JPH0732346U - 配管の抜け止め装置 - Google Patents
配管の抜け止め装置Info
- Publication number
- JPH0732346U JPH0732346U JP3749293U JP3749293U JPH0732346U JP H0732346 U JPH0732346 U JP H0732346U JP 3749293 U JP3749293 U JP 3749293U JP 3749293 U JP3749293 U JP 3749293U JP H0732346 U JPH0732346 U JP H0732346U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- groove
- outer tube
- pipe
- window hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joints Allowing Movement (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
- Chimneys And Flues (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 抜け止め及びその解除操作を容易に行うこと
ができると共に、部品点数の削減と組立作業性の向上を
図った配管の抜け止め装置を提供する。 【構成】 外管7の一端部16に環状の膨出溝9を形成
する。膨出溝9に窓孔9aを形成する。膨出溝9内に円
周方向移動自在に挿入されて外管7に圧接する弾性スト
ッパー2を設ける。ストッパー2の移動に伴い一部が窓
孔9aから出没自在に露出する段付き部3を形成する。
窓孔9aから外管7外に突出するストッパー操作部4を
設ける。内管8の他端部17に、外管7内に挿入された
状態で膨出溝9に対応される環状の凹陥溝10を形成す
る。段付き部3全体が窓孔9aから露出した状態でスト
ッパー2は膨出溝9内に格納される。段付き部3の一部
が外管7内に没した状態では、ストッパー2の一部が凹
陥溝10内に突出する。
ができると共に、部品点数の削減と組立作業性の向上を
図った配管の抜け止め装置を提供する。 【構成】 外管7の一端部16に環状の膨出溝9を形成
する。膨出溝9に窓孔9aを形成する。膨出溝9内に円
周方向移動自在に挿入されて外管7に圧接する弾性スト
ッパー2を設ける。ストッパー2の移動に伴い一部が窓
孔9aから出没自在に露出する段付き部3を形成する。
窓孔9aから外管7外に突出するストッパー操作部4を
設ける。内管8の他端部17に、外管7内に挿入された
状態で膨出溝9に対応される環状の凹陥溝10を形成す
る。段付き部3全体が窓孔9aから露出した状態でスト
ッパー2は膨出溝9内に格納される。段付き部3の一部
が外管7内に没した状態では、ストッパー2の一部が凹
陥溝10内に突出する。
Description
【0001】
本考案は、給湯器やFF式ストーブ等の暖房機の吸気或いは排気に使用される 配管の抜け止め装置に関するものである。
【0002】
従来この種給湯器やFF式ストーブ等の暖房機においては、屋外から吸気し、 或いは燃焼ガスを排気するためにステンレス薄板を円筒形に丸めて構成された配 管が用いられている。また、前記給湯器等の設置場所と戸外との距離や方向は現 場により異なるため、長さや形状の異なる配管を多数用意して置き、それらの一 方を外管、他方を内管として外管内に内管を挿入連結することにより対処してい る。
【0003】 これら配管を連結する場合、風や振動で外管から内管が抜けてしまうと、室内 に排気ガスが漏れたり火災が発生する危険性がある。そのため、従来では内管と 外管の連結部分にそれぞれ溝を設けて置き、馬蹄形のリング(保持具)をこれら 両溝に嵌合して内管が外管から抜けるのを防止していたが、リングの取付作業が 極めて煩雑なものとなっていた。
【0004】 そこで、出願人が先に出願した実開昭63−190729号公報では、外管の 一端部に環状溝を設けると共に、内管の他端部外周には弾性爪片を設けて置き、 内外両管を伸長したときに、弾性爪片の自由端部が外管の環状溝に突入すること により、内外両管の抜け止めが行われるように構成していた。係る構成によれば 前述の如き馬蹄形のリングを嵌合する必要がなくなる。
【0005】
しかしながら、前記公報の如き構成では弾性爪片を内管にネジ止め等により固 定して置かなければならないため、組立作業が煩雑となる問題がある。また、配 管内のメンテナンス等のために内外両管を伸長する方向に内管を引き抜こうとし ても不可能であると共に、伸長したときに弾性爪片に外管から加わる作用力は、 弾性爪片を内管外周から引き剥がす方向に加わるため、勢い良く伸長させると弾 性爪片が外管から外れてしまう危険性もあった。
【0006】 本考案は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、抜け 止め及びその解除操作を容易に行うことができると共に、部品点数の削減と組立 作業性の向上を図った配管の抜け止め装置を提供することを目的とする。
【0007】
即ち、本考案の配管の抜け止め装置は、外管7と、この外管7内に挿入される 内管8と、外管7の一端部16において突出形成された環状の膨出溝9と、この 膨出溝9に形成された窓孔9aと、膨出溝9内に円周方向移動自在に挿入されて 外管7に圧接する弾性を有したストッパー2と、このストッパー2に形成され、 ストッパー2の移動に伴い少なくともその一部が窓孔9aから出没自在に露出す る段付き部3と、窓孔9aから外管7外に突出するストッパー操作部4と、内管 8の他端部17に形成され、外管7内に挿入された状態で膨出溝9に対応される 環状の凹陥溝10とから成り、段付き部3全体が窓孔9aから露出した状態でス トッパー2は膨出溝9内に格納されると共に、段付き部3の少なくとも一部が外 管7内に没した状態では、ストッパー2の少なくとも一部が凹陥溝10内に突出 するものである。
【0008】
本考案の配管の抜け止め装置によれば、外管7の膨出溝9の窓孔9aから段付 き部3全体が露出した状態では、ストッパー2は外管7の膨出溝9内に格納され る。従って、この状態では内管8は外管7の一端部16より外管7内に挿入可能 となる。内管8を外管7に接続する場合には、内管8を外管7の一端部16より 挿入した後、その凹陥溝10を外管7の膨出溝9に対応させた状態で、ストッパ ー操作部4によりストッパー2を円周方向に移動させ、段付き部3を外管7内に 押し込めば、段付き部3の少なくとも一部が外管7内に没してストッパー2の少 なくとも一部が内管8の凹陥溝10内に突出する。この状態で内管8を引き抜く 方向の力が加わると、ストッパー2が凹陥溝10の側壁に当接するので、内管8 を外管7から引き抜くことはできなくなる。そして、内管8を外管7から引き抜 く場合には、ストッパー操作部4によりストッパー2を上記と逆方向に移動させ れば、ストッパー2の段付き部3が窓孔9aから露出して膨出溝9内に格納され るので、内管8は外管7から引き抜き可能となる。
【0009】 このストッパー2は、その弾性を利用して外管7の膨出溝9内に挿入するのみ で外管7に取り付けられるので、溶接やネジ止めは不要であり、組立作業は著し く簡単なものとなると共に、内外両管8、7以外はストッパー2のみであるので 、部品点数の著しい削減が図られる。
【0010】
次に図面に基づき本考案の実施例を詳述する。図1は本考案を適用した外管7 の平面図、図2はストッパー2の斜視図、図3は外管7の一端部16と内管8の 他端部17の平面図、図4は図3のA−A線断面図である。尚、図1では配管の 実施例としての外管7のみについて説明するが、ここでは外管7と内管8は同一 のものとし、以後内管8の説明を省略する。
【0011】 外管7はステンレス薄鋼板を円筒形に丸めて継ぎ目を溶接することにより構成 した配管であり、例えば屋内に設置された給湯器からの燃焼ガスを屋外に排気す るために用いられる。この外管7の一端部16の直径は所定寸法で拡開され、当 該一端部16には節状に膨れ出た環状の膨出溝9及び11が所定間隔で並設され ており、断面半円形状の内方の膨出溝11内にはOリング12が内側から嵌合さ れ、必要に応じて接着固定されている。また、外管7の他端部17には、所定寸 法内方に位置して断面矩形状の環状の凹陥溝10が形成されている。
【0012】 そして、外方の膨出溝9は断面矩形状を呈しており、その外周面の一部には長 方形状の窓孔9aが穿設されている。そして、この膨出溝9内には、内側から図 2に示す如きストッパー2が挿入される。ストッパー2は、弾性を有したステン レス等の幅狭の薄鋼板を屈曲することにより全体としては半円弧状に湾曲して形 成されており、中央部には外側に台形状に張り出した段付き部3と、この段付き 部3の中央において外側に突出する操作部4と、段付き部3の両側の湾曲部5、 5とが形成されている。
【0013】 係るストッパー2は外管7の一端部より外管7内に挿入され、膨出溝9内に円 周方向に移動自在に挿入される。そして、ストッパー2の段付き部3全体は膨出 溝9の窓孔9aより外方に出て露出すると共に、操作部4は段差部3の中央より 外方に突出する。また、湾曲部5はその弾性により膨出溝9の内面に圧接してお り、湾曲部5、5の先端6、6は外管7の直径上より少許反対側まで到達し、そ の状態でストッパー2は膨出溝9内に格納される。
【0014】 次に、以上の如き構成の外管7と内管8(外管7と同一部分を同一符号で示す )を連結する操作を説明する。図4の如く段付き部3の全体が窓孔9aより露出 して外に出ている状態では、上述の如くストッパー2は膨出溝9内に格納されて いるので、内管8の他端部17は外管7の一端部16より外管7内に挿入可能で ある。そして、内管8の他端部17を図3中矢印で示す如く外管7の一端部16 内に挿入し、その凹陥溝10を外管7の膨出溝9内側に対応させる。また、この 状態で外管7のOリング12は内管8の他端部17外周に密接し、内外両管7、 8間をシールする。
【0015】 その状態で、操作部4を図4中L(左)或いはR(右、尚、実施例ではL方向 に押す。)方向に押してストッパー2を外管7の外周左方向に移動させると、膨 出溝9の窓孔9aより露出していた段付き部3の左側の部分が図5の如く外管7 内に没して膨出溝9内方に入り込み、操作部4は窓孔9aの左縁に当接する。
【0016】 このようにストッパー2の段付き部3の左側の部分が膨出溝9内方に没すると 、ストッパー2全体が外管7内方に押し込まれてストッパー2の湾曲部5、5が 縮径されるかたちとなるので、湾曲部5、5の段付き部3近傍の部分は、膨出溝 9に対応している内管8の凹陥溝10内に突出する。このとき、ストッパー2の 操作部4は依然窓孔9aより外方に突出しており、湾曲部5、5の先端6、6も 膨出溝9内面に圧接した状態を維持するので、ストッパー2は依然外管7の長手 方向に移動不可能である。従って、内管8を外管7の長手方向に移動させる力( 即ち、内管8を外管7から引き抜く力)が加わっても、ストッパー2が凹陥溝1 0の側壁に当接するので、係る内管8の移動は阻止される。これによって、内管 8を外管7より引き抜くことは不可能となり、内外両配管7、8の抜け止めが成 される。尚、ストッパー2をR(右)方向に移動させたときにも同様である。
【0017】 次に、内管8を外管7より引き抜く際には、ストッパー2の操作部4を図5の 状態からR(右)方向に押して段付き部3全体を窓孔9aから露出させれば、前 述の如くストッパー2は外管9の膨出溝9a内に格納された状態に復帰する。従 って、内管8は外管7より容易に引き抜くことが可能となる。
【0018】 尚、実施例では内管7と外管8を同一形状のもとしたが、それに限らず、一端 部に膨出溝9とストッパー2を有した任意形状の外管と、他端部に凹陥溝10を 有した同じく任意形状の内管とを構成して相互に連結しても差し支えない。また 、実施例では外管7(内管8)の一端部に膨出溝9を設けてストッパー2を挿入 したが、それに限らず、両端部に係る抜け止め装置を構成し、両方より内管8を 連結可能としても良い。
【0019】
以上詳述した如く本考案によれば、外管の膨出溝の窓孔から段付き部全体が露 出した状態ではストッパーが外管の膨出溝内に格納されるので、内管は外管の一 端部より外管内に挿脱可能となる。そして、内管を外管の一端部より挿入した後 、その凹陥溝を外管の膨出溝に対応させた状態で、ストッパー操作部によりスト ッパーを円周方向に移動させ、段付き部を外管内に押し込めば、段付き部の少な くとも一部が外管内に没してストッパーの少なくとも一部が内管の凹陥溝内に突 出し、内管を外管から引き抜くことができなくなるので、係る簡単な操作により 内外両管の抜け止め及びその解除操作を行うことができるようになる。
【0020】 このときストッパーは、その弾性を利用して外管の膨出溝内に挿入するのみで 外管に取り付けられるので、溶接やネジ止めは不要であり、組立作業は著しく簡 単なものとなると共に、内外両管以外はストッパーのみであるので、部品点数の 著しい削減が図られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した外管の平面図である。
【図2】ストッパーの斜視図である。
【図3】外管の一端部と内管の他端部の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】ストッパーの動作を説明する図である。
2 ストッパー 3 段付き部 4 操作部 5 湾曲部 7 外管 8 内管 9 膨出溝 9a 窓孔 10 凹陥溝 16 一端部 17 他端部
Claims (1)
- 【請求項1】 外管と、該外管内に挿入される内管と、
前記外管の一端部において突出形成された環状の膨出溝
と、該膨出溝に形成された窓孔と、前記膨出溝内に円周
方向移動自在に挿入されて外管に圧接する弾性を有した
ストッパーと、該ストッパーに形成され、ストッパーの
移動に伴い少なくともその一部が前記窓孔から出没自在
に露出する段付き部と、前記窓孔から外管外に突出する
ストッパー操作部と、前記内管の他端部に形成され、外
管内に挿入された状態で前記膨出溝に対応される環状の
凹陥溝とから成り、前記段付き部全体が前記窓孔から露
出した状態で前記ストッパーは前記膨出溝内に格納され
ると共に、前記段付き部の少なくとも一部が前記外管内
に没した状態では、前記ストッパーの少なくとも一部が
前記凹陥溝内に突出することを特徴とする配管の抜け止
め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3749293U JPH0732346U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 配管の抜け止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3749293U JPH0732346U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 配管の抜け止め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732346U true JPH0732346U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=12499027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3749293U Pending JPH0732346U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 配管の抜け止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732346U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10185038A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Toosetsu Kk | 給排気管の抜け止め装置 |
WO2014010235A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | 株式会社ニフコ | コネクタ |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP3749293U patent/JPH0732346U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10185038A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Toosetsu Kk | 給排気管の抜け止め装置 |
WO2014010235A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | 株式会社ニフコ | コネクタ |
JP2014015969A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Nifco Inc | コネクタ |
US10156308B2 (en) | 2012-07-09 | 2018-12-18 | Nifco Inc. | Connector |
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