JP2010221548A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き取り状の可撓性被印刷基材に印刷するに際して、被印刷基材の張力による歪の影響ない状態で被印刷基材を保持し、歪の無い印刷パターンを効率良く形成することができる印刷装置および印刷方法を提供すること。
【解決手段】可撓性の被印刷基材を載置する印刷定盤71と、この印刷定盤71に設けられた吸着保持機構と、慣らしローラー72と、被印刷基材上にパターン状印刷インキを転移させるインキ転移手段とを備えて構成され、慣らしローラー72が被印刷基材を印刷定盤71に押し付けながら走行するローラーであり、吸着保持機構が、互いに独立して吸着する2以上のエリア71a、71bに区分されており、これらエリア71a、71bが慣らしローラー72の走行方向に沿って並んでいる。印刷定盤71に載置された被印刷基材上を慣らしローラー72が走行し、これに同期して吸着保持機構が順次吸着して前記被印刷基材を保持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、フィルム状の被印刷基材上に精細なパターンを印刷する印刷装置及びそれを使った印刷方法に関するものである。このような印刷物としては、電子ペーパーや液晶表示装置などのカラーフィルタや、配線基板の電気配線や絶縁層などの電子部品などが好適なものとして例示できる。
近年、前記カラーフィルタあるいは電気配線や絶縁層などの部品の基材として、精細なパターン形成用のフィルム状の基材として、可撓性のものが使用されるようになってきた。例えば、プラスチックフィルム、あるいはプラスチックフィルムに薄膜硝子を積層した多層フィルムなどである。
これら可撓性の被印刷基材にカラーフィルタパターンや電気配線や絶縁層のパターンを施す方法にはさまざまな方法が知られているが、その方法の一つとして印刷方法がある。印刷方法には、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、凹版オフセット印刷法、反転印刷法などが知られているが、いずれの印刷方法でも、薄膜から厚膜のパターン形成まで対応でき、1工程で目的とするパターンを形成することが可能なため、効率的でしかも小規模な装置で済むという利点がある。
このうち、フレキソ印刷法は、パターン部を凸状に加工した樹脂製の凸版を使用し、凸版上にインキングし印刷する方法である。パターンの膜厚が1μm以下、パターンの寸法が数十μmのものに適している。
また、スクリーン印刷法は、メッシュ上にパターン開口部を設けたスクリーン版を使用し、パターン開口部よりインキを印刷する方法である。パターン開口部にもメッシュが存在する為、パターン開口部よりやや鈍った形状に印刷パターンが得られる。パターンの膜厚が数μm以上、パターンの寸法が数十μm以上のものに適している。
凹版オフセット印刷法は、パターン部を凹状に加工した凹版を使用し、凹版中にインキを充填しブラケットを介して印刷する方法である。パターンの膜厚が数μm以上、寸法が数μm以上のものに適している。
反転印刷法は、パターン部を凹状に加工した凹版を使用する方法である。すなわち、まず、ブランケットの全面にインキを塗工し、次に、前記凹版を除去版として、ブランケット上インキのうち、不要な部分を除去版の凸部に転移させて除去し、残った画像パターンを被印刷基材に転移させて印刷する方法である。パターンの膜厚が数μm以上、パターン寸法が数μm以上のものに適している。ブランケットの保持方法により装置構成が異なり、従来枚葉のブランケットをシリンダー胴に巻き付ける方法が取られていた(特許文献1参照)。
ところで、いずれに印刷方法を採用する場合においても、可撓性の被印刷基材が巻き取り状のものである場合、この被印刷基材を連続的に搬送しながら、あるいは間欠的に搬送しながら、印刷することができるため、その印刷効率が大幅に改善されることはよく知られている。このような巻き取り状被印刷基材を連続的または間欠的に搬送する装置は、一般に、巻き出し部と巻き取り部とから成り、この巻き出し部と巻き取り部と間に印刷装置や乾燥装置を配置させている。巻き出し部と巻き取り部の間の搬送は、巻き取り部ないし
搬送途中に設けた駆動装置により基材を引っ張る方式で行われており、搬送途中には多数の搬送ローラーが配置されている。この搬送ローラーは、基材の搬送方向を変えたり、搬送速度を調整したり、あるいは、基材を引っ張る力(テンション)を調整したり、その他の様々な目的で設けられるものである。
特開2001−56405号公報 特開2008−105400号公報
しかしながら、搬送途中の搬送ローラーの平行度や左右のテンションの相違被印刷基材に歪みを生じ、この状態で印刷すると、得られた印刷パターンもこ歪むことになる。そして、このパターンの歪みは、カラーフィルタや、配線基板の機能品質に直接の影響を与えるのである。
そこで、本発明は、巻き取り状の可撓性被印刷基材に印刷するに際して、被印刷基材の張力による歪の影響ない状態で被印刷基材を保持し、歪の無い印刷パターンを効率良く形成することができる印刷装置および印刷方法を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、可撓性の被印刷基材を印刷定盤の上面に載置し、この被印刷基材にパターン状印刷インキを転移して印刷する印刷装置であって、
前記印刷定盤と、この印刷定盤に設けられ、前記被印刷基材を吸着保持する吸着保持機構と、印刷定盤に載置された前記被印刷基材上を走行する慣らしローラーと、前記被印刷基材上にパターン状印刷インキを転移させるインキ転移手段とを備えて構成される印刷装置において、
前記慣らしローラーが、印刷定盤の端部から他方の端部まで、被印刷基材を印刷定盤に押し付けながら走行するローラーであり、
前記吸着保持機構が、互いに独立して吸着する2以上のエリアに区分されており、これら2以上のエリアが前記慣らしローラーの走行方向に沿って並んでいることを特徴とする印刷装置である。
請求項1に記載の発明によれば、印刷定盤の上面に載置された可撓性被印刷基材を印刷定盤に押し付けながら慣らしローラーが走行してその歪みをとることができ、また、可撓性被印刷基材の弛みもとることができ、しかも、歪みと弛みとが除去された被印刷基材を、前記吸着保持機構の各エリアが順次吸着してこの状態を保持するから、歪みのない被印刷基材に印刷パターンを形成することが可能となる。
吸着保持機構としては、印刷定盤の内部に設けられた真空吸引機構が利用できるほか、印刷定盤の上面又は被印刷基材に静電気を付与する放電機構を利用することもできる。例えば、慣らしローラーの走行に伴い、慣らしローラーが到達する直前に、その到達位置に放電して荷電させ、この荷電によって両者を密着させる機構である。
吸着エリアは互いに独立して吸着する2以上のエリアに区分されている必要があり、しかも、これら2以上のエリアが慣らしローラーの走行方向に沿って並んでいる必要がある。例えば、慣らしローラーの走行開始位置近くに設けられた端部吸着エリアと、この端部吸着エリアより慣らしローラーの走行方向寄りの位置に設けられたメイン吸着エリアとから構成される2の区分である。また、このメイン吸着エリアを慣らしローラーの走行方向に沿って2つのエリアに区分して、前記端部吸着エリアと合わせて計3つのエリアに区分してもよい。
なお、請求項1に記載の発明は、被印刷基材を印刷定盤に保持した後、この印刷定盤上で複数回の印刷を繰り返して複数の印刷パターンを重ね合わせる場合、被印刷基材は歪みのない状態で載置されているから、これら複数回の印刷パターンの位置合わせが容易である点でも有利である。例えば、色彩の異なる印刷インキを用いて印刷を繰り返す場合である。
また、その印刷方法は任意でよいが、カラーフィルタパターンや電気配線や絶縁層のパターンを施す場合には、反転印刷法が好ましい。また、被印刷基材は枚葉状のものであってもよいが、巻き取り状の被印刷基材を使用する場合、本発明の利点が特に生かされる。そして、巻き取り状の被印刷基材を使用する場合には、この被印刷基材にかかるテンションを解除して被印刷基材に張力がかからないフリーな状態にした後、前記慣らしローラーを走行させてその歪みをとることが望ましい。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の印刷装置において、 前記慣らしローラーの表面が微粘着性であることを特徴とする印刷装置であり、この発明によって、印刷工程の直前に被印刷基材に付着した異物を除去して、高品質の印刷を行うことが可能となる。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の印刷装置において、可撓性の前記被印刷基材を、この被印刷基材にテンションをかけることなく、印刷定盤に載置する載置手段を備えることを特徴とする印刷装置であり、この発明によれば、搬送されてきた被印刷基材にテンションなどによる歪みがある場合にも、そのテンションを解除してフリーな状態で印刷定盤に載置した後、前記慣らしローラーを走行させてその歪みをとることができる。

次に、請求項4〜7に記載の発明は、この載置手段を限定したものである。 すなわち、請求項4に記載の発明は、 前記請求項3に記載の印刷装置において、前記載置手段が、それぞれ印刷定盤の前後に配置され、可撓性の前記被印刷基材を保持する2対のニップ装置であることを特徴とする印刷装置であり、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の印刷装置において、前記ニップ装置が開閉自在に構成されていることを特徴とする印刷装置である。この発明においては、印刷定盤の前後に配置されたニップ装置で可撓性の前記被印刷基材の両端を保持することができるから、被印刷基材にテンションがかけられていない状態であっても、この被印刷基材に折り曲げ等を起こすことなく載置するが可能である。また、二対のニップ装置のうち一方又は両方を開くことで、このニップ装置によるわずかなテンションをも解除することが可能である。そして、載置に続く慣らしローラーの走行によって、前記被印刷基材を一様に広げることが可能となる。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項3〜5のいずれかに記載の印刷装置において、前記ニップ装置の前記被印刷基材を保持する表面がゴム製の材料からなることを特徴とする印刷装置であり、前記被印刷基材にテンションをかけることなく、しかも確実に保持して印刷定盤上に載置することが可能となる。
また、請求項7に記載の発明は、前記請求項3〜6のいずれかに記載の印刷装置において、前記載置手段が、印刷定盤の上面に対して接離自在に構成されていることを特徴とする印刷装置であり、前記載置手段を印刷定盤の上面から離した位置で被印刷基材を保持し
、次に、前記載置手段を印刷定盤の上面に近接させて被印刷基材を印刷定盤の上面に載置させることができる。このため、被印刷基材を保持する際にこの被印刷基材が印刷定盤の上面に接触することがなく、フリーな状態で保持することが可能となる。
次に、請求項8〜9に記載の発明は、印刷定盤上から被印刷基材を動かすことなく、印刷されたパターン状印刷インキを乾燥させるものであり、このため、印刷定盤上面に被印刷基材を載置したまま複数回の印刷が可能となる。また、請求項10に記載の発明は位置合わせの利便性を図ったものである。
すなわち、請求項8に記載の発明は、前記請求項1〜7のいずれかに記載の印刷装置において、印刷定盤上の前記被印刷基材に光照射する光照射ユニットを備えることを特徴とする印刷装置であり、請求項9に記載の発明は、前記請求項8に記載の印刷装置において、前記光照射ユニットがスキャンにより前記被印刷基材に光照射するものであることを特徴とする印刷装置である。
また、請求項10に記載の発明は、前記請求項1〜9のいずれかに記載の印刷装置において、印刷定盤上の前記被印刷基材に予め設けられたマークを読み取る画像認識機構を備えることを特徴とする印刷装置である。
次に、請求項11〜15に記載の発明は、これら請求項1〜10に記載の印刷装置を使用した印刷方法に係るものである。
すなわち、請求項11に記載の発明は、可撓性の被印刷基材を印刷定盤の上面に載置し、この被印刷基材にパターン状印刷インキを転移して印刷する印刷方法において、
可撓性の前記被印刷基材を印刷定盤の上面に載置する載置工程と、
前記被印刷基材の端部を吸着して保持する端部保持工程と、
吸着して保持された端部から反対側の端部に向かって慣らしローラーを走行させると共に、この慣らしローラーの走行に同期して、順次吸着して前記被印刷基材を保持する全面保持工程と、
略全面を吸着して保持した前記被印刷基材にインキ転移手段を押し付け、このインキ転移手段表面のパターン状印刷インキを被印刷基材に転移させる印刷工程と、
を有することを特徴とする印刷方法である。
また、請求項12に記載の発明は、前記請求項11に記載の印刷方法において、前記載置工程が、可撓性の前記被印刷基材の前後を、それぞれ、ニップ装置で保持し、このニップ装置を移動させて印刷定盤の上面に前記被印刷基材を載置する工程であることを特徴とする印刷方法である。
また、請求項13に記載の発明は、前記請求項11又は12に記載の印刷方法において、前記パターン状印刷インキが光硬化性インキから構成されていると共に、前記印刷工程の後、印刷定盤の上面に載置された被印刷基材に光照射して硬化させる硬化工程を有することを特徴とする印刷方法である。
また、請求項14に記載の発明は、前記請求項13に記載の印刷方法において、前記印刷工程と硬化工程とを繰り返して、複数種類の印刷インキを転移することを特徴とする印刷方法である。
また、請求項15に記載の発明は、前記請求項13〜14に記載の印刷方法において、
前記被印刷基材に予め設けられたマークを読み取る画像認識機構によって読み取り、位置合わせして印刷することを特徴とする印刷方法である。
以上のように、本発明によれば、可撓性被印刷基材に印刷するに際して、歪のない状態で被印刷基材を保持し、歪の無い印刷パターンを効率良く形成することが可能となる。
実施の形態に係る反転印刷法の原理を示す原理図 巻取り状の被印刷基材に印刷する際の説明図 実施の形態に係る印刷工程を示す工程説明図 実施の形態に係る続きの印刷工程を示す工程説明図 実施の形態に係る位置合わせ方法を示す説明図
次に、反転印刷法を例として本発明を説明する。図1は反転印刷法の原理図、図2は巻取り状の被印刷基材に印刷する際の説明図である。
図1aにおいて、全面に印刷インキ1が塗布されたブランケット2がシリンダ24の周囲に巻かれている。反転印刷法においては、このブランケット2が前記インキ転移手段に該当する。そして、このシリンダ24を回転させることにより、ダイコーター25によって塗工し、ブランケット2の印刷インキ1を一様な厚みにすることができる。
次いで、図示の14は除去版を示している。除去版14は、これを前記ブランケット2に押圧することにより、非印刷パターン部の印刷インキ1をブランケット2から除去版14に転移させるものである。除去版14としては、一般にパターン部を凹状に加工した凹版が用いられており、その凸部は非パターン部である。そして、図示の例ではこの凹版を除去版14として使用しており、この除去版14を前記ブランケット2に押圧することにより(図1a)、除去版1の凸部に印刷インキ1が転移し、前記ブランケット2には、除去版1の凹状のパターンと同一パターンの印刷インキ1が残存する(図1b)。この残存パターンが、被印刷基材4に印刷する印刷パターンとなる。
次いで、パターン状印刷インキ1が残存したブランケット2を被印刷基材4に押圧することにより、このパターン状印刷インキ1を被印刷基材4に転移させ(図1c)、印刷を完了する。
次に、図2を参照して、ブランケット2と被印刷基材4として、いずれも、巻き取り状のものを使用して、印刷する方法について説明する。
すなわち、ブランケット2は長尺のフィルムで巻き取りロールとして供給され、巻き出し部21に配置される。そして、この巻き出し部21から巻き出され、各種搬送ローラー23を介して搬送され、巻き取り部22にて巻き取られる。巻き取り部22は駆動装置を備えており、この駆動装置によってブランケット2を引っ張って搬送するように構成されている。巻き出し部21と巻き取り部22との間には、ブランケット2の搬送経路に沿って、順次、インキ塗布部5、インキ除去部6、印刷部7が配置されている。そして、ブランケット2は、巻き出し部21から巻き出された後、インキ塗布部5にてその表面に印刷インキ1を塗布され、その厚みを一様なものとされる。なお、このとき、印刷インキ1が接着力を失わない程度に予備乾燥して溶剤を除去することが望ましい。次に、インキ除去部6にて、除去版3に押圧されて印刷インキ1がパターン状に加工される。そして、後述するように、印刷部7にてパターン状印刷インキ1が被印刷基材に転移され、巻き取り部22にて巻き取られる。
他方、被印刷基材4も長尺のフィルムで巻き取りロールとして供給され、巻き出し部41に配置される。そして、この巻き出し部41から巻き出され、各種搬送ローラーを介して搬送され、巻き取り部42にて巻き取られる。巻き取り部42は駆動装置を備えており、この駆動装置によって被印刷基材4を引っ張って搬送するように構成されている。巻き出し部41と巻き取り部42との間には、被印刷基材4の搬送経路に沿って、印刷部7及び乾燥部8がこの順に配置されている。そして、印刷部7にて前記ブランケット2からパターン状印刷インキ1が被印刷基材に転移され、乾燥部8にてこのパターン状印刷インキ1を乾燥固化して、印刷を完了する。なお、印刷インキ1が光硬化性インキから構成されている場合には前記乾燥部8は、この印刷インキ1を硬化させる波長の光線を照射する光照射ユニットである。
次に、図3及び図4を参照して、本発明の実施形態を説明する。図3及び図4は、いずれも、巻き取り状のブランケット2と巻き取り状の被印刷基材4を使用し、反転印刷法で印刷する際の印刷工程を示す工程説明図であり、図3に示す工程に引き続いて図4に示す工程を実施するものである。
図3aにおいて、71は印刷部7に固定された印刷定盤を示している。そして、この印刷定盤71に接することなく、その上を被印刷基材4が搬送されている。被印刷基材4の搬送は間欠的であり、印刷の際には印刷定盤71上で停止する。そして、印刷が完了したときに搬送を再開し、1ピッチ搬送して再度停止して印刷を繰り返す。
印刷定盤71には、被印刷基材4を吸着する吸着保持機構が設けられている。そして、この吸着保持機構は互いに独立して吸着する2以上のエリアに区分されており、これら2以上のエリアが後述する慣らしローラーの走行方向に沿って並んでいる。図示の例では、吸着保持機構は印刷定盤71の内部に設けられた真空吸引機構であり、慣らしローラーの走行開始位置近くに位置する端部吸着エリアと、その走行方向寄りに位置するメイン吸着エリアの2つに区分されている。なお、吸着保持機構としては、この他、印刷定盤71上面又は被印刷基材4を荷電させる放電機構を用いることができる。また、その区分も2つに限らず、3以上のエリアに区分することも可能である。吸着エリアの幅は3cm〜10cmが望ましく、この幅を充足するように2又は3以上のエリアに分割すればよい。 印刷定盤71の上方には、2対のニップ装置73と、慣らしローラー72とが配置されている。2対のニップ装置73は、被印刷基材4の前後を保持してこれを印刷定盤71上面に載置するもので、それぞれ、1対のニップローラーから構成され、これら一対のニップローラーの間に被印刷基材4を挟んで保持する。このため、これら各ニップローラーは、いずれも、被印刷基材4の幅と同じかそれより長い長さを有している。また、これら2対のニップ装置73は上下動して、印刷定盤の上面に対して接離自在に構成されており、上方で被印刷基材4の前後を保持した後、下降して被印刷基材4を印刷定盤71上面に載置することができる。また、これら2対のニップ装置73は互いに独立して開閉自在に構成されており、前記慣らしローラー72が走行する際には、その一方又は両方を開いて、このニップ装置73によるテンションを解除することができる。なお、1対のニップローラーに代えて、一対の板材をニップ装置73として使用することもできる。
また、慣らしローラー72は、印刷定盤71の端部から他方の端部まで、被印刷基材4を印刷定盤に押し付けながら走行するローラーであり、この走行によって被印刷基材4の歪みを取ることができる。図示の例で慣らしローラー72が印刷定盤71の上方に描かれているように、この慣らしローラー72は上下動可能であり、かつ、印刷定盤71の端部から他方の端部まで押圧しながら走行可能である。また、慣らしローラー72は被印刷基材4の搬送方向側に位置している。
なお、慣らしローラー72の表面が微粘着性である場合、その走行に伴って、被印刷基
材4に付着した異物を除去することが可能となる。一般に、あるいは電気配線や絶縁層などの部品の基材には、静電気を帯び易いプラスチックフィルムが適用されることが多いから、静電気によって吸着された異物を印刷工程の直前に除去することで、その品質向上を期待できる。なお、慣らしローラー72の表面に付着した異物は、この慣らしローラー72を、図示しないクリーニングローラーに接触させることで除去することが可能である。
次に、図3bに示すように、被印刷基材4の搬送を停止し、2対のニップ装置73を閉じて被印刷基材4の前後を保持する。そして、巻き取り部42の駆動装置を停止させて、被印刷基材4にかかるテンションを解除する。続いて、2対のニップ装置73を下降させて、被印刷基材4を印刷定盤71の上面に載置する。そして、慣らしローラー72を印刷定盤71の端部に下降させて、被印刷基材4を印刷定盤71の端部に押圧する(図3c)。続いて、2対のニップ装置73のうち、慣らしローラー72に近い方の1対のニップ装置73を閉じたまま、他方の1対のニップ装置73を開く(図3d)。
次に、被印刷基材4を押圧しながら慣らしローラー72を走行させて、その歪みを除去する(図3e)。被印刷基材4は、慣らしローラー72の走行開始位置に近い方の1対のニップ装置73を閉じて固定されているから、この固定状態のまま慣らしローラー72を走行させることで、被印刷基材4の歪みを除去することが可能となる。そして、この走行に伴い、順次、吸着エリアによって被印刷基材4を吸着する。なお、吸着エリアが端部吸着エリア71aとメイン吸着エリア71bとの2つのエリアから構成されている場合には、走行開始前に端部吸着エリア71aで吸着を開始し、走行完了時にメイン吸着エリア71bで吸着を開始する。また、吸着エリアが3つ以上のエリアから構成されている場合には、走行開始前に端部吸着エリア71aで吸着を開始し、走行が終了した区域から順に吸着を開始する。こうして、被印刷基材4を、テンションによる歪みもなく、また、弛みもなく、印刷定盤71上面に載置することができる。なお、印刷工程の終了まで、これら各区域の吸着を継続する必要がある。
また、慣らしローラー72を印刷定盤71の端部に下降させた後、2対のニップ装置73の両方を閉じたまま、慣らしローラー72に近い方の1対のニップ装置73をわずかに上昇させて被印刷基材4と印刷定盤71との間に隙間を作り、慣らしローラー72の走行に伴って前記ニップ装置73を下降させて被印刷基材4を印刷定盤71上面に吸着させることも可能である。この場合には、被印刷基材4と印刷定盤71との間の隙間からエアーが排除されるから、両者の間に気泡を残すことなく両者を密着できる。
次に、パターン状印刷インキ1が設けられたブランケット2を、わずかな隙間を介して被印刷基材4に重ね(図4g)、ブランケット2の背面から押圧してパターン状印刷インキ1を被印刷基材4に接着させて転移した後、ブランケット2を除去する(図4h)。ブランケット2の背面から押圧する手段としては、加圧ロールやスキージが例示できる。また、ブランケット2を除去する際には、剥離ロールを利用することも可能である。なお、被印刷基材4と前記ブランケット2との前記隙間は小さい程重ね合わせ精度が高くなる。しかし、ブランケットを張力により保持した状態でも自重による撓みがあり、ギャップ量としては80から500ミクロンの間が望ましい。これより小さいと押圧前に被印刷基材とブランケットが接触し、これより大きいと転写時のZ軸方向の押し込みによるX−Y方向の転写位置のズレや画像認識装置のZ軸のブレや焦点深度による重ね合わせ精度の低下の原因になる。
次に、図示の例では、印刷インキ1として光硬化性インキから構成されており、被印刷基材4に転移した光硬化性印刷インキ1を硬化させるため、被印刷基材4に光照射する光照射ユニット65が設けられている。この光照射ユニット65は、進退自在に設けられて、例えば、被印刷基材4を印刷定盤71上面に載置するとき、慣らしローラー72を走行
させるとき、あるいは、パターン状印刷インキ1を被印刷基材4に転移するときに、それぞれの工程を妨害することがないように構成されている。そして、パターン状印刷インキ1を被印刷基材4に転移した後、印刷定盤71の上面に載置されたままの被印刷基材に光照射して硬化させることにより、続けて印刷を繰り返すことが可能となる。
図4jは、続けて別の印刷を繰り返す工程を示している。すなわち、ブランケット2には、異なる種類の印刷インキ1’がパターン状に形成されている。例えば、色彩の異なる印刷インキである。そして、被印刷基材4は、印刷定盤71の上面に、テンションもなく歪みのない状態で載置されているから、前記パターン状印刷インキ1’は、被印刷基材4の歪みの影響を受けることなく、精度良く被印刷基材4に転移することができる。

なお、異なる種類の印刷インキ1’を転移するに当たって、被印刷基材4に予め設けられたマークを読み取って、位置合わせして印刷することが望ましい。このようなマークとして、例えば、最初に印刷されたパターン状印刷インキ1を利用することができる。図5は、この位置合わせ工程を説明するための説明図で、74は画像認識機構に接続された撮像カメラを示している。そして、ブランケット2を透してこのブランケット2に設けられた印刷インキ1’のパターンを読み取り、また、被印刷基材4に予め設けられたマークを読み取り、画像認識機構によって両者の位置を確認した後、位置合わせを行った後、印刷インキ1’を転移して印刷することが可能である。位置合わせは、例えば、印刷定盤71に設けた周知のX−Y−θ駆動機構を駆動させることにより可能である。なお、こうして複数回の印刷を繰り返した後、光照射に加えてさらに加熱して完全硬化させることも可能である。
次に、この例で使用する各構成要素について説明する。 まず、インキ転移手段を構成するブランケット2としては、ブランケット基材にインキ離形性の高い材料を塗工したものが使用可能である。また、インキ離形性の高いこれら材料を前記ブランケット基材に塗工するに際し、両者の密着性を高めるため、まず、ブランケット基材にアンカーコート剤又は接着剤を塗工し、次いでこの上にインキ離形性の高い前記材料を塗工することもできる。ブランケット基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、シクロオレフィンポリマー、ポリイミド、ナイロン、アラミド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、トリアセチルセルロースなどのフィルム又はシートが例示できる。
また、インキ離形性の高い前記材料としては、シリコーン系の材料やフッ素樹脂が例示できる。シリコーン系の材料としては、シリコーンゴム、シリコーン樹脂、シランカップリング剤、シリコーンオイル、シリコーンワニスなどが挙げられる。具体的には、ジメチルポリシロキサンの各種分子量のもの、その他メチルハイドロジエンポリシロキサン、メチルフェニルシリコーンオイル、メチル塩素化フェニルシリコーンオイル、あるいはこれらポリシロキサンと有機化合物との共重合体などである。また、シリコーンゴムとしては、二液型のジオルガノポリシロキサンと架橋剤としての三官能性以上のシラン、またはシロキサン及び硬化触媒を組み合わせたもの、あるいは一液型ではジオルガノポリシロキサンとアセトンオキシム、各種メトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン等の組み合わせなどが用いられ、その他ゴム硬度を調節するためのポリシロキサンが適宜用いられる。
また、ブランケット2のブランケット基材とインキ離形性の高い材料との密着性を高める前記アンカーコート剤又は前記接着剤としては、熱硬化または紫外線硬化性のアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂が使用できる。
次に、印刷インキ1としては任意のものが使用でき、目的とする印刷物に応じて主成分を定めればよい。例えば、目的とする印刷物が電子ペーパーや液晶表示装置などに適用さ
れるカラーフィルタであれば、表示光を着色する着色剤を主成分とすればよい。また、目的とする印刷物が配線基板の電気配線であれば、導電性材料を主成分とする必要があり、絶縁層であれば電気絶縁性の高い材料を主成分とする必要がある。そして、印刷適性を確保するため、必要に応じて溶剤やバインダーを加えて印刷インキとすることができる。
次に、被印刷基材4は目的とする印刷物に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリイミド、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネートなどのフレキシブルなプラスチック材料である。生産効率の向上のために巻き取り状の被印刷基材4を用い、連続して効率良く印刷を行うことが可能である。
また、除去版3としては、ガラス、石英、またはプラスチックを基材とするものが使用可能である。中でも、ガラスと石英が好ましく使用できる。これらガラスと石英は、加工しやすいことに加えて、熱膨張率が1×10-6m/℃〜5×10-6m/℃と低いため寸法安定性が高い。また、版洗浄時の有機溶剤や有機アルカリなどの耐薬液性が高く、耐刷性も高い、など、数多くの利点がある。
また、除去版3としては、図示の例に示すように、前記基板を加工して、印刷パターンの形状に凹部を形成した凹版が使用できる。また、このほか、印刷インキ接着性の領域と非接着性の領域とをパターン状に設けた平版を除去版3として使用することもできる。この場合には、印刷インキに対して接着性の領域が非印刷パターンを構成し、この領域に対応する印刷インキがブランケット2から除去版3に転移する。そして、非接着性の領域に対応する印刷インキがブランケット2に残存して印刷パターンを構成する。このような平版としては、前記基材の表面に撥インキ剤を印刷パターン状に塗布形成したものが使用できる。
前記慣らしローラー72の材質としては、その表面がゴム系材料から構成されるものが好ましく使用できる。ゴム系材料としては、例えば、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、ウレタン系ゴム、ブタン系ゴムや、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、ウレタン系ゴム、ブタン系ゴムが例示できる。また、その表面に微粘着性を持たせるため、これらゴム系材料に粘着材を配合したものを使用してもよい。また、前記ゴム系材料の材質を選択してその表面に微粘着性とすることも可能である。
また、この微粘着性慣らしローラー72のクリーニング装置としては、前記慣らしローラー72より粘着性の高い材料からなるクリーニングローラーを用いることができる。前記慣らしローラー72に前記クリーニングローラーを接触させ回転することで、慣らしローラーに付着したゴミを除去する事が可能となる。
次に、ニップ装置73に適用するニップローラーや板材としては、被印刷基材4を変形させることなく、しかも、確実に被印刷基材4を保持できるものが望ましい。例えば、前記被印刷基材を保持する表面が、弾性と摩擦性のあるゴム製の材料からなるものである。このようなゴムとしては、例えば、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム、ウレタン系ゴム、ブタン系ゴムなどが例示できる。例えば、金属製ロールに前記ゴム材料を巻いてニップローラーとして利用できる。また、金属の板材前記ゴム材料を設けたものを前記板材として使用してもよい。
次に、印刷インキ1が光硬化性である場合に利用する光照射ユニット75としては、光照射装置と、この光照射装置から発生した紫外光を印刷定盤71上面に導く光学系とで構成することができる。光照射装置としては超高圧水銀灯、低圧水銀灯、あるいはライン状の蛍光管などが使用でき、これら光照射装置は400nm以下の紫外光を発生して前記印
刷インキ1を硬化させる。一般に、h線、i線、g線の紫外光である。
また、光学系としては、前記被印刷基材4の全面に対して一括して照射する光学系や、スキャンにより前記被印刷基材に光照射する光学系が使用できる。全面に対して一括して照射する光学系としては、光路上に反射鏡やレンズを配置にて、その光分布を調整して照射するものが好ましい。また、スキャンにより前記被印刷基材に光照射する光学系としては、例えば、光照射ユニット自体を回転させてスキャンするものや、光路上に反射ミラーやホログラムを配置し、これら反射ミラーやホログラムの角度などを変化させてスキャンするものが使用できる。好ましくは、スキャンにより前記被印刷基材に光照射する光学系である。
次に、被印刷基材4に施す位置合わせ用のマークは、例えば、印刷パターンの2点以上に設けられていることができる。印刷パターンの4角に計4点のマークを設けておくことであり、XY方向及びθ方向のいずれについても正確に位置合わせすることができる。
以上、巻取り状のインキ転移手段(ブランケット)と巻取り状の被印刷基材を使用し、かつ、反転印刷法を使用する場合を例として本発明を説明したが、本発明はこれに限られるわけではない。

例えば、インキ転移手段として枚葉状のブランケットを使用し、印刷方法として反転印刷法を使用する場合においても、本発明は同様に実施可能である。この場合には、図1に示すように、枚葉状のブランケットをシリンダーに巻きつけて使用すればよい。
また、反転印刷法に限らず、その他の印刷方式を採用する際にも本発明を好適に適用できる。例えば、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、凹版オフセット印刷法などである。フレキソ印刷法やスクリーン印刷法の場合には版が本発明に係るインキ転移手段に該当し、凹版オフセット印刷法の場合にはブランケットがインキ転移手段に該当する。
(実施例)
図3〜4に示す反転印刷法を利用して、液晶表示装置用カラーフィルタを印刷した。
被印刷基材として、可撓性の光透過性ポリエステルシートを使用した。その厚みは120μm、幅は500mmで、長さ20mの巻き取り状のものである。
なお、目的とするカラーフィルタは、4インチの液晶表示装置用のもので、カラーフィルタもこの大きさに対応した大きさである。そして、印刷するに当たって、2×2の4面付けとした。 印刷インキとしては、4種類のインキを準備し、これを順次印刷することとした。4種類のインキは、それぞれ、カラーフィルタのブラックマトリクスを構成する黒インキ、赤色画素を構成するREDインキ、緑色画素を構成するGREENインキ、青色画素を構成するBLUEインキである。いずれのインキも、i線、h線で硬化する光硬化性と熱重合する熱硬化性とを持つ。
ブランケットとしては、厚さ約120μmのシリコーン系離形ポリエステルフィルム(東洋紡績社製:商品名K1504)を基材として、可撓性のある巻き取り状のものを使用した。幅は300mmで、長さは500mである。
また、除去版としては、大きさ300×300mmのガラス板に印刷パターン状に凹部を設けたものを、前記印刷インキに対応して4種類準備した。すなわち、BM印刷用の除去版には、BMパターンとして、20μm幅の凸部と80μm幅の凹部とのストライプパ
ターンを設けた。この80μm幅の凹部が印刷パターン、20μm幅の凸部が非印刷パターンである。また、この除去版には、4面付けされたカラーフィルタのパターンごとに、その4角に位置合わせ用マークのパターンが設けられている。また、Redインキ、Greenインキ、Blueインキのそれぞれを印刷する版は、その印刷パターンに対応した凹部が設けられている。位置合わせ用マークのパターンが設けられている点は、どの除去版も同様である。
印刷定盤は、端部吸着エリアとメイン吸着エリアを3分割にしたポーラス状盤を使用した。吸着方式は真空吸引である。
ニップ装置は、被印刷基材の搬送方向に沿って印刷定盤の前後に、それぞれ、1対ずつ、計2対配置した。これらニップ装置は、それぞれ、上下一対のゴムローラーからなり、上下動により開閉して被印刷基材を挟む機構とした。また、これらニップ装置は、装置自体が独立して上下動可能であり、この上下動によって、被印刷基材を印刷定盤に対して接離自在とした。
慣らしローラーは微粘着ローラーを使用した。そして、この慣らしローラーを印刷定盤の端部上方に配置した。すなわち、被印刷基材の搬送方向側の上方である。但し、この慣らしローラーは上下動可能で、下降したときには印刷定盤を押圧するように構成されている。また、この慣らしローラーは下降した状態で、被印刷基材の搬送方向の逆方向に向かって走行できるように構成されている。なお、印刷定盤は、この慣らしローラーが下降した位置の近辺に端部吸着エリアが位置し、慣らしローラーの走行方向に向かって順次その他のエリアが位置するように固定されている。
そして、下記手順1〜12に従い、反転印刷を行い、被印刷基材上に印刷パターンを形成した。
手順1)被印刷基材の印刷エリアを印刷定盤上まで巻き取り側の駆動により張力30Nで搬送した。前記印刷定盤に達した位置で搬送の張力を0(ゼロ)Nにして、印刷定盤の前後2対のニップ装置で被印刷基材を挟んで保持した。
手順2)ニップ装置で前記被印刷基材を保持したまま、ニップ装置を下降させ、前記印刷定盤に被印刷基材を近接させた。次に、前記印刷定盤のX−Y駆動により吸着位置の微調整を行った後、慣らしローラーで上から押さえながら端部吸着エリアを起動させ、被印刷基材を吸着してこの端部を固定した。
手順3)そして、端部吸着エリア側と反対側の前記ニップ装置を開放し、前記慣らしローラーを端部吸着エリア側と反対側へ走行させながら、メイン吸着エリアの3ゾーンを順次起動させ、前記被印刷基材の全体を印刷定盤に吸着させた。
手順4)次に、ブランケットに、ダイコーターによりBMインキを塗工し、ドクターで掻き取ってインキ膜厚を一様にし、かつ、BMインキを予備乾燥させた後、除去版を設置した除去部まで搬送を行った。
手順5)そして、ブランケットの背面から転写ローラーで押圧し、除去版によって非印刷パターンのBMインキを除去し、印刷パターン状の印刷インキをブランケットに形成した。続いて、印刷部に印刷パターンが来るようにブランケットを搬送した。
手順6)そして、ブランケットと被印刷基板を適度な間隔をもって保持し、ブランケットの背面からゴムローラーで押圧し、ブランケット上の印刷パターン状BMインキを被印
刷基材へ転写し、ブランケットを巻き取って、BMパターンの印刷を完了した。なお、被印刷基材は前記印刷定盤上に吸着したままである。なお、BMパターンの印刷と同時に位置合わせ用マークも印刷した。
手順7)次に、前記印刷定盤上の被印刷基材の上に光照射装置を挿しいれ、光照射装置をスキャンさせ、露光量500mj/cm2の条件でBMパターンの光硬化を行った。
手順8)そして、前記印刷定盤上の前記被印刷基材は吸着したまま、上記手順4)5)の工程を繰り返してRedインキの印刷パターンを形成した。なお、印刷インキ及び除去版として、Redインキのものを使用したことはもちろんである。
手順9)ブランケットと被印刷基板とを適度な間隔をもって保持し、画像処理装置でBMパターンと前記ブランケット上のRedパターンの位置あわせを行い、ゴムローラーでブランケット上のRedパターンを被印刷基材へ転写し、フィルムブランを巻き取りBMパターン上にRedパターンの重ね印刷を完了した。なお、位置合わせは、画像処理装置に接続されたカメラを使用し、ブランケットを透してブランケット上の位置合わせマークと被印刷基材上の位置合わせマークを読み取り、その結果に基づいてX−Y−θ駆動機構を駆動させることに行った。
手順10)次に、前記印刷定盤上の被印刷基材の上に光照射装置を挿しいれ、光照射装置をスキャンさせ、露光量500mj/cm2の条件でRedパターンの光硬化を行った。
手順11)Greenインキ、Blueインキにおいて手順8)から10)の工程を繰り返して、カラーフィルタの印刷を完了した。
手順12)最後に、前記印刷定盤より前記被印刷基材を搬出し、基材温度180℃のベーク装置にて30分の本硬化処理を行った後、巻き取り装置で巻き取った。
この実施例によれば、位置合わせマークの位置精度を±2μmで制御することができ、高精度高品質のカラーフィルタを印刷することが可能であった。
(比較例)

前記実施例とほぼ同様に液晶表示装置用カラーフィルタを印刷した。但し、印刷定盤は単一の真空吸引機構を有するもので、この真空吸引機構は複数のエリアに区分されておらず、印刷定盤の上面の全面を一括して真空吸引する。また、印刷インキとして、光硬化性を持たない熱硬化性のインキを使用した。その他、被印刷基材、ブランケット、除去版、ニップ装置、慣らしローラーなどについては、前記実施例で使用したものと同一のものを使用した。 そして、実施例とほぼ同様に反転印刷を行い、被印刷基材上に印刷パターンを形成した。実施例との相違点は次の2点である。
相違点1 搬送されてきた被印刷基材の前後をニップ装置で保持して印刷定盤上に載置し、前記真空吸引機構を駆動させて被印刷基材の全面を一括して吸着させた後、前記慣らしローラーを走行させた。なお、被印刷基材をニップ装置で保持したときの張力は0ではなく、10Nである。
相違点2 被印刷基材にBMパターンを印刷した後、この被印刷基材を印刷定盤から搬出して熱処理装置にて熱処理してBMインキを硬化させた。そして、この被印刷基材を巻き取り、巻き取った被印刷基材を再度巻き出し部にセットして、同様の工程を最初から繰
り返してRedパターンを印刷した。Greenパターンの印刷、及びBlueパターンの印刷も同様である。

具体的には、下記手順1〜11のとおりである。
手順1)被印刷基材の印刷エリアを印刷定盤上まで巻き取り側の駆動により張力30Nで搬送した。前記印刷定盤に達した位置で搬送の張力を10Nにして、印刷定盤の前後2対のニップ装置で被印刷基材を挟んで保持した。 手順2)ニップ装置で前記被印刷基材を保持したまま、ニップ装置を下降させ、前記印刷定盤に被印刷基材を近接させた。次に、前記印刷定盤のX−Y駆動により吸着位置の微調整を行った後、前記真空吸引機構を駆動させて被印刷基材の全面を一括して吸着させた。次に、慣らしローラーを走行させて、気泡や弛みを除去した。
手順3)次に、ブランケットに、ダイコーターによりBMインキを塗工し、ドクターで掻き取ってインキ膜厚を一様にし、かつ、BMインキを予備乾燥させた後、除去版を設置した除去部まで搬送を行った。
手順4)そして、ブランケットの背面から転写ローラーで押圧し、除去版によって非印刷パターンのBMインキを除去し、印刷パターン状の印刷インキをブランケットに形成した。続いて、印刷部に印刷パターンが来るようにブランケットを搬送した。
手順5)そして、ブランケットと被印刷基板とを適度な間隔をもって保持し、ブランケットの背面からゴムローラーで押圧し、ブランケット上の印刷パターン状BMインキを被印刷基材へ転写し、ブランケットを巻き取って、BMパターンの印刷を完了した。なお、被印刷基材は前記印刷定盤上に吸着したままである。なお、BMパターンの印刷と同時に位置合わせ用マークも印刷した。
手順6)BMパターンを印刷した被印刷基材を前記印刷定盤から搬出して熱処理装置に搬入し、この熱乾燥装置にて、基材温度180℃となる条件で15分間熱処理してBMインキを硬化させた。そして、巻き取り部にて巻き取った。
手順7)次に、この被印刷基材を再度巻き出し部にセットし、前記手順1〜4の工程を繰り返して、ブランケットにRedパターンを形成した。
手順8)そして、ブランケットと被印刷基板とを適度な間隔をもって保持し、画像処理装置でBMパターンと前記ブランケット上のRedパターンの位置あわせを行い、ゴムローラーでブランケット上のRedパターンを被印刷基材へ転写し、フィルムブランを巻き取りBMパターン上にRedパターンの重ね印刷を完了した。なお、位置合わせは、画像処理装置に接続されたカメラを使用し、ブランケットを透してブランケット上の位置合わせマークと被印刷基材上の位置合わせマークを読み取り、その結果に基づいてX−Y−θ駆動機構を駆動させることに行った。
手順9)BMパターンとRedパターンとを重ねて印刷した被印刷基材を前記印刷定盤から搬出して熱処理装置に搬入し、この熱乾燥装置にて、基材温度180℃となる条件で15分間熱処理してBMインキを硬化させた。そして、巻き取り部にて巻き取った。
手順10)Greenパターン及びBlueパターンについて、手順7〜9を繰り返した。
手順11)最後に、被印刷基材を基材温度180℃となる条件で60分間熱処理してこ
れら各インキの本硬化処理を行い、巻き取り装置にて巻き取った。
この比較例においては、前記真空吸引機構によって吸着した際に、被印刷基材の端部に浮きが発生し、印刷エリア前面を平滑に吸着することが困難であった。 また、被印刷基材の搬送方向の左右で歪が発生し、位置合わせの際、被印刷基材上の位置合わせマークとRedパターンとの正確な位置合わせが困難であった。位置ずれは外周部ほど大きく、最大で6μmずれていた。この位置ずれの原因を確認したところ、被印刷基材を印刷定盤上に固定する際に被印刷基材にかかるテンションと、印刷インキの熱効果処理に伴う被印刷基材の収縮とが主な原因であることが確認できた。
本発明の印刷装置及び印刷方法は、前述のカラーフィルタ、配線基板の電気配線や絶縁層の他、任意の印刷物に対して適用できる。もっとも、本発明の印刷装置及び印刷方法は、可撓性の被印刷基材に対して高精度の印刷を施す点に利点があるため、この利点を生かすことのできる印刷物に特に適している。例えば、液晶表示装置を駆動する薄膜トランジスタアレイを印刷する場合、あるいは、有機エレクトロルミネッセンス素子を構成する各層(例えば、有機発光層、正孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層、電子注入層等)を印刷する場合などである。
1 印刷インキ
2 インキ転移手段(ブランケット)
21 ブランケットの巻き出し部
22 ブランケットの巻き取り部
23 ブランケットの搬送ローラー
24 シリンダー
25 ダイコーター
3 除去版
4 被印刷基材
41 被印刷基材の巻き出し部
42 被印刷基材の巻き取り部
5 インキ塗布部
6 インキ除去部
7 印刷部
71 印刷定盤
71a 端部吸着エリア
71b メイン吸着エリア
72 慣らしロール
73 ニップロール
74 カメラ
75 光照射ユニット

Claims (15)

  1. 可撓性の被印刷基材を印刷定盤の上面に載置し、この被印刷基材にパターン状印刷インキを転移して印刷する印刷装置であって、
    前記印刷定盤と、この印刷定盤に設けられ、前記被印刷基材を吸着保持する吸着保持機構と、印刷定盤に載置された前記被印刷基材上を走行する慣らしローラーと、前記被印刷基材上にパターン状印刷インキを転移させるインキ転移手段とを備えて構成される印刷装置において、
    前記慣らしローラーが、印刷定盤の端部から他方の端部まで、被印刷基材を印刷定盤に押し付けながら走行するローラーであり、
    前記吸着保持機構が、互いに独立して吸着する2以上のエリアに区分されており、これら2以上のエリアが前記慣らしローラーの走行方向に沿って並んでいることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記請求項1に記載の印刷装置において、
    前記慣らしローラーの表面が微粘着性であることを特徴とする印刷装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の印刷装置において、
    可撓性の前記被印刷基材を、この被印刷基材にテンションをかけることなく、印刷定盤に載置する載置手段を備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 前記請求項3に記載の印刷装置において、
    前記載置手段が、それぞれ印刷定盤の前後に配置され、可撓性の前記被印刷基材を保持する2対のニップ装置であることを特徴とする印刷装置。
  5. 前記請求項4に記載の印刷装置において、
    前記ニップ装置が開閉自在に構成されていることを特徴とする印刷装置。
  6. 前記請求項3〜5のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記ニップ装置の前記被印刷基材を保持する表面がゴム製の材料からなることを特徴とする印刷装置。
  7. 前記請求項3〜6のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記載置手段が、印刷定盤の上面に対して接離自在に構成されていることを特徴とする印刷装置。
  8. 前記請求項1〜7のいずれかに記載の印刷装置において、
    印刷定盤上の前記被印刷基材に光照射する光照射ユニットを備えることを特徴とする印刷装置。
  9. 前記請求項8に記載の印刷装置において、
    前記光照射ユニットがスキャンにより前記被印刷基材に光照射するものであることを特徴とする印刷装置。
  10. 前記請求項1〜9のいずれかに記載の印刷装置において、
    印刷定盤上の前記被印刷基材に予め設けられたマークを読み取る画像認識機構を備えることを特徴とする印刷装置。
  11. 可撓性の被印刷基材を印刷定盤の上面に載置し、この被印刷基材にパターン状印刷インキを転移して印刷する印刷方法において、
    可撓性の前記被印刷基材を印刷定盤の上面に載置する載置工程と、
    前記被印刷基材の端部を吸着して保持する端部保持工程と、
    吸着して保持された端部から反対側の端部に向かって慣らしローラーを走行させると共に、この慣らしローラーの走行に同期して、順次吸着して前記被印刷基材を保持する全面保持工程と、
    略全面を吸着して保持した前記被印刷基材にインキ転移手段を押し付け、このインキ転移手段表面のパターン状印刷インキを被印刷基材に転移させる印刷工程と、
    を有することを特徴とする印刷方法。
  12. 前記請求項11に記載の印刷方法において、
    前記載置工程が、可撓性の前記被印刷基材の前後を、それぞれ、ニップ装置で保持し、このニップ装置を移動させて印刷定盤の上面に前記被印刷基材を載置する工程であることを特徴とする印刷方法。
  13. 前記請求項11又は12に記載の印刷方法において、
    前記パターン状印刷インキが光硬化性インキから構成されていると共に、前記印刷工程の後、印刷定盤の上面に載置された被印刷基材に光照射して硬化させる硬化工程を有することを特徴とする印刷方法。
  14. 前記請求項13に記載の印刷方法において、
    前記印刷工程と硬化工程とを繰り返して、複数種類の印刷インキを転移することを特徴とする印刷方法。
  15. 前記請求項13〜14に記載の印刷方法において、
    前記被印刷基材に予め設けられたマークを読み取る画像認識機構によって読み取り、位置合わせして印刷することを特徴とする印刷方法。
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