のシリン ダ(125)の駆動により上動された嵌合ピン(127)が嵌合し、チャック嵌 合機構(129)の係合板(130)に係合しているチャック移載用シリンダ( 123)の駆動により、チャック(5)は図22に示す位置から図23に示す位 置となる。次に、図23に示すように第1のシリンダ(125)の駆動により嵌 合ピン(127)をチャック(5)の穴より抜き取った後、チャック移載用シリ ンダ(122)の逆動によりチャック嵌合機構(129)は図24に示すように 初期位置に戻る。そして、今度は第2のシリンダ(126)が駆動により嵌合ピ ン(128)がチャック(5)の穴に嵌合された後、チャック移載用シリンダ( 122)の正動によりチャック(5)は図24に示す位置から図25に示す位置 へ移動されて、X−Y−θテーブル(23)上に載置される。そして、シリンダ (48)が作動し、ロックレバー(46)がチャック基台(17)を固定するこ とにより、チャック(5)はX−Y−θテーブル(23)上に固定される。チャ ック嵌合機構(129)は初期位置に戻る。
【0069】 次に、図27で示すようなNCデータの「SQUEEGEE ANGLE」で 指定されている「40度」にスキージ(79)の角度がなるように、CPU(8 5)は、駆動モータ(140),(141)を制御し、スキージ(79)の角度 についての段取替え動作が行なわれることとなる。この場合も、チャック(5) の段取替え動作時に説明したようにCRT(89)の画面上でカーソルを「SQ UEEGEE ANGLE」位置へ移動させた後、作動キー(98)を押圧して スキージ角の段取替えが行なわれる。
【0070】 また、本実施例ではスキージは往復動夫々のために2本設けたが、スキージ1 本のみを用い、復動時にはスキージ角を180〔度〕回動させるモータを駆動さ せて往復時とは反対側のスキージ面で印刷を行なうようにしても良い。
【0071】 尚、異物(149)を排除する際、前述したようにブラシ(159)で掃き取 る仕方に限らず、例えば粘着テープを貼ったローラに異物(149)を接着させ ても良い。
【0072】 更に、プリント基板(15)上の異物(149)を検出したら異常報知して作 業者に報知すると共に装置を停止させるようにしても良い。
【0073】 また、異物排除装置(158)を常時作動させておけば、異物検出装置(14 8)は省略できる。
【0074】 また更に、スクリーン印刷後の基板(15)の静電気を除去する際、前述した ように静電気中和装置(164)でイオン化した空気を吹き付ける仕方に限らず 、例えば図26に示すように静電気除去ブラシ(166)を基板(15)に近づ けて静電気を除去しても良い。
【0075】 更に、クリーニング装置(142)の移動用ガイド(146),(147)は 、スキージ台ガイド(69)と共用してもよい。
【0076】 更にまた、クリーニング装置(142)はスキージ台(70)に設けても良い 。
【0077】 また、認識カメラでプリント基板(15)上の異物(149)を検出しても良 い。
【0078】
【考案の効果】
以上、本考案によればスクリーン印刷を行なう前にプリント基板の上面に異物 が付着しているか否か検出するため、スクリーン板を破損してしまったり、スク リーン印刷が正確に行なえないということが防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】異物検出装置及び異物排除装置を示す図であ
る。
【図2】スクリーン印刷機の平面図である。
【図3】スクリーン印刷機の側面図である。
【図4】チャックの側面図である。
【図5】チャック位置決部の正面図である。
【図6】ロックレバーが外れた場面を示す正面図であ
る。
【図7】X−Y−θテーブルを示す平面図である。
【図8】ストッカボックスを示す平面図である。
【図9】ストッカボックスを示す側面図である。
【図10】認識カメラ駆動部の平面図である。
【図11】認識カメラ駆動部の正面図である。
【図12】印刷部の平面図である。
【図13】スキージを示す側面図である。
【図14】スキージを示す正面図である。
【図15】クリーニング装置を示す側面図である。
【図16】クリーニング装置を示す拡大図である。
【図17】クリーニング装置の正面図である。
【図18】静電気中和装置を示す図である。
【図19】本考案の制御ブロック図である。
【図20】CRT画面を示す図である。
【図21】CRT画面を示す図である。
【図22】チャック段取替え動作を示す図である。
【図23】チャック段取替え動作を示す図である。
【図24】チャック段取替え動作を示す図である。
【図25】チャック段取替え動作を示す図である。
【図26】静電気除去ブラシを示す図である。
【図27】CRT画面を示す図である。
【符号の説明】
(15) プリント基板 (148) 異物検出装置 (149) 異物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン板上の塗布剤を該スクリーン
    板を介して駆動源に駆動され移動するスキージによりプ
    リント基板に塗布するスクリーン印刷機に於いて、上流
    側から搬送されて来るプリント基板の上面に付着してい
    る異物を検出する異物検出装置を設けたことを特徴とす
    るスクリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 スクリーン板上の塗布剤を該スクリーン
    板を介して駆動源に駆動され移動するスキージによりプ
    リント基板に塗布するスクリーン印刷機に於いて、上流
    側から搬送されて来るプリント基板の上面に付着してい
    る異物を取り除く異物排除装置を設けたことを特徴とす
    るスクリーン印刷機。
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